JP2001051418A - 感光性樹脂及び該感光性樹脂を用いたレジスト組成物、並びに該レジスト組成物を用いた半導体装置・露光用マスクの製造方法及び該方法により製造された半導体装置・露光用マスク - Google Patents

感光性樹脂及び該感光性樹脂を用いたレジスト組成物、並びに該レジスト組成物を用いた半導体装置・露光用マスクの製造方法及び該方法により製造された半導体装置・露光用マスク

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JP2001051418A
JP2001051418A JP11221869A JP22186999A JP2001051418A JP 2001051418 A JP2001051418 A JP 2001051418A JP 11221869 A JP11221869 A JP 11221869A JP 22186999 A JP22186999 A JP 22186999A JP 2001051418 A JP2001051418 A JP 2001051418A
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photosensitive resin
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JP11221869A
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Minoru Matsuda
實 松田
Keita Sakai
啓太 酒井
Hiroshi Maehara
広 前原
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アルカリ溶液に対する溶解度が高く、露光光
に対する高い透過率と良好なドライエッチング耐性を併
せ持ち、現像時にレジストが剥がれず基板密着性の高い
感光性樹脂を提供する。 【解決手段】 側鎖にラクトン部分を有するビニルモノ
マー部位と、側鎖に脂環式炭化水素基を有するビニルモ
ノマー部位と、スルホニル部位からなる感光性樹脂。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高感度、高解像度
の性能を有する感光性樹脂、また該感光性樹脂を使用し
たレジスト、該レジストを用いて形成されるパターン、
あるいは、パターン形成方法、更には該パターン形成方
法によって製造されるデバイスに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、集積回路、表示素子等の半導体素
子において,あるいは露光用マスク等において微細加工
が進み、パターン線幅が縮小される傾向にある。微細加
工には、露光光として近紫外光から遠紫外光の光が用い
られているが、これらの光の波長領域(600〜300
nm)で加工が行われている。
【0003】しかしながら現在線幅の縮小化に限界が近
づきつつあり、線幅の更なる縮小化のために露光光とし
て更なる短波長の光を用いようとしている。そして近
年、露光光源として波長248nmのKrFエキシマレ
ーザあるいは波長193nmのArFエキシマレーザを
用いたリソグラフィ技術の開発が推し進められている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この様な露光波長の短
波長化に伴い、レジストの特性として露光光に対して高
い透過率とパターンの高い解像性能が要求されている。
また特開平5−80515号公報や特開平5−2652
12号公報にはレジストに関する開示がされている。
【0005】特開平5−80515号公報では、2−ノ
ルボルネン2−置換体とアクリル酸エステルとの共重合
体からなるレジストが開示されている。しかしながら該
公報で開示される2−ノルボルネン2−置換体はシアノ
基(CN)を有しており有毒である。また、該共重合体
がアルカリ現像可能となる原因は、側鎖がヒドロキシ化
されることによるものであり、アルカリ溶液に対して溶
解度が低いという問題があった。
【0006】また、特開平5−265212号公報で
は、アダマンタン骨格を側鎖に有する共重合体からなる
レジストが開示されている。しかしながら該公報で開示
される共重合体も、アルカリ現像において、高分子量体
であるためにアルカリ溶液に対して溶解度が低い。
【0007】上記課題を解決するために、特願平10−
24367号において、例えば次式に示すような、耐ド
ライエッチング性と透明性を向上する為の脂環式基を有
する部位、酸の存在下で解裂し現像液に対する溶解性を
向上する部位および溶剤に対する溶解性を向上する部位
をそれぞれ有するポリマーを使用することによって前記
問題を解決することが提案されている。
【0008】
【化4】
【0009】
【課題を解決するための手段】よって本発明は、側鎖に
ラクトン部分を有するビニルモノマー部位と、側鎖に脂
環式炭化水素基を有するビニルモノマー部位と、スルホ
ニル部位からなる、感光性樹脂を提供する。
【0010】また本発明は、側鎖にラクトン部分を有す
るビニルモノマー部位と、側鎖に脂環式炭化水素基を有
するビニルモノマー部位と、スルホニル部位からなる感
光性樹脂を有するレジスト組成物を提供する。
【0011】また本発明は、側鎖にラクトン部分を有す
るビニルモノマー部位と、側鎖に脂環式炭化水素基を有
するビニルモノマー部位と、スルホニル部位からなる感
光牲樹脂を有するレジスト組成物を用いて作成される半
導体装置の製造方法を提供する。
【0012】また本発明は、側鎖にラクトン部分を有す
るビニルモノマー部位と、側鎖に脂環式炭化水素基を有
するビニルモノマー部位と、スルホニル部位からなる感
光性樹脂を有するレジスト組成物を用いて作成される露
光用マスクの製造方法を提供する。
【0013】また本発明は、側鎖にラクトン部分を有す
るビニルモノマー部位と、側鎖に脂環式炭化水素基を有
するビニルモノマー部位と、スルホニル部位からなる感
光性樹脂を有するレジスト組成物を用いて製造される半
導体装置を提供する。
【0014】また本発明は,側鎖にラクトン部分を有す
るビニルモノマー部位と、側鎖に脂環式炭化水素基を有
するビニルモノマー部位と、スルホニル部位からなる感
光性樹脂を有するレジスト組成物を用いて製造される露
