JP5326752B2 - ショックアブソーバー取付け部構造 - Google Patents

ショックアブソーバー取付け部構造 Download PDF

Info

Publication number
JP5326752B2
JP5326752B2 JP2009092935A JP2009092935A JP5326752B2 JP 5326752 B2 JP5326752 B2 JP 5326752B2 JP 2009092935 A JP2009092935 A JP 2009092935A JP 2009092935 A JP2009092935 A JP 2009092935A JP 5326752 B2 JP5326752 B2 JP 5326752B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shock absorber
mounting seat
bracket
mounting
fastening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009092935A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010241289A (ja
Inventor
来実 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Co Ltd
Original Assignee
Suzuki Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Co Ltd filed Critical Suzuki Motor Co Ltd
Priority to JP2009092935A priority Critical patent/JP5326752B2/ja
Publication of JP2010241289A publication Critical patent/JP2010241289A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5326752B2 publication Critical patent/JP5326752B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Vehicle Body Suspensions (AREA)

Description

本発明は、自動車のリヤサスペンションに併設されるショックアブソーバーの車体側取付け部構造に関する。
自動車のリヤサスペンションに併設されるショックアブソーバーの上端部が、リヤホイールハウス内の上部に支持される場合、そのままでは取付け部の強度および剛性が不足するため、リヤホイールハウスの車輪側や荷室側に補強材が接合される(例えば、特許文献1,2参照)。しかし、補強材の接合により取付け部の面剛性が向上しても、ショックアブソーバーからの突き上げ荷重がリヤホイールハウスに直接作用することに変わりなく、リヤホイールハウスへの負担は改善されていない。
特開2006−219004号公報 実開平3−52289号公報
そこで、リヤホイールハウス上部の車輪側に接合した補強材に、車輪側に膨出した取付け座面を設け、この取付け座面に、ショックアブソーバー上端部に装着したブラケットを締結固定することで、ショックアブソーバーから入力される荷重を補強材の周縁部に分散させることが検討されている。この場合、ショックアブソーバーのブラケットは、補強材の取付け座面に対して2〜4箇所でボルト止めされるが、ボルトの締結部付近に応力集中を生じる傾向が確認された。
本発明はこのような実状に鑑みてなされたものであって、その目的は、ショックアブソーバーブラケットのボルト締結部付近の応力集中を緩和し、ショックアブソーバーからの突き上げ荷重の分散効率を高め、車体への負担を軽減することができるショックアブソーバー取付け部構造を提供することにある。
上記従来技術の有する課題を解決するため、本発明は、リヤホイールハウス上部の車輪側に接合したリンフォースに、ショックアブソーバー上端部に装着したブラケットを締結してなるショックアブソーバー取付け部構造であって、前記リンフォースが、その中間部の前後各側に、車輪側に膨出したブラケット取付け座面を備え、それらの間に上下方向に延びる凹面が画成されているものにおいて、前記ブラケット取付け座面の少なくとも一方に、上下2箇所の締結部が配設されるとともに、前記2箇所の締結部の間を横切るように形成された凹ビードにより、上下2つの取付け座面が画成されており、前記上下2つの取付け座面の裏面側に共通の補強用パッチが接合され、該補強用パッチに、前記凹ビードを跨ぐビード部が形成されていることを特徴とする。
本発明は、上記構成により、車輪側に膨出したブラケット取付け座面を備えたリンフォースとリヤホイールハウスとの間に形成された閉断面と、各取付け座面の間で上下方向に延びる溝状の凹面により、ブラケット取付け座面周辺の剛性が高められ、ショックアブソーバーからの突き上げ荷重をリンフォースの周辺部(接合部)を通じてリヤホイールハウス(車体構造)に分散させる基本的効果に加えて、上下2箇所の締結部間に横方向に延びる凹ビードと補強用パッチのビード部とによって、上下2つの取付け座面の面剛性が高められボルト締結部付近の応力集中が緩和される一方、ショックアブソーバーからの衝撃や上下2箇所の締結部間の不均衡を吸収可能となり、車体側への負担を軽減することができる。
また、本発明の好適な態様では、前記ブラケットが、ショックアブソーバー上端部に嵌合する有頂筒状のショックアブソーバー保持部と、その周囲に張出したフランジ部とを備え、前記フランジ部と対応する前記各取付け座面および前記補強パッチを貫通する締結部材で締結固定されており、前記フランジ部に、前記ショックアブソーバー保持部の側面から前後各側に延びる補強リブが延設されているので、各補強リブによって、各取付け座面間の溝状凹面に架設されたフランジ部の剛性が向上し、前後各側取付け座面の中央寄りの応力集中を緩和するうえで有利である。
また、本発明のさらに好適な態様では、前記ブラケット取付け座面の他方に1箇所の締結部が配設され、該取付け座面の裏面側に接合された補強用パッチの上縁および/または下縁に、前記取付け座面の裏面から離れて車両前後方向に延在する立縁が形成されているので、補強用パッチの剛性が高められ、ボルト締結部付近の応力集中を緩和し、ショックアブソーバーからの突き上げ荷重の分散効率を高めるうえで有利である。
