JPH11291924A - ステアリングギヤケースの取付構造 - Google Patents

ステアリングギヤケースの取付構造

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JPH11291924A
JPH11291924A JP9420198A JP9420198A JPH11291924A JP H11291924 A JPH11291924 A JP H11291924A JP 9420198 A JP9420198 A JP 9420198A JP 9420198 A JP9420198 A JP 9420198A JP H11291924 A JPH11291924 A JP H11291924A
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JP
Japan
Prior art keywords
gear case
steering gear
mounting
bracket
vehicle body
Prior art date
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Pending
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JP9420198A
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English (en)
Inventor
Tomohiro Kimoto
朋広 木元
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取付剛性の向上および車体幅方向の力に対し
て充分な強度を得ること。 【解決手段】 ステアリングギアケースに設けられた左
右の取付部を、車体側に設けられたステアリングギアケ
ースの車体側取付座面部に、一対の取付ブラケットによ
って取り付けるようにしたステアリングギアケースの取
付構造において、上記ステアリングギアケース1の車体
側取付座面部9d、9eを左右一体構造に形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、四輪自動車に採用
されるラック・ピニオン式のステアリングギヤケースの
取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、四輪自動車では、図8に
示すようにステアリングホイール100からの操作は、
ステアリングシャフト101、ステアリングシャフトジ
ョイント102、ステアリングギヤケース103を介し
て左右の車輪104に操舵力が伝えられる。ステアリン
グギヤケース103には、図9に示すように、ラック1
05とピニオン106が内蔵されていて、ステアリング
シャフト101の回転を、左右の車輪104を操舵する
タイロッド107にそれぞれ伝達している。
【0003】ステアリングギヤケース103のハウジン
グ108には、図10に示すように、ラックハウジング
109とピニオンハウジング110が設けられており、
ラックハウジング109にラック105が内蔵され、ピ
ニオンハウジング110にピニオン106が内蔵されて
いる。ステアリングギヤケース103の両端部にはブー
ツ111がそれぞれ設けられてラック105とタイロッ
ド107接続部を覆っている。タイロッド107の先に
はタイロッドエンド112が装着されてステアリングナ
ックル113に連結されている。ラックハウジング10
9の他端部には、ラックブッシュ114およびラックサ
イドマウント115が装着されている。
【0004】従来、ステアリングギヤケース103は、
ラックハウジング109の両端部を、取付ブラケットと
してのステアリングギヤケースブラケット116を介し
て車体側に取り付けられている。ステアリングギヤケー
スブラケット116は、通常、取付位置の違いからラッ
クハウジング109のピニオン106側を支持するピニ
オンサイドブラケット117とラック105側を支持す
るラックサイドブラケット118と呼ばれている。
【0005】上記ラックハウジング109には、ピニオ
ンハウジング110側に一対のフランジ部119が一定
間隔で設けられており、このフランジ部119相互間の
部分をピニオンサイドブラケット117で車体側に固定
している。こうして、ステアリングギヤケース103に
走行時のタイヤから伝わる横方向の力は、ステアリング
ギヤケースブラケット116とフランジ部119によっ
て、受けている。一方、車体側には、ステアリングギヤ
ケース103の取付部が設けられており、この取付部に
ピニオンサイドブラケット117とラックサイドブラケ
ット118を介してステアリングギヤケース103が取
り付けられている。
【0006】図11ないし図13は従来のステアリング
ギヤケース103の車体側への取付構造の一例を示した
ものである。ステアリングギヤケース103が取り付け
られるダッシュパネル120には、車体側ブラケットと
して左右のボデイブラケット121、121が溶接等に
よって取付けられている。このボデイブラケット12
1、121に形成された取付座面にステアリングギヤケ
ース103がステアリングギヤケースブラケット116
を介してボルト122等によって固定されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来で
