JPH11289609A - ハイブリッド車両の発電制御装置 - Google Patents

ハイブリッド車両の発電制御装置

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JPH11289609A
JPH11289609A JP10086648A JP8664898A JPH11289609A JP H11289609 A JPH11289609 A JP H11289609A JP 10086648 A JP10086648 A JP 10086648A JP 8664898 A JP8664898 A JP 8664898A JP H11289609 A JPH11289609 A JP H11289609A
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俊一 青山
Noboru Hattori
昇 服部
Yuuya Matsuo
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  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発電用モーターの小型化を図る。 【解決手段】 クラッチ3が締結されている時に、要求
発電電力が発電用モーター1の短時間定格の最大出力を
越える場合は、その超過分を走行用モーター4により発
電する。また、クラッチ3が締結されている時に、要求
発電電力が発電用モーター1の短時間定格の最大出力を
越える場合は、車速を一定に保ちながら変速機5の変速
比を下げる。さらに、クラッチ3が解放されている時
に、要求発電電力が発電用モーター1の短時間定格の最
大出力を越える場合は、エンジン2の回転速度を増加す
る。これにより、発電用モーター1を小型化することが
でき、その設置スペースとコストを低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンおよび/
またはモーターを車両の推進源とするハイブリッド車両
の発電制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術とその問題点】エンジンおよび/またはモ
ーターを車両の推進源とするハイブリッド車両が知られ
ている(例えば、特開平5−50865号公報参照)。
この種のハイブリッド車両では、エンジンの出力軸に連
結されたジェネレーターにより発電を行い、エンジンの
出力軸にクラッチを介して連結されたモーターにより走
行を行っている。
【0003】ところで、ハイブリッド車両では燃料消費
率の向上と排気の浄化を図るために、低速、軽負荷時に
は運転効率の悪いエンジンに代わってモーターの駆動力
により走行し、高速、高負荷時にはエンジンの駆動力に
より走行している。例えば、通常の発進時には、バッテ
リーから電力を供給してモーターの駆動力により発進
し、車速が増加するとクラッチを締結してエンジン走行
に切り換える。
【0004】このように、ハイブリッド車両では、モー
ターのみによる走行モードがあり、バッテリーから多く
の電力を供給する必要がある。そのため、大型のジェネ
レーターが必要となって大きな設置スペースが必要とな
り、コストも増加するという問題がある。
【0005】本発明の目的は、発電用モーターの小型化
を図ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】一実施の形態の構成を示
す図1に対応付けて本発明を説明すると、 (1)請求項1の発明は、クラッチ3の入力軸にエンジ
ン2と発電用モーター1を連結するとともに、クラッチ
3の出力軸に走行用モーター4と変速機5の入力軸を連
結し、変速機5の出力軸から駆動輪8へ動力を伝達する
ハイブリッド車両の発電制御装置であって、クラッチ3
が締結されている時に、要求発電電力が発電用モーター
1の短時間定格の最大出力を越える場合は、その超過分
を走行用モーター4により発電することにより、上記目
的を達成する。 (2)請求項2の発明は、要求発電電力が発電用モータ
ー1の短時間定格の最大出力以内であっても、発電用モ
ーター1のコイル温度が所定値を越えている場合は、要
求発電電力が発電用モーター1の連続定格の最大出力を
超える分を走行用モーター4で発電するようにしたもの
である。 (3)請求項3の発明は、クラッチ3の入力軸にエンジ
ン2と発電用モーター1を連結するとともに、クラッチ
