JPH11288455A - 画像スクロール表示装置および画像スクロール表示プログラムを格納した記憶媒体 - Google Patents

画像スクロール表示装置および画像スクロール表示プログラムを格納した記憶媒体

Info

Publication number
JPH11288455A
JPH11288455A JP9041998A JP9041998A JPH11288455A JP H11288455 A JPH11288455 A JP H11288455A JP 9041998 A JP9041998 A JP 9041998A JP 9041998 A JP9041998 A JP 9041998A JP H11288455 A JPH11288455 A JP H11288455A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
map
scroll
coordinate value
coordinate values
scale
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9041998A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4142152B2 (ja
Inventor
Yoshimasa Nakaya
兆正 中屋
Hitoshi Goto
仁 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FFC Ltd
Original Assignee
FFC Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FFC Ltd filed Critical FFC Ltd
Priority to JP09041998A priority Critical patent/JP4142152B2/ja
Publication of JPH11288455A publication Critical patent/JPH11288455A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4142152B2 publication Critical patent/JP4142152B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Image Processing (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)
  • Instructional Devices (AREA)
  • Processing Or Creating Images (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 目的位置が表示画面の範囲外にあってもスク
ロール方向と縮尺の指示により縮尺地図を表示して目的
位置を直ちに見つける。 【解決手段】 スクロール釦が指示する同一のスクロー
ル方向と縮尺を入力する入力手段17と、複数の縮尺地
図を予め記憶しておく地図記憶手段9と、入力手段17
で指示されたスクロール方向に対して表示画面の中央よ
り反対側の任意の一点を基準座標値として求める基準座
標値算出手段22と、基準座標値から表示されている地
図の地図座標値に変換し、変換した地図座標値を地球座
標値に変換する第1の変換手段23と、地球座標値を、
さらに前記地図記憶手段から読み出した次の縮尺地図の
地図座標値に変換する第2の変換手段24と、次の縮尺
地図の地図座標値を基準座標値に一致させて、スクロー
ル方向に次の縮尺地図より地図を切り出して表示処理す
る切出表示処理手段25と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CADシステムや
地図情報システムなどの画像をスクロール表示する画像
スクロール表示装置および画像スクロール表示プログラ
ムを格納した記憶媒体に関する。計算機の利用者は、計
算機のソフトウェアを操作して、計算機に接続されてい
る補助記憶装置から見たいファイルを呼び出したり、呼
び出したファイル内の見たいデータ範囲を検索すること
をしばしば行っている。一般に計算機の表示装置の画面
の大きさは限られており、画面上に表示しきれないデー
タを表示して内容を閲覧したり、全体を確認するため
に、上記ソフトウェアは、画面のスクロール機能や縮小
機能を備えている。また、細部を詳しく見るために、画
面の拡大機能を備えている。
【0002】例えば、ワードプロセッサや図形の編集シ
ステムなどでは、利用者が文書の特定の位置の情報を見
ようとするとき、表示されている文書の範囲にその情報
が含まれていなければ、キーボード上のカーソルキーや
マウスなどの入力手段を用いて、画面のスクロールを指
