JP3049349B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3049349B2
JP3049349B2 JP7258008A JP25800895A JP3049349B2 JP 3049349 B2 JP3049349 B2 JP 3049349B2 JP 7258008 A JP7258008 A JP 7258008A JP 25800895 A JP25800895 A JP 25800895A JP 3049349 B2 JP3049349 B2 JP 3049349B2
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雅彰 徳永
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置においては、感光体ドラム
などの像担持体の表面にトナーによって可視像を形成
し、この可視像を紙などの転写シートに転写し、熱また
は圧力によって可視像を転写シート上に定着させてい
る。画像形成装置に使用される画像転写装置としては、
像担持体に接触しながら移動する転写用ドラムや転写用
ベルトなどの移動体の表面に静電的な吸着などによって
転写シートを保持させて、転写シートを像担持体まで搬
送させ、移動体からみて像担持体とは反対側に設けられ
た転写用コロトロンで発生する電界の作用により、移動
体上の転写シートにトナーを転写させるものがある。
【0003】ところで、転写効率を向上させると同時に
画像の質を向上させるには、転写シートと像担持体とを
密着させ、その密着長さをある程度大きくとることが望
ましい。このために、転写させるべき最適な位置よりも
移動体の上流側に弾性体からなる押圧部材を圧接し、こ
の押圧部材によって、移動体ひいては転写シートを像担
持体に押圧させるのが一般的である。また、この場合に
は、可視像を転写すべき位置よりも移動体の移動方向の
上流側に押圧部材を配設し、転写用コロトロンで形成さ
れた電界を転写すべき位置よりも上流側では遮蔽する手
段として、押圧部材が兼用される。これによって、転写
シートが像担持体に接触する前に、トナーが像担持体か
ら転写シートへ向けて転写され、転写シート上の所望の
位置からずれた位置に少量ながらトナーが付着する現象
(ギャップトランスファー)を防止しようとしている。
【0004】図8は、従来の画像形成装置の一例におけ
る転写部位付近を拡大して示す図である。図において、
符号1は転写用ベルトを示し、この転写用ベルト1は図
8で図示しない複数のロールに巻回されてその周囲を回
転し、感光体ドラム2に接触しながら移動するようにな
されている。感光体ドラム2の上には、トナーTが静電
的に付着させられて、可視像を形成している。転写用ベ
ルト1の上には、転写シートSが静電的に吸着させられ
ており、転写シートSが転写用ベルト1に吸着させられ
たまま、感光体ドラム2に接触するようになっている。
【0005】転写用ベルト1からみて感光体ドラム2の
反対側には、転写用コロトロン8が配置されており、こ
こで発生する電界作用によって感光体ドラム2上のトナ
ーTが転写用ベルト1上の転写シートSに転写させられ
る。転写用コロトロン8の近傍には、押圧部材3が配設
されている。この押圧部材3は、支持台4上に接着され
ており、支持台4は基台6に取り付けられて、軸5を中
心に回動可能になされている。そして、支持台4がコイ
ルバネ7によって付勢されており、これによって、押圧
部材3が転写用ベルト1の裏面に圧接させられている。
なお、転写用ベルト1の代わりに、フィルムを円筒状に
し、その両端を円筒状の支持体で支持した転写用ドラム
を用いることもある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
押圧部材3は、長期間の使用によって徐々に、その先端
が摩耗し短くなったり、永久歪みが蓄積して所定より大
きく撓みを発生してしまったりする。すると、押圧部材
3に押圧力を与えるコイルバネ7の長さが変化し、その
ためにバネ力が変化してしまう。図示の例では、押圧部
材3が短くなったり大きく撓んだりすると、コイルバネ
7は短くなり、バネ力は減少する。この場合には、押圧
部材3が転写用ベルト1および転写シートSに与える押
圧力が弱まり、転写ムラや転写ヌケのような転写不良が
発生し、得られる画像に欠陥が生じるおそれがある。
【0007】また、コイルバネ7は、なんらかの衝撃が
加わると、振動を引き起こすことがあり、この場合に
も、押圧部材3の押圧力が変動し、これに起因して画像
欠陥が発生する。特に、画像形成装置の機種によって
は、感光体ドラム2から転写シートSにトナー像を転写
する時にだけ、押圧部材3で転写用ベルト1に押圧力を
与え、それ以外の時には、ソレノイドで支持台4を回動
させる等の操作により、押圧部材3を転写用ベルト1か
ら離間させる構成にすることがある。この場合には、転
写部材3が転写用ベルト1に接触するように移動させた
なら、即座にコイルバネ7が振動を止め、押圧部材3の
押圧力が安定するのが望ましい。
【0008】さらに、前記の構成では、押圧部材3を転
写用ベルト1から離間させる際に、コイルバネ7が伸び
てゆくために、押圧部材3が転写用ベルト1から離間す
ればするほど、コイルバネ7の伸びに比例した大きな力
を与えなければならない。このため、前記のソレノイド
を押圧部材3が転写用ベルト1から最も離間した時に合
わせた大きな力を発揮できる大型のものにする必要があ
った。
【0009】本発明は前記の課題を考慮してなされたも
