JPH11288138A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JPH11288138A
JPH11288138A JP10088651A JP8865198A JPH11288138A JP H11288138 A JPH11288138 A JP H11288138A JP 10088651 A JP10088651 A JP 10088651A JP 8865198 A JP8865198 A JP 8865198A JP H11288138 A JPH11288138 A JP H11288138A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
registration roller
image
recording paper
recording medium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10088651A
Other languages
English (en)
Inventor
Akito Nagayama
昭人 永山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Finetech Nisca Inc
Original Assignee
Copyer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Copyer Co Ltd filed Critical Copyer Co Ltd
Priority to JP10088651A priority Critical patent/JPH11288138A/ja
Publication of JPH11288138A publication Critical patent/JPH11288138A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Registering Or Overturning Sheets (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】画像ぶれなどの画像不良を防止した画像形成装
置を提供する。 【解決手段】制御装置123は、感光ドラム126に形
成された現像像が転写領域128に到達するタイミング
に合わせて記録媒体が転写領域128に到達するよう
に、電磁クラッチ122aをオンしてレジストローラ1
22を回転させ始める。記録媒体に現像像が転写されて
いる間は電磁クラッチ122aをオンのままにしてお
き、レジストローラ122を回転させ続ける。記録媒体
に現像像が転写され終った後にレジストローラ122の
回転が停止するように、制御装置123で電磁クラッチ
122aをオフする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レジストローラを
所定のタイミングで回転させて記録媒体を転写領域に搬
送し、この記録媒体に現像像を転写して画像を形成する
画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から電子写真方式を利用した画像形
成装置が広く使用されている。この電子写真方式の画像
形成装置は、例えば、原稿が載置されるガラス製の原稿
載置台を備えており、この原稿載置台に載置された原稿
に下方から光を照射すると共に、ドラム状の像担持体
(感光ドラム)を所定のプロセススピードで回転させな
がら、この感光ドラムを帯電器で一様に帯電し、原稿に
記録された画像の情報を担持する光を感光ドラムに照射
して静電潜像を形成し、この静電潜像を現像して現像像
を形成し、この現像像を転写領域で記録用紙などの記録
媒体に転写してプリント画像(コピー画像)を得る装置
である。
【0003】このような画像形成装置には、通常、複数
枚の記録媒体を収納しておくカセット、カセットに収納
された記録媒体を一枚ずつ転写領域に給紙する複数の給
紙ローラ、及び、ニップ部に記録媒体を挟持しておきこ
の記録媒体を所定のタイミングで転写領域に送り出す一
対のレジストローラなどが備えられている。また、この
画像形成装置には、上記した像担持体や給紙ローラなど
を回転させるメインモータも備えられている。
【0004】メインモータからの駆動力は幾つかの駆動
系列に分けられて伝達されており、電磁クラッチ等を介
して像担持体や給紙ローラを回転させている。駆動系列
としては、例えば、像担持体を回転させる像担持体駆動
系列や、給紙ローラを回転させる給紙ローラ駆動系列な
どが別々に形成されている。上記したレジストローラ
は、通常、画像形成装置に内蔵された部品の配置上の関
係から、像担持体駆動系列もしくは給紙ローラ駆動系列
のうちのいずれか一方の駆動系列に電磁クラッチを介し
て接続されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記したい
ずれの駆動系列にレジストローラが接続されていても、
記録媒体に転写される画像にぶれ(画像ぶれ)等の画像
不良が生じるおそれがある。
【0006】先ず、レジストローラが像担持体駆動系列
に接続されている場合について説明する。
【0007】転写に際しては、所定のタイミングで電磁
クラッチをオンしてメインモータの駆動力をレジストロ
ーラに伝達し、レジストローラを回転させて印字媒体を
転写領域に送り出す。その後、この印字媒体がレジスト
ローラのニップ部を通過し終るタイミングで電磁クラッ
チをオフしてメインモータの駆動力がレジストローラに
伝達されないようにし、レジストローラの回転を停止す
る。このようにしてレジストローラを回転させたり停止
させたりすると、メインモータの負荷が変動する。この
場合、レジストローラは像担持体駆動系列に接続されて