本発明実施形態のショックアブソーバー取付け部を示す斜視図である。 図1のA−A断面図である。 図2のB方向から見たリンフォースの分解状態を示す矢視図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、自動車のリヤホイールアーチ10付近を前下方から見た斜視図である。図において、リヤホイールアーチ10の内側には、後車輪1の収容部を画成するリヤホイールハウス7が配設され、リヤホイールハウス7の下端は、リヤフロアサイドメンバー9に接合されている。
リヤホイールハウス7は、図1のA−A断面を車両後方側から見た図2に示されるように、リヤホイールハウスアウター7aとリヤホイールハウスインナー7bで構成され、リヤホイールハウスアウター7aの図示しない縁部においてリヤホイールアーチ10の裏面に接合されている。また、リヤホイールハウスアウター7aとの接合部に沿ったリヤホイールハウスインナー7bの上面は、車室空間と荷室空間との間に車幅方向に延在するクロスメンバー8の端部下面に接合されている。
図1および図2に示すように、リヤホイールハウス7の車輪側上部には、ショックアブソーバー2の取付け座面41〜43を備えたリンフォース4が接合されている。ショックアブソーバー2は、下端部2bにおいてサスペンション側に連結される一方、上端部2aに装着したブラケット3を介してリンフォース4に取り付けられる。
ブラケット3は、ショックアブソーバー2の上端部2aに嵌合する有頂円筒状のショックアブソーバー保持部34と、その周囲に張出したフランジ部30とを備え、該フランジ部30は、ショックアブソーバー保持部34に対して前方に位置する1箇所の締結部33と、後方に位置する上下2箇所の締結部31,32を結ぶ略三角形状をなしている。
上記フランジ部30は、略上下方向に配向されたショックアブソーバー2の上端部2aを、リヤホイールハウス7の傾斜面に準じた傾斜を有するリンフォース4の取付け座面41〜43に取付けるために、ショックアブソーバー保持部34に対して斜設され、ショックアブソーバー保持部34の上端部の一側は、図2に破線で示すように、フランジ部30の中央部から上方に突出している。
さらに、ショックアブソーバー保持部34の外周面からフランジ部30に向けて複数の補強リブが放射状に配設され、それらのうち、車両前後方向に配向された2つの補強リブ35,36は、後方側2箇所の締結部31,32の間、および前方側1箇所の締結部33の近傍に向かって延設されている。
上記のように構成されたブラケット3は、図2に破線で示すように、ショックアブソーバー2の上端部2aをショックアブソーバー保持部34に嵌合するとともに、ショックアブソーバー2の上端部2aの中央に突設されたボルト(図示せず)を、ショックアブソーバー保持部34の頂部に貫通させ、その状態で、前記ボルトにナット20を螺合締結することによりショックアブソーバー2の上端部2aに固定されている。
リンフォース4は、フランジ状の周縁部40においてリヤホイールハウス7に溶接接合される一方、その中間部の前後各側に、リヤホイールハウス7に対して車輪側に膨出したブラケット取付け座面43および41,42を備え、それらの間に上下方向に延びる溝状の凹面44が画成されている。この凹面44は、ショックアブソーバー保持部34の突出した上端部(2a)を収容する逃げ部であると同時に、リンフォース4の前後の膨出部(43および41,42)に上下方向に延びる補強構造をもたらしている。
上記各ブラケット取付け座面41,42,43には、ブラケット3の締結部31,32,33に対応したボルト孔41a,42a,43aが穿設されている。これらのうち、車両前後方向の後方側に位置した上下2箇所のボルト孔41a,42aの中間には、これらの間を横切るように凹ビード45(裏面側、接合面側から見た図3では凸ビード)が延設され、該凹ビード45によって、後方側の膨出部に上下の取付け座面41,42が画成されている。
そして、上下の取付け座面41,42の裏面側には、それらに共通の補強用パッチ5が接合される。補強用パッチ5は、取付け座面41,42に対応した平坦な補強面51,52と、それらの前後各側に立設された側面53,54とを備え、上下の補強面51,52の中間には、両側面53,54間に亘って延在するビード部55が形成されている。各補強面51,52には、前記各ボルト孔41a,42aに対応した貫通孔が穿設され、かつ、各貫通孔の裏面側にそれぞれウエルドナット11,12が溶接固定されている。
一方、車両前後方向の前方側に位置したブラケット取付け座面43には、ボルト孔43aの凹面44側から下側にかけての区間を囲むように段差46が形成されており、該取付け座面43の裏面側に接合される補強用パッチ6にも、該取付け座面43に対応した平坦な補強面63を囲むように段差部66が形成されている。
この補強用パッチ6も、補強面63の前後各側に側面61,62を備え、さらに、補強用パッチ6の上下縁部には、取付け座面43の裏面から立ち上がる立縁64,65が形成され、このうち下方の立縁65は、両側面61,62に亘って車両前後方向に延在している。補強面63に、ボルト孔43aに対応した貫通孔が穿設され、その裏面側にウエルドナット13が溶接固定される点は、補強用パッチ5の場合と同様である。
以上のように構成されたショックアブソーバー2の取付け部構造は、図2に示されるように、上下2つの取付け座面41,42の間に凹ビード45が形成され、取付け座面41,42の裏面側に接合された補強用パッチ5の対応する位置に、前記凹ビード45を跨ぐビード部55が形成された構成により、各取付け座面41,42のそれぞれの面剛性が向上し、ボルト21,22の締結部付近の応力集中が緩和される一方、ショックアブソーバーからの衝撃や、上下2箇所の締結部間の不均衡を吸収可能となり、車体側への負担を軽減することができる。
以上、本発明の実施の形態について述べたが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいてさらに各種の変形および変更が可能であることを付言する。
1 後車輪
2 ショックアブソーバー
3 ブラケット
4 リンフォース
5,6 補強用パッチ
7 リヤホイールハウス
11,12,13 ウエルドナット
21,22,23 ボルト
30 フランジ部
31,32,33 締結部
34 ショックアブソーバー保持部
35,36 補強リブ
40 周縁部
41,42,43 ブラケット取付け座面
44 凹面
45 凹ビード
46 段差
55 ビード部
64,65 立縁
66 段差部

