JPH11293130A - 室温硬化性組成物 - Google Patents
室温硬化性組成物Info
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- JPH11293130A JPH11293130A JP9778198A JP9778198A JPH11293130A JP H11293130 A JPH11293130 A JP H11293130A JP 9778198 A JP9778198 A JP 9778198A JP 9778198 A JP9778198 A JP 9778198A JP H11293130 A JPH11293130 A JP H11293130A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】良好な揺変性および貯蔵安定性を確保しつつ、
粘度、硬度、硬化時間等の諸物性の調整が可能な室温硬
化性組成物の提供。 【解決手段】(A)珪素原子に結合した水酸基または加
水分解性基を有し、シロキサン結合を形成することによ
り架橋し得る珪素含有基を少なくとも1個有する飽和炭
化水素系ポリマー100重量部、(B)脂肪酸、樹脂酸
または脂肪酸エステルで表面処理された炭酸カルシウム
30〜200重量部、(C)珪酸で表面処理された炭酸
カルシウム5〜100重量部を含有することを特徴とす
る室温硬化性組成物により、上記課題を解決する。
粘度、硬度、硬化時間等の諸物性の調整が可能な室温硬
化性組成物の提供。 【解決手段】(A)珪素原子に結合した水酸基または加
水分解性基を有し、シロキサン結合を形成することによ
り架橋し得る珪素含有基を少なくとも1個有する飽和炭
化水素系ポリマー100重量部、(B)脂肪酸、樹脂酸
または脂肪酸エステルで表面処理された炭酸カルシウム
30〜200重量部、(C)珪酸で表面処理された炭酸
カルシウム5〜100重量部を含有することを特徴とす
る室温硬化性組成物により、上記課題を解決する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、揺変性および貯蔵
安定性に優れ、諸物性の調整が可能な室温硬化性組成物
に関する。
安定性に優れ、諸物性の調整が可能な室温硬化性組成物
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建築用シーリング材に揺変性(チ
クソ性、耐スランプ性)を付与するために、脂肪酸や脂
肪酸エステル等で表面処理した炭酸カルシウムや、コロ
イド状シリカ、有機ベントナイト等の無機系充填剤兼揺
変性付与剤が主に用いられており、これらの充填剤に水
添ヒマシ油等のレオロジー添加剤を併用し揺変性を確保
する手法が一般的に用いられている。
クソ性、耐スランプ性)を付与するために、脂肪酸や脂
肪酸エステル等で表面処理した炭酸カルシウムや、コロ
イド状シリカ、有機ベントナイト等の無機系充填剤兼揺
変性付与剤が主に用いられており、これらの充填剤に水
添ヒマシ油等のレオロジー添加剤を併用し揺変性を確保
する手法が一般的に用いられている。
【0003】一方、特開平8−48889号公報、特開
平8−41361号公報、特開平8−41360号公
報、特開平8−41359号公報には、飽和炭化水素系
ポリマーを用いた建築用シーリング材として、珪素原子
に結合した水酸基または加水分解性基を有し、シロキサ
ン結合を形成することにより架橋しうる珪素含有基を少
なくとも1個有する飽和炭化水素系重合体を含有する速
硬化性組成物が開示されている。しかしながら、これら
の飽和炭化珪素系重合体は粘度が高く、組成物として上
記の充填剤を添加しても増粘効果があるものの、揺変性
はあまり向上しないという問題があった。また、脂肪酸
エステル処理を施した炭酸カルシウムを添加したのみで
は、シーリング材の貯蔵後、揺変性が著しく低下すると
いう問題があった。一方、上記飽和炭化水素系重合体の
系内においては硬化速度(硬度発現)が遅く、これを改
良できないという問題もあった。また、脂肪酸処理を施
した炭酸カルシウムを添加した場合、長期貯蔵後に作業
性、施工性が非常に悪化するという貯蔵安定性について
の問題があった。
平8−41361号公報、特開平8−41360号公
報、特開平8−41359号公報には、飽和炭化水素系
ポリマーを用いた建築用シーリング材として、珪素原子
に結合した水酸基または加水分解性基を有し、シロキサ
ン結合を形成することにより架橋しうる珪素含有基を少
なくとも1個有する飽和炭化水素系重合体を含有する速
硬化性組成物が開示されている。しかしながら、これら
の飽和炭化珪素系重合体は粘度が高く、組成物として上
記の充填剤を添加しても増粘効果があるものの、揺変性
はあまり向上しないという問題があった。また、脂肪酸
エステル処理を施した炭酸カルシウムを添加したのみで
は、シーリング材の貯蔵後、揺変性が著しく低下すると
いう問題があった。一方、上記飽和炭化水素系重合体の
系内においては硬化速度(硬度発現)が遅く、これを改
良できないという問題もあった。また、脂肪酸処理を施
した炭酸カルシウムを添加した場合、長期貯蔵後に作業
性、施工性が非常に悪化するという貯蔵安定性について
の問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記実情に
鑑みてなされたものであり、良好な揺変性、および、特
にその貯蔵安定性を確保しつつ、粘度、硬度、硬化性に
優れた室温硬化性組成物を提供することを目的とする。
鑑みてなされたものであり、良好な揺変性、および、特
にその貯蔵安定性を確保しつつ、粘度、硬度、硬化性に
優れた室温硬化性組成物を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、(A)珪素原
子に結合した水酸基または加水分解性基を有し、シロキ
サン結合を形成することにより架橋し得る珪素含有基を
少なくとも1個有する飽和炭化水素系ポリマー100重
量部、(B)脂肪酸、樹脂酸または脂肪酸エステルで表
面処理された炭酸カルシウム30〜200重量部、
(C)珪酸で表面処理された炭酸カルシウム5〜100
重量部を含有することを特徴とする室温硬化性組成物を
提供するものである。
子に結合した水酸基または加水分解性基を有し、シロキ
サン結合を形成することにより架橋し得る珪素含有基を
少なくとも1個有する飽和炭化水素系ポリマー100重
量部、(B)脂肪酸、樹脂酸または脂肪酸エステルで表
面処理された炭酸カルシウム30〜200重量部、
(C)珪酸で表面処理された炭酸カルシウム5〜100
重量部を含有することを特徴とする室温硬化性組成物を
提供するものである。
【0006】また、本発明は、(A)珪素原子に結合し
た水酸基または加水分解性基を有し、シロキサン結合を
形成することにより架橋し得る珪素含有基を少なくとも
1個有する飽和炭化水素系ポリマー100重量部、
(B)脂肪酸、樹脂酸または脂肪酸エステルで表面処理
された炭酸カルシウム30〜200重量部、(D)アマ
