JPH11286612A - 難燃性樹脂組成物 - Google Patents

難燃性樹脂組成物

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JPH11286612A
JPH11286612A JP11868098A JP11868098A JPH11286612A JP H11286612 A JPH11286612 A JP H11286612A JP 11868098 A JP11868098 A JP 11868098A JP 11868098 A JP11868098 A JP 11868098A JP H11286612 A JPH11286612 A JP H11286612A
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JP
Japan
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flame
retardant
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resin composition
flame retardant
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JP11868098A
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English (en)
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Hitoshi Inada
仁志 稲田
Haruyuki Ishida
晴之 石田
Tetsuo Kuwaki
哲男 桑木
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Tokuyama Corp
Original Assignee
Tokuyama Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】熱可塑性樹脂にノンハロゲン系難燃剤を配合し
た難燃性樹脂組成物において、高度な難燃性を有し、色
調に優れたものを開発すること。 【解決手段】ポリオレフィン系樹脂等のような熱可塑性
樹脂(I)100重量部、(a)脂肪族アミン化合物、
トリアジン化合物等のようなハロゲン原子を有さない窒
素系難燃剤、(b)リン単体、リン酸塩、ポリリン酸塩
等のようなハロゲン原子を有さないリン系難燃剤、およ
び(c)脂肪族アミン化合物のリン酸塩、脂肪族アミン
化合物のポリリン酸塩、トリアジン化合物のリン酸塩、
トリアジン化合物のポリリン酸塩等のようなハロゲン原
子を有さない窒素・リン系難燃剤よりなる群から選ばれ
た少なくとも1種の難燃剤(II)10〜300重量部、
および含水フィロ珪酸塩(III)1〜100重量部から
なる難燃性樹脂組成物が提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、毒性が少なく、樹
脂の性質を損なわない難燃性樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】熱可塑性樹脂は、着火しやすく燃えやす
いという性質を有している。このため、燃えては都合が
悪い用途にはそのままでは使用できない。したがって、
種々の難燃化が施されている。
【0003】一般に、熱可塑性樹脂の難燃化は、種々の
難燃剤を配合することによって行われている。難燃剤
は、ハロゲン系難燃剤とノンハロゲン系難燃剤とに大別
される。
【0004】ハロゲン系難燃剤については、燃焼時に発
生する臭化水素、塩化水素などの酸性ガスによる毒性が
従来から指摘されており、さらに最近ではダイオキシン
が発生する恐れがあることも問題視されている。このた
め、ノンハロゲン系難燃剤が注目されている。
【0005】ノンハロゲン系難燃剤としては、例えば水
