JPH11294985A - 熱交換器用フィン及びその製造方法 - Google Patents
熱交換器用フィン及びその製造方法Info
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- JPH11294985A JPH11294985A JP10095992A JP9599298A JPH11294985A JP H11294985 A JPH11294985 A JP H11294985A JP 10095992 A JP10095992 A JP 10095992A JP 9599298 A JP9599298 A JP 9599298A JP H11294985 A JPH11294985 A JP H11294985A
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- flare
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- B21D53/02—Making other particular articles heat exchangers or parts thereof, e.g. radiators, condensers fins, headers
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 延展性に乏しい薄く且つ硬い金属製プレート
を用いても、カラー付き透孔の筒状体の先端部に形成さ
れたフレアにクラックが発生し難い熱交換器用フィンを
提供する。 【解決手段】 熱交換用チューブが挿入される挿入孔1
6の周囲を囲むように、先端部にフレア18が形成され
た所定高さのカラー20が金属製プレート12に立設さ
れて成る熱交換器用フィン10において、該カラー20
の先端部から外方に向かって張り出されて形成された張
出部が、カラー20の外周に沿って等間隔に形成されて
成る、外形形状が略正四角形のフレア18であって、フ
レア18を形成する張出部の各々が金属製プレート12
の面から等しい高さに形成されていることを特徴とす
る。
を用いても、カラー付き透孔の筒状体の先端部に形成さ
れたフレアにクラックが発生し難い熱交換器用フィンを
提供する。 【解決手段】 熱交換用チューブが挿入される挿入孔1
6の周囲を囲むように、先端部にフレア18が形成され
た所定高さのカラー20が金属製プレート12に立設さ
れて成る熱交換器用フィン10において、該カラー20
の先端部から外方に向かって張り出されて形成された張
出部が、カラー20の外周に沿って等間隔に形成されて
成る、外形形状が略正四角形のフレア18であって、フ
レア18を形成する張出部の各々が金属製プレート12
の面から等しい高さに形成されていることを特徴とす
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は熱交換器用フィン及
びその製造方法に関し、更に詳細には熱交換用チューブ
が挿入される挿入孔の周囲を囲むように、先端部にフレ
アが形成された所定高さのカラーが金属製プレートに立
設されて成る熱交換器用フィン及びその製造方法に関す
る。
びその製造方法に関し、更に詳細には熱交換用チューブ
が挿入される挿入孔の周囲を囲むように、先端部にフレ
アが形成された所定高さのカラーが金属製プレートに立
設されて成る熱交換器用フィン及びその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動車用クーラやルームクーラ等の熱交
換器の放熱部に利用されている熱交換器用フィンは、矩
形のアルミニウム等の薄い金属製プレートに複数個の所
定高さのカラー付き挿入孔が点設されている。この熱交
換器用フィンから成る熱交換器は、複数枚の熱交換器用
フィンを、各熱交換器用フィンに形成されたカラー付き
挿入孔が合致するように積層した後、これらのカラー付
き挿入孔に挿通された銅等の熱伝導度の大きい金属から
成る熱交換用チューブを拡管し、熱交換器用フィンと熱
交換器用チューブとを一体化して形成される。かかる熱
交換器用フィンは、例えば図10に示すドロー加工方法
又は図11に示すドローレス加工方法により工業的に製
造されている。図10に示すドロー加工方法では、アル
ミニウム等の薄い金属製プレート100に円錐台状又は
円柱状の浅容器部106を形成する〔(i)の工程〕。
この浅容器部106の金属製プレート100に開口する
開口径は、形成するカラー付き挿入孔の開口径よりも大
径である。次いで、浅容器部106を縮径しつつ高さを
徐々に高くするドローイング加工を施す〔(ii)(ii
i)(iv)の工程〕。ドローイング加工を施して所定高
さとなった容器部109の底面に、穿設加工及びバーリ
ング加工を施して筒状体104を形成し〔(v)の工
程〕、更に筒状体104の先端部を折り曲げてフレア1
05を形成する〔(vi)の工程〕。
換器の放熱部に利用されている熱交換器用フィンは、矩
形のアルミニウム等の薄い金属製プレートに複数個の所
定高さのカラー付き挿入孔が点設されている。この熱交
換器用フィンから成る熱交換器は、複数枚の熱交換器用
フィンを、各熱交換器用フィンに形成されたカラー付き
挿入孔が合致するように積層した後、これらのカラー付
き挿入孔に挿通された銅等の熱伝導度の大きい金属から
成る熱交換用チューブを拡管し、熱交換器用フィンと熱
交換器用チューブとを一体化して形成される。かかる熱
交換器用フィンは、例えば図10に示すドロー加工方法
又は図11に示すドローレス加工方法により工業的に製
造されている。図10に示すドロー加工方法では、アル
ミニウム等の薄い金属製プレート100に円錐台状又は
円柱状の浅容器部106を形成する〔(i)の工程〕。
この浅容器部106の金属製プレート100に開口する
開口径は、形成するカラー付き挿入孔の開口径よりも大
径である。次いで、浅容器部106を縮径しつつ高さを
徐々に高くするドローイング加工を施す〔(ii)(ii
i)(iv)の工程〕。ドローイング加工を施して所定高
さとなった容器部109の底面に、穿設加工及びバーリ
ング加工を施して筒状体104を形成し〔(v)の工
程〕、更に筒状体104の先端部を折り曲げてフレア1
05を形成する〔(vi)の工程〕。
【0003】また、図11に示すドローレス加工方法で
は、金属製プレート100に穿設加工及びバーリング加
工を施し、形成された突出片102により周縁が囲まれ
た穿設孔102を形成した後〔(a)の工程〕、穿設孔
101の開孔径を拡大しつつ突出片102にしごき加工
を施して延展し、所定の高さの筒状体104とする
〔(b)(c)の工程〕。次いで、所定高さの筒状体1
04の先端部を折り曲げてフレア105を形成する
〔(d)の工程〕。図10又は図11に示す加工方法に
よって形成された、フレア105が筒状部104の先端
部外周に形成されたカラー付き挿入孔は、熱交換器用フ
ィンが積層されたとき、他の熱交換器用フィンの金属製
プレートにフレア105が当接し熱交換器用フィン間の
距離を定めるものである。
は、金属製プレート100に穿設加工及びバーリング加
工を施し、形成された突出片102により周縁が囲まれ
た穿設孔102を形成した後〔(a)の工程〕、穿設孔
101の開孔径を拡大しつつ突出片102にしごき加工
を施して延展し、所定の高さの筒状体104とする
〔(b)(c)の工程〕。次いで、所定高さの筒状体1
04の先端部を折り曲げてフレア105を形成する
〔(d)の工程〕。図10又は図11に示す加工方法に
よって形成された、フレア105が筒状部104の先端
部外周に形成されたカラー付き挿入孔は、熱交換器用フ
ィンが積層されたとき、他の熱交換器用フィンの金属製
プレートにフレア105が当接し熱交換器用フィン間の
距離を定めるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図10又図11に示す
加工方法において、通常、ドロー加工を施して形成した
容器部109の底面又は金属製プレート100に、穿設
加工を施して形成した穿設孔は円形である。更に、図1
0又図11に示す加工方法で形成されたカラー付き挿入
孔の筒状体104の先端部に形成されたフレア105
も、筒状体104の先端部の外周全周に亘って略等しい
幅で形成されている。しかし、近年の熱交換器の軽量化
等の要請に伴い、熱交換器用フィンの軽量化のため、更
に薄い金属製プレート100にカラー付き挿入孔を形成
することが求められている。一方、金属製プレート10
0が薄肉化されても、熱交換器用フィンの力学的強度等
を維持すべく、カラー付き挿入孔を形成する金属製プレ
ート100としては、薄く且つ硬い金属製プレートが採
用されつつある。
加工方法において、通常、ドロー加工を施して形成した
容器部109の底面又は金属製プレート100に、穿設
加工を施して形成した穿設孔は円形である。更に、図1
0又図11に示す加工方法で形成されたカラー付き挿入
