JPH11286373A - パッケージ停溜装置 - Google Patents
パッケージ停溜装置Info
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- JPH11286373A JPH11286373A JP8582298A JP8582298A JPH11286373A JP H11286373 A JPH11286373 A JP H11286373A JP 8582298 A JP8582298 A JP 8582298A JP 8582298 A JP8582298 A JP 8582298A JP H11286373 A JPH11286373 A JP H11286373A
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- JP
- Japan
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- package
- stopper
- take
- swing
- winding
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明のパッケージ停溜装置は、構造の単純
化、小型化を図りつつ複数のパッケージを待機するもの
を提供すること。 【解決手段】 取出位置T1のパッケージPの重量によ
って揺動レバー7をパッケージPに対して垂直方向に揺
動させる。この揺動レバー7の揺動で第2ストッパ5を
各転動ガイドレール3上に突出させることで、待機位置
T2でのパッケージPの待機を可能とした。また、第1
ストッパ4を各揺動ガイドレール3上に突出させること
で、取出位置T1でのパッケージPの待機を可能にし
た。
化、小型化を図りつつ複数のパッケージを待機するもの
を提供すること。 【解決手段】 取出位置T1のパッケージPの重量によ
って揺動レバー7をパッケージPに対して垂直方向に揺
動させる。この揺動レバー7の揺動で第2ストッパ5を
各転動ガイドレール3上に突出させることで、待機位置
T2でのパッケージPの待機を可能とした。また、第1
ストッパ4を各揺動ガイドレール3上に突出させること
で、取出位置T1でのパッケージPの待機を可能にし
た。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、繊維機械の巻取装
置で巻き取られ、玉揚げされるパッケージを一時的に待
機させるパッケージ停溜装置に関する。
置で巻き取られ、玉揚げされるパッケージを一時的に待
機させるパッケージ停溜装置に関する。
【0002】
【従来の技術】繊維機械の巻取装置は糸をパッケージに
巻き取るものであるが、連続的なパッケージの生産を可
能とするために、巻上がったパッケージを手作業又は自
動的に取り出す必要がある。パッケージの巻き上げが完
了して即座にパッケージを取り出すことは、ランダムな
時間で巻き上げを完了する場合に、一々巻取装置からパ
ッケージを取り出す必要があり多くの人手を要する。特
に、多数の巻取装置を備えた仮撚機などの繊維機械で
は、一度に多数のパッケージを取り出すことができなく
なり、パッケージ取り出し作業の効率を悪化させてい
る。
巻き取るものであるが、連続的なパッケージの生産を可
能とするために、巻上がったパッケージを手作業又は自
動的に取り出す必要がある。パッケージの巻き上げが完
了して即座にパッケージを取り出すことは、ランダムな
時間で巻き上げを完了する場合に、一々巻取装置からパ
ッケージを取り出す必要があり多くの人手を要する。特
に、多数の巻取装置を備えた仮撚機などの繊維機械で
は、一度に多数のパッケージを取り出すことができなく
なり、パッケージ取り出し作業の効率を悪化させてい
る。
【0003】巻き上げられたパッケージを、効率良く取
り出すものとしては、従来から巻取装置に連設されたガ
イドレール上にパッケージの複数を一時的に待機させる
ものがある。そして、一定タイミング毎に待機されたパ
ッケージを取り出すことで、巻取装置の連続的なパッケ
ージの生産を確保しつつ取り出し作業を向上させてい
る。
り出すものとしては、従来から巻取装置に連設されたガ
イドレール上にパッケージの複数を一時的に待機させる
ものがある。そして、一定タイミング毎に待機されたパ
ッケージを取り出すことで、巻取装置の連続的なパッケ
ージの生産を確保しつつ取り出し作業を向上させてい
る。
【0004】しかしながら、巻上がったパッケージをガ
イドレール上に複数待機させるものでは、ガイドレール
内でパッケージ同士が互いに干渉し合い、パッケージに
ダメージを与えるという新たな問題が生じている。
イドレール上に複数待機させるものでは、ガイドレール
内でパッケージ同士が互いに干渉し合い、パッケージに
ダメージを与えるという新たな問題が生じている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】複数のパッケージを干
渉することなく、待機させるものとしては、例えば特開
平7−206268号公報に示されるものがある。これ
は、巻き上げられたパッケージを転動させる転動路に、
水平旋回される一対の旋回レバーを配置したものであ
る。そして、巻き上げられたパッケージを一対の転動路
でガイドしつつ取出し位置まで転動させ、このパッケー
ジのボビン両端部でバネのバネ力に抗して各旋回アーム
を旋回させて一対の転動路内に突出させる。これによっ
て、後続パッケージは一対の転動路内に突出された各旋
回アームにボビン両端部が当接して、パッケージ相互の
接触をなくして待機される。また、取出し位置のパッケ
ージを取り出すと、バネによって各旋回アームを一対の