酸化マグネシウムなどのような金属水酸化物が挙げられ
るが、これらはハロゲン系難燃剤と比較して燃焼時に発
生するガスの毒性は低いものの、難燃性能が劣るといっ
た問題がある。したがって、水酸化マグネシウムを用い
て熱可塑性樹脂を難燃化するためには樹脂中に多量に配
合しなければならず、樹脂の性質を損なうという問題が
生じている。
【0006】このような背景にあって、本発明者等は、
以前にノンハロゲン系難燃剤としてのトリアジン化合物
の硫酸塩を熱可塑性樹脂に配合した難燃性組成物(特開
平8−48812号公報)を提案した。また、USP5
344866号には、熱可塑性樹脂にバーミキュライト
とガラス繊維を配合させた難燃性強化樹脂組成物が開示
されている。しかし、これらの組成物は、かなりの燃焼
抑制効果を示すものの難燃性が十分ではなく、さらに良
好な難燃性を有する組成物の開発が望まれていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は、さらに
UL94規格に規定されたV−0という高度な難燃性を
実現するために、熱可塑性樹脂にトリアジン化合物の硫
酸塩と熱膨張性黒鉛とを配合した組成物(特開平8−8
1583号公報)も提案した。しかし、この組成物は熱
膨張性黒鉛により黒く着色されてしまい、様々な色への
着色ができないという問題点があった。また、成型物の
外観を良くするために熱膨張性黒鉛を粉砕して微小粒子
として配合すると熱膨張性がなくなり、十分な難燃性が
得られなくなるという問題点もあった。
【0008】したがって、熱可塑性樹脂にノンハロゲン
系難燃剤を配合した難燃性樹脂組成物において、高度な
難燃性を有し、色調に優れたものを開発することが課題
であった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
に鑑み鋭意研究を続けてきた。その結果、熱可塑性樹脂
組成物に、ハロゲン原子を有さない窒素系難燃剤、ハロ
ゲン原子を有さないリン系難燃剤、および、ハロゲン原
子を有さない窒素・リン系難燃剤よりなる群から選ばれ
た少なくとも1種の難燃剤および含水フィロ珪酸塩を配
合させることにより、上記の課題が解決できることを見
出し、本発明を完成するに至った。
【0010】即ち、本発明は、熱可塑性樹脂(I)10
0重量部、ハロゲン原子を有さない窒素系難燃剤、ハロ
ゲン原子を有さないリン系難燃剤、および、ハロゲン原
子を有さない窒素・リン系難燃剤よりなる群から選ばれ
た少なくとも1種の難燃剤(II)10〜300重量部、
および含水フィロ珪酸塩(III)1〜100重量部から
なる難燃性樹脂組成物である。
【0011】本発明において用いられる熱可塑性樹脂
(I)としては、公知のものが特に制限なく使用され
る。例示すれば、ポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン
系樹脂、ポリビニル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエ
ステル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリエーテル
系樹脂などのような熱可塑性樹脂や、これらを変性した
各種樹脂を挙げることができる。
【0012】ここで、ポリオレフィン系樹脂としては、
エチレン、プロピレン、ブテン、ヘキセン、4−メチル
ペンテン、オクテンなどのようなα−オレフィンの単独
重合体や2種類以上のα−オレフィンの共重合体を挙げ
ることができる。本発明におけるポリオレフィン系樹脂
として代表的なものを具体的に例示すると、プロピレン
単独重合体、プロピレン−エチレンランダム共重合体、
プロピレン−エチレンブロック共重合体等のようなポリ
プロピレン系樹脂;低密度ポリエチレン、高密度ポリエ
チレン、エチレン−α−オレフィンランダム共重合体、
プロピレン−エチレン−ブテン共重合体等のようなポリ
エチレン系樹脂などを挙げることができる。
【0013】また、ポリスチレン系樹脂としては、ポリ
