JPH11288137A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH11288137A
JPH11288137A JP10105828A JP10582898A JPH11288137A JP H11288137 A JPH11288137 A JP H11288137A JP 10105828 A JP10105828 A JP 10105828A JP 10582898 A JP10582898 A JP 10582898A JP H11288137 A JPH11288137 A JP H11288137A
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JP10105828A
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English (en)
Inventor
Shizuka Saikawa
静 齋川
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Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送経路を搬送される記録材と除電器との接
触を防止し、画像形成品質やメンテナンス性を向上させ
る。 【解決手段】 記録材2が搬送される搬送経路に対向さ
せて除電器40Aを配置した画像形成装置において、搬
送される記録材2の前記除電器40Aとの接触を防止す
るための拍車41cを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機やレーザビ
ームプリンタ等の、電子写真技術を使用して記録材に画
像を形成する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像形成装置において、フルカラ
ートナー画像や多重トナー画像を形成する場合の一つの
方法としては、まず、電子写真感光体や静電記録誘電体
等の第一の像担持体に画像形成プロセス手段で目的のフ
ルカラー画像や多重画像の複数の色成分像に対応する成
分色トナー画像を順次に形成する。
【0003】それらの成分色トナー画像を、回転ドラム
型を一般的とする第二の像担持体としての中間転写体
に、一次転写部にて順次に重畳転写させることで中間転
写体に目的のフルカラー画像や多重画像に対応したフル
カラートナー画像や多重トナー画像を合成形成させる。
【0004】そして、この中間転写体に合成形成のトナ
ー画像を二次転写部にて記録材に一括転写させる。そし
て、記録材を二次転写部から定着手段部に導入して画像
定着させることでフルカラー画像形成物を得る方法が採
用されている。
【0005】従来、この様な画像形成装置では中間転写
体の曲率が大きいため、記録材を曲率分離しづらいた
め、2次転写を行うために記録材を担持しつつ搬送する
転写ベルトを用いていた。
【0006】また、この転写ベルトから記録材を分離す
る際の剥離放電により、画像が乱れる(トナーが飛び散
る)という問題を低減させるため、転写ベルトから記録
材が分離する位置に除電器を設けて対策としていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記除
電器は記録材が転写ベルトから分離する位置からあまり
離してしまうと、効果が弱まるためできる限り接近させ
る必要がある。このため、カールの大きい記録材や搬送
が安定しない記録材の場合、この除電器に接触して記録
材上に転写されたトナー像がこすれたり、また、接触の
際に飛散したトナーが除電器の除電ワイヤーを汚す等の
問題により、画像形成品質やメンテナンス性を低下させ
てしまうということがあった。
【0008】本発明は上記従来技術の問題を解決するた
めになされたもので、その目的とするところは、搬送経
路を搬送される記録材と除電器との接触を防止し、画像
形成品質やメンテナンス性を向上させることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、未定着トナー画像を担持した記録
材が搬送される搬送経路に対向させて除電器を配置した
画像形成装置において、搬送される記録材の前記除電器