いるので、メインモータの負荷の変動に起因して像担持
体の回転速度が一時的に変動し、画像ぶれ等の画像不良
が生じることがある。
【0008】次に、レジストローラが給紙ローラ駆動系
列に接続されている場合について説明する。
【0009】給紙に際しては、カセットから一枚ずつ順
に記録媒体を給紙するために給紙ローラを回転させたり
停止させたりする。この給紙ローラの回転や停止に起因
してメインモータの負荷が変動する。レジストローラは
給紙ローラ駆動系列に接続されているので、メインモー
タの負荷の変動に起因してレジストローラの回転速度が
一時的に変動する。この場合、レジストローラに挟持さ
れながら送り出されている記録媒体の搬送速度が変動
し、画像ぶれ等の画像不良が生じることがある。このよ
うな画像ぶれは、特に、複数枚の記録媒体に連続して画
像を形成する際に生じ易い。
【0010】本発明は、上記事情に鑑み、画像ぶれなど
の画像不良を防止した画像形成装置を提供することを目
的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の画像形成装置は、所定方向に回転しながら静
電潜像が形成される像担持体と、該像担持体を回転させ
る駆動源と、前記像担持体に形成された静電潜像を現像
して得られた現像像が記録媒体に転写される転写領域に
記録媒体を搬送するレジストローラとを備え、該レジス
トローラを所定のタイミングで回転させて記録媒体を前
記転写領域に搬送して該記録媒体に現像像を転写する画
像形成装置において、(1)前記レジストローラを回転
させて前記転写領域に搬送された記録媒体に現像像が転
写され終った後に前記レジストローラの回転を停止する
ように該レジストローラを制御する制御手段を備えたこ
とを特徴とするものである。
【0012】ここで、前記制御手段は、(2)記録媒体
の後端が前記転写領域から所定距離だけ離れた後に前記
レジストローラの回転を停止するように該レジストロー
ラを制御するものであってもよい。
【0013】また、(3)前記レジストローラよりも記
録媒体搬送方向上流側に配置された、記録媒体を検知す
る検知センサを備え、(4)前記制御手段は、前記レジ
ストローラを回転させて前記転写領域に搬送された記録
媒体に現像像が転写され終った後であって、かつ、前記
転写領域に搬送された記録媒体に後続する記録媒体が前
記検知センサに検知されたタイミングで、前記レジスト
ローラの回転を停止するように該レジストローラを制御
するものであってもよい。
【0014】さらに、前記レジストローラは、(5)前
記駆動源からの駆動力によって回転するものであり、か
つ、前記駆動源の駆動力を伝達する駆動伝達方向の、前
記像担持体よりも下流側に配置されたものであってもよ
い。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の画
像形成装置の実施形態を説明する。
【0016】先ず、図1、図2を参照して、本発明の一
実施形態の複写機の内部構成の概略と基本的な画像形成
動作を説明する。
【0017】図1は、複写機10の内部構造を示す模式
図であり、図2は、記録紙の搬送経路を示す模式図であ
る。
【0018】電源スイッチ(図示せず)が投入される
と、複写機10がコピー可能な状態(スタンバイ状態)
になる。このスタンバイ状態のときに、操作部(図示せ
ず)を操作することにより、カセット18,20及び手
差しトレイ22のうちのいずれから記録紙を給紙するか
を選択する。なお、操作部で紙サイズ自動選択モード
(APSモード)を選択することにより、カセット1
8,20及び手差しトレイ22のうちのいずれかから自
動的に記録紙が給紙される。ここでは、カセット18に
収納されている記録紙が選択された場合について説明す
るが、カセット20もしくは手差しトレイ22の記録紙
が選択されてもほぼ同様の動作となる。
【0019】操作部のコピースタートボタンが押される
と、メインモータ(M1)110(本発明にいう駆動源
の一例であり、図3参照)が回転し始め、カセット18
に収納されている記録紙18aが一枚だけピックアップ
ローラ112で給紙され、フィーデングローラ114と
セパレーションローラ116に挟持されて搬送され、さ
らに、第1縦パスローラ118、及び第2縦パスローラ
120によって、停止中のレジストローラ122にまで
搬送される。
【0020】レジストローラ122の直前(記録紙搬送
方向のやや上流側)には、記録紙を検知するレジ前セン
サ(本発明にいう検知センサの一例である)124が配
置されており、このレジ前センサ124で記録紙が検知
されてから所定時間が経過した後、第1縦パスローラ1
18及び第2縦パスローラ120の回転を停止する。こ
れにより、記録紙先端がレジストローラ122に当接し
たままの状態で記録紙が第1縦パスローラ118及び第
2縦パスローラ120によって所定時間だけ搬送される
こととなるので、レジストローラ122と第1縦パスロ
ーラ118との間に約10mmの記録紙ループが形成さ
れる。このループの形成によって、レジストローラ12
2のニップ部に記録紙先端が揃うので、記録紙の斜行を
矯正できる。
【0021】レジストローラ122は、記録紙の位置と
感光ドラム126に形成された現像像(トナー像)の位
置を調整して、記録紙の先端から適正位置に画像が形成
されることを目的として配置されている。レジストロー
ラ122に搬送された記録紙は、上述したように、その
先端をレジストローラ122に当接してループを形成し
た状態で待機しており、トナー像が転写領域128に到
達するタイミングに合わせて記録紙が転写領域128に
搬送される。
【0022】第1縦パスローラ118の直前(第1縦パ
スローラ118よりも記録紙搬送方向のやや上流側)に
は、搬送中の記録紙を検知する縦パスセンサ130が配
置されている。この縦パスセンサ130によって、記録
紙が検知されたタイミングから所定時間を経過した後、