3の出力軸に走行用モーター1と変速機5の入力軸を連
結し、変速機5の出力軸から駆動輪8へ動力を伝達する
ハイブリッド車両の発電制御装置であって、クラッチ3
が締結されている時に、要求発電電力が発電用モーター
1の短時間定格の最大出力を越える場合は、車速を一定
に保ちながら変速機5の変速比を下げることにより、上
記目的を達成する。 (4)請求項4の発明は、要求発電電力が発電用モータ
ー1の短時間定格の最大出力以内であっても、発電用モ
ーター1のコイル温度が所定値を越えている場合は、要
求発電電力が発電用モーター1の連続定格の最大出力を
超える分を走行用モーター4により発電するようにした
ものである。 (5)請求項5の発明は、クラッチ3の入力軸にエンジ
ン2と発電用モーター1を連結するとともに、クラッチ
3の出力軸に走行用モーター4と変速機5の入力軸を連
結し、変速機5の出力軸から駆動輪8へ動力を伝達する
ハイブリッド車両の発電制御装置であって、クラッチ3
が解放されている時に、要求発電電力が発電用モーター
1の短時間定格の最大出力を越える場合は、エンジン2
の回転速度を増加することにより、上記目的を達成す
る。
【0007】上述した課題を解決するための手段の項で
は、説明を分かりやすくするために一実施の形態の図を
用いたが、これにより本発明が一実施の形態に限定され
るものではない。
【0008】
【発明の効果】(1)請求項1の発明によれば、クラッ
チが締結されている時に、要求発電電力が発電用モータ
ーの短時間定格の最大出力を越える場合は、その超過分
を走行用モーターにより発電するようにしたので、発電
用モーターを小型化することができ、その設置スペース
とコストを低減できる。 (2)請求項2の発明によれば、要求発電電力が発電用
モーターの短時間定格の最大出力以内であっても、発電
用モーターのコイル温度が所定値を越えている場合は、
要求発電電力が発電用モーターの連続定格の最大出力を
超える分を走行用モーターで発電するようにしたので、
請求項1の上記効果に加え、発電用モーターの加熱を防
止できる。 (3)請求項3の発明によれば、クラッチが締結されて
いる時に、要求発電電力が発電用モーターの短時間定格
の最大出力を越える場合は、車速を一定に保ちながら変
速機の変速比を下げるようにしたので、発電用モーター
を小型化することができ、その設置スペースとコストを
低減できる。 (4)請求項4の発明によれば、要求発電電力が発電用
モーターの短時間定格の最大出力以内であっても、発電
用モーターのコイル温度が所定値を越えている場合は、
要求発電電力が発電用モーターの連続定格の最大出力を
超える分を走行用モーターにより発電するようにしたの
で、請求項3の上記効果に加え、発電用モーターの加熱
を防止できる。 (5)請求項5の発明によれば、クラッチが解放されて
いる時に、要求発電電力が発電用モーターの短時間定格
の最大出力を越える場合は、エンジンの回転速度を増加
するようにしたので、発電用モーターを小型化すること
ができ、その設置スペースとコストを低減できる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は一実施の形態の構成を示す
図である。図において、太い実線は機械力の伝達経路を
示し、太い破線は電力線を示す。また、細い実線は制御
線を示し、二重線は油圧系統を示す。この車両のパワー
トレインは、モーター1、エンジン2、クラッチ3、モ
ーター4、無段変速機5、減速装置6、差動装置7およ
び駆動輪8から構成される。モーター1の出力軸、エン
ジン2の出力軸およびクラッチ3の入力軸は互いに連結
されており、また、クラッチ3の出力軸、モーター4の
出力軸および無段変速機5の入力軸は互いに連結されて
いる。
【0010】クラッチ3締結時はエンジン2とモーター
4が車両の推進源となり、クラッチ3解放時はモーター
4のみが車両の推進源となる。エンジン2および/また
はモーター4の駆動力は、無段変速機5、減速装置6お
よび差動装置7を介して駆動輪8へ伝達される。無段変
速機5には油圧装置9から圧油が供給され、ベルトのク
ランプと潤滑がなされる。油圧装置9のオイルポンプ
(不図示)はモーター10により駆動される。
【0011】モータ1,4,10は三相同期電動機また
は三相誘導電動機などの交流機であり、モーター1は主
としてエンジン始動と発電に用いられ、モーター4は主
として車両の走行と制動に用いられる。そこで、この実
施の形態ではモーター1を”発電用”と呼び、モーター