イドワックス0.1〜5重量部を含有することを特徴と
する室温硬化性組成物を提供するものである。
た水酸基または加水分解性基を有し、シロキサン結合を
形成することにより架橋し得る珪素含有基を少なくとも
1個有する飽和炭化水素系ポリマー100重量部、
(B)脂肪酸、樹脂酸または脂肪酸エステルで表面処理
された炭酸カルシウム30〜200重量部、(D)アマ
イドワックス0.1〜5重量部を含有することを特徴と
する室温硬化性組成物を提供するものである。
【0007】ここで、飽和炭化水素系ポリマー(A)が
下記式1で示される化合物であるのが好ましい。
下記式1で示される化合物であるのが好ましい。
【化2】
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の室温硬化性組成物
を詳細に説明する。本発明の室温硬化性組成物には、以
下の2つの態様がある。第1の態様は、飽和炭化水素系
ポリマーと、脂肪酸、樹脂酸または脂肪酸エステルで表
面処理された炭酸カルシウムと、珪酸で表面処理された
炭酸カルシウムとを特定の組成比で含有する室温硬化性
組成物である。第2の態様は、飽和炭化水素系ポリマー
と、脂肪酸、樹脂酸または脂肪酸エステルで表面処理さ
れた炭酸カルシウムと、アマイドワックスとを特定の組
成比で含有する室温硬化性組成物である。まず、本発明
の第1の態様の室温硬化性組成物(以下、本発明の第1
の組成物と記す)を説明する。
を詳細に説明する。本発明の室温硬化性組成物には、以
下の2つの態様がある。第1の態様は、飽和炭化水素系
ポリマーと、脂肪酸、樹脂酸または脂肪酸エステルで表
面処理された炭酸カルシウムと、珪酸で表面処理された
炭酸カルシウムとを特定の組成比で含有する室温硬化性
組成物である。第2の態様は、飽和炭化水素系ポリマー
と、脂肪酸、樹脂酸または脂肪酸エステルで表面処理さ
れた炭酸カルシウムと、アマイドワックスとを特定の組
成比で含有する室温硬化性組成物である。まず、本発明
の第1の態様の室温硬化性組成物(以下、本発明の第1
の組成物と記す)を説明する。
【0009】(A)飽和炭化水素系ポリマー 本発明の第1の組成物で用いる(A)成分である飽和炭
化水素系ポリマーは、芳香族環以外の炭素−炭素不飽和
結合を実質的に含有しない重合体であり、珪素原子に結
合した水酸基または加水分解性基を有し、シロキサン結
合を形成することにより架橋し得る珪素含有基(以下、
反応性珪素基という)を少なくとも1個有するものであ
る。
化水素系ポリマーは、芳香族環以外の炭素−炭素不飽和
結合を実質的に含有しない重合体であり、珪素原子に結
合した水酸基または加水分解性基を有し、シロキサン結
合を形成することにより架橋し得る珪素含有基(以下、
反応性珪素基という)を少なくとも1個有するものであ
る。
【0010】本発明の第1の組成物に用いる反応性珪素
基を有する飽和炭化水素系ポリマーの骨格となる重合体
は、以下の方法によって得られる。
基を有する飽和炭化水素系ポリマーの骨格となる重合体
は、以下の方法によって得られる。
【0011】(1)エチレン、プロピレン、1−ブテ
ン、イソブチレン等の炭素数が1〜6のオレフィン系化
合物を主単量体として重合させる方法。 (2)ブタジエン、イソプレン等のジエン系化合物を単
独重合させるか、上記オレフィン化合物とジエン系化合
物とを共重合させた後、水素添加する方法。
ン、イソブチレン等の炭素数が1〜6のオレフィン系化
合物を主単量体として重合させる方法。 (2)ブタジエン、イソプレン等のジエン系化合物を単
独重合させるか、上記オレフィン化合物とジエン系化合
物とを共重合させた後、水素添加する方法。
【0012】これらの重合体のうち、末端に官能基を導
入しやすい、分子量を制御しやすい、末端官能基の数を
多くすることができる等の点から、イソブチレン系重合
体や水添ポリブタジエン系重合体であるのが好ましい。
入しやすい、分子量を制御しやすい、末端官能基の数を
多くすることができる等の点から、イソブチレン系重合
体や水添ポリブタジエン系重合体であるのが好ましい。
【0013】このイソブチレン系重合体は、単量体単位
の全てがイソブチレン単位で形成されてもよいし、イソ
ブチレンと共重合性を有する単量体単位をイソブチレン
系重合体中の好ましくは50重量%以下、さらに好まし
くは30重量%以下、特に好ましくは10重量%以下の
範囲で含有していてもよい。イソブチレンと共重合性を
有する単量体成分としては、炭素数4〜12のオレフィ
ン、ビニルエーテル、芳香族ビニル化合物、ビニルシラ
ン類、アリルシラン類等が例示される。
の全てがイソブチレン単位で形成されてもよいし、イソ
ブチレンと共重合性を有する単量体単位をイソブチレン
系重合体中の好ましくは50重量%以下、さらに好まし
くは30重量%以下、特に好ましくは10重量%以下の
範囲で含有していてもよい。イソブチレンと共重合性を
有する単量体成分としては、炭素数4〜12のオレフィ
ン、ビニルエーテル、芳香族ビニル化合物、ビニルシラ
ン類、アリルシラン類等が例示される。
【0014】さらに、水添ポリブタジエン系重合体や他
の飽和炭化水素系重合体においても、イソブチレン系重
合体の場合と同様に、主成分となる単量体単位の他に他
の単量体単位を含有させてもよい。
の飽和炭化水素系重合体においても、イソブチレン系重
合体の場合と同様に、主成分となる単量体単位の他に他
の単量体単位を含有させてもよい。
【0015】また、本発明の第1の組成物に用いる飽和
炭化水素系ポリマーには、本発明の要旨を逸脱しない範
囲内において、ブタジエン、イソプレン等のポリエン化
合物のような重合後に二重結合の残る単量体単位を少
量、好ましくは10重量%以下、さらには5重量%以
下、特に1重量%以下の範囲で含有させてもよい。
炭化水素系ポリマーには、本発明の要旨を逸脱しない範
囲内において、ブタジエン、イソプレン等のポリエン化
合物のような重合後に二重結合の残る単量体単位を少
量、好ましくは10重量%以下、さらには5重量%以
下、特に1重量%以下の範囲で含有させてもよい。
【0016】本発明の第1の組成物に用いる飽和炭化水
素系ポリマーの反応性珪素基は従来公知の官能基であ
り、その代表例としては、下記式2で示される基が挙げ
られる。
素系ポリマーの反応性珪素基は従来公知の官能基であ
り、その代表例としては、下記式2で示される基が挙げ
られる。
【化3】 (式中、R1 およびR2 は、いずれも炭素数1〜20の
アルキル基、炭素数6〜20のアリール基、炭素数7〜
20のアラルキル基、または(R- )2 SiO−(R-
は、炭素数1〜20の1価の炭化水素基であり、3個の
R- は同一であっても異なっていてもよい。)で示され
るトリオルガノシロキシ基を表し、R1 およびR2 が2
個以上存在するとき、同一であっても異なっていてもよ
い。Xは水酸基又は加水分解性基を表し、2個以上存在
するとき、同一であっても異なっていてもよい。pは
0、1、2または3であり、qは0、1または2である
が、p+rq≧1である。また、r個の
アルキル基、炭素数6〜20のアリール基、炭素数7〜