光用マスクを提供する。
【0015】本発明の感光性樹脂は、露光時にビニルモ
ノマー部位とスルホニル部位との間の結合が切断され、
低分子量化されるため、アルカリ溶液に対する溶解度が
飛躍的に高くなる。そのため本発明の感光性樹脂を用い
て作製されるレジストは露光光に対する感度が高く、高
精度にパターンを形成することが可能である。更に露光
領域の現像液への溶解度が高いため、短時間にパターン
を現像することができる。
【0016】また本発明の感光性樹脂は、脂環式炭化水
素基を側鎖に有しているため、露光光に対する高い透過
率と良好なドライエッチング耐性を併せ持つ。
【0017】また本発明の感光性樹脂は、極性の高いラ
クトン部分を側鎖に有しているため、脂環式炭化水素基
を用いた樹脂であっても、現像時にレジストが剥がれな
い、基板密着性の高い特性を有する。
【0018】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)本発明の第
1の実施の形態が示す感光性樹脂は、側鎖にラクトン部
分を有するビニルモノマー部位と、側鎖に脂環式炭化水
素基を有するビニルモノマー部位と、スルホニル部位か
らなる、下記の構造式で表される感光性樹脂である。
【0019】
【化5】 ここで、m1,m2,m3は整数。M1は下記の構造式
にて表されるビニルモノマー部位であり、側鎖のカルボ
キシル基の保護基としてラクトン構造を有する。
【0020】
【化6】 但し、xは整数で、1乃至6のいずれかが好ましい。A
は水素(H)、メチル基(CH3)、あるいはハロゲン
基を表す。nは1乃至4の整数であり、Rは水素あるい
は任意のアルキル基,アルコキシル基,アルコキシカル
ボニル基であり、エステル結合している2位を除く任意
の位置に結合できる。
【0021】また、M2は下記の構造式にて表されるビ
ニルモノマー部位であり、側鎖のカルボキシル基に脂環
式炭化水素基を含む構造体が結合している。
【0022】
【化7】 但し、yは整数で、1乃至6のいずれかが好ましい。ま
たBは水素(H)、メチル(CH3)、またはハロゲン
元素のいずれか1つ。またDは脂環式炭化水素基を含む
構造体である。
【0023】以下に脂環式炭化水素基を含む構造体の具
体例を示すが、本発明がこれに限定されるものではな
い。
【0024】
【化8】
【0025】また本発明の感光性樹脂は、前記ビニルモ
ノマーとスルホニル部位を与える二酸化硫黄との共重合
反応によって得ることのできる共重合体である。得られ
る共重合体の重量平均分子量は、共重合体の合成時にお
ける開始剤の量や重合温度や各モノマーの仕込量を調節
することで変えることができる。また得られる共重合体
の重量平均分子量は数百から数百万のオーダーである
が、数万から数百万のオーダーであることがより好まし
い。
【0026】また、本発明の感光性樹脂を露光する露光
光としては、遠紫外光、真空紫外光を含む紫外光を挙げ
ることができる。また、より具体的にはKrFエキシマ
レーザ,ArFエキシマレーザ,F2エキシマレーザ等
を好ましい露光光として挙げることができる。また更
に、X線等を含む電磁波,または電子線,イオンビーム
等の荷電粒子等も露光光として好ましく用いることがで
きる。
【0027】そして本発明の感光性樹脂は前記露光光に
よって主鎖を構成するビニルモノマー部位とスルホニル
部位との結合部分(切断点)が切断され低分子量体とな
る。低分子量化された感光性樹脂は、有機溶媒、例えば
メチルイソアミルケトンやメチルイソアミルケトンと2
−ペンタノンの混合溶媒に対する溶解度が露光前の高分
子量体の溶解度に比べて飛躍的に向上する。
【0028】また本発明の感光性樹脂は、合成時の二酸
化硫黄の仕込量を調整することで主鎖の切断点の数を制
御することができる。よって露光後の低分子量体の溶解
度を合成時に予め制御することができる。
【0029】また、本発明で用いられるビニルモノマー
と二酸化硫黄とは容易に共重合するが、これは各モノマ
ーの電子状態が互いにホストゲストの関係にあるために
共重合し易いことを意味する。また本発明の共重合体は
この性質を利用して交互共重合体とすることもできる。
本発明で得られる交互共重合体は、前述した切断点を主
鎖内に多数有するので露光に対する感度が高く露光後の
溶解性が非常に高い。
【0030】また、本発明の感光性樹脂は、芳香環等の
不飽和結合を有していない。そのため露光光としてi
線,KrFエキシマレーザ,ArFエキシマレーザに対
して高い透過性を示す。また、X線等の電磁波や電子
線、イオンビーム等の荷電粒子に対する透過性も良好で
ある。
【0031】また、本発明の感光性樹脂は、極性の高い
ラクトン部分を側鎖に有しているため、脂環式炭化水素
基を有する樹脂に生じやすい剥がれの問題が解決されて
いる。つまり、高いアスペクト比のパターンであっても
現像時にレジストが剥がれず、基板密着性の高い特性を
有する。
【0032】(第2の実施の形態)本発明の第2の実施
の形態は、第1の実施の形態で説明した感光性樹脂を用
いて作成されたレジスト組成物である。レジスト組成物
は、第1の実施の形態で説明した感光性樹脂が溶媒に溶
解した溶液から構成されている。レジスト中の感光性樹
脂の濃度は、基板上に塗布する場合の所望の膜厚をもと
に調整されることが好ましく、具体的には、重量百分率
で1wt%から50wt%、望ましくは3wt%から3
0wt%程度が望ましい。
【0033】また、本発明に用いられる溶媒としては、
例えば、メチルセロソルブ,エチルセロソルブ,ブチル
セロソルブ等のアルコキシエタノール類、メチルセロソ
ルブアセテート,エチルセロソルブアセテート,ブチル
セロソルブアセテート等の酢酸セロソルブ類,プロピレ
ングリコールモノメチルエーテルアセテート等のプロピ
レングリコールアセテート類,乳酸エチル等の乳酸エス
テル類,メチルエチルケトン,2−ペンタノン,メチル
イソブチルケトン,メチルイソアミルケトン等の脂肪族
ケトン類,シクロヘキサノン、N−メチルピロリドン等
の脂環式ケトン類,ベンゼン,トルエン,キシレン,ク
ロロベンゼン等の芳香族化合物類等を挙げることができ
るが、これら溶媒のうち1種を単独で用いてもよいし、
あるいは複数種を混合して使用してもよい。
【0034】また、それらの溶媒への溶解度や蒸気圧を
コントロールする目的でメチルアルコール,エチルアル
