JPH11286339A - シート給送部材および該シート給送部材を有するシート給送装置 - Google Patents

シート給送部材および該シート給送部材を有するシート給送装置

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JPH11286339A
JPH11286339A JP10344432A JP34443298A JPH11286339A JP H11286339 A JPH11286339 A JP H11286339A JP 10344432 A JP10344432 A JP 10344432A JP 34443298 A JP34443298 A JP 34443298A JP H11286339 A JPH11286339 A JP H11286339A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シート給送部材が回転していないとき、シー
ト部材より摩擦係数が小さい部分によりシート部材は転
写位置に向けて円滑に搬送するとともに、シート部材に
摩擦帯電が生じさせないで感光体上の画像の転写むらを
防止する。 【解決手段】シート給送部材22として、周回する表面
部分に形成された、給送されるシート部材Pよりも摩擦
係数が小さい少なくとも1つの部分43と給送されるシ
ート部材Pよりも摩擦係数が大きい少なくとも1つの部
分42を有するとともに、前記摩擦係数が小さい部分4
3を導電性部材で構成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写紙、プリン
タ、ファクシミリ等の画像形成装置のシート給送部材お
よび該シート給送部材を有するシート給送装置に係り、
特に、給紙ローラと、この給紙ローラに圧接する分離パ
ッドとを備え、給紙ローラと分離パッド間で用紙を1枚
ずつに分離して給紙する方式に用いられる給紙部材およ
び該給紙部材を有する給紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】給紙ローラと、この給紙ローラに圧接す
る分離パッドとを備え、給紙ローラと分離パッド間で用
紙を1枚ずつ摩擦力により分離して給紙する方式の給紙
装置としては、実開平3−116325号公報、特開平
3−13442号公報、その他、従来より多数提案され
ている。
【0003】この給紙方式は、用紙を載置する底板が上
昇し、載置された最上位の用紙の先端部を給紙ローラに
突き当て、所定のタイミングで給紙ローラを回転させ、
給紙ローラと分離パッドの摩擦力で用紙束をさばき、最
上位の用紙のみを給紙ローラとの摩擦力により給送させ
るものである。
【0004】従って、最上位の用紙が給送され移動して
も、その他の最上位の下位に位置する用紙は、分離パッ
ドによる摩擦力の影響を受け、給送される最上位の用紙
につられ、重なった状態で搬送される(以下、重送とい
う)ことが阻まれるため、結果として、最上位の用紙の
みが確実に給紙される。
【0005】給紙された用紙の先端がレジストローラに
到達すると給紙ローラはその回転を停止し、用紙は一旦
停止する。通常、給紙ローラとレジストローラの間隔は
極めで短いため、給紙ローラが停止した時、給送された
用紙の後端は、給紙ローラと分離パッドの間に挟まれて
いる。
【0006】次に、像担持体上のトナー画像と用紙の先
端が転写位置で整合するタイミングに合わせレジストロ
ーラが回転し、用紙は転写位置に送り出されるが、この
時、用紙の後端が、給紙ローラと分離パッドの間に挟ま
れたままの状態であり且つローラが回転しない状態であ
ると用紙が引っ張られて引き裂かれてしまう。また、単
に給紙ローラと分離パッドの接触を解除するだけでは、
重送が発生してしまう。当該給紙方式ではこのような間
題を解決するために、従来から以下の3つの方式が提案
されている。
【0007】方式1;給紙ローラの回転に同期させて底
板と分離パッドの加圧を解除させる方式 給紙ローラの回転停止後、底板が下降し、かつ給紙ロー
ラと分離パッドとの接触圧が解除されるため、レジスト
ローラで用紙が給送される時、用紙が給紙ローラと分離
パッドとの間で挟まれない。また、底板の下降と共に、
残りの用紙が給紙位置から離れるため、重送が発生する
恐れはない。
【0008】方式2;給紙ローラの駆動機構に電磁クラ
ッチを用いる方式 駆動モータから給紙ローラヘの駆動伝達手段として電磁
クラッチを用いるもので、給紙ローラの回転停止後は、
電磁クラッチをOFFし、給紙ローラの回転をフリーと
する。レジストローラで用紙が給送される時、最上位の
用紙ローラがつれ回りするため円滑に給送され、また、
下位の用紙は給紙ローラと分離パッドの接触圧が維持さ
れているため、重送が発生する恐れはない。