20のアラルキル基、または(R- )2 SiO−(R-
は、炭素数1〜20の1価の炭化水素基であり、3個の
R- は同一であっても異なっていてもよい。)で示され
るトリオルガノシロキシ基を表し、R1 およびR2 が2
個以上存在するとき、同一であっても異なっていてもよ
い。Xは水酸基又は加水分解性基を表し、2個以上存在
するとき、同一であっても異なっていてもよい。pは
0、1、2または3であり、qは0、1または2である
が、p+rq≧1である。また、r個の
【化4】 におけるqは同一である必要はない。rは0または1〜
19の整数である。)
19の整数である。)
【0017】式2における加水分解性基としては、特に
限定されるものではなく、従来公知の加水分解性基が使
用可能であるが、具体的には、水素原子、アルコキシ
基、アシルオキシ基、ケトキシメート基、アミノ基、ア
ミド基、アミノオキシ基、メルカプト基、アルケニルオ
キシ基等が好適に例示される。中でも、アルコキシ基が
加水分解性が温和で、取扱いが容易な点から好ましく、
特に好ましくはメトキシ基である。
限定されるものではなく、従来公知の加水分解性基が使
用可能であるが、具体的には、水素原子、アルコキシ
基、アシルオキシ基、ケトキシメート基、アミノ基、ア
ミド基、アミノオキシ基、メルカプト基、アルケニルオ
キシ基等が好適に例示される。中でも、アルコキシ基が
加水分解性が温和で、取扱いが容易な点から好ましく、
特に好ましくはメトキシ基である。
【0018】この加水分解性基や水酸基は1個の珪素原
子に1〜3個の範囲で結合することができ、(p+r
q)は1〜5の範囲であることが好ましい。加水分解性
基や水酸基が反応性珪素基中に2個以上結合する場合に
は、それらは同じであっても、異なっていてもよい。
子に1〜3個の範囲で結合することができ、(p+r
q)は1〜5の範囲であることが好ましい。加水分解性
基や水酸基が反応性珪素基中に2個以上結合する場合に
は、それらは同じであっても、異なっていてもよい。
【0019】この反応性珪素基を形成する珪素原子は1
個でもよく、2個以上であってもよく、特に、下記式で
示される反応性珪素基が入手容易であるので好ましい。
個でもよく、2個以上であってもよく、特に、下記式で
示される反応性珪素基が入手容易であるので好ましい。
【化5】 (式中、R2 、Xおよびpは前記と同じである。)
【0020】反応性珪素基は、飽和炭化水素系ポリマー
の1分子中に少なくとも1個、好ましくは1.1〜5個
存在する。分子中に含まれる反応性珪素基の数が1個未
満では、硬化性が不充分になり、良好なゴム弾性挙動を
発現しにくくなる。
の1分子中に少なくとも1個、好ましくは1.1〜5個
存在する。分子中に含まれる反応性珪素基の数が1個未
満では、硬化性が不充分になり、良好なゴム弾性挙動を
発現しにくくなる。
【0021】反応性珪素基は、飽和炭化水素系重合体分
子鎖の末端に存在していてもよく、内部に存在していて
もよく、両方に存在していてもよい。特に反応性珪素基
が分子鎖末端に存在する場合には、最終的に形成される
硬化物に含まれる飽和炭化水素系重合体成分の有効網目
鎖量が多くなるので好ましい。また、これらの反応性珪
素基を有する飽和炭化水素系ポリマーは単独で使用して
もよく、2種以上併用してもよい。
子鎖の末端に存在していてもよく、内部に存在していて
もよく、両方に存在していてもよい。特に反応性珪素基
が分子鎖末端に存在する場合には、最終的に形成される
硬化物に含まれる飽和炭化水素系重合体成分の有効網目
鎖量が多くなるので好ましい。また、これらの反応性珪
素基を有する飽和炭化水素系ポリマーは単独で使用して
もよく、2種以上併用してもよい。
【0022】この飽和炭化水素系ポリマー(A)、特に
イソブチレン系重合体や水添ポリブタジエン系重合体の
数平均分子量は、500〜100000程度であるのが
好ましく、さらに好ましくは1000〜30000程度
の液状または流動性を有するものが取り扱い易い等の点
から好ましい。
イソブチレン系重合体や水添ポリブタジエン系重合体の
数平均分子量は、500〜100000程度であるのが
好ましく、さらに好ましくは1000〜30000程度
の液状または流動性を有するものが取り扱い易い等の点
から好ましい。
【0023】以上説明した飽和炭化水素系ポリマー
(A)の具体的な製造方法は特開平8−41360号公
報に詳細に記載されている。また、以上説明した飽和炭
化水素系ポリマー(A)としては、具体的には、下記式
1に示されるEPION(鐘淵化学工業社製)が好適に
例示される。
(A)の具体的な製造方法は特開平8−41360号公
報に詳細に記載されている。また、以上説明した飽和炭
化水素系ポリマー(A)としては、具体的には、下記式
1に示されるEPION(鐘淵化学工業社製)が好適に
例示される。
【化6】 (m、nは0または1〜20の整数。1≦m+n≦2
0)
0)
【0024】(B)脂肪酸、樹脂酸または脂肪酸エステ
ルで表面処理された炭酸カルシウム 成分(B)としての炭酸カルシウムは、脂肪酸、樹脂酸
または脂肪酸エステルで表面処理されたものを用いる。
表面処理の方法は従来公知の方法によればよく、例え
ば、特開平2−38309号公報に詳細に記載されてい
る。
ルで表面処理された炭酸カルシウム 成分(B)としての炭酸カルシウムは、脂肪酸、樹脂酸
または脂肪酸エステルで表面処理されたものを用いる。
表面処理の方法は従来公知の方法によればよく、例え
ば、特開平2−38309号公報に詳細に記載されてい
る。
【0025】脂肪酸としては、ラウリン酸、ミリスチン
酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アラキン酸、ベヘン
酸、リグノセリン酸、セロチン酸、モンタン酸、メリシ
ン酸などの直鎖飽和脂肪酸;セトレイン酸、ソルビン酸
などの不飽和脂肪酸;安息香酸、フェニル酢酸などの芳
香族カルボン酸等が挙げられる。中でも、パルミチン酸
やステアリン酸が、表面処理の熱安定性や揺変性の点で
好ましい。
酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アラキン酸、ベヘン
酸、リグノセリン酸、セロチン酸、モンタン酸、メリシ
ン酸などの直鎖飽和脂肪酸;セトレイン酸、ソルビン酸
などの不飽和脂肪酸;安息香酸、フェニル酢酸などの芳
香族カルボン酸等が挙げられる。中でも、パルミチン酸
やステアリン酸が、表面処理の熱安定性や揺変性の点で
好ましい。
【0026】樹脂酸としては、アビエチン酸、レボピマ
ル酸、ネオアビエチン酸、パルストリン酸、ピマル酸、
イソピマル酸等が挙げられる。中でも、アビエチン酸
が、表面処理の熱安定性や揺変性の点で好ましい。
ル酸、ネオアビエチン酸、パルストリン酸、ピマル酸、
イソピマル酸等が挙げられる。中でも、アビエチン酸
が、表面処理の熱安定性や揺変性の点で好ましい。
【0027】脂肪酸エステルとしては、炭素数8以上の
高級脂肪酸のエステルが好ましく、例えばステアリン酸
