JP2000096363A - 合糸巻取用多重撚糸機 - Google Patents

合糸巻取用多重撚糸機

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JP2000096363A
JP2000096363A JP10273641A JP27364198A JP2000096363A JP 2000096363 A JP2000096363 A JP 2000096363A JP 10273641 A JP10273641 A JP 10273641A JP 27364198 A JP27364198 A JP 27364198A JP 2000096363 A JP2000096363 A JP 2000096363A
Authority
JP
Japan
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yarn
balloon
winding
breakage
twisted
Prior art date
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Pending
Application number
JP10273641A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeki Imai
茂喜 今井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd filed Critical Murata Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 いずれかの糸切れを検知した際、単糸巻きを
防止するために、全ての糸を切断するに当たり、切断し
た糸端が隣接錘等に巻き付くことを防止できる合糸巻取
用多重撚糸機を提供する。 【解決手段】 複数の撚糸ユニットUで撚糸した糸を合
糸して巻き取る合糸巻取機において、各糸の糸切れを個
別に検出する糸切れ検出手段23と、撚糸されバルーン
ガイド15に至るバルーン糸14の下部にそれぞれ位置
したカッター30と、いずれかの糸切れ検出手段23が
糸切れを検出したとき全てのカッター30を作動させる
制御手段26とを備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2つの二重撚糸ユ
ニットで加撚した糸を合糸した後、1つのパッケージに
巻き取る合糸巻取用の二重撚糸機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばミシン糸や刺繍糸用とし
て、2つのパーンパッケージを、2つの二重撚糸ユニッ
トでそれぞれ加撚し、その糸を合糸した後、1つのパッ
ケージに巻き取る合糸巻取用の二重撚糸機が知られてい
る。
【0003】この場合、両撚糸ユニットでS撚り方向に
加撚し、合糸してパッケージに巻き取った後、後工程の
二重撚糸機において、合糸後のパッケージを給糸として
Z撚り方向に加撚して使用する。これにより、トルクは
消滅して、丸みを帯びた糸を形成することができる。
【0004】このような二重撚糸機において、カッター
はそれぞれフィラーの近傍に配置されており、いずれか
の糸切れを検知した際、両カッターを作動させて、糸切
れしていない方の糸もカットして単糸巻取を防止するよ
うにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フィラ
ーの近傍で給糸をカットすると撚糸ユニットのパーンパ
ッケージからバルーンを形成した糸がフリーとなり、隣
接錘等に巻き付くなどの問題がある。
【0006】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、いずれかの糸切れを検知した際、単糸巻きを防止す
るために、全ての糸を切断するに当たり、切断した糸端
が隣接錘等に巻き付くことを防止できる合糸巻取用多重
撚糸機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、複数の撚糸ユニットで撚糸した
糸を合糸して巻き取る合糸巻取機において、各糸の糸切
れを個別に検出する糸切れ検出手段と、撚糸されバルー
ンガイドに至るバルーン糸の下部にそれぞれ位置したカ
ッターと、いずれかの糸切れ検出手段が糸切れを検出し
たとき全てのカッターを作動させる制御手段とを備えた
合糸巻取用多重撚糸機である。
【0008】請求項2の発明は、カッターは、バルーン
糸のバルーン軌跡内と軌跡外に移動自在であり、作動時
にバルーン軌跡内に移動して、所定時間後、バルーン軌
跡外に復帰する請求項1記載の合糸巻取用多重撚糸機で
ある。
【0009】請求項3の発明は、カッターは、常時はス
プリングでバルーン軌跡外に位置され、糸切れ検出時に
ソレノイドでバルーン軌跡内に移動される請求項1又は
2記載の合糸巻取用多重撚糸機である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適一実施の形態
を添付図面に基づいて詳述する。
【0011】図1において、固定フレーム10上には多
錘に撚糸ユニットUが設けられると共に図3に示すよう
にその撚糸ユニットUが背中合わせに配置される。
【0012】撚糸ユニットUは、固定フレーム10に回
転自在なスピンドル11が設けられ、その各スピンドル
11に一体に回転ディスク12が設けられ、その回転デ
ィスク12にパーン形状のパッケージPsが固定して装
着されて主に構成される。
【0013】パッケージPsから解舒された糸は、パッ
ケージPsに装着したテンサ13より、パッケージPs
の軸心を通り、回転ディスク12で撚り(例えばS撚
り)を付与されバルーン糸14を形成し、バルーンガイ
ド15にて収束され、ガイドローラ16,17よりフィ
ードローラ18に巻き掛けられ、さらに合糸部19で合
糸された後、トラバースガイド20でトラバースされな
がら巻取ドラム21上で回転する巻取パッケージPwに
巻き取られるようになっている。この巻取パッケージP
wは、上下回動自在なクレードルアーム22に回転自在
に支承され、巻取径の増加と共にクレードルアーム22
が上方に回動するようになっている。
【0014】さて、バルーンガイド15からフィードロ
ーラ18に至る撚り糸Yには、その糸切れを検出する糸
切れ検出手段23が設けられる。この糸切れ検出手段2
3は、撚り糸Yに常時接触し、糸切れ時に下方に回動す
るフィラー24と、そのフィラー24の下方への回動で
作動するマイクロスイッチ25とから構成される。