との接触を防止するための拍車を備えることを特徴とす
る。
【0010】電子写真方式により形成されたトナー画像
を担持する像担持体と、この像担持体から記録材にトナ
ー画像を転写させる転写部と、記録材の未定着トナー画
像を定着させる定着手段と、を備え、前記除電器は、前
記転写部から定着手段に至る間の搬送経路に配置される
ことも好適である。
【0011】記録材の搬送方向に直交する方向を長手方
向とした時、長手方向で記録材のセンターを中心に左右
対称の位置に、前記拍車を複数対備えることも好適であ
る。
【0012】長手方向において外側にある拍車は、長手
方向において内側にある拍車よりも前記搬送経路に近い
位置に配置されていることも好適である。
【0013】前記拍車は、前記除電器に取り付けられた
保持部材により揺動可能に保持されていることも好適で
ある。
【0014】前記保持部材は、除電器に固定される板バ
ネと、この板バネに保持されて前記拍車を保持する樹脂
ホルダーと、を備えることも好適である。
【0015】前記拍車は、搬送経路の上方であって前記
除電器の最下端部よりも下側に配置されることも好適で
ある。
【0016】前記搬送経路は、前記記録材を担持搬送す
る搬送ベルトを備え、前記除電器は、前記搬送ベルトか
ら記録材が剥離される位置に配置されることも好適であ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)以下、図面に基
づき、本発明の実施の形態1を説明する。尚、本実施の
形態における長手方向とは、記録材(記録媒体)の搬送
方向に直交し、かつ記録材に平行な方向をいう。
【0018】まず,画像形成装置としての、カラー電子
写真形成装置の全体構成について、図1を参照してその
概略構成を説明する。図1はカラー電子写真形成装置の
一形態であるカラーレーザープリンターの全体構成説明
図である。
【0019】このカラーレーザープリンターは図1に示
すように、一定速度で回転する像担持体たる感光ドラム
15と固定の黒現像器21Bと感光ドラム15に対して
割り出し回転可能な3つのカラー現像器20Y,20
M,20Cとからなる画像形成部と画像形成部で現像さ
れ多重転写されたカラー画像を保持し給送部から給送さ
れた記録材2にさらに転写する像担持体としての中間転
写体9とを有する。
【0020】転写部にてカラー画像(未定着トナー画
像)を記録材2に転写し、次いで定着手段の備えられた
定着部25へ搬送経路を介して搬送し、カラー画像を記
録材2に定着する。そして、排出ローラー34,35,
36によって装置上面の排出部37へと排出するもので
ある。
【0021】尚、上記割り出し回転可能なカラー現像器
20Y,20M,20Cおよび固定の黒現像器21Bは
電子写真形成装置本体18に対して個別に着脱可能に構
成されている。
【0022】次に上記電子写真形成装置の各部の構成に
ついて順次詳細に説明する。
【0023】a)プロセスカートリッジ プロセスカートリッジ13は感光ドラム15、クリーニ
ングブレード16、一次帯電手段17、と感光ドラム1
5のホルダーを兼ねるクリーニング容器14とを一体的
に構成され、このプロセスカートリッジ13は電子写真
画像形成装置本体18に対して着脱自在に支持され、感
光ドラム15の寿命に合わせて容易にカートリッジ毎交
換可能であるよう構成されている。
【0024】本実施の形態の感光ドラム15はアルミシ
リンダーの外側に有機光導電体を塗布して構成し、感光
ドラム15のホルダーを兼ねるクリーニング容器14に
回転自在に支持されている。
【0025】クリーニング容器14内において感光ドラ
ム15の周上には、クリーニングブレード16、一次帯
電手段17が配置され、感光ドラム15は部分的にクリ
ーニング容器14外へ露出している。
【0026】また、図示感光ドラム15の後方の一方端
に図示しない駆動モーターの駆動力を伝達することによ
り、感光ドラム15を画像形成動作に応じて図示反時計
回りに回転させるようにしている。
【0027】上記プロセスカートリッジ13に備える一
次帯電手段17は接触帯電方法を用いたものであり、導
電性ローラを感光ドラム15に当接させ、この導電性ロ
ーラに電圧を印加することによって感光ドラム15の表