4を”走行用”と呼ぶことにする。また、モーター10
は油圧装置9のオイルポンプ駆動用である。なお、モー
ター1,4,10には交流機に限らず直流電動機を用い
ることもできる。また、クラッチ3締結時に、モーター
1を車両の推進と制動に用いることもでき、モーター4
をエンジン始動や発電に用いることもできる。
【0012】クラッチ3はパウダークラッチであり、伝
達トルクを調節することができる。なお、このクラッチ
3に乾式単板クラッチや湿式多板クラッチを用いること
もできる。無段変速機5はベルト式やトロイダル式など
の無段変速機であり、変速比を無段階に調節することが
できる。
【0013】モーター1,4,10はそれぞれ、インバ
ーター11,12,13により駆動される。なお、モー
ター1,4,10に直流電動機を用いる場合には、イン
バーターの代わりにDCチョッパーを用いる。インバー
ター11〜13は共通のDCリンク14を介してメイン
バッテリー15に接続されており、メインバッテリー1
5の直流充電電力を交流電力に変換してモーター1,
4,10へ供給するとともに、モーター1,4の交流発
電電力を直流電力に変換してメインバッテリー15を充
電する。なお、インバーター11〜13は互いにDCリ
ンク14を介して接続されているので、回生運転中のモ
ーターにより発電された電力をメインバッテリー15を
介さずに直接、力行運転中のモーターへ供給することが
できる。メインバッテリー15には、リチウム・イオン
電池、ニッケル・水素電池、鉛電池などの各種電池や、
電機二重層キャパシターいわゆるパワーキャパシターを
用いることができる。
【0014】コントローラー16は、マイクロコンピュ
ーターとその周辺部品や各種アクチュエータなどを備
え、エンジン2の回転速度や出力トルク、クラッチ3の
伝達トルク、モーター1,4,10の回転速度や出力ト
ルク、無段変速機5の変速比などを制御する。
【0015】コントローラー16には、図2に示すよう
に、キースイッチ20、セレクトレバースイッチ21、
アクセルセンサー22、ブレーキスイッチ23、車速セ
ンサー24、バッテリー温度センサー25、バッテリー
SOC検出装置26、エンジン回転センサー27、スロ
ットル開度センサー28、モーターコイル温度センサー
29が接続される。キースイッチ20は、車両のキーが
ON位置またはSTART位置に設定されると閉路する(以
下、スイッチの閉路をオンまたはON、開路をオフまたは
OFFと呼ぶ)。セレクトレバースイッチ21は、パーキ
ングP、ニュートラルN、リバースRおよびドライブD
を切り換えるセレクトレバー(不図示)の設定位置に応
じて、P、N、R、Dのいずれかのスイッチがオンす
る。
【0016】アクセルセンサー22はアクセルペダルの
踏み込み量(アクセル開度)θを検出し、ブレーキスイ
ッチ23はブレーキペダルの踏み込み状態(この時、ス
イッチ オン)を検出する。車速センサー24は車両の
走行速度Vを検出し、バッテリー温度センサー25はメ
インバッテリー15の温度Tbを検出する。また、バッ
テリーSOC検出装置26はメインバッテリー15の充
電状態(以下、SOC(State Of Charge)と呼ぶ)を
検出する。さらに、エンジン回転センサー27はエンジ
ン2の回転速度Neを検出し、スロットル開度センサー
28はエンジン2のスロットルバルブ開度θthを検出す
る。モーターコイル温度センサー29は、発電用モータ
ー1のコイル温度Tcを検出する。
【0017】コントローラー16にはまた、エンジン2
の燃料噴射装置30、点火装置31、バルブタイミング
調節装置32、スロットルバルブ開度調節装置33など
が接続される。コントローラー16は、燃料噴射装置3
0を制御してエンジン2への燃料の供給と停止および燃
料噴射量を調節するとともに、点火装置31を制御して
エンジン2の点火を行う。また、コントローラー16
は、バルブタイミング調節装置32を制御してエンジン
2の吸気バルブの閉時期を調節し、スロットルバルブ開
度調節装置33を制御してエンジン2のスロットルバル
ブ開度θthを調節する。なお、コントローラー16には
低圧の補助バッテリー34から電源が供給される。
【0018】図3および図4はパワートレインの配置例
を示す図である。クラッチ3の入力側のモーター1とエ
ンジン2の配置は、図3に示すようにモーター1をエン
ジン2の上流に配置してもよいし、図4に示すようにモ
ーター1をエンジン2の下流に配置してもよい。図3に
示す配置例では、エンジン2の出力軸をクラッチ3の入