は、ステアリングギヤケースブラケット116、116
を左右のボデイブラケット121、121に固定してス
テアリングギヤケース103を取り付けているため、左
右のボデイブラケット121、121とダッシュパネル
120との間の剛性が不十分となると、車両の運動性能
に影響を与える虞がある。このように、ステアリングギ
ヤケース103の取付支持剛性は、車両の運動性能に影
響を与えることから、運動性能を向上させるために、限
られたスペース内での剛性の向上が要求される。
【0008】本発明は上記課題を解決し、取付剛性の向
上および車体幅方向の力に対して充分な強度を得ること
ができるステアリングギアケースの取付構造を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、ステアリングギアケースに設けられた左右の
取付部を、車体側に設けられたステアリングギアケース
の車体側取付座面部に、一対の取付ブラケットによって
取り付けるようにしたステアリングギアケースの取付構
造において、上記ステアリングギアケースの車体側取付
座面部を左右一体構造に形成したことにある。また、ス
テアリングギアケースの車体側取付座面部に凸条を形成
して水抜き孔として利用することもできる。さらに、マ
フラのセンサ用ハーネスの固定用ブラケットと上記ステ
アリングギアケースの取付ブラケットを上記ステアリン
グギアケースの車体側取付座面部に共締めすることもで
きる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照しながら詳細に説明する。
【0011】図1は、本発明のステアリングギアケース
の取付構造を示す正面図、図2は、図1のX方向矢視
図、図3は、図1のステアリングギアケースを車体に取
り付けた状態を示すB−B線の断面図、図4は、図1の
ステアリングギアケースを車体に取り付けた状態を示す
C−C線の断面図、図5は、ステアリングギアケースブ
ラケットを示す斜視図である。
【0012】図1ないし図4において、1はピニオンと
ラックを内蔵したステアリングギアケースである。この
ステアリングギアケース1は、ピニオンを内蔵したピニ
オンハウジング2と、ラックを内蔵したラックハウジン
グ3とで構成されている。ピニオンにはステアリングシ
ャフトから操舵力が伝達され、このピニオンからラック
に回転が伝達されて、ラックが左右に直線運動するもの
である。ラックの両端部には、図示しない車輪のナック
ルアームを操舵するタイロッド4がボールジョイント
(図示せず)を介して連結されており、ボールジョイン
ト部分には、ブーツ5が装着されて接続部分を覆ってい
る。
【0013】上記ステアリングギアケース1は、ラック
ハウジング3の両端部に設けられた取付部6、7を、取
付ブラケット8を介してステアリングギアケースボデイ
ブラケット9にボルトあるいはネジ等の螺着手段10に
よって固定されている。ステアリングギアケースボデイ
ブラケット9は、図5に示すように、従来の左右のボデ
イブラケット部9a、9bを互いに連結して一体構造に
形成し、周囲にフランジ部9cを設けたもので、正面か
ら見て略矩形状に形成されている。このステアリングギ
アケースボデイブラケット9は、車体側のダッシュパネ
ル11にフランジ部9cを溶接等によって取り付けられ
ており、左右の正面位置にステアリングギアケース1の
車体側取付座面部9d、9eが左右一体構造に形成され
ている。このステアリングギアケースボデイブラケット
9の左右下端フランジ部には、それぞれ凸条12が形成
されて、水抜き孔13を形成している。
【0014】ステアリングギアケースボデイブラケット
9のボデイブラケット部9a、9bには、車体側取付座
面部9d、9eを挟んでそれぞれ取付孔14a、14
b、15a、15bが形成されている。車体側取付座面
部9d、9eの一方のネジ孔14a、15aには、車体
側取付座面部9d、9eの裏側からそれぞれネジ16が
立設されており、他方の取付孔14b、15bには、車
体側取付座面部9d、9eの裏側にナット17aが予め
装着されている。
【0015】組付けに際しては、ステアリングギアケー
ス1は、ラックハウジング3の両端部に設けられた取付
部6、7を、ステアリングギアケースボデイブラケット
9の車体側取付座面部9d、9eに配置して取付ブラケ
ット8を介して固定される。取付ブラケット8は、ネジ
16のネジ部に上部側の取付孔8aを係合させてから、
ナット16aによって固定し、取付ブラケット8の下部
側の取付孔8bにネジ17を挿通させてナット17aに
螺合させて固定される。
【0016】上記の構成によると、ステアリングギアケ
ースボデイブラケット9は、従来の左右のボデイブラケ
ット部9a、9bを互いに連結して一体構造に形成して
いるので、車体側のダッシュパネル11にフランジ部9
cを溶接等によって取り付けた際の取付剛性の向上を図
ることができる。ステアリングギアケースボデイブラケ
ット9の左右下端フランジ部には、それぞれ凸条12が
形成されて、水抜き孔13を形成しているので、強度が
向上する。ステアリングギアケースボデイブラケット9
は、正面から見て略矩形状に形成されているので、図6
(a)、(b)に示すように、略矩形状部18の内側に
トランスミッション19を配置することが可能になるこ
とから、スペースの有効利用を図ることができる。
【0017】図7(a)、(b)はステアリングギアケ
ースボデイブラケット9の略矩形状部18の内側にエキ