孔の筒状体104の先端部に形成されたフレア105
も、筒状体104の先端部の外周全周に亘って略等しい
幅で形成されている。しかし、近年の熱交換器の軽量化
等の要請に伴い、熱交換器用フィンの軽量化のため、更
に薄い金属製プレート100にカラー付き挿入孔を形成
することが求められている。一方、金属製プレート10
0が薄肉化されても、熱交換器用フィンの力学的強度等
を維持すべく、カラー付き挿入孔を形成する金属製プレ
ート100としては、薄く且つ硬い金属製プレートが採
用されつつある。
【0005】この様に、薄く且つ硬い金属製プレート
は、厚く且つ軟い金属製プレートに比較して、延展性が
乏しくプレス加工性に劣るものである。特に、筒状体1
04の先端部を折り曲げてフレア105を形成する際に
は、フレア105の外周方向に引張力が作用するが、延
展性に乏しい薄く且つ硬い金属製プレートを用いている
場合には、図12に示す如く、フレア105にクラック
106が発生することがある。フレア105の先端部が
最も延展を受けるためである。そこで、本発明の課題
は、延展性に乏しい薄く且つ硬い金属製プレートを用い
ても、カラー付き挿入孔の筒状体の先端部に形成された
フレアにクラックが発生し難い熱交換器用フィン及びそ
の製造方法を提供することにある。
は、厚く且つ軟い金属製プレートに比較して、延展性が
乏しくプレス加工性に劣るものである。特に、筒状体1
04の先端部を折り曲げてフレア105を形成する際に
は、フレア105の外周方向に引張力が作用するが、延
展性に乏しい薄く且つ硬い金属製プレートを用いている
場合には、図12に示す如く、フレア105にクラック
106が発生することがある。フレア105の先端部が
最も延展を受けるためである。そこで、本発明の課題
は、延展性に乏しい薄く且つ硬い金属製プレートを用い
ても、カラー付き挿入孔の筒状体の先端部に形成された
フレアにクラックが発生し難い熱交換器用フィン及びそ
の製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前記課題を
解決すべく検討を重ねた結果、カラー付き挿入孔のカラ
ーの先端部に形成したフレアとして、カラー先端部の三
箇所から外方に向かって張り出された張出部と、この張
出部よりも幅狭の幅狭部とから成るフレアによれば、筒
状体の先端部を折り曲げてフレアを形成する際に、フレ
アにクラックが発生し難いことを見出し、本発明に到達
した。すなわち、本発明は、熱交換用チューブが挿入さ
れる挿入孔の周囲を囲むように、先端部にフレアが形成
された所定高さのカラーが金属製プレートに立設されて
成る熱交換器用フィンにおいて、該カラーの先端部の少
なくとも三箇所から外方に向かって張り出されて形成さ
れた張出部が、前記カラーの外周に沿って間欠的に形成
されて成るフレアであって、前記フレアを形成する張出
部の各々が、前記金属製プレートの面から等しい高さに
形成されていることを特徴とする熱交換器用フィンにあ
る。
解決すべく検討を重ねた結果、カラー付き挿入孔のカラ
ーの先端部に形成したフレアとして、カラー先端部の三
箇所から外方に向かって張り出された張出部と、この張
出部よりも幅狭の幅狭部とから成るフレアによれば、筒
状体の先端部を折り曲げてフレアを形成する際に、フレ
アにクラックが発生し難いことを見出し、本発明に到達
した。すなわち、本発明は、熱交換用チューブが挿入さ
れる挿入孔の周囲を囲むように、先端部にフレアが形成
された所定高さのカラーが金属製プレートに立設されて
成る熱交換器用フィンにおいて、該カラーの先端部の少
なくとも三箇所から外方に向かって張り出されて形成さ
れた張出部が、前記カラーの外周に沿って間欠的に形成
されて成るフレアであって、前記フレアを形成する張出
部の各々が、前記金属製プレートの面から等しい高さに
形成されていることを特徴とする熱交換器用フィンにあ
る。
【0007】また、本発明は、熱交換用チューブが挿入
される挿入孔の周囲を囲むように、先端部にフレアが形
成された所定高さのカラーが金属製プレートに立設され
て成る熱交換器用フィンを製造する際に、該金属製プレ
ートに穿設した挿入孔の周囲を囲むように、前記挿入孔
の周方向に沿って少なくとも三個の凸部が間欠的に形成
された凹凸状先端の筒状体を形成した後、前記筒状体の
少なくとも三個の凸部を同時に押圧し、前記カラーの先
端部の少なくとも三箇所から外方に向かって張り出され
た張出部が形成されて成るフレアを形成するように、曲
折することを特徴とする熱交換器用フィンの製造方法で
もある。
される挿入孔の周囲を囲むように、先端部にフレアが形
成された所定高さのカラーが金属製プレートに立設され
て成る熱交換器用フィンを製造する際に、該金属製プレ
ートに穿設した挿入孔の周囲を囲むように、前記挿入孔
の周方向に沿って少なくとも三個の凸部が間欠的に形成
された凹凸状先端の筒状体を形成した後、前記筒状体の
少なくとも三個の凸部を同時に押圧し、前記カラーの先
端部の少なくとも三箇所から外方に向かって張り出され
た張出部が形成されて成るフレアを形成するように、曲
折することを特徴とする熱交換器用フィンの製造方法で
もある。
【0008】筒状体の先端を押圧して曲折し、カラーの
先端部の全周に亘って、幅が略一定のフレアを形成する
際に、フレアの外周縁の周方向には、フレアの内周近傍
よりも強い引張力が作用する。更に、フレアの外周縁を
形成する筒状体の先端面には、穿設加工に用いたパンチ
によって切断された切断面と、パンチによって引き千切
られて破断された破断面とが存在し、破断面は粗い粗面
となっており硬化面ともなっている。このため、筒状体
の先端を押圧してフレアを形成する際に、フレアの外周
縁に周方向に強い引張力が作用すると、フレアの外周縁
からクラックが発生し易い。この点、本発明によれば、
カラーの先端部に形成するフレアは張出部がカラーの外
周に沿って間欠的に形成されているものであり、フレア
形成の際に、張出部の一つに作用した引張力は他の張出
部に殆ど影響を与えることがない。このため、筒状体の
先端を押圧してフレアを形成する際に、クラックが発生
する程の引張力がフレアの外周縁の周方向に作用するこ
とを防止でき、フレアの外周縁からクラックが発生する
ことを防止できる。また、カラー付き挿入孔を具備する
熱交換器用フィンを製造する際に、押圧してフレアを形
成する筒状体の金属製プレートまでの高さを所定高さと
することを要するが、従来の熱交換器用フィンでは、筒
状体の先端の全周に亘って金属製プレートまでの高さを
所定高さとしなければならず、筒状体の全体を絞り加工
又はしごき加工で所定高さとすることが必要である。こ
れに対し、本発明のカラー付き挿入孔を具備する熱交換
器用フィンの製造方法では、押圧し曲折してフレアを形
成する筒状体の先端を、凸部が等間隔に形成された凹凸
状先端に形成するため、凸部先端から金属製プレートま
での高さを筒状体の高さとすることができ、筒状体の先
端の全周に亘って金属製プレートまでの高さを所定高さ
とする従来の熱交換器用フィンの製造方法に比較して、
プレス加工を容易とすることができる。
先端部の全周に亘って、幅が略一定のフレアを形成する
際に、フレアの外周縁の周方向には、フレアの内周近傍
よりも強い引張力が作用する。更に、フレアの外周縁を
形成する筒状体の先端面には、穿設加工に用いたパンチ
によって切断された切断面と、パンチによって引き千切
られて破断された破断面とが存在し、破断面は粗い粗面
となっており硬化面ともなっている。このため、筒状体
の先端を押圧してフレアを形成する際に、フレアの外周
縁に周方向に強い引張力が作用すると、フレアの外周縁
からクラックが発生し易い。この点、本発明によれば、
カラーの先端部に形成するフレアは張出部がカラーの外
周に沿って間欠的に形成されているものであり、フレア
形成の際に、張出部の一つに作用した引張力は他の張出
部に殆ど影響を与えることがない。このため、筒状体の
先端を押圧してフレアを形成する際に、クラックが発生
する程の引張力がフレアの外周縁の周方向に作用するこ
とを防止でき、フレアの外周縁からクラックが発生する
ことを防止できる。また、カラー付き挿入孔を具備する
熱交換器用フィンを製造する際に、押圧してフレアを形
成する筒状体の金属製プレートまでの高さを所定高さと
することを要するが、従来の熱交換器用フィンでは、筒
状体の先端の全周に亘って金属製プレートまでの高さを
所定高さとしなければならず、筒状体の全体を絞り加工
又はしごき加工で所定高さとすることが必要である。こ
れに対し、本発明のカラー付き挿入孔を具備する熱交換
器用フィンの製造方法では、押圧し曲折してフレアを形
成する筒状体の先端を、凸部が等間隔に形成された凹凸
状先端に形成するため、凸部先端から金属製プレートま
での高さを筒状体の高さとすることができ、筒状体の先
端の全周に亘って金属製プレートまでの高さを所定高さ
とする従来の熱交換器用フィンの製造方法に比較して、