【0009】方式3;給紙ローラ離間部材(ハブ)とワ
ンウェイクラッチからなる給紙ローラ駆動機構を組み合
わせた方式 駆動モータから給紙ローラヘの駆動伝達手段として最も
コストの安い部材はワンウェイクラッチである。しかし
ながら、ワンウェイクラッチは駆動力がOFFされると
その停止位置でクラッチが機械的に固定されるため、電
磁クラッチのように用紙Pの移動に対するつれ回りがで
きない。このためこの安価な駆動伝達手段と給紙ローラ
離間部材(ハブ)を組み合わせたものがこの方式であ
る。
【0010】図11に方式3の一例を示す。給紙ローラ
1と同軸上に一体成型されたハブ(カムまたはコロ)2
を設け、給紙ローラ停止時はこれが図示位置で停止する
よう給紙ローラ1を制御する。この位置はハブ(カムま
たはコロ)2が最も偏心する位置で、この偏心により給
紙ローラと分離パッドは離間し、最上位の用紙はハブ
(カムまたはコロ)2と分離パッド3に挟まれる。軸と
ハブ(カムまたはコロ)2は樹脂で一体成型されており
レジストローラが回転し用紙が搬送されても摩擦係数の
小さい樹脂は転写位置に送り出される用紙Pの搬送を妨
げない。また、ハブ(カムまたはコロ)2と分離パッド
3は接触状態が推持されているため、下位の用紙の重送
の恐れはない。
【0011】上記3つの方式にはそれぞれ、メリットと
デメリットがあるが、近年のプリンタ、複写機、ファク
シミリ等の急速なダウンサイジング化で特に要求される
ものは、低コスト化であり、最もコストの安いものは方
式3である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記方
式3には以下の様な間題がある。
【0013】第1に、複数のハブ(カムまたはコロ)を
給紙ローラとは別構成として設ける必要があるために、
その分、構造が複雑となり、コスト上昇を招いていた。
【0014】第2に、給紙ローラ動作後のレジストロー
ラによる用紙の給送動作時、分離位置において、用紙を
挟持するものが、給紙ローラと分離パッドの組み合わせ
から、ハブ(カムまたはコロ)と分離パッドの組み合わ
せに変化し、後続する用紙の重送を阻止するための分離
位置における接触圧力が変動するため、この変動により
重送が発生する恐れがあった。
【0015】第3に、用紙が樹脂性のハブ(カムまたは
コロ)との接触により摩擦帯電し、転写に悪影響を与
え、画像品質を劣化する恐れがあった。
【0016】次に、図11および図12を用いて方式3
の問題点を説明する。
【0017】図11は用紙ローラにより用紙に摩擦帯電
が生じる様子を説明する図、図12は用紙の摩擦帯電に
より用紙上の画像に転写むらが生じる様子を説明する図
である。
【0018】図11において、用紙ローラ1は、その両
端に同軸的にハブ(カムまたはコロ)2が設けられてお
り、分離パッド3と圧接している。そのため用紙(記録
紙)Pは、給紙ローラ1と分離パッド3の間を通過する
過程で、1枚ずつに捌かれて下流側に給紙されるように
なっている。給紙ローラ1と分離パッド3の間を通過す
る過程で用紙Pは、材脂材料からなるハブ(カムまたは
コロ)2により擦られることになり、同図にハッチング
で示すように、ハブ(カムまたはコロ)2により擦られ
た部分が摩擦帯電する。このため、電子写真プロセスで
像担持体上のトナー画像を用紙に転写するときに、用紙
上の上記帯状の帯部分が電気抵抗となり、転写性が低下
し転写画像が薄くなる、いわゆる転写不良を引き起こ
す。例えば、図12に示すように、画像に転写むらが発
生してしまう不具合があった。
【0019】また、図13にハブ(カムまたはコロ)2
として偏心カム2を用いた例を示す。
【0020】同図において、給紙ローラ1はその両端に
同軸的に偏心カム2を設け、分離パッド3と圧接してお
り、用紙(記録紙)Pは給紙ローラ1と分離パッド3の
間を通過する過程で、1枚ずつ捌かれて下流側に給紙さ
れるようになっている。この場合も、電子写真プロセス
にて感光体上の画像を用紙に転写するときに、用紙上の
帯状の帯電部分が電気抵抗となり、その部分のみが綺麗
に転写されないで、部分的に薄い面像が転写されてしま
い、上記の場合と同様に、図12に示すように、画像に
転写むらが発生してしまう不具合があった。
【0021】本発明の目的は、上記の問題点を改善し
て、簡単な構造で低コストであって、安定した確実な給
紙を実現するとともに、用紙の摩擦帯電を無くすこと
で、高い画像品質を得ることのできる給紙部材および該
給紙部材を有する給紙装置を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、周回する
表面部分に形成された、給送されるシート部材よりも摩
擦係数が小さい少なくとも1つの部分と給送されるシー
ト部材よりも摩擦係数が大きい少なくとも1つの部分を