コール,n−プロピルアルコール,イソプロピルアルコ
ール等のアルコール類,ペンタン,ヘキサン,ヘプタ
ン,オクタン等の脂肪族炭化水素類,シクロペンタノ
ン、シクロヘキサン等の脂環式化合物等と混合してもよ
い。
【0035】また、本発明のレジストには、レジスト性
能を調整するための様々な材料を添加することができ
る。たとえば、基板への塗布特性を制御する目的でアニ
オン系、カチオン系、両性または無極性の界面活性剤
を、あるいはフッ素系の界面活性剤等を添加してもよ
い。また、更にレジストの保存安定性を向上する目的
で、フェノール,クレゾール,メトキシフェノール,
2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール等のモノフェ
ノール系化合物,2,2’−メチレンビス(4−メチル
−6−t−ブチルフェノール)等のビスフェノール系化
合物,1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキ
シ−5−t−ブチルフェニル)ブタン等の高分子型フェ
ノール系化合物,ジラウリル−3,3’−チオジプロピ
オネート等の硫黄系酸化防止剤,トリフェニルホスファ
イト等のリン系酸化防止剤,ソルビン酸、エリソルビン
酸,クエン酸イソプロピル,ノルジヒドログアヤレチッ
ク酸等の酸化防止剤を添加してもよい。
【0036】また、本発明のレジストは、本発明の感光
性樹脂と併用して、ドライエッチング耐性を上げるため
に例えば別種の樹脂がフレンドされたものでもよい。本
発明に用いられる別種の樹脂として例えば(1)に示さ
れるノボラック樹脂や(2)に示されるポリビニルフェ
ノール等のアルカリ可溶性樹脂を挙げることができる。
またその他のアルカリ可溶性樹脂としてポリグルタルア
ルデヒドやセルロース誘導体等の脂環基を有するアルカ
リ可溶性樹脂を挙げることができる。
【0037】
【化9】
【0038】このとき露光に使用する電磁波や荷電粒子
の種類に応じて上述したアルカリ可溶性樹脂の種類を決
めることが好ましい。
【0039】具体的には露光光として紫外光やX線等の
電磁波あるいは電子線やイオンビーム等の荷電粒子を用
いる場合に上述したアルカリ可溶性樹脂を本発明のレジ
スト中に好ましくブレンドすることができる。
【0040】また、KrFエキシマレーザを露光光とし
て用いる場合は、ポリビニルフェノール,ポリグルタル
アルデヒド,そしてセルロース誘導体等のアルカリ可溶
性樹脂を本発明のレジスト中にブレンドすることが好ま
しい。
【0041】またArFエキシマレーザを露光光として
用いる場合はポリグルタルアルデヒドやセルロース誘導
体等の脂環式炭化水素基を有するアルカリ可溶性樹脂を
本発明のレジスト中にブレンドすることが好ましい。
【0042】またノボラック樹脂(1)やポリビニルフ
ェノール(2)以外に、本発明のレジスト中にブレンド
されるその他の樹脂の例として、アルカリ可溶性のシリ
コン含有ポリマーを挙げることができる。本発明で用い
られるアルカリ可溶性のシリコン含有ポリマーとして
は、例えば次式に示すようなラダー型のシロキサンポリ
マーがある。
【0043】
【化10】
【0044】このように、本発明のレジストはシリコン
含有ポリマーと組み合わせることで多層レジストとして
使用することができる。
【0045】以上述べたように本発明のレジストは本発
明の感光性樹脂を単独で使用したり、アルカリ可溶性樹
脂と組み合わせて用いたり、アルカリ可溶性樹脂の中で
も特にシリコン含有ポリマーと組み合わせることで多層
レジストとして用いることができる。
【0046】(第3の実施の形態)本発明の第3の実施
の形態が示す感光性樹脂は、側鎖にラクトン部分を有す
るビニルモノマー部位と、側鎖に脂環式炭化水素基を有
するビニルモノマー部位と、スルホニル部位からなる、
下記の構造式で表される感光性樹脂である。
【0047】
【化11】 ここで、m1,m2,m3は整数。M1は下記の構造式
にて表されるビニルモノマー部位であり、側鎖のカルボ
キシル基の保護基としてラクトン構造を有する。
【0048】
【化12】 但し、xは整数で、1乃至6のいずれかが好ましい。A
は水素(H)、メチル基(CH3)、あるいはハロゲン
基を表す。nは1乃至4の整数であり、Rは水素あるい
は任意のアルキル基,アルコキシル基,アルコキシカル
ボニル基であり、エステル結合している2位を除く任意
の位置に結合できる。
【0049】また、M2は下記の構造式にて表されるビ
ニルモノマー部位であり、側鎖のカルボキシル基に脂環
式炭化水素基を含む構造体が結合している。
【0050】
【化13】 但し、yは整数で、1乃至6のいずれかが好ましい。ま
たBは水素(H)、メチル(CH3)、またはハロゲン
元素のいずれか1つ。またDは脂環式炭化水素基を含む
構造体である。
【0051】本実施の形態において、第1の実施の形態
と比較して特徴的な点は、脂環式炭化水素基を含む構造
体が、酸の存在下で反応し、樹脂のアルカリ現像液に対
する溶解性が高まる点である。
【0052】以下に本実施の形態における脂環式炭化水
素基を含む官能基の具体例を示すが、本発明がこれに限
定されるものではない。
【0053】
【化14】
【0054】また本発明の感光性樹脂は、上記ビニルモ
ノマーとスルホニル部位を与える二酸化硫黄との共重合
反応によって得ることのできる共重合体である。得られ
る共重合体の重量平均分子量は、共重合体の合成時にお
ける開始剤の量や共重合温度や各モノマーの仕込量を調
節することで変えることができる。また得られる共重合
体の重量平均分子量は数百から数百万のオーダーである
が、数万から数百万のオーダーであることがより好まし
い。
【0055】また、本発明の感光性樹脂を露光する露光
光としては、遠紫外光、真空紫外光を含む紫外光を挙げ
ることができる。また、より具体的には、KrFエキシ
マレーザ、ArFエキシマレーザ、F2エキシマレーザ
等を好ましい露光光として挙げることができる。また更
に、X線等を含む電磁波、または電子線、イオンビーム
等の荷電粒子等も露光光として好ましく用いることがで
きる。
【0056】そして本発明の感光性樹脂は上記露光光に
よって主鎖を構成するビニルモノマー部位とスルホニル
部位との結合部分(切断点)が切断され低分子量体とな
る。低分子量化された感光性樹脂は、アルカリ溶液に対