面を一様に帯電させるものである。
【0028】なお、前述プロセスカートリッジ13と
は、帯電手段、クリーニング手段と電子写真感光体(感
光ドラム15)とを一体的にカートリッジ化し、このカ
ートリッジを電子写真画像形成装置本体に対して着脱可
能とするものである。
【0029】または帯電手段、クリーニング手段の少な
くとも一つと電子写真感光体とを一体的にカートリッジ
化して電子写真形成装置本体に着脱可能としても良い。
【0030】b)露光手段 感光ドラム15への露光はスキャナー部30から行われ
る。即ち画像信号がレーザーダイオードに与えられる
と、このレーザーダイオードは画像信号に対応する光束
をポリゴンミラー31へ照射する。
【0031】このポリゴンミラー31はスキャナーモー
ターに伴なって高速回転し、ポリゴンミラー31で反射
した光束が結像レンズ32及び反射ミラー33を介して
一定速度で回転する感光ドラム15の表面を選択的に露
光しその結果感光ドラム15上に静電潜像を形成する。
【0032】c)現像手段 現像手段20,21は、上記静電潜像を可視像化するた
めに、イエロー,マゼンタ,シアン,黒の各色現像を可
能とする、3個のカラー現像器20Y,20M,20C
と1個の黒現像器21Bから構成される。
【0033】現像手段21の黒現像器21Bは固定現像
器であり、感光ドラム15に対向した位置に現像剤担持
体として現像ローラ21BSが感光ドラム15に対し微
小間隔をもって配置され、感光ドラム15に黒トナーに
よるトナー像を形成する。
【0034】黒現像器21Bは容器内のトナーを送り機
構によって送り込み、現像ローラ21BSの外周に圧接
された塗布ブレード21BBによって図1によって時計
方向に回転する現像ローラ21BSの外周にトナーを薄
層塗布し、且つトナーへ電荷を付与(摩擦帯電)する。
【0035】また、現像ローラ21BSに現像バイアス
を印加することにより、ガイド15へトナーを供給し
て、感光ドラム15の静電潜像に対応してトナー現像を
行うものである。
【0036】d)給紙部 給紙部は画像形成部へ記録材2を給送するものであり、
複数枚の記録材を収納した給紙カセット1と給紙ローラ
ー3、給送ローラー4、重送防止のリタードローラー
5、給紙ガイド6、レジストローラー8から主に構成さ
れる。
【0037】画像形成時には給紙ローラー3が画像形成
動作に応じて駆動回転し、給紙カセット1内の記録材2
を一枚ずつ分離給送すると共に、給紙ガイド6によって
ガイドし、搬送ローラー7を経由してレジストローラー
8に至る。
【0038】画像形成動作中にレジストローラー8は、
記録材2を静止待機させる非回転の動作と記録材2を中
間転写体に向けて搬送する回転の動作とを所定のシーケ
ンスで行い、次工程である転写工程時の画像と記録材2
との位置合わせを行う。
【0039】e)転写部 10は中間転写体9の下側に配設した二次転写手段とし
ての転写ベルト装置(転写ユニット)である。
【0040】転写ベルト装置10は、基本的には、上面
側を開放した扁平箱型の装置フレーム(転写フレーム)
10a内にその前側と奥側に互いに平行に転写ローラー
10bと駆動ローラー10cを回転自在に軸受け保持さ
せてあり、この両ローラー10b,10c間に転写ベル
ト10dを懸回張設させたものである。
【0041】転写ベルト10dは駆動ローラー10cが
駆動されることで駆動ローラー10cとの摩擦力で、中
間転写体9の回転に順方向に反時計方向に、かつ中間転
写体9の回転周速度と同じ周速で回転駆動される。転写
ローラー10bは従動回転する。転写ローラー10bに
は所定の転写バイアスが所定の制御タイミングで印加さ
れる。
【0042】この転写ベルト装置10は図示しないカム
部材によって駆動ローラー10cの軸受部分を中心に上
下揺動されて、中間転写体9の下面に対して接離移動制
御される。
【0043】カム部材によって持ち上げられて、転写ロ
ーラー10bが転写ベルト10dを介して中間転写体9
の下面に所定の押圧力をもって圧接されることで中間転
写体9との間に第二転写部T2を形成する。
【0044】この第二転写部T2に給紙部から所定の制
御タイミングにて記録材2が給送されることで、第二転
写部T2を記録材2が挾持搬送されて中間転写体9面側
のトナー像が記録材2の面に順次に二次転写される。