スチレン、アクリロニトリル−スチレン共重合体(A
S)、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合
体(ABS)などが挙げられる。
【0014】ポリビニル系樹脂としては、アルキルアク
リレート、アルキルメタクリレート、酢酸ビニル、ビニ
ルアルコールなどのようなビニル単量体の単独重合体や
これらのビニル単量体と前述のα−オレフィンとの共重
合体等を挙げることができる。
【0015】さらに、ポリアミド系樹脂としては、ナイ
ロン6、ナイロン66などが挙げられ、ポリエステル系
樹脂としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)
およびポリブチレンテレフタレート(PBT)に代表さ
れるポリアルケンテレフターレート;ポリアルケンアジ
ペート;ポリラクトン;ポリヒドロキシカルボネートな
どを挙げることができる。
【0016】また、ポリカーボネート系樹脂としては、
ポリ−4,4’−ジオキシジフェニノール−2,2−プ
ロパンカーボネート等のような芳香族炭酸エステルを構
成単位とする樹脂が挙げられ、ポリエーテル系樹脂とし
ては、ポリフェニレンエーテル、ポリエチレンエーテル
等が挙げられる。
【0017】本発明において、これらの熱可塑性樹脂は
プラストマー、エラストマーのいずれであっても良い。
エラストマーとしては、例えば、エチレン−プロピレン
−ブタジエン共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体
(SBR)、ニトリル−ブタジエン共重合体(NB
R)、ポリブタジエン、ポリイソプレンなどを挙げるこ
とができる。
【0018】これらの熱可塑性樹脂は、単独または2種
以上を混合して使用することができる。さらに、前記し
た熱可塑性樹脂の変性物、例えば、該熱可塑性樹脂のア
クリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマル酸、無水
マレイン酸、無水イタコン酸等のような不飽和カルボン
酸類やシロキサン等によるグラフトさせて得られる変性
物、を用いることもできる。
【0019】上記の熱可塑性樹脂のなかでも、汎用的で
あり、耐薬品性や難燃性に優れた成形物が得られるとい
う理由から、ポリオレフィン系樹脂が好ましい。特に、
プロピレン単独重合体、プロピレン−エチレンランダム
共重合体、プロピレン−エチレンブロック共重合体など
のようなポリプロピレン系樹脂は、これらを用いて得ら
れる本発明の難燃性樹脂が成形性、機械的強度、耐熱
性、外観、コストパフォーマンスに優れた成形品を与え
るので、本発明において好ましい。
【0020】本発明の難燃性樹脂組成物では、上記熱可
塑性樹脂(I)に、ハロゲン原子を有さない窒素系難燃
剤、ハロゲン原子を有さないリン系難燃剤、および、ハ
ロゲン原子を有さない窒素・リン系難燃剤よりなる群か
ら選ばれた少なくとも1種の難燃剤(II)が配合され
る。ここで、窒素系難燃剤、リン系難燃剤、および、窒
素・リン系難燃剤は、いずれも分子中にハロゲン原子を
有さない。
【0021】上記の窒素系難燃剤は、配合される樹脂が
高温下に晒された時、吸熱分解して樹脂から熱を奪い且
つ不活性な雰囲気を形成して難燃効果を示す難燃剤であ
る。なかでも、示差熱分析における分解時の吸熱が1m
gあたり50mJ以上、とくには150mJ以上である
ものが好ましい。このような窒素系難燃剤としては、公
知のものを制限なく使用できるが、脂肪族アミン化合
物、芳香族アミン化合物、含窒素複素環化合物、シアン
化合物、脂肪族アミド、芳香族アミド、尿素、チオ尿素
等を例示することができる。
【0022】上記の脂肪族アミンは、下記式 H2N−R2−(NH−R2n−A (但し、R2は、各々同種又は異種のアルキレン基また
はシクロアルキレン基であり、Aは、水素またはアミノ
基であり、nは0〜5の整数である。)で表すことがで
きる。ここで、アルキレン基は、炭素数1〜8のアルキ
ル基、例えば、メチレン基、エチレン基、トリメチレン