プレス加工を容易とすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る熱交換器用フ
ィンの一例を示す斜視図である。図1に示す熱交換器用
フィン10は、矩形のアルミ製の金属製プレート12
に、その長軸方向に複数個のカラー付き挿入孔14、1
4・・が設けられている。このカラー付き挿入孔14
は、熱交換用チューブが挿入される挿入孔16の周囲を
囲むように、先端部にフレア18が形成された所定高さ
のカラー20が形成されている。かかるカラー付き挿入
孔14には、その平面図である図2に示す様に、カラー
20の先端部にフレア18が形成されている。このフレ
ア18は、カラー20の先端から外方に向かって四方に
張り出された張出部18aと、張出部18aよりも幅狭
に形成された幅狭部18bとから構成され、且つ張出部
18aは、カラー20の外周に沿って間欠的に形成され
ているものである。かかる張出部18aは、隣接する張
出部18aとの間隔は等間隔である。この様な、図1に
示すフレア18の外周形状は、図2に示す様に、角部が
円曲状(以下、R状と称することがある)に形成された
略正四角形の形状である。尚、フレア18の外周形状
は、角部が角張っている正四角形の形状であってもよ
く、長方形等の四角形の形状であってもよい。
ィンの一例を示す斜視図である。図1に示す熱交換器用
フィン10は、矩形のアルミ製の金属製プレート12
に、その長軸方向に複数個のカラー付き挿入孔14、1
4・・が設けられている。このカラー付き挿入孔14
は、熱交換用チューブが挿入される挿入孔16の周囲を
囲むように、先端部にフレア18が形成された所定高さ
のカラー20が形成されている。かかるカラー付き挿入
孔14には、その平面図である図2に示す様に、カラー
20の先端部にフレア18が形成されている。このフレ
ア18は、カラー20の先端から外方に向かって四方に
張り出された張出部18aと、張出部18aよりも幅狭
に形成された幅狭部18bとから構成され、且つ張出部
18aは、カラー20の外周に沿って間欠的に形成され
ているものである。かかる張出部18aは、隣接する張
出部18aとの間隔は等間隔である。この様な、図1に
示すフレア18の外周形状は、図2に示す様に、角部が
円曲状(以下、R状と称することがある)に形成された
略正四角形の形状である。尚、フレア18の外周形状
は、角部が角張っている正四角形の形状であってもよ
く、長方形等の四角形の形状であってもよい。
【0010】図2に示すカラー付き挿入孔14のA−A
面での断面図を図3に示す。図3に示す様に、カラー1
8を形成する張出部18aには平坦部が形成されてい
る。この張出部18aの平坦部は、複数枚の熱交換器用
フィン10を積層した際に、上方に積層された他の熱交
換器用フィンの裏面(金属製プレート12のカラー付き
挿入孔14が形成されている形成面に対して反対面)に
当接し、他の熱交換器用フィンを支承する部分である。
このため、四個の張出部18aの各平坦部は、金属製プ
レート12の面から等しい高さに形成されていること
が、支承する他の熱交換器用フィンを安定して支承でき
る。一方、幅狭部18bには、平坦部が形成されておら
ず、他の熱交換器用フィンを支承する役割を実質的に有
しない。但し、金属製プレート12の面からの幅狭部1
8bの高さは、その各最高部位が張出部18aの各平坦
部と等しい高さとなるように、形成されていることが好
ましい。幅狭部18bが、張出部18aの平坦部よりも
低い場合、複数枚の熱交換器用フィン18積層したと
き、フィン間において、熱交換器用フィン18の挿入孔
16に挿入した熱交換用チューブの側面が露出する、い
わゆる赤目となり、外観上及び熱効率の観点から好まし
くない傾向となる。また、幅狭部18bも、図3に示す
様に、挿入孔16の内壁よりも外側方向に曲折すること
により、熱交換用チューブをスムーズに挿入することが
でき好ましい。
面での断面図を図3に示す。図3に示す様に、カラー1
8を形成する張出部18aには平坦部が形成されてい
る。この張出部18aの平坦部は、複数枚の熱交換器用
フィン10を積層した際に、上方に積層された他の熱交
換器用フィンの裏面(金属製プレート12のカラー付き
挿入孔14が形成されている形成面に対して反対面)に
当接し、他の熱交換器用フィンを支承する部分である。
このため、四個の張出部18aの各平坦部は、金属製プ
レート12の面から等しい高さに形成されていること
が、支承する他の熱交換器用フィンを安定して支承でき
る。一方、幅狭部18bには、平坦部が形成されておら
ず、他の熱交換器用フィンを支承する役割を実質的に有
しない。但し、金属製プレート12の面からの幅狭部1
8bの高さは、その各最高部位が張出部18aの各平坦
部と等しい高さとなるように、形成されていることが好
ましい。幅狭部18bが、張出部18aの平坦部よりも
低い場合、複数枚の熱交換器用フィン18積層したと
き、フィン間において、熱交換器用フィン18の挿入孔
16に挿入した熱交換用チューブの側面が露出する、い
わゆる赤目となり、外観上及び熱効率の観点から好まし
くない傾向となる。また、幅狭部18bも、図3に示す
様に、挿入孔16の内壁よりも外側方向に曲折すること
により、熱交換用チューブをスムーズに挿入することが
でき好ましい。
【0011】図1〜図3に示すカラー付き挿入孔14が
形成された熱交換フィン10を、図10に示すドロー加
工方法によって製造した例を図4に示す。図4におい
て、図4(a)に示すアルミ製の金属製プレート12の
所定高さの容器部22は、図10に示すドロー加工の
(i)〜(iv)の工程と同様な工程で得ることができ
る。得られた図4(a)の容器部22の底面24に、穿
設加工を施し穿設孔26を形成する〔(b)の工程〕。
この穿設孔26は、図5に示す様に、容器部22の底面
24よりも小面積であり、角部がR状に形成された略正
四角形の形状をしている。次いで、容器部22の底面2
4に穿設された穿設孔26をバーリングするバーリング
加工を施し、先端が凹凸状に形成された筒状体28を形
成する〔(c)の工程〕。この筒状体28の凹凸状先端
には、凸部28aと凹部28bとが交互に形成されてお
り、四個の凸部28a(凹部28b)が筒状体28の周
方向に等間隔で形成されている。かかる凸部28aは、
容器部22の底面24に穿設した図5に示す穿設孔26
において、直線辺26aの略中間部に相当する部分によ
って形成され、凹部28bは、図5の穿設孔26の角部
26bに相当する部分によって形成される。
形成された熱交換フィン10を、図10に示すドロー加
工方法によって製造した例を図4に示す。図4におい
て、図4(a)に示すアルミ製の金属製プレート12の
所定高さの容器部22は、図10に示すドロー加工の
(i)〜(iv)の工程と同様な工程で得ることができ
る。得られた図4(a)の容器部22の底面24に、穿
設加工を施し穿設孔26を形成する〔(b)の工程〕。
この穿設孔26は、図5に示す様に、容器部22の底面
24よりも小面積であり、角部がR状に形成された略正
四角形の形状をしている。次いで、容器部22の底面2
4に穿設された穿設孔26をバーリングするバーリング
加工を施し、先端が凹凸状に形成された筒状体28を形
成する〔(c)の工程〕。この筒状体28の凹凸状先端
には、凸部28aと凹部28bとが交互に形成されてお
り、四個の凸部28a(凹部28b)が筒状体28の周
方向に等間隔で形成されている。かかる凸部28aは、
容器部22の底面24に穿設した図5に示す穿設孔26
において、直線辺26aの略中間部に相当する部分によ
って形成され、凹部28bは、図5の穿設孔26の角部
26bに相当する部分によって形成される。
【0012】その後、筒状体28の凹凸状先端を押圧
し、四個の凸部28aを同時に押圧して平坦化すること
によって、カラー20の先端から外方向に向かって四方
に張り出す張出部18aを形成する〔(d)の工程〕。
この際の押圧によって、凸部28aを押圧して平坦化す
るまで押圧すると共に、凹部28bの先端部の一部も押
圧することによって、図2又は図3に示す様に、張出部
18aよりも幅狭の幅狭部18bを形成できる。形成さ
れた幅狭部18bの金属製プレート12からの高さは、
張出部18aと略等しいことが好ましい。かかる図4に
示す熱交換器用フィンの製造方法において、容器部22
の底面24に略正四角形の穿設孔26を穿設する穿設工
程〔(b)の工程〕と、穿設孔26をバーリングするバ
ーリング工程〔(c)の工程〕とを、別工程として各工
程を逐次的に施してもよい。また、穿設加工とバーリン
グ加工とを一工程、つまり上型と下型とから成る金型に
おいて、上型が下型方向に降下を開始してから下死点に
至るまでの間に行ってもよい。また、容器部22の底面
24に穿設加工を施す工程〔(b)の工程〕では、角部
が存在する正四角形の穿設孔26を穿設してもよく、長
方形等の四角形の穿設孔26を穿設してもよい。