する溶解度が露光前の高分子量体の溶解度に比べて飛躍
的に向上する。
【0057】また本発明の感光性樹脂は、合成時の二酸
化硫黄の仕込量を調整することで主鎖の切断点の数を制
御することができる。よって露光後の低分子量体の溶解
度を合成時に予め制御することができる。
【0058】また、本発明で用いられるビニルモノマー
と二酸化硫黄とは容易に共重合するが、これは各モノマ
ーの電子状態が互いにホストゲストの関係にあるために
共重合し易いことを意味する。また本発明の共重合体は
この性質を利用して交互共重合体とすることもできる。
本発明で得られる交互共重合体は、前述した切断点を主
鎖内に多数有するので露光に対する感度が高く露光後の
溶解性が非常に高い。
【0059】また、本発明の感光性樹脂は、芳香環等の
不飽和結合を有していない。そのため露光光としてi
線、KrFエキシマレーザ、ArFエキシマレーザ、X
線等の電磁波や電子線、イオンビーム等の荷電粒子に対
して高い透過性を示す。
【0060】また、本発明の感光性樹脂は、極性の高い
ラクトン部分を側鎖に有しているため、脂環式炭化水素
基を用いた樹脂であっても、現像時にレジストが剥がれ
ない、基板密着性の高い特性を有する。
【0061】(第4の実施の形態)本発明の第4の実施
の形態は、第3の実施の形態で説明した感光性樹脂を用
いて作成されたレジスト組成物である。レジスト組成物
は第3の実施の形態で説明した感光性樹脂が溶媒に溶解
した溶液から構成されている。レジスト組成物中の感光
性樹脂の濃度は基板上に塗布する場合の所望の膜厚をも
とに調整されることが好ましく、具体的には、重量百分
率で1wt%から50wt%,望ましくは3wt%から
30wt%程度が望ましい。
【0062】また、本発明に用いられる溶媒としては、
例えば、メチルセロソルブ,エチルセロソルブ,ブチル
セロソルブ等のアルコキシエタノール類,メチルセロソ
ルブアセテート,エチルセロソルブアセテート,ブチル
セロソルブアセテート等の酢酸セロソルブ類,プロピレ
ングリコールモノメチルエチルアセテート等のプロピレ
ングリコールアセテート類,乳酸エチル等の乳酸エステ
ル類,メチルエチルケトン,2−ペンタノン,メチルイ
ソブチルケトン,メチルイソアミルケトン等の脂肪族ケ
トン類,シクロヘキサノン,N−メチルピロリドン等の
脂環式ケトン類,ベンゼン,トルエン,キシレン,クロ
ロベンゼン等の芳香族化合物類等を挙げることができる
が、これら溶媒のうち1種を単独で用いてもよいし、あ
るいは複数種を混合して使用してもよい。
【0063】また、それらの溶媒への溶解度や蒸気圧を
コントロールする目的でメチルアルコール,エチルアル
コール,n−プロピルアルコール,イソプロピルアルコ
ール等のアルコール類,ペンタン,ヘキサン,ヘプタ
ン,オクタン等の脂肪族炭化水素類,シクロペンタノ
ン、シクロヘキサン等の脂環式化合物等と混合してもよ
い。
【0064】また、本発明のレジストには、レジスト性
能を調整するための様々な材料を添加することができ
る。たとえば、基板への塗布特性を制御する目的でアニ
オン系,カチオン系,両性若しくは無極性の界面活性剤
を、あるいはフッ素系の界面活性剤等を添加してもよ
い。また,更にレジストの保存安定性を向上する目的
で、フェノール,クレゾール、メトキシフェノール、
2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール等のモノフェ
ノール系化合物,2,2’−メチレンビス(4−メチル
−6−t−ブチルフェノール)等のビスフェノール系化
合物,1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキ
シ−5−t−ブチルフェニル)ブタン等の高分子型フェ
ノール系化合物,ジラウリル−3,3’−チオジプロピ
オネート等の硫黄系酸化防止剤,トリフェニルホスファ
イト等のリン系酸化防止剤,ソルビン酸、エリソルビン
酸,クエン酸イソプロピル,ノルジヒドログアヤレチッ
ク酸等の酸化防止剤を添加してもよい。
【0065】また、本発明のレジストは、本発明の第3
の実施の形態で示した感光性樹脂によって構成されてい
るため、本発明の第3の実施の形態で示した露光光に対
して感度が高く、かつ透過率も高い。
【0066】また、本発明のレジストは、露光後のアル
カリ現像液に対する溶解性が高く、現像時間を短縮する
ことができる。
【0067】また、本発明のレジストは、光酸発生剤を
併用することで、化学増幅型のレジストとしても用いる
ことができる。本発明のレジストに含まれる感光性樹脂
は、ビニルモノマー部位の側鎖に、酸の存在下で反応
し、アルカリ現像液に対する溶解性が高まる官能基をも
つ。露光により光酸発生剤から発生した酸によって前記
官能基は反応し、本発明の感光性樹脂はアルカリ溶液に
対して可溶化する。
【0068】また、光酸発生剤は電磁波または荷電粒子
等により酸を発生する。本発明で用いる好適な光酸発生
剤は、例えば(3)に示すトリフェニルスルフォニウム
トリフルオロメタンスルフォネート等のスルフォニウム
塩,(4)に示すジフェニルヨードニウムヘキサフルオ
ロアンチモネート等のヨードニウム塩等である。
【0069】
【化15】
【0070】光酸発生剤は単独で用いてもよいし、或い
は複数の光酸発生剤を組み合わせて使用してもよい。ま
た本発明で用いられる光酸発生剤の添加量は重量百分率
で0.1wt%から20wt%,好ましくは1wt%か
ら10wt%程度が好適である。
【0071】また、本発明のレジストは、本発明の感光
性樹脂と併用して、ドライエッチング耐性を上げるため
に例えば別種の樹脂がブレンドされたものでもよい。本
発明に用いられる別種の樹脂として例えば(5)に示さ
れるノボラック樹脂や(6)に示されるポリビニルフェ
ノール等のアルカリ可溶性樹脂を挙げることができる。
またその他のアルカリ可溶性樹脂としてポリグルタルア
ルデヒドやセルロース誘導体等の脂環式炭化水素基を有
するアルカリ可溶性樹脂を挙げることができる。
【0072】
【化16】
【0073】このとき露光に使用する電磁波や荷電粒子
の種類に応じて上述したアルカリ可溶性樹脂の種類を決
めることが好ましい。
【0074】具体的には露光光として紫外光やX線等の
電磁波あるいは電子線やイオンビーム等の荷電粒子を用
いる場合に上述したアルカリ可溶性樹脂を本発明のレジ
スト中に好ましくブレンドすることができる。