基、テトラメチレン基、ペンタメチレン基、ヘキサメチ
レン基、ヘプタメチレン基、オクタメチレン基、プロピ
レン基、プチレン基、へキシレン基、オクチレン基等で
あることが好ましい。シクロアルキレン基は、炭素数5
〜8のシクロアルキレン基、例えば、シクロヘキサン−
1,2−ジイル基、シクロオクタン−1,2−ジイル基
であることが好ましい。
【0023】このような脂肪族アミンの具体例として
は、エチルアミン、ブチルアミン、ジエチルアミン、エ
チレンジアミン、ブチレンジアミン、トリエチレンテト
ラミン、1,2−ジアミノシクロヘキサン、1,2−ジ
アミノシクロオクタン等を挙げることができる。
【0024】上記の芳香族アミンとしては、アニリン、
フェニレンジアミン等を挙げることができ、含窒素複素
環化合物としては、尿酸、アデニン、グアニン、2,6
−ジアミノプリン、2,4,6−トリアミノピリジン、
トリアジン化合物等を挙げることができ、シアン化合物
としては、ジシアンジアミド等を挙げることができ、脂
肪族アミドとしては、N,N−ジメチルアセトアミド等
を挙げることができ、芳香族アミドとしては、N,N−
ジフェニルアセトアミド等を挙げることができる。
【0025】上記において含窒素複素環化合物として例
示したトリアジン化合物は、トリアジン骨格を有する含
窒素複素環化合物であり、一般式で下記のように表すこ
とができる。
【0026】
【化3】
【0027】(但し、R1は、各々同種又は異種の水
素、アルキル基、アリール基、アミノ基、ヒドロキシ
基、アルコキシ基またはメルカプト基である。) ここで、アルキル基は炭素数1〜4のアルキル基、例え
ば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基である
ことが好ましく、アリール基は炭素数6〜10のアリー
ル基、例えば、フェニル基、トリル基、キシリル基、ナ
フチル基等を挙げることができる。
【0028】このようなトリアジン化合物の具体例とし
ては、トリアジン、メラミン、ベンゾグアナミン、メチ
ルグアナミン、シアヌル酸、トリメチルトリアジン、ト
リフェニルトリアジン、アメリン、アメリド、チオシア
ヌル酸、ジアミノメルカプトトリアジン、ジアミノメチ
ルトリアジン、ジアミノフェニルトリアジン、ジアミノ
イソプロポキシトリアジン等を挙げることができる。
【0029】本発明においては、窒素系難燃剤として上
記した各化合物の塩も使用することができる。塩として
は、硫酸塩、硝酸塩、硼酸塩、イソシアヌル酸塩等を挙
げることができる。
【0030】上記の窒素系難燃剤のなかでも、脂肪族ア
ミン化合物、トリアジン化合物およびこれらの塩は優れ
た難燃化効果を発揮するので、本発明においてはこれら
の化合物を特に好適に使用することができる。
【0031】リン系難燃剤は、配合された樹脂が高温下
に晒された時にポリリン酸化合物を生成して耐熱皮膜を
形成し、また、固体酸による炭化促進機構で難燃効果を
示すと考えられている。こうしたリン系難燃剤として
は、公知のものを制限なく使用できるが、具体例として
は、赤リンのようなリン単体;リン酸カルシウム、リン
酸チタニウム等のようなリン酸塩;トリブチルホスフェ
ート、トリフェニルホスフェート等のようなリン酸エス
テル;ポリリン酸;ポリリン酸カルシウムのようなポリ
リン酸塩;ポリ(ジフェニルリン酸)のようなポリリン
酸エステル;トリフェニルホスフィンオキサイドのよう
なホスフィンオキサイド;フェニルホスフォランのよう
なホスフォラン;ジフェニルホスホン酸のようなホスホ
ン酸;ホスフィンスルフィド、などを挙げることができ
る。
【0032】このうち、リン単体、リン酸塩およびポリ
リン酸塩が難燃化効果が大きいために好適に使用でき
る。
【0033】また、本発明では、上記した窒素系難燃剤
とリン系難燃剤の機能を併せ有する化合物として、一分
子中に窒素原子とリン原子とを共に有する窒素・リン系
難燃剤を使用することができる。このような難燃剤を使
用することにより、特に難燃性に優れた樹脂組成物を得