原稿照明ランプ132が点灯し、原稿台ガラス13に載
置された原稿(図示せず)が照明され始める。これが画
像形成動作のスタートとなる。原稿照明ランプ132は
スキャナユニット134内に搭載されており、このスキ
ャナユニット134は、原稿台ガラスの下方に配置され
ている。
【0023】図1に示すように、スキャナユニット13
4は、原稿照明ランプ132と第1ミラー136を有す
る第1ミラーユニット138、第2ミラー140と第3
ミラー142を有する第2ミラーユニット144、レン
ズ駆動系146、及び第4ミラー148、第5ミラー1
50、第6ミラー152を備えている。原稿を照明する
際には、スキャナユニット134を走査させる光学モー
タ(図示せず)が回転する。原稿からの反射光は、画像
信号として、第1ミラー136、第2ミラー140、第
3ミラー142、レンズ駆動系146、第4ミラー14
8、第5ミラー150、第6ミラー152を経て、感光
ドラム126に照射され、これにより感光ドラム126
に原稿画像が結像される。
【0024】感光ドラム126は、図1の紙面に垂直方
向に延びる回転軸を有しており、矢印A方向に回転して
いる。原稿からの反射光が照射される照射位置よりも感
光ドラム126の回転方向上流側には、感光ドラム12
6を一様に帯電する一次帯電器154が配置されてい
る。この一次帯電器154によって感光ドラム126が
一様に帯電されて帯電面が形成される。この帯電面に、
原稿からの反射光が照射されて静電潜像が形成される。
【0025】上記の照射位置よりも感光ドラム126の
回転方向下流側には、静電潜像を現像する現像器156
が配置されている。感光ドラム126と現像器156と
が対向する領域は、静電潜像が現像される現像領域であ
る。感光ドラム126の回転によって静電潜像が現像領
域に到達すると、現像スリーブ158から静電潜像にト
ナーが供給されてトナー像(現像像)が形成される。
【0026】現像領域128よりも感光ドラム126の
回転方向下流側には、トナー像を記録紙に転写する転写
帯電器160が配置されている。感光ドラム126と転
写帯電器160とが対向する領域は、トナー像が記録紙
に転写される転写領域128である。感光ドラム126
の回転によってトナー像が転写領域128に到達する以
前に、所定のタイミングでレジストローラ122が回転
し始めて記録紙をこの転写領域128に搬送する。転写
領域128に搬送されてきた記録紙にトナー像が転写さ
れる。トナー像が転写された記録紙は、除電針(図示せ
ず)によって感光ドラム126から分離され、矢印B方
向に回転する搬送部162に搬送されて定着器164に
搬送される。なお、記録紙が感光ドラム126から分離
される位置よりも記録紙搬送方向のやや下流側には、記
録紙が感光ドラム126から正常に分離されたか否かを
検知する分離センサ166が配置されている。
【0027】一方、感光ドラム126では、その表面か
ら約90%前後のトナーが記録紙に転写されるが、残り
のトナーは感光ドラム126に残留する。この残留した
残留トナーは、クリーナ(図示せず)によって感光ドラ
ム126から除去される。また、感光ドラム126に残
留した残留電荷は除電ランプ(図示せず)によって除電
される。これらにより、感光ドラム126は次の画像形
成に入り得る状態になる。
【0028】記録紙の表面に静電的に付着したトナーを
確実に表面に固着させるために、記録紙は搬送部162
によって定着器164に送られる。定着器164では、
記録紙に付着したトナーが高温度の定着ローラ168に
接触して溶け、トナーに含まれる微小鉄粉が記録紙にク
サビ状に突き刺さり、これによりトナーが記録紙に確実
に定着する。
【0029】定着器164を通過した記録紙は、定着ロ
ーラ168による高温や圧力の影響で、カールする傾向
が強い。このため、記録紙が定着器164を通過した後
は直ちに第1排紙ローラ170で記録紙の先端を挟み込
み、この第1排紙ローラ170を定着ローラ168より
も速く回転させて搬送する。これにより、定着ローラ1
68と第1排紙ローラ170との間で記録紙が見かけ上
引っ張られることとなる。ただし、第1排紙ローラ17
0が記録紙を挟持する圧力は、定着ローラ168が記録
紙を挟持する圧力よりも低く設定されているので、第1
排紙ローラ170では記録紙がスリップ状態にあり、記
録紙が定着ローラ168に挟持されている限り、定着ロ
ーラ168の回転速度に応じて記録紙が搬送される。記
録紙が定着ローラ168から離れた後、第1及び第2排
紙ローラ170,172によって機外に排紙される。な
お、第1排紙ローラ170の直後(第1排紙ローラ17
0よりも記録紙排出方向のやや下流側)には、記録紙を
検知する排紙センサ174が配置されている。
【0030】複写機10は記録紙の裏面にも画像を形成
できる。記録紙の片面に画像を形成する(片面コピー)
か、両面に画像を形成する(両面コピー)かは、操作者
が操作を開始する前に、操作部で決定するものである。
片面コピー、両面コピーともに基本的な画像形成動作
は、上述したプロセスで行われる。片面コピーの場合
は、記録紙が機外に排出された時点で終了である。
【0031】次に両面コピーについて説明する。
【0032】搬送部162の下方には、片面にコピーさ
れた記録紙を積載して、もう一方の片面にコピーをする
ように搬送する両面搬送ユニット176が配置されてい
る。この両面搬送ユニット176は、後述する第1及び
第2セットバックローラ178,180等で構成されて
おり、定着器164から送り出された記録紙が第1及び
第2排紙ローラ170,172などによって両面搬送ユ
ニット176に搬送されてくる。
【0033】排紙センサ174と第2排紙ローラ172
との間には、記録紙の逆送を防止する逆送防止マイラ1
82(図2参照)が設けられている。このため、第1排
紙ローラ170を通過した記録紙は、すぐにその先端が