有するシート給送部材からなる第1の手段により解決さ
れる。
【0023】上記の課題は、第1の手段において、前記
シート部材よりも摩擦係数が小さい部分は、カバー部材
で構成される第2の手段により解決される。
【0024】上記の課題は、第2の手段において、前記
カバー部材は、前記表面部分に沿って円弧状に形成され
る第3の手段により解決される。
【0025】上記の課題は、第2の手段において、前記
カバー部材は、金属、樹脂、セラミック、またはガラス
等の部材から構成され第4の手段により解決される。
【0026】上記の課題は、第1の手段において、前記
シート部材よりも摩擦係数が大きい部分は、ゴム等の部
材から構成される第5の手段により解決される。
【0027】上記の課題は、周回する表面部分に形成さ
れた、導電性部材で構成された少なくとも1つの部分を
有するシート給送部材からなる第6の手段により解決さ
れる。
【0028】上記の課題は、第6の手段において、前記
導電部材は、給送されるシート部材よりも摩擦係数が小
さい部材から構成される第7の手段により解決される。
【0029】上記の課題は、第6の手段または第7の手
段において、前記導電性部材で構成された部分は、カバ
ー部材である第8の手段により解決される。
【0030】上記の課題は、第8の手段において、前記
カバー部材は、前記表面部分に沿って円弧状に形成され
る第9の手段により解決される。
【0031】上記の課題は、第8の手段または第9の手
段において、前記カバー部材は、電気抵抗1×1012Ω
以下の金属、樹脂、セラミック、またはガラス等の部材
から構成される第10の手段により解決される。
【0032】上記の課題は、シート束を収容するシート
収容手段と、周回する表面部分に形成された、給送され
るシート部材よりも摩擦係数が小さい少なくとも1つの
部分を有するシート給送部材と、このシート給送部材に
圧接する摩擦部材とから構成されるシート給送装置から
なる第11の手段により解決される。
【0033】上記の課題は、シート束を収容するシート
収容手段と、周回する表面部分に形成された、導電部材
から構成された少なくとも1つの部分を有するシート給
送部材と、該シート給送部材を圧接する摩擦部材とから
構成されるシート給送装置からなる第12の手段により
解決される。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に基づいて説明する。
【0035】図1は、本実施の形態に係わる電子写真プ
ロセスを利用したレーザプリンタの全体構成図である。
【0036】レーザープリンタの本体装置11内には、
その略中央部に感光体12が設けられ、感光体12の周
囲には、帯電器13、光学装置14により感光体12上
に書き込まれた潜像を可視像化する現像装置15、感光
体12上の画像を記録紙Pに転写する転写ローラ17、
クリーニング装置18等が配置されている。
【0037】また、これらの感光体12等の下方には、
記録紙Pを収納した給紙カセット21、給紙カセット2
1内の記録紙Pを給紙する給紙部材として給紙ローラ2
2があり、給紙カセット21内には、回転上昇可能で給
紙ローラ22に記録紙Pを任意の圧力で圧接させる底板
23がある。尚、給紙ローラ22は、ベルト状でも良
い。また、給紙された記像紙Pを1枚ずつに分離する分
離部材として分離パッド24が給紙ローラ22に圧接さ
れている。さらに、給紙された記録紙Pと感光体12上
の画像を同期させるためにタイミングを取るレジストセ
ンサ25、レジストローラ28等がその下流側に設けて
ある。尚、分離パッド24は、ベルト、ローラ形状でも
良い。
【0038】なお、給紙カセット21の他に、手差し給
紙口からも給紙ができ、本体給紙部と同様に、給紙ロー
ラ26、分離パッド27、手差し給紙台29がある。
【0039】さらに、感光体12等の上方には、転写ロ
ーラ17により電気的に記録紙Pへ転写された画像を定
着させる定着装置31、定着装置31において画像定着
が行われた記録紙Pを後述するスタッカー部へ排紙する
排紙ローラ32等が設けられている。
【0040】次に、本体装置11の一部である本体カバ
ー11aの上面部には、面像形成が行われた記録紙Pが
排紙されるスタッカー部33が形成されている。また、
本体装置11内におけるスタッカー部33の下方には、
金属製のケース34内に収納された電装部35が設けら
れており、この電装部35は、コントローラ基板36、
及びコントローラ基板36上に取り付けられた各種の調
整スイッチや制御ユニット(図示せず)等により形成さ
れている。
【0041】さらに、本体装置11内におけるケース3
4の下方には、電源37や電装基板38を収納したケー
ス39、及び感光体12上へ潜像の書き込みを行う光学
装置14が設けられている。