のであり、転写シートを像担持体に押圧する力の変動を
抑制し、高品質な画像を形成することができる画像形成
装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明にあっては、可視
像が表面に形成される像担持体と、転写シートを載せ
て、この転写シートを像担持体から可視像を転写する転
写位置に搬送する薄膜状の移動体と、前記移動体の前記
像担持体に対して反対側に配置されており、前記可視像
を前記移動体上の前記転写シートに転写する転写手段
と、前記移動体に対して変位可能になされ、前記転写位
置の近傍にて前記移動体を前記像担持体に向けて押圧す
る押圧部材と、前記押圧部材に前記移動体を押圧する押
圧力を与えるバネとを備えた画像形成装置を前提として
いる。そして、前記バネがコイルバネであり、その軸線
がほぼ前記押圧部材の長手方向に沿って配置されている
ことを特徴とする。この場合には、コイルバネの長さを
大きくすることが可能である。押圧部材が摩耗して短く
なったり、永久的な曲げ歪みが蓄積したりすると、これ
に押圧力を与えるコイルバネの長さも変化する。しか
し、コイルバネを長くすれば、長さの変化と全体長さの
割合、すなわちコイルバネの歪みの変化は小さく抑えら
れる。コイルバネの歪みと、バネ力は比例するから、こ
れによってバネ力の変化も小さく抑えられ、押圧部材の
押圧力の変化もまた抑制される。また、押圧部材を移動
体から離間させる構成では、離間させる際のコイルバネ
の歪みの変化によるバネ力の変化が小さく押さえられる
ことになり、小さい駆動力の駆動手段でも、押圧部材を
移動体から離間させることが可能である。しかも、コイ
ルバネを長くしても、押圧部材の長手方向に沿って配置
することにより、装置を大型化しなくても済む。
【0011】あるいは、前記バネに接触するように配置
され前記バネの振動を防止する振動防止手段を設けても
よい。この場合には、バネになんらかの衝撃が加わって
も、その振動が防止され、押圧部材の押圧力が安定す
る。特に、押圧部材を移動可能にした構成では、押圧部
材の移動後に即座にバネの振動を停止させることができ
有利である。
【0012】あるいは、前記バネで発生する力を、前記
押圧部材に伝達する伝達手段を設け、前記バネから加わ
る力が変動しても、前記押圧部材に加える力の変動を抑
制するようにしてもよい。この場合には、押圧部材が短
くなったり曲げ歪みが蓄積したりすることに伴うバネの
変位の変動により、バネから伝達手段に加わる力が変動
しても、伝達手段から押圧部材に加わる力の変動を抑制
することが可能である。したがって、押圧部材の押圧力
の変化もまた抑制される。
【0013】あるいは、前記押圧部材が、前記移動体か
ら離間可能になされている場合に、前記押圧部材と前記
移動体との離間時に前記伝達手段から前記押圧部材に加
わる力が、前記押圧部材と前記移動体との接近時に前記
伝達手段から前記押圧部材に加わる力以下になるように
するとよい。押圧部材を移動体から離間させる際には、
バネに起因する押圧力に対抗する力を押圧部材に与えな
ければならない。そして、この際には、押圧部材に押圧
力を与えるバネの変位も変化し、押圧部材が移動体から
離間すればするほど、バネの変位が大きくなり、バネで
発生する力も大きくなる。しかし、伝達手段によって、
押圧部材と移動体との離間時に伝達手段から押圧部材に
加わる力が、押圧部材と移動体との接近時に伝達手段か
ら押圧部材に加わる力以下になるようにすることによ
り、押圧部材を移動体から離間させるのに必要な力の最
大値は、押圧部材と移動体との接近時に伝達手段から押
圧部材に加わる力ということになる。すなわち、押圧部
材と移動体との接近時に伝達手段から押圧部材に加わる
力を少なくとも発揮できる駆動手段であれば、押圧部材
を移動体から離間させることが可能である。したがっ
て、小さい駆動力の駆動手段でも、押圧部材を移動体か
ら離間させることが可能である。以上の特徴を組み合わ
せて、それぞれの効果を相乗的に高めることも可能であ
る。
【0014】以上の伝達手段としては、バネから力が加
わる力点側腕部と、押圧部材に力を加える作用点側腕部
と、回動中心とを有するレバーとし、バネ力が大きいと
きの、前記回動中心から前記力点側腕部に加わる力の方
向への垂線の長さが、バネ力が小さいときの前記回動中
心から前記力点側腕部に加わる力の方向への垂線の長さ
よりも小さくなるようにすると、簡単な構成で上記の作
用を達成することができて、好適である。なお、レバー
以外に、他のリンク機構やカム機構にすることも可能で
ある。
【0015】さらに、前記転写手段、押圧部材およびバ
ネは、画像形成装置に着脱可能な一つのユニットに設け
られ、このユニットの着脱時に、前記押圧部材が画像形
成装置の他の構成要素に衝突しないように、前記ユニッ
トの移動により前記押圧部材を変位させる衝突防止手段
を備えていると好ましい。これによれば、ユニットの着
脱時における押圧部材の損傷が防止される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態について説明する。 A.実施形態の構成 A−1.実施形態の全体構成 まず、図1は本発明の一実施形態に係る画像形成装置の
全体構成を示す側面図である。この画像形成装置は、感
光体ドラム(像担持体)2と、その周囲に配置された帯
電コロトロン9、露光装置10、現像ユニット11、転
写ドラム12、転写コロトロン(転写手段)15、クリ
ーナ13等を備える。感光体ドラム2は、図中矢印で示
す方向に回転駆動される。帯電コロトロン9は、回転さ