示し、表示範囲を変更する。また、文書1ページ分が画
面に表示しきれない場合、画面の縮小機能を用いて文書
の1ページ全体を表示させる。そして、利用者が見たい
表示範囲に移動した後、その範囲の情報をさらに詳しく
見るために、画面の拡大機能を用いて、さらに表示範囲
の一部を拡大する。
【0003】この場合、目的の画像位置が画面の表示範
囲外にある場合には、目的の画像位置を画面の表示範囲
内に導入するため、スクロール方向に広範囲に見渡せる
ように画像をスクロール方向に縮小表示することが必要
になる。
【0004】
【従来の技術】従来の画像スクロール表示装置として
は、例えば特開平6−324823号に記載されている
ようなものがある。この画像スクロール表示装置におい
ては、スクロールキーの押下時間を計測し、計測された
押下時間が所定の上限値になったときに画面イメージを
縮小表示に切り替える。
【0005】例えば、図24に示すように画像イメージ
を縦方向に1/2縮小して表示する。図24において、
101は1画面目、102は1画面目に続く次の画面
(2画面目)を示し、103は縦方向に画面イメージを
縮小した状態、104はスクロールの方向を示す。すな
わち、1画面目101、2画面目102を縦方向に1/
2縮小すると画面103となる。これによりスクロール
速度は同じでも実質2倍のスクロールを行うことができ
る。
【0006】また、例えば図25に示すように、画像イ
メージを縦横両方向に1/2縮小して表示する。図25
において、105は1画面目、106は1画面目に続く
次の画面(2画面目)を示し、107は縦横両方向に画
面イメージを縮小した状態、108はスクロールの方向
を示す。すなわち、1画面目105、2画面目106を
縦横両方向に1/2縮小すると画面107となる。これ
によりスクロール速度は同じでも実質2倍のスクロール
を行うことができる。
【0007】このように、スクロールキーを押し続けた
場合、スクロールキーの押下時間を計測し、所定時間経
過後、表示画面のイメージを縮小したものをスクロール
表示する。スクロールキーが離された時点でもとのイメ
ージ縮小していない状態に戻す。これによりスクロール
移動速度を高めることなく、同じ画面サイズで文章量の
大きな移動が実現でき、スムーズなスクロール処理が行
える。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の画面スクロール表示装置にあっては、画面を
縮小して表示することができるものの、目的位置が画面
の表示範囲外にある場合には、スクロール方向を広範囲
に見渡せるように画像を縮小表示して目的位置を直ちに
見つけることができないという問題があった。
【0009】本発明は、このような従来の問題に鑑みて
なされたものであって、目的位置が画面に表示されてい
ない場合に、入力したスクロール方向および縮尺を検出
し、直ちに目的位置を画面にスクロール表示することが
できる画像スクロール表示装置および画像スクロール表
示プログラムを格納した記憶媒体を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は次のように構成する。請求項1の発明は、
スクロール釦を操作して画像をスクロール方向に表示す
る画像スクロール表示装置において、前記スクロール釦
が指示する同一のスクロール方向と縮尺を入力する入力
手段17と、複数の縮尺地図を予め記憶しておく地図記
憶手段9と、前記入力手段17で指示されたスクロール
方向に対して表示画面の中央より反対側の任意の一点を
基準座標値として求める基準座標値算出手段22と、前
記基準座標値から表示されている地図の地図座標値に変
換し、変換した地図座標値を地球座標値に変換する第1
の変換手段23と、前記地球座標値を、さらに前記地図
記憶手段9から読み出した次の縮尺地図の地図座標値に
変換する第2の変換手段24と、次の縮尺地図の地図座
標値を前記基準座標値に一致させて、前記スクロール方
向に前記次の縮尺地図より地図を切り出して表示処理す
る切出表示処理手段25と、を備える。
【0011】請求項2の発明は、請求項1記載の画像ス
クロール表示装置において、前記入力手段17は、前記
スクロール釦の外側に設けられた第2のスクロール釦よ
りなり、該第2のスクロール釦をn回押下すると、n段
階縮尺した地図に切り替える。請求項3の発明は、請求
項1記載の画像スクロール表示装置において、前記地図
記憶手段9で記憶している複数の縮尺地図はn段階の表
示倍率の異なる縮尺地図よりなる。
【0012】請求項4の発明は、請求項1記載の画像ス
クロール表示装置において、前記基準座標値算出手段2
2で求める基準座標値を前記スクロール方向ごとに予め
基準座標テーブルに格納しておく。請求項5の発明は、
スクロール釦を操作して画像をスクロール表示するため
の画像スクロール表示プログラムを格納した記憶媒体に