力軸と直結して1軸で構成するとともに、エンジン2の
出力軸をモーター1の出力軸とベルトや歯車により連結
する。また、図4に示す配置例では、エンジン2の出力
軸をモーター1のローターを貫通してクラッチ3の入力
軸と直結し、クラッチ3の入力側を1軸で構成する。
【0019】一方、クラッチ3の出力側のモーター4と
無段変速機5の配置は、図3に示すようにモーター4を
無段変速機5の上流に配置してもよいし、図4に示すよ
うにモーター4を無段変速機5の下流に配置してもよ
い。図3に示す配置例では、クラッチ3の出力軸をモー
ター4のローターを貫通して無段変速機5の入力軸と直
結し、クラッチ3の出力側を1軸で構成する。また、図
4に示す配置例では、クラッチ3の出力軸を無段変速機
5の入力軸を貫通してモーター4の出力軸と直結し、ク
ラッチ3の出力側を1軸で構成する。いずれの場合でも
モーター4を無段変速機5の入力軸に連結する。
【0020】なお、パワートレインの配置は図3および
図4に示す配置例に限定されず、クラッチ3の入力軸に
エンジン2とモーター1を連結するとともに、クラッチ
3の出力軸にモーター4と無段変速機5の入力軸を連結
し、無段変速機5の出力軸から減速装置6および差動装
置7を介して駆動輪8に動力を伝える推進機構であれ
ば、各機器がどのような配置でもよい。
【0021】図5は、無段変速機にトロイダルCVTを
用いたパワートレインの配置例を示す。無段変速機5に
トロイダルCVTを用いた場合でも、モーター4とトロ
イダルCVT5のどちらをクラッチ3側に配置してもよ
い。しかし、いずれの場合でもモーター4を無段変速機
5の入力軸に連結する。
【0022】この実施の形態では、次のような発電方法
により発電用モーター1の小型化を図る。すなわち、要
求発電電力が多い時は、発電用モーター1による発電は
もちろんのこと、走行用モーター4でも発電を行う。さ
らに、変速比を小さくしてエンジン回転速度Neを高く
し、発電用モーター1の回転速度を上げて発電電力を増
やす。
【0023】図6は、車速Vとエンジン回転速度Neに
対する無段変速機5の変速比制御パターンを示す。例え
ば、通常の変速比により車速V1、エンジン回転速度N
e1で走行しているとする。要求発電電力が多い時は、
通常の変速比から破線で示す変速比へ変更し、車速V1
を維持しながらエンジン2の回転速度をNe1からNe2
へ上げる。これにより、発電用モーター1の回転速度が
増加し、発電電力を増すことができる。
【0024】ここで、要求発電電力はメインバッテリー
15のSOCと車両の要求駆動力とに関係する。また、
この要求駆動力はエンジン回転速度Neとアクセルペダ
ルの踏み込み量θとに比例する。したがって、あらゆる
走行パターンを考慮して最大要求発電電力と、最大要求
発電電力を必要とする最大時間とを推定し、発電用モー
ター1と走行用モーター4との協調発電と、変速比の変
更とを考慮して、発電用モーター1の定格を決定する。
【0025】図7は発電用モーター1の定格出力と定格
トルクを示す図である。なお、モーター1を発電モード
で使用する場合にはモーター軸がエンジン2により駆動
され、出力およびトルクが負になる。この明細書では発
電時の負の出力およびトルクを発電出力および発電トル
クと呼ぶ。この実施の形態では、発電用モーター1を定
出力型とし、短時間定格はNbを越えると一定の出力と
なる。一方、連続定格出力はNbを越えても増加する。
要求発電電力が連続定格の最大出力Prを越えたら変速
比を下げ、エンジン回転速度Neすなわち発電用モータ
ー1の回転速度を上げて発電出力を増加する。なお、基
底回転速度Nbと最高回転速度Ntは、最大発電電力を必
要とする車速V、エンジン回転速度Neなどを考慮して
決定する。
【0026】また、最大要求発電電力を必要とする最大
時間に基づいて発電用モーター1の短時間定格を決定す
る。最大要求発電電力は常に必要とされる電力ではな
く、その上、この実施の形態では、走行用モーター4を
発電用として利用するとともに、変速比を変更して発電
電力を増加する発電方法を採用している。したがって、
最大要求発電電力を発電用モーター1の連続定格最大出
力Prで満たす必要はない。つまり、最大要求発電電力
が発電用モーター1の短時間定格最大出力Pmax以内と
なるように、発電用モーター1の連続定格と短時間定格
を決定する。モーターの大きさは連続定格の最大出力に
比例するので、最大要求発電電力を短時間定格の最大出
力で満たすようにすれば、モーター1の小型化を図るこ
