JPH11293795A - カーテンウォールの接合部の防水方法およびその接合構造 - Google Patents

カーテンウォールの接合部の防水方法およびその接合構造

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JPH11293795A
JPH11293795A JP9879398A JP9879398A JPH11293795A JP H11293795 A JPH11293795 A JP H11293795A JP 9879398 A JP9879398 A JP 9879398A JP 9879398 A JP9879398 A JP 9879398A JP H11293795 A JPH11293795 A JP H11293795A
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JP
Japan
Prior art keywords
curtain wall
slide fastener
joint
fastener chain
curtain
Prior art date
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Pending
Application number
JP9879398A
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English (en)
Inventor
Kyoichi Higaki
恭一 檜垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toda Corp
Original Assignee
Toda Corp
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Publication date
Application filed by Toda Corp filed Critical Toda Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 狭い空間であっても、簡単に防水シートの形
成ができる方法およびその防水方法を提供することであ
る。 【解決手段】 一方のスライドファスナーチェーン4を
備えた一方のカーテンウォール1を設置するとともに、
他方のスライドファスナーチェーン5を備えた他方のカ
ーテンウォール2を隣接して設置した後、前記一方のス
ライドファスナーチェーン4と他方のスライドファスナ
ーチェーン5を噛み合わせて、前記一方のカーテンウォ
ール1と他方のカーテンウォール2とで形成された接合
間隙部に防水シート3を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカーテンウォールの
接合部の防水方法およびその接合構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】カーテンウォールの接合部における雨仕
舞は一般には、図7に示すように、外部側シール15
(一次シール)と、室内側シール16(二次シール)と
の間に減圧空間17を設けて、外部側シール15の劣化
によって雨水が減圧空間17内に浸入したとしても、室
内側シール16で止水されて室内側まで浸入しないよう
な処理がとられていた。特に、建物の隅角部やエキスパ
ンションジョイントのように部材間の寸法が大きい場合
は、シーリング材で対応できないため、金物やゴムシー
トを用いる方法がとられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の取り付
けは、ゴムシートを固定する2つの部材が取り付けられ
た後、室内側からの作業によってゴムシートを取り付け
るため、図7の(4)に示すように、室内側の作業スペ
ースが十分に確保できないような狭い空間では雨仕舞が
不可能になる。
【0004】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであり、その目的は、狭い空間であっても、簡単
に防水シートの形成できる方法およびその接合構造を提
供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めの手段は、請求項1の発明が、一方のスライドファス
ナーチェーンを備えた一方のカーテンウォールを設置す
るとともに、他方のスライドファスナーチェーンを備え
た他方のカーテンウォールを隣接して設置した後、前記
一方のスライドファスナーチェーンと他方のスライドフ
ァスナーチェーンを噛み合わせて、前記一方のカーテン
ウォールと他方のカーテンウォールとで形成された接合
間隙部に防水シートを形成したことを特徴とする。
【0006】請求項1の発明によれば、予め各カーテン
ウォールに設置してあったスライドファスナーチェーン
同士を、各カーテンウォールの設置後に噛み合わせるこ
とによって、室内側の作業スペースが十分に確保できな
いような狭い空間にカーテンウォール相互の接合部が位
置した場合であっても、前記接合部に防水シートが容易
に形成できる。
【0007】また請求項2の発明が、躯体に隣接状態で
設置したカーテンウォール本体相互の接合間隙部を防水
スライドファスナーでシールしたことを特徴とする。
【0008】請求項2の発明によれば、スライドファス
ナーチェーン同士を噛み合わせることによって、カーテ
ンウォールの接合部にスライドファスナーチェーンによ
る防水シートが形成できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1はカーテンウォールの接合部
の正面図、図2は同斜視図、図3は同断面図であり、前
記図1〜図3に基づいてカーテンウォールの接合構造を
説明した後に、該カーテンウォールを使用した防水方法
を図4〜図6に基づいて説明する。
【0010】カーテンウォールの接合構造は、躯体に設
置された一方のカーテンウォール1と、隣接して設置さ
れた他方のカーテンウォール2との接合部に防水シート
3が設置されて構成されている。
【0011】本発明に使用されるカーテンウォール1、
2は鋼製およびプレキャストコンクリート製であり、前
記の一方のカーテンウォール1の外部側には定形止水
材、例えば環状ガスケット8が設置されているととも
に、室内側には一方のスライドファスナーチェーン4が
設置されている。また他方のカーテンウォール2の外部
側にも環状ガスケット8が設置されるとともに、室内側
にも他方のスライドファスナーチェーン5が設置されて
いる。したがって、前記スライドファスナーチェーン
4、5同士がスライダー6で噛み合わされることにより
防水シート3を形成されて、手前側から作業できるよう
になっている。
【0012】これらのスライドファスナーチェーン4、
5は接着剤で予め接着されているため、カーテンウォー
ル1、2同士を設置する際に、スライドファスナーチェ
ーン4、5の先端部を噛み合わせ、かつスライダー6に
引き紐9を取り付けておくことにより、前記カーテンウ
ォール1、2同士を設置した後に、カーテンウォール
1、2同士の接合部が、図3に示すような、人が入り込
めない狭い空間に位置した場合であっても、前記引き紐
9を引くことによって雨仕舞が簡単に行えるようにな
る。
【0013】このスライドファスナーチェーン4、5
は、防水服などに使用される嵌合式の構成になっている
ため、双方がスライダー6で噛み合わされると、雨水な
どが浸入しない防水ファスナー7となる。
【0014】以上のようなカーテンウォールの接合構造
は、図3のような人の入り込めないカーテンウォール
1、2同士の接合部に形成される。なお、本実施の形態
においてはカーテンウォール1、2同士の接合部は縦方
向のみについて説明したが、これは縦方向に限らず、横
方向の接合部にも適用されるものである。
【0015】以下に、カーテンウォールの接合部の防水
方法について説明する。まず、図4に示すように、室内
側の側縁にスライドファスナーチェーン4、5が、外部
側に環状ガスケット8をそれぞれ備えたカーテンウォー
ル1、2を形成する。
【0016】次に、図5の(1)および(2)に示すよ
うに、躯体に一方のカーテンウォール1を設置し、かつ
他方のカーテンウォール2を設置する際に、他方のカー
テンウォール2のスライドファスナーチェーン5の蝶棒
5aを、一方のカーテンウォール1のスライドファスナ
ーチェーン4のスライダー6と箱体4a内に挿入し、前
記スライダー6を僅かに引いて双方のスライドファスナ
ーチェーン4、5の一部を噛み合わせておく。
【0017】また前記スライダー6には所定の長さの引
き紐9を取り付けて、これを引くことにより双方のスラ
イドファスナーチェーン4、5をいつでも噛み合わせら
れるようにしておく。
【0018】そして、各カーテンウォール1、2を躯体
に設置した後に、カーテンウォール1、2同士の接合部
が、図3に示すような、人が入り込めない狭い空間に位
置した場合であっても、前記引き紐9のみを引っ張って
スライドファスナーチェーン4、5同士を噛み合わせる
ことにより、室内側に防水シート3が形成されてカーテ
ンウォール1、2の接合部がシールされる。
【0019】
【発明の効果】予め各カーテンウォールに設置してあっ
たスライドファスナーチェーン同士を、各カーテンウォ
ールの設置後に噛み合わせることによって、作業スペー
スが十分に確保できないような狭い空間にカーテンウォ
ール相互の接合部が位置した場合であっても、該接合部
に防水シートが容易に形成できる。
【0020】スライドファスナーチェーン同士を噛み合
わせることによって、カーテンウォールの接合部にスラ
イドファスナーチェーンによる防水シートが形成でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】カーテンウォールの接合構造の正面図である。
【図2】カーテンウォールの接合構造の斜視図である。
【図3】カーテンウォールの接合構造の断面図である。
【図4】(1)はスライドチェーンが噛み合わされる前
のカーテンウォールの正面図、(2)は同平面図であ
る。
【図5】(1)〜(3)はカーテンウォールの防水方法
を示す断面図である。
【図6】(1)はスライドチェーンの一部が噛み合わさ
れたカーテンウォール正面図、(2)は同断面図であ
る。
【図7】(1)〜(4)は従来のカーテンウォールの防
水方法を示す断面図である。
【符号の説明】
1 一方のカーテンウォール 2 他方のカーテンウォール 3 防水シート 4 一方のスライドファスナーチェーン 5 他方のスライドファスナーチェーン 6 スライダー 7 防水ファスナー 8 環状ガスケット 9 引き紐