排紙センサ174で検知され、逆送防止マイラ182を
通過し、第2排紙ローラ172に送り込まれる。また、
排紙センサ174によって記録紙の先端が検知されるタ
イミングと、記録紙サイズのデータに基づいて得られる
記録紙後端が定着ローラ168を通過するタイミングと
を計算し、この計算結果に基づいて、記録紙が定着ロー
ラ168を通過し終ったタイミングで、第2排紙ローラ
172の紙送り速度を第1排紙ローラ170の紙送り速
度よりも速くする。
【0034】第2排紙ローラ172の駆動源は排紙モー
タ(図示せず)であり、第1排紙ローラ170の駆動源
は、感光ドラム126、定着ローラ168の駆動と同じ
メインモータ110である。したがって、第1排紙ロー
ラ170と第2排紙ローラ172とでは互いに異なる駆
動源が用いられている。このため、第1排紙ローラ17
0と第2排紙ローラ172の紙送り速度を異ならせるこ
とができる。ここでは、排紙センサ174が記録紙先端
を検知した時から記録紙後端が定着ローラ168を通過
するまでに要する時間が経過すると、排紙モータの紙送
り速度を変えて、第2排紙ローラ172の紙送り速度を
第1排紙ローラ170のそれよりも高速にした。
【0035】また、第2排紙ローラ172が記録紙を挟
持する力は、第1排紙ローラ170のそれよりも強く構
成している。この構成も、上述した記録紙のカールを矯
正するための構成である。この構成では、記録紙の送り
速度は第2排紙ローラ172に依存しており、第1排紙
ローラ170と第2排紙ローラ172との間で記録紙は
展張状態にある。この場合、実際には、第1排紙ローラ
170では記録紙がスリップしていることとなり、記録
紙のカールが矯正される。このようにして、記録紙が第
2排紙ローラ172に挟持されながら先端部から機外に
送り出される。記録紙の後端が第1排紙ローラ170を
通過した直後、排紙センサ174によって記録紙後端が
検知される。この検知のタイミングと紙送り速度に基づ
いて、記録紙後端が逆送防止マイラ182を通過して第
2排紙ローラ172の位置よりも手前(記録紙排紙方向
の上流側)約10mmに到達した時点で、排紙モータを
停止して第2排紙ローラ172を止める。
【0036】片面コピーモードの場合、第2排紙ローラ
172の送り速度で記録紙が機外に排出された時点でコ
ピー動作が終了する。なお、複数枚の記録紙にコピーす
る場合、所定の間隔で、上述した動作が繰り返されて最
終紙の後端が機外に排出された時点でコピー動作が終了
する。
【0037】両面コピーモードの場合、記録紙は機外に
排出されずに機内に戻る。この動作の概略を説明する。
【0038】上述したように、後端が排紙センサ174
に検知された記録紙は第2排紙ローラ172で送られ、
記録紙後端が逆送防止マイラ182を通過し、第2排紙
ローラ172の位置よりも手前約10mmに到達した時
点で第2排紙ローラ172を停止する。次に、排紙方向
とは逆方向に記録紙が搬送されるように第2排紙ローラ
172を回転(逆転)させる。これにより、今までの記
録紙の後端が記録紙の先端となって下搬送入口ローラ1
86に向けて搬送される。なお、この搬送の速度は感光
ドラム126の回転速度の約2倍であり、第2排紙ロー
ラ172は素早く記録紙を搬送し、定着、排紙間の搬送
路から除去する。この結果、次の記録紙を第2排紙ロー
ラ172に向けて送り出せるので、複数枚の記録紙が効
率よく搬送されることとなる。
【0039】第2排紙ローラ172を逆転させることに
より、記録紙は逆送防止マイラ182に案内されて第1
排紙ローラ170ではなく、下搬送入口ローラ186に
向けて送られる。この下搬送入口ローラ186は、第2
排紙ローラ172が逆転(記録紙を排紙方向とは反対方
向に搬送する回転)しているときは排紙モータ(図示せ
ず)の駆動によって回転する。一方、第2排紙ローラ1
72が正転しているときはセットバックモータ(図示せ
ず)の駆動によって回転するように構成されている。ま
た、以下に述べるセットバックローラの正転とは、第1
及び第2セットバックローラ178,180が記録紙を
図1の右側に向けて搬送するときの回転をいう。
【0040】下搬送入口ローラ186に保持された記録
紙は、その先端を下搬送センサ190に検知されて第1
セットバックローラ178に送られる。記録紙先端が第
1セットバックローラ178に到達した時点では、この
第1セットバックローラ178は停止している。記録紙
が第1セットバックローラ178に到達し、さらに、記
録紙が下搬送センサ190から所定量送られた時点で、
下搬送入口ローラ186を停止する。これにより、下搬
送入口ローラ186と第1セットバックローラ178と
の間で記録紙のループが約10mm形成される。このよ
うにループを形成する理由は、第1セットバックローラ
178にまで搬送されてきた記録紙の斜行を矯正するた
めである。
【0041】また、このとき、記録紙後端は第2排紙ロ
ーラ172を通過している。このため、排紙モータは再
び第2排紙ローラ172を正転させることができる。こ
の場合、排紙モータと下搬送入口ローラ186とがワン
ウェイベアリングで連結されているので、排紙モータの
駆動力は下搬送入口ローラ186には伝達されない。従
って、第2排紙ローラ172と下搬送入口ローラ186
とを互いに独立させて反対方向に回転させられ、第2排
紙ローラ172は次の記録紙を受け入れられることとな
る。
【0042】下搬送入口ローラ186はワンウェイベア
リングを介して排紙モータに連結されており、排紙モー
タが逆転するときだけこの排紙モータの駆動力が下搬送
入口ローラ186に伝達されるように構成されている。
また、セットバックモータの駆動のうち、第1及び第2
セットバックローラ178,180を正転させる駆動だ
けが下搬送入口ローラ186に伝達されるように、セッ
トバックモータと下搬送入口ローラ186との間にはワ
ンウェイベアリングが設けられて連結されている。第1