ることができる。このような難燃剤としては、前記にお
いて窒素系難燃剤として例示した各化合物のリン酸塩お
よびポリリン酸塩;プロポキシフォスファゼン、フェノ
キシホスファゼン、メチルフェノキシフォスファゼン、
アミノフォスファゼン等のようなフォスファゼン化合
物;N,N−ジエチルフォスファミドのようなリン酸ア
ミド;ポリ(N,N−ジエチルフォスファミド)のよう
なポリリン酸アミド、などを挙げることができる。特
に、前記式で示した脂肪族アミン化合物のリン酸塩およ
びポリリン酸塩、並びに、前記式で示したトリアジン化
合物のリン酸塩およびポリリン酸塩は、難燃化効果が大
きいために、本発明において好適に使用できる。この他
にも、リン酸アンモニウムやポリリン酸アンモニウムを
好適に使用することができる。
【0034】本発明において好適に使用できる窒素・リ
ン系難燃剤の具体例としては、リン酸アンモニウム、エ
チレンジアミンリン酸塩、メラミンリン酸塩、ポリリン
酸アンモニウム、エチレンジアミンポリリン酸塩等を挙
げることができる。
【0035】上記の窒素・リン系難燃剤は、単独でまた
は二種以上を混合して使用できる。
【0036】本発明において、上記の窒素系難燃剤、リ
ン系難燃剤あるいは窒素・リン系難燃剤の配合量は、熱
可塑性樹脂100重量部に対し、10〜300重量部で
あり、好ましくは25〜250重量部である。配合量が
10重量部より少ない場合には、十分な難燃効果が得ら
れず、また300重量部よりも多い場合には、成形性お
よび耐衝撃性が低下し、比重が増加することに加えて、
安定的混練作業が困難となるという不利益がもたらされ
る。
【0037】本発明の難燃性樹脂組成物には、さらに、
含水フィロ珪酸塩(III)が配合される。含水フィロ珪
酸塩は、珪酸塩において、Si−Oの四面体がお互いに
結合して層状を形成し、これが構造の基本体となってい
るもので、層間に水または結晶水を含有し、加熱するこ
とにより膨張するという性質を有している。
【0038】含水フィロ珪酸塩としては、粒径が0.1
〜500μmのものが一般的に使用される。平均粒径が
上記の範囲の含水フィロ珪酸塩を用いた本発明の組成物
は、特に機械的強度に優れ、且つ含水フィロ珪酸の層構
造を保持されるため、高い難燃効果を示す成形品を与え
る。含水フィロ珪酸塩の平均粒径は、1〜50μm、さ
らに好ましくは2〜30μmであることが特に好適であ
る。このように平均粒径が細かい含水フィロ珪酸塩を用
いた本発明の組成物から得られる成形品は、表面の光沢
に優れ、且つ配合した含水フィロ珪酸塩の粒子が成形品
表面で目立たないため、優れた外観を呈する。
【0039】また、含水フィロ珪酸塩は、含有される水
分が、組成物の混練時には保持され、難燃効果を発揮す
る温度で良好に気化することが好ましい。したがって、
含水フィロ珪酸塩は、熱重量測定(TG)に従って測定
される200℃から900℃まで昇温させたときの、重
量減少量が2%以上であるもの、さらに好ましくは3〜
20%であるものが、特に難燃効果に優れ好適である。
【0040】このような含水フィロ珪酸塩としては、バ
ーミキュライト、ハイドロバイオタイト、含水黒雲母な
どを例示することができる。バーミキュライトが、特に
難燃化効果が高いため、好適に使用される。
【0041】含水フィロ珪酸塩を上記の含水率および粒
径とするためには、公知の粉砕および分級方法が採用で
きる。なかでも、ハンマーミル、ピンミル、ジェットミ
ルなどを用いての衝撃による粉砕方法が好ましい。粉砕
粒子の温度を80℃以下に保持して粉砕すると、さらに
良い結果が得られる。
【0042】本発明において、含水フィロ珪酸塩の配合
量は、熱可塑性樹脂100重量部に対して、1〜100
重量部であり、好ましくは3〜50重量部である。含水
フィロ珪酸塩の配合量が1重量部より少ない場合には、
十分な難燃性が得られない。また100重量部を越える
場合には、難燃効果の向上が見られないのみならず、表
面外観や機械物性の低下を招く。
【0043】本発明の難燃性樹脂組成物は、前記した成