れる感光体ドラム2の表面を一様に帯電する。露光装置
10は、画像入力部1で入力された画像に応じてレーザ
光を照射し、このレーザ光がミラー8に反射されて、帯
電された感光体ドラム2の表面に照射され、これにより
潜像が形成される。
【0017】現像ユニット11は、4つの現像器11
A,11B,11C,11Dを備える回転式のドラムで
ある。現像器11A,11B,11C,11Dは、それ
ぞれブラック、イエロー、マゼンタ、シアンのトナーを
感光体ドラム2に供給する。感光体ドラム2の1回転ご
とに、現像器11A,11B,11C,11Dのいずれ
かが、トナーを感光体ドラム2に供給し、潜像に1色ず
つトナーが付着させられる。
【0018】転写ドラム12は、二つの円筒状の支持体
の間に、円筒状にしたフィルム(移動体)12Aを支持
させたものであり、図中矢印で示す方向に回転駆動され
る。フィルム12Aの材質としては、ポリエチレンテフ
レタート(PET)、ポリフッ化ビニリデン樹脂(PVD
F)、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリエーテル
エーテルケトン等の高い絶縁性を有するものが好適であ
る。転写ドラム12は、感光体ドラム2に隣接して配置
されている。転写ドラム12には、給紙装置4および後
述する搬送装置17によって転写シートが搬送され、こ
の転写シートは転写ドラム12に付着されて支持され、
転写ドラム12の回転に伴って、感光体ドラム2と転写
ドラム12との間のニップを通過させられる。
【0019】転写ドラム12の内部には、吸着コロトロ
ン18および転写コロトロン15が固定配置されてい
る。吸着コロトロン18は、搬送装置17によって搬送
されて来た転写シートを引き付けて、転写ドラム12の
フィルム12Aに吸着する。転写コロトロン15は、ニ
ップに対向させられており、シートがニップを通過させ
られる時に、感光体ドラム2上に形成されたトナー像が
転写コロトロン15の発生する電界によりシートに引き
付けられて転写するようになっている。
【0020】トナー像の転写後、感光体ドラム2の表面
は、クリーニングブレードを備えたクリーナ13により
清掃される。また、転写ドラム12の近傍には、剥離コ
ロトロン16が配置されており、この剥離コロトロン1
6は、トナー像が転写されたシートに対して、転写ドラ
ム12から剥離される方向の電界を作用させ、これによ
り、シートを転写ドラム12から剥離する。転写ドラム
12の図中左側には、加熱定着器19が配置されてい
る。剥離コロトロン16で剥離されたシートは、加熱定
着器19に搬送され、ここで加熱および加圧されること
により、シート上のトナー像が定着される。この後、シ
ートは、画像形成装置の外部の排出トレー(図示せず)
に排出される。
【0021】A−2.転写コロトロン付近の構成 図2は転写コロトロン15の付近を拡大して示す平面図
であり、図4および図5は、それぞれ図2のIV-IV線矢
視断面図、V-V線矢視断面図である。これらの図に示す
ように、転写コロトロン15は、押圧部材20A,20
Bと共に、一つの転写ユニット21に設けられている。
この転写ユニット21は、樹脂により一体成形されたユ
ニット基台25および押圧部材基台26を備えている。
なお、図3は転写コロトロン15の付近の右側面図であ
り、同図では押圧部材20A,20Bが省略されてい
る。
【0022】転写コロトロン15は、バイアス電圧が印
加されてコロナ放電電界を発生させるワイヤ22と、こ
のワイヤ22の両端を緊結する一対のワイヤ緊張部23
と、枠体24とを有する。各ワイヤ緊張部23は、箱状
に形成されている。また、図4および図5に示すよう
に、枠体24は、一枚の金属製の板からなり、平板部2
4aと、その両端からそれぞれ直角に折り曲げられて互
いに逆方向に延在する折曲げ部24b,24cとを有す
る。
【0023】枠体24は、平板部24aをほぼ水平にし
た状態で、図示しないネジにより、転写ユニット21の
前記のユニット基台25に固定されている。そして、上
方を向く一方の折曲げ部24bと、平板部24aと、転
写コロトロン15とで、ワイヤ緊張部23が囲まれてお
り、ワイヤ緊張部23から発生する電界は、これらに囲
まれない上方にのみ作用するようになっている。
【0024】また、ユニット基台25には、枠体24の
下方を向く折曲げ部24cと共に、取付け板27の側板
部27aが、図示しないネジにより固定されている。取
付け板27は、金属製であって、ほぼ垂直に配置された
側板部27aと、ほぼ水平に折り曲げられた底板部27
bおよび底板部27cとを有する。図2および図3に示
すように、底板部27bおよび底板部27cは、互いに
間隔がおかれており、図4および図5に示すように、両
者の間には、高低差が設けられている。
【0025】前記した押圧部材基台26は、ほぼ水平な
板状の部分であり、ユニット基台25の一部としてここ
から延出している。また、押圧部材基台26のほぼ中央
には、空洞部26aが設けられている。そして、取付け
板27の底板部27bは、空洞部26aの内部に配置さ
れ、底板部27cは、押圧部材基台26の上方に配置さ
れている。
【0026】図2および図3に示すように、取付け板2
7の側板部27aの両端部27dは、長い間隔をおいて
互いに向き合うように折り曲げられており、各端部27
dには、図示しないネジにより支持壁28が固定されて
いる。各支持壁28には、回動ピン29が突設されてい
る。
【0027】さて、押圧部材20A,20Bは、可撓性
のある樹脂により形成されている。その素材としては、