【0075】また、KrFエキシマレーザを露光光とし
て用いる場合は、ポリビニルフェノール、ポリグルタル
アルデヒド、そしてセルロース誘導体等のアルカリ可溶
性樹脂を本発明のレジスト中にブレンドすることが好ま
しい。
【0076】またArFエキシマレーザを露光光として
用いる場合はポリグルタルアルデヒドやセルロース誘導
体等の脂環基を有するアルカリ可溶性樹脂を本発明のレ
ジスト中にブレンドすることが好ましい。
【0077】またノボラック樹脂(5)やポリビニルフ
ェノール(6)以外に、本発明のレジスト中にブレンド
されるその他の樹脂の例として、アルカリ可溶性のシリ
コン含有ポリマーを挙げることができる。本発明で用い
られるアルカリ可溶性のシリコン含有ポリマーとして
は、例えば下式に示すようなラダー型のシロキサンポリ
マーがある。
【0078】
【化17】
【0079】このように、本発明のレジストはシリコン
含有ポリマーと組み合わせることで多層レジストとして
使用することができる。
【0080】以上述べたように本発明のレジストは本発
明の感光性樹脂を単独で使用したり光酸発生剤と組み合
わせることで化学増幅型レジストとして用いたりアルカ
リ可溶性樹脂と組み合わせて用いたり、アルカリ可溶性
樹脂の中でも特にシリコン含有ポリマーと組み合わせる
ことで多層レジストとして用いることができる。また、
光酸発生剤と、アルカリ可溶性樹脂のうち少なくとも1
種とを、本発明のレジストと共に用いたり、あるいはア
ルカリ可溶性樹脂のうち少なくとも2種を本発明のレジ
ストに加えて用いてもよい。
【0081】(第5の実施の形態)第5の実施の形態で
は、本発明のレジストを用いて形成されたパターンを説
明する。パターンの形成工程は大別して基板上にレジス
トを塗布する塗布工程と、塗布されたレジストを露光し
てパターンを形成する工程とに分かれる。
【0082】塗布工程には主としてスピンコーティング
が用いられるが、スピンコート時にレジストが短時間で
均一に広がることが好ましい。本発明のレジストはスピ
ンコート時に短時間で均一に広がるだけでなく、薄い膜
厚で均一に基板上に広がる。そのため本発明のレジスト
は露光工程においてArF、KrFエキシマレーザ等の
短波長の光に対して好ましく用いることができる。
【0083】露光工程では、パターン像が形成されてい
るマスクを介して露光光をレジスト上に照射する。この
とき露光するレジストの位置を逐次移動させるステップ
アンドリピート方式が特に好ましい。次いで露光された
レジスト部分を現像液によって除去することでパターン
を得る。
【0084】本発明のレジストは,X線、KrFエキシ
マレーザ、ArFエキシマレーザ等の電磁波、あるいは
電子線、イオンビーム等の荷電粒子のいずれを露光光と
して用いても高感度、高解像度で、焦点深度に優れてお
り、本発明のレジストを用いて得られるパターンは、い
ずれの露光光を用いても良好に形成される。
【0085】このとき得られるパターンは0.25μm
ラインアンドスペースパターンで0.8μm、また0.
18μmラインアンドスペースパターンで0.5μmの
フォーカス余裕度を有している。
【0086】また、本発明のレジストを用いて得られる
パターンのアスペクト比は、最大7まで可能である。
【0087】また、本発明のレジストを塗布する基板の
材質は絶縁材料、導電材料、あるいは半導体材料のいず
れでもよい。
【0088】具体的には、絶縁材料としては酸化シリコ
ン、PSG、BPSGや窒化シリコン等のシリコン系材
料や酸化アルミニウム等の酸化物材料やポリイミド、ポ
リアミド等の有機絶縁体材料等を例として挙げることが
できるが、本発明のレジストはいずれの絶縁材料上にも
塗布することができる。
【0089】また、導電材料としては銅,アルミニウ
ム,タングステン,クロム,チタン,鉄等の金属や、あ
るいは上記金属を少なくとも1つ含む合金や、あるいは
有機導電体材料等を例として挙げることができるが、本
発明のレジストはいずれの導電材料上にも塗布すること
ができる。
【0090】また、半導体材料としてはシリコン、ガリ
ウム砒素等を例として挙げることができるが、本発明の
レジストはいずれの半導体材料の上にも塗布することが
できる。
【0091】また、石英、蛍石、水晶などの光学部品上
に対しても良好に塗布することができる。
【0092】また、本発明のレジストを用いてパターン
を形成することでIC,LSI,CCD,光電変換装置
等の半導体装置、あるいはディスプレイ用基板やあるい
は露光用のマスク等を作製することができる。
【0093】
【実施例】次に実施例により本発明をさらに詳細に説明
するが、本発明はこれらの例によって何ら制限されるも
のではない。
【0094】<実施例1> (ラクトン部分を側鎖に有するビニルモノマーの合成)
3つ口フラスコに滴下ロート、塩化カルシウム管、窒素
導入管を付け、系内を窒素置換する。スターラーバー、
乾燥塩化メチレン、2−ヒドロキシ−γブチロラクト
ン、乾燥トリエチルアミンを導入し、窒素雰囲気下0℃
で撹拌する。あらかじめ滴下ロートに入れておいた3−
ブテン酸クロリドを滴下し、その後室温で撹拌する。反
応終了後、放冷し水を加えてエーテルで抽出する。飽和
塩化ナトリウム水溶液で洗った後、硫酸マグネシウムで
乾燥し、減圧蒸留によって抽出物を精製し、(7)に示
す化合物を得る。
【0095】
【化18】
【0096】(アダマンチル基を側鎖に有するビニルモ
ノマーの合成)ディーン・シュタルクトラップ冷却管を
備えたフラスコ中に、アリール酢酸、2−メチル−2ア
ダマンタノールのトルエン溶液を充填し、撹拌しながら
油浴中で沸点に保つ。溶液中に三フッ化ホウ素ジエチル
エーテル酢酸を加え、トラップ中の水の増加が起こらな
くなるまで溶液を環流させ反応を継続する。反応終了
後、放冷し水を加えてエーテルで抽出する。飽和塩化ナ
トリウム水溶液で洗った後、硫酸マグネシウムで乾燥
し、減圧蒸留によって抽出物を精製し、(8)に示す化
合物を得る。
【0097】
【化19】
【0098】(ラクトン部分を側鎖に有するビニルモノ
マーと、アダマンチル基を側鎖に有するビニルモノマー
と、二酸化硫黄との共重合体の合成)合成したビニルモ
ノマー(7)と(8)および二酸化硫黄を、ラジカル重
合によって共重合し、本発明の感光性樹脂(9)を得
た。
【0099】
【化20】