及び第2セットバックローラ178,180双方は、セ
ットバックモータの回転により、全く同様に作動する。
上述したように、第1及び第2セットバックローラ17
8,180が正転し始めると下搬送入口ローラ186も
同方向に回転し始め、記録紙が第1及び第2セットバッ
クローラ178,180に向けて搬送される。
【0043】第1及び第2セットバックローラ178,
180が正転すると、下搬送入口ローラ186が記録紙
を送り出し、第1セットバックローラ178は記録紙を
挟持して第2セットバックローラに向けて搬送する。下
搬送入口ローラ186の直後(記録紙搬送方向のやや下
流側)には、記録紙の後端を検知する上述の下搬送セン
サ190が配置されており、記録紙後端がこの下搬送セ
ンサ190に検知される。第1及び第2セットバックロ
ーラ178,180などのこの後の動作は、一枚の記録
紙に両面コピーするときと、複数枚の記録紙に連続して
両面コピーするときとでは異なる。ここでは、一枚の記
録紙に両面コピーするときの動作を説明する。
【0044】記録紙後端が下搬送センサ190直後に位
置する搬送分岐点187を通過するよりも前に、記録紙
先端がセットバックセンサ196に到達した場合は、フ
ラッパソレノイド(図示せず)をオンさせてフラッパ1
94を下げる。これにより、記録紙がフラッパ194に
案内されながら搬送される。記録紙後端が下搬送入口ロ
ーラ186を抜けると第1及び第2セットバックローラ
178,180を停止させ、その後、逆転させる。この
逆転によって、記録紙は図の左側に向けて搬送される
が、記録紙先端がセットバックセンサ196の手前の所
定位置(例えば、セットバックセンサ196の手前5m
mの位置)に達すると、第1及び第2セットバックロー
ラ178,180を停止する。なお、フラッパ194
は、記録紙がフラッパ194に案内され始めて所定時間
経過した後にオフされる。この状態で、複写機10は、
裏面コピーの待機状態となり、操作部には、原稿を変え
るよう表示される(図示せず)。
【0045】一方、記録紙後端が下搬送センサ190直
後に位置する搬送分岐点187を通過した時に、記録紙
先端がセットバックセンサ196に到達していない場合
は、記録紙先端がセットバックセンサ196に到達する
まで第1及び第2セットバックローラ178,180を
正転させる。記録紙先端がセットバックセンサ196で
検知された時点で第1及び第2セットバックローラ17
8,180を一旦停止させ、その後、逆転させる。第1
及び第2セットバックローラ178,180を逆転させ
て記録紙を逆送させ、記録紙先端がセットバックセンサ
196の手前の所定位置(例えば、セットバックセンサ
196の手前5mmの位置)に達すると、第1及び第2
セットバックローラ178,180を停止する。この状
態で、複写機10は、裏面コピーの待機状態となり、操
作部には、原稿を変えるよう表示される。
【0046】上記の例では、記録紙後端の位置によって
場合分けしたが、これに限定せず、一枚の両面の際には
全ての記録紙先端を、セットバックセンサ196を通過
してこのセンサよりも4mm先の後述する分離位置まで
搬送し、裏面コピーの待機をするようにしてもよい。
【0047】操作者が原稿を変えて再びコピースタート
キーを押すと、第1及び第2セットバックローラ17
8,180が正転し始め、記録紙が第1及び第2セット
バックローラ178,180により再び搬送され、再
度、給紙される。このときの第1及び第2セットバック
ローラ178,180の回転速度は通常運転時の回転速
度の約2分の1であり、比較的低速で記録紙が搬送され
る。この理由は、記録紙先端をセットバックセンサ19
6で正確に検知して制御するためである。
【0048】記録紙先端がセットバックセンサ196で
正確に検知されてから所定時間が経過した後、第1及び
第2セットバックローラ178,180を停止すると共
にフラッパソレノイドをオンさせてフラッパ194を下
げる。これにより、記録紙の先端から4mm過ぎた位置
でフラッパ194を記録紙に当接させる。ただし、複写
機10では、後述するように、複数枚の記録紙が先端を
8mmずつずらしながら積み重ねられるようにしている
ので、そのずれの中心である4mmの位置にフラッパを
降ろすように構成したが、記録紙が一枚の場合は必ずし
も4mmの位置にフラッパを降ろす必要はない。
【0049】フラッパ194を記録紙の上に降ろした時
点で第1及び第2セットバックローラ178,180を
正転し始める。この正転開始(通常搬送時の速度であ
り、感光ドラムの回転速度にほぼ等しい。)と同時に、
下搬送出口ローラクラッチ(図示せず)をオンして下搬
送出口ローラ200を回転させる。この第1及び第2セ
ットバックローラ178,180の回転開始から所定時
間(記録紙が4mmを超える移動を行った時間)が経過
した後に、フラッパソレノイドをオフしてフラッパ19
4を上げる。
【0050】下搬送出口ローラ200によって再給紙さ
れた記録紙は横レジストローラ202に到達する。記録
紙が横レジストローラ202に到達した時点では横レジ
ストローラ202は停止しているが、下搬送出口ローラ
200によって記録紙を所定量送り込む。これにより、
下搬送出口ローラ200と横レジストローラ202との
間に記録紙のループが形成される。このループが形成さ
れた状態で、横レジストローラ202を回転させ始め、
レジストローラ122に向けて記録紙を搬送し始める。
【0051】ところで、片面に画像形成する際、カセッ
トから給紙されて、両面搬送ユニットに入り再給紙され
るまでに第1縦パスローラ118、レジストローラ12
2、第1セットバックローラ178、横レジストローラ
202の各部間における斜行の矯正に起因して、記録紙
がその幅方向(記録紙搬送方向に直交する方向)にずれ
ることがある。そこで、横レジストローラ202がその
軸方向に移動するように制御して、このずれを矯正でき