たとえば、ポリエチレンテフレタート(PET)が好適で
ある。図4および図5に示すように、押圧部材20A,
20Bは、互いに重ねられており、両者の一側端は両面
テープ(図示せず)により接着されている。また、その
一側端側において、押圧部材20Bには、樹脂製のパッ
ド30が接着されており、押圧部材20A,20Bおよ
びパッド30は、金属製の支持板31と、金属製の押さ
え板32とで挟持されている。なお、支持板31の下部
には、金属製の補強板33が重ねられており、支持板3
1、押さえ板32および補強板33は、図示しないネジ
により固定されている。
【0028】図2に示すように、補強板33の両端部3
3aは、長い間隔をおいて互いに向き合うように折り曲
げられている。そして、各端部33aは、回動ピン29
に回転可能に係合されている。これにより、押圧部材2
0A,20B、パッド30、支持板31、押さえ板32
および補強板33は、回動ピン29を中心にした一つの
レバーとして回転可能になされている。なお、補強板3
3は、図2のIV-IV線およびVーV線で示す位置、すなわち
取付け板27の底板部27bまたは底板部27cのある
位置では、断面がV字形であるが(図4および図5参
照)、図2のIV-IV線の矢印と反対側では、図4の仮想
線で示すように、さらに下端部33bが延長され、この
下端部33bが折り曲げられている。
【0029】また、図2および図3に示すように、押圧
部材基台26上には、フック35が突設されている。一
方、取付け板27の底板部27b上には、レバー36が
取り付けられている。レバー36は、第1の腕部37と
第2の腕部38とを有するように、ほぼL字形に形成さ
れており、第1の腕部37と第2の腕部38の結合する
部分が、底板部27b上に突設された回動ピン39に回
動可能に取り付けられている。
【0030】レバー36の第1の腕部37の先端には、
フック37aが形成されており、このフック37aとフ
ック35との間に、コイルバネ40が掛け渡されてい
る。このようにして、コイルバネ40の軸線は、押圧部
材20A,20Bの長手方向に沿って配置されている。
このコイルバネ40により、レバー36には、図2中の
時計方向に常時付勢力が働いている。また、第2の腕部
38の先端には、補強板33の下端部33bに向けて、
当接部38aが突設されている。そして、コイルバネ4
0の付勢力により、当接部38aは、常に下端部33b
に当接している。
【0031】このようにして、補強板33は、常に転写
コロトロン15側に押圧されており、これによって、押
圧部材20A,20Bには、回動ピン29を中心にして
時計方向の押圧力が与えられている。そして、他に力を
与えられない限り、押圧部材20A,20Bの先端は、
転写ドラム12のフィルム12Aに当接する。これによ
り、フィルム12Aは、感光体ドラム2に押圧させら
れ、感光体ドラム2と転写ドラム12との間のニップを
転写シートSが通過する際に、転写シートSと感光体ド
ラム2とのの密着長さを大きくとることが可能であり、
トナーTの感光体ドラム2から転写シートSへの転写が
助長される。
【0032】なお、押圧部材20Aは、転写ドラム12
のフィルム12Aから離間させたときには、図4および
図5の仮想線で示すように、平面状態であるが、フィル
ム12Aに当接したときには、反力を受けて実線で示す
ように湾曲する。
【0033】さらに、図2および図3に示すように、押
圧部材基台26の上には、防振部材(振動防止手段)4
1が接着されており、この防振部材41は、コイルバネ
40の中央に接触しており、これによりコイルバネ40
に衝撃が与えられてコイルバネ40が振動を起こそうと
しても、その振動を直ちに抑止することが可能である。
【0034】また、図5に示すように、補強板33に
は、断面がほぼL字形の操作片42が、図示しないネジ
により固定されている。押圧部材基台26および取付け
板27には、この操作片42が貫通する開口43,44
が形成されている。そして、コイルバネ40の付勢力に
抗して、操作片42を図中の右側に移動させると、押圧
部材20A,20Bが図中の左下側に回動し、これらの
先端が転写ドラム12のフィルム12Aから離間するよ
うになっている。図示はしないが、押圧部材基台26の
下方には、ソレノイドが配置されており、このソレノイ
ドにより、操作片42が操作されるようになっている。
【0035】さらに、図6は、転写ドラム12からフィ
ルム12Aを取り外した状態を示す斜視図である。図に
おいて、符号12Bは、フィルム12Aの両端を支持す
る円柱状の支持部を示し、12Cはフィルム12Aの前
後端が接着されるタイプレートを示す。転写ユニット2
1は、図中矢印で示すように、転写ユニット21の長手
方向が転写ドラム12の軸線方向にほぼ合致するような
状態で、一方の支持部12Bの内周面を通過させられ
て、転写ドラム12内に抜き差しされる。そして、転写
ユニット21は、図示しない保持具に保持されて、転写
ドラム12が回転しても、回転しないようにされてい
る。
【0036】また、転写ドラム12内には、カム(衝突
防止手段)45が配置されている。カム45は、図2に
示すように、ほぼ五角形柱状であり、転写ユニット21
を転写ドラム12に着脱する時には、カム45の二つの
斜面45aが、操作片42に当接し、これを回動させ、
押圧部材20A,20Bをフィルム12Aから離間させ
るようになっている。
【0037】B.実施形態の動作 B−1.画像の転写動作 次に、本実施形態の動作を説明する。まず、画像形成装
置が画像形成指令を受けていないときには、前記のソレ