転動路内から退避させて、この旋回アームで規制された
パッケージを開放する。
渉することなく、待機させるものとしては、例えば特開
平7−206268号公報に示されるものがある。これ
は、巻き上げられたパッケージを転動させる転動路に、
水平旋回される一対の旋回レバーを配置したものであ
る。そして、巻き上げられたパッケージを一対の転動路
でガイドしつつ取出し位置まで転動させ、このパッケー
ジのボビン両端部でバネのバネ力に抗して各旋回アーム
を旋回させて一対の転動路内に突出させる。これによっ
て、後続パッケージは一対の転動路内に突出された各旋
回アームにボビン両端部が当接して、パッケージ相互の
接触をなくして待機される。また、取出し位置のパッケ
ージを取り出すと、バネによって各旋回アームを一対の
転動路内から退避させて、この旋回アームで規制された
パッケージを開放する。
【0006】しかしながら、各旋回アームを水平旋回さ
せて複数のパッケージを待機するものでは、転動路の外
側に各旋回アームを旋回させるスペースを確保する必要
があり、スペース的に大型化する。特に、仮撚機などの
繊維機械は、巻取装置を複数列横並びで配置するので、
各巻取装置の幅が大型化することは機械全体の大型化に
つながり、単位面積当たりの生産性のダウンにつなが
る。また、取出し位置からパッケージを取り出した後
に、巻取装置で連続的に生産されるパッケージを待機さ
せるために、各旋回アームを復帰させるバネ機構を必要
として構造自体も複雑になっている。
せて複数のパッケージを待機するものでは、転動路の外
側に各旋回アームを旋回させるスペースを確保する必要
があり、スペース的に大型化する。特に、仮撚機などの
繊維機械は、巻取装置を複数列横並びで配置するので、
各巻取装置の幅が大型化することは機械全体の大型化に
つながり、単位面積当たりの生産性のダウンにつなが
る。また、取出し位置からパッケージを取り出した後
に、巻取装置で連続的に生産されるパッケージを待機さ
せるために、各旋回アームを復帰させるバネ機構を必要
として構造自体も複雑になっている。
【0007】本発明のパッケージ停溜装置では、構造の
単純化、小型化を図りつつ複数のパッケージを待機させ
ることにある。
単純化、小型化を図りつつ複数のパッケージを待機させ
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のパッケージ停溜
装置では、巻取手段から排出されたパッケージの巻管を
ガイドして、パッケージを取出位置まで転動させる転動
ガイドと、前記取出位置でパッケージの巻管に当接し
て、パッケージを転動ガイド上に待機させる第1ストッ
パと、前記取出位置と巻取手段との間の待機位置で、パ
ッケージ相互の接触をなくして後続パッケージを転動ガ
イド上に待機させる第2ストッパと、前記取出位置にあ
るパッケージの巻管に当接する揺動接触子と、前記第2
ストッパと揺動接触子を連結する揺動レバーとを備え、
前記揺動レバーは、前記転動ガイド上を転動するパッケ
ージの巻管軸心と平行な揺動軸周りに揺動自在に設けら
れ、前記取出位置にパッケージがないときは、前記第2
ストッパが転動ガイド上から退避し、前記取出位置にパ
ッケージがあるときは、パッケージの巻管と揺動接触子
の当接で第2ストッパが転動ガイド上に突出する構成と
したものである。
装置では、巻取手段から排出されたパッケージの巻管を
ガイドして、パッケージを取出位置まで転動させる転動
ガイドと、前記取出位置でパッケージの巻管に当接し
て、パッケージを転動ガイド上に待機させる第1ストッ
パと、前記取出位置と巻取手段との間の待機位置で、パ
ッケージ相互の接触をなくして後続パッケージを転動ガ
イド上に待機させる第2ストッパと、前記取出位置にあ
るパッケージの巻管に当接する揺動接触子と、前記第2
ストッパと揺動接触子を連結する揺動レバーとを備え、
前記揺動レバーは、前記転動ガイド上を転動するパッケ
ージの巻管軸心と平行な揺動軸周りに揺動自在に設けら
れ、前記取出位置にパッケージがないときは、前記第2
ストッパが転動ガイド上から退避し、前記取出位置にパ
ッケージがあるときは、パッケージの巻管と揺動接触子
の当接で第2ストッパが転動ガイド上に突出する構成と
したものである。
【0009】これにより、揺動レバー、第2ストッパ及
び揺動接触子は、一対の転動ガイド内に配置でき、例え
ばこれら部材を転動ガイド下方に配置することで、装置
全体の小型化を図れる。
び揺動接触子は、一対の転動ガイド内に配置でき、例え
ばこれら部材を転動ガイド下方に配置することで、装置
全体の小型化を図れる。
【0010】また、取出位置へのパッケージの転動によ
って、揺動レバーが待機位置に向けて揺動されて第2ス
トッパを転動ガイド上に突出させるので、待機位置に後
続パッケージを待機できる。更に、パッケージの待機
は、巻管と各ストッパとの当接によって行われるから、
パッケージ自体にタメージを及ぼすことがない。
って、揺動レバーが待機位置に向けて揺動されて第2ス
トッパを転動ガイド上に突出させるので、待機位置に後
続パッケージを待機できる。更に、パッケージの待機
は、巻管と各ストッパとの当接によって行われるから、
パッケージ自体にタメージを及ぼすことがない。
【0011】揺動レバーの重心を待機位置側に設けたの
で、取出位置からのパッケージの取り出しで、揺動レバ
ーがその自重によって取出位置に向けて揺動できる。
で、取出位置からのパッケージの取り出しで、揺動レバ
ーがその自重によって取出位置に向けて揺動できる。
【0012】重りを揺動レバーに付加する構成とするこ
とで、揺動レバーは重量バランスを厳密に考慮せずに設
計することが可能となる。
とで、揺動レバーは重量バランスを厳密に考慮せずに設
