JP3478132B2 - パラレル・ハイブリッド車両の駆動制御装置 - Google Patents
パラレル・ハイブリッド車両の駆動制御装置Info
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- JP3478132B2 JP3478132B2 JP19756898A JP19756898A JP3478132B2 JP 3478132 B2 JP3478132 B2 JP 3478132B2 JP 19756898 A JP19756898 A JP 19756898A JP 19756898 A JP19756898 A JP 19756898A JP 3478132 B2 JP3478132 B2 JP 3478132B2
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60K—ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
- B60K6/00—Arrangement or mounting of plural diverse prime-movers for mutual or common propulsion, e.g. hybrid propulsion systems comprising electric motors and internal combustion engines ; Control systems therefor, i.e. systems controlling two or more prime movers, or controlling one of these prime movers and any of the transmission, drive or drive units Informative references: mechanical gearings with secondary electric drive F16H3/72; arrangements for handling mechanical energy structurally associated with the dynamo-electric machine H02K7/00; machines comprising structurally interrelated motor and generator parts H02K51/00; dynamo-electric machines not otherwise provided for in H02K see H02K99/00
- B60K6/20—Arrangement or mounting of plural diverse prime-movers for mutual or common propulsion, e.g. hybrid propulsion systems comprising electric motors and internal combustion engines ; Control systems therefor, i.e. systems controlling two or more prime movers, or controlling one of these prime movers and any of the transmission, drive or drive units Informative references: mechanical gearings with secondary electric drive F16H3/72; arrangements for handling mechanical energy structurally associated with the dynamo-electric machine H02K7/00; machines comprising structurally interrelated motor and generator parts H02K51/00; dynamo-electric machines not otherwise provided for in H02K see H02K99/00 the prime-movers consisting of electric motors and internal combustion engines, e.g. HEVs
- B60K6/50—Architecture of the driveline characterised by arrangement or kind of transmission units
- B60K6/54—Transmission for changing ratio
- B60K6/543—Transmission for changing ratio the transmission being a continuously variable transmission
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- Hybrid Electric Vehicles (AREA)
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパラレル・ハイブリ
ッド車両の駆動制御装置に関し、特に、種々の状況に応
じてエンジンとモーターの運転領域を変更するものであ
る。
ッド車両の駆動制御装置に関し、特に、種々の状況に応
じてエンジンとモーターの運転領域を変更するものであ
る。
【0002】
【従来の技術とその問題点】エンジンおよび/またはモ
ーターの駆動力により走行するパラレル・ハイブリッド
車両が知られている。この種の車両では、車速と負荷に
基づいてエンジンとモーターの運転領域を予め設定して
いる。例えば、低速且つ軽負荷の運転領域ではモーター
のみの駆動力で走行し、高速且つ高負荷の運転領域では
エンジンのみの駆動力で走行し、要求駆動力が大きな運
転領域ではエンジンとモーターの駆動力により走行す
る。
ーターの駆動力により走行するパラレル・ハイブリッド
車両が知られている。この種の車両では、車速と負荷に
基づいてエンジンとモーターの運転領域を予め設定して
いる。例えば、低速且つ軽負荷の運転領域ではモーター
のみの駆動力で走行し、高速且つ高負荷の運転領域では
エンジンのみの駆動力で走行し、要求駆動力が大きな運
転領域ではエンジンとモーターの駆動力により走行す
る。
【0003】ところで、モーターはエンジンに比べて、
排ガスの発生がなく、低中速域でも効率が高く、
出力の応答性がよい、などの優れた点がある。したがっ
て、総合燃費と動力性能を向上し、排ガスを低減するた
めには、種々の運転条件が許容される限りモーターの運
転領域を拡大することが望ましい。
排ガスの発生がなく、低中速域でも効率が高く、
出力の応答性がよい、などの優れた点がある。したがっ
て、総合燃費と動力性能を向上し、排ガスを低減するた
めには、種々の運転条件が許容される限りモーターの運
転領域を拡大することが望ましい。
【0004】本発明の目的は、パラレル・ハイブリッド
車両における総合燃費と動力性能を向上し、排ガスを低
減することにある。
車両における総合燃費と動力性能を向上し、排ガスを低
減することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】(1)請求項1の発明
は、エンジンおよび/または走行用モーターの駆動力に
より走行するとともに、発電用モーターとバッテリーと
走行用モーターとの間で電力の授受を行うパラレル・ハ
イブリッド車両の駆動制御装置に適用され、走行用モー