るように構成した。
【0052】この構成について、図3を参照して説明す
る。
【0053】図3は、横レジストローラや横レジモータ
等の近傍の部品を示す斜視図である。
【0054】横レジストローラ202よりも記録紙20
4の搬送方向(矢印B方向)のやや上流側には、両面モ
ードの再給紙時に記録紙の横方向(幅方向)のずれを検
出する横レジセンサ203が配置されている。横レジセ
ンサ203の検出結果に基づいて、横レジストローラ2
02がその軸方向に移動するように制御される。
【0055】横レジセンサ203の移動と横レジストロ
ーラ202の移動は横レジソレノイド208によって選
択される。横レジモータ210の駆動は、DCコントロ
ーラ(図示せず)の制御によって第1モータコントロー
ラ(図示せず)のドライバにより行われる。
【0056】記録紙の幅方向のずれを矯正するに当って
は、先ず、電源投入時に横レジセンサ203のホームポ
ジション(HP)に位置する遮光板を横レジセンサ20
3が検出するまでこの横レジセンサ203を移動させ
る。横レジセンサ203の移動は、横レジソレノイド2
08を駆動した状態で横レジモータ210を回転させる
ことにより行われる。両面モードでのコピーが行われる
と、選択された記録紙の紙幅に応じて上記と同様に横レ
ジソレノイド208を駆動し、今度は横レジモータ21
0を逆方向に回転させて横レジセンサ203を移動させ
る。その後は、電源がオフされて再投入されるまではホ
ームポジションを検出せず、両面モードでのコピーごと
に、選択された記録紙の紙幅に応じた位置に現在の位置
から相対的に移動する。
【0057】横レジストローラ202では、横レジスト
ローラ202の回転そのものはメインモータ110の駆
動が利用されており、横レジクラッチ212によって回
転/停止の制御が行なわれている。横レジストローラ2
02が記録紙204を挟持した状態のときに、記録紙搬
送方向(矢印B方向)に直交する方向に横レジストロー
ラ202が移動することにより、記録紙204がその幅
方向(横方向)に移動する。この移動は、横レジソレノ
イド208を非駆動状態にしておいて横レジモータ21
0を回転させることにより行われる。
【0058】横レジストローラ202の位置は、横レジ
ストローラホームポジションセンサ214を基準にして
決定される。横レジストローラ202は横レジホームポ
ジションセンサ214の位置に対して両方向に6mmの
移動ができる位置をホームポジションとする。記録紙搬
送中に横レジセンサ203が記録紙204の端部を検知
するように横レジモータ210を回転させる。横レジス
トローラ202のホームポジション移動は一枚ごとに行
う。
【0059】以上の構成により、片面に画像が形成され
た記録紙のもう一方の片面に画像が転写される前に、記
録紙の幅方向の位置が調整されて、記録紙の正しい位置
に画像が形成されることとなる。なお、下搬送出口ロー
ラ200と横レジストローラ202との間に記録紙のル
ープを形成する理由は、記録紙の斜行を矯正するためだ
けでなく、記録紙の幅方向のずれを調整する際に記録紙
が引っ張られるなどの記録紙のストレスを防止するため
である。
【0060】横レジストローラ202よりも記録紙搬送
方向のやや上流側(横レジストローラ202の直前)に
は、記録紙を検知する横レジ前センサ206が配置され
ている。この横レジ前センサ206が記録紙を検知した
時点から所定時間が経過した後、原稿照明ランプ132
が点灯して、記録紙に画像が形成される。このプロセス
は、記録紙の片面に画像が形成されるプロセスと同様で
ある。このようにして、記録紙の両面に画像が形成さ
れ、機外に排出されてコピー動作が終了する。
【0061】図4を参照して、メインモータの駆動力を
伝達する駆動系列について説明する。
【0062】図4は、メインモータの駆動力を伝達する
駆動系列を示す模式図である。
【0063】メインモータ110の駆動力は3つの駆動
系列それぞれに伝達される。1つは、メインモータ11
0の駆動力をピックアップローラ112、フィーデング
ローラ114、セパレーションローラ116、第1縦パ
スローラ118、及び第2縦パスローラ120等に伝達
する給紙ローラ駆動系列である。この給紙ローラ駆動系
列には、これらの他に現像器156、横レジストローラ
202、下搬送出口ローラ200、マルチ給紙ローラ2
01などが接続されている。
【0064】メインモータ110の駆動力を感光ドラム
126などへ伝達する駆動系列は像担持体駆動系列と呼
ばれる。この駆動系列の、感光ドラム126よりも駆動
伝達方向下流側にはレジストローラ122が接続されて
いる。
【0065】メインモータ110の駆動力を第1排紙ロ
ーラ170などへ伝達する駆動系列は排紙ローラ駆動系
列と呼ばれる。この駆動系列には、搬送部162や定着
器164などの各種ローラが接続されている。
【0066】各ローラはそれぞれ電磁クラッチを介して
メインモータ110に接続されている。レジストローラ
122は、電磁クラッチ122aを介してメインモータ
110に接続されている。このように、1つのメインモ
ータ110の駆動力が複数の電磁クラッチを介して複数
のローラ等へ伝達される。画像形成に影響を及ぼす複数
のローラそれぞれは、互いに独立した駆動モータによっ
て駆動させるのが理想であるが、モータを配置するスペ
ースやコストの制限から、上記のように1つのメインモ
ータ110が使用されている。
【0067】上述した3つの駆動系列のうち像担持体駆
動系列には感光ドラム126やレジストローラ122が
接続されているので、この像担持体駆動系列は、画像形
成に影響を及ぼし易い駆動系列である。感光ドラム12
6やレジストローラ122の回転速度が変動すると、画
像ぶれ等の画像不良が生じる。そこで、画像ぶれ等の画
像不良を防止するために、制御装置(本発明にいう制御
手段の一例である)123で電磁クラッチ122aのオ