ノイドによって、押圧部材20A,20Bの操作片42
を、図5の右側に移動させておく。これにより、押圧部
材20A,20Bは、転写ドラム12から離間させられ
る。
【0038】そして、画像形成装置が画像形成指令を受
けると、操作片42を操作するソレノイドの力が解除さ
れる。すると、コイルバネ40の付勢力により、レバー
36の当接部38aが補強板33の下端部33bを押圧
し、押圧部材20A,20Bが、転写ドラム12のフィ
ルム12Aを感光体ドラム2に押圧する。前記の通り、
感光体ドラム2の上には、帯電コロトロン9、露光装置
10および現像ユニット11により、トナーTの像が形
成される。さらに、転写コロトロン15のワイヤ22に
は、バイアス電圧が印加される。これにより、ワイヤ2
2は、コロナ放電を開始し、感光体ドラム2上のトナー
Tを引き付ける電界を発生する。
【0039】この状態で、転写ドラム12上には、吸着
コロトロン18により転写シートSが吸着され、転写ド
ラム12の回転に伴って、転写シートSは感光体ドラム
2と転写ドラム12との間のニップを通過させられる。
そして、この間に、感光体ドラム2上のトナーTは、転
写シートS上に転写される。なお、カラー画像を形成す
る際は、転写ドラム12が4回転し、転写シートS上
に、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアンのトナーが
順次転写される。このようにして、トナーTの像が転写
シートSに転写された後、前記のソレノイドにより、操
作片42を、図5の右側に移動させ、押圧部材20A,
20Bを転写ドラム12のフィルム12Aから離間させ
る。
【0040】B−2.転写ユニットの着脱動作 この転写ユニット21を転写ドラム12内に装着する際
には、転写ユニット21を図2の右側、すなわち図6の
左下側から支持部12Bを通過させる。この場合、転写
ユニット21を支持部12Bに挿通させ始める時には、
転写ユニット21は、前記の保持具には拘束されないか
ら、図6の左下側の支持部12Bの内部空間を広く使っ
て、転写ユニット21を支持部12Bに挿通することが
できる。そして、転写ユニット21を支持部12Bに挿
通させ終わる際には、転写ユニット21は、前記の保持
具に徐々に拘束され始め、転写ユニット21を図中の上
下に移動させるのができなくなってくる。その後、操作
片42がカム45を通過する。この時には、カム45の
斜面45a(図2)によって、操作片42に反力が与え
られ、これにより押圧部材20A,20Bが図5中の反
時計方向に回動する。このため、押圧部材20A,20
Bは、支持部12Bまたはその他の転写ドラム12内の
構成要素にぶつからず、損傷から免れる。さらに、操作
片42がカム45を通過し終えると、操作片42へ与え
られた力が解除され、押圧部材20A,20Bは図5中
の時計方向に回動する。この後、転写ユニット21が保
持具に完全に保持される。
【0041】逆に、転写ユニット21を転写ドラム12
から取り外す際には、転写ユニット21を図2の左側、
すなわち図6の左下側へ支持部12Bを通過させる。こ
の場合には、転写ユニット21が保持具から解放されな
がら、操作片42がカム45に当接する。これにより、
カム45の斜面45a(図2)によって、操作片42に
反力が与えられ、押圧部材20A,20Bが図5中の反
時計方向に回動する。さらに操作片42がカム45を通
過し終えると、操作片42へ与えられた力が解除され、
押圧部材20A,20Bは図5中の時計方向に回動す
る。この時点で、転写ユニット21は、前記の保持具か
ら解放され、図6の左下側の支持部12Bの内部空間を
広く使って、転写ユニット21を支持部12Bから抜き
出すことができる。このようにして、押圧部材20A,
20Bは、支持部12Bまたはその他の転写ドラム12
内の構成要素にぶつからず、損傷から免れる。
【0042】C.実施形態の効果 本実施形態においては、押圧部材20A,20Bに押圧
力を与えるバネがコイルバネ40であり、その軸線がほ
ぼ押圧部材20A,20Bの長手方向に沿って配置され
ている。このために、コイルバネ40の長さを大きくす
ることが可能であり、本実施形態では、従来よりも3倍
程度にコイルバネ40を長くしている。前記の押圧部材
20A,20Bは、転写ドラム12のフィルム12Aと
の摩耗により、長期間使用すると短くなり、このため、
これに押圧力を与えるコイルバネ40も短くなってゆ
く。しかし、この実施形態のように、コイルバネ40を
長くすることによって、長さの変化と全体長さの割合、
すなわちコイルバネ40の歪みの変化は小さく抑えられ
る。コイルバネ40の歪みと、バネ力は比例するから、
これによってバネ力の変化も小さく抑えられ、押圧部材
20A,20Bの押圧力の変化もまた抑制される。
【0043】また、押圧部材20A,20Bをフィルム
12Aから離間させる際のコイルバネ40の歪みの変化
によるバネ力の変化も、小さく押さえられることにな
る。本実施形態では、ソレノイドで操作片42を操作し
て、押圧部材20A,20Bをフィルム12Aから離間
させているが、バネ力の変化が小さいために、最大バネ
力となるコイルバネ40が最も伸ばされた状態、つまり
ソレノイドで操作片42を図5の右方に最も移動させた
状態でも、コイルバネ40が最も縮んだ状態、つまり操
作片42にソレノイドの力を与え始める状態と、バネ力
はあまり変化しない。このため、小さい駆動力の駆動手
段(この実施形態ではソレノイド)でも、押圧部材20
A,20Bをフィルム12Aから離間させることが可能
である。しかも、コイルバネ40を長くしても、押圧部