ター、発電用モーターおよびバッテリーの状況を検出す
る状況検出手段と、検出手段で検出された走行用モータ
ー、発電用モーターおよびバッテリーの状況をそれぞれ
ポイント化するポイント算出手段と、エンジンと走行用
モーターの運転領域を、ポイント算出手段で算出された
それぞれのポイントの合計値に基づいて変更する運転領
域変更手段とを備えることを特徴とする。 (2)請求項2の発明は、請求項1に記載のパラレル・
ハイブリッド車両の駆動制御装置において、状況検出手
段は、バッテリーのSOCを検出するSOC検出手段を
含み、ポイント算出手段は、SOC検出値が高いほど走
行用モーターの運転領域を拡大し、SOC検出値が小さ
いほど走行用モーターの運転領域を縮小するようにバッ
テリー状況のポイントを算出し、運転領域変更手段は、
算出されたポイント合計値に基づいて、SOC検出値が
高いほど走行用モーターの運転領域を拡大し、SOC検
出値が小さいほど走行用モーターの運転領域を縮小する
ことを特徴とする。 (3)請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記
載のパラレル・ハイブリッド車両の駆動制御装置におい
て、状況検出手段は、バッテリーの温度を検出するバッ
テリー温度検出手段を含み、ポイント算出手段は、発電
用モーターにより発電が行われていないときは、バッテ
リー温度検出値が所定の範囲から外れるほど走行用モー
ターの運転領域を縮小するようにバッテリー状況のポイ
ントを算出し、運転領域変更手段は、算出されたポイン
ト合計値に基づいて、発電用モーターにより発電が行わ
れていないときは、バッテリー温度検出値が所定の範囲
から外れるほど走行用モーターの運転領域を縮小するこ
とを特徴とする。 (4)請求項4の発明は、請求項3に記載のパラレル・
ハイブリッド車両の駆動制御装置において、運転領域変
更手段は、発電用モーターにより発電が行われていると
きは、バッテリー温度検出値が所定の範囲から外れるほ
ど走行用モーターの運転領域を拡大することを特徴とす
る。 (5)請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれかの項
に記載のパラレル・ハイブリッド車両の駆動制御装置に
おいて、状況検出手段は、走行用モーターの温度を検出
する走行用モーター温度検出手段を含み、ポイント算出
手段は、走行用モーター温度検出値が低いほど走行用モ
ーターの運転領域を拡大し、走行用モーター温度検出値
が高いほど走行用モーターの運転領域を縮小するように
走行用モータ状況のポイントを算出し、運転領域変更手
段は、算出されたポイント合計値に基づいて、走行用モ
ーター温度検出値が低いほど走行用モーターの運転領域
を拡大し、走行用モーター温度検出値が高いほど走行用
モーターの運転領域を縮小することを特徴とする。 (6)請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれかの項
に記載のパラレル・ハイブリッド車両の駆動制御装置に
おいて、状況検出手段は、発電用モーターの温度を検出
する発電用モーター温度検出手段を含み、ポイント算出
手段は、発電用モーター温度検出値が高いほど走行用モ
ーターの運転領域を縮小するように発電用モーター状況
のポイントを算出し、運転領域変更手段は、算出された
ポイント合計値に基づいて、発電用モーター温度検出値
が高いほど走行用モーターの運転領域を縮小することを
特徴とする。 (7)請求項7の発明は、請求項1〜6のいずれかの項
に記載のパラレル・ハイブリッド車両の駆動制御装置に
おいて、運転領域変更手段は、発電用モーターにより発
電が行われているときは、走行用モーターの運転領域を
縮小することを特徴とする。
は、エンジンおよび/または走行用モーターの駆動力に
より走行するとともに、発電用モーターとバッテリーと
走行用モーターとの間で電力の授受を行うパラレル・ハ
イブリッド車両の駆動制御装置に適用され、走行用モー
ター、発電用モーターおよびバッテリーの状況を検出す
る状況検出手段と、検出手段で検出された走行用モータ
ー、発電用モーターおよびバッテリーの状況をそれぞれ
ポイント化するポイント算出手段と、エンジンと走行用
モーターの運転領域を、ポイント算出手段で算出された
それぞれのポイントの合計値に基づいて変更する運転領
域変更手段とを備えることを特徴とする。 (2)請求項2の発明は、請求項1に記載のパラレル・
ハイブリッド車両の駆動制御装置において、状況検出手
段は、バッテリーのSOCを検出するSOC検出手段を
含み、ポイント算出手段は、SOC検出値が高いほど走
行用モーターの運転領域を拡大し、SOC検出値が小さ
いほど走行用モーターの運転領域を縮小するようにバッ
テリー状況のポイントを算出し、運転領域変更手段は、
算出されたポイント合計値に基づいて、SOC検出値が
高いほど走行用モーターの運転領域を拡大し、SOC検
出値が小さいほど走行用モーターの運転領域を縮小する
ことを特徴とする。 (3)請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記
載のパラレル・ハイブリッド車両の駆動制御装置におい
て、状況検出手段は、バッテリーの温度を検出するバッ
テリー温度検出手段を含み、ポイント算出手段は、発電
用モーターにより発電が行われていないときは、バッテ
リー温度検出値が所定の範囲から外れるほど走行用モー
ターの運転領域を縮小するようにバッテリー状況のポイ
ントを算出し、運転領域変更手段は、算出されたポイン
ト合計値に基づいて、発電用モーターにより発電が行わ
れていないときは、バッテリー温度検出値が所定の範囲
から外れるほど走行用モーターの運転領域を縮小するこ
とを特徴とする。 (4)請求項4の発明は、請求項3に記載のパラレル・
ハイブリッド車両の駆動制御装置において、運転領域変
更手段は、発電用モーターにより発電が行われていると
きは、バッテリー温度検出値が所定の範囲から外れるほ
ど走行用モーターの運転領域を拡大することを特徴とす
る。 (5)請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれかの項
に記載のパラレル・ハイブリッド車両の駆動制御装置に
おいて、状況検出手段は、走行用モーターの温度を検出
する走行用モーター温度検出手段を含み、ポイント算出
手段は、走行用モーター温度検出値が低いほど走行用モ
ーターの運転領域を拡大し、走行用モーター温度検出値
が高いほど走行用モーターの運転領域を縮小するように
走行用モータ状況のポイントを算出し、運転領域変更手
段は、算出されたポイント合計値に基づいて、走行用モ
ーター温度検出値が低いほど走行用モーターの運転領域
を拡大し、走行用モーター温度検出値が高いほど走行用
モーターの運転領域を縮小することを特徴とする。 (6)請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれかの項
に記載のパラレル・ハイブリッド車両の駆動制御装置に
おいて、状況検出手段は、発電用モーターの温度を検出
する発電用モーター温度検出手段を含み、ポイント算出
手段は、発電用モーター温度検出値が高いほど走行用モ
ーターの運転領域を縮小するように発電用モーター状況
のポイントを算出し、運転領域変更手段は、算出された
ポイント合計値に基づいて、発電用モーター温度検出値
が高いほど走行用モーターの運転領域を縮小することを
特徴とする。 (7)請求項7の発明は、請求項1〜6のいずれかの項
に記載のパラレル・ハイブリッド車両の駆動制御装置に
おいて、運転領域変更手段は、発電用モーターにより発
電が行われているときは、走行用モーターの運転領域を
縮小することを特徴とする。