【0045】第二転写部T2を通過してトナー像の転写
を受けた記録材2は転写ベルト装置10の回転ベルト1
0dで中間転写体9面から分離されるとともに、除電器
部40を通過し、定着部25に搬送・導入され、トナー
像の定着処理を受ける。
【0046】f)定着部 定着部25は上記現像手段20,21により形成された
トナー画像を中間転写体9を介して記録材2上に形成し
たトナー画像を定着させるものであり、図1に示すよう
に、記録材2に熱を加えるための定着ローラー26と記
録材2を定着ローラ26に圧接させるための加圧ローラ
ー27とから成り、各ローラーは中空ローラーであり内
部に夫々ヒータ28,29を有し回転駆動され同時に記
録材2を搬送するよう構成されている。
【0047】即ちトナー像を保持した記録材2は定着ロ
ーラー26と加圧ローラー27とにより搬送されると共
に熱および圧力を加えられることによりトナーが記録材
2に定着される。
【0048】g)中間転写体 像担持体としての中間転写体9はカラー画像形成動作時
には各現像器20Y,20M,20Cにより可視化され
た感光ドラム15上のトナー画像を4回(イエローY、
マゼンタM、シアンC、黒Bの4色の各画像)にわたり
多重転写を受けるため感光ドラム15の外周速度と同期
して図示時計回りに回転し、また多重転写を受けた中間
転写体9は電圧を印加された転写ベルト装置10とによ
って記録材2を挾み込み搬送することにより記録材2に
中間転写体9上の各色トナー像を同時多重転写する。
【0049】この第1の実施の形態に係わる中間転写体
9は、アルミシリンダー12の外周を中抵抗スポンジや
中抵抗ゴム等の弾性層11で覆った構成をしている。こ
の中間転写体9は回転自在に支持され一体的に固定され
るギヤ(図示せず)に駆動力を受けて回転する。
【0050】h)クリーニング手段 クリーニングブレード16は感光ドラム15の母線に圧
縮するように上述のプロセスカートリッジ13に一体的
に組み込まれ、現像手段によって感光ドラム15に可視
像化されたトナーが中間転写体9に転写された後、感光
ドラム15上に残ったトナーを掻き取ってクリーニング
するものであり、クリーニングされた廃トナーはクリー
ニング容器14に蓄えられる。
【0051】この容器14に蓄えられた廃トナーの量
は、感光ドラム15の寿命より早くこの容器14を満た
すことはなく、従ってクリーニング容器14は感光ドラ
ム15の寿命交換時に同時に一体で交換処理される。
【0052】i)画像形成動作 次に上記のように構成された装置によって、画像形成を
行う場合の動作について説明する。
【0053】まず、図1に示す給紙ローラー3を回転し
て給紙カセット1内の記録材2を一枚分離し、レジスト
ローラー8へと搬送する。
【0054】一方、感光ドラム15と中間転写体9とが
各々同外周速度で図示矢印方向へ駆動回転する。
【0055】現像手段20は3個の現像器20Y,20
M,20Cは、センター軸22を中心として回転する現
像ロータリー23に夫々着脱可能に保持され、画像形成
に際しては各現像器が現像ロータリー23に保持された
状態でセンター軸22を中心に回転移動し、所定の現像
器が、感光ドラム15に対向した位置に止り、さらに現
像ローラー20YS、(図面には符号を付していないが
現像器20M,20Cの夫々の現像ローラー20MS,
20CS)が感光ドラム15に対して微小間隔(30μ
m程度)をもって対向するように位置決めされた後、感
光ドラム15の静電潜像に対応して可視像を形成する。
【0056】カラー画像形成時には中間転写体9の1回
転毎に現像ロータリー23が回転しイエロー現像器20
Y、マゼンタ現像器20M、シアン現像器20C、次い
で黒現像器21Bの順で現像工程がなされる。
【0057】図1ではイエロー現像器20Yがプロセス
カートリッジ13に対応した位置に位置決め静止してい
る状態を示している。
【0058】イエロー現像器20Yは容器内のトナーを
送り機構によって塗布ローラー20YRへ送り込み、時
計方向に回転する塗布ローラー20YR及び現像ローラ
ー20YSの外周に圧接された現像ブレード20YBに
よって時計方向に回転する現像ローラー20YSの外周
にトナーを薄層塗布し、且つトナーへ電荷を付与(摩擦