し、四個の凸部28aを同時に押圧して平坦化すること
によって、カラー20の先端から外方向に向かって四方
に張り出す張出部18aを形成する〔(d)の工程〕。
この際の押圧によって、凸部28aを押圧して平坦化す
るまで押圧すると共に、凹部28bの先端部の一部も押
圧することによって、図2又は図3に示す様に、張出部
18aよりも幅狭の幅狭部18bを形成できる。形成さ
れた幅狭部18bの金属製プレート12からの高さは、
張出部18aと略等しいことが好ましい。かかる図4に
示す熱交換器用フィンの製造方法において、容器部22
の底面24に略正四角形の穿設孔26を穿設する穿設工
程〔(b)の工程〕と、穿設孔26をバーリングするバ
ーリング工程〔(c)の工程〕とを、別工程として各工
程を逐次的に施してもよい。また、穿設加工とバーリン
グ加工とを一工程、つまり上型と下型とから成る金型に
おいて、上型が下型方向に降下を開始してから下死点に
至るまでの間に行ってもよい。また、容器部22の底面
24に穿設加工を施す工程〔(b)の工程〕では、角部
が存在する正四角形の穿設孔26を穿設してもよく、長
方形等の四角形の穿設孔26を穿設してもよい。
【0013】次に、図1〜図3に示すカラー付き挿入孔
14が形成された熱交換器用フィン10を、図10に示
すドローレス加工方法によって製造した例を図6に示
す。ドローレス加工方法では、金属製プレート12に穿
設加工を施し、穿設孔30を形成する〔(a)の工
程〕。この穿設孔30は、図7に示す様に、角部がR状
に形成された略正四角形の形状である。次いで、穿設孔
30をバーリングするバーリング加工を施し、形成され
た突出片32により周縁が囲まれたバーリング孔34を
形成した後〔(b)の工程〕、バーリング孔34の開孔
径を拡大しつつ突出片32にしごき加工を施して延展
し、先端が凹凸状に形成された所定の高さの筒状体36
を形成する〔(c)の工程〕。この筒状体36の凹凸状
先端には、凸部36aと凹部36bとが交互に形成され
ており、四個の凸部36a(凹部36b)が筒状体36
の周方向に等間隔で形成されている。かかる凸部28a
は、金属製プレート12に穿設した図7に示す略正四角
形の穿設孔30において、直線辺30aの略中間部に相
当する部分によって形成され、凹部30bは、図7の穿
設孔30の角部30bに相当する部分によって形成され
る。
14が形成された熱交換器用フィン10を、図10に示
すドローレス加工方法によって製造した例を図6に示
す。ドローレス加工方法では、金属製プレート12に穿
設加工を施し、穿設孔30を形成する〔(a)の工
程〕。この穿設孔30は、図7に示す様に、角部がR状
に形成された略正四角形の形状である。次いで、穿設孔
30をバーリングするバーリング加工を施し、形成され
た突出片32により周縁が囲まれたバーリング孔34を
形成した後〔(b)の工程〕、バーリング孔34の開孔
径を拡大しつつ突出片32にしごき加工を施して延展
し、先端が凹凸状に形成された所定の高さの筒状体36
を形成する〔(c)の工程〕。この筒状体36の凹凸状
先端には、凸部36aと凹部36bとが交互に形成され
ており、四個の凸部36a(凹部36b)が筒状体36
の周方向に等間隔で形成されている。かかる凸部28a
は、金属製プレート12に穿設した図7に示す略正四角
形の穿設孔30において、直線辺30aの略中間部に相
当する部分によって形成され、凹部30bは、図7の穿
設孔30の角部30bに相当する部分によって形成され
る。
【0014】その後、筒状体30の凹凸状先端を押圧
し、四個の凸部36aを同時に押圧して折り曲げて平坦
化することによって、カラー20の先端から外方向に向
かって四方に張り出す張出部18aを形成する〔(d)
の工程〕。この際の押圧によって、凸部36aを押圧し
て平坦化するまで曲折すると共に、凹部36bの先端部
の一部も押圧することによって、図2又は図3に示す様
に、張出部18aよりも幅狭の幅狭部18bを形成でき
る。形成された幅狭部18bの金属製プレート12から
の高さは、張出部18aと略等しい高さであることが好
ましい。また、金属製プレート12に穿設加工を施し、
穿設孔30を形成する工程〔(a)の工程〕では、角部
が存在する正四角形の穿設孔26を穿設してもよく、長
方形等の四角形の穿設孔26を穿設してもよい。尚、図
6に示す熱交換器用フィンの製造方法において、金属製
プレート12に略正四角形の穿設孔30を形成する穿設
工程〔(a)の工程〕と、穿設孔30をバーリングする
バーリング工程〔(b)の工程〕とを、別工程として各
工程を逐次的に施してもよく、穿設加工とバーリング加
工とを一工程(上型と下型とから成る金型において、上
型が下型方向に降下を開始してから下死点に至るまでの
間)で行ってもよい。
し、四個の凸部36aを同時に押圧して折り曲げて平坦
化することによって、カラー20の先端から外方向に向
かって四方に張り出す張出部18aを形成する〔(d)
の工程〕。この際の押圧によって、凸部36aを押圧し
て平坦化するまで曲折すると共に、凹部36bの先端部
の一部も押圧することによって、図2又は図3に示す様
に、張出部18aよりも幅狭の幅狭部18bを形成でき
る。形成された幅狭部18bの金属製プレート12から
の高さは、張出部18aと略等しい高さであることが好
ましい。また、金属製プレート12に穿設加工を施し、
穿設孔30を形成する工程〔(a)の工程〕では、角部
が存在する正四角形の穿設孔26を穿設してもよく、長
方形等の四角形の穿設孔26を穿設してもよい。尚、図
6に示す熱交換器用フィンの製造方法において、金属製
プレート12に略正四角形の穿設孔30を形成する穿設
工程〔(a)の工程〕と、穿設孔30をバーリングする
バーリング工程〔(b)の工程〕とを、別工程として各
工程を逐次的に施してもよく、穿設加工とバーリング加
工とを一工程(上型と下型とから成る金型において、上
型が下型方向に降下を開始してから下死点に至るまでの
間)で行ってもよい。
【0015】ところで、図4に示すドロー加工方法で
は、図5に示す様に、容器部22の底面24に略正四角
形の穿設孔26を穿設することによって、穿設孔26に
外接する円形の穿設孔27(図5において一点鎖線で示
す)よりも高いカラー付き挿入孔14を形成できる。す
なわち、略正四角形の穿設孔26と円形の穿設孔25と
の間の部分aは、穿設孔26をバーリングして得られる
図4(c)に示す筒状体28の凸部28aの高さに寄与
するため、結果的にカラー高さに寄与できるからであ
る。更に、フレア18を形成する筒状体28の凹凸状先
端を押圧し、凸部28aを曲折して張出部18aを形成
するため、筒状体28の凸部28aの先端から金属製プ
レート12までの高さが所定高さであればよく、筒状体
28の凹凸状先端の全周の高さを所定高さとすることは
必要としない。しかも、四個の凸部28aを同時に押圧
し曲折して四個の張出部18aを形成する際に、張出部
18aの各々がカラー20の外周に沿って間欠的に形成
されているため、独立した張出部18aの一つに作用す
る引張力は隣接する張出部18aに殆ど影響を与えるこ
とがない。
は、図5に示す様に、容器部22の底面24に略正四角
形の穿設孔26を穿設することによって、穿設孔26に
外接する円形の穿設孔27(図5において一点鎖線で示
す)よりも高いカラー付き挿入孔14を形成できる。す
なわち、略正四角形の穿設孔26と円形の穿設孔25と
の間の部分aは、穿設孔26をバーリングして得られる
図4(c)に示す筒状体28の凸部28aの高さに寄与
するため、結果的にカラー高さに寄与できるからであ
る。更に、フレア18を形成する筒状体28の凹凸状先
端を押圧し、凸部28aを曲折して張出部18aを形成
するため、筒状体28の凸部28aの先端から金属製プ
レート12までの高さが所定高さであればよく、筒状体
28の凹凸状先端の全周の高さを所定高さとすることは
必要としない。しかも、四個の凸部28aを同時に押圧
し曲折して四個の張出部18aを形成する際に、張出部
18aの各々がカラー20の外周に沿って間欠的に形成
されているため、独立した張出部18aの一つに作用す
る引張力は隣接する張出部18aに殆ど影響を与えるこ
とがない。
【0016】この様に、容器部22の底面24に略正四
角形の穿設孔26を穿設することにより、穿設孔26に
外接する円形の穿設孔27よりも高いカラー付き挿入孔
14を形成できる以上、円形の穿設孔27と同一高さの
カラー付き挿入孔14を形成する場合には、容器部22
の高さを低くできる。このため、金属製プレート12と
して、円形の穿設孔27を形成してカラー付き挿入孔を
形成する金属製プレートよりも薄く且つ硬い金属製プレ
ートを用いることが可能である。事実、厚さ0.1mm
のアルミ製の金属製プレート12に直径10mmの挿入
孔16の周囲に形成し得るフレア付きカラーの高さは、
図10に示す従来のドロー加工方法では2mmが限界で
あったが、図4に示すドロー加工方法では、高さ2.3
mmのフレア18付きのカラー20を形成できた。