材20A,20Bの長手方向に沿って配置することによ
り、コイルバネ40が占有する容積の増加を小さくする
ことができ、装置を大型化しなくても済む。
【0044】また、コイルバネ40には、常時、防振部
材41が接触させられている。これにより、コイルバネ
40になんらかの衝撃が加わっても、その振動が防止さ
れ、押圧部材20A,20Bの押圧力が安定する。特
に、本実施形態のように、押圧部材20A,20Bを移
動可能にした構成では、押圧部材20A,20Bの移動
後に即座にコイルバネ40の振動を停止させることがで
き有利である。また、コイルバネ40を長くすると共
に、そのバネ定数を小さくしたときにも、バネが振動し
やすくなるから、防振部材41を設けることは有効であ
る。
【0045】また、本実施形態では、コイルバネ40で
発生する力を、前記押圧部材20A,20Bに伝達する
レバー36を図7に示すように配置している。ここで、
図7(A)は、押圧部材20A,20Bをフィルム12
Aに押圧させているときのレバー36の状態を示す。図
中に点線で示すのは、押圧部材20A,20Bの摩耗や
へたりにより、回動位置が移動したレバー36である。
なお、理解を容易にするために、図中ではレバー36の
移動した角度を実際に生じる場合よりも大きく誇張して
ある。
【0046】レバー36の力点となるフック37aおよ
び作用点となる当接部38aは、レバー36の回動軸と
なる回動ピン39を中心にして、ほぼ90゜の角間隔を
おいている。図7(A)に示すように、当接部38a
は、平面視してほぼ鉛直に補強板33の下端部33bに
接触して、これに対してほぼ鉛直な力Fb1を与えてい
る。なお、押圧部材20A,20Bの摩耗等により、レ
バー36の回動位置が移動した場合にも、力Fb1の方向
とには大きな変化がない。また、押圧部材20A,20
Bの長手方向に沿って(下端部33bにほぼ平行に)配
置された長尺のコイルバネ40(図7では省略)によ
り、フック37aには、下端部33bにほぼ平行な力F
s1が与えられている。初期状態では、実線で示すよう
に、フック37aへの力Fs1の加わる位置は、Fs1の方
向(コイルバネ40の軸線方向)への回動ピン39から
の垂線Lから離間している。
【0047】そして、押圧部材20A,20Bに摩耗や
へたりが生ずると、図に点線で示すように、レバー36
は若干時計方向に回動する。これにより、コイルバネ4
0からレバー36に加わる力Fs1は、Fs1’に変化す
る。ここで、図示しないコイルバネ40は短くなるか
ら、Fs1’はFs1より小さくなる。しかし、コイルバネ
40が長尺であり、下端部33bにほぼ平行に配置され
ており、かつ、回動ピン39からフック37aまで離間
していることにより、力Fs1’の方向は、Fs1の方向か
らほとんど変化しない。そして、レバー36の回動によ
り、破線で示すように、フック37aへの力Fs1’の加
わる位置は、Fs1’の方向(コイルバネ40の軸線方
向)への回動ピン39からの垂線Lに接近する。したが
って、レバー36の回動ピン39から前記の力Fs1’の
方向におろした垂線の長さは、回動ピン39から力Fs1
の方向におろした垂線の長さよりも大きくなる。
【0048】その結果、レバー36に加わるトルクT1
は、ほとんど変化せず、このトルクT1に起因してレバ
ー36の当接部38aから補強板33の下端部33bに
加わる力Fb1も変化しない。これにより、押圧部材20
A,20Bの摩耗やへたりによって、コイルバネ40の
長さが小さくなっても、その前後での押圧部材20A,
20Bの押圧力の変化は抑制される。
【0049】なお、本実施形態では、レバー36におい
て、第1の腕部37が第2の腕部38よりも長くされ、
コイルバネ40からレバー36に加わる力Fsよりも、
レバー36から押圧部材20A,20Bに加わる力Fb
が大きくされている。このため、コイルバネ40で発生
する力は小さくて済み、バネ定数の小さいコイルバネ4
0を選定することが可能である。したがって、廉価なコ
イルバネ40を使用することができて、経済的である。
【0050】また、図7(B)は押圧部材20A,20
Bをフィルム12Aから離間させている時のレバー36
の状態を示す。このとき、図示しないコイルバネ40に
よりレバー36に加わる力はFs2であり、力Fs2は、図
7(A)のときの力Fs1よりも大きくなっている。すな
わち、押圧部材20A,20Bをフィルム12Aから離
間させる際には、コイルバネ40に起因する押圧力に対
抗する力を押圧部材20A,20Bに与えなければなら
ない。そして、この際には、押圧部材20A,20Bに
押圧力を与えるコイルバネ40も伸ばされ、押圧部材2
0A,20Bがフィルム12Aから離間すればするほ
ど、コイルバネ40が伸ばされてゆき、コイルバネ40
がレバー36引く力Fs2も大きくなる。
【0051】しかし、このとき、レバー36の回動によ
り、フック37aへの力Fs2の加わる位置は、Fs2の方
向(コイルバネ40の軸線方向)への回動ピン39から
の垂線Lから、離間する。したがって、レバー36の回
動ピン39から力Fs2の方向におろした垂線の長さは、
回動ピン39から力Fs1の方向におろした垂線の長さよ
りもかなり小さくなる。その結果、力Fs2がFs1より大
きいにもかかわらず、レバー36に加わるトルクT
2は、ほとんど変化しないか、むしろ小さくなってい
る。そのため、トルクT2に起因してレバー36の当接
部38aから補強板33の下端部33bに加わる力Fb2
は、小さくなる。
【0052】しかも、(A)においては、第2の腕部3