ステアリル、ステアリン酸ラウリル、パルチミン酸ステ
アリル、パルチミン酸ラウリル、トリステアリン酸グリ
セリド、トリパルミチン酸グリセリド等が挙げられる。
中でも、トリパルミチン酸グリセリドが、表面処理の熱
安定性や揺変性の点で好ましい。
高級脂肪酸のエステルが好ましく、例えばステアリン酸
ステアリル、ステアリン酸ラウリル、パルチミン酸ステ
アリル、パルチミン酸ラウリル、トリステアリン酸グリ
セリド、トリパルミチン酸グリセリド等が挙げられる。
中でも、トリパルミチン酸グリセリドが、表面処理の熱
安定性や揺変性の点で好ましい。
【0028】炭酸カルシウムを上記脂肪酸、樹脂酸また
は脂肪酸エステルで表面処理する方法として、例えば、
脂肪酸、樹脂酸または脂肪酸エステルを炭酸カルシウム
に添加、混練、噴霧、浸漬することにより炭酸カルシウ
ムの表面に脂肪酸、樹脂酸または脂肪酸エステルを吸着
させる方法が挙げられる。
は脂肪酸エステルで表面処理する方法として、例えば、
脂肪酸、樹脂酸または脂肪酸エステルを炭酸カルシウム
に添加、混練、噴霧、浸漬することにより炭酸カルシウ
ムの表面に脂肪酸、樹脂酸または脂肪酸エステルを吸着
させる方法が挙げられる。
【0029】脂肪酸、樹脂酸または脂肪酸エステルの表
面処理量は、炭酸カルシウムに対して、通常1.0〜1
0重量%である。
面処理量は、炭酸カルシウムに対して、通常1.0〜1
0重量%である。
【0030】具体的には、脂肪酸エステルで表面処理さ
れた炭酸カルシウムとして、シーレッツ200(丸尾カ
ルシウム社製)等が好適に用いられる。
れた炭酸カルシウムとして、シーレッツ200(丸尾カ
ルシウム社製)等が好適に用いられる。
【0031】脂肪酸、樹脂酸または脂肪酸エステルで表
面処理された炭酸カルシウム(B)の添加量は、飽和炭
化水素系ポリマー(A)100重量部に対して30〜2
00重量部であるが、好ましくは、80〜200重量部
である。30重量部未満では、適切な揺変性および作業
性が得られなくなるので、200重量部超では、比重が
高くなり、粘度が高くなりすぎるので好ましくない。
面処理された炭酸カルシウム(B)の添加量は、飽和炭
化水素系ポリマー(A)100重量部に対して30〜2
00重量部であるが、好ましくは、80〜200重量部
である。30重量部未満では、適切な揺変性および作業
性が得られなくなるので、200重量部超では、比重が
高くなり、粘度が高くなりすぎるので好ましくない。
【0032】(C)珪酸で表面処理された炭酸カルシウ
ム 成分(C)としての炭酸カルシウムは、珪酸で表面処理
されたものであれば特に限定されず、公知各種のものが
使用可能である。珪酸としては、オルト珪酸のみなら
ず、その縮合酸、例えば、メタ珪酸、メタ二珪酸、メタ
三珪酸、メタ四珪酸が挙げられる。表面処理の方法は従
来公知の方法によればよいが、その一例として、珪酸を
炭酸カルシウムに添加、混練、噴霧、浸漬することによ
り炭酸カルシウムの表面に珪酸を吸着させる方法が挙げ
られる。具体的には、MSK−K(丸尾カルシウム社
製)が好適に用いられる。
ム 成分(C)としての炭酸カルシウムは、珪酸で表面処理
されたものであれば特に限定されず、公知各種のものが
使用可能である。珪酸としては、オルト珪酸のみなら
ず、その縮合酸、例えば、メタ珪酸、メタ二珪酸、メタ
三珪酸、メタ四珪酸が挙げられる。表面処理の方法は従
来公知の方法によればよいが、その一例として、珪酸を
炭酸カルシウムに添加、混練、噴霧、浸漬することによ
り炭酸カルシウムの表面に珪酸を吸着させる方法が挙げ
られる。具体的には、MSK−K(丸尾カルシウム社
製)が好適に用いられる。
【0033】珪酸の表面処理量は、炭酸カルシウムに対
して、通常、1.0〜10重量%である。珪酸で表面処
理された炭酸カルシウム(C)の添加量は、飽和炭化水
素系ポリマー(A)100重量部に対して5〜100重
量部であるが、好ましくは5〜50重量部、さらに好ま
しくは5〜30重量部である。5重量部未満では、貯蔵
安定性が充分でないので、100重量部超では、充分な
揺変性の確保が困難となるので好ましくない。
して、通常、1.0〜10重量%である。珪酸で表面処
理された炭酸カルシウム(C)の添加量は、飽和炭化水
素系ポリマー(A)100重量部に対して5〜100重
量部であるが、好ましくは5〜50重量部、さらに好ま
しくは5〜30重量部である。5重量部未満では、貯蔵
安定性が充分でないので、100重量部超では、充分な
揺変性の確保が困難となるので好ましくない。
【0034】脂肪酸、樹脂酸または脂肪酸エステルで表
面処理された炭酸カルシウム(B)と、珪酸で表面処理
された炭酸カルシウム(C)との添加量の比は、1:1
〜40:1とするのが好ましい。また、このような2種
類の炭酸カルシウムを併用することで、揺変性の確保と
低粘度化の効果がある。このような本発明の室温硬化性
組成物は、チクソ性を示すチクソインデックス(1rp
m/10rpm)が好ましくは4.0以上、より好まし
くは4.5以上である。なお、チクソインデックスの算
出方法ついては後述する。
面処理された炭酸カルシウム(B)と、珪酸で表面処理
された炭酸カルシウム(C)との添加量の比は、1:1
〜40:1とするのが好ましい。また、このような2種
類の炭酸カルシウムを併用することで、揺変性の確保と
低粘度化の効果がある。このような本発明の室温硬化性
組成物は、チクソ性を示すチクソインデックス(1rp
m/10rpm)が好ましくは4.0以上、より好まし
くは4.5以上である。なお、チクソインデックスの算
出方法ついては後述する。
【0035】任意成分 本発明の第1の組成物は、上記の必須成分に加えて粘
度、物性等を調整するために必要に応じて、硬化触媒、
架橋剤、充填剤、可塑剤、溶剤、接着付与剤、安定剤、
着色剤等の種々の添加剤を配合してもよい。
度、物性等を調整するために必要に応じて、硬化触媒、
架橋剤、充填剤、可塑剤、溶剤、接着付与剤、安定剤、
着色剤等の種々の添加剤を配合してもよい。
【0036】硬化触媒としては、例えば、テトラブチル
チタネート、テトラプロピルチタネート等のチタン酸エ
ステル類;ジブチル錫ジラウレート、ジブチル錫マレエ
ート、ジブチル錫ジアセテート、オクチル酸錫、ナフテ
ン酸錫等の有機錫化合物;オクチル酸鉛;ブチルアミ
ン、オクチルアミン、ラウリルアミン、ジブチルアミ
ン、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリ
エタノールアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレ
ンテトラミン、オレイルアミン、シクロヘキシルアミ
ン、ベンジルアミン、ジエチルアミノプロピルアミン、
キシリレンジアミン、トリエチレンジアミン、グアニジ
ン、ジフェニルグアニジン、2,4,6−トリス(ジメ
チルアミノメチル)フェノール、モルホリン、N−メチ
ルモルホリン、1,8−ジアザビシクロ(5.4.0)
ウンデセン−7(DBU)等のアミン系化合物またはこ
れらとカルボン酸等との塩;過剰のポリアミンと多塩基