【0100】共重合体中に含まれる二酸化硫黄の共重合
比は、元素分析、IR、NMR、ESCAから計算する
と1%〜50%の範囲である。数平均分子量はGPC計
測により、5万〜100万である(ポリスチレン標準に
換算)。又、IR(KBr法)で測定したところ、炭素
と共重合するスルフォニル基由来のするどいピークが2
本それぞれ1100〜1180cm-1の帯域と1300
〜1380cm-1の帯域において確認できた。
【0101】<実施例2> (レジスト1の調整)実施例1で得られた共重合体をシ
クロヘキサノンに溶解させ、共重合体濃度5重量%の溶
液を調整した。次いで溶液を孔径(ポアサイズ)0.1
μmのフィルタで濾過することで、本発明のレジスト1
を得た。
【0102】<実施例3> (レジスト2の調整)光酸発生剤として、トリフェニル
スルフォニウムヘキサフルオロアンチモネートを0.2
5g、実施例1で得られたポリマー5gをシクロヘキサ
ノン100gに溶解させ、得られた溶液を0.1μmの
フィルタで濾過することで、本発明のレジスト2を得
た。
【0103】<実施例4> (レジスト3の調整)クレゾールノボラック樹脂30g
と実施例1で得られたポリマー1.5gを100mlの
シクロヘキサノンに溶解させ、得られた溶液を0.1μ
mのフィルタで濾過することで、本発明のレジスト3を
得た。
【0104】<実施例5> (レジスト4の調整)光酸発生剤として、トリフェニル
スルフォニウムヘキサフルオロアンチモネートを0.0
8g、ポリビニルフェノール30g、実施例1で得られ
たポリマー1.5gを100mlのシクロヘキサノンに
溶解させ、得られた溶液を0.1μmのフィルタで濾過
することで、本発明のレジスト4を得た。
【0105】<実施例6> (レジスト5の調整)脂環式炭化水素基を有するポリマ
ーであるポリグルタルアルデヒド30gと実施例1で得
られたポリマー1.5gを100mlのシクロヘキサノ
ンに溶解させ、得られた溶液を0.1μmのフィルタで
濾過することで、本発明のレジスト5を得た。
【0106】<実施例7> (レジスト6の調整)光酸発生剤として、トリフェニル
スルフォニウムヘキサフルオロアンチモネートを0.0
8g、脂環式炭化水素墓を有するポリマーであるエチル
セルロース30g、実施例1で得られたポリマー1.5
gを80mlのシクロヘキサノンと20mlのメチルイ
ソブチルケトンの混合溶媒に溶解させ、得られた溶液を
0.1μmのフィルタで濾過することで、本発明のレジ
スト6を得た。
【0107】<実施例8> (レジスト7の調整)光酸発生剤として、トリフェニル
スルフォニウムヘキサフルオロアンチモネートを0.0
8g、アルカリ可溶性のシリコン元素を有するポリマー
であるポリパラヒドロキシシルセスキオキサン30g、
実施例1で得られたポリマー1.5gを80mlのシク
ロヘキサノンと20mlのメチルイソブチルケトンの混
合溶媒に溶解させ、得られた溶液を0.1μmのフィル
タで濾過することで、本発明のレジスト7を得た。
【0108】<実施例9> (比較用レジストの合成)本発明のレジストに対する比
較用のレジストを合成した。感光性樹脂としてポリメチ
ルイソプロペニルケトンを溶媒であるエチルセロソルブ
に5重量%溶解させ、パラメトキシ安息香酸をエチルセ
ロソルブに対し0.05重量%溶解させ、得られた溶液
を0.1μmのフィルタで濾過することで、比較用レジ
ストを得た。
【0109】<実施例10> (パターン1の形成)レジスト2をシリコンウエハ上に
1.0μmの膜厚にスピンコートした。次いでg線を露
光光としてレジスト2膜上に描画し、2.38%のテト
ラメチルアンモニウムヒドロキシド水溶液にて現像し、
0.4μmのパターンを得た。
【0110】<実施例11> (パターン2の形成)レジスト2をシリコンウエハ上に
1.0μmの膜厚にスピンコートした。次いでi線を露
光光としてレジスト2膜上に描画し、2.38%のテト
ラメチルアンモニウムヒドロキシド水溶液にて現像し、
0.28μmのパターンを得た。
【0111】<実施例12> (パターン3の形成)レジスト1乃至6および比較用レ
ジストをそれぞれシリコンウエハ上に0.4μmの膜厚
にスピンコートする。次いで、X線露光装置を用いて、
X線マスクを通してマスク上のタンタルパターンをレジ
スト上に転写した後、パドル式の現像装置を用いて現
像、リンス、スピンドライ乾燥を行うことによって、
0.15μmのパターンを得た。
【0112】ここで、現像液として、レジスト1にはメ
チルイソアミルケトンを、レジスト2乃至6および比較
用レジストに対しては、2.38%テトラメチルアンモ
ニウムヒドロキシド水溶液を用いた。
【0113】<実施例13> (パターン4の形成)レジスト1乃至6および比較用レ
ジストをそれぞれシリコンウエハ上に0.3μmの膜厚
にスピンコートした。次いで、電子線描画装置を用い
て、加速電圧10kVにて描画し、パドル式の現像装置
を用いて現像、リンス、スピンドライ乾燥を行うことに
よって、0.2μmのパターンを得た。
【0114】ここで、現像液として、レジスト1にはメ
チルイソアミルケトンを、レジスト2乃至6および比較
用レジストに対しては、2.38%テトラメチルアンモ
ニウムヒドロキシド水溶液を用いた。
【0115】<実施例14> (パターン5の形成)レジスト1乃至6および比較用レ
ジストをそれぞれシリコンウエハ上に0.5μmの膜厚
にスピンコートした。次いで、プロトンビームで描画
後、酢酸アミルで現像し、6×10-6C/cm2の露光
量で0.15μmのパターンを得た。
【0116】<実施例15> (パターン6の形成)レジスト1,2,4,5,6およ
び比較用レジストをそれぞれシリコンウエハ上に0.7
μmの膜厚にスピンコートした。次いで、フッ化クリプ
トンのエキシマレーザを光源に用いた露光装置にて、マ
スク上のパターンを転写し、パドル式の現像装置を用い
て現像、リンス、スピンドライ乾燥を行うことによっ
て、0.2μmのパターンを得た。
【0117】ここで、現像液として、レジスト1にはメ
チルイソアミルケトンを、レジスト2乃至6および比較
用レジストに対しては、2.38%テトラメチルアンモ
ニウムヒドロキシド水溶液を用いた。
【0118】<実施例16> (パターン7の形成)レジスト1,2,5,6および比
較用レジストをそれぞれシリコンウエハ上に0.7μm
の膜厚にスピンコートした。次いで、フッ化アルゴンの
