JPH11285952A - 溶接ビード仕上方法および装置 - Google Patents

溶接ビード仕上方法および装置

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JPH11285952A
JPH11285952A JP10701098A JP10701098A JPH11285952A JP H11285952 A JPH11285952 A JP H11285952A JP 10701098 A JP10701098 A JP 10701098A JP 10701098 A JP10701098 A JP 10701098A JP H11285952 A JPH11285952 A JP H11285952A
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JP
Japan
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cutting
bead
sensor
finishing
welding bead
Prior art date
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Application number
JP10701098A
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English (en)
Inventor
Michio Suzuki
陸夫 鈴木
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Publication date
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  • Automatic Control Of Machine Tools (AREA)
  • Milling Processes (AREA)
  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 精密な仕上げを自動化する。 【解決手段】 ビード止端A,Bの間の距離Sとビード
止端A,Bのそれぞれの高さとから理想切削面P演算し
ておき、切削作業中に切削点の高さを検出して理想切削
面Pと比較し、切削点の高さが理想切削面Pにほぼ一致
した時点で切削作業を完了する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、板継ぎ溶接で形
成された溶接ビードを切削整形する溶接ビード仕上げに
係る技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】 従来、板継ぎ溶接で形成された溶接ビ
ードを切削整形する技術としては、例えば、ベダーマシ
ーン(ベルトサンダ)を人手により操作することが知ら
れている。
【0003】この従来の技術では、ベダーマシーンを操
作する作業員の経験による目視で仕上げ確認を行ってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 前述の従来の技術で
は、熟練の作業員でないと精密な仕上げが得られないた
め、作業員の熟練度よって仕上げ精度が異なるという問
題点がある。さらに、仕上げ精度をより高めようとする
と、熟練の作業員でも仕上げ作業に時間が掛かってしま
うという問題点がある。
【0005】本発明の目的は、このような問題点を考慮
してなされたもので、精密な仕上げの自動化が可能な溶
接ビード仕上方法と、この溶接ビード仕上方法を実施す
るに好適な溶接ビード仕上装置とを提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】 前述の課題を解決する
ため、本発明に係る溶接ビード仕上方法は、次のような
手段を採用する。
【0007】即ち、請求項1に記載のように、上記目的
は、ビード止端の間の距離とビード止端のそれぞれの高
さとから理想切削面を演算しておき、切削作業中に切削
点の高さを検出して理想切削面と比較し、切削点の高さ
が理想切削面にほぼ一致した時点で切削作業を完了する
ことにより達成される。
【0008】この手段では、切削しながら切削量と切削
限界となる理想切削面とを比較していくため、作業員の
経験による目視での仕上げ確認が不要になり、精密な仕
上げの自動化が可能になる。
【0009】また、請求項2に記載のように、上記目的
は、請求項1の溶接ビード仕上方法において、演算され
た理想切削面と切削作業に使用する切削刃の切削形態と
から切削位置と切削回数とを演算しておき、1つの切削
位置での切削作業の完了の後に、他の1つの切削位置で
の切削作業を開始することにより達成される。
【0010】この手段では、切削刃の大きさ,形状等に
より規制される切削形態から切削作業の工程を区分けし
て、各工程を順に実施する。
【0011】また、請求項3に記載のように、上記目的