とができ、設置スペースの低減とコストダウンを達成で
きる。
【0027】図8は一実施の形態の発電制御を示すフロ
ーチャートである。このフローチャートにより、一実施
の形態の動作を説明する。コントローラー16は所定時
間ごとにこの発電制御プログラムを実行する。ステップ
1において、メインバッテリー15のSOCと、車両の
要求駆動力としてのエンジン回転速度Neおよびアクセ
ルペダル踏み込み量θなどに基づいて要求発電電力を演
算する。
【0028】ステップ2では、発電用モーター1の現在
の回転速度で要求電力を発電可能かどうか確認する。現
在の回転速度で要求電力を発電可能で、且つ発電用モー
ター1のコイル温度Tcが所定値以下の場合はステップ
3へ進み、発電用モーター1のみで要求電力を発電す
る。
【0029】要求発電電力が発電用モーター1の連続定
格最大出力Prを越える場合は、短時間定格最大出力Pm
axまで発電を行うが、発電用モーター1のコイル温度T
cが所定値を超えたら、連続定格最大出力Prを超える分
を走行用モーター4により発電する。現在の回転速度で
は発電用モーター1のみで要求発電電力を満たすことが
できない場合、または発電用モーター1のコイル温度T
cが所定値を越えている場合はステップ4へ進み、クラ
ッチ3が締結されているかどうかを確認する。クラッチ
3が締結されている時は、基本的にエンジン2の駆動力
により走行するモードであり、走行用モーター4を発電
に用いることができる。しかし、クラッチ3が解放され
ている時は、基本的に走行用モーター4の駆動力により
走行するモードであり、走行用モーター4を発電に用い
ることができない。
【0030】クラッチ3が締結されている時はステップ
5へ進み、走行用モーター4との発電分担が可能かどう
かを確認する。クラッチ3が締結されていても、例えば
発進、加速時には走行用モーター4が力行運転状態にあ
り、エンジン2とモーター4の駆動力により車両が駆動
される。したがって、このような場合は走行用モーター
4を発電用に利用することができず、ステップ8へ進
む。
【0031】一方、走行用モーター4を発電用に用いる
ことができる時はステップ6へ進み、発電用モーター1
で要求発電電力を満たすことができない分を、走行用モ
ーター4の発電により満たすことができるかどうか確認
する。なお、この時、発電用モーター1のコイル温度T
cが所定値を越えていたら、要求発電電力が発電用モー
ター1の連続定格最大出力Prを超える分を走行用モー
ター1により発電する。発電電力不足分を走行用モータ
ー1との協調発電により満たすことができる場合はステ
ップ7へ進み、発電用モーター1と走行用モーター4と
により協調発電を行う。
【0032】走行用モーター4との協調発電を行っても
要求発電電力を満たせない場合はステップ11へ進み、
変速比を変更して走行用モーター4との協調発電を行
い、要求発電電力を満たせるかどうか確認する。現在の
車速を維持しながら変速比を小さくすると、エンジン2
とモーター1、4の回転速度が増加して発電出力が増加
する。変速比の変更で要求発電電力を満たすことができ
ればステップ12へ進み、変速比を変更する。そして、
ステップ7へ進み、発電用モーター1と走行用モーター
4の協調発電を行う。一方、変速比の変更によっても要
求発電電力を満たせない場合はステップ10へ進み、要
求発電電力を見直す。この時、所要電力が不足している
旨の警告を行い、アクセルペダル踏み込み量θに応じた
要求駆動力自体を低減させるようにしてもよい。
【0033】ステップ4でクラッチが締結されていない
時はステップ8へ進み、エンジン回転速度Neを上げて
要求発電電力が満たせるかどうか確認する。エンジン回
転速度Neを上げて要求発電電力を満たすことができ、
且つ発電用モーター1のコイル温度Tcが所定値以下の
場合はステップ9へ進み、要求発電電力の不足分を満た
すだけエンジン2の回転速度Neを増加する。一方、エ
ンジン回転速度Neを増加しても要求発電電力を満たせ
ない場合、または発電用モーター1のコイル温度Tcが
所定値を越えている場合はステップ10へ進み、上述し
たように要求発電電力自体を見直す。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施の形態の構成を示す図である。
【図2】 図1に続く、一実施の形態の構成を示す図で
ある。
【図3】 一実施の形態のパワートレインの配置例を示
す図である。
【図4】 一実施の形態のパワートレインの他の配置例