【0042】次に、このレーザプリンタの画像形成動作
を説明する。
【0043】光学装置14から、画像信号により変調し
たレーザビームが一様に帯電された感光体12上に書き
込まれ、静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像
装置によって可視像化される。
【0044】一方、給紙カセット21側から給紙される
と、給紙カセット21内の記録紙Pは、給紙ローラ22
によって送り出され、給紙ローラ22と分離パッド24
の間で1枚ずつに捌かれてレジストローラ28に搬送さ
れ、さらにここでタイミングを取って転写部へ送り出さ
れる。次いで、転写ローlラ17の作用を受けてると、
感光体12上の可視像が記録紙Pに転写される。記録紙
Pは、その後、定着装置31に搬送され、定着が行わ
れ、排紙ローラ32によりスタッカー部33に排紙され
る.手差し給紙部29から給紙される場合も、手差し給
紙台29上の記録紙Pは、給紙ローラ26と分離パッド
27により1枚ずつ分離されて送り出され、以降、上記
と同様の動作が行われる。
【0045】次に、本実施の形態に係る給紙ローラの構
造を図2から図4を用いて説明する。
【0046】図2は本実施の形態に係る給紙ローラの斜
視図、図3は図2に示すカバーを除いた給紙ローラを示
す図であり、図3(a)は側面図、図3(b)は部分正
面図、図4は図2のカバーを示す図であり、図4(a)
は側面図、図4(b)は部分正面図である。
【0047】これらの図において、給紙ローラ22また
は26は、材脂等から形成された軸40と、軸40上に
同材料により一体成型された芯41と、芯41の外側に
設けられたシート給送回転体42(例えば給紙ローラ)
と、給紙ローラ42の表面の一部に設けられたカバー4
3から構成される。
【0048】給紙ローラ42は、給送する用紙(記録
紙、シート類)Pを安定して給送するために、用紙P
(例えば、摩擦係数μ2;0.6以上0.7以下)に対
し、ゴム等の高摩擦部材(例えば、摩擦係数μ1;0.
8以上3.0以下)で形成する。カバー43は、用紙P
を円滑に給送するために、給送する用紙Pに対し、金
属、材脂、セラミック、ガラス等の低摩擦部材(例え
ば、摩擦係数μ;0.01以上0.5以下)で形成す
る。
【0049】つまり、給紙ローラ42は、その表面に用
紙Pよりも摩擦係数の小さい少なくとも1つの領域と用
紙Pよりも摩擦係数の大きい少なくとも1つの領域を有
しているものである。本実施の形態の場合、前記各摩擦
係数の関係は、μ3<μ2<μ1となる。
【0050】尚、上記実施の形態では、摩擦係数の小さ
い領域と大きい領域をそれぞれ1箇所としたが、2箇所
またはそれ以上設けても勿論良い。
【0051】更に、給紙ローラ42は摩擦帯電を防止す
るために、導電性金属、樹脂等の導電性部材(例えば表
面抵抗率1×1012Ω以下(JISK6911)で形成
する。尚、表面抵抗はJISK6911に準拠して求め
たものである。
【0052】つまり、給紙ローラ42は、その表面に少
なくとも1箇所の導電性領域を有しているものである。
尚、上記実施の形態では、導電性領域を1箇所とした
が、2箇所またはそれ以上設けても勿論良い。
【0053】カバー43は、ローラ部42の外周に沿う
断面円弧状のカバー部43dと、カバー部43dの両端
から折り曲げ形成された係止片部43aとを有してい
る。こられの係止片部43aの先端は二股状に形成さ
れ、この二股の先端にはさらに直角に突出片を形成して
係上部43b,43bとしている。
【0054】一方、芯41にはカバー43の係止部43
b,43bが係止される係止部41a,41aが設けら
れる。ローラ部42の両端部に突出している芯金41,
41の係止部41a,41aにカバー43の係止部43
bをそれぞれ係止することにより、ローラ部42の弾性
力を利用してカバー43にB方向(図2参照)の力を作
用させ、カバー43をローラ部42の表面に密着させて
いる。
【0055】次に、本発明の他の実施の形態に係わる給
紙ローラを図5から図7を用いて説明する。
【0056】図5は本実施の形態に係る給紙ローラの斜
視図、図6は図5に示すカバーを除いた給紙ローラを示
す図であり、図6(a)は側面図、図6(b)は部分正
面図、図7は図5のカバーを示す図であり、図7(a)
は側面図、図7(b)は部分正面図である。
【0057】これらの図において、給紙ローラ50は、
導電性材料から形成された軸51と、軸51上に形成さ
れた芯52と、芯52の外側に殻けられたローラ部53
と、給紙ローラ50の表面一部に設けられたカバー54
から構成されている。ローラ部53の構造は、先の実施
の形態の給紙ローラ部と同じである。
【0058】カバー54は、ローラ部53の外周に沿う
断面円弧状のカバー部54dと、カバー部54dの両端