【0006】
【発明の効果】(1) 請求項1の発明によれば、走行
用モーター、発電用モーターおよびバッテリー状況をポ
イント化し、エンジンと走行用モーターの運転領域を、
それぞれのポイントの合計値に基づいて変更するように
したので、モーターの運転領域を拡大することができる
ため、パラレル・ハイブリッド車両における総合燃費と
動力性能を向上させることができ、排ガスを低減するこ
とができる。 (2)請求項2の発明によれば、SOC検出値が高いほ
ど走行用モーターの運転領域を拡大し、SOC検出値が
小さいほど走行用モーターの運転領域を縮小するように
したので、走行用モーターの力行出力制限と回生入力制
限がかかる頻度を減少させることができるため、車両の
総合燃費と動力性能を向上させることができ、排ガスを
減少させることができる。 (3)請求項3の発明によれば、発電用モーターにより
発電が行われていないときは、バッテリー温度検出値が
所定の範囲から外れるほど走行用モーターの運転領域を
縮小するようにしたので、走行用モーターの力行出力制
限がかかる頻度を減少させることができるため、車両の
総合燃費と動力性能を向上させることができ、排ガスを
減少させることができる。 (4)請求項4の発明によれば、発電用モーターにより
発電が行われているときは、バッテリー温度検出値が所
定の範囲から外れるほど走行用モーターの運転領域を拡
大するようにしたので、走行用モーターの力行出力制限
がかかる頻度を減少させることができるため、車両の総
合燃費と動力性能を向上させることができ、排ガスを減
少させることができる。 (5)請求項5の発明によれば、走行用モーター温度検
出値が低いほど走行用モーターの運転領域を拡大し、走
行用モーター温度検出値が高いほど走行用モーターの運
転領域を縮小するようにした。走行用モーターの温度が
低いほど運転に余裕があるので、走行用モーターの運転
領域を拡大して走行用モーターの力行出力制限がかかる
頻度を減少させることができる。したがって、車両の総
合燃費と動力性能を向上させることができ、排ガスを減
少させることができる。 (6)請求項6の発明によれば、発電用モーター温度検
出値が高いほど走行用モーターの運転領域を縮小するよ
うにした。これにより、発電用モーターの運転頻度が少
なくなるので発電用モーターを早く冷却することがで
き、バッテリーと走行用モーターへの電力供給能力が早
く回復する。したがって、走行用モーターの力行出力制
限を早く解除することができため、車両の総合燃費と動
力性能を向上させることができ、排ガスを減少させるこ
とができる。 (7)請求項7の発明によれば、発電用モーターにより
発電が行われているときは、走行用モーターの運転領域
を縮小するようにした。これにより、バッテリーへの充
電を優先させ、SOCを早く回復させることができる。
したがって、走行用モーターの力行出力制限を早く解除
することができるため、車両の総合燃費と動力性能を向
上させることができ、排ガスを減少させることができ
る。
用モーター、発電用モーターおよびバッテリー状況をポ
イント化し、エンジンと走行用モーターの運転領域を、
それぞれのポイントの合計値に基づいて変更するように
したので、モーターの運転領域を拡大することができる
ため、パラレル・ハイブリッド車両における総合燃費と
動力性能を向上させることができ、排ガスを低減するこ
とができる。 (2)請求項2の発明によれば、SOC検出値が高いほ
ど走行用モーターの運転領域を拡大し、SOC検出値が
小さいほど走行用モーターの運転領域を縮小するように
したので、走行用モーターの力行出力制限と回生入力制
限がかかる頻度を減少させることができるため、車両の
総合燃費と動力性能を向上させることができ、排ガスを
減少させることができる。 (3)請求項3の発明によれば、発電用モーターにより
発電が行われていないときは、バッテリー温度検出値が
所定の範囲から外れるほど走行用モーターの運転領域を
縮小するようにしたので、走行用モーターの力行出力制
限がかかる頻度を減少させることができるため、車両の
総合燃費と動力性能を向上させることができ、排ガスを
減少させることができる。 (4)請求項4の発明によれば、発電用モーターにより
発電が行われているときは、バッテリー温度検出値が所
定の範囲から外れるほど走行用モーターの運転領域を拡
大するようにしたので、走行用モーターの力行出力制限
がかかる頻度を減少させることができるため、車両の総
合燃費と動力性能を向上させることができ、排ガスを減
少させることができる。 (5)請求項5の発明によれば、走行用モーター温度検
出値が低いほど走行用モーターの運転領域を拡大し、走
行用モーター温度検出値が高いほど走行用モーターの運
転領域を縮小するようにした。走行用モーターの温度が
低いほど運転に余裕があるので、走行用モーターの運転
領域を拡大して走行用モーターの力行出力制限がかかる
頻度を減少させることができる。したがって、車両の総
合燃費と動力性能を向上させることができ、排ガスを減
少させることができる。 (6)請求項6の発明によれば、発電用モーター温度検
出値が高いほど走行用モーターの運転領域を縮小するよ
うにした。これにより、発電用モーターの運転頻度が少
なくなるので発電用モーターを早く冷却することがで
き、バッテリーと走行用モーターへの電力供給能力が早
く回復する。したがって、走行用モーターの力行出力制
限を早く解除することができため、車両の総合燃費と動
力性能を向上させることができ、排ガスを減少させるこ
とができる。 (7)請求項7の発明によれば、発電用モーターにより
発電が行われているときは、走行用モーターの運転領域
を縮小するようにした。これにより、バッテリーへの充
電を優先させ、SOCを早く回復させることができる。
したがって、走行用モーターの力行出力制限を早く解除
することができるため、車両の総合燃費と動力性能を向
上させることができ、排ガスを減少させることができ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は一実施の形態の構成を示す
図である。図において、太い実線は機械力の伝達経路を
示し、太い破線は電力線を示す。また、細い実線は制御
線を示し、二重線は油圧系統を示す。この車両のパワー
トレインは、モーター1、エンジン2、クラッチ3、モ
ーター4、無段変速機5、減速装置6、差動装置7およ
び駆動輪8から構成される。モーター1の出力軸、エン
ジン2の出力軸およびクラッチ3の入力軸は互いに連結
されており、また、クラッチ3の出力軸、モーター4の
出力軸および無段変速機5の入力軸は互いに連結されて
いる。
図である。図において、太い実線は機械力の伝達経路を
示し、太い破線は電力線を示す。また、細い実線は制御
線を示し、二重線は油圧系統を示す。この車両のパワー
トレインは、モーター1、エンジン2、クラッチ3、モ
ーター4、無段変速機5、減速装置6、差動装置7およ
び駆動輪8から構成される。モーター1の出力軸、エン
ジン2の出力軸およびクラッチ3の入力軸は互いに連結
されており、また、クラッチ3の出力軸、モーター4の
出力軸および無段変速機5の入力軸は互いに連結されて
いる。
【0008】クラッチ3締結時はエンジン2とモーター
4が車両の推進源となり、クラッチ3解放時はモーター
4のみが車両の推進源となる。エンジン2および/また
はモーター4の駆動力は、無段変速機5、減速装置6お
よび差動装置7を介して駆動輪8へ伝達される。無段変
速機5には油圧装置9から圧油が供給され、ベルトのク
ランプと潤滑がなされる。油圧装置9のオイルポンプ
(不図示)はモーター10により駆動される。
4が車両の推進源となり、クラッチ3解放時はモーター
4のみが車両の推進源となる。エンジン2および/また