は、請求項2の溶接ビード仕上方法において、最初の切
削位置はビード止端のほぼ中間に設定され、続く切削位
置は一方のビード止端側と他方のビード止端側とに交互
に設定されることにより達成される。
【0012】この手段では、溶接ビードの肉厚が一般的
に最も厚くなるビード止端のほぼ中間から切削を開始
し、その後その両側で交互に切削を継続する。
【0013】さらに、前述の課題を解決するため、本発
明に係る溶接ビード仕上装置は、次のような手段を採用
する。
【0014】即ち、請求項4に記載のように、上記目的
は、溶接ビードを切削する切削刃と、切削刃を切削駆動
する切削刃切削駆動部と、切削刃をビード止端の間の任
意の位置に移動させる切削刃移動駆動部と、溶接ビー
ド,ビード止端の高さを検出するセンサと、センサをビ
ード止端の間の任意の位置に移動させるセンサ移動駆動
部と、切削刃切削駆動部,切削刃移動駆動部,センサ,
センサ移動駆動部に連係したコントローラとを備え、コ
ントローラはビード止端の間の距離とセンサが検出した
ビード止端の高さとから理想切削面を演算し理想切削面
とセンサが検出した切削されている切削点の高さとを比
較して切削刃切削駆動部,切削刃移動駆動部を駆動制御
することにより達成される。
【0015】この手段では、センサをセンサ移動駆動部
で移動させてビード止端の高さの検出等を行う。簡単な
コンピュータ等からなるコントローラは、受信したセン
サの検出信号に基づいて各部を自動制御する。
【0016】また、請求項5に記載のように、上記目的
は、請求項4の溶接ビード仕上装置において、コントロ
ーラはセンサ移動駆動部によるビード止端の間のセンサ
の移動駆動量からビード止端の間の距離を演算するもの
であることにより達成される。
【0017】この手段では、コントローラがセンサ移動
駆動部の移動駆動量から制御データを得る。
【0018】また、請求項6に記載のように、上記目的
は、請求項4または5の溶接ビード仕上装置において、
コントローラには切削刃の切削形態を入力する入力部が
接続され、コントローラは理想切削面と切削刃の切削形
態とから切削位置と切削回数とを演算するものであるこ
とにより達成される。
【0019】この手段では、切削工程を区分けする制御
データとなる切削刃の切削形態が入力部からコントロー
ラに入力される。
【0020】また、請求項7に記載のように、上記目的
は、請求項4〜6のいずれかの溶接ビード仕上装置にお
いて、溶接ビードが形成された母材を跨ぐ架台に横行レ
ールが配設され、横行レールを走行する横行台に少なく
とも切削刃,切削刃切削駆動部,切削刃移動駆動部,セ
ンサ,センサ移動駆動部を搭載したことにより達成され
る。
【0021】この手段では、帯形の長尺の溶接ビードに
対して横行レールを沿わせることにより、横行台の移動
で切削点が移動される。
【0022】また、請求項8に記載のように、上記目的
は、請求項7の溶接ビード仕上装置において、架台は母
材の長さ方向に移動可能であることにより達成される。
【0023】この手段では、装置全体が母材の長さ方向
に移動される。
【0024】また、請求項9に記載のように、上記目的
は、請求項7または8の溶接ビード仕上装置において、
横行レールは架台に対して位置調整可能であることによ
り達成される。
【0025】この手段では、溶接ビードの位置に対応し
て横行レールの位置が調整される。
【0026】
【発明の実施の形態】 以下、本発明に係る溶接ビード
仕上方法および装置の実施の形態を図面に基づいて説明
する。
【0027】まず、図1〜図4に基づいて、主に本発明
に係る溶接ビード仕上方法の実施の形態を説明する。
【0028】この実施の形態は、図1,図2に示すよう
に、例えば、板厚の薄い板材からなる一方の母材(鈑桁
など)1と板厚の厚い板材からなる他方の母材(鈑桁な
ど)2とを板継ぎ溶接して両母材1,2の間に傾斜曲面
形に盛上がって形成された溶接ビード3を仕上げ対象と
している。また、溶接ビード3を切削するものとして、
母材と1,2と平行な回転軸を有する回転系の切削手段
4が選択されている。なお、母材と1,2は、ローラか
らなる搬送台5に載承されている。
【0029】最初に、図1に示すように、切削作業の準
備として母材1,2のビード止端A,Bの高さを検出す
る。この検出には、例えば、精密検出が可能なレーザタ
イプのセンサ6が選択される。このセンサ6には、ビー
ド止端A,Bの間を移動させるためのセンサ移動駆動部
7が連結される。センサ移動駆動部7は、図3に示すよ
うに、コントローラ8によって制御される。
【0030】センサ6の検出信号は、コントローラ8に
送信される。また、センサ移動駆動部7のセンサ6をビ
ード止端A,Bの間で移動させる移動駆動量も、コント
ローラ8に送信される。
【0031】コントローラ8では、センサ移動駆動部7
の移動駆動量から、ビード止端A,Bの間の距離Sを演
算する。従って、特別な機器等を付設せずに、ビード止
端A,Bの間の距離Sを容易に得ることができる。そし
て、この距離Sと、ビード止端A,Bのそれぞれの高さ