角形の穿設孔26を穿設することにより、穿設孔26に
外接する円形の穿設孔27よりも高いカラー付き挿入孔
14を形成できる以上、円形の穿設孔27と同一高さの
カラー付き挿入孔14を形成する場合には、容器部22
の高さを低くできる。このため、金属製プレート12と
して、円形の穿設孔27を形成してカラー付き挿入孔を
形成する金属製プレートよりも薄く且つ硬い金属製プレ
ートを用いることが可能である。事実、厚さ0.1mm
のアルミ製の金属製プレート12に直径10mmの挿入
孔16の周囲に形成し得るフレア付きカラーの高さは、
図10に示す従来のドロー加工方法では2mmが限界で
あったが、図4に示すドロー加工方法では、高さ2.3
mmのフレア18付きのカラー20を形成できた。
【0017】また、図6に示すドレーレス加工方法にお
いても、同様に、図7に示す様に、金属製プレート12
に形成した略正四角形の穿設孔30と、この穿設孔30
に外接する円形の穿設孔31(一点鎖線で示す)との間
に部分aが形成でき、穿設孔30をバーリングして形成
したバーリング孔34の開孔径を拡大しつつ突出片32
にしごき加工を施して延展して得られる図6(c)に示
す筒状体36の高さに寄与し、結果的にカラー高さに寄
与できる。更に、フレア18を形成する筒状体36の凸
部36aが所定高さであればよく、筒状体36の凹凸状
先端の全周の高さを所定高さとする必要がない点、及び
四個の凸部36aを同時に押圧し曲折して四個の張出部
18aを形成する際に、独立した張出部18aの一つに
作用する引張力は隣接する張出部18aに殆ど影響を与
えることがない点は、ドロー加工方法と同様である。従
って、円形の穿設孔31と同一高さのカラー付き挿入孔
14を形成する場合には、筒状体36の高さを低くでき
る。このため、バーリング孔34の開孔径を拡大しつつ
突出片32に施すしごき加工の程度を緩和でき、延展性
の乏しい薄く且つ硬い金属製プレートであっても、所定
高さのカラー付き挿入孔14を形成できる。
いても、同様に、図7に示す様に、金属製プレート12
に形成した略正四角形の穿設孔30と、この穿設孔30
に外接する円形の穿設孔31(一点鎖線で示す)との間
に部分aが形成でき、穿設孔30をバーリングして形成
したバーリング孔34の開孔径を拡大しつつ突出片32
にしごき加工を施して延展して得られる図6(c)に示
す筒状体36の高さに寄与し、結果的にカラー高さに寄
与できる。更に、フレア18を形成する筒状体36の凸
部36aが所定高さであればよく、筒状体36の凹凸状
先端の全周の高さを所定高さとする必要がない点、及び
四個の凸部36aを同時に押圧し曲折して四個の張出部
18aを形成する際に、独立した張出部18aの一つに
作用する引張力は隣接する張出部18aに殆ど影響を与
えることがない点は、ドロー加工方法と同様である。従
って、円形の穿設孔31と同一高さのカラー付き挿入孔
14を形成する場合には、筒状体36の高さを低くでき
る。このため、バーリング孔34の開孔径を拡大しつつ
突出片32に施すしごき加工の程度を緩和でき、延展性
の乏しい薄く且つ硬い金属製プレートであっても、所定
高さのカラー付き挿入孔14を形成できる。
【0018】以上、フレア18の外周形状が略正四角形
のカラー付き挿入孔14を具備する熱交換器用フィンに
ついて説明してきたが、図8に示す様に、フレア18の
外周形状が略正三角形のカラー付き挿入孔41を具備す
る熱交換器用フィンであってもよい。図8に示す熱交換
器用フィンは、矩形のアルミ製の金属製プレート12
に、その長軸方向に複数個のカラー付き挿入孔41、4
1・・が形成され、このカラー付き挿入孔14の各々に
は、熱交換用チューブが挿入される挿入孔16の周囲を
囲むように、先端部に外周形状が略正三角形のフレア4
2が形成された所定高さのカラー20が形成されてい
る。かかるカラー付き挿入孔41には、その平面図であ
る図9に示す様に、カラー20の先端部にフレア42が
形成されている。このフレア42は、カラー20の先端
から外方向に向かって三方に張り出された張出部42a
と、張出部42aよりも幅狭に形成された幅狭部42b
とから構成され、且つ張出部42aは、カラー20の外
周に沿って等間隔に形成されているものである。この様
な、図8に示すフレア42の外周形状は、図9に示す様
に、角部がR状に形成された略正三角形の形状をしてい
る。尚、フレア42の外周形状は、角部が存在する三角
形であってもよく、二等辺三角形等の三角形であっても
よい。
のカラー付き挿入孔14を具備する熱交換器用フィンに
ついて説明してきたが、図8に示す様に、フレア18の
外周形状が略正三角形のカラー付き挿入孔41を具備す
る熱交換器用フィンであってもよい。図8に示す熱交換
器用フィンは、矩形のアルミ製の金属製プレート12
に、その長軸方向に複数個のカラー付き挿入孔41、4
1・・が形成され、このカラー付き挿入孔14の各々に
は、熱交換用チューブが挿入される挿入孔16の周囲を
囲むように、先端部に外周形状が略正三角形のフレア4
2が形成された所定高さのカラー20が形成されてい
る。かかるカラー付き挿入孔41には、その平面図であ
る図9に示す様に、カラー20の先端部にフレア42が
形成されている。このフレア42は、カラー20の先端
から外方向に向かって三方に張り出された張出部42a
と、張出部42aよりも幅狭に形成された幅狭部42b
とから構成され、且つ張出部42aは、カラー20の外
周に沿って等間隔に形成されているものである。この様
な、図8に示すフレア42の外周形状は、図9に示す様
に、角部がR状に形成された略正三角形の形状をしてい
る。尚、フレア42の外周形状は、角部が存在する三角
形であってもよく、二等辺三角形等の三角形であっても
よい。
【0019】この図8又は図9に示すカラー付き挿入孔
41を具備する熱交換器用フィンは、図4又は図6に示
す製造方法によって形成できる。この図4又は図6に示
す製造方法については既に説明してあるため、ここでは
詳細な説明を省略する。但し、穿設加工の工程〔図4
(b)の工程、図6(a)の工程〕において、穿設する
穿設孔26、30の形状を、角部がR状に形成された略
正三角形とすることによって、図8又は図9に示すカラ
ー付き挿入孔41を具備する熱交換器用フィンを得るこ
とができる。ここで、フレア18(42)の外周形状を
楕円形状とした場合、カラー20の先端部から張り出さ
れた張出部18a(42a)は二箇所となるため、複数
枚の熱交換器用フィン10を積層した際に、上方に積層
された他の熱交換器用フィンを安定して支承できない懸
念が発生する。
41を具備する熱交換器用フィンは、図4又は図6に示
す製造方法によって形成できる。この図4又は図6に示
す製造方法については既に説明してあるため、ここでは
詳細な説明を省略する。但し、穿設加工の工程〔図4
(b)の工程、図6(a)の工程〕において、穿設する
穿設孔26、30の形状を、角部がR状に形成された略
正三角形とすることによって、図8又は図9に示すカラ
ー付き挿入孔41を具備する熱交換器用フィンを得るこ
とができる。ここで、フレア18(42)の外周形状を
楕円形状とした場合、カラー20の先端部から張り出さ
れた張出部18a(42a)は二箇所となるため、複数
枚の熱交換器用フィン10を積層した際に、上方に積層
された他の熱交換器用フィンを安定して支承できない懸
念が発生する。
【0020】また、図1及び図8においては、カラー付
き挿入孔14(41)が矩形の金属製プレート12の長
軸方向に一列に形成されているが、カラー付き挿入孔1
4(41)を二列或いは千鳥状に配列してもよい。更
に、カラー20の先端部から張り出された張出部18a
(42a)の先端部を金属製プレート12の方向にカー
ルしたカール状部としてもよい。かかるカール状部は、
張出部18a(42a)の先端部のみに形成されてお
り、幅狭部18b(42b)には形成されていない。こ
のため、プレス加工によって得られた熱交換器用フィン
に付着した加工油がカール部に進入しても、容易に除去
可能である。
き挿入孔14(41)が矩形の金属製プレート12の長
軸方向に一列に形成されているが、カラー付き挿入孔1
4(41)を二列或いは千鳥状に配列してもよい。更
に、カラー20の先端部から張り出された張出部18a
(42a)の先端部を金属製プレート12の方向にカー
ルしたカール状部としてもよい。かかるカール状部は、
張出部18a(42a)の先端部のみに形成されてお
り、幅狭部18b(42b)には形成されていない。こ
のため、プレス加工によって得られた熱交換器用フィン
に付着した加工油がカール部に進入しても、容易に除去
可能である。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、金属製プレートが薄く
且つ硬くなっても所定高さのカラー付き挿入孔を容易に
形成できるため、熱交換器の軽量化の要請に応えること
ができる。