ゾーストマフラ20を配置した変形例で、このエキゾー
ストマフラ20に取り付けられた排気温度センサ21の
センサハーネス22を固定するブラケット23を取付ブ
ラケット8とともに共締めしたものである。これによっ
て、スペースの有効利用を図ることができる。
【0018】なお、本発明は、上記実施の形態に限定さ
れるものではなく、ステアリングギアケースボデイブラ
ケット9は、溶接によって車体側のダッシュパネル11
にフランジ部9cを取り付けたが、ボルト、あるいはネ
ジ等の締結手段によって取付けることもできる。また、
ステアリングギアケースボデイブラケット9は、左右の
ボデイブラケット部9a、9bを互いに連結して一体構
造に形成すれば良いので、略矩形状に限らず、アーチ状
とすることもできる。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によるステア
リングギアケースの取付構造によれば次のような効果を
奏することができる。請求項1において、ステアリング
ギアケースに設けられた左右の取付部を、車体側に設け
られたステアリングギアケースの車体側取付座面部に、
一対の取付ブラケットによって取り付けるようにしたス
テアリングギアケースの取付構造において、上記ステア
リングギアケースの車体側取付座面部を左右一体構造に
形成したので、車体側に取り付けた際の取付剛性の向上
を図ることができる。請求項2において、上記ステアリ
ングギアケースの車体側取付座面部に凸条を形成して水
抜き孔として利用したので、ステアリングギアケースの
強度が向上する。請求項3において、マフラのセンサ用
ハーネスの固定用ブラケットと上記ステアリングギアケ
ースの取付ブラケットを上記ステアリングギアケースの
車体側取付座面部に共締めしたので、スペースの有効利
用を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるステアリングギアケースの取付構
造の実施の形態を示す正面図である。
【図2】図1のX方向矢視図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】図1のC−C線断面図である。
【図5】図1のステアリングギアケースボデイブラケッ
トを示す斜視図である。
【図6】ステアリングギアケースボデイブラケットの略
矩形状部の内側にトランスミッションを配設した変形例
を示す概念図で、(a)は正面図、(b)は図6(a)
の右側面図である。
【図7】ステアリングギアケースボデイブラケットの略
矩形状部の内側にエキゾーストマフラを配設した変形例
を示す図で、(a)は正面図、(b)は図7(a)の右
側面図である。
【図8】従来のステアリングギアケースの取付構造を示
す斜視図である。
【図9】ステアリングギアケースの内部構造を示す概念
斜視図である。
【図10】ステアリングギアケースを示す分解斜視図で
ある。
【図11】従来のステアリングギアケースを取り付けた
状態を示す概念斜視図である。
【図12】従来のステアリングギアケースを取り付けた
状態を示す正面図である。
【図13】図12のA−A線断面図である。
【符号の説明】
1 ステアリングギアケース 2 ピニオンハウジング 3 ラックハウジング 4 タイロッド 5 ブーツ 6 取付部 7 取付部 8 取付ブラケット 9 ステアリングギアケースボデイブラケット 10 螺着手段 11 ダッシュパネル 12 凸条 13 水抜き孔 16 ネジ 17 ネジ 18 略矩形状部 19 トランスミッション 9a、9b ボデイブラケット部 9d、9e 車体側取付座面部 14a、14b、15a、15b 取付孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングギアケースに設けられた左
    右の取付部を、車体側に設けられたステアリングギアケ
    ースの車体側取付座面部に、一対の取付ブラケットによ
    って取り付けるようにしたステアリングギアケースの取
    付構造において、上記ステアリングギアケースの車体側
    取付座面部を左右一体構造に形成したことを特徴とする
    ステアリングギアケースの取付構造。
  2. 【請求項2】 上記ステアリングギアケースの車体側取
    付座面部に凸条を形成して水抜き孔として利用したこと
    を特徴とする請求項1に記載のステアリングギアケース
    の取付構造。
  3. 【請求項3】 上記マフラのセンサ用ハーネスの固定用
    ブラケットと上記ステアリングギアケースの取付ブラケ
    ットを上記ステアリングギアケースの車体側取付座面部
    に共締めしたことを特徴とする請求項1または2に記載
    のステアリングギアケースの取付構造。
JP9420198A 1998-04-07 1998-04-07 ステアリングギヤケースの取付構造 Pending JPH11291924A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002087291A (ja) * 2000-08-24 2002-03-27 Hyundai Motor Co Ltd ステアリングギヤフレーム
CN106240624A (zh) * 2016-08-27 2016-12-21 安徽安凯汽车股份有限公司 一种车身骨架方向机安装结构

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