から折り曲げ形成された係止片部54aとを有してい
る。こられの係止片部54aの先端は三股状に形成さ
れ、その中央を外側に折り曲げて導通片54cとし、両
側のこの二股の先端には突起部54b,54bが形成さ
れている。
【0059】一方、芯52にはカバー54の突起部54
b,54bが係合される穴部52a,52aが設けられ
ている。
【0060】そして、ローラ部53の両端部に突出して
いる芯金52,52の穴部52a,52aにカバー54
の突起部54bをそれぞれ係合することにより、ローラ
部53の外周面にカバー54を密着させている。また、
この取付によって、導通片54cが金属材料で構成され
た軸51に圧接され、金属軸51とカバー54は電気的
に導通し、金属軸受け(図示せず)を介して本体装置に
導通する。
【0061】なお、導通片54cによる弾性力が突起部
54bを穴部52aに係止する方向E(図5参照)に作
用するので、使用によって突起部54bと穴部52aと
が外れることがない。
【0062】従って、上記各実施の形態に使用される給
紙ローラは、特別な構成のローラではなく、従来のロー
ラをそのまま流用し、ローラ部の表面に取り付け可能な
カバーを用意するだけで、低コストで簡単な構造であっ
て、且つ極めて信頼性の高い給紙装置を実現できる。ま
た、当該カバーは着説自在としても良い。
【0063】次に、用紙の給紙動作を図1から図4を用
いて説明する。
【0064】図示しない画像形成開始命令により、カバ
ー43と最上位の用紙が接触した状態から、給紙ローラ
22(または26)がA方向に回転し(図1または図2
参照)、用紙Pをレジストローラ28に向けて給紙す
る。この時、一時的にカバー43と用紙Pが接触する所
定の期間は、カバー43の摩擦係数が小さく、カバー4
3と用紙Pとの間に用紙Pを搬送できる程度の摩擦力が
発生しないため、用紙Pはほとんど移動しない。
【0065】更に、給紙ローラ22(または26)が回
転しカバー43との接触領域を通過した後、用紙Pは、
ローラ部42の表面と接触し、ローラ表面の摩擦係数は
用紙Pの搬送に適したものであり、ローラ部42との摩
擦力により給送される。また、給送される用紙Pの下位
の用紙束は、分離パッド24(または27)により、そ
の移動をはばまれ重送が防上される。
【0066】給紙ローラ22(または26)により送り
出された用紙Pは、給紙ローラ1の回転(360度)で
レジストローラ28に到達する。そこで、給紙ローラ2
2(または26)は回転を停止し、用紙Pも一旦停上す
る。用紙Pの後端は給紙ローラ22(または26)と分
離パッド24(または27)に挟まれ、カバー部と所定
の圧力で接触した状態で停止している。尚、上記実施の
形態では給紙ローラを1回転させ用紙Pを給送している
が、装置の構造やレイアウトに応じて、2回転、または
それ以上させても勿論構わない。
【0067】続いて、レジストローラ28が、像担持体
上のトナー画像と用紙の先端を転写位置で整合させるタ
イミングに合わせ回転し、用紙は転写位置に送り出され
る。
【0068】この時、用紙Pの後端は給紙ローラ22
(または26)と分離パッド24(または27)に挟ま
れ、カバー43と所定の圧力で接触した状態にあるが、
前述の通り、カバー43と用紙Pとの間の摩擦力が極め
て低く両者の間には用紙Pの搬送を妨げる摩擦力が発生
しないため、レジストローラ28で給送される用紙Pは
給紙ローラ22(または26)と分離パッド24(また
は27)間の給紙ニップ部に引っ張られることなく、転
写位置に向けて円滑に搬送される。
【0069】更に、この時、給紙ローラ22(または2
6)による給紙動作開始からレジストローラ28による
用紙搬送の間、給紙ローラ22(または26)と分離パ
ッド24(または27)間の接触状態は常に一定に維持
され接触圧力が変動しないため、後続する用紙Pの重送
を確実に防止することができる。
【0070】また更に、用紙Pがレジストローラ28に
より搬送され、カバー43と所定の圧力で接触しながら
移動するが、カバー43は上述の通り、導電性部材から
構成されているため、カバー43と用紙Pとの間に摩擦
帯電が発生せず、用紙Pの帯電を防上できるので、転写
不良を引き起こすことはない。
【0071】なお、上記のような利点は、図5に示す給
紙ローラを用いた場合も同様のことがいえる。
【0072】上記のごとく、本発明においては、給紙ロ
ーラの表面の一部にカバーを設けるという、極めて簡易
な構成によって、従来の給紙装置に比べ、簡素な構造、
低コストを可能にするとともに、安定した確実な給紙を
実現し、且つ高い画像品質を得ることができるという、
格段なる機能向上をなし得る給紙部材および該給紙部材
を有する給紙装置を提供することができる。
【0073】次に、給紙ローラ22(または26)のロ