且つ硬くなっても所定高さのカラー付き挿入孔を容易に
形成できるため、熱交換器の軽量化の要請に応えること
ができる。
【図1】本発明に係る熱交換器用フィンの一例を示す斜
視図である。
視図である。
【図2】図1に示す熱交換器用フィンに形成されたカラ
ー付き挿入孔14の平面図である。
ー付き挿入孔14の平面図である。
【図3】図1に示す熱交換器用フィンに形成されたカラ
ー付き挿入孔14のA−A面における断面図である。
ー付き挿入孔14のA−A面における断面図である。
【図4】図1に示す熱交換器用フィンの製造方法の一例
を説明する工程図である。
を説明する工程図である。
【図5】図4(b)の工程で穿設する穿設孔26の形状
を説明する平面図である。
を説明する平面図である。
【図6】図1に示す熱交換器用フィンの製造方法の他の
例を説明する工程図である。
例を説明する工程図である。
【図7】図6(a)の工程で穿設する穿設孔30の形状
を説明する平面図である。
を説明する平面図である。
【図8】本発明に係る熱交換器用フィンの他の例を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図9】図8に示す熱交換器用フィンに形成されたカラ
ー付き挿入孔41の平面図である。
ー付き挿入孔41の平面図である。
【図10】従来の熱交換器用フィンの製造方法の一例を
説明する工程図である。
説明する工程図である。
【図11】従来の熱交換器用フィンの製造方法の他の例
を説明する工程図である。
を説明する工程図である。
【図12】フレアにクラックが発生したカラー付き挿入
孔の斜視図である。
孔の斜視図である。
10 熱交換器用フィン 12 金属製プレート 14、41 カラー付き挿入孔 16 挿入孔 18、42 フレア 18a、42a 張出部 18b、42b 幅狭部 20 カラー 22 容器部 24 容器部22の底面 26、30 穿設孔 28、36 筒状体 28a、36a 凸部 28b、36b 凹部 34 バーリング孔
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年4月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前記課題を
解決すべく検討を重ねた結果、カラー付き挿入孔のカラ
ーの先端部に形成したフレアとして、カラー先端部の三
箇所から外方に向かって張り出された張出部と、この張
出部よりも幅狭の幅狭部とから成るフレアによれば、筒
状体の先端部を折り曲げてフレアを形成する際に、フレ
アにクラックが発生し難いことを見出し、本発明に到達
した。すなわち、本発明は、熱交換用チューブが挿入さ
れる挿入孔の周囲を囲むように、先端部にフレアが形成
された所定高さのカラーが金属製プレートに立設されて
成る熱交換器用フィンにおいて、該カラーの先端部の三
箇所又は四箇所から外方に向かって張り出されて形成さ
れた張出部が、前記カラーの外周に沿って間欠的に形成
されて成る、外周形状が三角形又は四角形のフレアであ
って、前記フレアを形成する張出部の各々が、前記金属
製プレートの面から等しい高さに形成されていることを
特徴とする熱交換器用フィンにある。
解決すべく検討を重ねた結果、カラー付き挿入孔のカラ
ーの先端部に形成したフレアとして、カラー先端部の三
箇所から外方に向かって張り出された張出部と、この張
出部よりも幅狭の幅狭部とから成るフレアによれば、筒
状体の先端部を折り曲げてフレアを形成する際に、フレ
アにクラックが発生し難いことを見出し、本発明に到達
した。すなわち、本発明は、熱交換用チューブが挿入さ
れる挿入孔の周囲を囲むように、先端部にフレアが形成
された所定高さのカラーが金属製プレートに立設されて
成る熱交換器用フィンにおいて、該カラーの先端部の三
箇所又は四箇所から外方に向かって張り出されて形成さ
れた張出部が、前記カラーの外周に沿って間欠的に形成
されて成る、外周形状が三角形又は四角形のフレアであ
って、前記フレアを形成する張出部の各々が、前記金属
製プレートの面から等しい高さに形成されていることを
特徴とする熱交換器用フィンにある。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】また、本発明は、熱交換用チューブが挿入
される挿入孔の周囲を囲むように、先端部にフレアが形
成された所定高さのカラーが金属製プレートに立設され
て成る熱交換器用フィンを製造する際に、該金属製プレ
ートに直接、又は前記金属製プレートに絞り加工を施し
て形成した円柱状又は円錐台状の容器部の底面に、角部
が円曲状に形成された多角形形状の穿設孔を穿設するピ
アス加工と前記穿設孔をバーリングするバーリング加工
とを施した後、前記バーリング加工によって形成した挿
入孔の周囲を囲むように、前記挿入孔の周方向に沿って
少なくとも三個の凸部が間欠的に形成された凹凸状先端
の筒状体を形成し、次いで、前記筒状体の少なくとも三
個の凸部を同時に押圧し、前記カラーの先端部の少なく
とも三箇所から外方に向かって張り出された張出部が形
成されて成るフレアを形成するように、曲折することを
特徴とする熱交換器用フィンの製造方法でもある。
される挿入孔の周囲を囲むように、先端部にフレアが形
成された所定高さのカラーが金属製プレートに立設され
て成る熱交換器用フィンを製造する際に、該金属製プレ
ートに直接、又は前記金属製プレートに絞り加工を施し
て形成した円柱状又は円錐台状の容器部の底面に、角部
が円曲状に形成された多角形形状の穿設孔を穿設するピ
アス加工と前記穿設孔をバーリングするバーリング加工
とを施した後、前記バーリング加工によって形成した挿
入孔の周囲を囲むように、前記挿入孔の周方向に沿って
少なくとも三個の凸部が間欠的に形成された凹凸状先端
の筒状体を形成し、次いで、前記筒状体の少なくとも三
個の凸部を同時に押圧し、前記カラーの先端部の少なく
とも三箇所から外方に向かって張り出された張出部が形
成されて成るフレアを形成するように、曲折することを
特徴とする熱交換器用フィンの製造方法でもある。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る熱交換器用フ
ィンの一例を示す斜視図である。図1に示す熱交換器用
フィン10は、矩形のアルミ製の金属製プレート12
に、その長軸方向に複数個のカラー付き挿入孔14、1
4・・が設けられている。このカラー付き挿入孔14
は、熱交換用チューブが挿入される挿入孔16の周囲を
囲むように、先端部にフレア18が形成された所定高さ
のカラー20が形成されている。かかるカラー付き挿入
孔14には、その平面図である図2に示す様に、カラー
20の先端部にフレア18が形成されている。このフレ
ア18は、カラー20の先端から外方に向かって四方に
張り出された張出部18aと、張出部18aよりも幅狭
に形成された幅狭部18bとから構成され、且つ張出部
18aは、カラー20の外周に沿って間欠的に形成され
ているものである。かかる張出部18aは、隣接する張
出部18aとの間隔は等間隔である。この様な、図1に
示すフレア18の外周形状は、図2に示す様に、角部が
円曲状(以下、R状と称することがある)に形成された
略正四角形の形状である。尚、フレア18の外周形状
は、長方形等の四角形の形状であってもよい。
ィンの一例を示す斜視図である。図1に示す熱交換器用
フィン10は、矩形のアルミ製の金属製プレート12
に、その長軸方向に複数個のカラー付き挿入孔14、1
4・・が設けられている。このカラー付き挿入孔14
は、熱交換用チューブが挿入される挿入孔16の周囲を
囲むように、先端部にフレア18が形成された所定高さ
のカラー20が形成されている。かかるカラー付き挿入
孔14には、その平面図である図2に示す様に、カラー
20の先端部にフレア18が形成されている。このフレ
ア18は、カラー20の先端から外方に向かって四方に
張り出された張出部18aと、張出部18aよりも幅狭
に形成された幅狭部18bとから構成され、且つ張出部
18aは、カラー20の外周に沿って間欠的に形成され
ているものである。かかる張出部18aは、隣接する張
出部18aとの間隔は等間隔である。この様な、図1に
示すフレア18の外周形状は、図2に示す様に、角部が
円曲状(以下、R状と称することがある)に形成された
略正四角形の形状である。尚、フレア18の外周形状
は、長方形等の四角形の形状であってもよい。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】その後、筒状体28の凹凸状先端を押圧
し、四個の凸部28aを同時に押圧して平坦化すること
によって、カラー20の先端から外方向に向かって四方
に張り出す張出部18aを形成する〔(d)の工程〕。
この際の押圧によって、凸部28aを押圧して平坦化す
るまで押圧すると共に、凹部28bの先端部の一部も押
圧することによって、図2又は図3に示す様に、張出部
18aよりも幅狭の幅狭部18bを形成できる。形成さ