酸とから得られる低分子量ポリアミド樹脂;過剰のポリ
アミンとエポキシ化合物との反応生成物;γ−アミノプ
ロピルトリメトキシシラン、N−(β−アミノエチル)
アミノプロピルメチルジメトキシシラン等のアミノ基を
有するシランカップリング剤等の公知のシラノール複合
触媒等が挙げられる。これらの触媒は、単独で使用して
もよく、2種以上併用してもよい。
チタネート、テトラプロピルチタネート等のチタン酸エ
ステル類;ジブチル錫ジラウレート、ジブチル錫マレエ
ート、ジブチル錫ジアセテート、オクチル酸錫、ナフテ
ン酸錫等の有機錫化合物;オクチル酸鉛;ブチルアミ
ン、オクチルアミン、ラウリルアミン、ジブチルアミ
ン、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリ
エタノールアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレ
ンテトラミン、オレイルアミン、シクロヘキシルアミ
ン、ベンジルアミン、ジエチルアミノプロピルアミン、
キシリレンジアミン、トリエチレンジアミン、グアニジ
ン、ジフェニルグアニジン、2,4,6−トリス(ジメ
チルアミノメチル)フェノール、モルホリン、N−メチ
ルモルホリン、1,8−ジアザビシクロ(5.4.0)
ウンデセン−7(DBU)等のアミン系化合物またはこ
れらとカルボン酸等との塩;過剰のポリアミンと多塩基
酸とから得られる低分子量ポリアミド樹脂;過剰のポリ
アミンとエポキシ化合物との反応生成物;γ−アミノプ
ロピルトリメトキシシラン、N−(β−アミノエチル)
アミノプロピルメチルジメトキシシラン等のアミノ基を
有するシランカップリング剤等の公知のシラノール複合
触媒等が挙げられる。これらの触媒は、単独で使用して
もよく、2種以上併用してもよい。
【0037】架橋剤としては、ぼう硝(Na2 SO4 ・
10H2 O)、Na2 SO3 ・7H 2 O、CaCl2 ・
4H2 O、Na2 CO3 ・10H2 O、Na2 S2 O3
・5H2 O、NaHSO4 ・H2 O、H2 O等が例示さ
れる。
10H2 O)、Na2 SO3 ・7H 2 O、CaCl2 ・
4H2 O、Na2 CO3 ・10H2 O、Na2 S2 O3
・5H2 O、NaHSO4 ・H2 O、H2 O等が例示さ
れる。
【0038】可塑剤としては、プロセスオイルまたは他
の炭化水素類でポリマーと相溶するものであれば特に限
定されるものではなく、公知各種の可塑剤が使用可能で
ある。例えば、ジブチルフタレート、ジヘプチルフタレ
ート、ジ(2−エチルヘキシル)フタレート、ブチルベ
ンジルフタレート、ブチルフタリルブチルグリコレート
等のフタル酸エステル類;ジオクチルアジペート、ジオ
クチルセバケート等の非芳香族2塩基酸エステル類;ジ
エチレングリコールジベンゾエート、トリエチレングリ
コールジベンゾエート等のポリアルキレングリコールの
エステル類;トリクレジルホスフェート、トリブチルホ
スフェート等のリン酸エステル類;塩化パラフィン類;
アルキルジフェニル;部分水添ターフェニル等の炭化水
素油;プロセスオイル類;アルキルベンゼン類等が挙げ
られる。中でも、プロセスオイル類がポリマーとの相溶
性が良好な点から好ましい。具体的には、PS−32
(出光興産社製)やPAD5004(出光石油化学社
製)が好適に例示される。可塑剤は、飽和炭化水素系ポ
リマー(A)100重量部に対して30〜200重量部
添加するのが好ましいが、さらに好ましくは50〜15
0重量部である。この範囲とすると作業性に適した粘度
となる。
の炭化水素類でポリマーと相溶するものであれば特に限
定されるものではなく、公知各種の可塑剤が使用可能で
ある。例えば、ジブチルフタレート、ジヘプチルフタレ
ート、ジ(2−エチルヘキシル)フタレート、ブチルベ
ンジルフタレート、ブチルフタリルブチルグリコレート
等のフタル酸エステル類;ジオクチルアジペート、ジオ
クチルセバケート等の非芳香族2塩基酸エステル類;ジ
エチレングリコールジベンゾエート、トリエチレングリ
コールジベンゾエート等のポリアルキレングリコールの
エステル類;トリクレジルホスフェート、トリブチルホ
スフェート等のリン酸エステル類;塩化パラフィン類;
アルキルジフェニル;部分水添ターフェニル等の炭化水
素油;プロセスオイル類;アルキルベンゼン類等が挙げ
られる。中でも、プロセスオイル類がポリマーとの相溶
性が良好な点から好ましい。具体的には、PS−32
(出光興産社製)やPAD5004(出光石油化学社
製)が好適に例示される。可塑剤は、飽和炭化水素系ポ
リマー(A)100重量部に対して30〜200重量部
添加するのが好ましいが、さらに好ましくは50〜15
0重量部である。この範囲とすると作業性に適した粘度
となる。
【0039】充填剤には、例えば、表面処理をしない炭
酸カルシウム、カーボンブラック、クレータルク、カー
ボンブラック、酸化チタン、生石灰、カオリン、ゼオラ
イト、珪藻土、塩化ビニルペーストレジン、ガラスバル
ーン、塩化ビニリデン樹脂バルーン、アクリロニトリル
・メタクリロニトリル樹脂バルーン等が挙げられ、単独
または混合して使用できる。
酸カルシウム、カーボンブラック、クレータルク、カー
ボンブラック、酸化チタン、生石灰、カオリン、ゼオラ
イト、珪藻土、塩化ビニルペーストレジン、ガラスバル
ーン、塩化ビニリデン樹脂バルーン、アクリロニトリル
・メタクリロニトリル樹脂バルーン等が挙げられ、単独
または混合して使用できる。
【0040】溶剤には、例えば、トルエン、キシレン等
の芳香族炭化水素、ヘキサン、ヘプタン、オクタン等の
脂肪族炭化水素、ガソリンから灯油留分に至る石油系溶
剤類、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチ
ルケトン等のケトン類、セロソルブアセテート、ブチル
セロソルブアセテート等のエーテルエステル等が挙げら
れる。
の芳香族炭化水素、ヘキサン、ヘプタン、オクタン等の
脂肪族炭化水素、ガソリンから灯油留分に至る石油系溶
剤類、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチ
ルケトン等のケトン類、セロソルブアセテート、ブチル
セロソルブアセテート等のエーテルエステル等が挙げら
れる。
【0041】接着付与剤として、シランカップリング剤
等、安定剤としてヒンダードフェノール系化合物、トリ
アゾール系化合物等を使用する。着色剤としては、チタ
ンホワイト、カーボンブラック、ベンガラ等が挙げられ
る。
等、安定剤としてヒンダードフェノール系化合物、トリ
アゾール系化合物等を使用する。着色剤としては、チタ
ンホワイト、カーボンブラック、ベンガラ等が挙げられ
る。
【0042】本発明の第1の組成物の製造方法は、本発
明の第2の組成物の製造方法と共に後述する。
明の第2の組成物の製造方法と共に後述する。
【0043】次に、本発明の第2の室温硬化性組成物
(以下本発明の第2の組成物と記す)について説明す
る。本発明の第2の組成物は、飽和炭化水素系ポリマー