Claims (3)

  1. リヤホイールハウス上部の車輪側に接合したリンフォースに、ショックアブソーバー上端部に装着したブラケットを締結してなるショックアブソーバー取付け部構造であって、
    前記リンフォースが、その中間部の前後各側に、車輪側に膨出したブラケット取付け座面を備え、それらの間に上下方向に延びる凹面が画成されているものにおいて、
    前記ブラケット取付け座面の少なくとも一方に、上下2箇所の締結部が配設されるとともに、前記2箇所の締結部の間を横切るように形成された凹ビードにより、上下2つの取付け座面が画成されており、前記上下2つの取付け座面の裏面側に共通の補強用パッチが接合され、該補強用パッチに、前記凹ビードを跨ぐビード部が形成されていることを特徴とするショックアブソーバー取付け部構造。
  2. 前記ブラケットが、ショックアブソーバー上端部に嵌合する有頂筒状のショックアブソーバー保持部と、その周囲に張出したフランジ部とを備え、前記フランジ部と対応する前記各取付け座面および前記補強パッチを貫通する締結部材で締結固定されており、前記フランジ部に、前記ショックアブソーバー保持部の側面から前後各側に延びる補強リブが延設されていることを特徴とする請求項1に記載のショックアブソーバー取付け部構造。
  3. 前記ブラケット取付け座面の他方に1箇所の締結部が配設され、該取付け座面の裏面側に接合された補強用パッチの上縁および/または下縁に、前記取付け座面の裏面から離れて車両前後方向に延在する立縁が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のショックアブソーバー取付け部構造。
JP2009092935A 2009-04-07 2009-04-07 ショックアブソーバー取付け部構造 Active JP5326752B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009092935A JP5326752B2 (ja) 2009-04-07 2009-04-07 ショックアブソーバー取付け部構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009092935A JP5326752B2 (ja) 2009-04-07 2009-04-07 ショックアブソーバー取付け部構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010241289A JP2010241289A (ja) 2010-10-28
JP5326752B2 true JP5326752B2 (ja) 2013-10-30