計することが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態における
パッケージ停溜装置について、図面を参照しつつ説明す
る。
パッケージ停溜装置について、図面を参照しつつ説明す
る。
【0014】図1〜図3において、パッケージ停溜装置
1は、巻取装置2から排出(玉揚げ)されるパッケージ
Pを取出位置T1,待機位置T2に転動させる左右一対
の転動ガイドレール3、取出位置T1でパッケージPを
待機させる左右一対の第1ストッパ4、待機位置T2で
パッケージPを待機させる左右一対の第2ストッパ5、
取出位置T1のパッケージPの巻管Bに当接する左右一
対の揺動接触子6、左右一対の揺動レバー7、各位置T
1,T2に配置されるマイクロスイッチ8,11(検出
センサ)とで構成されている。
1は、巻取装置2から排出(玉揚げ)されるパッケージ
Pを取出位置T1,待機位置T2に転動させる左右一対
の転動ガイドレール3、取出位置T1でパッケージPを
待機させる左右一対の第1ストッパ4、待機位置T2で
パッケージPを待機させる左右一対の第2ストッパ5、
取出位置T1のパッケージPの巻管Bに当接する左右一
対の揺動接触子6、左右一対の揺動レバー7、各位置T
1,T2に配置されるマイクロスイッチ8,11(検出
センサ)とで構成されている。
【0015】巻取装置2は、例えば巻き取られる糸をト
ラバースするトラバース装置(図示省略)を有し、クレ
ードルアーム10で巻管B(空紙管)をドラム9に当接
させることで、ドラム9の回転とともに巻管Bを回転さ
せて糸をパッケージPに巻き取る。そして、定長巻きさ
れたパッケージP(満巻パッケージP)を、クレードル
アーム10の旋回で玉揚げして各転動ガイドレール3上
に排出するものである。
ラバースするトラバース装置(図示省略)を有し、クレ
ードルアーム10で巻管B(空紙管)をドラム9に当接
させることで、ドラム9の回転とともに巻管Bを回転さ
せて糸をパッケージPに巻き取る。そして、定長巻きさ
れたパッケージP(満巻パッケージP)を、クレードル
アーム10の旋回で玉揚げして各転動ガイドレール3上
に排出するものである。
【0016】左右の転動ガイドレール3は、巻取装置2
のパッケージ排出側に連設されており、パッケージPの
巻管B両端部をガイドできる間隔で配置されている。各
ガイドレール3は巻管Bの端面、外周面をガイドできる
断面L字状に形成されており(図3参照)、巻取装置2
から取出位置T1に向かって下向き傾斜してレールブラ
ケット12を介して巻取装置2のビーム13に取り付け
られている。尚、各ガイドレール3の傾斜は、排出され
るパッケージPが自重によってゆっくり、スムーズに転
動するように設定されている。
のパッケージ排出側に連設されており、パッケージPの
巻管B両端部をガイドできる間隔で配置されている。各
ガイドレール3は巻管Bの端面、外周面をガイドできる
断面L字状に形成されており(図3参照)、巻取装置2
から取出位置T1に向かって下向き傾斜してレールブラ
ケット12を介して巻取装置2のビーム13に取り付け
られている。尚、各ガイドレール3の傾斜は、排出され
るパッケージPが自重によってゆっくり、スムーズに転
動するように設定されている。
【0017】巻取装置2から排出(玉揚げ)されたパッ
ケージPは、各ガイドレール3によって巻管B両端部を
ガイドされ、その水平姿勢を保たれた状態で取出位置T
1(待機位置T2)まで転動される。
ケージPは、各ガイドレール3によって巻管B両端部を
ガイドされ、その水平姿勢を保たれた状態で取出位置T
1(待機位置T2)まで転動される。
【0018】左右の第1ストッパ4は、取出位置T1の
各ガイドレール3下方にそれぞれ配置されており、転動
されるパッケージPの巻管Bの軸心aと平行な軸周りに
揺動自在に設けられている。また各第1ストッパ4は、
一方の揺動によって各ガイドレール3上に突出するスト
ッパ板14と、他方の揺動によって各ガイドレール3上
に突出する取出板15とが一体形成されている。各板1
4,15は、各ガイドレール3に形成された突出穴16
などを通して、各ガイドレール3に対する突出、退避が
行われる。
各ガイドレール3下方にそれぞれ配置されており、転動
されるパッケージPの巻管Bの軸心aと平行な軸周りに
揺動自在に設けられている。また各第1ストッパ4は、
一方の揺動によって各ガイドレール3上に突出するスト
ッパ板14と、他方の揺動によって各ガイドレール3上
に突出する取出板15とが一体形成されている。各板1
4,15は、各ガイドレール3に形成された突出穴16
などを通して、各ガイドレール3に対する突出、退避が
行われる。
【0019】この構成で、各第1ストッパ4は、スプリ
ング力によって揺動させて、ストッパ板14を各ガイド
レール3上に突出させ、このストッパ板14を取出位置
T1に転動されるパッケージPの巻管Bの両端部に面当
接させることでパッケージPの転動を規制して待機させ
る。また、ブラケット12に設けられた空圧シリンダ1
7によって各第1ストッパ4を逆方向に揺動させて、ス
トッパ板14を各ガイドレール11下方に退避させるこ
とで取出位置T1のパッケージPを開放する。尚、スト
ッパ板14をパッケージPの巻管Bに面当接させるの
は、巻管Bのバンチ巻きや巻管B自体を傷つけないため
である。
ング力によって揺動させて、ストッパ板14を各ガイド
レール3上に突出させ、このストッパ板14を取出位置
T1に転動されるパッケージPの巻管Bの両端部に面当
接させることでパッケージPの転動を規制して待機させ
る。また、ブラケット12に設けられた空圧シリンダ1
7によって各第1ストッパ4を逆方向に揺動させて、ス