8の当接部38aが、補強板33の下端部33bに対し
てほぼ鉛直に当接するために、レバー36から押圧部材
20A,20Bに加わる力Fb1がそのままの大きさで下
端部33bに対して鉛直に作用する。これに対して、
(B)においては、当接部38aが下端部33bに傾い
て作用するため、当接部38a先端の力Fb2は、そのま
ま下端部33bに作用せず、分力Fb2’が下端部33b
に作用する。このため、押圧部材20A,20Bをフィ
ルム12Aから離間させる際、コイルバネ40からレバ
ー36に加わる力Fs2が、押圧部材20A,20Bがフ
ィルム12Aに接触したときのコイルバネ40からレバ
ー36に加わる力Fs1よりも大きくても、押圧部材20
A,20Bとフィルム12Aの離間時にレバー36から
押圧部材20A,20Bに加わる力Fb2’は、接触時の
力Fb1よりも小さくなる。
【0053】ここで、力Fb2’、Fb1は、押圧部材20
A,20Bをフィルム12Aから離間させるのに必要な
力である。したがって、押圧部材20A,20Bをフィ
ルム12Aから離間させるのに必要な力の最大値は、F
b1ということになる。すなわち、押圧部材20A,20
Bとフィルム12Aとの接近時に、レバー36から押圧
部材20A,20Bに加わる力を少なくとも発揮できる
駆動手段(実施形態ではソレノイド)であれば、押圧部
材20A,20Bをフィルム12Aから離間させること
が可能である。したがって、小さい駆動力の駆動手段で
も、押圧部材20A,20Bをフィルム12Aから離間
させることが可能である。
【0054】さらに、本実施形態では、転写コロトロン
15、押圧部材20A,20Bおよびコイルバネ40
は、画像形成装置に着脱可能な一つの転写ユニット21
に設けられ、この転写ユニット21の着脱時に、押圧部
材20A,20Bが画像形成装置の他の構成要素に衝突
しないように、カム45によって、転写ユニット21の
移動により押圧部材20A,20Bを変位させるように
なっている。これによれば、ユニットの着脱時における
押圧部材20A,20Bの損傷が防止される。
【0055】D.変更例 本発明は、前記実施形態には、限定されず、以下のよう
な種々の変更が可能である。 前記実施形態では、転写効率の向上のために押圧部
材20A,20Bは二枚設けられているが、これに限ら
ず一枚の押圧部材であってもよい。 防振部材41は、スポンジでなく、硬い材質のもの
であってもよい。この場合には、押圧部材基台26に一
体に防振部材41を成形することも可能である。 コイルバネ40から押圧部材20A,20Bに押圧
力を伝達する手段としては、前記実施形態のようなレバ
ー36でなくても、他のリンク機構やカム機構を使用す
ることも可能である。 図8に示すような転写ベルトで転写シートを感光体
ドラムに接触させる方式の画像形成装置に本発明を応用
することも可能である。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る画像
形成装置によれば、転写シートを像担持体に押圧する力
の変動を抑制することが可能である。これにより、高品
質な画像を形成することができる。また、押圧部材を移
動体から離間させる構成では、離間させる際のコイルバ
ネの歪みの変化によるバネ力の変化が小さく押さえられ
(請求項1)、さらに伝達手段によって押圧部材を移動
体から離間させるための力を小さくできるので(請求項
6、7)、小さい駆動力の駆動手段でも、押圧部材を移
動体から離間させることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る画像形成装置の全
体構成を示す側面図である。
【図2】 同実施形態における転写コロトロンおよび押
圧部材の付近を拡大して示す平面図である。
【図3】 同実施形態における押圧部材を省略し転写コ
ロトロンを示す図2の右側面図である。
【図4】 図2のIV-IV線矢視断面図である。
【図5】 図2のV-V線矢視断面図である。
【図6】 同実施形態における転写ドラムからフィルム
を取り外した状態を示す斜視図である。
【図7】 (A)は同実施形態における押圧部材をフィ
ルムに押圧させている時のレバーの状態を示す平面図で
あり、(B)は押圧部材をフィルムから離間させている
時のレバーの状態を示す平面図である。
【図8】 従来の画像形成装置の一例における転写部位
付近を拡大して示す図である。
【符号の説明】
S 転写シート、T トナー、2 感光体ドラム(像担
持体)、12 転写ドラム、12A フィルム(移動
体)、15 転写コロトロン(転写手段)、20A,2
0B 押圧部材、21 転写ユニット、26 押圧部材
基台、29 回動ピン、36 レバー(伝達手段)、3
9 回動ピン、40 コイルバネ(バネ)、41 防振
部材(振動防止手段)、42 操作片、45 カム(衝
突防止手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−87886(JP,A) 特開 平2−301790(JP,A) 実開 昭58−96147(JP,U) 実開 昭56−117140(JP,U) 実開 昭63−200847(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/16 G03G 15/02

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可視像が表面に形成される像担持体と、 転写シートを載せて、この転写シートを像担持体から可
    視像を転写する転写位置に搬送する薄膜状の移動体と、 前記移動体の前記像担持体に対して反対側に配置されて