おいて、前記スクロール釦が指示する同一のスクロール
方向と縮尺を入力する入力手段17で指示されたスクロ
ール方向に対して表示画面の中央より反対側の任意の一
点を基準座標値として求める基準座標値算出手段22
と、前記表示画面の基準座標から表示されている地図座
標値に変換し、地図座標値を地球座標値に変換する第1
の変換手段23と、前記地球座標値を、前記地図記憶手
段9から読み出した次の縮尺地図の地図座標値に変換す
る第2の変換手段24と、地図記憶手段9に予め記憶さ
れた縮尺地図のうち指示された次の縮尺地図を読み出し
て読み出した次の縮尺地図の地図座標値を前記基準座標
値に一致させて、前記スクロール方向に前記縮尺地図よ
り地図を切り出して表示処理する切出表示処理手段25
と、を備えたことを特徴とする画像スクロール表示プロ
グラムを格納した記憶媒体よりなる。
【0013】このような構成を備えた本発明は、スクロ
ール方向と縮尺を指示し、指示されたスクロール方向に
対して表示画面の中央より反対側の任意の一点を基準座
標値として、地図を縮尺して表示するようにしたので、
目標位置が表示画面の範囲外にある場合にも目的位置が
表示されている縮小地図を表示し、直ちに目的位置を見
つけることができる。
【0014】また、入力手段17は、スクロール釦の外
側に設けられた第2のスクロール釦よりなり、第2のス
クロール釦をn回押下すると、n段階縮尺した地図に切
り替えられるので、簡単な操作で目的位置の表示されて
いる縮尺地図を表示することができる。地図記憶手段9
で記憶している複数の縮尺地図はn段階の表示倍率の異
なる縮尺地図よりなるため、縮尺が連続している場合よ
りも早く目的位置を表示することができる。
【0015】さらに、基準座標値算出手段22で求める
基準座標値をスクロール方向ごとに予め基準座標テーブ
ルに格納しておくので、基準座標値を直ちに求めること
ができ、目的の縮尺地図を早く表示することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】図2は本発明の一実施形態を示す
全体構成図である。図2において、1は画像スクロール
表示装置2の装置本体を示し、装置本体1内にはCPU
3、RAM4、ROM5、地図データバッファメモリ6
などが設けられている。地図データバッファメモリ6に
は、CD−ROM7やハードディスク8などの地図記憶
手段9により読み出され、n段階に縮小される表示倍率
の異なる複数の地図が格納される。例えば、図3に示す
ように、地図記憶手段9内には、1/5000の地図、
1/12500の地図、・・・1/250000の地図
などn段階に縮尺された地図が予め格納される。地図の
縮尺は、連続的に変化させるのではなく、例えば1/5
000から1/125000に縮尺するように、段階的
に縮尺するようにしている。
【0017】装置本体1には表示装置10が接続され、
表示装置10は表示画面を有するCRT11、CRT1
1で表示するデータを格納する表示データバッファメモ
リ12、表示データバッファメモリ12を制御する表示
制御部13を有する。表示装置10のCRT11には段
階的に縮尺される縮尺地図などが表示される。装置本体
1には操作部14が接続され、操作部14はキーボード
やマウスなどよりなる。操作部14により地図記憶手段
9内に予め格納された複数の縮尺地図の検索、スクロー
ル方向、縮尺などの指示を行う。
【0018】図4に示すように、CRT11の表示画面
15の右下部には従来のスクロール釦16と本発明の第
2のスクロール釦17が設けられる。スクロール釦16
と第2のスクロール釦17の押下は、マウス18によっ
て行う。スクロール釦16および第2のスクロール釦1
7は、図5(A),(B)に示される。スクロール釦1
6は、北(N)、北東(NE)、東(E)、南東(S
E)、南(S)、南西(SW)、西(W)、北西(N
W)の8つのスクロール方向を指示する。第2のスクロ
ール釦17はスクロール方向と縮尺を入力、指示する入
力手段を構成し、スクロール釦16の外周に同じ方向に
8個設けられ、N,NE,E,SE,S,SW,W,N
Wの8つのスクロール方向を指示する。図5(B)に示
すように、黒丸で示すカーソル19を用いてマウス18
で第2のスクロール釦17を1度押すと、1段階高縮尺
の地図に切り替えられ、第2のスクロール釦17をn回
押下すると、n段階高縮尺の地図に切り替えられるよう
になっている。
【0019】図2に戻って、RAM4には第2のスクロ
ール釦17で指示されたスクロール方向に対して表示画
面15の中央より反対側の任意の一点を基準座標値とす
る基準座標値が予め格納されている基準座標テーブル2
0が設けられる。基準座標テーブル20には、図6に示
すように、スクロール方向(N,NE,E,・・・N
W)に対した基準座標値(K2,K1,K4,・・・K