帯電)する。潜像が形成された感光ドラム15と対向し
た現像ローラー20YSに現像バイアスを印加すること
により、潜像に応じて感光ドラム15上にトナー現像を
行うものである。
【0059】マゼンタ現像器20M、シアン現像器20
Cについても上記同様なメカニズムでトナー現像が行わ
れる。
【0060】また、現像器20Y,20M,20Cの各
現像ローラーは各現像器20Y,20M,20Cが現像
位置に割り出し回転して移動されたとき電子写真画像形
成装置本体18に設けられた各色現像用高圧電源及び駆
動手段と接続されており、各色現像毎に順次選択的に電
圧が印加され駆動が接続される。
【0061】画像形成動作において、図示中間転写体9
の外周の任意の点が図示Sの位置に来たときに、帯電手
段17によって表面を均一に帯電された感光ドラム15
は図示Eの位置でレーザー露光を受け画像形成を行う。
【0062】感光ドラム15の露光位置Eから反時計回
りに中間転写体9との接触部である第一転写位置T1ま
での距離と中間転写体9の図示Sから第一転写T1まで
の距離は等しく、従って時間経過後には画像の書き初め
の点Eと中間転写体9上の点Sは第一転写位置T1の位
置で一致する。即ち中間転写体9に対して画像はS点を
先端に反時計回りに形成される。
【0063】1:イエロー画像の形成 スキャナー部30によりイエロー画像のレーザー照射を
行い、感光ドラム15上にイエロー潜像を形成する。こ
の潜像形成と同時にイエロー現像器20Yを駆動し感光
ドラム15上の潜像にイエロートナーが付着するように
感光ドラム15の帯電極性と同極性で略同電位の電圧を
印加してイエロー現像を行う。同時に現像部の少し下流
の第一転写位置T1で感光ドラム15上のイエロートナ
ー像を中間転写体9の外周に一次転写する。この時、中
間転写体9には上記イエロートナーと逆極性の電圧を印
加して一次転写を行う。
【0064】形成する画像が例えば日本工業規格紙の大
きさA3サイズの場合、中間転写体9の外周S点からL
1点まで画像が形成される。イエロートナーの中間転写
体9への転写が終了すると、即ちL1点が第一転写位置
T1を過ぎると、現像ロータリー23が時計方向に回転
し次にマゼンタ現像器20Mが回転移動し、感光ドラム
15に対向した位置に位置決めされる。
【0065】2:マゼンタ画像の形成 次いで中間転写体9の一点(イエロー画像の先端)が一
周して図示点Sの位置に来た時、同様にスキャナー部3
0によりマゼンタ画像のレーザー照射が行われ、イエロ
ーと同様にしてガイド15上の潜像にマゼンタトナー像
が現像され、感光ドラム15上のマゼンタトナー像を第
一転写位置T1で同様に中間転写体9上に転写する。
【0066】マゼンタトナーの中間転写体9への転写が
終了すると、即ちL1点が第一転写位置T1を過ぎる
と、現像ロータリー23が時計方向に回転し次のシアン
現像器20Cが回転移動し、感光ドラム15に対向した
位置に位置決めされる。
【0067】3:シアン画像の形成 次いで中間転写体9の外周の一点(イエロー及びマゼン
タ画像の先端)が更に一周して図示点Sの位置に来た
時、同様にスキャナー部30によりシアン画像のレーザ
ー照射が行われ、マゼンタと同様にして感光ドラム15
上の潜像にシアントナー像が現像され、感光ドラム15
上のシアントナー像を第一転写位置T1で中間転写体9
上にイエロー、マゼンタの各トナー像に重ねて転写す
る。
【0068】シアントナーの中間転写体9への転写が終
了すると、即ちL1点が第一転写位置T1を過ぎると、
現像ロータリー23が時計方向に60度回転し、感光ド
ラム15に対向した位置にはカラー現像器20Y,20
M,20Cは何れも存在しない。
【0069】4:黒画像の形成 次いで中間転写体9の外周の一点(イエロー/マゼンタ
/シアン画像の先端)が更に一周して図示点Sの位置に
来た時、同様にスキャナー部30により黒画像のレーザ
ー照射が行われ、次いで黒現像器21Bにより黒トナー
が現像され、感光ドラム15上の黒トナー像を第一転写
位置T1で中間転写体9上に更に重ねて転写する。
【0070】以上、イエロー、マゼンタ、シアン、黒の
順で潜像形成及び現像及び中間転写体9へのトナー転写
を重ねて順次4回行い、中間転写体9の表面にイエロ
ー、マゼンタ、シアン、黒の4種のトナーからなるフル