トッパ板14を各ガイドレール11下方に退避させるこ
とで取出位置T1のパッケージPを開放する。尚、スト
ッパ板14をパッケージPの巻管Bに面当接させるの
は、巻管Bのバンチ巻きや巻管B自体を傷つけないため
である。
【0020】左右の第2ストッパ5は、巻取装置2と取
出位置T1間の待機位置T2にそれぞれ配置されて、転
動されるパッケージPを待機させるもので、各揺動レバ
ー7に一体的に形成されている。また、各第2ストッパ
5は待機位置T2に転動されたパッケージPの巻管Bの
両端部に面当接できる厚さ、幅を有する板材で形成され
ている。このように、各第2ストッパ5をパッケージP
の巻管Bに面当接させるのは、巻管Bのバンチ巻きや巻
管B自体を傷つけないためである。尚、待機位置T2
は、取出位置T1のパッケージPとの接触をなくして後
続パッケージPを待機できるように設定されている。
出位置T1間の待機位置T2にそれぞれ配置されて、転
動されるパッケージPを待機させるもので、各揺動レバ
ー7に一体的に形成されている。また、各第2ストッパ
5は待機位置T2に転動されたパッケージPの巻管Bの
両端部に面当接できる厚さ、幅を有する板材で形成され
ている。このように、各第2ストッパ5をパッケージP
の巻管Bに面当接させるのは、巻管Bのバンチ巻きや巻
管B自体を傷つけないためである。尚、待機位置T2
は、取出位置T1のパッケージPとの接触をなくして後
続パッケージPを待機できるように設定されている。
【0021】左右の揺動接触子6は、取出位置T1のパ
ッケージPの巻管Bの両端部に当接されるもので、揺動
レバー7に一体的に形成されている。
ッケージPの巻管Bの両端部に当接されるもので、揺動
レバー7に一体的に形成されている。
【0022】左右の揺動レバー7は、第2ストッパ5,
揺動接触子6とを連結する板状体に形成されて、取出位
置T1と待機位置T2間の各ガイドレール3下方にそれ
ぞれ配置されている。各揺動レバー7は、転動されるパ
ッケージPの巻管Bの軸心aに平行な揺動軸18周りに
揺動自在として設けられている。各揺動レバー7の形状
は、その重心が揺動軸18に対して待機位置T2側に偏
心するような形状とされており、揺動軸18に対して取
出位置T1側に設けられたウェイト19でバランスが図
られている。
揺動接触子6とを連結する板状体に形成されて、取出位
置T1と待機位置T2間の各ガイドレール3下方にそれ
ぞれ配置されている。各揺動レバー7は、転動されるパ
ッケージPの巻管Bの軸心aに平行な揺動軸18周りに
揺動自在として設けられている。各揺動レバー7の形状
は、その重心が揺動軸18に対して待機位置T2側に偏
心するような形状とされており、揺動軸18に対して取
出位置T1側に設けられたウェイト19でバランスが図
られている。
【0023】この構成で、各揺動レバー7は、その偏心
された自重でウェートバランスし、揺動軸18を中心と
して取出位置T1に向けて自己揺動する。これで揺動接
触子6が各ガイドレール3の突出穴20から取出位置T
1に突出するとともに、第2ストッパ5が待機位置T2
の各ガイドレール3上から下方に退避される。また、パ
ッケージPが転動されて取出位置T1に至ると、パッケ
ージPの巻管Bが各ガイドレール3上に突出する各揺動
接触子6に当接する。これで各揺動レバー7は、揺動接
触子6を介して受けるパッケージPの重量によって、揺
動軸18を中心として待機位置T2に向けて揺動され
て、揺動接触子6を各ガイドレール3下方に退避させる
とともに、第2ストッパ5を各ガイドレール3の突出穴
21から待機位置T2の各ガイドレール3上に突出させ
る。
された自重でウェートバランスし、揺動軸18を中心と
して取出位置T1に向けて自己揺動する。これで揺動接
触子6が各ガイドレール3の突出穴20から取出位置T
1に突出するとともに、第2ストッパ5が待機位置T2
の各ガイドレール3上から下方に退避される。また、パ
ッケージPが転動されて取出位置T1に至ると、パッケ
ージPの巻管Bが各ガイドレール3上に突出する各揺動
接触子6に当接する。これで各揺動レバー7は、揺動接
触子6を介して受けるパッケージPの重量によって、揺
動軸18を中心として待機位置T2に向けて揺動され
て、揺動接触子6を各ガイドレール3下方に退避させる
とともに、第2ストッパ5を各ガイドレール3の突出穴
21から待機位置T2の各ガイドレール3上に突出させ
る。
【0024】また、各揺動レバー7の揺動は、各レール
ブラケット12に軸支されたストッパ22によって規制
される。この揺動は、第2ストッパ5を各ガイドレール
3上に適正に突出、退避させるために規制するもので、
以下の条件を考慮して設定されている。先ず、各ガイド
レール3上を転動するパッケージPが、第2ストッパ5
を乗り越えることのないように、第2ストッパ5を各ガ
イドレール3上から突出させる。また、待機位置T2に
待機させたパッケージPの重量に抗して、各揺動レバー
7をその自重によって取出位置T1に向けて揺動できる
ように、第2ストッパ5を各ガイドレール3上から突出
させる。以上の事項を考慮して、第2ストッパ5の各ガ
イドレール3上への突出量を設定する他に、第2ストッ
パ5とパッケージPの巻管Bとの当接角度や各ガイドレ
ール3の傾斜角度なども考慮される。また、各ストッパ
軸22は、各揺動レバー7の揺動を上記条件を満たすよ
うに、各揺動レバー7の待機位置T2側に形成されたス
トッパ穴23内を貫通している。
ブラケット12に軸支されたストッパ22によって規制
される。この揺動は、第2ストッパ5を各ガイドレール
3上に適正に突出、退避させるために規制するもので、
以下の条件を考慮して設定されている。先ず、各ガイド