3)が予め格納される。例えば基準座標値K1は、
K1,YK1よりなり、基準座標値K2はXK2,YK2より
なる。
【0020】また、記憶媒体としてのROM5内には画
像スクロール表示プログラム21が格納されている。画
像スクロール表示プログラム21は、図7に示すよう
に、基準座標値算出手段としての基準座標値算出部2
2、第1の変換手段としての第1の変換部23、第2の
変換手段としての第2の変換部24および切出表示処理
手段としての切出表示処理部25よりなる。
【0021】基準座標値算出部22は、第2のスクロー
ル釦17で指示されたスクロール方向に対して表示画面
15の中央より反対側の任意の一点を基準座標値として
求める。第1の変換部23は、求めた基準座標値から表
示されている地図の地図座標値に変換し、さらに地図座
標値を地球座標値に変換する。
【0022】第2の変換部24は、第1の変換部23で
求めた地球座標値を、地図記憶手段9から読み出した次
の縮尺地図の地図座標値に変換する。切出表示処理部2
5は、第2の変換部24で求めた次の縮尺地図の地図座
標値を基準座標値に一致させて、第2のスクロール釦1
7で指示したスクロール方向に次の縮尺地図より地図を
切り出して表示処理する。
【0023】図8は表示画面15の基準座標値の求め方
の説明図である。図8において、指示されたスクロール
方向から表示画面15の基準座標値を求める場合、例え
ば図9に示すNE方向にスクロール方向が指示されたと
き、表示画面15の中央K5(a/2,b/2)を基準
としてNEとは反対方向の任意の一点K1(XK1
K1)を基準座標値とする。
【0024】同様に、スクロール方向が図9のE方向の
場合には、基準座標値は図8のK4、スクロール方向が
図9のSE方向の場合には、基準変換値は、図8のK
7、スクロール方向が図9のS方向の場合には、基準座
標値は図8のK8、スクロール方向が図9のSW方向の
場合には、基準座標値は図8のK9、スクロール方向が
図9のW方向の場合には、基準座標値は図8のK6、ス
クロール方向が図9のNW方向の場合には、基準座標値
は図8のK3、スクロール方向が図9のN方向の場合に
は、基準座標値は図8のK2に、それぞれなる。
【0025】こうして求められた基準座標値K1〜K
4,K6〜K9は、図6に示す基準座標テーブル20内
に予め格納しておき、第2のスクロール釦17によるス
クロール方向の指示があったとき、基準座標テーブル2
0から読み出す。図10は表示座標系、地図座標系、地
球座標系の変換の説明図である。図10において、26
は表示画面15の表示座標系、27は縮尺が1/500
0の地図座標系、28は縮尺が1/12500の地図座
標系、29は縮尺が1/25000の地図座標系、30
は緯度がXe、経度がYeの地球座標系を、それぞれ示
す。表示座標系26の基準座標値を関数呼出しにより地
図座標系27,28,29のうち表示されている、例え
ば地図座標系27の地図座標値に変換する。
【0026】また、変換した地図座標値を関数呼出しに
より地球座標系30の地球座標値に変換する。さらに変
換した地球座標値を次の縮尺地図座標系、例えば縮尺1
/12500の地図座標系28の地図座標値に変換す
る。この地図座標値を表示座標系26の基準座標値に一
致させる。図11に示すように、縮尺が1/nの地図3
1における地図座標Xn,Ynの経度、緯度は、縮尺が
1/mの地図32における地図座標Xm,Ymの経度、
緯度に等しい。
【0027】表示画面15の基準座標値K1は、縮尺が
1/nの地図31の地図座標値Xn,Ynに変換され、
この地図座標値Xn,Ynを地球座標値に変換した後、
次の縮尺が1/mの地図32の地図座標値Xm,Ymに
変換する。地図座標値Xm,Ymを表示画面15の基準
座標値K1に一致させる。こうして、必要な縮尺度の縮
尺地図が地図記憶手段7より選択されて読み出される。
この場合、第2のスクロール釦17の押下回数により必
要な縮尺地図を選択し、読み出す。
【0028】図12〜図19はスクロール方向と縮尺が
指示されたとき切り出す地図を示す説明図である。図1
2において、第2のスクロール釦17により指示された
スクロール方向がNE方向であるときは、基準座標値と
してK1が求められる。33はスクロール方向と縮尺が
指示される前の地図であり、基準座標値K1を基準とし
て二つの矢印で示す方向に拡張した地図を切り出す。
【0029】例えば1/100の地図を1/200の地
図に縮尺した場合、切り出す地図34は、基準座標値K
1を基準とした場合、図8において、Xプラス方向に
(a−XK1)×2、Xマイナス方向に2×XK1移動さ
せ、Yプラス方向に(b−YK1)×2、Yマイナス方向
に2×YK1移動させて、得られる。切り出す地図34に
おいては、切り出す前の地図33に対して、表示される
領域が4倍になる(なお、表示画面15の大きさは同
じ)。図13に示すように、スクロール方向がE方向の