カラーの画像を形成することになる。
【0071】黒トナー像の中間転写体9への転写が終了
する前に、即ち4回目黒トナー像の第一転写を終えフル
カラー画像を形成した中間転写体9の画像先端点Sが第
二転写部T2へ到着する前に、先述のレジストローラー
8で待機させておいた記録材2を、タイミングを合わせ
て搬送スタートされる。
【0072】上記4回の中間転写体9上への各色画像形
成時には下方に待機した中間転写体9とは非接触状態で
あった転写ベルト装置10を同時に上方へカム(図示せ
ず)で移動させ記録材2を中間転写体9の第二転写部T
2で圧接すると同時に転写ベルト装置10にトナーと逆
特性のバイアスを印加することで、中間転写体9上のフ
ルカラー画像を記録材2に一気に4色同時転写する。
【0073】第二転写部T2を経た記録材2は転写ベル
ト装置10から剥離され、除電器部40を通過して、定
着部25へ搬送されトナー定着を行った後に排出ローラ
ー対34,35,36を介して電子写真画像装置本体1
8上部の排出部37上へ画像面を下向きにして排出さ
れ、画像形成動作を終了する。
【0074】j)除電器部 図2は本発明の特徴的な構成である、転写ベルト装置1
0と定着部25の間に配置されている除電器部40付近
の拡大図である。
【0075】転写ベルト装置10にて、中間転写体9か
ら剥離された記録材2は転写ベルト10dに沿って搬送
される。しかし、転写ベルト10dから記録材2が分離
する時、剥離放電を起こし、記録材2に転写されたトナ
ー像は影響を受け出力画像が満足しないものとなってし
まう。
【0076】そのため、転写ベルト10dから記録材2
が分離する位置に除電器40Aを配置して、剥離放電が
起こるのを防ぐ。
【0077】除電器40Aには、拍車ユニット41が固
定されている。拍車ユニット41は、弾性を有する板バ
ネ41a、樹脂性の拍車ホルダー41b、拍車41cか
ら構成されている。
【0078】板バネ41a、拍車ホルダー41b、拍車
41cから成る拍車ユニット41は、図示しないが長手
方向に2対、すなわち4個配置されている。
【0079】それぞれの拍車ユニット41は、本発明に
おいては、長手方向(記録材2の搬送方向に直交する方
向)における紙の中心を±0mmとして、−146m
m、−46.5mm、+46.5mm、+146mmの
位置に拍車41cが配置されている。
【0080】A3などの長手方向に長い紙や、封筒など
の短い紙のそれぞれに対応するために、上記の位置に4
個配置されている。高さ方向では、4個とも同じ高さの
位置に配置されている。
【0081】記録材2は、図2にて破線の搬送経路を搬
送されるが、紙の種類によっては、搬送経路から上方向
に外れて搬送される場合があり、除電器40Aに非常に
近い状態まで近づくことがある。
【0082】しかし、拍車41cが記録材2を、拍車4
1cの位置より除電器40に近づかないように規制す
る。
【0083】記録材2が拍車41cに接触した時、拍車
41cを保持している板バネ41aが上方向へ弾性変形
して拍車41cを揺動させるため、記録材2に転写され
たトナー像に悪影響を与えない。紙が厚紙でも薄紙で
も、また、A3などの長手方向に長い紙や、封筒などの
短い紙でも、上記の通りである。
【0084】このようにして、除電器40Aに拍車ユニ
ット41を取付固定することによって、搬送経路を搬送
される記録材2と除電器40Aとの接触を防止し、除電
ワイヤー40aを汚すことなく、画像形成品質やメンテ
ナンス性の良いカラー電子写真形成装置を提供すること
ができる。
【0085】(実施の形態2)第1の実施の形態では、
4個の拍車ユニット41を高さ方向で全て同じ位置に配
置していたが、第2の実施の形態では±146mmにあ
る2個の拍車ユニット41(外側位置の対)の高さを±
46.5mmにある2個の拍車ユニット41(内側位置
の対)の高さよりも低く(搬送経路と記録材2に近づけ
た図2のH2位置)して配置する。ただし、±46.5
mmにある2個の拍車ユニット41の高さは第1の実施
の形態の高さと同じ位置(図2のH1の位置)である。
【0086】±146mmの位置にある2個の拍車ユニ
ット41を他の2個の拍車ユニット41よりも低く配置
することで、A3などの長手方向に長い紙は、±46.