レール3上を転動するパッケージPが、第2ストッパ5
を乗り越えることのないように、第2ストッパ5を各ガ
イドレール3上から突出させる。また、待機位置T2に
待機させたパッケージPの重量に抗して、各揺動レバー
7をその自重によって取出位置T1に向けて揺動できる
ように、第2ストッパ5を各ガイドレール3上から突出
させる。以上の事項を考慮して、第2ストッパ5の各ガ
イドレール3上への突出量を設定する他に、第2ストッ
パ5とパッケージPの巻管Bとの当接角度や各ガイドレ
ール3の傾斜角度なども考慮される。また、各ストッパ
軸22は、各揺動レバー7の揺動を上記条件を満たすよ
うに、各揺動レバー7の待機位置T2側に形成されたス
トッパ穴23内を貫通している。
【0025】これによって、各揺動レバー7は、取出位
置T1のパッケージPで待機位置T2に向けて揺動され
ると、所定揺動した後にストッパ軸22に当接して適正
な突出量を持って第2パッケージ5を各ガイドレール3
上に突出させる。したがって、後続パッケージPが待機
位置T2まで転動されても、パッケージPが第2ストッ
パ5を乗り越えることなく、第2ストッパ5と巻管Bと
の面当接で待機位置T2に待機される。
置T1のパッケージPで待機位置T2に向けて揺動され
ると、所定揺動した後にストッパ軸22に当接して適正
な突出量を持って第2パッケージ5を各ガイドレール3
上に突出させる。したがって、後続パッケージPが待機
位置T2まで転動されても、パッケージPが第2ストッ
パ5を乗り越えることなく、第2ストッパ5と巻管Bと
の面当接で待機位置T2に待機される。
【0026】また、各揺動レバー7は、取出位置T1か
らのパッケージPの取り出しで、待機位置T2のパッケ
ージPの重量の制限を受けることなく、その偏心された
自重によって取出位置T1に向けて揺動して、第2スト
ッパ5を各ガイドレール3上から退避させ、且つ揺動接
触子6を各ガイドレール3上に突出させる初期状態に復
帰させる。このとき、各揺動レバー7はストッパ軸22
との当接によって、取出位置T1への揺動が規制される
ことから、揺動接触子6が各ガイドレール上に適度な突
出量を持って突出される。
らのパッケージPの取り出しで、待機位置T2のパッケ
ージPの重量の制限を受けることなく、その偏心された
自重によって取出位置T1に向けて揺動して、第2スト
ッパ5を各ガイドレール3上から退避させ、且つ揺動接
触子6を各ガイドレール3上に突出させる初期状態に復
帰させる。このとき、各揺動レバー7はストッパ軸22
との当接によって、取出位置T1への揺動が規制される
ことから、揺動接触子6が各ガイドレール上に適度な突
出量を持って突出される。
【0027】各マイクロスイッチ8,11は、一方のガ
イドレール3下方に位置してレールブラケット12に設
けられている。各リミットスイッチ8は揺動レバー7下
方に接触自在に配置され、またリミットスイッチ11は
ガイドレール3上に突出されて待機位置T2に配置され
ている。
イドレール3下方に位置してレールブラケット12に設
けられている。各リミットスイッチ8は揺動レバー7下
方に接触自在に配置され、またリミットスイッチ11は
ガイドレール3上に突出されて待機位置T2に配置され
ている。
【0028】これによって、パッケージPが各ガイドレ
ール3上を転動すると、パッケージPの巻管Bが直接リ
ミットスイッチ11と接触して作動させ、また取出位置
T1のパッケージPが揺動レバー7を待機位置T2に向
けて揺動されることで、揺動レバー7がリミットスイッ
チ11と接触して作動させるので、取出位置T1,待機
位置T2に転動されるパッケージPの存在を検出でき
る。尚、各リミットスイッチ8,11で検出された検出
結果は、取出位置T1からのパッケージPの取り出しタ
イミング制御や、その他パッケージ管理に用いられる。
ール3上を転動すると、パッケージPの巻管Bが直接リ
ミットスイッチ11と接触して作動させ、また取出位置
T1のパッケージPが揺動レバー7を待機位置T2に向
けて揺動されることで、揺動レバー7がリミットスイッ
チ11と接触して作動させるので、取出位置T1,待機
位置T2に転動されるパッケージPの存在を検出でき
る。尚、各リミットスイッチ8,11で検出された検出
結果は、取出位置T1からのパッケージPの取り出しタ
イミング制御や、その他パッケージ管理に用いられる。
【0029】次に、パッケージ停溜装置1によるパッケ
ージPの待機の手順を図4を参照しつつ説明する。
ージPの待機の手順を図4を参照しつつ説明する。
【0030】パッケージ滞留装置1は、パッケージPを
待機する前において、図4(a)に示すように、各揺動
レバー7が自重によって取出位置T1に揺動して、第2
ストッパ5を各ガイドレール3上から下方に退避させ、
揺動接触子6を取出位置T1前方の各ガイドレール3上
に突出している。また、各第1ストッパ4をスプリング
力によって揺動させることでストッパ板14を各ガイド
レール3上に突出させている。
待機する前において、図4(a)に示すように、各揺動
レバー7が自重によって取出位置T1に揺動して、第2
ストッパ5を各ガイドレール3上から下方に退避させ、
揺動接触子6を取出位置T1前方の各ガイドレール3上
に突出している。また、各第1ストッパ4をスプリング
力によって揺動させることでストッパ板14を各ガイド
レール3上に突出させている。
【0031】このような状態(以下、「初期状態」とい
う)で、巻取装置2からパッケージが各ガイドレール3
上に排出(玉揚げ)されると、パッケージPはその巻管
Bを各ガイドレール3でガイドされ、水平姿勢の状態で
取出位置T1まで転動される。取出位置T1までパッケ
ージPが転動されると、図4(b)に示すように、巻管