場合には、基準座標値はK4となり、切り出す地図34
は、基準座標値K4を基準として切り出す前の地図33
から主に三つの矢印で示す方向に領域が拡張した地図と
なる。スクロール方向がSE方向の場合には、基準座標
値がK7で、切り出し前の地図33、拡張方向、切り出
す地図34は、図14に示すようになる。スクロール方
向がS方向の場合、基準座標値がK8で、切り出し前の
地図33、拡張方向、切り出し地図34は、図15に示
すようになる。スクロール方向がSW方向の場合、基準
座標値がK9で、切り出し前の地図33、拡張方向、切
り出し地図34は、図16に示すようになる。
【0030】スクロール方向がW方向の場合には、基準
座標値がK6で、切り出し前の地図33、拡張方向、切
り出す地図34は、図17に示すようになる。スクロー
ル方向がNW方向の場合には、基準座標値がK3で、切
り出し前の地図33、拡張方向、切り出す地図34は、
図18に示すようになる。スクロール方向がN方向の場
合には、基準座標値がK2で、切り出し前の地図33、
拡張方向、切り出す地図34は、図19に示すようにな
る。
【0031】こうして、切り出す地図34は、基準座標
値K1〜K4,K6〜K9を基準点として表示画面1に
それぞれ表示される。図20はスクロール方向と縮尺の
指示により縮尺地図を表示する表示処理を説明するフロ
ーチャートである。CRT11の表示画面15には、図
21に示すような地図が表示されているとする。表示画
面15に表示されている地図には、目的位置が表示され
ていないとする。なお、地図は縮尺が1/5000の地
図である。
【0032】このため、図20において、まず、ステッ
プS1で第2のスクロール釦17を操作する。例えば、
第2のスクロール釦17をNE方向に1回押下する。次
に、ステップS2で第2のスクロール釦17の押下で指
示された縮尺指示に応じた地図を読み出す。例えば、第
2のスクロール釦17の1回の押下により、1段階高縮
尺の地図を縮尺地図記憶手段9内から読み出して、地図
データバッファメモリ6に格納する。例えば、図3に示
す地図の中から1/12500の地図を選択して読み出
し地図データバッファメモリ6内に格納する。
【0033】次に、ステップS3で表示画面15の基準
座標値を求める。スクロール方向がNE方向に指示され
ているので、図8において、表示画面15の中央K5
(a/2,b/2)を基準としてNE方向とは反対方向
の任意の一点K1(XK1,YK1)を基準座標値とする。
この場合、図6に示す基準座標テーブル20からNE方
向に対応した基準座標値K1(XK1,YK1)を選択する
ようにすれば良い。
【0034】図21においては、第2のスクロール釦1
7のうちのNE方向の釦をマウス18により押下する
と、中央K5を基準として反対方向のK1が基準座標値
として求められる。次に、ステップS4で表示画面15
の基準座標値K1(XK1,YK1)を関数呼出しにより表
示されている1/5000の地図の地図座標値Km1
(XKm1 ,Y Km1 )に変換する。すなわち、図10に示
す表示座標系26の基準座標値K1を縮尺が1/500
0の地図座標系27の地図座標値Km1に変換する。
【0035】次に、ステップS5で地図座標値Km1
(XKm1 ,YKm1 )を関数を呼出して地球座標値Ke1
(XKe1 ,YKe1 )に変換する。すなわち、図10に示
す地図座標系27の地図座標値Km1から地球座標系3
0の緯度Xeと経度Yeで示される地球座標値Ke1
(XKe1 ,YKe1 )に変換する。次に、ステップS6で
地球座標値Ke1(XKe1 ,YKe1 )を、関数の呼出し
により次の縮尺地図の地図座標値KNm1(XNm1,Y
m1)に変換する。すなわち、図10に示す地球座標系
30の地球座標値Ke1(XKe1 ,YKe1 )から第2の
スクロール釦17の1回の押下により指示された次の縮
尺地図系28の地図座標値にKNm1(XNm1,YNm1
に変換する。
【0036】次に、ステップS7で次の縮尺地図の地図
座標値KNm1(XNm1,YNm1)を表示画面15の基
準座標値K1(XK1,YK1)に一致させ、ステップS8
で地図座標値KNm1(XNm1,YNm1)を原点として
スクロール方向に次の縮尺地図により表示する地図を切
り出す。例えば、図12に示すように、元の地図33に
対して、スクロール方向がNE方向であるため、矢印で
示すように拡張して、次の縮尺地図から新しい地図34
を切り出す。
【0037】次に、ステップS9で切り出した地図34
中を表示画面15に表示する。切り出した地図34の例
を図22に示す。切り出した地図34は縮尺が1/12
5000であり、この切り出した地図34には例えば目
標位置P(専福寺)が表示されている、元の地図33の
地図座標値Km1と切り出した地図34の地図座標値K
Nm1と基準座標値K1は一致している。