と、脂肪酸、樹脂酸または脂肪酸エステルで表面処理さ
れた炭酸カルシウムと、アマイドワックスとを特定の組
成比で含有する室温硬化性組成物である。本発明の第2
の組成物が含有する飽和炭化水素系ポリマーと、脂肪
酸、樹脂酸または脂肪酸エステルで表面処理された炭酸
カルシウムとしては、本発明の第1の組成物が含有する
(A)飽和炭化水素系ポリマーと、(B)脂肪酸、樹脂
酸または脂肪酸エステルで表面処理された炭酸カルシウ
ムとを用いることができる。
(以下本発明の第2の組成物と記す)について説明す
る。本発明の第2の組成物は、飽和炭化水素系ポリマー
と、脂肪酸、樹脂酸または脂肪酸エステルで表面処理さ
れた炭酸カルシウムと、アマイドワックスとを特定の組
成比で含有する室温硬化性組成物である。本発明の第2
の組成物が含有する飽和炭化水素系ポリマーと、脂肪
酸、樹脂酸または脂肪酸エステルで表面処理された炭酸
カルシウムとしては、本発明の第1の組成物が含有する
(A)飽和炭化水素系ポリマーと、(B)脂肪酸、樹脂
酸または脂肪酸エステルで表面処理された炭酸カルシウ
ムとを用いることができる。
【0044】(D)アマイドワックス 成分(D)としてのアマイドワックスは、酸アミド基を
もつ高級炭化水素化合物で、脂肪酸アマイド、アルキレ
ンビス脂肪酸アマイド等が挙げられる。例えば、R−C
O−NH2 、R−CONH−R’NHCO−R”、R−
CONH−R’、R−NHCOR’CONH−R等の構
造を例示することができる。式中、R、R’、R”は、
アルキル基、アルケニル基、アラルキル基等の有機基を
表す。具体的には、ステアリン酸アマイド、オレイン酸
アマイド、エルカ酸アマイド、メチレンビスステアリン
酸アマイド、エチレンビスステアリン酸アマイド、エチ
レンビスオレイン酸アマイド等が挙げられる。アマイド
ワックス(D)としては、市販品を利用することがで
き、例えば、A603−10X(楠本化成社製)等が好
適に用いられる。アマイドワックスは、化学的に中性で
安定した化合物であるため、飽和炭化水素系ポリマー
(A)等を含有する本発明の第2の組成物中での安定性
に優れ、該組成物の貯蔵安定性が高い。さらに、分子内
に有する官能基−C=Oと−NHの極性により、顕著な
揺変性付与効果を示す。アマイドワックス(D)の添加
量は、飽和炭化水素系ポリマー(A)100重量部に対
して、0.1〜5重量部であるが、好ましくは0.3〜
5重量部、さらに好ましくは0.5〜5重量部である。
添加量が該範囲であると揺変性付与の観点から好まし
い。
もつ高級炭化水素化合物で、脂肪酸アマイド、アルキレ
ンビス脂肪酸アマイド等が挙げられる。例えば、R−C
O−NH2 、R−CONH−R’NHCO−R”、R−
CONH−R’、R−NHCOR’CONH−R等の構
造を例示することができる。式中、R、R’、R”は、
アルキル基、アルケニル基、アラルキル基等の有機基を
表す。具体的には、ステアリン酸アマイド、オレイン酸
アマイド、エルカ酸アマイド、メチレンビスステアリン
酸アマイド、エチレンビスステアリン酸アマイド、エチ
レンビスオレイン酸アマイド等が挙げられる。アマイド
ワックス(D)としては、市販品を利用することがで
き、例えば、A603−10X(楠本化成社製)等が好
適に用いられる。アマイドワックスは、化学的に中性で
安定した化合物であるため、飽和炭化水素系ポリマー
(A)等を含有する本発明の第2の組成物中での安定性
に優れ、該組成物の貯蔵安定性が高い。さらに、分子内
に有する官能基−C=Oと−NHの極性により、顕著な
揺変性付与効果を示す。アマイドワックス(D)の添加
量は、飽和炭化水素系ポリマー(A)100重量部に対
して、0.1〜5重量部であるが、好ましくは0.3〜
5重量部、さらに好ましくは0.5〜5重量部である。
添加量が該範囲であると揺変性付与の観点から好まし
い。
【0045】任意成分 本発明の第2の組成物は、上記の必須成分に加えて、粘
度、物性等を調節するために、本発明の目的を損なわな
い範囲で、必要に応じて、其の他の添加剤を配合しても
よい。このような添加剤として、本発明の第1の組成物
に配合してもよい添加剤として例示した硬化触媒、架橋
剤、充填剤、可塑剤、溶剤、接着付与剤、安定剤、着色
剤等を用いることができる。
度、物性等を調節するために、本発明の目的を損なわな
い範囲で、必要に応じて、其の他の添加剤を配合しても
よい。このような添加剤として、本発明の第1の組成物
に配合してもよい添加剤として例示した硬化触媒、架橋
剤、充填剤、可塑剤、溶剤、接着付与剤、安定剤、着色
剤等を用いることができる。
【0046】第1および第2の組成物の調製 本発明の第1および第2の態様の室温硬化性組成物は、
湿気硬化型であり、主に飽和炭化水素系ポリマー(A)
を主剤側とし、主に硬化触媒を硬化剤側とした2液型と
して使用でき、この場合、他の成分は主剤側、硬化剤側
のいずれに配合してもよい。また、必要に応じて、1液
型の室温硬化性組成物としても使用することができる。
本発明の室温硬化性組成物の製造方法は、特に限定され
ないが、好ましくは上述の各成分を減圧下に混合ミキサ
ー等の攪拌装置を用いて充分混練し、均一に分散させて
組成物とするのがよい。以上のようにして得られた本発
明の室温硬化性組成物は、湿気硬化型であるので、大気
中の湿気の存在により、反応性珪素基が加水分解し、こ
れにより飽和炭化水素系ポリマー(A)が縮合反応を起
こして架橋硬化する。
湿気硬化型であり、主に飽和炭化水素系ポリマー(A)
を主剤側とし、主に硬化触媒を硬化剤側とした2液型と
して使用でき、この場合、他の成分は主剤側、硬化剤側
のいずれに配合してもよい。また、必要に応じて、1液
型の室温硬化性組成物としても使用することができる。
本発明の室温硬化性組成物の製造方法は、特に限定され
ないが、好ましくは上述の各成分を減圧下に混合ミキサ
ー等の攪拌装置を用いて充分混練し、均一に分散させて
組成物とするのがよい。以上のようにして得られた本発
明の室温硬化性組成物は、湿気硬化型であるので、大気
中の湿気の存在により、反応性珪素基が加水分解し、こ
れにより飽和炭化水素系ポリマー(A)が縮合反応を起
こして架橋硬化する。
【0047】このようにして得られた本発明の室温硬化
性組成物は、充填剤の添加による粘度の調整が可能であ
る一方、良好な揺変性および貯蔵安定性を発揮する。ま
た、珪酸で表面処理した炭酸カルシウム(C)を含有す
る本発明の第1の態様の室温硬化性組成物は、珪酸で表
面処理した炭酸カルシウム(C)を含有することによ
り、組成物の硬度等の物性が高くなることから、硬度等
の物性を調整することができる。さらには、珪酸で表面
処理した炭酸カルシウム(C)を含有すると硬化時間が
短縮されることから、硬化時間の調整も可能である。ア
マイドワックス(D)を含有する本発明の第2の態様の
室温硬化性組成物は、アマイドワックス(D)を含有す
ることにより、組成物の揺変性、貯蔵安定性に優れ、組
成物製造直後ばかりでなく、長期貯蔵後でも、優れた作
業性、施工性を有する。