れた幅狭部18bの金属製プレート12からの高さは、
張出部18aと略等しいことが好ましい。かかる図4に
示す熱交換器用フィンの製造方法において、容器部22
の底面24に略正四角形の穿設孔26を穿設する穿設工
程〔(b)の工程〕と、穿設孔26をバーリングするバ
ーリング工程〔(c)の工程〕とを、別工程として各工
程を逐次的に施してもよい。また、穿設加工とバーリン
グ加工とを一工程、つまり上型と下型とから成る金型に
おいて、上型が下型方向に降下を開始してから下死点に
至るまでの間に行ってもよい。また、容器部22の底面
24に穿設加工を施す工程〔(b)の工程〕では、長方
形等の四角形の穿設孔26を穿設してもよい。
し、四個の凸部28aを同時に押圧して平坦化すること
によって、カラー20の先端から外方向に向かって四方
に張り出す張出部18aを形成する〔(d)の工程〕。
この際の押圧によって、凸部28aを押圧して平坦化す
るまで押圧すると共に、凹部28bの先端部の一部も押
圧することによって、図2又は図3に示す様に、張出部
18aよりも幅狭の幅狭部18bを形成できる。形成さ
れた幅狭部18bの金属製プレート12からの高さは、
張出部18aと略等しいことが好ましい。かかる図4に
示す熱交換器用フィンの製造方法において、容器部22
の底面24に略正四角形の穿設孔26を穿設する穿設工
程〔(b)の工程〕と、穿設孔26をバーリングするバ
ーリング工程〔(c)の工程〕とを、別工程として各工
程を逐次的に施してもよい。また、穿設加工とバーリン
グ加工とを一工程、つまり上型と下型とから成る金型に
おいて、上型が下型方向に降下を開始してから下死点に
至るまでの間に行ってもよい。また、容器部22の底面
24に穿設加工を施す工程〔(b)の工程〕では、長方
形等の四角形の穿設孔26を穿設してもよい。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】その後、筒状体30の凹凸状先端を押圧
し、四個の凸部36aを同時に押圧して折り曲げて平坦
化することによって、カラー20の先端から外方向に向
かって四方に張り出す張出部18aを形成する〔(d)
の工程〕。この際の押圧によって、凸部36aを押圧し
て平坦化するまで曲折すると共に、凹部36bの先端部
の一部も押圧することによって、図2又は図3に示す様
に、張出部18aよりも幅狭の幅狭部18bを形成でき
る。形成された幅狭部18bの金属製プレート12から
の高さは、張出部18aと略等しい高さであることが好
ましい。また、金属製プレート12に穿設加工を施し、
穿設孔30を形成する工程〔(a)の工程〕では、長方
形等の四角形の穿設孔26を穿設してもよい。尚、図6
に示す熱交換器用フィンの製造方法において、金属製プ
レート12に略正四角形の穿設孔30を形成する穿設工
程〔(a)の工程〕と、穿設孔30をバーリングするバ
ーリング工程〔(b)の工程〕とを、別工程として各工
程を逐次的に施してもよく、穿設加工とバーリング加工
とを一工程(上型と下型とから成る金型において、上型
が下型方向に降下を開始してから下死点に至るまでの
間)で行ってもよい。
し、四個の凸部36aを同時に押圧して折り曲げて平坦
化することによって、カラー20の先端から外方向に向
かって四方に張り出す張出部18aを形成する〔(d)
の工程〕。この際の押圧によって、凸部36aを押圧し
て平坦化するまで曲折すると共に、凹部36bの先端部
の一部も押圧することによって、図2又は図3に示す様
に、張出部18aよりも幅狭の幅狭部18bを形成でき
る。形成された幅狭部18bの金属製プレート12から
の高さは、張出部18aと略等しい高さであることが好
ましい。また、金属製プレート12に穿設加工を施し、
穿設孔30を形成する工程〔(a)の工程〕では、長方
形等の四角形の穿設孔26を穿設してもよい。尚、図6
に示す熱交換器用フィンの製造方法において、金属製プ
レート12に略正四角形の穿設孔30を形成する穿設工
程〔(a)の工程〕と、穿設孔30をバーリングするバ
ーリング工程〔(b)の工程〕とを、別工程として各工
程を逐次的に施してもよく、穿設加工とバーリング加工
とを一工程(上型と下型とから成る金型において、上型
が下型方向に降下を開始してから下死点に至るまでの
間)で行ってもよい。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】以上、フレア18の外周形状が略正四角形
のカラー付き挿入孔14を具備する熱交換器用フィンに
ついて説明してきたが、図8に示す様に、フレア18の
外周形状が略正三角形のカラー付き挿入孔41を具備す
る熱交換器用フィンであってもよい。図8に示す熱交換
器用フィンは、矩形のアルミ製の金属製プレート12
に、その長軸方向に複数個のカラー付き挿入孔41、4
1・・が形成され、このカラー付き挿入孔14の各々に
は、熱交換用チューブが挿入される挿入孔16の周囲を
囲むように、先端部に外周形状が略正三角形のフレア4
2が形成された所定高さのカラー20が形成されてい
る。かかるカラー付き挿入孔41には、その平面図であ
る図9に示す様に、カラー20の先端部にフレア42が
形成されている。このフレア42は、カラー20の先端
から外方向に向かって三方に張り出された張出部42a
と、張出部42aよりも幅狭に形成された幅狭部42b
とから構成され、且つ張出部42aは、カラー20の外
周に沿って等間隔に形成されているものである。この様
な、図8に示すフレア42の外周形状は、図9に示す様
に、角部がR状に形成された略正三角形の形状をしてい
る。尚、フレア42の外周形状は、二等辺三角形等の三
角形であってもよい。 ─────────────────────────────────────────────────────
のカラー付き挿入孔14を具備する熱交換器用フィンに
ついて説明してきたが、図8に示す様に、フレア18の
外周形状が略正三角形のカラー付き挿入孔41を具備す
る熱交換器用フィンであってもよい。図8に示す熱交換
器用フィンは、矩形のアルミ製の金属製プレート12
に、その長軸方向に複数個のカラー付き挿入孔41、4
1・・が形成され、このカラー付き挿入孔14の各々に
は、熱交換用チューブが挿入される挿入孔16の周囲を
囲むように、先端部に外周形状が略正三角形のフレア4
2が形成された所定高さのカラー20が形成されてい
る。かかるカラー付き挿入孔41には、その平面図であ
る図9に示す様に、カラー20の先端部にフレア42が
形成されている。このフレア42は、カラー20の先端
から外方向に向かって三方に張り出された張出部42a
と、張出部42aよりも幅狭に形成された幅狭部42b
とから構成され、且つ張出部42aは、カラー20の外
周に沿って等間隔に形成されているものである。この様
な、図8に示すフレア42の外周形状は、図9に示す様
に、角部がR状に形成された略正三角形の形状をしてい
る。尚、フレア42の外周形状は、二等辺三角形等の三
角形であってもよい。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年8月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】また、本発明は、熱交換用チューブが挿入
される挿入孔の周囲を囲むように、先端部にフレアが形
成された所定高さのカラーが金属製プレートに立設され
て成る熱交換器用フィンを製造する際に、該金属製プレ
ートに絞り加工を施して形成した円柱状又は円錐台状の
容器部の底面に、角部が円曲状に形成された略正三角形
又は略正四角形の穿設孔を穿設するピアス加工と前記穿
設孔をバーリングするバーリング加工とを施した後、前
記バーリング加工によって形成した挿入孔の周囲を囲む
ように、前記挿入孔の周方向に沿って三個又は四個の凸
部が間欠的に形成された凹凸状先端の筒状体を形成し、
次いで、前記筒状体の三個又は四個の凸部を同時に押圧
し、前記カラーの先端部の三箇所又は四箇所から外方に
向かって張り出された張出部が形成されて成るフレアを
形成するように、曲折することを特徴とする熱交換器用
フィンの製造方法にある。更に、本発明は、熱交換用チ
ューブが挿入される挿入孔の周囲を囲むように、先端部
にフレアが形成された所定高さのカラーが金属製プレー
トに立設されて成る熱交換器用フィンを製造する際に、
該金属製プレートにピアス加工とバーリング加工とを施
して形成した、角部が円曲状に形成された略正三角形又
は略正四角形の開口孔を穿設した後、前記開口孔の周縁
を囲む突出片にしごき加工を施すことによって、前記金
属製プレートに穿設した挿入孔の周囲を囲むように、前
記挿入孔の周方向に沿って三個又は四個の凸部が等間隔
に形成された凹凸状先端の筒状体を形成し、次いで、前
記筒状体の三個又は四個の凸部を同時に押圧し、前記カ
ラーの先端部の三箇所又は四箇所から外方に向かって張
り出された張出部が形成されて成るフレアを形成するよ