分のほかに、本発明の効果を損なわない範囲で、必要に
応じて従来公知の添加剤成分を含有しても良い。それら
の例としては、酸化防止剤(フェノール系、ホスファイ
ト系、チオエーテル系など)、耐候剤(ベンゾフェノン
系、サリチレート系、ベンゾトリアゾール系、ヒンダー
ドアミン系など)、金属不活性剤、ハロゲン補足剤、滑
剤(オレフィン、脂肪酸およびその誘導体など)、結晶
化核剤(金属塩、タルク、ソルビトール系など)、充填
剤(タルク、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、ガラス繊
維、マイカなど)、ブルーミング防止剤、アンチブロッ
キング剤、防曇剤、粘着剤、着色剤、艶消し剤、帯電防
止剤、酸素や炭酸ガスの吸収剤、ガス吸着剤、鮮度保持
剤、酵素、消臭剤、香料等が挙げられる。
【0044】本発明の難燃性樹脂組成物は、原料成分を
配合した後に混合および溶融混練することにより得られ
る。各成分の配合順序、混練方法などは特に限定され
ず、例えば、タンブラー式ブレンダー、V型ブレンダ
ー、ヘンシェルミキサー、リボンミキサーなどを用いて
常法により行えば良い。また、溶融混練の方法も特に限
定されず、例えば、スクリュー押出機、バンバリーミキ
サー、ミキシングロールなどを使用して、熱可塑性樹脂
の融点以上の温度で行うのが良い。この溶融混練は窒素
ガスなどの不活性気流下で行うこともできる。
【0045】
【発明の効果】本発明の難燃性樹脂組成物は、配合され
ている難燃剤がノンハロゲン系難燃剤であるため燃焼時
の毒性が少なく、かつ高い難燃性を有していることに加
えて、基材となる樹脂の性質が良好に保持されており、
且つ色調が淡い(淡黄色や淡赤色)という点で優れる。
さらに、この優れた難燃性は、配合する含水フィロ珪酸
塩の平均粒径が1〜50μmの範囲に入る小さいもので
ある場合でも良好に発揮されるため、光沢や外観に優れ
た成形品を得ることが可能である。
【0046】したがって、本発明の難燃性樹脂組成物
は、難燃性が求められるさまざまな成形品の製造に使用
できる。そのような成形品の例としては、各種電気製品
(洗濯機、冷蔵庫、食器乾燥機、炊飯器、扇風機、換気
扇、テレビ、パソコン、ステレオ、電話、電子レンジ、
暖房便器、アイロンなど)の部品およびカバー;光熱機
器(エアコン、ストーブ、コンロ、ファンヒーター、給
湯機など)の部品およびカバー;建築物の内装材および
外装材;自動車、船舶、航空機などの部品または内装
材、などを挙げることができる。
【0047】
【実施例】以下、本発明をさらに具体的に説明するため
に、実施例および比較例を掲げて説明するが、本発明は
これらの実施例になんら限定されるものではない。な
お、実施例および比較例において、測定および試験は、
下記の方法により実施した。
【0048】(1)測定方法および試験方法 平均粒径 セイシンエンタープライズ(株)製SK LASER
MICRON SIZER PRO−7000Sを用い
て、溶媒メタノールで測定した。
【0049】熱重量測定 示差熱分析/熱重量測定装置であるセイコー電子工業
(株)製TG/DTA200を用い、200ml/分の
窒素気流下で、30から950℃までの間を昇温速度4
0℃/分で昇温し、950℃に10分保持するという条
件で、含水フィロ珪酸塩の重量変化を測定した。TG解
析に際しては、200℃から900℃までの昇温範囲で
の重量減少量(パーセント表記)を求めた。
【0050】燃焼性試験 長さ5インチ、幅1/2インチ、厚さ1/8インチの試
験片及び長さ5インチ、幅1/2インチ、厚さ1/16
インチの試験片について、UL94規格に準拠した垂直
燃焼試験により、燃焼性を判定した。
【0051】色調試験 (株)日本精鋼所製 J50E−Pを用い、80mm×
47.5mm×3mmの試験片を成形し、その色調を目
視により評価した。
【0052】表面外観試験 (株)日本精鋼所製 J50E−Pを用い、80mm×
47.5mm×3mmの試験片を成形し、その表面外観
を目視により比較した。その結果を以下の基準で評価し