ーラ部42とカバー43との構造を図8および図9を用
いて説明する。
【0074】図8はローラ部42とカバー43のカバー
部43dに段差がある場合の断面図、図9はローラ部4
2とカバー43のカバー部43dに段差がない場合の断
面図、図10は図9の段差部の拡大図である。
【0075】図8に示すように、ローラ部42とカバー
43のカバー部43dの間に著しい段差Cがあると、用
紙Pの先端がこの段差Cに突き当たり分離性能に悪影響
を及ばす恐れがある。その場合は、図9に示すように、
カバー43のカバー部43dの先端部または後端部を内
側に曲げ、当該部分をローラ部42の表面にくい込ませ
てこの段差を用紙の分離性能に悪影響を与えない程度の
段差Dに解消すればよい。また、カバー43をローラ部
42により強く押圧し固定しても良い。
【0076】なお、上記のような構成は、図5に示す給
紙ローラにも同様に適用できる。
【0077】以上本発明に係わる実施の形態について説
明したが、本発明の技術思想を利用するものであれば、
すべてが本発明に含まれるものであり、本発明は上記の
各実施の形態に限定されないことは言うまでもない。
【0078】上記各実施の形態で説明した給紙ローラの
構造、配置は、実施の形態に限定されず、シート給紙条
件を満足するものであれば適宜選択し得るものである。
【0079】また、上記各実施の形態で低摩擦部材とし
て用いたカバーの代わりに、ガラス、樹脂、ゴムなどの
各種材料を用いてカバーを構成しても良い。勿論、カバ
ー、ローラ部の摩擦係数は上記各実施の形態の数値に限
定されるものではなく、適切な給紙動作を実現できるも
のであれば、その値は適宜選択し得るものてある。
【0080】更に、上記各実施の形態で導電性部材とし
て用いたカバーの代わりに、導電性ガラス、導電性樹
脂、または導電性ゴムなどの各種導電性材料を用いてカ
バーを構成しても良い。勿論、電気抵抗は各実施の形態
の数値に限定されるものではなく、適切な給紙動作を実
現できるものであれば、その値は適宜選択し得るもので
ある。
【0081】また、カバーの形状、配置は上記各実施の
形態に限定されるものではなく、適切な給紙動作を実現
できるものであれば、適宜選択し得るものである。
【0082】更に、カバーの代わりに、導電性または低
摩擦係数である各種シール、テープなどの部材をローラ
に貼り付けて用いても勿論良い。
【0083】更に、本発明は、上記の実施の形態の画像
形成装置のみならず、各種印刷装置に適用できることは
言うに及ばず、キヤッシュディスペンサーなどの紙幣送
装置から、その他シート部材の給送に供されるすべての
構成に適用できるものである。
【0084】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、シート部
材より摩擦係数が小さい部分が設けられているので、シ
ート部材との間の摩擦力が極めて低くシートの搬送を妨
げる摩擦力が発生しないため、シート給送部材が回転し
ていないとき、シート部材を転写位置に向けて円滑に搬
送することができる。
【0085】請求項2記載の発明によれば、シート部材
より摩擦係数が小さい部分をカバー部材で構成したの
で、シート給送部材にシート部材より摩擦係数が小さい
部分を容易に形成できる。
【0086】請求項3記載の発明によれば、カバー部材
を簡便に構成できる。
【0087】請求項4記載の発明によれば、カバー部材
を金属、樹脂、セラミック、ガラス等多くの材料の中か
ら必要に応じて任意に選択することができる。
【0088】請求項5記載の発明によれば、摩擦係数が
大きい部分をゴム等の汎用部材を用いることができ、シ
ート給送部材が回転するとき、シート部材を転写位置に
向けて円滑に搬送することができる。
【0089】請求項6記載の発明によれば、用紙に摩擦
帯電を生じさせないので、用紙上の電位分布が均一とな
り、感光体上の画像の転写むらを防止することができ
る。
【0090】請求項7記載の発明によれば、シート給送
部材が回転しないとき、シート部材より摩擦係数が小さ
い部分で、シート部材を転写位置に向けて搬送すると
き、シートに摩擦帯電が生じないので感光体上の画像の
転写むらを防止することができる。
【0091】請求項8記載の発明によれば、シート部材
より摩擦係数が小さい部分および導電部材を容易に形成
できる。
【0092】請求項9記載の発明によれば、カバー部材
を簡便に構成できる。
【0093】請求項10記載の発明によれば、カバー部
材をこのような電気抵抗の数値内で金属、樹脂、セラミ
ック、ガラス等多くの材料の中から必要に応じて任意に
選択することができる。
【0094】請求項11記載の発明によれば、給送され
るシート部材よりも摩擦係数が小さい少なくとも1つの
部分を有するシート給送部材を備えるので、安定した給