Family

ID=43094827

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009092935A Active JP5326752B2 (ja) 2009-04-07 2009-04-07 ショックアブソーバー取付け部構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5326752B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102700375B (zh) * 2012-06-20 2015-07-08 浙江吉利汽车研究院有限公司杭州分公司 汽车后减震器安装座组件
JP2015081019A (ja) * 2013-10-23 2015-04-27 スズキ株式会社 車両後方の側部構造
US9539872B2 (en) * 2014-12-30 2017-01-10 Sungwoo Hitech Co., Ltd. Mounting unit of shock absorber for vehicle
JP7135519B2 (ja) * 2018-07-12 2022-09-13 スズキ株式会社 ホイールハウス構造
CN115230417B (zh) * 2022-08-22 2024-05-03 合众新能源汽车股份有限公司 一种双叉臂悬架安装结构

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0352289U (ja) * 1989-09-29 1991-05-21
JP3227839B2 (ja) * 1992-10-30 2001-11-12 トヨタ自動車株式会社 ストラット式サスペンションにおけるストラットの取付け構造
JPH08142909A (ja) * 1994-11-24 1996-06-04 Nissan Motor Co Ltd 自動車の車体後部構造
JP3911757B2 (ja) * 1997-03-31 2007-05-09 日産自動車株式会社 ショックアブソーバ取付構造
KR100527710B1 (ko) * 2003-05-21 2005-11-09 현대자동차주식회사 리어스트럿어셈블리의 상단 마운팅부 구조
JP4236200B2 (ja) * 2005-02-10 2009-03-11 本田技研工業株式会社 車両の車体後部構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010241289A (ja) 2010-10-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6421766B2 (ja) フレーム車の骨格構造
JP4774976B2 (ja) 車両の後部車体構造
JP4344955B2 (ja) 車両後部の車体構造
JP2009126197A (ja) 後部車体構造
JP2007186040A (ja) 車体後部構造
JP5447801B2 (ja) リアサスペンションのスプリングの支持構造
JP6668743B2 (ja) 車体構造
JP5326752B2 (ja) ショックアブソーバー取付け部構造
JP3866415B2 (ja) 車体構造
JP5493971B2 (ja) 車両の後部車体構造
JP6181099B2 (ja) 車体の後部構造
JP2008290539A (ja) サスクロスメンバ取付け構造
CN103042890B (zh) 支柱悬架安装结构
JP5999018B2 (ja) 車両の後部車体構造
JP2008081041A (ja) 自動車の下部車体構造
JP5325590B2 (ja) 車両用マウント構造
JP6136302B2 (ja) ステアリングナックルの構造
JP6327303B2 (ja) 車両の下部車体構造
JP5548778B2 (ja) 車体フロア構造
JP4167652B2 (ja) サスペンションアームの支持構造
JP5549613B2 (ja) 車両後部の車体構造
JP2014083955A (ja) 自動車の車体後部構造
JP5689489B2 (ja) 車体後部構造
JP6022346B2 (ja) 自動車用サスペンションメンバの補強構造
JP6603578B2 (ja) サスペンションメンバの補強構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120312

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130620

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130625

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130708

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5326752

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151