【0038】図23は目標位置から標準縮尺地図を表示
する処理を説明するフローチャートである。図23にお
いて、図22に表示されている1/125000の縮尺
地図において、目的位置Pが見つかったら、目的位置P
をマウス18でクリックし、目的位置Pを指示する。
【0039】次に、ステップS12で縮尺地図記憶手段
9から標準地図として1/5000の縮尺地図を読み出
して、地図データバッファメモリ6に格納する。次に、
ステップS13で目的位置Pが表示画面15の中心にく
るように、標準縮尺で地図画面を編集する。次に、ステ
ップS14で編集した地図を表示画面15に表示する。
これにより、図22の目的位置Pを中心に表示される1
/5000の標準縮尺地図が表示される。
【0040】次に、ステップS15でスクロール釦16
を、例えばSW方向に操作して、その地図33との関連
をみる。このように、目的位置Pが表示画面15の範囲
外にある場合に、スクロール方向と縮尺を指示すること
により簡単な操作で直ちに目的位置を表示画面15に表
示し、見つけることができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、スクロール方向と縮尺を指示し、指示されたスクロ
ール方向に対して表示画面の中央より反対側の任意の一
点を基準座標値として、地図を縮尺して表示するように
したため、目標位置が表示画面の範囲外にある場合にも
目的位置が表示されている縮小地図を表示し、直ちに目
的位置を見つけることができる。
【0042】また、入力手段は、スクロール釦の外側に
設けられた第2のスクロール釦よりなり、第2のスクロ
ール釦をn回押下すると、n段階縮尺した地図に切り替
えられるため、簡単な操作で目的位置の表示されている
縮尺地図を表示することができる。縮尺地図記憶手段で
記憶している複数の縮尺地図はn段階の表示倍率の異な
る縮尺地図よりなるため、縮尺が連続している場合より
も早く目的位置を表示することができる。
【0043】さらに、基準座標値算出手段で求める基準
座標値をスクロール方向ごとに予め基準座標テーブルに
格納しておくため、基準座標値を直ちに求めることがで
き、目的の縮尺地図を早く表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図
【図2】本発明の一実施形態を示す全体構成図
【図3】複数の縮尺地図を示す図
【図4】表示画面とスクロール釦を示す図
【図5】スクロール釦と第2のスクロール釦を示す図
【図6】基準座標テーブルの構成例を示す図
【図7】画像スクロール表示プログラムの構成例を示す
【図8】表示画面の基準座標値の説明図
【図9】スクロール方向の説明図
【図10】座標系の変換の説明図
【図11】表示画面の基準座標値と異なる縮尺地図の地
図座標値の関係を示す図
【図12】スクロール方向(NE)に対する切り出し地
図を説明する説明図
【図13】スクロール方向(E)に対する切り出し地図
を説明する説明図
【図14】スクロール方向(SE)に対する切り出し地
図を説明する説明図
【図15】スクロール方向(S)に対する切り出し地図
を説明する説明図
【図16】スクロール方向(SW)に対する切り出し地
図を説明する説明図
【図17】スクロール方向(W)に対する切り出し地図
を説明する説明図
【図18】スクロール方向(NW)に対する切り出し地
図を説明する説明図
【図19】スクロール方向(N)に対する切り出し地図
を説明する説明図
【図20】スクロール方向と縮尺の指示により縮尺地図
を表示処理するフローチャート
【図21】スクロール前の表示画面の例を示す図
【図22】スクロール後の表示画面の例を示す図
【図23】目的位置の標準地図を表示処理するフローチ
ャート
【図24】従来の表示例を示す図
【図25】従来の他の表示例を示す図
【符号の説明】
1;装置本体 2:画像スクロール表示装置 3:CPU 4:RAM 5:ROM 6:地図データバッファメモリ 7:CD−ROM 8:ハードディスク 9:地図記憶手段 10:表示装置 11:CRT 12:表示データバッファメモリ 13:表示制御部 14:操作部 15:表示画面 16:スクロール釦 17:第2のスクロール釦(入力手段) 18:マウス 19:カーソル 20:基準座標テーブル 21:画像スクロール表示プログラム 22:基準座標値算出部(基準座標値算出手段) 23:第1の変換部(第1の変換手段) 24:第2の変換部(第2の変換手段) 25:切出表示処理部(切出表示処理手段) 26:表示座標系 27〜29:地図座標系 30:地球座標系 31,32,33,34:地図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G09G 5/34 G09G 5/36 520G 5/36 510 G06F 15/40 370C 520 15/403 380A 15/66 355A 470A