紙を行うことのできるシート給送装置を提供することが
できる。
【0095】請求項12記載の発明によれば、導電部材
から構成された少なくとも1つの部分を有するシート給
送部材を備えるので、シートの摩擦帯電を無くして高い
画像品質を可能にするシート給送装置を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係わる電子写真プロセス
を利用したレーザプリンタの全体構成図である。
【図2】本実施形態に係る給紙ローラの斜視図である。
【図3】図2に示す給紙ローラのカバーを除いたローラ
部を示す図である。
【図4】図2に示す給紙ローラのカバーを示す図であ
る。
【図5】本発明の他の実施の形態に係る給紙ローラの斜
視図である。
【図6】図5に示す給紙ローラのカバーを除いたローラ
部を示す図である。
【図7】図5に示す給紙ローラのカバーを示す図であ
る。
【図8】図2に示す給紙ローラのローラ部とカバーに段
差のある場合の給紙ローラの断面図である。
【図9】図2に示す給紙ローラのローラ部とカバー間に
段差を無くした場合の給紙ローラの断面図である。
【図10】図9に示す給紙ローラの段差部の拡大図であ
る.
【図11】従来技術に係わる給紙ローラおよび該給紙ロ
ーラによって用紙に摩擦帯電が生じる様子を示す斜視図
である。
【図12】従来技術に係わる給紙ローラによる用紙の摩
擦帯電により用紙上の画像に転写むらが生じる様子を説
明する図である。
【図13】他の従来技術に係わる給紙ローラおよび該給
紙ローラによって用紙に摩擦帯電が生じる様子を示す斜
視図である。
【符号の説明】
22,26,50 給紙ローラ 24,27 分離パッド 40,51 軸 41 芯金 41a 係止部 42,53 ローラ部 43,54 カバー 43b,54b 係止部 43d,54d カバー部 52 芯 54c 導通片
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年7月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】図11は紙ローラにより用紙に摩擦帯電
が生じる様子を説明する図、図12は用紙の摩擦帯電に
より用紙上の画像に転写むらが生じる様子を説明する図
である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】図11において、紙ローラ1は、その両
端に同軸的にハブ(カムまたはコロ)2が設けられてお
り、分離パッド3と圧接している。そのため用紙(記録
紙)Pは、給紙ローラ1と分離パッド3の間を通過する
過程で、1枚ずつに捌かれて下流側に給紙されるように
なっている。給紙ローラ1と分離パッド3の間を通過す
る過程で用紙Pは、材脂材料からなるハブ(カムまたは
コロ)2により擦られることになり、同図にハッチング
で示すように、ハブ(カムまたはコロ)2により擦られ
た部分が摩擦帯電する。このため、電子写真プロセスで
像担持体上のトナー画像を用紙に転写するときに、用紙
上の上記帯状の帯部分が電気抵抗となり、転写性が低
下し転写画像が薄くなる、いわゆる転写不良を引き起こ
す。例えば、図12に示すように、画像に転写むらが発
生してしまう不具合があった。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0047
【補正方法】変更
【補正内容】
【0047】これらの図において、給紙ローラ22また
は26は、材脂等から形成された軸40と、軸40上に
同材料により一体成型された芯41と、芯41の外側に
設けられたシート給送回転体42(例えばローラ
、ローラ42の表面の一部に設けられたカバー43
から構成される。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0048
【補正方法】変更
【補正内容】
【0048】ーラ42は、給送する用紙(記録紙、
シート類)Pを安定して給送するために、用紙P(例え
ば、摩擦係数μ2;0.6以上0.7以下)に対し、ゴ
ム等の高摩擦部材(例えば、摩擦係数μ1;0.8以上
3.0以下)で形成する。カバー43は、用紙Pを円滑
に給送するために、給送する用紙Pに対し、金属、材
脂、セラミック、ガラス等の低摩擦部材(例えば、摩擦
係数μ;0.01以上0.5以下)で形成する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0049
【補正方法】変更
【補正内容】
【0049】つまり、給紙ローラ22または26は、そ
の表面に用紙Pよりも摩擦係数の小さい少なくとも1つ
の領域と用紙Pよりも摩擦係数の大きい少なくとも1つ
の領域を有しているものである。本実施の形態の場合、