(センサ6からビード止端A,Bまでのそれぞれの距
離)とから、切削限界となる理想切削面Pを演算する。
理想切削面Pは、通常、ビード止端A,Bを通る直線を
含む平面となる。なお、この理想切削面Pについては、
必要に応じて、曲面とすることもできる。
【0032】さらに、コントローラ8では、演算された
理想切削面Pと切削手段4の切削形態とから、切削回
数,切削位置を演算する。切削手段4の切削形態は、切
削刃の大きさ,形状等からなるもので、入力部9からコ
ントローラ8に予め入力しておく(図3参照)。なお、
コントローラ8には、この入力等を確認するための表示
部10が接続されている。
【0033】コントローラ8で演算される切削位置は、
切削回数に関係なく、最初に一般的に最も厚くなるビー
ド止端A,Bのほぼ中間に設定される。そして、続いて
両ビード止端A,B側に交互に設定される。なお、各ビ
ード止端A,B側では、順にビード止端A,Bに近づく
ように設定される。この切削工程の区分けは、仕上げ残
しを生ずることのない精密な切削仕上げに有効である。
【0034】演算の終了したコントローラ8からは、切
削手段4を所定の切削位置に移動させるために、切削手
段移動駆動部11に駆動が指令される。このとき、コン
トローラ8からセンサ移動駆動部7にも駆動が指令さ
れ、センサ6も切削手段4と同じ位置に移動される。そ
して、切削手段4が所定の切削位置に移動されると、コ
ントローラ8から切削手段駆動部12に駆動が指令され
る。この結果、溶接ビード3が切削されることになる。
【0035】切削作業では、切削手段4による溶接ビー
ド3の切削点の高さをセンサ6で検出している。そし
て、切削点の高さが理想削面Pにほぼ一致した場合に、
コントローラ8は、次の切削位置での切削作業を行うよ
うに、前述と同様の指令を行うことになる。
【0036】次の切削位置では、最初の切削位置と同様
に切削作業が行われる。そして、全ての切削位置での切
削作業が終了すると、コントローラ8から切削手段駆動
部12に駆動停止が指令される。
【0037】従って、この実施の形態によると、作業員
の監視,確認を要することなく、溶接ビード3が精密に
切削仕上げされることになる。
【0038】次に、図5〜図7に基づいて、主に本発明
に係る溶接ビード仕上装置の実施の形態を説明する。
【0039】この実施の形態は、前述の溶接ビード仕上
方法の実施の形態で説明した一部構成(切削手段4,セ
ンサ6,センサ移動駆動部7,切削手段移動駆動部1
1,切削手段駆動部12)を横行台13に搭載してい
る。
【0040】母材1,2を載承するローラコンベア構造
の搬送台5の両側には、走行レール14が敷設されてい
る。走行レール14には、搬送台5を跨ぐ門型構造の架
台15が走行するようになっている。そして、架台15
に配設された横行レール16に横行台13が走行するよ
うになっている(図5参照)。
【0041】架台15は、モータ17で母材1,2の長
さ方向に走行移動することができ、母材1,2の搬送か
ら退避したり母材1,2の連続的搬送に追従したりし
て、連続的な仕上作業に貢献する。
【0042】横行レール16は、架台15に軸18で旋
回可能に支持され、架台15に設置されたモータ,ネジ
棒等からなる駆動部19の駆動による旋回で溶接ビード
3に正確に沿うように位置調整されるようになってい
る。また、横行台13は、モータ21により横行レール
16に沿って母材1,2の長さ方向にほぼ直交する方向
に走行移動することができるようになっている。
【0043】横行台13には、図6,図7に示すよう
に、モータ,ネジ棒等からなる切削手段移動駆動部11
に移動台20がスライド可能に支持されている。そし
て、移動台20に切削手段4,切削手段駆動部12が搭
載されている。切削手段4は、例えばベルトサンダ4a
を振子台4bに支持したものなど、昇降機構をもったも
のによって構成される。また、切削手段駆動部12は、
切削手段4のベルトサンダ4aを回転させるモータ12
aと、切削手段4の振子台4bを回動させるシリンダ1
2bとを備え、切削の反力に抗してベルトサンダ4aに
よる切削作業が確実に奏されるようになっている。
【0044】この実施の形態では、前述した1つの切削
位置で切削手段4を帯形の溶接ビード3の長さ方向に移
動させることができるため、帯形の長尺の溶接ビード3
の切削仕上げに好適となる。
【0045】なお、この実施の形態では、1つの切削位
置で切削手段4を往復動させて多段階切削を行うように
するのが効率的である。
【0046】以上、図示した実施の形態の外に、ビード
止端A,Bの間の距離Sを別の検出手段で検出して入力
部9からコントローラ8に入力することも可能である。
【0047】上述の実施の形態で説明したビード仕上方
法では、板厚の異なる母材1,2同志の突き合わせ板継
ぎ溶接により形成された溶接ビード3の仕上切削方法に
ついて説明したが、板厚の同じ母材同志の板継ぎ溶接に
より形成された溶接ビードの仕上切削方法にも適応でき
ることから、上述した実施の形態に特定されるものでは
ない。