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スクロール釦を操作して画像をスクロール
    方向に表示する画像スクロール表示装置において、 前記スクロール釦が指示する同一のスクロール方向と縮
    尺を入力する入力手段と、 複数の縮尺地図を予め記憶しておく地図記憶手段と、 前記入力手段で指示されたスクロール方向に対して表示
    画面の中央より反対側の任意の一点を基準座標値として
    求める基準座標値算出手段と、 前記基準座標値から表示されている地図の地図座標値に
    変換し、変換した地図座標値を地球座標値に変換する第
    1の変換手段と、 前記地球座標値を、さらに前記地図記憶手段から読み出
    した次の縮尺地図の地図座標値に変換する第2の変換手
    段と、 次の縮尺地図の地図座標値を前記基準座標値に一致させ
    て、前記スクロール方向に前記次の縮尺地図より地図を
    切り出して表示処理する切出表示処理手段と、を備えた
    ことを特徴とする画像スクロール表示装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像スクロール表示装置に
    おいて、 前記入力手段は、前記スクロール釦の外側に設けられた
    第2のスクロール釦よりなり、該第2のスクロール釦を
    n回押下すると、n段階縮尺した地図に切り替えること
    を特徴とする画像スクロール表示装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の画像スクロール表示装置に
    おいて、 前記地図記憶手段で記憶している複数の縮尺地図はn段
    階の表示倍率の異なる縮尺地図よりなることを特徴とす
    る画像スクロール表示装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の画像スクロール表示装置に
    おいて、 前記基準座標値算出手段で求める基準座標値を前記スク
    ロール方向ごとに予め基準座標テーブルに格納しておく
    ことを特徴とする画像スクロール表示装置。
  5. 【請求項5】スクロール釦を操作して画像をスクロール
    表示するための画像スクロール表示プログラムを格納し
    た記憶媒体において、 前記スクロール釦とは別のスクロール方向と縮尺を入力
    する入力手段で指示されたスクロール方向に対して表示
    画面の中央より反対側の任意の一点を基準座標値として
    求める基準座標値算出手段と、 前記表示画面の基準座標から表示されている地図座標値
    に変換し、地図座標値を地球座標値に変換する第1の変
    換手段と、 前記地球座標値を、前記地図記憶手段から読み出した次
    の縮尺地図の地図座標値に変換する第2の変換手段と、 地図記憶手段に予め記憶された縮尺地図のうち指示され
    た次の縮尺地図を読み出して読み出した次の縮尺地図の
    地図座標値を前記基準座標値に一致させて、前記スクロ
    ール方向に前記縮尺地図より地図を切り出して表示処理
    する切出表示処理手段と、を備えたことを特徴とする画
    像スクロール表示プログラムを格納した記憶媒体。
JP09041998A 1998-04-02 1998-04-02 画像スクロール表示装置および画像スクロール表示プログラムを格納した記憶媒体 Expired - Fee Related JP4142152B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09041998A JP4142152B2 (ja) 1998-04-02 1998-04-02 画像スクロール表示装置および画像スクロール表示プログラムを格納した記憶媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09041998A JP4142152B2 (ja) 1998-04-02 1998-04-02 画像スクロール表示装置および画像スクロール表示プログラムを格納した記憶媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11288455A true JPH11288455A (ja) 1999-10-19
JP4142152B2 JP4142152B2 (ja) 2008-08-27