た。
【0053】 光沢が良好であり、配合物粒子が確認できない;○ 光沢は良好であるが、配合物粒子が視認される;△ 光沢に劣り、配合物粒子も視認される ;× また、実施例および比較例で示した記号は以下のとおり
である。
【0054】・熱可塑性樹脂 P1:エチレン−プロピレンブロック共重合体〔徳山ポ
リプロPN670G((株)トクヤマ)〕 P2:プロピレン単独重合体〔徳山ポリプロPN150
G((株)トクヤマ)〕 P3:高密度ポリエチレン〔サンテックHD−J310
(旭化成(株))〕 P4:ポリスチレン〔エスチレンG−20(新日鐡化学
(株))〕 P5:ABS〔サイコラックAM−11001(宇部サ
イコン(株))〕 P6:ポリアミド樹脂〔ノバミッド1010(三菱エン
ジニアリングプラスチックス(株))〕 P7:ポリカーボネート〔パンライトL−1225(帝
人化成(株))〕 ・難燃剤 R1:メラミン(分解時吸熱=500mJ/mg) R2:メラミン硫酸塩(分解時吸熱=400mJ/m
g) R3:メラミン硝酸塩(分解時吸熱=400mJ/m
g) R4:メラミン硼酸塩(分解時吸熱=400mJ/m
g) R5:メラミンイソシアヌル酸塩(分解時吸熱=500
mJ/mg) R6:赤リン R7:トリフェニルホスフェート R8:リン酸アンモニウム(分解時吸熱=500mJ/
mg) R9:ブチルアミンリン酸塩(分解時吸熱=500mJ
/mg) R10:エチレンジアミンリン酸塩(分解時吸熱=50
0mJ/mg) R11:トリエチレンテトラミンリン酸塩(分解時吸熱
=500mJ/mg) R12:1,2−ジアミノシクロヘキサンリン酸塩(分
解時吸熱=500mJ/mg) R13:メラミンリン酸塩(分解時吸熱=250mJ/
mg) R14:トリアジンリン酸塩(分解時吸熱=400mJ
/mg) R15:アメリンリン酸塩(分解時吸熱=400mJ/
mg) R16:ジアミノメルカプトトリアジンリン酸塩(分解
時吸熱=400mJ/mg) R17:ジアミノメチルトリアジンリン酸塩(分解時吸
熱=400mJ/mg) R18:ジアミノイソプロポキシトリアジンリン酸塩
(分解時吸熱=400mJ/mg) R19:ベンゾグアナミンリン酸塩(分解時吸熱=40
0mJ/mg) R20:ポリリン酸アンモニウム(分解時吸熱=300
mJ/mg) R21:水酸化マグネシウム R22:テトラゾールアンモニウム塩(発熱分解) ・含水フィロ珪酸塩 V1:バーミキュライト(南アフリカ産未焼成品0号;
平均粒径=200μm,200℃から900℃までの昇
温範囲での重量減少量=5.7%) V2:バーミキュライト(南アフリカ産未焼成品0号を
ハンマーミルにて粉砕したもの;平均粒径=8μm、2
00℃から900℃までの昇温範囲での重量減少量=
4.8%) ・その他 F1:タルク(平均粒径=5μm) F2:炭酸カルシウム(平均粒径=3μm) F3:マイカ(平均粒径=30μm) F4:硫酸バリウム(平均粒径=1μm) F5:シリコーン樹脂(平均粒径=1μm) F6:シリコーンパウダー(平均粒径=1μm) F7:熱膨張性黒鉛(平均粒径=500μm) F8:熱膨張性黒鉛の粉砕物(F7の熱膨張性黒鉛の粉
砕物;平均粒径=10μm) 実施例1〜58 下記の表1に示す配合物に、2,6−t−ブチル−4−
メチルフェノール(住友化学工業(株)製、スタビライ
ザーBHT)を0.1重量部、ジラウリルチオジプロピ
オネート(住友化学工業(株)製、スタビライザーTP
L−R)を0.2重量部及びステアリン酸カルシウム
(大日本インキ化学工業(株)製)を0.1重量部更に
配合し、ヘンシェルミキサーで混合した。得られた難燃
性樹脂組成物からベント付の直径30mmの押出機を用
いて、樹脂温度185℃で、ストランド状物を押し出
し、水槽で冷却後に5mm程度にカットし、乾燥するこ
とによってペレットを得た。つぎに、上記ペレットを5
0ton射出成形機により、各種試験片に成形した。
【0055】各々の難燃性樹脂組成物について、燃焼性
試験、色調試験及び表面外観試験を行なった。その結果