    おり、前記可視像を前記移動体上の前記転写シートに転
    写する転写手段と、 前記移動体に対して変位可能になされ、前記転写位置の
    近傍にて前記移動体を前記像担持体に向けて押圧する押
    圧部材と、 前記押圧部材に前記移動体を押圧する押圧力を与えるバ
    ネとを備え、 前記バネがコイルバネであり、その軸線がほぼ前記押圧
    部材の長手方向に沿って配置されたことを特徴とする画
    像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記コイルバネに接触するように配置さ
    れ、前記コイルバネの振動を防止する振動防止手段を備
    えたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 可視像が表面に形成される像担持体と、 転写シートを載せて、この転写シートを像担持体から可
    視像を転写する転写位置に搬送する薄膜状の移動体と、 前記移動体の前記像担持体に対して反対側に配置されて
    おり、前記可視像を前記移動体上の前記転写シートに転
    写する転写手段と、 前記移動体に対して移動可能になされ、前記転写位置の
    近傍にて前記移動体を前記像担持体に向けて押圧する押
    圧部材と、 前記押圧部材に前記移動体を押圧する押圧力を与えるバ
    ネと、 前記バネに接触するように配置され、前記バネの振動を
    防止する振動防止手段とを備えたことを特徴とする画像
    形成装置。
  4. 【請求項4】 前記バネで発生する力を、前記押圧部材
    に伝達する伝達手段を備え、前記バネから加わる力が変
    動しても、前記押圧部材に加える力の変動を抑制するよ
    うにしたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか
    に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 可視像が表面に形成される像担持体と、 転写シートを載せて、この転写シートを像担持体から可
    視像を転写する転写位置に搬送する薄膜状の移動体と、 前記移動体の前記像担持体に対して反対側に配置されて
    おり、前記可視像を前記移動体上の前記転写シートに転
    写する転写手段と、 前記移動体に対して変位可能になされ、前記転写位置の
    近傍にて前記移動体を前記像担持体に向けて押圧する押
    圧部材と、 前記押圧部材に前記移動体を押圧する押圧力を与えるバ
    ネと、 前記バネで発生する力を、前記押圧部材に伝達する伝達
    手段とを備え、 前記バネから加わる力が変動しても、前記押圧部材に加
    える力の変動を抑制するようにしたことを特徴とする画
    像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記押圧部材は、前記移動体から離間可
    能になされ、 前記押圧部材と前記移動体との離間時に前記伝達手段か
    ら前記押圧部材に加わる力が、前記押圧部材と前記移動
    体との接近時に前記伝達手段から前記押圧部材に加わる
    力以下になるようにしたことを特徴とする請求項4また
    は5に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 可視像が表面に形成される像担持体と、 転写シートを載せて、この転写シートを像担持体から可
    視像を転写する転写位置に搬送する薄膜状の移動体と、 前記移動体の前記像担持体に対して反対側に配置されて
    おり、前記可視像を前記移動体上の前記転写シートに転
    写する転写手段と、 前記移動体に対して接近および離間可能になされ、前記
    移動体への接近時に、前記転写位置の近傍にて前記移動
    体を前記像担持体に向けて押圧する押圧部材と、 前記押圧部材に前記移動体を押圧する押圧力を与えるバ
    ネと、 前記バネで発生する力を、前記押圧部材に伝達する伝達
    手段とを備え、 前記押圧部材と前記移動体との離間時に前記伝達手段か
    ら前記押圧部材に加わる力が、前記押圧部材と前記移動
    体との接近時に前記伝達手段から前記押圧部材に加わる
    力以下になるようにしたことを特徴とする画像形成装
    置。
  8. 【請求項8】 前記伝達手段は、バネから力が加わる力
    点側腕部と、押圧部材に力を加える作用点側腕部と、回
    動中心とを有するレバーであり、 バネ力が大きいときの、前記回動中心から前記力点側腕
    部に加わる力の方向への垂線の長さが、バネ力が小さい
    ときの前記回動中心から前記力点側腕部に加わる力の方
    向への垂線の長さよりも小さくなるようにしたことを特
    徴とする請求項4から7のいずれかに記載の画像形成装
    置。
  9. 【請求項9】 前記転写手段、押圧部材およびバネは、
    画像形成装置に着脱可能な一つのユニットに設けられ、
    このユニットの着脱時に、前記押圧部材が画像形成装置
    の他の構成要素に衝突しないように、前記ユニットの移
    動により前記押圧部材を変位させる衝突防止手段を備え
    たことを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の
    画像形成装置。
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