を示す図である。
【図5】 一実施の形態のパワートレインの他の配置例
を示す図である。
【図6】 無段変速機の変速非制御パターンを示す図で
ある。
【図7】 発電用モーターの出力とトルクの特性を示す
図である。
【図8】 一実施の形態の発電制御を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
1、4、10 モーター 2 エンジン 3 クラッチ 5 無段変速機 6 減速装置 7 差動装置 8 駆動輪 9 油圧装置 11〜13 インバーター 14 DCリンク 15 メインバッテリー 16 コントローラー 20 キースイッチ 21 セレクトレバースイッチ 22 アクセルセンサー 23 ブレーキスイッチ 24 車速センサー 25 バッテリー温度センサー 26 バッテリーSOC検出装置 27 エンジン回転センサー 28 スロットル開度センサー 29 モーターコイル温度センサー 30 燃料噴射装置 31 点火装置 32 バルブタイミング調節装置 33 スロットルバルブ開度調節装置 34 補助バッテリー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松尾 勇也 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クラッチの入力軸にエンジンと発電用モ
    ーターを連結するとともに、前記クラッチの出力軸に走
    行用モーターと変速機の入力軸を連結し、前記変速機の
    出力軸から駆動輪へ動力を伝達するハイブリッド車両の
    発電制御装置であって、 前記クラッチが締結されている時に、要求発電電力が前
    記発電用モーターの短時間定格の最大出力を越える場合
    は、その超過分を前記走行用モーターにより発電するこ
    とを特徴とするハイブリッド車両の発電制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のハイブリッド車両の発
    電制御装置において、 要求発電電力が前記発電用モーターの短時間定格の最大
    出力以内であっても、前記発電用モーターのコイル温度
    が所定値を越えている場合は、要求発電電力が前記発電
    用モーターの連続定格の最大出力を超える分を前記走行
    用モーターで発電することを特徴とするハイブリッド車
    両の発電制御装置。
  3. 【請求項3】 クラッチの入力軸にエンジンと発電用モ
    ーターを連結するとともに、前記クラッチの出力軸に走
    行用モーターと変速機の入力軸を連結し、前記変速機の
    出力軸から駆動輪へ動力を伝達するハイブリッド車両の
    発電制御装置であって、 前記クラッチが締結されている時に、要求発電電力が前
    記発電用モーターの短時間定格の最大出力を越える場合
    は、車速を一定に保ちながら前記変速機の変速比を下げ
    ることを特徴とするハイブリッド車両の発電制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のハイブリッド車両の発
    電制御装置において、 要求発電電力が前記発電用モーターの短時間定格の最大
    出力以内であっても、前記発電用モーターのコイル温度
    が所定値を越えている場合は、要求発電電力が前記発電
    用モーターの連続定格の最大出力を超える分を前記走行
    用モーターにより発電することを特徴とするハイブリッ
    ド車両の発電制御装置。
  5. 【請求項5】 クラッチの入力軸にエンジンと発電用モ
    ーターを連結するとともに、前記クラッチの出力軸に走
    行用モーターと変速機の入力軸を連結し、前記変速機の
    出力軸から駆動輪へ動力を伝達するハイブリッド車両の
    発電制御装置であって、 前記クラッチが解放されている時に、要求発電電力が前
    記発電用モーターの短時間定格の最大出力を越える場合
    は、前記エンジンの回転速度を増加することを特徴とす
    るハイブリッド車両の発電制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011017393A (ja) * 2009-07-09 2011-01-27 Honda Motor Co Ltd ベルト伝動システム

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