はモーター4の駆動力は、無段変速機5、減速装置6お
よび差動装置7を介して駆動輪8へ伝達される。無段変
速機5には油圧装置9から圧油が供給され、ベルトのク
ランプと潤滑がなされる。油圧装置9のオイルポンプ
(不図示)はモーター10により駆動される。
【0009】モータ1,4,10は三相同期電動機また
は三相誘導電動機などの交流機であり、モーター1は主
としてエンジン始動と発電に用いられ、モーター4は主
として車両の推進と制動に用いられる。また、モーター
10は油圧装置9のオイルポンプ駆動用である。なお、
モーター1,4,10には交流機に限らず直流電動機を
用いることもできる。また、クラッチ3締結時に、モー
ター1を車両の推進と制動に用いることもでき、モータ
ー4をエンジン始動や発電に用いることもできる。
は三相誘導電動機などの交流機であり、モーター1は主
としてエンジン始動と発電に用いられ、モーター4は主
として車両の推進と制動に用いられる。また、モーター
10は油圧装置9のオイルポンプ駆動用である。なお、
モーター1,4,10には交流機に限らず直流電動機を
用いることもできる。また、クラッチ3締結時に、モー
ター1を車両の推進と制動に用いることもでき、モータ
ー4をエンジン始動や発電に用いることもできる。
【0010】クラッチ3はパウダークラッチであり、伝
達トルクを調節することができる。なお、このクラッチ
3に乾式単板クラッチや湿式多板クラッチを用いること
もできる。無段変速機5はベルト式やトロイダル式など
の無段変速機であり、変速比を無段階に調節することが
できる。
達トルクを調節することができる。なお、このクラッチ
3に乾式単板クラッチや湿式多板クラッチを用いること
もできる。無段変速機5はベルト式やトロイダル式など
の無段変速機であり、変速比を無段階に調節することが
できる。
【0011】モーター1,4,10はそれぞれ、インバ
ーター11,12,13により駆動される。なお、モー
ター1,4,10に直流電動機を用いる場合には、イン
バーターの代わりにDC/DCコンバーターを用いる。
インバーター11〜13は共通のDCリンク14を介し
てメインバッテリー15に接続されており、メインバッ
テリー15の直流充電電力を交流電力に変換してモータ
ー1,4,10へ供給するとともに、モーター1,4の
交流発電電力を直流電力に変換してメインバッテリー1
5を充電する。なお、インバーター11〜13は互いに
DCリンク14を介して接続されているので、回生運転
中のモーターにより発電された電力をメインバッテリー
15を介さずに直接、力行運転中のモーターへ供給する
ことができる。メインバッテリー15には、リチウム・
イオン電池、ニッケル・水素電池、鉛電池などの各種電
池や、電機二重層キャパシターいわゆるパワーキャパシ
ターを用いることができる。
ーター11,12,13により駆動される。なお、モー
ター1,4,10に直流電動機を用いる場合には、イン
バーターの代わりにDC/DCコンバーターを用いる。
インバーター11〜13は共通のDCリンク14を介し
てメインバッテリー15に接続されており、メインバッ
テリー15の直流充電電力を交流電力に変換してモータ
ー1,4,10へ供給するとともに、モーター1,4の
交流発電電力を直流電力に変換してメインバッテリー1
5を充電する。なお、インバーター11〜13は互いに
DCリンク14を介して接続されているので、回生運転
中のモーターにより発電された電力をメインバッテリー
15を介さずに直接、力行運転中のモーターへ供給する
ことができる。メインバッテリー15には、リチウム・
イオン電池、ニッケル・水素電池、鉛電池などの各種電
池や、電機二重層キャパシターいわゆるパワーキャパシ
ターを用いることができる。
【0012】コントローラー16は、マイクロコンピュ
ーターとその周辺部品や各種アクチュエータなどを備
え、エンジン2の回転速度や出力トルク、クラッチ3の
伝達トルク、モーター1,4,10の回転速度や出力ト
ルク、無段変速機5の変速比などを制御する。
ーターとその周辺部品や各種アクチュエータなどを備
え、エンジン2の回転速度や出力トルク、クラッチ3の
伝達トルク、モーター1,4,10の回転速度や出力ト
ルク、無段変速機5の変速比などを制御する。
【0013】コントローラー16には、図2に示すよう
に、キースイッチ20、アクセルセンサー21、車速セ
ンサー22、バッテリー温度センサー23、バッテリー
SOC検出装置24、エンジン回転センサー25、スロ
ットル開度センサー26、モーター温度センサー27,
28が接続される。
に、キースイッチ20、アクセルセンサー21、車速セ
ンサー22、バッテリー温度センサー23、バッテリー
SOC検出装置24、エンジン回転センサー25、スロ
ットル開度センサー26、モーター温度センサー27,
28が接続される。
【0014】キースイッチ20は、車両のキーがON位置
またはSTART位置に設定されると閉路する(以下、スイ
ッチの閉路をオンまたはON、開路をオフまたはOFFと呼
ぶ)。アクセルセンサー21はアクセルペダルの踏み込
み量(以下、単にアクセル開度という)θ[度]を検出
し、車速センサー22は車両の走行速度V[km/h]を検
出する。バッテリー温度センサー23はメインバッテリ
ー15の温度Tb[℃]を検出する。また、バッテリー
SOC検出装置24はメインバッテリー15の充電状態
(以下、SOC(State Of Charge)と呼ぶ)[%]を
検出する。エンジン回転センサー25はエンジン2の毎
分回転数Ne[rpm]を検出し、スロットル開度センサー
26はエンジン2のスロットルバルブ開度θth[度]を
検出する。さらに、モーター温度センサー27はモータ
ー1の温度Tm1[℃]を検出し、モーター温度センサー
28はモーター4の温度Tm2[℃]を検出する。
またはSTART位置に設定されると閉路する(以下、スイ
ッチの閉路をオンまたはON、開路をオフまたはOFFと呼
ぶ)。アクセルセンサー21はアクセルペダルの踏み込
み量(以下、単にアクセル開度という)θ[度]を検出
し、車速センサー22は車両の走行速度V[km/h]を検
出する。バッテリー温度センサー23はメインバッテリ
ー15の温度Tb[℃]を検出する。また、バッテリー
SOC検出装置24はメインバッテリー15の充電状態
(以下、SOC(State Of Charge)と呼ぶ)[%]を
検出する。エンジン回転センサー25はエンジン2の毎
分回転数Ne[rpm]を検出し、スロットル開度センサー
26はエンジン2のスロットルバルブ開度θth[度]を
検出する。さらに、モーター温度センサー27はモータ
ー1の温度Tm1[℃]を検出し、モーター温度センサー
28はモーター4の温度Tm2[℃]を検出する。
【0015】コントローラー16にはまた、エンジン2
の燃料噴射装置30、点火装置31、バルブタイミング
調節装置32などが接続される。コントローラー16
は、燃料噴射装置30を制御してエンジン2への燃料の
供給と停止および燃料噴射量を調節するとともに、点火
装置31を制御してエンジン2の点火を行う。また、コ
ントローラー16はバルブタイミング調節装置32を制
御してエンジン2の吸気バルブの閉時期を調節する。な
お、コントローラー16には低圧の補助バッテリー33
から電源が供給される。
の燃料噴射装置30、点火装置31、バルブタイミング
調節装置32などが接続される。コントローラー16
は、燃料噴射装置30を制御してエンジン2への燃料の
供給と停止および燃料噴射量を調節するとともに、点火
装置31を制御してエンジン2の点火を行う。また、コ
ントローラー16はバルブタイミング調節装置32を制
御してエンジン2の吸気バルブの閉時期を調節する。な
お、コントローラー16には低圧の補助バッテリー33