を表2に示した。
【0056】
【表1】
【0057】
【表2】
【0058】
【表3】
【0059】
【表4】
【0060】比較例1〜14 前記の表1に示す配合物の代わりに下記の表3に示す配
合物を用いたこと以外は、実施例1と同様に操作した。
結果を表4に示した。
【0061】
【表5】
【0062】
【表6】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08K 5/405 C08K 5/405

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱可塑性樹脂(I)100重量部、ハロゲ
    ン原子を有さない窒素系難燃剤、ハロゲン原子を有さな
    いリン系難燃剤、および、ハロゲン原子を有さない窒素
    ・リン系難燃剤よりなる群から選ばれた少なくとも1種
    の難燃剤(II)10〜300重量部、および含水フィロ
    珪酸塩(III)1〜100重量部を含んでなる難燃性樹
    脂組成物。
  2. 【請求項2】熱可塑性樹脂が、ポリオレフィンである請
    求項1記載の難燃性樹脂組成物。
  3. 【請求項3】ハロゲン原子を有さない窒素系難燃剤が、
    トリアジン化合物、脂肪族アミン化合物、および、これ
    らの硫酸塩、硝酸塩、硼酸塩ならびにイソシアヌル酸塩
    から選ばれた少なくとも1種の化合物である請求項1記
    載の難燃性樹脂組成物。
  4. 【請求項4】トリアジン化合物が、下記式 【化1】 (但し、R1は、各々同種又は異種の、水素、アルキル
    基、アリール基、アミノ基、ヒドロキシ基、アルコキシ
    基またはメルカプト基である。)で示される化合物であ
    る請求項3記載の難燃性樹脂組成物。
  5. 【請求項5】脂肪族アミン化合物が、下記式 H2N−R2−(NH−R2n−A (但し、R2は、各々同種又は異種のアルキレン基また
    はシクロアルキレン基であり、Aは、水素またはアミノ
    基であり、nは0〜5の整数である。)で示される化合
    物である請求項3記載の難燃性樹脂組成物。
  6. 【請求項6】ハロゲン原子を有さないリン系難燃剤が、
    リン単体、リン酸塩、またはポリリン酸塩である請求項
    1記載の難燃性樹脂組成物。
  7. 【請求項7】窒素・リン系難燃剤が、脂肪族アミン化合
    物のリン酸塩、脂肪族アミン化合物のポリリン酸塩、ト
    リアジン化合物のリン酸塩、トリアジン化合物のポリリ
    ン酸塩、リン酸アンモニウム、および、ポリリン酸アン
    モニウムから選ばれた少なくとも1種の化合物である請
    求項1記載の難燃性樹脂組成物。
  8. 【請求項8】窒素・リン系難燃剤が、下記式 【化2】 (但し、R1は、各々同種又は異種の、水素、アルキル
    基、アリール基、アミノ基、ヒドロキシ基、アルコキシ
    基またはメルカプト基である。)で示されるトリアジン
    化合物のリン酸塩またはポリリン酸塩である請求項1記
    載の難燃性樹脂組成物。
  9. 【請求項9】窒素・リン系難燃剤が、下記式 H2N−R2−(NH−R2n−A (但し、R2は、各々同種又は異種のアルキレン基また
    はシクロアルキレン基であり、Aは、水素またはアミノ
    基であり、nは0〜5の整数である。)で示される脂肪
    族アミン化合物のリン酸塩またはポリリン酸塩である請
    求項1記載の難燃性樹脂組成物。
  10. 【請求項10】含水フィロ珪酸塩が、平均粒径1〜50
    μmであり、熱重量測定(TG)に従って測定される2
    00℃から900℃に昇温したときの、重量減少量が2
    %以上である請求項1記載の難燃性樹脂組成物。
  11. 【請求項11】含水フィロ珪酸塩が、バーミキュライト
    である請求項1記載の難燃性樹脂組成物。
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