性組成物は、充填剤の添加による粘度の調整が可能であ
る一方、良好な揺変性および貯蔵安定性を発揮する。ま
た、珪酸で表面処理した炭酸カルシウム(C)を含有す
る本発明の第1の態様の室温硬化性組成物は、珪酸で表
面処理した炭酸カルシウム(C)を含有することによ
り、組成物の硬度等の物性が高くなることから、硬度等
の物性を調整することができる。さらには、珪酸で表面
処理した炭酸カルシウム(C)を含有すると硬化時間が
短縮されることから、硬化時間の調整も可能である。ア
マイドワックス(D)を含有する本発明の第2の態様の
室温硬化性組成物は、アマイドワックス(D)を含有す
ることにより、組成物の揺変性、貯蔵安定性に優れ、組
成物製造直後ばかりでなく、長期貯蔵後でも、優れた作
業性、施工性を有する。
【0048】
【実施例】以下、実施例をもって本発明を具体的に説明
する。 (実施例1〜3、比較例1〜2)まず、表1に示される
配合量の以下に示される原料を、5Lプラネタリー(万
能攪拌機)を用いて攪拌混合して、主剤および硬化剤を
調製した。 [主剤] EPION(EP505S)(PIBオリゴマー;鐘淵
化学工業社製) PS−32(パラフィン基プロセスオイル(可塑剤);
出光興産社製) MSK−K(珪酸処理炭酸カルシウム;丸尾カルシウム
社製) シーレッツ200(炭酸カルシウム;丸尾カルシウム社
製) ガラスバルーンH−40(ガラスバルーン;富士シリシ
ア化学社製) エピコート828(エポキシ樹脂;油化シェルエポキシ
社製) ディスパロン#305(水添ひまし油;楠本化成社製) アロニックスM−309(光硬化性樹脂;東亜合成化学
工業社製) チヌビン327(紫外線吸収剤;日本チバガイギー社
製) イルガノックス1010(酸化防止剤;日本チバガイギ
ー社製) サノール770(光安定剤;三共社製) Na2 SO4 ・10H2 O(ぼう硝(架橋剤);和光純
薬工業社製)
する。 (実施例1〜3、比較例1〜2)まず、表1に示される
配合量の以下に示される原料を、5Lプラネタリー(万
能攪拌機)を用いて攪拌混合して、主剤および硬化剤を
調製した。 [主剤] EPION(EP505S)(PIBオリゴマー;鐘淵
化学工業社製) PS−32(パラフィン基プロセスオイル(可塑剤);
出光興産社製) MSK−K(珪酸処理炭酸カルシウム;丸尾カルシウム
社製) シーレッツ200(炭酸カルシウム;丸尾カルシウム社
製) ガラスバルーンH−40(ガラスバルーン;富士シリシ
ア化学社製) エピコート828(エポキシ樹脂;油化シェルエポキシ
社製) ディスパロン#305(水添ひまし油;楠本化成社製) アロニックスM−309(光硬化性樹脂;東亜合成化学
工業社製) チヌビン327(紫外線吸収剤;日本チバガイギー社
製) イルガノックス1010(酸化防止剤;日本チバガイギ
ー社製) サノール770(光安定剤;三共社製) Na2 SO4 ・10H2 O(ぼう硝(架橋剤);和光純
薬工業社製)
【0049】[硬化剤] ネオスタンU−28(オクチル酸錫;日東化成社製) ファーミン20D(ラウリルアミン;花王社製) PS−32(パラフィン基プロセスオイル(可塑剤);
出光興産社製) ホワイトンSB(重質炭酸カルシウム;白石カルシウム
社製) タイペークR820(酸化チタン;石原産業社製)
出光興産社製) ホワイトンSB(重質炭酸カルシウム;白石カルシウム
社製) タイペークR820(酸化チタン;石原産業社製)
【0050】以上のようにして得られた2液型の室温硬
化性組成物について下記の方法により、粘度、チクソイ
ンデックス、および、表面硬度の評価を行った。 1)粘度 BS型粘度計を用い、No.7ローターの1rpmの条
件下で、組成物調製直後(0h)の粘度(cps)を測
定した。また、同様にして10rpmおよび20rpm
の条件下においても粘度(cps)の測定を行った。さ
らに、組成物調製後1時間経過後および2時間経過後に
ついても同様の測定を行った。室温硬化性組成物を調製
した後、70℃の条件下で、主剤、硬化剤を各々別個の
容器にて密閉した状態で7日間貯蔵したものについて、
上記と同様にして、粘度(cps)を測定した。なお、
主剤と硬化剤との混合時を0hとした。結果を表1に示
す。
化性組成物について下記の方法により、粘度、チクソイ
ンデックス、および、表面硬度の評価を行った。 1)粘度 BS型粘度計を用い、No.7ローターの1rpmの条
件下で、組成物調製直後(0h)の粘度(cps)を測
定した。また、同様にして10rpmおよび20rpm
の条件下においても粘度(cps)の測定を行った。さ
らに、組成物調製後1時間経過後および2時間経過後に
ついても同様の測定を行った。室温硬化性組成物を調製
した後、70℃の条件下で、主剤、硬化剤を各々別個の
容器にて密閉した状態で7日間貯蔵したものについて、
上記と同様にして、粘度(cps)を測定した。なお、
主剤と硬化剤との混合時を0hとした。結果を表1に示
す。
【0051】2)チクソインデックス チクソインデックス(1rpm/10rpm)は、1r
pmの粘度(cps)を10rpmの粘度(cps)で
除することにより、チクソインデックス(2rpm/1
0rpm)は、2rpmの粘度(cps)を10rpm
の粘度(cps)で除することにより、算出した。さら
に、組成物調製後1時間経過後および2時間経過後につ
いても同様の測定を行った。なお、この値が高いほど、
チクソ性が高いことを示す。室温硬化性組成物を調製し
た後、70℃の条件下で、主剤、硬化剤を各々別個の容
器にて密閉した状態で7日間貯蔵したものについて、上
記と同様にして、チクソインデックスを算出した。な
お、主剤と硬化剤との混合時を0hとした。結果を表1
に示す。
pmの粘度(cps)を10rpmの粘度(cps)で
除することにより、チクソインデックス(2rpm/1
0rpm)は、2rpmの粘度(cps)を10rpm
の粘度(cps)で除することにより、算出した。さら
に、組成物調製後1時間経過後および2時間経過後につ
いても同様の測定を行った。なお、この値が高いほど、
チクソ性が高いことを示す。室温硬化性組成物を調製し
た後、70℃の条件下で、主剤、硬化剤を各々別個の容
器にて密閉した状態で7日間貯蔵したものについて、上
記と同様にして、チクソインデックスを算出した。な
お、主剤と硬化剤との混合時を0hとした。結果を表1
に示す。
【0052】3)表面硬度 主剤と硬化剤を混合後20℃で放置し、1日、3日、7
日経過後、JIS K6253に準拠して、タイプAデ
ュロメータで表面硬度を測定した。結果を表2に示す。
日経過後、JIS K6253に準拠して、タイプAデ
ュロメータで表面硬度を測定した。結果を表2に示す。
【0053】
【表1】
【0054】
【表2】
【0055】
【表3】
【0056】 (表中、単位はIRHD)
【0057】(実施例4〜5、比較例3〜4)表3に示
される配合量の原料を、5Lプラネタリー(万能攪拌
機)を用いて攪拌混合して、主剤および硬化剤を調製し
た。なお、主剤、硬化剤原料として、 カルファイン200(炭酸カルシウム;丸尾カルシウム