Bが各揺動接触子6に当接して揺動レバー7を待機位置
T2に向けて揺動させる。続いて、パッケージPは巻管
Bの両端部が各第1ストッパ4のストッパ板14に面当
接して、転動を規制されることで取出位置T1に待機さ
れる。
う)で、巻取装置2からパッケージが各ガイドレール3
上に排出(玉揚げ)されると、パッケージPはその巻管
Bを各ガイドレール3でガイドされ、水平姿勢の状態で
取出位置T1まで転動される。取出位置T1までパッケ
ージPが転動されると、図4(b)に示すように、巻管
Bが各揺動接触子6に当接して揺動レバー7を待機位置
T2に向けて揺動させる。続いて、パッケージPは巻管
Bの両端部が各第1ストッパ4のストッパ板14に面当
接して、転動を規制されることで取出位置T1に待機さ
れる。
【0032】また、各揺動レバー7は、待機位置T2へ
の揺動によって第2ストッパ5を各ガイドレール3上に
突出させて、後続パッケージPの待機を可能とする。ま
た、揺動レバー7はマイクロスイッチ8を作動させるこ
とで、取出位置T1のパッケージPの存在を検出させ
る。尚、各揺動レバー7は、取出位置T1にあるパッケ
ージPの重量によって第2ストッパ5を各ガイドレール
3上に突出させた状態が維持される。
の揺動によって第2ストッパ5を各ガイドレール3上に
突出させて、後続パッケージPの待機を可能とする。ま
た、揺動レバー7はマイクロスイッチ8を作動させるこ
とで、取出位置T1のパッケージPの存在を検出させ
る。尚、各揺動レバー7は、取出位置T1にあるパッケ
ージPの重量によって第2ストッパ5を各ガイドレール
3上に突出させた状態が維持される。
【0033】第2ストッパ5によるパッケージPの待機
を可能とした後に、巻取装置2から再びパッケージPが
各ガイドレール3上に排出(玉揚げ)されると、後続パ
ッケージPは各ガイドレール3上を待機位置T2まで転
動される。後続パッケージPが待機位置T2に至ると、
パッケージPの巻管Bによりマイクロスイッチ11を作
動させて待機位置T2でのパッケージPの存在を検出す
る。そして、後続パッケージPは、図4(c)に示すよ
うに、その巻管Bが待機位置T2の各ガイドレール3上
から突出する各第2ストッパ5に面当接することで、転
動を規制されて待機位置T2に待機される。このとき、
パッケージPは、各第2ストッパ5を乗り越えることな
く、確実に待機位置T2に待機されるとともに、巻管B
への面当接によって巻管Bのバンチ巻きや巻管B自体を
傷つけることもない。
を可能とした後に、巻取装置2から再びパッケージPが
各ガイドレール3上に排出(玉揚げ)されると、後続パ
ッケージPは各ガイドレール3上を待機位置T2まで転
動される。後続パッケージPが待機位置T2に至ると、
パッケージPの巻管Bによりマイクロスイッチ11を作
動させて待機位置T2でのパッケージPの存在を検出す
る。そして、後続パッケージPは、図4(c)に示すよ
うに、その巻管Bが待機位置T2の各ガイドレール3上
から突出する各第2ストッパ5に面当接することで、転
動を規制されて待機位置T2に待機される。このとき、
パッケージPは、各第2ストッパ5を乗り越えることな
く、確実に待機位置T2に待機されるとともに、巻管B
への面当接によって巻管Bのバンチ巻きや巻管B自体を
傷つけることもない。
【0034】2つのパッケージを待機した後に、所定タ
イミング毎に各第1ストッパ4を揺動させることで、ス
トッパ板14を各ガイドレール3上から退避させる。こ
れによって、取出位置T1のパッケージPが開放され
て、その重量によって各ガイドレール3を転動して図示
しない搬送装置まで取り出される。尚、取出位置T1に
あるパッケージPの取り出しは、オペレータの手作業で
取り出しても良い。
イミング毎に各第1ストッパ4を揺動させることで、ス
トッパ板14を各ガイドレール3上から退避させる。こ
れによって、取出位置T1のパッケージPが開放され
て、その重量によって各ガイドレール3を転動して図示
しない搬送装置まで取り出される。尚、取出位置T1に
あるパッケージPの取り出しは、オペレータの手作業で
取り出しても良い。
【0035】取出位置T1からパッケージP1が取り出
されると、各揺動レバー7は後続パッケージPの重量に
抗して、その自重によって取出位置T1に向けて揺動さ
れて、第2ストッパ5、揺動接触子6を初期状態に復帰
させる〔図4(a)参照〕。これで、待機位置T2に待
機された後続パッケージPを開放して、その重量によっ
て取出位置T1まで転動して、各第1ストッパ4の揺動
で各ガイドレール3上に突出されたストッパ板14との
当接で取出位置T1に待機させる〔図4(d)参照〕。
されると、各揺動レバー7は後続パッケージPの重量に
抗して、その自重によって取出位置T1に向けて揺動さ
れて、第2ストッパ5、揺動接触子6を初期状態に復帰
させる〔図4(a)参照〕。これで、待機位置T2に待
機された後続パッケージPを開放して、その重量によっ
て取出位置T1まで転動して、各第1ストッパ4の揺動
で各ガイドレール3上に突出されたストッパ板14との
当接で取出位置T1に待機させる〔図4(d)参照〕。
【0036】以上の手順を繰り返すことで、巻取装置2
から順次排出(玉揚げ)されるパッケージPを、パッケ
ージ滞留装置1に待機させる。
から順次排出(玉揚げ)されるパッケージPを、パッケ
ージ滞留装置1に待機させる。
【0037】このパッケージ停溜装置1は、例えば、図
5に示す仮撚機30(繊維機械)などに用いられる。
尚、パッケージ停溜装置1の適用としては、自動ワイン
ダや合糸機などの巻取装置に連設して用いることが考え
られる。
5に示す仮撚機30(繊維機械)などに用いられる。
尚、パッケージ停溜装置1の適用としては、自動ワイン