エキシマレーザを光源に用いた露光装置にて、マスク上
のパターンを転写し、パドル式の現像装置を用いて現
像、リンス、スピンドライ乾燥を行うことによって、
0.18μmのパターンを得た。
【0119】ここで、現像液として、レジスト1にはメ
チルイソアミルケトンを、レジスト2,5,6および比
較用レジストに対しては、2.38%テトラメチルアン
モニウムヒドロキシド水溶液を用いた。
【0120】<実施例17> (多層レジストによるパターンの形成)シリコンウエハ
上にノボラック樹脂とナフトキノンジアジドを主成分と
するレジストを1.0μmの膜厚にスピンコートした後
ハードベークした。その上にレジスト7を用いて0.2
μmの膜厚にスピンコートする。次いでX線、イオンビ
ーム、電子線、KrFエキシマレーザ、ArFエキシマ
レーザをそれぞれ光源として用いた露光装置にて、マス
ク上のパターンを転写し、2.38%のテトラメチルア
ンモニウムヒドロキシド水溶液にて現像することで、
0.2μmのパターンを得る。更に、酸素ガスを用いた
反応性イオンエッチングでノボラック型レジストを加工
し、上層のレジスト7で形成した0.2μmパターンを
下層のノボラック型レジストに転写した。
【0121】本実施例の多層レジストによるパターン形
状は、垂直な側壁をもち、良好なものであった。
【0122】実施例10乃至17で説明されるパターン
1乃至7の形状を評価した。その結果を表1に示す。表
1は本発明のレジスト1乃至7および比較用レジストに
露光光を照射して形成されるパターンを評価し、まとめ
たものである。
【0123】
【表1】
【0124】尚、表1に示す△は、本発明のレジストを
用いて形成されるパターンが上述した半導体装置及びマ
スクパターンとして良好なパターンであることを意味す
る。
【0125】また、表1に示す○は、本発明のレジスト
を用いて形成されるパターンが上述した半導体装置及び
マスクパターンとして良好なパターンであることを意味
し、且つ短時間で現像できるパターンであることを意味
する。
【0126】また,表1に示す◎は、本発明のレジスト
を用いて形成されるパターンが上述した半導体装置及び
マスクパターンとして極めて良好なパターンであること
を意味し、且つ本発明のレジストのドライエッチング耐
性が高いことを意味する。
【0127】また、表1に示す×は、パターンは得られ
るが、ドライエッチング耐性が低く、解像度が低いこと
を意味する。
【0128】表1に示すようにレジスト1を用いて形成
されるパターンは、露光光としてX線、イオンビーム、
電子線、KrFエキシマレーザ、ArFエキシマレーザ
を用いる場合、いずれも少なくとも良好なパターンとな
った。
【0129】また、レジスト2を用いて形成されるパタ
ーンは、露光光の種類によらず、いずれも少なくとも良
好で且つ短時間で現像できるパターンとなった。
【0130】また、レジスト3を用いて形成されるパタ
ーンは、露光光として、X線、イオンビーム、電子線を
用いる場合、いずれも少なくとも極めて良好に現像でき
るパターンとなり、且つ本発明のレジストはドライエッ
チング耐性の高いものであった。
【0131】また、レジスト4を用いて形成されるパタ
ーンは、露光光として、X線、イオンビーム、電子線、
KrFエキシマレーザを用いる場合、いずれも少なくと
も極めて良好に現像できるパターンとなり、且つ本発明
のレジストはドライエッチング耐性の高いものであっ
た。
【0132】また、レジスト5,6,7を用いて形成さ
れるパターンは、露光光として、X線、イオンビーム、
電子線、KrFエキシマレーザ、ArFエキシマレーザ
を用いる場合、いずれも少なくとも極めて良好に現像で
きるパターンとなり、且つ本発明のレジストはドライエ
ッチング耐性の高いものであった。
【0133】また、比較用レジストを用いて形成される
パターンは、露光光としてX線、イオンビーム、電子
線、KrFエキシマレーザ、ArFエキシマレーザを用
いる場合、いずれもパターンは得られるが、ドライエッ
チング耐性が低く、解像度が低いことを意味する。
【0134】<実施例18>本発明のレジストを利用し
た半導体装置(半導体素子)の製造方法を説明する。
【0135】図1は本実施例におけるICの製造のフロ
ーチャートである。本実施例において、ステップ1(回
路設計)では、ICの回路設計を行った。ステップ2
(マスク製作)では設計した回路パターンを形成したマ
スクを製作した。一方、シリコン等からなるウエハを用
意し、ステップ3(ウエハプロセス)において前記用意
したマスクとウエハを用いてリソグラフィ技術によって
ウエハ上に実際の回路を形成した。
【0136】次のステップ4(組立)において、ステッ
プ3によって製作されたICの回路が形成されたウエハ
を半導体チップ化し、次いでアッセンブリ工程(ダイシ
ング、ボンディング)を行い、パッケージング(チップ
封入)を行った。
【0137】ステップ5(検査)においてステップ4で
製作されたICチップの動作確認テスト、耐久性テスト
等の検査を行った。
【0138】図2は本実施例のICチップ製造における
上記ステップ3のウエハプロセスの詳細なフローチャー
トである。まず、ステップ11(酸化)ではウエハの表
面を酸化させた。次いでステップ12(CVD)ではウ
エハ表面に絶縁膜を形成した。
【0139】ステップ13(電極形成)ではウエハ上に
電極を蒸着によって形成した。ステップ14(イオン打
ち込み)ではウエハにイオン打ち込みを行った。ステッ
プ15(レジスト処理)ではCMP(Chemical
Mechanical Polishing)装置に
よってウエハ表面を平坦に研磨した。
【0140】ステップ16(レジスト処理)では、平坦
化されたウエハ表面に本発明のレジストを塗布した。ス
テップ17(露光)では露光装置によってマスクの回路
パターンをウエハに焼き付け露光した。はじめにレティ
クルを搬送し、レティクルチャックにチャッキングし、
次に本発明のレジストが塗布されたシリコンウエハ基板
を露光装置内にローディングした。アライメントユニッ
トでグローバルアライメント用のデータを読みとり、計
測結果に基づいてウエハステージを駆動して所定の位置
に次々に露光を行った。
【0141】ステップ18(現像)では露光したウエハ
を現像する。ステップ19(エッチング)では、現像後
にレジストが除去された部分をエッチングした。ステッ