から電源が供給される。
【0016】図3および図4はパワートレインの配置例
を示す図である。クラッチ3の入力側のモーター1とエ
ンジン2の配置は、図3に示すようにモーター1をエン
ジン2の上流に配置してもよいし、図4に示すようにモ
ーター1をエンジン2の下流に配置してもよい。図3に
示す配置例では、エンジン2の出力軸をクラッチ3の入
力軸と直結して1軸で構成するとともに、エンジン2の
出力軸をモーター1の出力軸とベルトや歯車により連結
する。また、図4に示す配置例では、エンジン2の出力
軸をモーター1のローターを貫通してクラッチ3の入力
軸と直結し、クラッチ3の入力側を1軸で構成する。
を示す図である。クラッチ3の入力側のモーター1とエ
ンジン2の配置は、図3に示すようにモーター1をエン
ジン2の上流に配置してもよいし、図4に示すようにモ
ーター1をエンジン2の下流に配置してもよい。図3に
示す配置例では、エンジン2の出力軸をクラッチ3の入
力軸と直結して1軸で構成するとともに、エンジン2の
出力軸をモーター1の出力軸とベルトや歯車により連結
する。また、図4に示す配置例では、エンジン2の出力
軸をモーター1のローターを貫通してクラッチ3の入力
軸と直結し、クラッチ3の入力側を1軸で構成する。
【0017】一方、クラッチ3の出力側のモーター4と
無段変速機5の配置は、図3に示すようにモーター4を
無段変速機5の上流に配置してもよいし、図4に示すよ
うにモーター4を無段変速機5の下流に配置してもよ
い。図3に示す配置例では、クラッチ3の出力軸をモー
ター4のローターを貫通して無段変速機5の入力軸と直
結し、クラッチ3の出力側を1軸で構成する。また、図
4に示す配置例では、クラッチ3の出力軸を無段変速機
5の入力軸を貫通してモーター4の出力軸と直結し、ク
ラッチ3の出力側を1軸で構成する。いずれの場合でも
モーター4を無段変速機5の入力軸に連結する。
無段変速機5の配置は、図3に示すようにモーター4を
無段変速機5の上流に配置してもよいし、図4に示すよ
うにモーター4を無段変速機5の下流に配置してもよ
い。図3に示す配置例では、クラッチ3の出力軸をモー
ター4のローターを貫通して無段変速機5の入力軸と直
結し、クラッチ3の出力側を1軸で構成する。また、図
4に示す配置例では、クラッチ3の出力軸を無段変速機
5の入力軸を貫通してモーター4の出力軸と直結し、ク
ラッチ3の出力側を1軸で構成する。いずれの場合でも
モーター4を無段変速機5の入力軸に連結する。
【0018】なお、パワートレインの配置は図3および
図4に示す配置例に限定されず、クラッチ3の入力軸に
エンジン2とモーター1を連結するとともに、クラッチ
3の出力軸にモーター4と無段変速機5の入力軸を連結
し、無段変速機5の出力軸から減速装置6および差動装
置7を介して駆動輪8に動力を伝える推進機構であれ
ば、各機器がどのような配置でもよい。
図4に示す配置例に限定されず、クラッチ3の入力軸に
エンジン2とモーター1を連結するとともに、クラッチ
3の出力軸にモーター4と無段変速機5の入力軸を連結
し、無段変速機5の出力軸から減速装置6および差動装
置7を介して駆動輪8に動力を伝える推進機構であれ
ば、各機器がどのような配置でもよい。
【0019】図5は、無段変速機にトロイダルCVTを
用いたパワートレインの配置例を示す。無段変速機5に
トロイダルCVTを用いた場合でも、モーター4とトロ
イダルCVT5のどちらをクラッチ3側に配置してもよ
い。しかし、いずれの場合でもモーター4を無段変速機
5の入力軸に連結する。
用いたパワートレインの配置例を示す。無段変速機5に
トロイダルCVTを用いた場合でも、モーター4とトロ
イダルCVT5のどちらをクラッチ3側に配置してもよ
い。しかし、いずれの場合でもモーター4を無段変速機
5の入力軸に連結する。
【0020】この実施の形態では、メインバッテリー1
5、発電用モーター1および走行用モーター4の運転状
況により、走行用モーター4とエンジン2の運転領域を
変更する。以下、それぞれの運転状況に対するモーター
4とエンジン2の運転領域の変更例を説明する。
5、発電用モーター1および走行用モーター4の運転状
況により、走行用モーター4とエンジン2の運転領域を
変更する。以下、それぞれの運転状況に対するモーター
4とエンジン2の運転領域の変更例を説明する。
【0021】《基本運転領域》図6は走行用モーター4
とエンジン2のトルク特性を示し、図7は走行用モータ
ー4とエンジン2の基本的な運転領域の一例を示す。ま
た、図8は走行用モーター4の運転領域の変更例を示
す。図6に示すように、走行用モーター4は、毎分回転
数[rpm](以下、単に回転数という)が増加するにつ
れてトルクが減少する定出力特性を有している。これに
対しエンジン2は回転数の変化に対してトルクがほぼ一
定な定トルク特性を有している。
とエンジン2のトルク特性を示し、図7は走行用モータ
ー4とエンジン2の基本的な運転領域の一例を示す。ま
た、図8は走行用モーター4の運転領域の変更例を示
す。図6に示すように、走行用モーター4は、毎分回転
数[rpm](以下、単に回転数という)が増加するにつ
れてトルクが減少する定出力特性を有している。これに
対しエンジン2は回転数の変化に対してトルクがほぼ一
定な定トルク特性を有している。
【0022】この実施の形態では、図7に示すように、
走行用モーター4とエンジン2のトルク特性に基づいて
それぞれの基本運転領域を設定する。つまり、車速Vが
低く且つアクセル開度θが小さい領域では走行用モータ
ー4の駆動力により走行するとともに、車速Vが高く且
つアクセル開度θが大きい領域ではエンジン2の駆動力
により走行し、車速Vに関わらずアクセル開度θが大き
い領域ではモーター4とエンジン2の合計駆動力により
走行する。
走行用モーター4とエンジン2のトルク特性に基づいて
それぞれの基本運転領域を設定する。つまり、車速Vが
低く且つアクセル開度θが小さい領域では走行用モータ
ー4の駆動力により走行するとともに、車速Vが高く且
つアクセル開度θが大きい領域ではエンジン2の駆動力
により走行し、車速Vに関わらずアクセル開度θが大き
い領域ではモーター4とエンジン2の合計駆動力により
走行する。
【0023】この実施の形態では、車速とアクセル開度
の二次元平面においてエンジンとモーターの運転領域を
設定する例を示すが、車速とトルクまたは回転数とトル
クなどの二次元平面において運転領域を設定するように
してもよい。なお、アクセル開度(アクセルペダル踏み
込み量)は乗員の要求駆動力あるいは要求駆動トルクに
相当するものである。
の二次元平面においてエンジンとモーターの運転領域を
設定する例を示すが、車速とトルクまたは回転数とトル
クなどの二次元平面において運転領域を設定するように
してもよい。なお、アクセル開度(アクセルペダル踏み
込み量)は乗員の要求駆動力あるいは要求駆動トルクに
相当するものである。
【0024】通常は図7に示す基本運転領域にしたがっ
て走行用モーター4とエンジン2を運転するが、メイン
バッテリー15、発電用モーター1および走行用モータ
ー4の運転状況が変化すると、その運転状況の変化に応
じて図8に破線で示すように走行用モーター4とエンジ
ン2の運転領域を変更する。
て走行用モーター4とエンジン2を運転するが、メイン
バッテリー15、発電用モーター1および走行用モータ
ー4の運転状況が変化すると、その運転状況の変化に応
じて図8に破線で示すように走行用モーター4とエンジ
ン2の運転領域を変更する。
【0025】この実施の形態では、種々の運転状況に応
じて走行用モーター4の運転領域を拡大または縮小する
ためのポイントPを設定し、すべての運転状況の合計ポ
イントPに応じて走行用モーター4の運転領域を拡大ま