ン・オフを制御することによりレジストローラ122を
制御した。
【0068】制御装置123は、感光ドラム126に形
成された現像像が転写領域128(図2参照)に到達す
るタイミングに合わせて記録媒体が転写領域128に到
達するように、電磁クラッチ122aをオンしてレジス
トローラ122を回転させ始める。記録媒体に現像像が
転写されている間は電磁クラッチ122aをオンのまま
にしておき、レジストローラ122を回転させ続ける。
ただし、後続の記録媒体がレジストローラ122に到達
しないようにする。記録媒体に現像像が転写され終った
後にレジストローラ122の回転が停止するように、制
御装置123で電磁クラッチ122aをオフする。
【0069】このように記録媒体に現像像が転写され終
った後にレジストローラ122の回転を停止するように
制御装置123でレジストローラ122を制御したの
で、転写領域128において現像像を記録媒体に転写中
は、レジストローラ122の回転・停止によるメインモ
ータ110の負荷の変動は無い。この結果、メインモー
タ110の負荷の変動に起因して感光ドラム126の回
転速度が変動することを防止でき、画像ぶれ等の画像不
良を防止できることとなる。
【0070】ところで、複写機10は、カセット18,
20(図1参照)に積載された記録媒体のサイズを検知
できる構造になっている。また、複写機10では、レジ
ストローラ122と転写領域128との距離(長さ)も
予め決まっている。そこで、この距離と、転写領域12
8に搬送される記録媒体の搬送方向長さとを合計した長
さに相当する時間分だけレジストローラ122を回転さ
せるように、制御装置123で電磁クラッチ122aを
制御してもよい。
【0071】このような制御により、記録媒体がレジス
トローラ122に送り出され始めてから記録媒体に現像
像が転写され終るまで、レジストローラ122が回転し
続けていることとなる。即ち、記録媒体の後端が転写領
域128から所定距離(ここではほぼ0mm)だけ離れ
た後にレジストローラ122の回転を停止するようにレ
ジストローラ122が制御される。この結果、転写領域
128において現像像を記録媒体に転写中はレジストロ
ーラ122の回転・停止によるメインモータ110の負
荷の変動は無く、メインモータ110の負荷の変動に起
因して感光ドラム126の回転速度が変動することを防
止でき、画像ぶれ等の画像不良を防止できることとな
る。さらに、記録媒体の後端が転写領域128から極め
て短い距離(ここではほぼ0mm)だけ離れた後にレジ
ストローラ122の回転を停止するので、後続の記録媒
体をレジストローラ122にまで搬送できる。このた
め、記録媒体の後端が転写領域128から長い距離だけ
離れた後にレジストローラ122の回転を停止する場合
に比べ、画像形成の速度を速めることができる。
【0072】複写機10では複数枚の記録媒体に連像し
て画像を形成することもある。この場合、記録媒体に現
像像を転写し終るまでレジストローラ122を回転させ
続けていると後続の記録媒体がレジストローラ122か
ら不用意に送り出されて転写領域128に向かうことも
ある。このように不用意に記録媒体がレジストローラ1
22から送り出されると、現像像が転写領域128に到
達するタイミングと記録媒体の先端が転写領域128に
到達するタイミングとが合致せずに、画像不良の原因に
なる。
【0073】そこで、レジストローラ122を回転させ
て転写領域128に搬送された記録媒体に現像像が転写
され終った後であって、かつ、レジ前センサ124(図
2参照)が記録媒体を検知したタイミングで、レジスト
ローラ122の回転を停止するように、制御装置123
で電磁クラッチ122aを制御してもよい。このような
制御によって、後続の記録媒体が不用意にレジストロー
ラ122から送り出されることを防止できる。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
装置では制御手段によって、レジストローラを回転させ
て転写領域に搬送された記録媒体に現像像が転写され終
った後にレジストローラの回転を停止するようにレジス
トローラを制御するので、転写領域において現像像を記
録媒体に転写中は、レジストローラの回転・停止による
駆動源の負荷の変動は無い。この結果、駆動源の負荷の
変動に起因して像担持体の回転速度が変動することを防
止でき、画像ぶれ等の画像不良を防止できることとな
る。
【0075】ここで、制御手段が、記録媒体の後端が転
写領域から所定距離だけ離れた後にレジストローラの回
転を停止するようにレジストローラを制御するものであ
る場合は、この所定距離を短くすることにより、記録媒
体の後端が転写領域から短い距離だけ離れた後にレジス
トローラの回転を停止する。このため、後続の記録媒体
をレジストローラにまで搬送できる。この結果、記録媒
体の後端が転写領域から長い距離だけ離れた後にレジス
トローラの回転を停止する場合に比べ、画像形成の速度
を速めることができる。
【0076】また、レジストローラよりも記録媒体搬送
方向上流側に配置された、記録媒体を検知する検知セン
サを備え、制御手段が、レジストローラを回転させて転
写領域に搬送された記録媒体に現像像が転写され終った
後であって、かつ、転写領域に搬送された記録媒体に後
続する記録媒体が検知センサに検知されたタイミング
で、レジストローラの回転を停止するようにレジストロ
ーラを制御するものである場合は、後続の記録媒体が不
用意にレジストローラから送り出されることを防止でき
る。
【0077】さらに、レジストローラが、駆動源からの
駆動力によって回転するものであり、かつ、駆動源の駆
動力を伝達する駆動伝達方向の、像担持体よりも下流側
に配置されたものである場合は、画像ぶれをいっそう確
実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の複写機の内部構造を示す