プ20(レジスト剥離)では、レジストを剥離した。こ
れらのステップを繰り返し行うことによってウエハ上に
多重に回路パターンを形成した。
【0142】
【発明の効果】本発明によれば、本発明の感光性樹脂
は、露光時にビニルモノマー部位とスルホニル部位との
間の結合が切断され、低分子量化されるため、アルカリ
溶液に対する溶解度が飛躍的に高くなる。そのため本発
明の感光性樹脂を用いて作製されるレジストは露光光に
対する感度が高く、高精度にパターンを形成することが
可能である。更に露光領域の現像液への溶解度が高いた
め、短時間にパターンを現像することができる。
【0143】また本発明の感光性樹脂は、脂環式炭化水
素基を側鎖に有しているため、露光光に対する高い透過
率と良好なドライエッチング耐性を併せ持つ。
【0144】また本発明の感光性樹脂は、極性の高いラ
クトン部分を側鎖に有しているため、脂環式炭化水素基
を用いた樹脂であっても、現像時にレジストが剥がれな
い、基板密着性の高い特性を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる半導体装置の製造方法のフロー
チャートである。
【図2】図1のステップ3のウエハプロセスの詳細なフ
ローチャートである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前原 広 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H025 AA01 AA02 AA04 AA09 AA14 AB08 AB16 AC04 AC08 AD03 BE00 BE10 BG00 CB04 CB19 CB34 CB41 CB42 CC03 4J002 BG031 BG071 CN031 EA056 EB026 ED026 EE036 EH036 EH156 EU026 FD070 FD310 GP03 4J030 BA09 BA47 BB23 BB24 BF01 BF03 BF07 BF14 BG02 BG10

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側鎖にラクトン部分を有するビニルモノ
    マー部位と、側鎖に脂環式炭化水素基を有するビニルモ
    ノマー部位と、スルホニル部位からなる、下記の構造式
    で表されることを特徴とする感光性樹脂。 【化1】 ここで、m1,m2,m3は整数。M1は下記の構造式
    にて表されるビニルモノマー部位であり、側鎖のカルボ
    キシル基の保護基としてラクトン構造を有する。 【化2】 但し、xは整数で、1乃至6のいずれかが好ましい。A
    は水素(H)、メチル基(CH3)、あるいはハロゲン
    基を表す。nは1乃至4の整数であり、Rは水素あるい
    は任意のアルキル基,アルコキシル基,アルコキシカル
    ボニル基であり、エステル結合している2位を除く任意
    の位置に結合できる。また、M2は下記の構造式にて表
    されるビニルモノマー部位であり、側鎖のカルボキシル
    基に脂環式炭化水素基を含む構造体が結合している。 【化3】 但し、yは整数で、1乃至6のいずれかが好ましい。ま
    たBは水素(H)、メチル(CH3)、またはハロゲン
    元素のいずれか1つ。またDは脂環式炭化水素基を含む
    構造体である。
  2. 【請求項2】 前記ラクトン部分が、2−ヒドロキシ−
    γ−ブチロラクトンであることを特徴とする請求項1記
    載の感光性樹脂。
  3. 【請求項3】 前記脂環式炭化水素基を含む構造体が酸
    によって反応し、アルカリ現像液に対する溶解性の高ま
    る官能基であることを特徴とする請求項1又は2記載の
    感光性樹脂。
  4. 【請求項4】 酸によって脱離可能な脂環式炭化水素基
    を含む官能基が、アダマンチル基またはノルボニル基を
    含むことを特徴とする請求項3記載の感光性樹脂。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至2記載の感光性樹脂と該感
    光性樹脂を溶解せしめる溶媒とからなることを特徴とす
    るレジスト組成物。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至4記載のいずれかの感光性
    樹脂と、電磁波または荷電粒子の照射によって酸を発生
    する化合物と、該感光性樹脂と該酸発生化合物とを溶解
    せしめる溶媒とからなることを特徴とするレジスト組成
    物。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至4記載の感光性樹脂の少な
    くとも1つと、アルカリ可溶性樹脂と、該感光性樹脂組
    成物と該アルカリ可溶性樹脂とを溶解せしめる溶媒とか
    らなることを特徴とするレジスト組成物。
  8. 【請求項8】 アルカリ可溶性樹脂がシリコン含有ポリ
    マーであることを特徴とする請求項7記載のレジスト組
    成物。
  9. 【請求項9】 請求項5乃至8記載のレジスト組成物を
    基板表面に塗布し、レジスト膜を形成する工程と、前記
    レジスト膜を露光する工程と、前記レジスト膜を現像
    し、レジストパターンを形成する工程とを含むことを特
    徴とする半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項5乃至8記載のレジスト組成物
    を基板表面に塗布し、レジスト膜を形成する工程と、前
    記レジスト膜を露光する工程と、前記レジスト膜を現像
    し、レジストパターンを形成する工程とを含むことを特
    徴とする露光用マスクの製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項9記載の製造方法によって、基
    板上に形成されたパターンを有することを特徴とする半
    導体装置。
  12. 【請求項12】 請求項10記載の製造方法によって、
    基板上に形成されるパターンを有することを特徴とする
    露光用マスク。
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