うに、曲折することを特徴とする熱交換器用フィンの製
造方法でもある。
される挿入孔の周囲を囲むように、先端部にフレアが形
成された所定高さのカラーが金属製プレートに立設され
て成る熱交換器用フィンを製造する際に、該金属製プレ
ートに絞り加工を施して形成した円柱状又は円錐台状の
容器部の底面に、角部が円曲状に形成された略正三角形
又は略正四角形の穿設孔を穿設するピアス加工と前記穿
設孔をバーリングするバーリング加工とを施した後、前
記バーリング加工によって形成した挿入孔の周囲を囲む
ように、前記挿入孔の周方向に沿って三個又は四個の凸
部が間欠的に形成された凹凸状先端の筒状体を形成し、
次いで、前記筒状体の三個又は四個の凸部を同時に押圧
し、前記カラーの先端部の三箇所又は四箇所から外方に
向かって張り出された張出部が形成されて成るフレアを
形成するように、曲折することを特徴とする熱交換器用
フィンの製造方法にある。更に、本発明は、熱交換用チ
ューブが挿入される挿入孔の周囲を囲むように、先端部
にフレアが形成された所定高さのカラーが金属製プレー
トに立設されて成る熱交換器用フィンを製造する際に、
該金属製プレートにピアス加工とバーリング加工とを施
して形成した、角部が円曲状に形成された略正三角形又
は略正四角形の開口孔を穿設した後、前記開口孔の周縁
を囲む突出片にしごき加工を施すことによって、前記金
属製プレートに穿設した挿入孔の周囲を囲むように、前
記挿入孔の周方向に沿って三個又は四個の凸部が等間隔
に形成された凹凸状先端の筒状体を形成し、次いで、前
記筒状体の三個又は四個の凸部を同時に押圧し、前記カ
ラーの先端部の三箇所又は四箇所から外方に向かって張
り出された張出部が形成されて成るフレアを形成するよ
うに、曲折することを特徴とする熱交換器用フィンの製
造方法でもある。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】その後、筒状体28の凹凸状先端を押圧
し、四個の凸部28aを同時に押圧して平坦化すること
によって、カラー20の先端から外方向に向かって四方
に張り出す張出部18aを形成する〔(d)の工程〕。
この際の押圧によって、凸部28aを押圧して平坦化す
るまで押圧すると共に、凹部28bの先端部の一部も押
圧することによって、図2又は図3に示す様に、張出部
18aよりも幅狭の幅狭部18bを形成できる。形成さ
れた幅狭部18bの金属製プレート12からの高さは、
張出部18aと略等しいことが好ましい。かかる図4に
示す熱交換器用フィンの製造方法において、容器部22
の底面24に略正四角形の穿設孔26を穿設する穿設工
程〔(b)の工程〕と、穿設孔26をバーリングするバ
ーリング工程〔(c)の工程〕とを、別工程として各工
程を逐次的に施してもよい。また、穿設加工とバーリン
グ加工とを一工程、つまり上型と下型とから成る金型に
おいて、上型が下型方向に降下を開始してから下死点に
至るまでの間に行ってもよい。
し、四個の凸部28aを同時に押圧して平坦化すること
によって、カラー20の先端から外方向に向かって四方
に張り出す張出部18aを形成する〔(d)の工程〕。
この際の押圧によって、凸部28aを押圧して平坦化す
るまで押圧すると共に、凹部28bの先端部の一部も押
圧することによって、図2又は図3に示す様に、張出部
18aよりも幅狭の幅狭部18bを形成できる。形成さ
れた幅狭部18bの金属製プレート12からの高さは、
張出部18aと略等しいことが好ましい。かかる図4に
示す熱交換器用フィンの製造方法において、容器部22
の底面24に略正四角形の穿設孔26を穿設する穿設工
程〔(b)の工程〕と、穿設孔26をバーリングするバ
ーリング工程〔(c)の工程〕とを、別工程として各工
程を逐次的に施してもよい。また、穿設加工とバーリン
グ加工とを一工程、つまり上型と下型とから成る金型に
おいて、上型が下型方向に降下を開始してから下死点に
至るまでの間に行ってもよい。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】その後、筒状体30の凹凸状先端を押圧
し、四個の凸部36aを同時に押圧して折り曲げて平坦
化することによって、カラー20の先端から外方向に向
かって四方に張り出す張出部18aを形成する〔(d)
の工程〕。この際の押圧によって、凸部36aを押圧し
て平坦化するまで曲折すると共に、凹部36bの先端部
の一部も押圧することによって、図2又は図3に示す様
に、張出部18aよりも幅狭の幅狭部18bを形成でき
る。形成された幅狭部18bの金属製プレート12から
の高さは、張出部18aと略等しい高さであることが好
ましい。尚、図6に示す熱交換器用フィンの製造方法に
おいて、金属製プレート12に略正四角形の穿設孔30
を形成する穿設工程〔(a)の工程〕と、穿設孔30を
バーリングするバーリング工程〔(b)の工程〕とを、
別工程として各工程を逐次的に施してもよく、穿設加工
とバーリング加工とを一工程(上型と下型とから成る金
型において、上型が下型方向に降下を開始してから下死
点に至るまでの間)で行ってもよい。
し、四個の凸部36aを同時に押圧して折り曲げて平坦
化することによって、カラー20の先端から外方向に向
かって四方に張り出す張出部18aを形成する〔(d)
の工程〕。この際の押圧によって、凸部36aを押圧し
て平坦化するまで曲折すると共に、凹部36bの先端部
の一部も押圧することによって、図2又は図3に示す様
に、張出部18aよりも幅狭の幅狭部18bを形成でき
る。形成された幅狭部18bの金属製プレート12から
の高さは、張出部18aと略等しい高さであることが好
ましい。尚、図6に示す熱交換器用フィンの製造方法に
おいて、金属製プレート12に略正四角形の穿設孔30
を形成する穿設工程〔(a)の工程〕と、穿設孔30を
バーリングするバーリング工程〔(b)の工程〕とを、
別工程として各工程を逐次的に施してもよく、穿設加工
とバーリング加工とを一工程(上型と下型とから成る金
型において、上型が下型方向に降下を開始してから下死
点に至るまでの間)で行ってもよい。
Claims (8)
- 【請求項1】 熱交換用チューブが挿入される挿入孔の
周囲を囲むように、先端部にフレアが形成された所定高
さのカラーが金属製プレートに立設されて成る熱交換器
用フィンにおいて、 該カラーの先端部の少なくとも三箇所から外方に向かっ
て張り出されて形成された張出部が、前記カラーの外周
に沿って間欠的に形成されて成るフレアであって、 前記フレアを形成する張出部の各々が、前記金属製プレ
ートの面から等しい高さに形成されていることを特徴と
する熱交換器用フィン。 - 【請求項2】 フレアが、カラーの先端部の少なくとも
三箇所から外方に向かって張り出されて形成された張出
部と、前記張出部よりも幅狭に形成された幅狭部とから
成るフレアである請求項1記載の熱交換器用フィン。 - 【請求項3】 フレアの外周形状が多角形である請求項
1又は請求項2記載の熱交換器用フィン。 - 【請求項4】 フレアの外周形状が三角形又は四角形で
ある請求項1〜3のいずれか一項記載の熱交換器用フィ
ン。 - 【請求項5】 熱交換用チューブが挿入される挿入孔の
周囲を囲むように、先端部にフレアが形成された所定高
さのカラーが金属製プレートに立設されて成る熱交換器
用フィンを製造する際に、 該金属製プレートに穿設した挿入孔の周囲を囲むよう
に、前記挿入孔の周方向に沿って少なくとも三個の凸部
が間欠的に形成された凹凸状先端の筒状体を形成した
後、 前記筒状体の少なくとも三個の凸部を同時に押圧し、前
記カラーの先端部の少なくとも三箇所から外方に向かっ
て張り出された張出部が形成されて成るフレアを形成す
るように、曲折することを特徴とする熱交換器用フィン
の製造方法。 - 【請求項6】 金属製プレートに絞り加工を施して円柱
状又は円錐台状の容器部を形成した後、前記容器部の底
面に多角形形状の穿設孔を穿設するピアス加工と前記穿
設孔をバーリングするバーリング加工とを施し、前記金
属製プレートに穿設した挿入孔の周囲を囲むように、前
記挿入孔の周方向に沿って少なくとも三個の凸部が等間
隔に形成された凹凸状先端の筒状体を形成する請求項5
記載の熱交換器用フィンの製造方法。 - 【請求項7】 金属製プレートに多角形形状の穿設孔を
穿設するピアス加工と前記穿設孔をバーリングするバー
リング加工とを施した後、形成された開口孔の周縁を囲
む突出片にしごき加工を施し、前記金属製プレートに穿
設した挿入孔の周囲を囲むように、前記挿入孔の周方向
に沿って少なくとも三個の凸部が等間隔に形成された凹
凸状先端の筒状体を形成する請求項5記載の熱交換器用
フィンの製造方法。 - 【請求項8】 多角形形状の穿設孔として、三角形又は
四角形形状の穿設孔を穿設する請求項6又は請求項7記
載の熱交換器用フィンの製造方法。
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