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方のスライドファスナーチェーンを備
    えた一方のカーテンウォールを設置するとともに、他方
    のスライドファスナーチェーンを備えた他方のカーテン
    ウォールを隣接して設置した後、前記一方のスライドフ
    ァスナーチェーンと他方のスライドファスナーチェーン
    を噛み合わせて、前記一方のカーテンウォールと他方の
    カーテンウォールとで形成された接合間隙部に防水シー
    トを形成したことを特徴とするカーテンウォールの接合
    部の防水方法。
  2. 【請求項2】 躯体に隣接状態で設置したカーテンウォ
    ール本体相互の接合間隙部を防水スライドファスナーで
    シールしたことを特徴とするカーテンウォールの接合部
    における接合構造。
JP9879398A 1998-04-10 1998-04-10 カーテンウォールの接合部の防水方法およびその接合構造 Pending JPH11293795A (ja)

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JP9879398A JPH11293795A (ja) 1998-04-10 1998-04-10 カーテンウォールの接合部の防水方法およびその接合構造

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JPH11293795A true JPH11293795A (ja) 1999-10-26

Family

ID=14229254

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JP9879398A Pending JPH11293795A (ja) 1998-04-10 1998-04-10 カーテンウォールの接合部の防水方法およびその接合構造

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JP (1) JPH11293795A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007154445A (ja) * 2005-12-01 2007-06-21 Asahi Rubber Kk 外壁目地用防水部材及び外壁目地の防水構造

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JP2007154445A (ja) * 2005-12-01 2007-06-21 Asahi Rubber Kk 外壁目地用防水部材及び外壁目地の防水構造

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