【0015】この糸切れ検出手段23の糸切れ検出信号
27は、それぞれ制御手段26に入力される。
【0016】また、回転ディスク12近くには、バルー
ン糸14をカットするカッター30が軸31を中心に回
動自在に設けられる。このカッター30は、図2に示す
ようにバルーン糸14のバルーン軌跡内に移動する作動
位置S1とバルーン軌跡外に位置する非作動位置S0と
の間を移動可能に設けられ、常時はスプリング32に
て、ストッパー35に当接する非作動位置S0に保持さ
れ、その非作動位置S0からソレノイド34にて、スプ
リング32の力に抗してストッパー33に当接する作動
位置S1に移動される。またカッター30は、バルーン
糸14を捕捉切断しやすいように先端両側に鉤部30a
が形成される。
【0017】ソレノイド34は、制御手段26にて作動
され、制御手段26から制御ライン36を介してワンシ
ョットの通電がなされて所定時間作動位置S1に保持さ
れるようになっている。
【0018】次に本発明の作用を述べる。
【0019】各撚糸ユニットUのパッケージPsの糸
は、テンサ13より、パッケージPsの軸心を通り、回
転ディスク12で撚りを付与されバルーン糸14を形成
しながらパッケージPsの上方のバルーンガイド15に
て収束され、ガイドローラ16,17よりフィードロー
ラ18を通り、合糸部19で隣接する撚糸ユニットUの
撚り糸が合糸された後、トラバースガイド20でトラバ
ースされながら巻取ドラム21上の巻取パッケージPw
に巻き取られる。
【0020】この撚糸後の合糸巻取中に、いずれかの撚
糸ユニットUのパッケージPsの糸が切れた時、糸切れ
検出手段23が動作し、その糸切れ信号27が制御手段
26に入力され、この信号27を受けて制御手段26
が、制御ライン35を介して合糸中の撚糸ユニットUの
各ソレノイド33に所定時間通電してソレノイド33を
作動して、カッター30をバルーン軌跡内に移動してバ
ルーン糸14をカットした後、スプリング31の力でバ
ルーン軌跡外に自動的に退避する。このように、糸切れ
検出手段23によりいずれかの糸の糸切れを検出する
と、それに対応する巻取パッケージPW に対して合糸す
る全ての錘のカッター30を作動させる。
【0021】このカッター30は、バルーン糸14の下
部で糸をカットするため、切断後の糸端を最小限にで
き、隣接した錘へ切断した糸端が巻き付くことを防止で
きる。
【0022】また、カッター30は、軸31を中心に回
動するため、バルーン糸14を僅かな動きでバルーン軌
跡内に移動でき、糸道の不安定なバルーン糸を確実に切
断することができる。従って、バルーン糸を切断するカ
ッターをバルーン軌跡の径方向に直線的に出没させる場
合の、カッターの進退距離が長くなる不具合を解消でき
る。
【0023】さらに、糸種が変化した場合でも、カッタ
ー30の切断位置は、バルーン軌跡が安定している部分
なので、糸の切断を確実に行える。
【0024】なお上述の実施の形態では、カッター30
を時計方向に揺動させる例で説明したが、バルーンの回
転方向に対してどちらでもよい。またカッター30をそ
れぞれソレノイド33で揺動させる例で説明したが、合
糸錘のカッター30をリンクで連結し、1つのソレノイ
ドで、リンクを介して各カッターを同時に作動させるよ
うにしてもよい。
【0025】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、切断した
糸端が、隣接錘等に巻き付くことがない。また同一の巻
取パッケージに対して合糸する錘の全てのカッターを作
動させるので糸切れユニットの判別が不要である。カッ
ターの動作後は、スプリング等でバルーン軌跡外にを自
動的に戻すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す正面図である。
【図2】図1の要部の平面図である。
【図3】図1の側面図である。
【符号の説明】
14 バルーン糸 15 バルーンガイド 23 糸切れ検出手段 26 制御手段 30 カッター U 撚糸ユニット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の撚糸ユニットで撚糸した糸を合糸
    して巻き取る合糸巻取機において、各糸の糸切れを個別
    に検出する糸切れ検出手段と、撚糸されバルーンガイド
    に至るバルーン糸の下部にそれぞれ位置したカッター
    と、いずれかの糸切れ検出手段が糸切れを検出したとき
    全てのカッターを作動させる制御手段とを備えたことを
    特徴とする合糸巻取用多重撚糸機。
  2. 【請求項2】 カッターは、バルーン糸のバルーン軌跡
    内と軌跡外に移動自在であり、作動時にバルーン軌跡内
    に移動して、所定時間後、バルーン軌跡外に復帰する請
    求項1記載の合糸巻取用多重撚糸機。
  3. 【請求項3】 カッターは、常時はスプリングでバルー
    ン軌跡外に位置され、糸切れ検出時にソレノイドでバル
    ーン軌跡内に移動される請求項1又は2記載の合糸巻取
    用多重撚糸機。
JP10273641A 1998-09-28 1998-09-28 合糸巻取用多重撚糸機 Pending JP2000096363A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100881957B1 (ko) 2007-01-11 2009-02-04 김흥곤 합연사 장치
CN103510216A (zh) * 2013-09-17 2014-01-15 吴江永固纺配有限公司 一种带有剪断装置的并线机断纱检测系统
CN105040197A (zh) * 2015-09-01 2015-11-11 苏州康健纺织有限公司 新型纺织导纱座
CN105177849A (zh) * 2015-09-01 2015-12-23 苏州康健纺织有限公司 纺织导纱座
LU502184B1 (de) * 2022-05-30 2023-11-30 Saurer Tech Gmbh & Co Kg Arbeitsstelle einer fadenballonbildenden Textilmaschine, insbesondere eine Doppeldrahtzwirnmaschine

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CN105177849A (zh) * 2015-09-01 2015-12-23 苏州康健纺织有限公司 纺织导纱座
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