前記各摩擦係数の関係は、μ3<μ2<μ1となる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0051
【補正方法】変更
【補正内容】
【0051】更に、ローラ42は摩擦帯電を防止する
ために、導電性金属、樹脂等の導電性部材(例えば表面
抵抗率1×1012Ω以下(JISK6911)で形成す
る。尚、表面抵抗はJISK6911に準拠して求めた
ものである。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0052
【補正方法】変更
【補正内容】
【0052】つまり、給紙ローラ22または26は、そ
の表面に少なくとも1箇所の導電性領域を有しているも
のである。尚、上記実施の形態では、導電性領域を1箇
所としたが、2箇所またはそれ以上設けても勿論良い。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0053
【補正方法】変更
【補正内容】
【0053】カバー43は、ローラ部42の外周に沿う
断面円弧状のカバー部43dと、カバー部43dの両端
から折り曲げ形成された係止片部43aとを有してい
る。こられの係止片部43aの先端は二股状に形成さ
れ、この二股の先端にはさらに直角に突出片を形成して
部43b,43bとしている。
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正10】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正11】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周回する表面部分に形成された、給送さ
    れるシート部材よりも摩擦係数が小さい少なくとも1つ
    の部分と給送されるシート部材よりも摩擦係数が大きい
    少なくとも1つの部分を有することを特微とするシート
    給送部材。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記シート部材より
    も摩擦係数が小さい部分は、カバー部材で構成されてい
    ることを特徴とするシート給送部材。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記カバー部材は、
    前記表面部分に沿って円弧状に形成されていることを特
    徴とするシート給送部材。
  4. 【請求項4】 請求項2において、前記カバー部材は、
    金属、樹脂、セラミック、またはガラス等の部材から構
    成されていることを特徴とするシート給送部材。
  5. 【請求項5】 請求項1において、前記シート部材より
    も摩擦係数が大きい部分は、ゴム等の部材から構成され
    ていることを特徴とするシート給送部材。
  6. 【請求項6】 周回する表面部分に形成された、導電性
    部材で構成された少なくとも1つの部分を有することを
    特徴とするシート給送部材。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記導電部材は、給
    送されるシート部材よりも摩擦係数が小さい部材から構
    成されていることを特徴とするシート給送部材。
  8. 【請求項8】 請求項6または請求項7において、前記
    導電性部材で構成された部分は、カバー部材であること
    を特徴とするシート給送部材。
  9. 【請求項9】 請求項8において、前記カバー部材は、
    前記表面部分に沿って円弧状に形成されていることを特
    徴とするシート給送部材。
  10. 【請求項10】 請求項8または請求項9において、前
    記カバー部材は、電気抵抗1×1012Ω以下の金属、樹
    脂、セラミック、またはガラス等の部材から構成されて
    いることを特徴とするシート給送部材。
  11. 【請求項11】 シート束を収容するシート収容手段
    と、周回する表面部分に形成された、給送されるシート
    部材よりも摩擦係数が小さい少なくとも1つの部分を有
    するシート給送部材と、このシート給送部材に圧接する
    摩擦部材とから構成されていることを特徴とするシート
    給送装置。
  12. 【請求項12】 シート束を収容するシート収容手段
    と、周回する表面部分に形成された、導電部材から構成
    された少なくとも1つの部分を有するシート給送部材
    と、該シート給送部材を圧接する摩擦部材とから構成さ
    れていることを特徴とするシート給送装置。
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