Family

ID=13998089

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09041998A Expired - Fee Related JP4142152B2 (ja) 1998-04-02 1998-04-02 画像スクロール表示装置および画像スクロール表示プログラムを格納した記憶媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4142152B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008224901A (ja) * 2007-03-09 2008-09-25 Nec Corp 画像表示装置、該画像表示装置に用いられる画像拡大/縮小方法及び画像拡大/縮小制御プログラム
JP2009042062A (ja) * 2007-08-08 2009-02-26 Denso Corp 地図表示装置
JP2009098086A (ja) * 2007-10-19 2009-05-07 Xanavi Informatics Corp ナビゲーション装置、スクロール方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008224901A (ja) * 2007-03-09 2008-09-25 Nec Corp 画像表示装置、該画像表示装置に用いられる画像拡大/縮小方法及び画像拡大/縮小制御プログラム
JP2009042062A (ja) * 2007-08-08 2009-02-26 Denso Corp 地図表示装置
JP2009098086A (ja) * 2007-10-19 2009-05-07 Xanavi Informatics Corp ナビゲーション装置、スクロール方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4142152B2 (ja) 2008-08-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1729207A2 (en) System and methods for navigating displayed content
US5805171A (en) Technical schematic display system utilizing preassigned component detail levels
JP2004272217A (ja) 地図画像表示制御方法およびそのプログラムおよびそのプログラムを記憶する記憶媒体および電子機器
JP3276068B2 (ja) オブジェクトの選択方法およびそのシステム
JPH11288455A (ja) 画像スクロール表示装置および画像スクロール表示プログラムを格納した記憶媒体
JP2001134358A (ja) テキストの画面表示方法
JPH0916315A (ja) 情報検索システム
JP2000250403A (ja) 道路形状図形デフォルメ方法、装置、前記方法を記録した記憶媒体
JPH04199371A (ja) 画像表示装置
JP2000148126A (ja) 画像表示装置及び方法
JPH1165430A (ja) 地図ズーミング表示方法とその地図ズーミング表示装置並びに地図ズーミング表示装置用コンピュータ
JP2663967B2 (ja) 情報記憶制御方法
JPH0520422A (ja) 情報処理装置
JPH1069479A (ja) 文書作成方法および文書作成プログラムを記録した媒体
JP3634426B2 (ja) 図面イメージの待避・復元方式
JPH03116285A (ja) 図形作成装置
JP3000749B2 (ja) 文字編集装置
JPH08263528A (ja) Cad装置
JPS5962895A (ja) ワ−ドプロセツサ等の罫線繰返えし制御方式
JPH0291690A (ja) 拡大縮小表示方式
JP2591577B2 (ja) 図面作成装置
JPH1164032A (ja) 画面表示装置および方法およびその方法を記録した記録媒体
JPH08339391A (ja) 図形処理装置および図形処理方法
JPH0720626Y2 (ja) 航跡表示装置
JPH09282445A (ja) 電子化画像上での移動の高速化方法及びそのための装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050325

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071113

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080226

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080327

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080520

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080612

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110620

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110620

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110620

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120620

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120620

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130620

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140620

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees