JPH11286549A - 感光性樹脂及び該感光性樹脂を用いたレジスト、該レジストを用いた露光装置及び露光方法及び該露光方法で得られた半導体装置 - Google Patents

感光性樹脂及び該感光性樹脂を用いたレジスト、該レジストを用いた露光装置及び露光方法及び該露光方法で得られた半導体装置

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JPH11286549A
JPH11286549A JP11024969A JP2496999A JPH11286549A JP H11286549 A JPH11286549 A JP H11286549A JP 11024969 A JP11024969 A JP 11024969A JP 2496999 A JP2496999 A JP 2496999A JP H11286549 A JPH11286549 A JP H11286549A
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resist
exposure
pattern
photosensitive resin
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Minoru Matsuda
實 松田
Hiroshi Maehara
広 前原
Keita Sakai
啓太 酒井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 露光光に対して高感度の感光性樹脂を提供す
る。 【解決手段】 側鎖に脂環基を有するアリル系モノマー
部位とスルホニル部位からなる感光性樹脂を提供するこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高感度、高解像度
の性能を有する感光性樹脂、また該感光性樹脂を使用し
たレジスト、該レジストを用いて形成されるパターン、
またパターン形成方法、更には該パターン形成方法によ
って製造されるデバイス(半導体装置)あるいは露光用
マスクに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、集積回路、表示素子等の半導体素
子において、あるいは露光用マスク等において微細加工
が進み、パターン線幅が縮小される傾向にある。微細加
工には、露光光として近紫外光から紫外光の光が用いら
れているが、これらの光の波長領域(600〜300n
m)で加工が行われている。しかしながら現在線幅の縮
小化に限界が近づきつつあり、線幅の更なる縮小化のた
めに露光光として更なる短波長の光を用いようとしてい
る。そして近年、露光光源として波長193nmのAr
Fエキシマレーザあるいは波長248nmのKrFエキ
シマレーザを用いたリソグラフィ技術の開発が推し進め
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この様な露光波長の短
波長化に伴い、レジストの特性として露光光に対して高
い透過率とパターンの高い解像性(レゾルーション)能
が要求されている。また特開平5−80515号公報や
特開平5−265212号公報にはレジストに関する開
示がされている。特開平5−80515号公報では、2
−ノルボルネン2−置換体とアクリル酸エステルとの共
重合体からなるレジストが開示されている。しかしなが
ら該公報で開示される2−ノルボルネン2−置換体はシ
アノ基(CN)を有しており有毒性が懸念される。ま
た、該共重合体がアルカリ現像可能となる原因は、側鎖
がヒドロキシ化されることによるものであり、アルカリ
溶液に対して溶解度が低い。また、特開平5−2652
12号公報では、アダマンタン骨格を側鎖に有する共重
合体からなるレジストが開示されている。しかしながら
該公報で開示される共重合体も、アルカリ現像におい
て、高分子量体であるためにアルカリ溶液に対して溶解
度が低い。
【0004】
【課題を解決するための手段】よって本発明は側鎖に脂
環基を有するビニルモノマー部位とスルホニル部位から
なる感光性樹脂を提供する。
【0005】また本発明は側鎖に脂環基を有するビニル
モノマー部位とスルホニル部位からなる感光性樹脂を有
するレジストを基板に塗布する工程と、該基板上に塗布
されたレジストを露光してパターンを形成する工程とを
含むことを特徴とする半導体装置の製造方法を提供す
る。
【0006】また本発明は側鎖に脂環基を有するビニル
モノマー部位とスルホニル部位からなる感光性樹脂を有
するレジストを基板に塗布する工程と、該基板上に塗布
されたレジストを露光してパターンを形成する工程とを
含む露光用マスクの製造方法を提供する。
【0007】また本発明の側鎖に脂環基を有するビニル
モノマー部位とスルホニル部位からなる感光性樹脂を有
するレジストによって形成されるパターンを有する、半
導体装置を提供する。
【0008】また本発明は側鎖に脂環基を有するビニル
モノマー部位とスルホニル部位からなる感光性樹脂を有
するレジストによって形成されるパターンを有する露光
用マスクを提供する。
【0009】また本発明は側鎖にアダマンチル基を有す
るビニルモノマー部位とスルホニル部位からなる感光性
樹脂を提供する。
【0010】また本発明は側鎖にアダマンチル基を有す
るビニルモノマー部位とスルホニル部位からなる感光性
樹脂を溶解させたレジストを提供する。
【0011】また本発明の側鎖にアダマンチル基を有す
るビニルモノマー部位とスルホニル部位からなる感光性
樹脂を有するレジストを基板表面に塗布する工程と、該
基板上に塗布されたレジストを露光してパターンを形成
する工程とを含む半導体装置の製造方法を提供する。
【0012】また本発明は側鎖にアダマンチル基を有す
るビニルモノマー部位とスルホニル部位からなる感光性
樹脂を有するレジストを基板塗布する工程と、該基板上
に塗布されたレジストを露光してパターンを形成する工
程とを含む露光用マスクの製造方法を提供する。
【0013】また本発明に側鎖にアダマンチル基を有す
るビニルモノマー部位とスルホニル部位からなる感光性
樹脂を有するレジストによって形成されるパターンを有
する、半導体装置を提供する。
【0014】また本発明に側鎖にアダマンチル基を有す
るビニルモノマー部位とスルホニル部位からなる感光性
樹脂を有するレジストによって形成されるパターンを有
する露光用マスクを提供する。
【0015】また本発明は、請求項1あるいは13のい
ずれか1項記載の感光性樹脂を有するレジストを用いて
像のコントラストが互いに異なる複数のパターンを有す
るマスクのパターンの像でレジストを露光する露光方法
であって、前記マスクのパターンのうち像のコントラス
トが低いパターンの像の形成位置を該コントラストが低
いパターンの像よりもコントラストが高い像によって露
光することにより、前記コントラストが低いパターンに
関する露光量分布のコントラストを向上させることを特
徴とする露光方法を提供する。
【0016】また本発明は、請求項1あるいは13いず
れか1項記載の感光性樹脂を有するレジストを用いて、
ある放射線を用いてマスクのパターンの線でレジストを
露光する露光方法であって、前記放射線と波長が同じ放
射線で前記パターンの像よりもコントラストが高い像を
形成し、このコントラストが高い像で前記レジストの前
記パターンの像の形成位置を露光することにより、前記
レジストの前記パターンに関する露光量分布のコントラ
ストを向上させることを特徴とする露光方法を提供す
る。
【0017】また本発明は請求項1あるいは13いずれ
か1項記載の感光性樹脂を有するレジストを用いてマス
クのパターンの像でレジストを露光する露光方法であっ
て、前記マスクを用いないで前記パターンの像よりもコ
ントラストが高い像を形成し、このコントラストが高い
像によって前記レジストの前記パターンの像の形成位置
を露光することにより、前記レジストの前記パターンに
関する露光量分布のコントラストを向上させることを特
徴とする露光方法を提供する。
【0018】また本発明は請求項1あるいは13いずれ
か1項記載の感光性樹脂を有するレジストを用いて2光
束の干渉等により形成した周期パターンで露光を行う周
期パターン露光と使用する露光装置の分解能以下の線幅
のパターンを有するマスクを用いて通常の露光を行う通
常露光とによって同一の露光波長で二重露光を行うこと
を特徴とする露光方法を提供する。
【0019】(作用)本発明によれば、本発明の感光性
樹脂は、露光時にビニルモノマー部位とスルホニル部位
との間の結合が容易に切断され、低分子量化される。ま
た本発明の感光性樹脂は、低分子量化することで、アル
カリ溶液に対する溶解度が飛躍的に高くなる。そのため
本発明の感光性樹脂を用いて作製されるレジストは露光
光に対する感度が高く、高精度にパターンを形成するこ
とが可能である。更に現像液に対して露光された領域の
溶解度が高いため、短時間にパターンを現像することが
できる。
【0020】また本発明の感光性樹脂は、脂環基を側鎖
に有しているため、露光光に対する高い透過率と良好な
ドライエッチング耐性を併せ持つ。その結果、微細なパ
ターンを有する半導体装置や、露光用マスクを得ること
ができる。
【0021】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)本発明の第
1の実施の形態が示す感光性樹脂は、側鎖に下記(1)
に示すような炭素骨格構造を有する脂環基を有するビニ
ルモノマー部位とスルホニル部位を主鎖骨格とする感光
性樹脂である。
【0022】
【外11】
【0023】但し、Xは整数で1乃至6のいずれかが望
ましい。またAは水素(H)、メチル(CH3 )、また
はハロゲン元素のいずれか1つ、またBは脂環基であ
り、この脂環基は更に他の官能基を有してもよい。脂環
基は単環でもよく、更に望ましくは多環型の法がよい。
m1、n1は整数を表す。
【0024】以下の下記の(a)〜(af)に示すよう
に脂環基を構成する炭素骨格の具体例を示すが、本発明
がこれに限定されるものではない。また、m1 内の各ビ
ニルモノマー部位が有する脂環基Bは必ずしも同一物質
でなくてもよい。
【0025】
【外12】
【0026】また本発明の感光性樹脂は、上記ビニルモ
ノマーとスルホニル部位を与える二酸化硫黄との共重合
反応によって得ることのできる共重合体である。得られ
る共重合体の重量平均分子量は、共重合体の合成時にお
ける開始剤の量や重合温度や各モノマーの仕込量を調節
することで変えることができた。また得られる共重合体
の重量平均分子量は数百から数百万のオーダーである
が、数万から数百万オーダーであることがより好まし
い。
【0027】また、本発明の感光性樹脂を露光する露光
光としては、遠紫外光、真空紫外光を含む紫外光を挙げ
ることができる。また、より具体的にはF2 エキシマレ
ーザ、XeClエキシマレーザ、KrFエキシマレー
ザ、ArFエキシマレーザ等を好ましい露光光として挙
げることができる。また更に、X線等を含む電磁波、ま
たは電子線、イオンビーム等の荷電粒子等も露光光とし
て好ましく用いることができる。そして本発明の感光性
樹脂は上記露光光によって主鎖を構成するビニルモノマ
ー部位とスルホニル部位との結合部分(切断点)が切断
され低分子量体となる。低分子量化された感光性樹脂
は、有機溶媒、例えばメチルイソアミルケトンやメチル
イソアミルケトンと2−ペンタノンの混合溶媒に対する
溶解度が露光前の高分子量体の溶解度に比べて飛躍的に
向上する。
【0028】また本発明の感光性樹脂は、合成時の二酸
化硫黄の仕込量を調整することで主鎖の切断点の数を制
御することができる。よって露光後の低分子量体の溶解
度を合成時に予め制御することができる。
【0029】また、本発明で用いられるビニルモノマー
と二酸化硫黄とは容易に共重合するが、これは各モノマ
ーの電子状態が互いにホストゲストの関係にあるために
共重合し易いことを意味する。より具体的には二酸化硫
黄のSと結合するビニルモノマーのCに対し側鎖のメチ
レン基のCが直接結合しているからである。また本発明
の共重合体はこの性質を利用して交互共重合体となるこ
ともできる。本発明で得られる交互共重合体は、前述し
た切断点を主鎖内に多数有するので露光に対する感度が
高く露光後の溶解性が非常に高い。
【0030】また、本発明の感光性樹脂は、芳香環等の
不飽和結合を有していない。そのため露光光として水銀
ランプのi線、XeClエキシマレーザ、KrFエキシ
マレーザ、ArFエキシマレーザに対して高い透過性を
示す。また、X線等の電磁波や電子線、イオンビーム等
の荷電粒子に対する透過性も良好である。
【0031】また、本発明の感光性樹脂は、前記ビニル
モノマー部位とスルホニル部位のみから構成されるだけ
でなく調整剤として他のモノマーを添加することで、
(2)に示す3元共重合体とすることも好ましい。具体
的には(4)に示すようにビニルエステル系モノマーを
調整剤として用いて得られる感光性樹脂が好ましい。ま
た(4)に示すビニルエステル系モノマー部位におい
て、R1 は水素(H)、メチル基(CH3 )、あるいは
ハロゲン基を表す。また、R2 は水素(H)またはアル
キル基を表す。該アルキル基は炭素数1乃至8のいずれ
かで構成されることが好ましい。y、m2、n2は整数
を表す。
【0032】
【外13】
【0033】ここで、M1は下記の構造式で表される構
造単位。
【0034】
【外14】
【0035】但し、Xは整数で1乃至6のいずれかが望
ましい。またAは水素(H)、メチル(CH3 )、また
はハロゲン元素のいずれか1つ。またBは脂環基であ
る。脂環基は単環でもよく、更に望ましくは多環型の方
がよい。m1、n1は整数である。またM2は下記の構
造式で表される構造単位。
【0036】
【外15】
【0037】但し、R1 は水素(H)、メチル基(CH
3 )、あるいはハロゲン元素のいずれか1つを表す。ま
た、R2 は水素(H)またはアルキル基を表す。該アル
キル基は、炭素数1乃至8のいずれかで構成されること
が望ましい。yは整数を表す。
【0038】このように本発明の感光性樹脂は3元共重
合体となることで溶媒に対する溶解性や基板に対する塗
布特性やあるいは露光に対する感度や耐熱性等の機能が
変化する。なお本発明の感光性樹脂は、主鎖の炭素と結
合する側鎖のメチレン基とが直接結合してもよい。ある
いは両者の間に介在する官能基、つまり、(1)に記載
した構造式中の
【0039】
【外16】 は等価に代替しうる別の官能基にしてもよい。
【0040】(第2の実施の形態)本発明の第2の実施
の形態は、第1の実施の形態で説明した感光性樹脂を用
いて作成されたレジストである。レジストは第1の実施
の形態で説明した感光性樹脂が溶媒に溶解した溶液から
構成されている。レジスト中の感光性樹脂の濃度は基板
上に塗布する場合の消耗の膜厚をもとに調整されること
が好ましく、具体的には、重量百分率で1wt%から5
0wt%、望ましくは3wt%から30wt%程度が望
ましい。
【0041】また、本発明に用いられる溶媒としては、
例えば、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、ブチル
セロソルブ等のアルコキシエタノール類、メチルセロソ
ルブアセテート、エチルセロソルブアセテート、ブチル
セロソルブアセテート等の前記アルコキシエタノール類
の酢酸エステル類、プロピレングリコールモノメチルエ
ーテルアセテート等のプロピレングリコールアセテート
類、乳酸エチル等の乳酸エステル類、メチルエチルケト
ン、2−ペンタノン、メチルイソブチルケトン、メチル
イソアミルケトン等の脂肪族ケトン類、シクロヘキサノ
ン、N−メチルピロリドン等の脂環式ケトン類、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン等の芳香族化
合物類等を挙げることができるが、これら溶媒のうち1
種を単独で用いてもよいし、あるいは複数種を混合して
使用してもよい。また、それらの溶媒への溶解度や蒸気
圧をコントロールする目的でメチルアルコール、エチル
アルコール、n−プロピルアルコール、イソプロピルア
ルコール等のアルコール類、ペンタン、ヘキサン、ヘプ
タン、オクタン等の脂肪族炭化水素類、シクロペンタノ
ン、シクロヘキサン等の脂環式化合物等と混合してもよ
い。
【0042】また、本発明のレジストには、レジスト性
能を調整するための様々な材料を添加することができ
る。たとえば、基板への塗布特性を制御する目的でアニ
オン系、カチオン系、両性または無極性の界面活性剤
を、あるいはフッ素系の界面活性剤等を添加してもよ
い。また、更にレジストの保存安定性を向上する目的
で、フェノール、クレゾール、メトキシフェノール、
2,6−ジーt−ブチル−p−クレゾール等のモノフェ
ノール系化合物、2,2′メチレンビス(4−メチル−
6−t−ブチルフェノール)等のビスフェノール系化合
物、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ
−5−t−ブチルフェニル)ブタン等の高分子型フェノ
ール系化合物、ジラウリル−3−3′−チオジプロピオ
ネート等の硫黄系酸化防止剤、トリフェニルホスファイ
ト等のリン系酸化防止剤、ソルビン酸、エリソルビン
酸、クエン酸イソプロピル、ノルジヒドログアヤレチッ
ク酸等の酸化防止剤を添加してもよい。
【0043】また、本発明のレジストは、本発明の感光
性樹脂によって構成されているため、本発明の第1の実
施の形態で示した露光光に対して感度が高く、かつ透過
率も高い。そのため、本発明のレジストは、光投影露光
装置の光学系の高NA化に伴う焦点深度の低下に対応す
ることができる。
【0044】また、本発明のレジストは、本発明の感光
性樹脂と併用して、ドライエッチング耐性を上げるため
に例えば別種の樹脂がブレンドされたものでもよい。本
発明に用いられる別種の樹脂として例えば(5)のに
示されるノボラック樹脂やに示されるポリビニルフェ
ノール等のアルカリ可溶性樹脂を挙げることができる。
またその他のアルカリ可溶性樹脂としてポリグルタルア
ルデヒドやセルロース誘導体等の脂環基を有するアルカ
リ可溶性樹脂を挙げることができる。
【0045】このとき露光に使用する電磁波や荷電粒子
の種類に応じて上述したアルカリ可溶性樹脂の種類を決
めることが好ましい。
【0046】具体的には露光光として紫外光やX線等の
電磁波あるいは電子線やイオンビーム等の荷電粒子を用
いる場合に上述したアルカリ可溶性樹脂を本発明のレジ
スト中に好ましくブレンドすることができる。
【0047】また、KrFエキシマレーザ露光光として
用いる場合は、ポリビニルフェノール、ポリグルタルア
ルデヒド、そしてセルロース誘導体等のアルカリ可溶性
樹脂を本発明のレジスト中にブレンドすることが好まし
い。
【0048】またArFエキシマレーザを露光光として
用いる場合はポリグルタルアルデヒドやセルロース誘導
体等の脂環基を有するアルカリ可溶性樹脂を本発明のレ
ジスト中にブレンドすることが好ましい。
【0049】
【外17】
【0050】またノボラック樹脂やポリビニルフェノ
ール以外に、本発明のレジスト中にブレンドされるそ
の他の樹脂の例として、アルカリ可溶性のシリコン含有
ポリマーを挙げることができる。本発明で用いられるア
ルカリ可溶性シリコン含有ポリマーとしては、例えば
(6)に示すようなラダー型のシロキサンポリマーがあ
る。
【0051】
【外18】
【0052】このように、本発明のレジストはシリコン
含有ポリマーと組み合わせることで多層レジストとして
使用することができる。
【0053】以上述べたように本発明のレジストは本発
明の共重合体を単独で使用したり、アルカリ可溶性樹脂
と組み合わせて用いたり、アルカリ可溶性樹脂の中でも
特にシリコン含有ポリマーと組み合わせることで多層レ
ジストとして用いることができる。
【0054】(第3の実施の形態)本発明の第3の実施
の形態が示す感光性樹脂は、(7)に示すように側鎖に
脂環基を有するビニルモノマー部位とスルホニル部位を
主鎖骨格とする感光性樹脂である。
【0055】
【外19】
【0056】但し、Xは整数で、1乃至6のいずれかが
望ましい。またAは水素(H)、メチル(CH3 )、ま
たはハロゲン元素のいずれか1つ、またBは脂環基を含
む官能基である。
【0057】本実施の形態において、第1の実施の形態
と比較して特徴的な点は、脂環基を含む官能基が、酸の
存在下で反応し、アルカリ現像液に対する溶解性が高ま
る点である。
【0058】以下に本実施の形態における脂環基を含む
官能基の具体例を(8)の(a)〜(e)で示すが、本
発明がこれに限定されるものではない。また、m1 内の
各ビニルモノマー部位が有する脂環基Bは必ずしも同一
物質でなくてもよい。また(8)中の脂環基(a)は、
−CH3 を有する他に、−CeH5 、あるいは−C37
に置きかわったものでもよい。
【0059】
【外20】
【0060】また本発明の感光性樹脂は、上記ビニルモ
ノマーとスルホニル部位を与える二酸化硫黄との共重合
反応によって得ることのできる共重合体である。得られ
る共重合体の重量平均分子量は、共重合体の合成時にお
ける開始剤の量や共重合温度や各モノマーの仕込量を調
節することで変えることができた。また得られる共重合
体の重量平均分子量は数百から数百万のオーダーである
が、数万から数百万のオーダーであることがより好まし
い。
【0061】また、本発明の感光性樹脂を露光する露光
光としては、遠紫外光、真空紫外光を含む紫外光を挙げ
ることができる。また、より具体的にはF2 エキシマレ
ーザ、XeClエキシマレーザ、KrFエキシマレー
ザ、ArFエキシマレーザ等を好ましい露光光として挙
げることができる。また更に、X線等を含む電磁波、ま
たは電子線、イオンビーム等の荷電粒子等も露光光とし
て好ましく用いることができる。そして本発明の感光性
樹脂は上記露光光によって主鎖を構成するビニルモノマ
ー部位とスルホニル部位との結合部分(切断点)が切断
され低分子量体となる。低分子量かされた感光性樹脂
は、アルカリ溶液に対する溶解度が露光前の高分子量体
の溶解度に比べて飛躍的に向上する。
【0062】また本発明の感光性樹脂は、合成時の二酸
化硫黄の仕込量を調整することで主鎖の切断点の数を制
御することができる。よって露光光の低分子量体の溶解
度を合成時に予め制御することができる。
【0063】また、本発明で用いられるビニルモノマー
と二酸化硫黄とは容易に共重合するが、これは各モノマ
ーの電子状態が互いにホストゲストの関係にあるために
共重合し易いことを意味する。また本発明の共重合体は
この性質を利用して交互共重合体となることもできる。
本発明で得られる交互共重合体は、前述した切断点を主
鎖内に多数有するので露光に対する感度が高く露光後の
溶解性が非常に高い。
【0064】また、本発明の感光性樹脂は、芳香環等の
不飽和結合を有していない。そのため露光光として水銀
ランプのi線、XeClエキシマレーザ、KrFエキシ
マレーザ、ArFエキシマレーザ、X線等の電磁波や電
子線、イオンビーム等の荷電粒子に対して高い透過性を
示す。
【0065】また、本発明の感光性樹脂は、前記ビニル
モノマー部位とスルホニル部位のみから構成されるだけ
でなく調整剤として他のモノマーを添加することで
(9)に示す3元共重合体とすることも好ましい。具体
的には(11)に示すようにビニルエステル系モノマー
を調整剤として用いて得られる感光性樹脂が好ましい。
また(11)に示すビニルエステル系モノマー部位にお
いて、R1 は水素(H)、メチル基(CH3 )、あるい
はハロゲン基を表す。また、R2 は水素(H)またはア
ルキル基を表す。該アルキル基は炭素数1乃至8のいず
れかで構成されることが好ましい。
【0066】
【外21】
【0067】ここで、M1は下記の構造式で表される構
造単位。y、m2、n2は整数を表す。
【0068】
【外22】
【0069】但し、Xは整数で、1乃至6のいずれかが
望ましい。またAは水素(H)、メチル(CH3 )、ま
たはハロゲン元素のいずれか1つ、またBは脂環基を含
む官能基である。
【0070】またM2は下記の構造式で表される構造単
位。
【0071】
【外23】
【0072】但し、R1 は水素(H)、メチル基(CH
3 )、あるいはハロゲン元素のいずれか1つを表す。ま
た、R2 は水素(H)またはアルキル基を表す。該アル
キル基は、炭素数1乃至8のいずれかで構成されること
が望ましい。
【0073】このように本発明の感光性樹脂は3元共重
合体となることで溶媒に対する溶解性や基板に対する塗
布特性やあるいは露光に対する感度や耐熱性等の機能が
変化する。
【0074】本発明の第4の実施の形態は、第3の実施
の形態で説明した感光性樹脂を用いて作成されたレジス
トである。レジストは第3の実施の形態で説明した感光
性樹脂が溶媒に溶解した溶液から構成されている。レジ
スト中の感光性樹脂の濃度は基板上に塗布する場合の所
望の膜厚をもとに調整されることが好ましく、具体的に
は、重量百分率で1wt%から50wt%、望ましくは
3wt%から30wt%程度が望ましい。
【0075】また、本発明に用いられる溶媒としては、
例えば、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、ブチル
セロソルブ等のアルコキシエタノール類、メチルセロソ
ルブアセテート、エチルセロソルブアセテート、ブチル
セロソルブアセテート等の上記アルコキシエタノール類
の酢酸エステル類、プロピレングリコールモノメチルエ
ーテルアセテート等のプロピレングリコールアセテート
類、乳酸エチル等の乳酸エステル類、メチルエチルケト
ン、2−ペンタノン、メチルイソブチルケトン、メチル
イソアミルケトン等の脂肪族ケトン類、シクロヘキサノ
ン、N−メチルピロリドン等の脂環式ケトン類、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン等の芳香族化
合物類等を挙げることができるが、これら溶媒のうち1
種を単独で用いてもよいし、あるいは複数種を混合して
使用してもよい。また、それらの溶媒への溶解度や蒸気
圧をコントロールする目的でメチルアルコール、エチル
アルコール、n−プロピルアルコール、イソプロピルア
ルコール等のアルコール類、ペンタン、ヘキサン、ヘプ
タン、オクタン等の脂肪族炭化水素類、シクロペンタノ
ン、シクロヘキサン等の脂環式化合物等と混合してもよ
い。
【0076】また、本発明のレジストには、レジスト性
能を調整するための様々な材料を添加することができ
る。たとえば、基板への塗布特性を制御する目的でアニ
オン系、カチオン系、両性若しくは無極性の界面活性剤
を、あるいはフッ素系の界面活性剤等を添加してもよ
い。また、更にレジストの保存安定性を向上する目的
で、フェノール、クレゾール、メトキシフェノール、
2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール等のモノフェ
ノール系化合物、2,2′メチレンビス(4−メチル−
6−t−ブチルフェノール)等のビスフェノール系化合
物、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ
−5−t−ブチルフェニル)ブタン等の高分子型フェノ
ール系化合物、ジラウリル−3,3′−チオジプロピオ
ネート等の硫黄系酸化防止剤、トリフェニルホスファイ
ト等のリン系酸化防止剤、ソルビン酸、エリソルビン
酸、クエン酸イソプロピル、ノルジヒドログアヤレチッ
ク酸等の酸化防止剤を添加してもよい。
【0077】また、本発明のレジストは、本発明の感光
性樹脂によって構成されているため、本発明の第3の実
施の形態で示した露光光に対して感度が高く、かつ透過
率も高い。
【0078】また、本発明のレジストは、露光後のアル
カリ現像液に対する溶解性が高く、現像時間を短縮する
ことができる。
【0079】また、本発明のレジストは、光酸発生剤を
併用することで、化学増幅型のレジストとしても用いる
ことができる。本発明のレジストに含まれる感光性樹脂
は、ビニルモノマー部位の側鎖に、酸の存在下で反応し
アルカリ現像液に対する溶解性が高まる官能基をもつ。
露光により光酸発生剤から発生した酸によって前記官能
基は反応し、本発明の感光性樹脂はアルカリ溶液に対し
て可溶化する。
【0080】また、光酸発生剤は電磁波または荷電粒子
等により酸を発生する。本発明で用いる好適な光酸発生
剤は、例えばに示すトリフェニルスルフォニウムトリ
フルオロメタンスルフォネート等のスルフォニウム塩、
に示すジフェニルヨードニウムヘキサフルオロアンチ
モネート等のヨードニウム塩等である。光酸発生剤は単
独で用いてもよいし、或いは複数の光酸発生剤を組み合
わせて使用してもよい。また本発明で用いられる光酸発
生剤の添加量は重量百分率で0.1wt%から20wt
%、好ましくは1wt%から10wt%程度が好適であ
る。
【0081】
【外24】
【0082】また、本発明のレジストは、本発明の感光
性樹脂と併用して、ドライエッチング耐性を上げるため
に例えば別種の樹脂がブレンドされたものでもよい。本
発明に用いられる別種の樹脂として例えば(13)に
示されるノボラック樹脂やに示されるポリビニルフェ
ノール等のアルカリ可溶性樹脂を挙げることができる。
またその他のアルカリ可溶性樹脂としてポリグルタルア
ルデヒドやセルロース誘導体等の脂環基を有するアルカ
リ可溶性樹脂を挙げることができる。
【0083】このとき露光に使用する電磁波や荷電粒子
の種類に応じて上述したアルカリ可溶性樹脂の種類を決
めることが好ましい。
【0084】具体的には露光光として紫外光やX線等の
電磁波あるいは電子線やイオンビーム等の荷電粒子を用
いる場合に上述したアルカリ可溶性樹脂を本発明のレジ
スト中に好ましくブレンドすることができる。
【0085】また、KrFエキシマレーザを露光光とし
て用いる場合は、ポリビニルフェノール、ポリグルタル
アルデヒド、そしてセルロース誘導体等のアルカリ可溶
性樹脂を本発明のレジスト中にブレンドすることが好ま
しい。
【0086】またArFエキシマレーザを露光光として
用いる場合はポリグルタルアルデヒドやセルロース誘導
体等の脂環基を有するアルカリ可溶性樹脂を本発明のレ
ジスト中にブレンドすることが好ましい。
【0087】
【外25】
【0088】またノボラック樹脂やポリビニルフェノ
ール以外に、本発明のレジスト中にブレンドされるそ
の他の樹脂の例として、アルカリ可溶性のシリコン含有
ポリマーを挙げることができる。本発明で用いられるア
ルカリ可溶性のシリコン含有ポリマーとしては、例えば
(14)に示すようなラダー型のシロキサンポリマーが
ある。
【0089】
【外26】
【0090】このように、本発明のレジストはシリコン
含有ポリマーと組み合わせることで多層レジストとして
使用することができる。
【0091】以上述べたように本発明のレジストは本発
明の共重合体を単独で使用したり光酸発生剤と組み合わ
せることで化学増幅型レジストとして用いたりアルカリ
可溶性樹脂と組み合わせて用いたり、アルカリ可溶性樹
脂の中でも特にシリコン含有ポリマーと組み合わせるこ
とで多層レジストとして用いることができる。また、光
酸発生剤と、アルカリ可溶性樹脂のうち少なくとも1種
とを、本発明のレジストと共に用いたり、あるいはアル
カリ可溶性樹脂のうち少なくとも2種を本発明のレジス
トに加えて用いてもよい。
【0092】(第5の実施の形態)第5の実施の形態で
は、本発明のレジストを用いて形成されたパターンを説
明する。パターンの形成工程は大別して基板上にレジス
トを塗布する塗布工程と、塗布されたレジストを露光し
てパターンを形成する工程とに分かれる。塗布工程には
主としてスピンコーティングが用いられるが、スピンコ
ート時にレジストが短時間で均一に広がることが好まし
い。本発明のレジストはスピンコート時に短時間で均一
に広がるだけでなく、薄い膜厚で均一に基板上に広が
る。そのため本発明のレジストは露光工程においてAr
F、KrFエキシマレーザ等の短波長の光に対して好ま
しく用いることができる。露光工程では、パターン像が
形成されているマスクを介して露光光をレジスト上に照
射する。このとき露光するレジストの位置を遂次移動さ
せるステップアンドリピート方式が特に好ましい。次い
で露光されたレジスト部分を現像液によって除去するこ
とでパターンを得る。
【0093】本発明のレジストは、X線、KrFエキシ
マレーザ、ArFエキシマレーザ等の電磁波、あるいは
電子線、イオンビーム等の荷電粒子のいずれを露光光と
して用いても高感度、高解像度で、焦点深度に優れてお
り、本発明のレジストを用いて得られるパターンは、い
ずれの露光光を用いても良好に形成される。
【0094】このとき得られるパターンは0.25μm
ラインアンドスペースパターンで0.8μm、また0.
18μmラインアンドスペースパターンで0.5μmの
フォーカス余裕度を有している。
【0095】また、本発明のレジストを用いて得られる
パターンのアスペクト比は、最大7まで可能である。
【0096】また、本発明のレジストを塗布する基板の
材質は絶縁材料、導電材料、あるいは半導体材料のいず
れでもよい。
【0097】具体的には、絶縁材料としては酸化シリコ
ンPSG、BPSGや窒化シリコン等のシリコン系材料
や酸化アルミニウム等の酸化物材料やポリイミド、ポリ
アミド等の有機絶縁体材料等を例として挙げることがで
きるが、本発明のレジストはいずれの絶縁材料上にも塗
布することができる。
【0098】また、導電材料としては銅、アルミニウ
ム、タングステン、クロム、チタン、鉄等の金属や、あ
るいは上記金属を少なくとも1つ含む合金や、あるいは
有機導電体材料等を例として挙げることができるが、本
発明のレジストはいずれの導電材料上にも塗布すること
ができる。
【0099】また、半導体材料としてはシリコン、ガリ
ウム砒素等を例として挙げることができるが、本発明の
レジストはいずれの半導体材料の上にも塗布することが
できる。
【0100】また、石英、蛍石、水晶などの光学部品上
に対しても良好に塗布することができる。
【0101】また、本発明のレジストを用いてパターン
を形成することでIC、LSI、CCD、光電変換装置
等の半導体装置、あるいはディスプレイ用基板やあるい
は露光用のマスク等を作製することができる。
【0102】(第6の実施の形態)図3は本発明の感光
性樹脂を有するレジストを用いてパターンを形成する場
合の露光方法の一実施形態を示すフローチャートであ
る。図3には本実施形態の露光方法を構成するコントラ
ストが高い像により露光を行う周期パターン露光ステッ
プ、従来方法では低コントラストとなる回路パターン像
を用いる通常露光ステップ(投影露光ステップ)と、二
重露光を行なったレジストを現像する現像ステップの各
ブロックとその流れが示してあるが、周期パターン露光
ステップと通常露光ステップの順序は、図3の逆でもい
いし、同時でもいいし、どちらか一方のステップが複数
回の露光段階(二重以上の露光)を含む場合は各ステッ
プを交互に行うことも可能である。尚、この場合は全体
として三重以上の露光となる。また、各露光ステップ間
には精密な位置合わせを行うステップ等があるが、ここ
では図示を略した。又、周期パターン露光ステップは例
えば2光束干渉露光によって行われる。
【0103】図3のフローに従って露光を行う場合、ま
ず周期パターン露光によりウエハ(感光基板)を図4に
示すような周期パターン(像)で露光する。図4中の数
字は露光量を表しており、図4(A)はマスクパターン
又はその像を示しており、その斜線部は露光量1(実際
は任意)で白色部は露光量0である。
【0104】このような周期パターンのみを露光して、
その後現像する場合、通常、感光基板(ウエハー)のレ
ジストの露光しきい値Eth(現像後レジストの膜厚が
0になる境界値)は図4(B)の下部のグラフに示す通
り露光量0と1の間に設定する。尚、図4(B)の上部
は最終的に得られるリソグラフィーパターン(凹凸パタ
ーン)を示している。
【0105】図5に、図4の場合の感光基板の本発明の
感光性樹脂を有するレジストに関して、現像後の膜厚の
露光量依存性と露光しきい値とを示してあり、本実施形
態の場合は露光しきい値以上の場合に現像後の膜厚が0
となる。
【0106】図6はこのような露光を行った場合の現像
とエッチングプロセスを経てリソグラフィーパターンが
形成される様子を、示した模式図である。以下本実施形
態では、リソグラフィーパターン、または露光パターン
とは、露光により露光しきい値Ethを超えてレジスト
膜厚が0となる部分と、Eth以下でレジストが残る部
分とにより形成されるパターンのことを指す。
【0107】本実施形態においては、図4〜図6の通常
の露光感度設定とは異なり、図7(図4(A)と同じ図
面)及び図8に示す通り、高コントラストの像を与える
周期パターン露光(2光束干渉露光)での最大露光量を
1とした時、感光基板のレジストの露光しきい値Eth
を1よりも大きく設定する。この感光基板は、図4に示
す周期パターン露光のみ行ったレジストの露光パターン
(露光量分布)の現像した場合は露光量が不足するの
で、多少の膜厚変動はあるものの現像によって膜厚が0
となる部分は生じず、エッチングによって凹凸の所謂リ
ソグラフィーパターンは形成されない。これは即ち周期
パターンの消失と見做すことができる。尚、図8におい
て、上部はリソグラフィーパターンを示し(細線が複数
描いてあるが実際は何もできない)、下部のグラフはレ
ジストにおける露光量分布と露光しきい値Ethの関係
を示す。尚、下部に記載のE1 は二重露光で用いる周期
パターン露光における露光量を、E2 は二重露光で用い
る通常の露光における露光量を表わしている。
【0108】本実施形態の特徴は、二重露光(三重以上
も有)によって周期パターン露光のみでは一見消失する
高解像度の周期パターン像による露光パターンを通常の
露光による露光装置の分解能以下の大きさのパターン
(像)を含む任意の形状の回路パターン像により露光パ
ターンに融合して所望の領域のみ選択的にレジストの露
光しきい値Eth以上の露光量で露光し、最終的に所望
のリソグラフィーパターンを形成できるところにある。
【0109】図9(A)は通常露光により露光パターン
を示し、投影露光装置の分解能以下の微細な回路パター
ンである為解像できずに被露光物体上でのパターン像の
強度分布、又はこのパターン像によるレジストの露光量
分布はぼけて広がっている。
【0110】図9(A)の露光パターンを形成するマス
クパターンは、通常の投影露光の解像可能な(所望のコ
ントラストが得られる)線幅の約半分の線幅の微細パタ
ーンとしている。
【0111】図9(A)の露光パターンを作る投影露光
を、図7の周期パターン露光の後に、現像工程なしで、
同一レジストの同一領域に即ち同一露光位置で重ねて行
ったとすると、このレジストの合計の露光量分布は図9
(B)の下部のグラフのようになる。ここでは周期パタ
ーン露光の露光量E1 と投影露光の露光量E2 の比が
1:1、レジストの露光しきい値Ethが同期パターン露
光の露光量E1 (=1)と通常回路パターンの露光の露
光量E2 (=1)の和(=2)の間に設定されている
為、図9(B)の上部に示したリソグラフィーパターン
が形成される。その際通常露光の露光パターンの中心が
周期パターン露光の露光パターンのピークと合致させて
おく、図9(B)の上部に示す孤立線パターンは、解像
度が周期パターン露光のものであり且つ単純な周期的パ
ターンもない。従って通常の投影露光で実現できる解像
度以上の高解像度のパターンが得られたことになる。
【0112】ここで仮に、図10の露光パターンを作る
通常の投影露光(図7の露光パターンの2倍の、高コン
トラスト解像できる線幅で露光しきい値Eth以上(こ
こではしきい値の2倍の露光量)の投影露光)を図7の
周期パターン露光の後に、現像工程なしで、同一レジス
トの同一領域即ち同一露光位置に重ねて行ったとする
と、(その際通常の投影露光による露光パターンの中心
が、周期パターン露光の露光パターンの中心又はピーク
と合致させることで、重ね合わせることで得られる合成
像や合成露光パターンの対称性が良く、良好な合成像や
合成露光パターンが得られる)。このレジストの合計の
露光量分布は図10(B)のようになり、2光束干渉露
光の露光パターンは消失して最終的に投影露光によるリ
ソグラフィーパターンのみが形成される。
【0113】また、図11に示す露光パターンのように
図7の露光パターンの3倍の高コントラストで解像でき
る線幅で行う場合も、図10の場合と理屈は同様であ
り、4倍以上の線幅の露光パターンも図10の場合と理
屈は同じである。従って図7の露光パターンと図10や
図11の露光パターンとが生じるような線幅が異なる複
数のパターンを有するマスクによる通常露光を行う二重
露光においても、最終的に得られるリソグラフィーパタ
ーンの各線幅は正しく規定でき、投影露光で実現できる
様々なリソグラフィーパターンが、本実施形態の二重露
光法により形成可能である。
【0114】以上説明した高コントラストの像より成る
周期パターン露光と低コントラストの像を含む通常露光
の夫々による露光量分布(絶対値及び分布)と感光基板
のレジストのしきい値Ethの調整を行うことにより、
図8、図9(B)、図10(B)、及び図11(B)で
示したような多種のパターンの組み合わせより成り且つ
最小線幅(解像度)が周期パターン露光のものと同程度
(図9(B)のパターン)となる回路パターンを形成す
ることができる。
【0115】以上本実施形態の二重露光方法の原理をま
とめると、 1.通常露光(投影露光)をしない領域にあり、最大露
光量がレジストの露光しきい値Eth以下の周期パター
ンによる露光パターンは現像されない。 2.レジストの露光しきい値Eth以下の露光量で行っ
た通常露光の露光パターン領域(露光位置)では通常露
光と周期パターン露光の各露光パターンの組み合わせに
より決まる周期パターン露光の解像度を持つ露光パター
ンが形成される。 3.レジスト露光しきい値Eth以上の露光量で行った
通常露光の露光パターン領域では投影露光のみを照射し
た場合では解像しなかった微細パターンも同様に(マス
クに対応する)形成される。 ということになる。
【0116】更に本実施形態の二重露光方法の利点とし
て、最も高い解像力が要求される周期パターン露光を2
光束干渉露光で行えば、通常の投影露光による周期パタ
ーンの露光に比してはるかに大きい焦点深度が得られる
ことが挙げられる。
【0117】以上の説明では周期パターン露光と通常露
光の順番は、周期パターン露光を先としたが、逆或いは
同時でも良い。
【0118】本実施形態によれば、二重露光法により、
従来は解像できなかった微細で且つ複雑なパターン形成
することができる。
【0119】つまり本実施形態により像のコントラスト
が互いに異なる複数のパターンを有するマスクのパター
ンの像でレジストを露光する露光方法であって、前記マ
スクのパターンのうち像のコントラストが低いパターン
の像の形成位置を該コントラストが低いパターンの像よ
りもコントラストが高い像によって露光することによ
り、前記コントラストが低いパターンに関する露光量分
布のコントラストを向上させることを特徴とする露光方
法が可能となるが、本発明のレジストを用いた露光方法
はその他にある放射線を用いてマスクのパターンの像で
レジストを露光する露光方法であって、前記放射線と波
長が同じ放射線で前記パターンの像よりもコントラスト
が高い像を形成し、このコントラストの高い像で前記レ
ジストの前記パターンの像の形成位置を露光することに
より、前記レジストの前記パターンに関する露光量分布
のコントラストを向上させることを特徴とする露光方法
であってもよく、その結果更に微細子パターンを得るこ
とができる。また本発明のレジストを用いた露光方法
は、マスクのパターンの像でレジストを露光する露光方
法であって、前記マスクを用いないで前記パターンの像
よりもコントラストが高い像を形成し、このコントラス
トが高い像によって前記レジストの前記パターンの像の
形成位置を露光することにより、前記レジストの前記パ
ターンに関する露光量分布のコントラストを向上させる
ことを特徴とする露光方法でもよく、その場合はマスク
にかかる製造コストを下げることができる。
【0120】また本発明のレジストを用いた露光方法
は、2光束の干渉等により形成した周期パターンで露光
を行う周期パターン露光と使用する露光装置の分解能以
下の線幅のパターンを有するマスクを用いて通常の露光
を行う通常露光とによって同一の露光波長で二重露光を
行うことを特徴とする露光方法でもよく、その結果製造
プロセスが簡略化し、製造コストが下がる。
【0121】
【実施例】次に実施例により本発明をさらに詳細に説明
するが、本発明はこれらの例によって何ら制限されるも
のではない。
【0122】(実施例1) (ビニルモノマーの合成)ディーン・シュタルクトラッ
プ冷却管を備えたフラスコ中に、ビニル酢酸、9−ヒド
ロキシービシクロノナンのキシレン溶液を充填し、撹拌
しながら油浴中で沸点に保つ、溶液中に三フッ化ホウ素
ジエチルエーテル酢酸を加え、トラップ中の水の増加が
起こらなくなるまで還流させ反応を継続する。反応終了
後、放冷し水を加えてエーテルで抽出する。飽和塩化ナ
トリウム水溶液で洗った後、硫酸マグネシウムで乾燥
し、減圧蒸留によって抽出物を精製し、下記(15)化
合物を得る。
【0123】
【外27】
【0124】(ビニルモノマーと二酸化硫黄との共重合
体の合成)実施例1で合成したビニルモノマーと二酸化
硫黄とをラジカル重合によって共重合体化し、本発明の
感光体樹脂を得た。共重合体中に含まれる二酸化硫黄の
共重合比は、元素分析、IR、NMR、ESCAから計
算すると1%〜50%の範囲である。
【0125】数平均分子量はGPC計測により、5万〜
100万である(ポリスチレン標準に換算)。
【0126】(実施例2) (レジスト1の調整)実施例1で得られた共重合体をプ
ロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートに溶
解させ、共重合体濃度5重量%の溶液を調整した。次い
で溶液を孔径(ポアサイズ)0.1μmのフィルタで濾
過することで、本発明のレジスト1を得た。
【0127】(実施例3) (ビニルモノマーの合成)ディーン・シュタルクトラッ
プ冷却管を備えたフラスコ中に、ビニル酢酸、(16)
に示す化合物のキシレン溶液を充填し、撹拌しながら油
浴中で沸点に保つ。溶液中に三フッ化ホウ素ジエチルエ
ーテル酢酸を加え、トラップ中の水の増加が起こらなく
なるまで溶液を還流させ反応を継続する。反応終了後、
放令し水を加えてエーテルで抽出する。飽和塩化ナトリ
ウム水溶液で洗った後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減
圧蒸留によって抽出物を精製し、(17)に示す化合物
を得る。
【0128】
【外28】
【0129】(ビニルモノマーと二酸化硫黄との共重合
体の合成)実施例1で合成したビニルモノマーと二酸化
硫黄とをラジカル重合によって共重合し、本発明の感光
体樹脂を得た。共重合体中に含まれる二酸化硫黄の共重
合比は、元素分析、IR、NMR、ESCAから計算す
ると1%〜50%の範囲である。
【0130】数平均分子量はGPC計測により、5万〜
100万である(ポリスチレン標準に換算)。又、IR
(KBr法)で測定したところ、炭素と共重合するスル
ホニル基由来のするどいピークが2本それぞれ1100
〜1180cm-1の帯域と1300〜1380cm-1
帯域において確認できた。
【0131】(実施例4) (レジスト2の調整)実施例3で得られた共重合体をプ
ロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートに溶
解させ、共重合体濃度5重量%の溶液を調整した。次い
で溶液を孔径(ポアサイズ)0.1μmのフィルタで濾
過することで、本発明のレジスト2を得た。
【0132】(実施例5) (レジスト3の調整)光酸発生剤として、トリフェニル
スルフォニウムトリフルオロメチルスルフォネートを
0.25g、実施例3で得られたポリマー5gをプロピ
レングリコールモノメチルエーテルアセテート100g
に溶解させ、得られた溶液を0.1μmのフィルタで濾
過することで本発明のレジスト3を得た。
【0133】(実施例6) (レジスト4の調整)クレゾールノボラック樹脂30g
と実施例3で得られたポリマー1.5gを100mlの
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートに
溶解させ、得られた溶液を0.1μmのフィルタで濾過
することで本発明のレジスト4を得た。
【0134】(レジスト5の調整)光酸発生剤として、
トリフェニルスルフォニウムトリフルオロメチルスルフ
ォネートを0.08g、ポリビニルフェノール30g、
実施例3で得られたポリマー1.5gを100mlのプ
ロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートに溶
解させ、得られた溶液を0.1μmのフィルタで濾過す
ることで本発明のレジスト5を得た。
【0135】(実施例8) (レジスト6の調整)脂環基を有するポリマーであるポ
リグルタルアルデヒド30gと実施例3で得られたポリ
マー1.5gを100mlのプロピレングリコールモノ
メチルエーテルアセテートに溶解させ、得られた溶液を
0.1μmのフィルタで濾過することで本発明のレジス
ト6を得た。
【0136】(実施例9) (レジスト7の調整)光酸発生剤として、トリフェニル
スルフォニウムトリフルオロメチルスルフォネートを
0.08g、脂環基を有するポリマーであるエチルセル
ロース30g、実施例3で得られた感光性樹脂1.5g
を80mlのプロピレングリコールモノメチルエーテル
アセテートと20mlのメチルイソブチルケトンの混合
溶媒に溶解させ、得られた溶液を0.1μmのフィルタ
で濾過することで本発明のレジスト7を得た。
【0137】(実施例10) (レジスト8の調整)光酸発生剤として、トリフェニル
スルフォニウムトリフルオロメチルスルフォネートを
0.08g、アルカリ可溶性のシリコン元素を有するポ
リマーであるポリパラヒドロキシシルセスキオキサン3
0g、実施例3で得られたポリマー1.5gを80ml
のプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート
と20mlのメチルイソブチルケトンの混合溶媒に溶解
させ、得られた溶液を0.1μmのフィルタで濾過する
ことで本発明のレジスト8を得た。
【0138】(実施例11) (比較用レジストの合成)本発明のレジストに対する比
較用のレジストを合成した。感光性樹脂としてポリメチ
ルイソプロペニルケトンを溶媒であるエチルセロソルブ
アセテートに5wt%溶解させ、パラメトキシ安息香酸
をエチルセロソルブに対し0.05wt%溶解させ、得
られた溶液を0.1μmのフィルタで濾過することで比
較用レジストを得た。
【0139】(実施例12) (パターン1の形成)レジスト3をシリコンウエハの上
に1.0μmの膜厚にスピンコートした。次いでg線を
露光光としてレジスト3膜上に描画し、2.38%のテ
トラメチルアンモニウムヒドロキシド水溶液にて現像
し、0.4μmのパターンを得た。
【0140】(実施例13) (パターン2の形成)レジスト3をシリコンウエハの上
に1.0μmの膜厚にスピンコートした。次いでi線を
露光光としてレジスト3膜上に描画し、2.38%のテ
トラメチルアンモニウムヒドロキシド水溶液にて現像
し、0.28μmのパターンを得た。
【0141】(実施例14) (パターン3の形成)レジスト1乃至8および比較用レ
ジストをそれぞれシリコンウエハ上に0.4μmの膜厚
にスピンコートする。次いで、X線露光装置を用いて、
X線マスクを通してマスク上のタンタルパターンをレジ
スト上に転写した後、パドル式の現像装置を用いて現
像、リンス、スピンドライ乾燥を行うことによって、
0.15μmのパターンを得た。
【0142】ここで、現像液として、レジスト1、2に
はメチルイソアミルケトンを、レジスト3乃至8および
比較用レジストに対しては、2.38%テトラメチルア
ンモニウムヒドロキシド水溶液を用いた。
【0143】(実施例15) (パターン4の形成)レジスト1乃至8および比較用レ
ジストをそれぞれシリコンウエハ上に0.3μmの膜厚
にスピンコートした。次いで、電子線描画装置を用い
て、加速電圧10kVにて描画し、パドル式の現像装置
を用いて現像、リンス、スピンドライ乾燥を行うことに
よって、0.2μmのパターンを得た。
【0144】ここで、現像液として、レジスト1、2に
はメチルイソアミルケトンを、レジスト3乃至8および
比較用レジストに対しては、2.38%テトラメチルア
ンモニウムヒドロキシド水溶液を用いた。
【0145】(実施例16) (パターン5の形成)レジスト1乃至8および比較用レ
ジストをそれぞれシリコンウエハ上に0.5μmの膜厚
にスピンコートした。次いで、プロトンビームで描画
後、酢酸イソアミルで現像し、6×10-6C/cm2
露光量で0.15μmのパターンを得た。
【0146】(実施例17) (パターン6の形成)レジスト1、2、3、5、6、
7、8および比較用レジストをそれぞれシリコンウエハ
上に0.7μmの膜厚にスピンコートした。次いで、フ
ッ化クリプトンのエキシマレーザを光源に用いた露光装
置にて、マスク上のパターンを転写し、パドル式の現像
装置を用いて現像、リンス、スピンドライ乾燥を行うこ
とによって、0.2μmのパターンを得た。
【0147】ここで、現像液として、レジスト1、2に
はメチルイソアミルケトンを、レジスト3乃至8および
比較用レジストに対しては、2.38%テトラメチルア
ンモニウムヒドロキシド水溶液を用いた。
【0148】(実施例18) (パターン7の形成)レジスト1、2、3、6、7、8
および比較用レジストをそれぞれシリコンウエハ上に
0.7μmの膜厚にスピンコートした。次いで、フッ化
アルゴンのエキシマレーザを光源に用いた露光装置に
て、マスク上のパターンを転写し、パドル式の現像装置
を用いて現像、リンス、スピンドライ乾燥を行うことに
よって、0.18μmのパターンを得た。
【0149】ここで、現像液として、レジスト1、2に
はメチルイソアミルケトンを、レジスト3、6、7、8
および比較用レジストに対しては、2.38%テトラメ
チルアンモニウムヒドロキシド水溶液を用いた。
【0150】(実施例19) (多層レジストによるパターンの形成)シリコンウエハ
上にノボラック樹脂とナフトキノンジアジドを主成分と
するレジストを1.0μmの膜厚にスピンコートした後
ハードベークした。その上にレジスト8を用いて0.2
μmの膜厚にスピンコートする。次いでX線、イオンビ
ーム、電子線、KrFエキシマレーザ、ArFエキシマ
レーザをそれぞれ光源として用いた露光装置にて、マス
ク上のパターンを転写し、2.38%のテトラメチルア
ンモニウムヒドロキシド水溶液にて現像することで、
0.2μmのパターンを得る。更に、酸素ガスを用いた
反応性イオンエッチングでノボラック型レジストを加工
し、上層のレジスト7で形成した0.2μmパターンを
下層のノボラック型レジストに転写した。
【0151】本実施例の多層レジストによるパターン形
状は、垂直な側壁をもち、良好なものであった。
【0152】実施例12乃至18で説明されるパターン
1乃至7の形状を評価した。その結果を表1に示す。
【0153】表1は本発明のレジスト1乃至8および比
較用レジストに露光光を照射して形成されるパターンを
評価し、まとめたものである。尚、表1に示す△は、本
発明のレジストを用いて形成されるパターンが上述した
半導体装置及びマスクパターンとして良好なパターンで
あることを意味する。
【0154】また、表1に示す○は、本発明のレジスト
を用いて形成されるパターンが上述した半導体装置及び
マスクパターンとして良好なパターンであることを意味
し、且つ短時間で現像できるパターンであることを意味
する。
【0155】また、表1に示す◎は、本発明のレジスト
を用いて形成されるパターンが上述した半導体装置及び
マスクパターンとして極めて良好なパターンであること
を意味し、且つ本発明のレジストのドライエッチング耐
性が高いことを意味する。
【0156】また、表1に示す×は、パターンは得られ
るが、ドライエッチング耐性が低く、解像度が低いこと
を意味する。
【0157】表1に示すようにレジスト1、2を用いて
形成されるパターンは、露光光としてX線、イオンビー
ム、電子線、KrFエキシマレーザ、ArFエキシマレ
ーザを用いる場合、いずれも少なくとも良好なパターン
となった。
【0158】また、レジスト3を用いて形成されるパタ
ーンは、露光光の種類によらず、いずれも少なくとも良
好で且つ短時間で現像できるパターンとなった。
【0159】また、レジスト4を用いて形成されるパタ
ーンは、露光光として、X線、イオンビーム、電子線を
用いる場合、いずれも少なくとも極めて良好に現像でき
るパターンとなり、且つ本発明のレジストはドライエッ
チング耐性の高いものであった。
【0160】また、レジスト5を用いて形成されるパタ
ーンは、露光光として、X線、イオンビーム、電子線、
KrFエキシマレーザを用いる場合、いずれも少なくと
も極めて良好に現像できるパターンとなり、且つ本発明
のレジストはドライエッチング耐性の高いものであっ
た。
【0161】また、レジスト6、7、8を用いて形成さ
れるパターンは、露光光として、X線、イオンビーム、
電子線、KrFエキシマレーザ、ArFエキシマレーザ
を用いる場合、いずれも少なくとも極めて良好に現像で
きるパターンとなり、且つ本発明のレジストはドライエ
ッチング耐性の高いものであった。
【0162】また、比較用レジストを用いて形成される
パターンは、露光光としてX線、イオンビーム、電子
線、KrFエキシマレーザ、ArFエキシマレーザを用
いる場合、いずれもパターンは得られるが、ドライエッ
チング耐性が低く、解像度が低いことを意味する。
【0163】
【表1】
【0164】(実施例20)本発明のレジストを利用し
た半導体装置(半導体素子)の製造方法を説明する。
【0165】図1は本実施例におけるICの製造のフロ
ーチャートである。本実施例において、ステップ1(回
路設計)では、ICの回路設計を行った。ステップ2
(マスク製作)では設計した回路パターンを形成したマ
スクを製作した。一方、シリコン等からなるウエハを用
意し、ステップ3(ウエハプロセス)において前記用意
したマスクとウエハを用いてリソグラフィ技術によって
ウエハ上に実際の回路を形成した。
【0166】次のステップ4(組立)において、ステッ
プ3によって製作されたICの回路が形成されたウエハ
を半導体チップ化し、次いでアッセンブリ工程(ダイシ
ング、ボンディング)を行い、パッケージング(チップ
封入)を行った。
【0167】ステップ5(検査)においてステップ4で
製作されたICチップの動作確認テスト、耐久性テスト
等の検査を行った。
【0168】図2は本実施例のICチップ製造における
上記ステップ3のウエハプロセスの詳細なフローチャー
トである。まず、ステップ11(酸化)ではウエハの表
面を酸化させた。次いでステップ12(CVD)ではウ
エハ表面に絶縁膜を形成した。
【0169】ステップ13(電極形成)ではウエハ上に
電極を蒸着によって形成した。ステップ14(イオン打
ち込み)ではウエハにイオン打ち込みを行った。ステッ
プ15(レジスト処理)ではCMP(化学材機研磨:C
hemical Mechanical Polish
ing)装置によってウエハ表面を平坦に研磨した。
【0170】ステップ16(レジスト処理)では、平坦
化されたウエハ表面に本発明のレジストを塗布した。ス
テップ17(露光)では露光装置によってマスクの回路
パターンをウエハに焼き付け露光した。はじめにレティ
クルを搬送し、レティクルチャックにチャッキングし、
次に本発明のレジストが塗布されたシリコンウエハ基板
を露光装置内にローディングした。アライメントユニッ
トでグローバルアライメント用のデータを読みとり、計
測結果に基づいてウエハステージを駆動して所定の位置
に次々に露光を行った。
【0171】ステップ18(現像)では露光したウエハ
を現像する。ステップ19(エッチング)では、現像後
にレジストが除去された部分をエッチングした。ステッ
プ20(レジスト剥離)では、レジストを剥離した。こ
れらのステップを繰り返し行うことによってウエハ上に
多重に回路パターンを形成した。
【0172】(実施例21) (アダマンチル基を側鎖に有するビニルモノマーの合
成)本実施例では該ビニルモノマーを合成する際に実施
例3と同様に脱水反応を利用する。ディーン・シュタル
クトラップ冷却管を備えたフラスコ中に、アリール酢
酸、アダマンタノールのトルエン溶液を充填し、溶液中
に三フッ化ホウ素ジエチルエーテル酢酸を加え、溶液を
還流させ、本発明のアダマンチル基を側鎖に有するビニ
ルモノマーを合成した。
【0173】(アダマンチル基を側鎖に有するビニルモ
ノマーと二酸化硫黄との共重合体の合成)実施例21で
合成したモノマーと二酸化硫黄とをラジカル重合によっ
て共重合体化し、本発明の感光体樹脂を得た。共重合体
中に含まれる二酸化硫黄の共重合率は、元素分析、I
R、NMR、ESCAから計算すると1%〜50%の範
囲である。
【0174】数平均分子量はGPC換算(ポリスチレン
基準)で5万〜100万である。
【0175】(実施例22) (レジスト9の調整)実施例21で得られた共重合体を
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートに
溶解させ、共重合体濃度5重量%の溶液を調整した。次
いで溶液を孔径(ポアサイズ)0.1μmのフィルター
でろ過することで、本発明のレジスト9を得た。
【0176】(実施例23) (レジスト10の調整)光酸発生剤として、トリフェニ
ルスルフォニウムヘキサフルオロアンチモネートを0.
25g、実施例2で得られたポリマー5gをプロピレン
グリコールモノメチルエーテルアセテート100gに溶
解させ、得られた溶液を0.1μmのフィルターでろ過
することで本発明のレジスト10を得た。
【0177】(実施例24) (レジスト11の調整)クレゾールノボラック樹脂30
gと実施例21で得られたポリマーを1.5gを100
mlのプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテ
ートに溶解させ、得られた溶液を0.1μmのフィルタ
ーでろ過することで本発明のレジスト11を得た。
【0178】(実施例25) (レジスト12の調整)光酸発生剤として、トリフェニ
ルスルフォニウムヘキサフルオロアンチモネートを0.
08g、ポリビニルフェノール30g、実施例21で得
られたポリマー1.5gを100mlのプロピレングリ
コールモノメチルエーテルアセテートに溶解させ、得ら
れた溶液を0.1μmのフィルターでろ過することで本
発明のレジスト12を得た。
【0179】(実施例26) (レジスト13の調整)脂環基を有するポリマーである
ポリグルタルアルデヒド30gと実施例21で得られた
ポリマー1.5gを100mlのプロピレングリコール
モノメチルエーテルアセテートに溶解させ、得られた溶
液を0.1μmのフィルターでろ過することで本発明の
レジスト13を得た。
【0180】(実施例27) (レジスト14の調整)光酸発生剤として、トリフェニ
ルスルフォニウムヘキサフルオロアンチモネートを0.
08g、脂環基を有するポリマーであるエチルセルロー
ス30g、実施例21で得られた感光性樹脂1.5gを
80mlのプロピレングリコールモノメチルエーテルア
セテートと20mlのメチルイソブチルケトンの混合溶
媒に溶解させ、得られた溶液を0.1μmのフィルター
でろ過することで本発明のレジスト14を得た。
【0181】(実施例28) (レジスト15の調整)光酸発生剤とて、トリフェニル
スルフォニウムヘキサフルオロアンチモネートを0.0
8g、アルカリ可溶性のシリコン元素を有するポリマー
であるポリパラヒドロキシシルセスキオキサン30g、
実施例21で得られたポリマー1.5gを80mlのプ
ロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートと2
0mlのメチルイソブチルケトンの混合溶媒に溶解さ
せ、得られた溶液を0.1μmのフィルターでろ過する
ことで本発明のレジスト15を得た。
【0182】(実施例29) (比較用レジストの合成)本発明のレジストに対する比
較用のレジストを合成した。感光性樹脂としてポリメチ
ルイソプロペニルケトンを溶媒であるエチルセロソルブ
に5重量%溶解させ、パラメトキシ安息香酸をエチルセ
ロソルブに対し0.05重量%溶解させ、得られた溶液
を0.1μmのフィルターでろ過することで比較用レジ
スト2を得た。
【0183】(実施例30)パターン8の形成 レジスト10をシリコンウエハー上に1.0μmの膜厚
にスピンコートした。
【0184】次いでg線を露光光としてレジスト10膜
上に描画し、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド水
溶液にて現像し、0.4μmのパターンを得た。
【0185】(実施例31)パターン9の形成 レジスト10をシリコンウエハー上に1.0μmの膜厚
にスピンコートした。
【0186】次いでi線を露光光としてレジスト10膜
上に描画し、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド水
溶液にて現像し、0.28μmのパターンを得た。
【0187】(実施例32)パターン10の形成 レジスト9乃至15および比較用レジスト2をそれぞれ
シリコンウエハー上に0.4μmの膜厚にスピンコート
する。次いで、X線露光装置を用いて、X線マスクを通
してマスク上のタンタルパターンをレジスト上に転写し
た後、2.38%のテトラメチルアンモニウムヒドロキ
シド水溶液にて現像する事によって、0.15μmのパ
ターンを得た。
【0188】(実施例33)パターン11の形成 レジスト9乃至15および比較用レジスト2をそれぞれ
ウエハー上に0.3μmの膜厚にスピンコートした。次
いで、電子線描画装置を用いて、加速電圧10kVにて
描画し、酢酸イソアミルにて現像し、0.2μmのパタ
ーンを得た。
【0189】(実施例34)パターン12の形成 レジスト9乃至15および比較用レジスト2をそれぞれ
シリコンウエハー上に0.5μmの膜厚にスピンコート
した。次いで、プロトンビームで描画後、酢酸イソアミ
ルで現像し、6×10-8C/cm2 の露光量で0.15
μmのパターンを得た。
【0190】(実施例35)パターン13の形成 レジスト9、10、12、13、14、15および比較
用レジスト2をそれぞれシリコンウエハー上に0.7μ
mの膜厚にスピンコートした。次いで、フッ化クリプト
ンのエキシマーレーザーを光源に用いた露光装置にて、
マスク上のパターンを転写し、2.38%のテトラメチ
ルアンモニウムヒドロキシド水溶液にて現像する事によ
って、0.2μmのパターンを得た。
【0191】(実施例36)パターン14の形成 レジスト9、10、13、14、15および比較用レジ
スト2をそれぞれシリコンウエハー上に0.7μmの膜
厚にスピンコートした。次いで、フッ化アルゴンのエキ
シマレーザーを光源に用いた露光装置にて、マスク上の
パターンを転写し、2.38%テトラメチルアンモミウ
ムヒドロキシド水溶液にて現像し、0.18μmのパタ
ーンを得た。
【0192】(実施例37)多層レジストによるパターンの形成 シリコンウエハー上にノボラック樹脂とナフトキノンジ
アジドを主成分とするレジストを1.0μmの膜厚にス
ピンコートした後ハードベークした。その上に、レジス
ト15を用いて0.2μmの膜厚にスピンコートする。
次いでX線、イオンビーム、電子線、KrFエキシマレ
ーザー、ArFエキシマレーザーをそれぞれ光源として
用いた露光装置にて、マスク上のパターンを転写し、
2.38%のテトラメチルアンモニウムヒドロキシド水
溶液にて現像する事によって、0.2μmのパターンを
得る。更に、酸素ガスを用いた反応性イオンエッチング
でノボラック型レジストを加工し、上層のレジストで形
成した0.2μmパターンを下層のボラック型レジスト
に転写した。
【0193】実施例30乃至37で説明されるパターン
9乃至15および多層レジストによるパターンによるパ
ターン形成能を評価した。その結果を表2に示す。
【0194】表2は本発明のレジスト9乃至15に露光
光をあてて形成されるパターンを評価し、まとめたもの
である。なお表2に示す△は、本発明のレジストを用い
て形成されるパターンが上述した半導体装置およびマス
クパターンとして良好なパターンであることを意味す
る。
【0195】また表2に示す○は、本発明のレジストを
用いて形成されるパターンが上述した半導体装置及びマ
スクパターンとして良好なパターンであることを意味
し、且つ短時間で現像出来るパターンであることを意味
する。
【0196】また表2に示す◎は、本発明のレジストを
用いて形成されるパターンが上述した半導体装置及びマ
スクパターンとして極めて良好なパターンであることを
意味し、且つ本発明のレジストがドライエッチ耐性の高
いことを意味する。
【0197】また表2に示す×は、パターンは得られる
が、ドライエッチ耐性が低く、解像度が低いことを意味
する。
【0198】表2に示すようにレジスト9を用いて形成
されるパターンは、露光光としてX線、イオンビーム、
電子線KrFエキシマレーザー、ArFエキシマレーザ
ーを用いる場合、いずれも少なくとも良好なパターンと
なった。
【0199】またレジスト10を用いて形成されるパタ
ーンは、露光光の種類によらず、いずれも少なくとも良
好で且つ短時間で現像できるパターンとなった。
【0200】またレジスト11を用いて形成されるパタ
ーンは、露光光として、X線、イオンビーム、電子線を
用いる場合、いずれも少なくとも極めて良好に現像でき
るパターンとなり、且つ本発明のレジストはドライエッ
チ耐性の高いものであった。
【0201】またレジスト12を用いて形成されるパタ
ーンは、露光光として、X線、イオンビーム、電子線、
KrFエキシマレーザーを用いる場合、いずれも少なく
とも極めて良好に現像できるパターンとなり、且つ本発
明のレジストはドライエッチ耐性の高いものであった。
【0202】またレジスト13乃至14乃至15を用い
て形成されるパターンは、露光光として、X線、イオン
ビーム、電子線、KrFエキシマレーザー、ArFエキ
シマレーザーを用いる場合、いずれも少なくとも極めて
良好に現像できる。パターンとなり、且つ本発明のレジ
ストはドライエッチ耐性の高いものであった。
【0203】また比較用レジストを用いて形成されるパ
ターンは露光光として、X線、イオンビーム、電子線、
KrFエキシマレーザー、ArFエキシマレーザーを用
いる場合、いずれもパターンは得られるが、ドライエッ
チ耐性が低く、解像度が低いことを意味する。
【0204】
【表2】
【0205】(実施例38)本発明のレジスト利用した
半導体装置(半導体素子)の製造方法を説明する。
【0206】図1は本実施例におけるICの製造のフロ
ーチャートである。本実施例において、ステップ1(回
路設計)では、ICの回路設計を行った。ステップ2
(マスク製作)では設計した回路パターンを形成したマ
スクを製作した。一方、シリコン等からなるウエハを用
意し、ステップ3(ウエハプロセス)において前記用意
したマスクとウエハを用いてリソグラフィー技術によっ
てウエハ上に実際の回路を形成した。
【0207】次のステップ4(組立)において、ステッ
プ3によって製作されたICの回路が形成された、ウエ
ハを半導体チップ化し、次いでアッセンブリ工程(ダイ
シング、ボンディング)を行い、パッケージング(チッ
プ封入)を行った。
【0208】ステップ5(検査)においてステップ4で
製作されたICチップの動作確認テスト、耐久性テスト
等の検査を行った。
【0209】図2は本実施例のICチップ製造における
上記ステップ3のウエハプロセスの詳細なフローチャー
トである。まず、ステップ11(酸化)ではウエハの表
面を酸化させた。次いでステップ12(CVD)ではウ
エハ表面に絶縁膜を形成した。
【0210】ステップ13(電極形成)ではウエハ上に
電極を蒸着によって形成した。ステップ14(イオン打
ち込み)ではウエハにイオン打ち込みを行った。ステッ
プ15(レジスト処理)ではCMP(化学材機研磨:C
hemical Mechanical polish
ing)装置によってウエハ表面を平坦に研磨し、平坦
化されたウエハ表面に本発明のレジストを塗布した。
【0211】ステップ16(露光)では露光装置によっ
てマスクの回路パターンをウエハに焼付け露光した。は
じめにレティクルを搬送しレティクルチャックにチャッ
キングし、次に本発明のレジストが塗布されたシリコン
ウエーハ基板を露光装置内にローディングした。アライ
メントユニットでグローバルアライメント用のデータを
読み取り、計測結果に基づいてウエハステージを駆動し
て所定の位置に次々に露光を行った。
【0212】ステップ17(現像)では露光したウエハ
を現像する。ステップ18(エッチング)では、現像後
にレジストが除去された部分をエッチングした。これら
のステップを繰り返し行うことによってウエハ上に多重
に回路パターンが形成した。
【0213】
【発明の効果】本発明によれば、本発明の感光性樹脂は
ビニルモノマー部位とスルホニル部位とから構成されて
おり、露光時にビニルモノマー部位とスルホニル部位と
の間の結合が切断し、アルカリ溶液に対する溶解度が高
くなる。そのため本発明の共重合体を用いて作製される
レジストは露光光に対する感度が高く、高精度にパター
ンを形成することができる。
【0214】また本発明のレジストを用いることで短時
間にパターンを現像することができる。その結果、微細
なパターンを有する半導体装置およびマスクの形成に要
する時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる半導体装置の製造方法のフロー
チャートである。
【図2】本発明に係わる半導体装置の製造方法の別のフ
ローチャートである。
【図3】本発明のレジストを用いて露光方法の1例を説
明するフローチャートである。
【図4】2光束干渉露光により得た周期パターン(露光
パターン)を示す説明図である。
【図5】レジストの露光感度特性を示す説明図である。
【図6】現像によるパターン形成を示す説明図である。
【図7】通常の2光束干渉露光による周期パターン(露
光パターン)を示す説明図である。
【図8】における2光束干渉露光による周期パターン
(露光パターン)を示す説明図である。
【図9】第21の実施形態において形成できる露光パタ
ーン(リソグラフィーパターン)の一例を示す説明図で
ある。
【図10】第21の実施形態において形成できる露光パ
ターン(リソグラフィーパターン)の他の一例を示す説
明図である。
【図11】第21の実施形態において形成できる露光パ
ターン(リソグラフィーパターン)の他の一例を示す説
明図である。

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側鎖に脂環基を有するビニルモノマー部
    位とスルホニル部位からなる感光性樹脂。
  2. 【請求項2】 前記ビニルモノマー部位のうち主鎖を構
    成し、且つスルホニル部位と結合する炭素がメチレン鎖
    と結合していることを特徴とする請求項1記載の感光性
    樹脂。
  3. 【請求項3】 前記感光性樹脂は下記の構造式を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の感光性樹脂。 【外1】 但し、xは1乃至6のいずれかの整数で、またAは水素
    (H)、メチル(CH3 )、またはハロゲンのいずれか
    1つであり、またBは前記脂環基であり、またml、n
    1は整数である。
  4. 【請求項4】 前記感光性樹脂は下記の構造を有するこ
    とを特徴とする請求項1記載の感光性樹脂。 【外2】 ここで、M1は下記の構造式で表される構造単位で、
    y、m2、n2は整数xである。 【外3】 但し、xは1乃至6いずれかの整数であり、またAは水
    素(H)、メチル(CH3 )、またはハロゲンのいずれ
    か1つであり、またBは脂環基であり、またm1、n1
    は整数である。またM2は下記の構造式で表される構造
    単位。 【外4】 但し、R1 は水素(H)、メチル基(CH3 )、あるい
    はハロゲンを表す。また、R2 は水素(H)、アルキル
    基を表す。またyは整数である。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4記載のいずれかの感光性
    樹脂組成物と、該感光性樹脂組成物を溶解せしめる溶媒
    とからなることを特徴とするレジスト組成物。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至4記載のいずれかの感光性
    樹脂組成物と、電磁波または荷電粒子の照射によって酸
    を発生する化合物と、該感光性樹脂組成物と該酸発生化
    合物とを溶解せしめる溶媒とからなることを特徴とする
    レジスト組成物。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至4記載の感光性樹脂組成物
    の少なくとも1つと、アルカリ可溶性樹脂と、該感光性
    樹脂組成物と該アルカリ可溶性樹脂とを溶解せしめる溶
    媒とからなることを特徴とするレジスト組成物。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のアルカリ可溶性樹脂がシ
    リコン含有ポリマーであることを特徴とするレジスト組
    成物。
  9. 【請求項9】 側鎖に脂環基を有するビニルモノマー部
    位とスルホニル部位からなる感光性樹脂を有するレジス
    トを基板に塗布する工程と、該基板上に塗布されたレジ
    ストを露光してパターンを形成する工程とを含むことを
    特徴とする半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 側鎖に脂環基を有するビニルモノマー
    部位とスルホニル部位からなる感光性樹脂を有するレジ
    ストを基板に塗布する工程と、該基板上に塗布されたレ
    ジストを露光してパターンを形成する工程とを含むこと
    を特徴とする露光用マスクの製造方法。
  11. 【請求項11】 側鎖に脂環基を有するビニルモノマー
    部位とスルホニル部位からなる感光性樹脂を有するレジ
    ストによって形成されるパターンを有する、半導体装
    置。
  12. 【請求項12】 側鎖に脂環基を有するビニルモノマー
    部位とスルホニル部位からなる感光性樹脂を有するレジ
    ストによって形成されるパターンを有する露光用マス
    ク。
  13. 【請求項13】 側鎖にアダマンチル基を有するビニル
    モノマー部位とスルホニル部位からなる感光性樹脂。
  14. 【請求項14】 前記ビニルモノマー部位のうち主鎖を
    構成し、且つスルホニル部位と結合する炭素がメチレン
    鎖と結合していることを特徴とする請求項1記載の感光
    性樹脂。
  15. 【請求項15】 前記感光性樹脂は下記の構造式を有す
    ることを特徴とする請求項13記載の感光性樹脂。 【外5】 但し、Xは1乃至6のいずれかの整数。またAはH、C
    H3、またはハロゲンのいずれか1つ。またBは下記の
    構造式であらわすことができる官能基。 【外6】 3 :炭素数1から3のアルキル基あるいは水素のいず
    れか1つ
  16. 【請求項16】 前記感光性樹脂は下記の構造を有する
    ことを特徴とする請求項13記載の感光性樹脂。 【外7】 ここで、M1は下記の構造式で表される構造単位。 【外8】 但し、Xは1乃至6のいずれかの整数。またAはH、C
    H3、またはハロゲン元素のいずれか1つ。またBは、
    下記の構造式であらわすことができる官能基。 【外9】 4 :炭素数1から3のアルキル基、あるいは水素のい
    ずれか1つ またM2は下記の構造式で表わされる構造単位。 【外10】 5 :水素あるいはメチル基あるいはハロゲンのいずれ
    か1つ R6 :水素あるいは炭素数1乃至8からなるアルキル基
    のいずれか1つ y:整数
  17. 【請求項17】 側鎖にアダマンチル基を有するビニル
    モノマー部位とスルホニル部位からなる感光性樹脂を溶
    解させたレジスト。
  18. 【請求項18】 光励起して酸を発生する酸発生剤を有
    することを特徴とする請求項17記載のレジスト。
  19. 【請求項19】 アルカリ可溶性樹脂を有することを特
    徴とする請求項17記載のレジスト。
  20. 【請求項20】 シリコン系ポリマーを有することを特
    徴とする請求項17記載のレジスト。
  21. 【請求項21】 側鎖にアダマンチル基を有するビニル
    モノマー部位とスルホニル部位からなる感光性樹脂を有
    するレジストを基板表面に塗布する工程と、該基板上に
    塗布されたレジストを露光してパターンを形成する工程
    とを含む半導体装置の製造方法。
  22. 【請求項22】 側鎖にアダマンチル基を有するビニル
    モノマー部位とスルホニル部位からなる感光性樹脂を有
    するレジストを基板塗布する工程と、該基板上に塗布さ
    れたレジストを露光してパターンを形成する工程とを含
    む露光用マスクの製造方法。
  23. 【請求項23】 側鎖にアダマンチル基を有するビニル
    モノマー部位とスルホニル部位からなる感光性樹脂を有
    するレジストによって形成されるパターンを有する、半
    導体装置。
  24. 【請求項24】 側鎖にアダマンチル基を有するビニル
    モノマー部位とスルホニル部位からなる感光性樹脂を有
    するレジストによって形成されるパターンを有する露光
    用マスク。
  25. 【請求項25】 請求項1あるいは13のいずれか1項
    記載の感光性樹脂を有するレジストを用いて像のコント
    ラストが互いに異なる複数のパターンを有するマスクの
    パターンの像でレジストを露光する露光方法であって、
    前記マスクのパターンのうち像のコントラストが低いパ
    ターンの像の形成位置を該コントラストが低いパターン
    の像よりもコントラストが高い像によって露光すること
    により、前記コントラストが低いパターンに関する露光
    量分布のコントラストを向上させることを特徴とする露
    光方法。
  26. 【請求項26】 請求項1あるいは13のいずれか1項
    記載の感光性樹脂を有するレジストを用いてある放射線
    を用いてマスクのパターンの像でレジストを露光する露
    光方法であって、前記放射線と波長が同じ放射線で前記
    パターンの像よりもコントラストが高い像を形成し、こ
    のコントラストが高い像で前記レジストの前記パターン
    の像の形成位置を露光することにより、前記レジストの
    前記パターンに関する露光量分布のコントラストを向上
    させることを特徴とする露光方法。
  27. 【請求項27】 請求項1あるいは13のいずれか1項
    記載の感光性樹脂を有するレジストを用いてマスクのパ
    ターンの像でレジストを露光する露光方法であって、前
    記マスクを用いないで前記パターンの像よりもコントラ
    ストが高い像を形成し、このコントラストが高い像によ
    って前記レジストの前記パターンの像の形成位置を露光
    することにより、前記レジストの前記パターンに関する
    露光量分布のコントラストを向上させることを特徴とす
    る露光方法。
  28. 【請求項28】 請求項1あるいは13のいずれか1項
    記載の感光性樹脂を有するレジストを用いて2光束の干
    渉等により形成した周期パターンで露光を行う周期パタ
    ーン露光と使用する露光装置の分解能以下の線幅のパタ
    ーンを有するマスクを用いて通常の露光を行う通常露光
    とによって同一の露光波長で二重露光を行うことを特徴
    とする露光方法。
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