ダや合糸機などの巻取装置に連設して用いることが考え
られる。
【0038】図5の仮撚機30は、中心線CLに対して
左右対称に並設して構成されており、多数の巻取装置2
が、図6に示すように、上下方向に3段積み重ねられて
いて、更に左右列に4錘を一組にし、これを複数組(例
えば27組)組み合わせて多数錘(例えば108錘)配
列設置したものである。この仮撚機30は、機台32に
沿って設けられた給糸クリールスタンド33に支持した
給糸パッケージKPから解舒されたフィラメント糸Yを
第1フィードローラF1に導き、テクスチュアリング用
のヒータ手段H1と、クーリンプレート34及びベルト
式仮撚り装置であるニップツイスタNTを経て、第2フ
ィードローラF2に至る過程でフィラメント糸Yを延伸
しながら仮撚および熱固定して、該フィラメント糸Yに
加工を施し、更にセッティング用のヒータH2、第3フ
ィードローラF3を経て巻取装置2において巻取パッケ
ージPに巻き取るものである。
左右対称に並設して構成されており、多数の巻取装置2
が、図6に示すように、上下方向に3段積み重ねられて
いて、更に左右列に4錘を一組にし、これを複数組(例
えば27組)組み合わせて多数錘(例えば108錘)配
列設置したものである。この仮撚機30は、機台32に
沿って設けられた給糸クリールスタンド33に支持した
給糸パッケージKPから解舒されたフィラメント糸Yを
第1フィードローラF1に導き、テクスチュアリング用
のヒータ手段H1と、クーリンプレート34及びベルト
式仮撚り装置であるニップツイスタNTを経て、第2フ
ィードローラF2に至る過程でフィラメント糸Yを延伸
しながら仮撚および熱固定して、該フィラメント糸Yに
加工を施し、更にセッティング用のヒータH2、第3フ
ィードローラF3を経て巻取装置2において巻取パッケ
ージPに巻き取るものである。
【0039】そして、3段、4錘に配列された巻取装置
2の各々に、パッケージ停溜装置1を連設し、各巻取装
置2から玉揚げされる満巻きの巻取パッケージPを各ガ
イドレール3上の取出位置T1,待機位置T2とに待機
させて、所定タイミング毎にパッケージ停溜装置1から
パッケージPを取り出して、後方の搬送装置35に移載
する。
2の各々に、パッケージ停溜装置1を連設し、各巻取装
置2から玉揚げされる満巻きの巻取パッケージPを各ガ
イドレール3上の取出位置T1,待機位置T2とに待機
させて、所定タイミング毎にパッケージ停溜装置1から
パッケージPを取り出して、後方の搬送装置35に移載
する。
【0040】仮撚機30において、複数段、列で配列さ
れる巻取装置2の各々から排出されるパッケージPを本
発明のパッケージ停溜装置1で待機させるようにする
と、小スペースで各巻取装置31に対応して配置でき
る。即ち、パッケージ停溜装置1は、待機位置T2でパ
ッケージPを待機させる構造として、第2ストッパ5を
揺動レバー7によって各ガイドレール3上に垂直な方向
へ揺動させることで達成しているので、各ガイドレール
3の幅内に各部材5,7などを配置して、幅方向に小型
化を達成しているからである。また、揺動レバー7を自
重によって揺動させて、初期状態に復帰させる構造とし
ているので、揺動レバー7を復帰させるバネごとき機構
を必要とするこなく、構造自体を簡素化していることに
よる。
れる巻取装置2の各々から排出されるパッケージPを本
発明のパッケージ停溜装置1で待機させるようにする
と、小スペースで各巻取装置31に対応して配置でき
る。即ち、パッケージ停溜装置1は、待機位置T2でパ
ッケージPを待機させる構造として、第2ストッパ5を
揺動レバー7によって各ガイドレール3上に垂直な方向
へ揺動させることで達成しているので、各ガイドレール
3の幅内に各部材5,7などを配置して、幅方向に小型
化を達成しているからである。また、揺動レバー7を自
重によって揺動させて、初期状態に復帰させる構造とし
ているので、揺動レバー7を復帰させるバネごとき機構
を必要とするこなく、構造自体を簡素化していることに
よる。
【0041】
【発明の効果】本発明のパッケージ停溜装置では、転動
されるパッケージの巻管軸心と平行な揺動軸周りに揺動
レバーを揺動自在に設けたので、この揺動レバーを揺動
させるためのスペースを一対の転動ガイドの外側に確保
することがなく、また揺動レバーに連結される第2スト
ッパ、揺動接触子を一対の転動ガイド内に配置して幅方
向に小型化を図ることが可能となる。この結果、本発明
のパッケージ停溜装置を多数錘の巻取装置が横並びに設
けられた繊維機械に適用した場合、隣接する巻取装置を
接近させて配置することができ、機械全体をコンパクト
な構成にすることができる。
されるパッケージの巻管軸心と平行な揺動軸周りに揺動
レバーを揺動自在に設けたので、この揺動レバーを揺動
させるためのスペースを一対の転動ガイドの外側に確保
することがなく、また揺動レバーに連結される第2スト
ッパ、揺動接触子を一対の転動ガイド内に配置して幅方
向に小型化を図ることが可能となる。この結果、本発明
のパッケージ停溜装置を多数錘の巻取装置が横並びに設
けられた繊維機械に適用した場合、隣接する巻取装置を
接近させて配置することができ、機械全体をコンパクト
な構成にすることができる。
【0042】揺動レバーの重心を待機位置側に設けるこ
とで、取出位置からパッケージを取り出し後に、揺動レ
バーが自己揺動して第2ストッパ、揺動接触子を初期状
態に復帰させれる。したがって、第2ストッパなどを初
期状態に復帰させるためのバネ機構なるものを設ける必
要がなく、構造の簡素化が図れる。
とで、取出位置からパッケージを取り出し後に、揺動レ
バーが自己揺動して第2ストッパ、揺動接触子を初期状