模式図である。
【図2】図1の複写機における記録紙の搬送経路を示す
模式図である。
【図3】図1の複写機の横レジストローラや横レジモー
タ等の近傍の部品を示す斜視図である。
【図4】図1の複写機におけるメインモータの駆動力を
伝達する駆動系列を示す模式図である。
【符号の説明】
10 複写機 110 メインモータ 122 レジストローラ 123 制御装置 124 レジ前センサ 126 感光ドラム 128 転写領域

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定方向に回転しながら静電潜像が形成
    される像担持体と、該像担持体を回転させる駆動源と、
    前記像担持体に形成された静電潜像を現像して得られた
    現像像が記録媒体に転写される転写領域に記録媒体を搬
    送するレジストローラとを備え、該レジストローラを所
    定のタイミングで回転させて記録媒体を前記転写領域に
    搬送して該記録媒体に現像像を転写する画像形成装置に
    おいて、 前記レジストローラを回転させて前記転写領域に搬送さ
    れた記録媒体に現像像が転写され終った後に前記レジス
    トローラの回転を停止するように該レジストローラを制
    御する制御手段を備えたことを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、 記録媒体の後端が前記転写領域から所定距離だけ離れた
    後に前記レジストローラの回転を停止するように該レジ
    ストローラを制御するものであることを特徴とする請求
    項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記レジストローラよりも記録媒体搬送
    方向上流側に配置された、記録媒体を検知する検知セン
    サを備え、 前記制御手段は、 前記レジストローラを回転させて前記転写領域に搬送さ
    れた記録媒体に現像像が転写され終った後であって、か
    つ、前記転写領域に搬送された記録媒体に後続する記録
    媒体が前記検知センサに検知されたタイミングで、前記
    レジストローラの回転を停止するように該レジストロー
    ラを制御するものであることを特徴とする請求項1に記
    載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記レジストローラは、 前記駆動源からの駆動力によって回転するものであり、
    かつ、前記駆動源の駆動力を伝達する駆動伝達方向の、
    前記像担持体よりも下流側に配置されたものであること
    を特徴とする請求項1,2,又は3に記載の画像形成装
    置。
JP10088651A 1998-04-01 1998-04-01 画像形成装置 Withdrawn JPH11288138A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10088651A JPH11288138A (ja) 1998-04-01 1998-04-01 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10088651A JPH11288138A (ja) 1998-04-01 1998-04-01 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11288138A true JPH11288138A (ja) 1999-10-19

Family

ID=13948733

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10088651A Withdrawn JPH11288138A (ja) 1998-04-01 1998-04-01 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11288138A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009067559A (ja) 原稿送り装置及び画像形成装置
US6496281B1 (en) Image forming apparatus
JP4265106B2 (ja) 画像形成装置
US6661982B2 (en) Image forming apparatus
JP3780193B2 (ja) 画像形成装置
JP2007320760A (ja) 画像形成装置
JP3913317B2 (ja) 画像形成装置
JP3488662B2 (ja) 画像形成装置のシート部材搬送機構
JP3416585B2 (ja) 定着装置
JP3616517B2 (ja) 画像形成装置
JPH11288138A (ja) 画像形成装置
JP3178599B2 (ja) 画像形成装置
JP2770326B2 (ja) 画像形成装置
JP3753860B2 (ja) 画像形成装置
JP2908909B2 (ja) シート給送装置
JP2846976B2 (ja) シート給送装置
JPH1124344A (ja) 両面画像形成装置
JPH11334966A (ja) 画像形成装置
JP2004307174A (ja) 画像形成装置及びそれに装着可能な反転搬送ユニット
JPH1138688A (ja) 両面画像形成装置
JP2009091060A (ja) シート搬送装置及び画像形成装置
JPH08272161A (ja) 原稿自動送り装置
JPH03232673A (ja) 両面ユニットを備えた画像形成装置
JPH11338199A (ja) 両面画像形成装置
JP2004287178A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050607