JP4167652B2 - サスペンションアームの支持構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車幅方向内側の第1支持壁および車幅方向外側の第2支持壁に挟まれた空間に車体前後方向に延びるサスペンションアームのジョイントを配置し、第2支持壁、ジョイントおよび第1支持壁を貫通する支軸の端部を、第1支持壁の車幅方向内面に固定した筒状部材に支持するサスペンションアームの支持構造に関する。
自動車のサスペンション装置のトレーリングアームの前端に設けたゴムブッシュジョイントを貫通する支軸の両端を車体に支持する部分の剛性を高めるべく、その支持部分の近傍を閉断面部や断面がハット型のブラケットで補強したものが、下記特許文献1により公知である。
特開2000−238662号公報
しかしながら上記従来のものは、ゴムブッシュジョイントを貫通する支軸の両端が車体の平坦部分に固定されているため、トレーリングアームからゴムブッシュジョイントを介して支軸に荷重が加わると、車体の平坦部分が湾曲するように変形を起こす可能性があった。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、サスペンションアームのジョイントを支持する車体の剛性を簡単な構造で高めることを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、車幅方向内側の第1支持壁および車幅方向外側の第2支持壁に挟まれた空間に車体前後方向に延びるサスペンションアームのジョイントを配置し、第2支持壁、ジョイントおよび第1支持壁を貫通する支軸の端部を、第1支持壁の車幅方向内面に固定した筒状部材に支持するサスペンションアームの支持構造において、第1支持壁の車幅方向内面に連なる車体板材にサポート部材の両端を架設し、このサポート部材に前記筒状部材の外周面を固定したことを特徴とするサスペンションアームの支持構造が提案される。
また請求項2に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、前記車体板材は交差する二つの壁面を備えており、サポート部材の両端は前記二つの壁面に接続されることを特徴とするサスペンションアームの支持構造が提案される。
尚、実施例のミドルフロアクロスメンバ16は本発明の車体板材に対応し、実施例の下壁16aおよび後壁16bは本発明の壁面に対応し、実施例のトレーリングアーム24は本発明のサスペンションアームに対応し、実施例のゴムブッシュジョイント25は本発明のジョイントに対応し、実施例のカラーナット31は本発明の筒状部材に対応し、実施例のボルト29は本発明の支軸に対応する。
請求項1の構成によれば、車幅方向内側の第1支持壁および車幅方向外側の第2支持壁に挟まれた空間に車体前後方向に延びるサスペンションアームのジョイントを配置し、ジョイントを貫通する支軸の端部を第1支持壁の車幅方向内面に固定した筒状部材に支持する際に、第1支持壁の車幅方向内面に連なる車体板材にサポート部材の両端を架設し、このサポート部材に筒状部材の外周面を固定したので、筒状部材をサポート部材を介して車体板材に接続することで取付剛性を高め、サスペンションアームからゴムブッシュジョイントおよび支軸を介して入力される荷重で第1、第2支持壁が変形するのを効果的に防止することができる。
請求項2の構成によれば、車体板材に交差するように設けた二つの壁面にサポート部材の両端を接続したので、前記二つの壁面とサポート部材とで三角形の閉断面構造を構成して剛性を一層効果的に高めることができる。
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
図1〜図5は本発明の一実施例を示すもので、図1はRV車両の骨格を示す斜視図、図2は図1の2部拡大図、図3は図2の3−3線拡大断面図、図4は図3の4−4線断面図、図5はトレーリングアームブラケットの斜視図である。
図1および図2に示すように、RV車両は車体側部に沿って前後方向に延びる左右一対のリヤサイドフレーム11,11と、それらのリヤサイドフレーム11,11の中間部間を接続して車体左右方向に延びるクロスメンバ12と、リヤサイドフレーム11,11およびクロスメンバ12の接続部の近傍を補強するガセットミドルフロア13と、リヤサイドフレーム11,11の前部下面およびクロスメンバ12の下面に連なるミドルフロア14と、リヤサイドフレーム11,11の後部上面およびクロスメンバ12の上面に連なるリヤフロア15とを備える。
図2〜図4から明らかなように、クロスメンバ12は、下壁16aおよび後壁16bを有するL字状断面の部材であるミドルフロアクロスメンバ16と、上壁17a、前壁17bおよび下壁17cを有するクランク状断面の部材であるミドルフロアスチフナ17とを閉断面を構成するように結合して構成される。具体的には、ミドルフロアクロスメンバ16の後壁16bの後端と、ミドルフロアスチフナ17の上壁17aの後端と、リヤフロア15の前端とが重ね合わされて溶接され、ミドルフロアクロスメンバ16の下壁16aの前端と、ミドルフロアスチフナ17の下壁17cと、ミドルフロア14の後端とが重ね合わされて溶接される(図4参照)。
クロスメンバ12よりも後方のリヤサイドフレーム11は、上面が開口した断面U字状のリヤフレームロア18と、その上面開口を覆うリヤフレームアッパー19と、リヤフレームロア18およびリヤフレームアッパー19の車幅方向外側を覆うホイールアーチインナー20とを溶接して閉断面に構成される(図3参照)。クロスメンバ12よりも前方のリヤサイドフレーム11はサイドシルを構成するもので、前記リヤフレームアッパー19と一体に形成されたサイドシルインナー21と、前記ホイールアーチインナー20と一体に形成されたサイドシルアウター22とを溶接して閉断面に構成される(図2参照)。
クロスメンバ12の端部に対応するホイールアーチインナー20の車幅方向内面に前記ガセットミドルフロア13が重ね合わされて溶接される。そしてこのガセットミドルフロア13の車幅方向内面にミドルフロアスチフナ17の前壁17bに設けたフランジ17dが溶接される(図2参照)。