社製) ソフトン3200(重質炭酸カルシウム;備北粉化社
製) A603−10X(アマイドワックス;楠本化成社製) を用いた。
される配合量の原料を、5Lプラネタリー(万能攪拌
機)を用いて攪拌混合して、主剤および硬化剤を調製し
た。なお、主剤、硬化剤原料として、 カルファイン200(炭酸カルシウム;丸尾カルシウム
社製) ソフトン3200(重質炭酸カルシウム;備北粉化社
製) A603−10X(アマイドワックス;楠本化成社製) を用いた。
【0058】以上のようにして得られた2液型の室温硬
化性組成物について粘度、および、チクソインデックス
の評価を行った。評価方法は、実施例1〜3における方
法と同様とした。ただし、70℃で7日間経過後の粘
度、および、チクソインデックスの評価では、主剤のみ
70℃で7日間貯蔵後、硬化剤の各原料を撹拌混合して
調整した組成物について行った。結果を表3に示す。
化性組成物について粘度、および、チクソインデックス
の評価を行った。評価方法は、実施例1〜3における方
法と同様とした。ただし、70℃で7日間経過後の粘
度、および、チクソインデックスの評価では、主剤のみ
70℃で7日間貯蔵後、硬化剤の各原料を撹拌混合して
調整した組成物について行った。結果を表3に示す。
【0059】
【表4】
【0060】
【0061】
【0062】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の室温硬化
性組成物によれば、優れた揺変性および貯蔵安定性を発
揮することができ、粘度の調整も可能である。また、シ
ーリング材の物性(例えば、硬度、モジュラス等)、硬
化時間の調整が可能である。
性組成物によれば、優れた揺変性および貯蔵安定性を発
揮することができ、粘度の調整も可能である。また、シ
ーリング材の物性(例えば、硬度、モジュラス等)、硬
化時間の調整が可能である。
Claims (3)
- 【請求項1】(A)珪素原子に結合した水酸基または加
水分解性基を有し、シロキサン結合を形成することによ
り架橋し得る珪素含有基を少なくとも1個有する飽和炭
化水素系ポリマー100重量部、 (B)脂肪酸、樹脂酸または脂肪酸エステルで表面処理
された炭酸カルシウム30〜200重量部、 (C)珪酸で表面処理された炭酸カルシウム5〜100
重量部を含有することを特徴とする室温硬化性組成物。 - 【請求項2】(A)珪素原子に結合した水酸基または加
水分解性基を有し、シロキサン結合を形成することによ
り架橋し得る珪素含有基を少なくとも1個有する飽和炭
化水素系ポリマー100重量部、 (B)脂肪酸、樹脂酸または脂肪酸エステルで表面処理
された炭酸カルシウム30〜200重量部、 (D)アマイドワックス0.1〜5重量部を含有するこ
とを特徴とする室温硬化性組成物。 - 【請求項3】前記飽和炭化水素系ポリマー(A)が下記
式1で示される化合物である請求項1または2に記載の
室温硬化性組成物。 【化1】
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9778198A JPH11293130A (ja) | 1998-04-09 | 1998-04-09 | 室温硬化性組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9778198A JPH11293130A (ja) | 1998-04-09 | 1998-04-09 | 室温硬化性組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11293130A true JPH11293130A (ja) | 1999-10-26 |
Family
ID=14201380
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9778198A Withdrawn JPH11293130A (ja) | 1998-04-09 | 1998-04-09 | 室温硬化性組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11293130A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001055259A1 (fr) * | 2000-01-28 | 2001-08-02 | Kaneka Corporation | Composition durcissable |
WO2002000784A1 (fr) * | 2000-06-28 | 2002-01-03 | Three Bond Co., Ltd. | Composition durcissable a froid |
US20100160500A1 (en) * | 2004-09-01 | 2010-06-24 | Takashi Korenaga | Rubber composition |
-
1998
- 1998-04-09 JP JP9778198A patent/JPH11293130A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001055259A1 (fr) * | 2000-01-28 | 2001-08-02 | Kaneka Corporation | Composition durcissable |
US6784240B2 (en) | 2000-01-28 | 2004-08-31 | Kaneka Corporation | Curable composition |
WO2002000784A1 (fr) * | 2000-06-28 | 2002-01-03 | Three Bond Co., Ltd. | Composition durcissable a froid |
JP4951839B2 (ja) * | 2000-06-28 | 2012-06-13 | 株式会社スリーボンド | 室温硬化性組成物 |
US20100160500A1 (en) * | 2004-09-01 | 2010-06-24 | Takashi Korenaga | Rubber composition |
US7776232B2 (en) * | 2004-09-01 | 2010-08-17 | Shiraishi Kogyo Kaisha, Ltd. | Powdery white vulcanization promoter composition and rubber compositions |
US8153717B2 (en) | 2004-09-01 | 2012-04-10 | Shiraishi Kogyo Kaisha, Ltd. | Rubber composition |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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