たは縮小する。なお、+Pのときは走行用モーター4の
運転領域を拡大し、−Pのときはその運転領域を縮小す
る。
じて走行用モーター4の運転領域を拡大または縮小する
ためのポイントPを設定し、すべての運転状況の合計ポ
イントPに応じて走行用モーター4の運転領域を拡大ま
たは縮小する。なお、+Pのときは走行用モーター4の
運転領域を拡大し、−Pのときはその運転領域を縮小す
る。
【0026】《バッテリーSOC》メインバッテリー1
5のSOCが高いほど走行用モーター4の運転領域を拡
大し、少ないほど運転領域を縮小する。例えば図9に示
すように、SOC50%を境にして、それよりSOCが
高い場合は運転領域を拡大し、それより低い場合はその
運転領域を縮小する。
5のSOCが高いほど走行用モーター4の運転領域を拡
大し、少ないほど運転領域を縮小する。例えば図9に示
すように、SOC50%を境にして、それよりSOCが
高い場合は運転領域を拡大し、それより低い場合はその
運転領域を縮小する。
【0027】バッテリーは、SOCが低いほど出力可能
容量が小さくなるので、SOCが低くなったらバッテリ
ーから電力が供給されるモーターの力行出力を制限しな
ければならない。また、バッテリーのSOCが高いほど
入力可能容量が小さくなるので、バッテリーへ回生電力
を供給するモーターの回生入力を制限しなければならな
い。したがって、SOCが高いほどモーターの運転領域
を拡大し、SOCが低いほどモーターの運転領域を縮小
することによって、モーターの力行出力制限と回生入力
制限がかかる頻度を減少させることができるため、車両
の総合燃費と動力性能を向上させることができ、排ガス
を減少させることができる。
容量が小さくなるので、SOCが低くなったらバッテリ
ーから電力が供給されるモーターの力行出力を制限しな
ければならない。また、バッテリーのSOCが高いほど
入力可能容量が小さくなるので、バッテリーへ回生電力
を供給するモーターの回生入力を制限しなければならな
い。したがって、SOCが高いほどモーターの運転領域
を拡大し、SOCが低いほどモーターの運転領域を縮小
することによって、モーターの力行出力制限と回生入力
制限がかかる頻度を減少させることができるため、車両
の総合燃費と動力性能を向上させることができ、排ガス
を減少させることができる。
【0028】《発電機停止時のバッテリー温度》発電用
モーター1により発電が行われていないときは、メイン
バッテリー15の温度Tbが基準範囲から外れるほど走
行用モーター4の運転領域を縮小する。例えば図10に
示すように、メインバッテリー15の基準温度範囲を2
0〜40℃とし、20℃より低くなるほど、あるいは4
0℃より高くなるほど運転領域を縮小する。なお、基準
温度範囲はバッテリーの種類ごとに最適な温度を設定す
ればよい。
モーター1により発電が行われていないときは、メイン
バッテリー15の温度Tbが基準範囲から外れるほど走
行用モーター4の運転領域を縮小する。例えば図10に
示すように、メインバッテリー15の基準温度範囲を2
0〜40℃とし、20℃より低くなるほど、あるいは4
0℃より高くなるほど運転領域を縮小する。なお、基準
温度範囲はバッテリーの種類ごとに最適な温度を設定す
ればよい。
【0029】バッテリーは温度が高い場合と低い場合に
は出力可能容量が小さくなるので、発電機停止時にはバ
ッテリーから電力が供給されるモーターの力行出力を制
限しなければならない。そこで、バッテリーの温度が基
準範囲から外れるほどモーターの運転領域を縮小するこ
とによって、モーターの力行出力制限がかかる頻度を減
少させることができるため、車両の総合燃費と動力性能
を向上させることができ、排ガスを減少させることがで
きる。
は出力可能容量が小さくなるので、発電機停止時にはバ
ッテリーから電力が供給されるモーターの力行出力を制
限しなければならない。そこで、バッテリーの温度が基
準範囲から外れるほどモーターの運転領域を縮小するこ
とによって、モーターの力行出力制限がかかる頻度を減
少させることができるため、車両の総合燃費と動力性能
を向上させることができ、排ガスを減少させることがで
きる。
【0030】《発電機運転中のバッテリー温度》発電用
モーター1により発電が行われているときは、メインバ
ッテリー15の温度Tbが基準範囲から外れるほど、走
行用モーター4の運転領域を拡大する。例えば図11に
示すように、メインバッテリー15の基準温度範囲を2
0〜40℃とし、20℃より低くなるほど、あるいは4
0℃より高くなるほど運転領域を拡大する。この場合、
図7に示す(モーター+エンジン)の運転領域も拡大す
るようにしてもよい。なお、基準温度範囲はバッテリー
の種類ごとに最適な温度を設定すればよい。
モーター1により発電が行われているときは、メインバ
ッテリー15の温度Tbが基準範囲から外れるほど、走
行用モーター4の運転領域を拡大する。例えば図11に
示すように、メインバッテリー15の基準温度範囲を2
0〜40℃とし、20℃より低くなるほど、あるいは4
0℃より高くなるほど運転領域を拡大する。この場合、
図7に示す(モーター+エンジン)の運転領域も拡大す
るようにしてもよい。なお、基準温度範囲はバッテリー
の種類ごとに最適な温度を設定すればよい。
【0031】バッテリーは温度が高い場合と低い場合に
は入力可能容量が小さくなるので、発電機で発電した電
力を充電できなくなる。そこで、発電電力をモーターに
より消費するため、モーターの運転領域を拡大する。こ
れにより、モーターの力行出力制限がかかる頻度を減少
させることができるため、車両の総合燃費と動力性能を
向上させることができ、排ガスを減少させることができ
る。
は入力可能容量が小さくなるので、発電機で発電した電
力を充電できなくなる。そこで、発電電力をモーターに
より消費するため、モーターの運転領域を拡大する。こ
れにより、モーターの力行出力制限がかかる頻度を減少
させることができるため、車両の総合燃費と動力性能を
向上させることができ、排ガスを減少させることができ
る。
【0032】《モーター温度》走行用モーター4の温度
Tm2が高いほど走行用モーター4の運転領域を縮小し、
温度Tm2が低いほどその運転領域を拡大する。例えば図
12に示すように、80℃を境にして、それより温度T
m2が低い場合は運転領域を拡大し、それより温度Tm2が
高い場合は運転領域を縮小する。
Tm2が高いほど走行用モーター4の運転領域を縮小し、
温度Tm2が低いほどその運転領域を拡大する。例えば図
12に示すように、80℃を境にして、それより温度T
m2が低い場合は運転領域を拡大し、それより温度Tm2が
高い場合は運転領域を縮小する。
【0033】モーターの温度が低いほど運転に余裕があ
るので、モーターの運転領域を拡大してモーターの力行
出力制限がかかる頻度を減少させることができる。した
がって、車両の総合燃費と動力性能を向上させることが
でき、排ガスを減少させることができる。
るので、モーターの運転領域を拡大してモーターの力行
出力制限がかかる頻度を減少させることができる。した
がって、車両の総合燃費と動力性能を向上させることが
でき、排ガスを減少させることができる。
【0034】《発電機温度》
発電用モーター1の温度Tm1が高いほど、走行用モータ
ー4の運転領域を縮小する。例えば図13に示すよう
に、80℃より温度Tm1が高くなるほど運転領域を縮小
する。
ー4の運転領域を縮小する。例えば図13に示すよう
に、80℃より温度Tm1が高くなるほど運転領域を縮小
する。
【0035】これにより、発電用モーター1の運転頻度
が少なくなるので発電用モーター1を早く冷却すること
ができ、メインバッテリー15と走行用モーター4への
電力供給能力が早く回復する。したがって、走行用モー