5mmにある2個の拍車ユニット41に完全に接触しな
くなる。
【0087】紙両端を高さ方向に低い位置で規制される
ため、記録材が持っているコシにより紙中央部もその高
さにほぼ規制されるためである。
【0088】このようにして、接触するより拍車ユニッ
ト41の個数を減少させ、より高品位な出力画像を得る
ことが可能となる。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように本発明によると、搬
送経路を搬送される記録材と除電器との接触を防止し、
記録材における画像形成品質や装置のメンテナンス性を
向上させることが可能となる。
【0090】また、外側の拍車を内側の拍車よりも搬送
経路に接近させることにより、外側の拍車に接触する大
きさの記録材は、内側の拍車には接触せず、より高品位
な出力画像を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1の実施の形態におけるカラ
ー電子写真形成装置の構成を説明する断面構成説明図。
【図2】図2は本発明の除電器部の拡大断面図。
【符号の説明】
2 記録材 9 中間転写体(像担持体) 10 転写ベルト装置 25 定着部 40 除電器部 40A 除電器 40a 除電ワイヤー 41 拍車ユニット 41a 板バネ 41b 拍車ホルダー 41c 拍車

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 未定着トナー画像を担持した記録材が搬
    送される搬送経路に対向させて除電器を配置した画像形
    成装置において、 搬送される記録材の前記除電器との接触を防止するため
    の拍車を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 電子写真方式により形成されたトナー画
    像を担持する像担持体と、この像担持体から記録材にト
    ナー画像を転写させる転写部と、記録材の未定着トナー
    画像を定着させる定着手段と、を備え、 前記除電器は、前記転写部から定着手段に至る間の搬送
    経路に配置されることを特徴とする請求項1に記載の画
    像形成装置。
  3. 【請求項3】 記録材の搬送方向に直交する方向を長手
    方向とした時、長手方向で記録材のセンターを中心に左
    右対称の位置に、前記拍車を複数対備えることを特徴と
    する請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 長手方向において外側にある拍車は、長
    手方向において内側にある拍車よりも前記搬送経路に近
    い位置に配置されていることを特徴とする請求項3に記
    載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記拍車は、前記除電器に取り付けられ
    た保持部材により揺動可能に保持されていることを特徴
    とする1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記保持部材は、除電器に固定される板
    バネと、この板バネに保持されて前記拍車を保持する樹
    脂ホルダーと、を備えることを特徴とする請求項5に記
    載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記拍車は、搬送経路の上方であって前
    記除電器の最下端部よりも下側に配置されることを特徴
    とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成
    装置。
  8. 【請求項8】 前記搬送経路は、前記記録材を担持搬送
    する搬送ベルトを備え、前記除電器は、前記搬送ベルト
    から記録材が剥離される位置に配置されることを特徴と
    する請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装
    置。
JP10105828A 1998-04-01 1998-04-01 画像形成装置 Withdrawn JPH11288137A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9170547B2 (en) 2012-01-25 2015-10-27 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9170547B2 (en) 2012-01-25 2015-10-27 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus

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