クロスメンバ12の端部近傍に配置されるトレーリングアームブラケット23は、図5に示すように、前壁23a、第1支持壁23bおよび第2支持壁23cを備えた断面U字状の部材であって、第1、第2支持壁23b,23cにそれぞれボルト孔23d,23eが形成される。トレーリングアームブラケット23は、その前壁23aの下部に設けたフランジ23fがミドルフロアクロスメンバ16の下壁16aに溶接されるとともに、その第1支持壁23bのフランジ23gがミドルフロアクロスメンバ16の後壁16bに溶接され(図2参照)、その第1支持壁23bおよび第2支持壁23cがリヤフレームロア18の前端部両側面に溶接され、その前壁23aにリヤフレームロア18の前端のフランジ18aが溶接される(図2参照)。
またミドルフロアクロスメンバ16の後壁16bのフランジ16cがトレーリングアームブラケット23の第1支持壁23bに溶接されるとともに、ミドルフロアクロスメンバ16の下壁16aのフランジ16dがトレーリングアームブラケット23の第1支持壁23bおよびガセットミドルフロア13に跨がって溶接される(図2参照)。更にミドルフロアスチフナ17の前壁17bのフランジ17dがガセットミドルフロア13に溶接される(図2参照)。
図3に最も良く示されるように、車体前後方向に延びて後端に後輪を懸架するトレーリングアーム24の前端に設けられたゴムブッシュジョイント25は、トレーリングアーム24の前端の環状部24aに圧入されるアウターカラー26と、このアウターカラー26の内部にゴムブッシュ27を介して接続されたインナーカラー28とを備えており、トレーリングアームブラケット23の第2支持壁23cのボルト孔23eに挿入したボルト29が、ゴムブッシュジョイント25のインナーカラー28およびトレーリングアームブラケット23の第1支持壁23bのボルト孔23dを貫通し、その第1支持壁23bに溶接した円筒状のカラーナット31に螺合する。これにより、ゴムブッシュジョイント25のインナーカラー28がトレーリングアームブラケット23の第1、第2支持23b,23c間に固定される。
図2〜図4に最も良く示されれるように、断面L字状に屈曲するミドルフロアクロスメンバ13の下壁16aおよび後壁16bに跨がるように、サポート部材32の両端のフランジ32a,32bが溶接されており、このサポート部材32の中間部の円弧状の凹部32cにカラーナット31の外周が溶接される。
しかして、車両の走行に伴って車輪が受ける荷重がトレーリングアーム24からゴムブッシュジョイント25を介してボルト29に伝達されると、その荷重はボルト29を介してトレーリングアームブラケット23の第1、第2支持壁23b,23cによって支持される。このとき、第1支持壁23bに一体に溶接されたカラーナット31にボルト29の先端が螺合しており、かつミドルフロアクロスメンバ16の下壁16aおよび後壁16b間に架設したサポート部材32に前記カラーナット31が溶接されているため、ボルト29に加わる荷重がカラーナット31からサポート部材32を介してクロスメンバ12に支持されることで、ボルト29のコジリを防止して第1、第2支持壁23b,23cの変形を防止することができる。
特に、サポート部材32が固定されるクロスメンバ12が四角形断面に構成されており、その内部に筋交のようにサポート部材32を配置したことにより、クロスメンバ12およびサポート部材32が相互に補強し合って剛性向上効果が更に高められる。その結果、トレーリングアーム24のゴムブッシュジョイント25まわりの剛性が向上し、車両の操安性能や乗り心地性能の向上に寄与することができる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、実施例では車体板材としてミドルフロアクロスメンバ16を採用しているが、他の任意の車体板材であっても良い。
また実施例ではサスペンションアームとしてトレーリングアーム24を例示したが、リーディングアーム等の他のサスペンションアームであっても良い。
また実施例ではジョイントとしてゴムブッシュジョイント25を例示したが、ボールジョイントのような他のジョイントであっても良い。
また実施例では支軸および筒状部材をそれぞれボルト29およびカラーナット31で構成しているが、それに限定されるものではない。
RV車両の骨格を示す斜視図 図1の2部拡大図 図2の3−3線拡大断面図 図3の4−4線断面図 トレーリングアームブラケットの斜視図
符号の説明
16 ミドルフロアクロスメンバ(車体板材)
16a 下壁(壁面)
16b 後壁(壁面)
23b 第1支持壁
23c 第2支持壁
24 トレーリングアーム(サスペンションアーム)
25 ゴムブッシュジョイント(ジョイント)
29 ボルト(支軸)
31 カラーナット(筒状部材)
32 サポート部材

Claims (2)

  1. 車幅方向内側の第1支持壁(23b)および車幅方向外側の第2支持壁(23c)に挟まれた空間に車体前後方向に延びるサスペンションアーム(24)のジョイント(25)を配置し、第2支持壁(23c)、ジョイント(25)および第1支持壁(23b)を貫通する支軸(29)の端部を、第1支持壁(23b)の車幅方向内面に固定した筒状部材(31)に支持するサスペンションアームの支持構造において、
    第1支持壁(23b)の車幅方向内面に連なる車体板材(16)にサポート部材(32)の両端を架設し、このサポート部材(32)に前記筒状部材(31)の外周面を固定したことを特徴とするサスペンションアームの支持構造。
  2. 前記車体板材(16)は交差する二つの壁面(16a,16b)を備えており、サポート部材(32)の両端は前記二つの壁面(16a,16b)に接続されることを特徴とする、請求項1に記載のサスペンションアームの支持構造。
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