態に復帰させれる。したがって、第2ストッパなどを初
期状態に復帰させるためのバネ機構なるものを設ける必
要がなく、構造の簡素化が図れる。
【0043】重りを揺動レバーに付加する構成とするこ
とで、揺動レバーは重量バランスを厳密に考慮せずに設
計することが可能となる。
とで、揺動レバーは重量バランスを厳密に考慮せずに設
計することが可能となる。
【図1】パッケージ停溜装置を示す側面図である。
【図2】図1のA−A矢視図である。
【図3】図1のB−B矢視図である。
【図4】パッケージ停溜装置によるパッケージの待機手
順を示す図である。
順を示す図である。
【図5】パッケージ停溜装置を適用した仮撚機を示す図
である。
である。
【図6】図5の仮撚機の巻取装置の配列を示す図であ
る。
る。
1 パッケージ停溜装置 2、31 巻取装置 3 転動ガイドレール 4 第1ストッパ 5 第2ストッパ 6 揺動接触子 7 揺動レバー 8,11 マイクロスイッチ(検出センサ) 18 揺動軸
Claims (3)
- 【請求項1】 巻取手段から排出されたパッケージの巻
管をガイドして、パッケージを取出位置まで転動させる
転動ガイドと、 前記取出位置でパッケージの巻管に当接して、パッケー
ジを転動ガイド上に待機させる第1ストッパと、 前記取出位置と巻取手段との間の待機位置で、パッケー
ジ相互の接触をなくして後続パッケージを転動ガイド上
に待機させる第2ストッパと、 前記取出位置にあるパッケージの巻管に当接する揺動接
触子と、 前記第2ストッパと揺動接触子を連結する揺動レバーと
を備え、 前記揺動レバーは、 前記転動ガイド上を転動するパッケージの巻管軸心と平
行な揺動軸周りに揺動自在に設けられ、 前記取出位置にパッケージがないときは、前記第2スト
ッパが転動ガイド上から退避し、前記取出位置にパッケ
ージがあるときは、パッケージの巻管と揺動接触子の当
接で第2ストッパが転動ガイド上に突出する構成とした
パッケージ停溜装置。 - 【請求項2】 前記揺動レバーは、 その重心を揺動軸に対して第2ストッパ側に設けられ、 前記取出位置からのパッケージの取り出しで、自重によ
って前記第2ストッパを転動ガイド上から退避させる構
成とした請求項1に記載のパッケージ停溜装置。 - 【請求項3】 前記揺動レバーは、前記揺動軸より揺動
接触子側に重りが付加されている請求項1又は請求項2
に記載のパッケージ停溜装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8582298A JPH11286373A (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | パッケージ停溜装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8582298A JPH11286373A (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | パッケージ停溜装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11286373A true JPH11286373A (ja) | 1999-10-19 |
Family
ID=13869557
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8582298A Pending JPH11286373A (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | パッケージ停溜装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11286373A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102060214A (zh) * | 2009-11-16 | 2011-05-18 | 村田机械株式会社 | 卷绕机 |
CN109607310A (zh) * | 2018-12-18 | 2019-04-12 | 吴玉金 | 一种市政电缆回收收卷机 |
CN110844694A (zh) * | 2019-11-28 | 2020-02-28 | 董青华 | 一种用于电缆缠绕设备 |
-
1998
- 1998-03-31 JP JP8582298A patent/JPH11286373A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102060214A (zh) * | 2009-11-16 | 2011-05-18 | 村田机械株式会社 | 卷绕机 |
EP2322459A3 (en) * | 2009-11-16 | 2012-01-04 | Murata Machinery, Ltd. | Winding Machine |
CN109607310A (zh) * | 2018-12-18 | 2019-04-12 | 吴玉金 | 一种市政电缆回收收卷机 |
CN109607310B (zh) * | 2018-12-18 | 2020-08-28 | 福建旭辰信息科技有限公司 | 一种市政电缆回收收卷机 |
CN110844694A (zh) * | 2019-11-28 | 2020-02-28 | 董青华 | 一种用于电缆缠绕设备 |
CN110844694B (zh) * | 2019-11-28 | 2021-06-01 | 南通明光电线有限公司 | 一种用于电缆缠绕设备 |
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