ター4の力行出力制限を早く解除することができため、
車両の総合燃費と動力性能を向上させることができ、排
ガスを減少させることができる。
が少なくなるので発電用モーター1を早く冷却すること
ができ、メインバッテリー15と走行用モーター4への
電力供給能力が早く回復する。したがって、走行用モー
ター4の力行出力制限を早く解除することができため、
車両の総合燃費と動力性能を向上させることができ、排
ガスを減少させることができる。
【0036】《発電機運転》発電用モーター1による発
電中は、走行用モーター4の運転領域を縮小する。例え
ば図14に示すように、発電電力に関わらず負の一定ポ
イントを与える。
電中は、走行用モーター4の運転領域を縮小する。例え
ば図14に示すように、発電電力に関わらず負の一定ポ
イントを与える。
【0037】これにより、メインバッテリー15への充
電を優先させ、SOCを早く回復させることができる。
したがって、走行用モーター4の力行出力制限を早く解
除することができるため、車両の総合燃費と動力性能を
向上させることができ、排ガスを減少させることができ
る。
電を優先させ、SOCを早く回復させることができる。
したがって、走行用モーター4の力行出力制限を早く解
除することができるため、車両の総合燃費と動力性能を
向上させることができ、排ガスを減少させることができ
る。
【0038】図15は運転領域変更処理を示すフローチ
ャートである。このフローチャートにより、一実施の形
態の動作を説明する。コントローラー16は、キースイ
ッチ20がON位置に設定されている間、この運転領域変
更処理を繰り返し実行する。ステップ1において、運転
領域の拡大/縮小ポイントメモリPの値をクリヤーす
る。ステップ2で、SOC検出装置24によりメインバ
ッテリー15のSOCを検出し、続くステップ3で、予
め記憶されているSOCポイントテーブル(例えば図9
参照)から検出SOCに対応するポイントを読み出し、
ポイントメモリPに加算または減算する。
ャートである。このフローチャートにより、一実施の形
態の動作を説明する。コントローラー16は、キースイ
ッチ20がON位置に設定されている間、この運転領域変
更処理を繰り返し実行する。ステップ1において、運転
領域の拡大/縮小ポイントメモリPの値をクリヤーす
る。ステップ2で、SOC検出装置24によりメインバ
ッテリー15のSOCを検出し、続くステップ3で、予
め記憶されているSOCポイントテーブル(例えば図9
参照)から検出SOCに対応するポイントを読み出し、
ポイントメモリPに加算または減算する。
【0039】ステップ4では、バッテリー温度センサー
23によりメインバッテリー15の温度Tbを検出す
る。次にステップ5で、発電用モーター1により発電が
行われているか否かを確認し、発電中でなければステッ
プ6へ進み、発電中のときはステップ7へ進む。非発電
時には、ステップ6で、予め記憶されている非発電時の
バッテリー温度ポイントテーブル(例えば図10参照)
から検出温度Tbに対応するポイントを読み出し、ポイ
ントメモリPから減算する。
23によりメインバッテリー15の温度Tbを検出す
る。次にステップ5で、発電用モーター1により発電が
行われているか否かを確認し、発電中でなければステッ
プ6へ進み、発電中のときはステップ7へ進む。非発電
時には、ステップ6で、予め記憶されている非発電時の
バッテリー温度ポイントテーブル(例えば図10参照)
から検出温度Tbに対応するポイントを読み出し、ポイ
ントメモリPから減算する。
【0040】一方、発電時には、ステップ7で、予め記
憶されている発電時のバッテリー温度ポイントテーブル
(例えば図11参照)から検出温度Tbに対応するポイ
ントを読み出し、ポイントメモリPに加算する。発電時
にはさらに、ステップ8で、予め記憶されている発電ポ
イントテーブル(例えば図14参照)から発電電力に対
応するポイントを読み出し、ポイントメモリPから減算
する。
憶されている発電時のバッテリー温度ポイントテーブル
(例えば図11参照)から検出温度Tbに対応するポイ
ントを読み出し、ポイントメモリPに加算する。発電時
にはさらに、ステップ8で、予め記憶されている発電ポ
イントテーブル(例えば図14参照)から発電電力に対
応するポイントを読み出し、ポイントメモリPから減算
する。
【0041】ステップ9では、モーター温度センサー2
8により走行用モーター4の温度Tm2を検出し、続くス
テップ10で、予め記憶されている走行用モーター温度
ポイントテーブル(例えば図12参照)から検出温度T
m2に対応するポイントを読み出し、ポイントメモリPに
加算または減算する。
8により走行用モーター4の温度Tm2を検出し、続くス
テップ10で、予め記憶されている走行用モーター温度
ポイントテーブル(例えば図12参照)から検出温度T
m2に対応するポイントを読み出し、ポイントメモリPに
加算または減算する。
【0042】また、ステップ11では、モーター温度セ
ンサー27により発電用モーター1の温度Tm1を検出
し、続くステップ12で、予め記憶されている発電用モ
ーター温度ポイントテーブル(例えば図13参照)から
検出温度Tm1に対応するポイントを読み出し、ポイント
メモリPから減算する。
ンサー27により発電用モーター1の温度Tm1を検出
し、続くステップ12で、予め記憶されている発電用モ
ーター温度ポイントテーブル(例えば図13参照)から
検出温度Tm1に対応するポイントを読み出し、ポイント
メモリPから減算する。
【0043】ステップ13において、図7に示す走行用
モーター4とエンジン2の基本運転領域を、図8に示す
ように合計ポイントに応じて変更する。すなわち、ポイ
ント値が正の場合には、ポイント値が大きいほど走行用
モーター4の運転領域を拡大し、その分だけエンジン2
の運転領域を縮小する。一方、ポイント値が負の場合に
は、ポイント値の絶対値が大きいほど走行用モーター4
の運転領域を縮小し、その分だけエンジン2の運転領域
を拡大する。
モーター4とエンジン2の基本運転領域を、図8に示す
ように合計ポイントに応じて変更する。すなわち、ポイ
ント値が正の場合には、ポイント値が大きいほど走行用
モーター4の運転領域を拡大し、その分だけエンジン2
の運転領域を縮小する。一方、ポイント値が負の場合に
は、ポイント値の絶対値が大きいほど走行用モーター4
の運転領域を縮小し、その分だけエンジン2の運転領域
を拡大する。
【0044】以上の一実施の形態の構成において、コン
トローラー16がポイント算出手段および運転領域変更
手段を、SOC検出装置24がSOC検出手段を、バッ
テリー温度センサー23がバッテリー温度検出手段を、
モーター温度センサー28が走行用モーター温度検出手
段を、モーター温度センサー27が発電用モーター温度
検出手段をそれぞれ構成する。なお、各検出手段により
状況検出手段が構成される。
トローラー16がポイント算出手段および運転領域変更
手段を、SOC検出装置24がSOC検出手段を、バッ
テリー温度センサー23がバッテリー温度検出手段を、
モーター温度センサー28が走行用モーター温度検出手
段を、モーター温度センサー27が発電用モーター温度
検出手段をそれぞれ構成する。なお、各検出手段により
状況検出手段が構成される。
【図1】 一実施の形態の構成を示す図である。
【図2】 図1に続く、一実施の形態の構成を示す図で
ある。
ある。
【図3】 一実施の形態のパワートレインの配置例を示
す図である。
す図である。
【図4】 一実施の形態のパワートレインの他の配置例
を示す図である。
を示す図である。
【図5】 一実施の形態のパワートレインの他の配置例
を示す図である。
を示す図である。
【図6】 走行用モーターとエンジンのトルク特性を示
す図である。
す図である。
【図7】 走行用モーターとエンジンの基本運転領域を
示す図である。
示す図である。
【図8】 走行用モーターとエンジンの運転領域の変更
方法を示す図である。
方法を示す図である。
【図9】 バッテリーのSOCに対する走行用モーター
の運転領域拡大/縮小ポイントテーブルを示す図であ
る。
の運転領域拡大/縮小ポイントテーブルを示す図であ
る。
【図10】 非発電時のバッテリー温度に対する走行用
モーターの運転領域縮小ポイントテーブルを示す図であ
る。
モーターの運転領域縮小ポイントテーブルを示す図であ
る。
【図11】 発電時のバッテリー温度に対する走行用モ
ーターの運転領域拡大ポイントテーブルを示す図であ
る。
ーターの運転領域拡大ポイントテーブルを示す図であ
る。
【図12】 走行用モーターの温度に対する走行用モー
ターの運転領域拡大/縮小ポイントテーブルを示す図で
ある。
ターの運転領域拡大/縮小ポイントテーブルを示す図で
ある。
【図13】 発電用モーターの温度に対する走行用モー
ターの運転領域縮小ポイントテーブルを示す図である。
ターの運転領域縮小ポイントテーブルを示す図である。
【図14】 発電時の発電電力に対する走行用モーター
の運転領域縮小ポイントテーブルを示す図である。
の運転領域縮小ポイントテーブルを示す図である。
【図15】 一実施の形態の運転領域変更処理を示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
1、4、10 モーター
2 エンジン
3 クラッチ
5 無段変速機
6 減速装置
7 差動装置
8 駆動輪
9 油圧装置
11〜13 インバーター
14 DCリンク
15 メインバッテリー
16 コントローラー
20 キースイッチ
21 アクセルセンサー
22 車速センサー
23 バッテリー温度センサー
24 バッテリーSOC検出装置
25 エンジン回転センサー
26 スロットル開度センサー
27、28 モーター温度センサー
30 燃料噴射装置
31 点火装置
32 バルブタイミング調節装置
33 補助バッテリー
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 大和田 優
神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日
産自動車株式会社内
(56)参考文献 特開 平9−37411(JP,A)
特開 平9−46820(JP,A)
特開 平8−98322(JP,A)
特開 平10−14296(JP,A)
特開 平10−54263(JP,A)
特開 平6−80048(JP,A)
特開 平5−328520(JP,A)
特開 平9−193675(JP,A)
特開 平6−48190(JP,A)
特開 平4−325804(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
F02D 29/02
B60K 6/04
B60L 11/14
Claims (7)
- 【請求項1】エンジンおよび/または走行用モーターの
駆動力により走行するとともに、発電用モーターとバッ
テリーと前記走行用モーターとの間で電力の授受を行う
パラレル・ハイブリッド車両の駆動制御装置において、前記走行用モーター、前記発電用モーターおよび前記バ
ッテリーの状況を検出する状況検出手段と、 前記検出手段で検出された前記走行用モーター、前記発
電用モーターおよび前記バッテリーの状況をそれぞれポ
イント化するポイント算出手段と、 前記エンジンと前記走行用モーターの運転領域を、前記
ポイント算出手段で算出されたそれぞれのポイントの合
計値に基づいて変更する運転領域変更手段とを備えるこ
とを特徴とするパラレル・ハイブリッド車両の駆動制御
装置。 - 【請求項2】請求項1に記載のパラレル・ハイブリッド
車両の駆動制御装置において、前記状況検出手段は、 前記バッテリーのSOCを検出す
るSOC検出手段を含み、 前記ポイント算出手段は、SOC検出値が高いほど前記
走行用モーターの運転領域を拡大し、SOC検出値が小
さいほど前記走行用モーターの運転領域を縮小するよう
にバッテリー状況のポイントを算出し、 前記運転領域
変更手段は、算出されたポイント合計値に基づいて、S
OC検出値が高いほど前記走行用モーターの運転領域を
拡大し、SOC検出値が小さいほど前記走行用モーター
の運転領域を縮小することを特徴とするパラレル・ハイ
ブリッド車両の駆動制御装置。 - 【請求項3】請求項1または請求項2に記載のパラレル
・ハイブリッド車両の駆動制御装置において、前記状況検出手段は、 前記バッテリーの温度を検出する
バッテリー温度検出手段を含み、前記ポイント算出手段は、前記発電用モーターにより発
電が行われていないときは、バッテリー温度検出値が所
定の範囲から外れるほど前記走行用モーターの 運転領域
を縮小するようにバッテリー状況のポイントを算出し、 前記運転領域変更手段は、算出されたポイント合計値に
基づいて、前記発電用モーターにより発電が行われてい
ないときは、バッテリー温度検出値が所定の範囲から外
れるほど前記走行用モーターの運転領域を縮小すること
を特徴とするパラレル・ハイブリッド車両の駆動制御装
置。 - 【請求項4】請求項3に記載のパラレル・ハイブリッド
車両の駆動制御装置において、 前記運転領域変更手段は、前記発電用モーターにより発
電が行われているときは、バッテリー温度検出値が所定
の範囲から外れるほど前記走行用モーターの運転領域を
拡大することを特徴とするパラレル・ハイブリッド車両
の駆動制御装置。 - 【請求項5】請求項1〜4のいずれかの項に記載のパラ
レル・ハイブリッド車両の駆動制御装置において、前記状況検出手段は、 前記走行用モーターの温度を検出
する走行用モーター温度検出手段を含み、前記ポイント算出手段は、走行用モーター温度検出値が
低いほど前記走行用モーターの運転領域を拡大し、走行
用モーター温度検出値が高いほど前記走行用モーターの
運転領域を縮小するように走行用モータ状況のポイント
を算出し、 前記運転領域変更手段は、算出されたポイント合計値に
基づいて、走行用モーター温度検出値が低いほど前記走
行用モーターの運転領域を拡大し、走行用モーター温度
検出値が高いほど前記走行用モーターの運転領域を縮小
することを特徴とするパラレル・ハイブリッド車両の駆
動制御装置。 - 【請求項6】請求項1〜5のいずれかの項に記載のパラ
レル・ハイブリッド車両の駆動制御装置において、前記状況検出手段は、 前記発電用モーターの温度を検出
する発電用モーター温度検出手段を含み、前記ポイント算出手段は、発電用モーター温度検出値が
高いほど前記走行用モ ーターの運転領域を縮小するよう
に発電用モーター状況のポイントを算出し、 前記運転領域変更手段は、算出されたポイント合計値に
基づいて、発電用モーター温度検出値が高いほど前記走
行用モーターの運転領域を縮小することを特徴とするパ
ラレル・ハイブリッド車両の駆動制御装置。 - 【請求項7】請求項1〜6のいずれかの項に記載のパラ
レル・ハイブリッド車両の駆動制御装置において、 前記運転領域変更手段は、前記発電用モーターにより発
電が行われているときは、前記走行用モーターの運転領
域を縮小することを特徴とするパラレル・ハイブリッド
車両の駆動制御装置。
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JP19756898A JP3478132B2 (ja) | 1998-07-13 | 1998-07-13 | パラレル・ハイブリッド車両の駆動制御装置 |
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