【0048】又上述した実施の形態で説明した溶接ビー
ド仕上装置では、切削手段4を構成するベルトサンダ4
aをもつ振子台4bをシリンダ12bで回動させるよう
にしたが、切削手段を構成するベルトサンダを鉛直方向
に上下動させるよう構成することが有用であることか
ら、図示の構成に特定されることはない。
【0049】
【発明の効果】 上述したように本発明の構成によれ
ば、次のような効果が得られる。
【0050】本発明に係るビード仕上方法は、切削しな
がら切削量と切削限界となる理想切削面とを比較してい
くため、作業員の経験による目視での仕上げ確認が不要
になり、精密な仕上げが自動化される効果がある。
【0051】また、請求項2では、切削刃の切削形態ご
とに好適な切削位置,切削回数が設定されるため、より
精密な仕上げが可能になる効果がある。
【0052】また、請求項3では、仕上げ残しを生ずる
ことがなくなるため、より精密な仕上げが可能になる効
果がある。
【0053】さらに、本発明に係るビード仕上装置は、
前述の本発明に係るビード仕上方法の効果を損なわない
ことに加えて、コントローラ,センサの採用で簡単に自
動化が得られる効果がある。
【0054】また、請求項5では、特別な機器等を付設
せずに、ビード止端の間の距離を容易に得ることができ
る効果がある。
【0055】また、請求項6では、入力部が接続されて
いるため、切削手段の切削形態をコントローラに簡単に
入力することができる効果がある。
【0056】また、請求項7として、切削刃を帯形の溶
接ビードの長さ方向に移動させることができるため、帯
形の長尺の溶接ビードの切削仕上げに好適となる効果が
ある。
【0057】また、請求項8として、装置全体を母材の
長さ方向に移動させることができるため、連続的な仕上
作業に好適となる効果がある。
【0058】また、請求項9として、切削手段の横行の
基礎となる横行レールを溶接ビードに正確に沿うように
位置調整することができるため、より精密な仕上げが可
能になる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る溶接ビード仕上方法の実施の形
態を示す切削作業の断面図である。
【図2】 図1に続く切削作業の工程を示す断面図であ
る。
【図3】 本発明に係る溶接ビード仕上方法の実施の形
態を示す制御ブロック図である。
【図4】 本発明に係る溶接ビード仕上方法の実施の形
態を示す制御フローチャートである。
【図5】 本発明に係る溶接ビード仕上装置の実施の形
態を示す平面図である。
【図6】 図5の要部の動作を示す拡大側面図である。
【図7】 図5の他の動作図である。
【符号の説明】
1 母材 2 母材 3 溶接ビード 4 切削手段 6 センサ 7 センサ移動駆動部 8 コントローラ 9 入力部 11 切削手段移動駆動部 12 切削手段駆動部 13 横行台 15 架台 16 横行レール A ビード止端 B ビード止端 P 理想切削面
【手続補正書】
【提出日】平成11年3月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 溶接ビード仕上方法および装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、厚さ,高さ等の
異なる母材の板継ぎ溶接で形成された傾斜した溶接ビー
ドを切削整形する溶接ビード仕上げに係る技術分野に属
する。
【0002】
【従来の技術】 従来、板継ぎ溶接で形成された傾斜し
た溶接ビードを切削整形する技術としては、例えば、ベ
ダーマシーン(ベルトサンダ)を人手により操作するこ
とが知られている。
【0003】この従来の技術では、ベダーマシーンを操
作する作業員の経験による目視で仕上げ確認を行ってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 前述の従来の技術で
は、熟練の作業員でないと精密な仕上げが得られないた
め、作業員の熟練度よって仕上げ精度が異なるという問
題点がある。さらに、仕上げ精度をより高めようとする
と、熟練の作業員でも仕上げ作業に時間が掛かってしま
うという問題点がある。
【0005】なお、溶接ビードの多方向からの切削の自
動化を指向したものとしては、実開昭61−18164
7号公報に記載の技術がある。然しながら、この従来の
技術では、装置構成が複雑であるとともに具体的な制御
構成が未完成であるため、傾斜した溶接ビードに対する
実用性が低いという問題点がある。
【0006】本発明は、このような問題点を考慮してな
されたもので、傾斜した溶接ビードの精密な仕上げの自
動化が可能な溶接ビード仕上方法と、この溶接ビード仕
上方法を実施するに好適な溶接ビード仕上装置とを提供
することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】 前述の課題を解決する
ため、本発明に係る溶接ビード仕上方法は、次のような
手段を採用する。
【0008】即ち、請求項1に記載のように、母材の溶
接で傾斜して形成された溶接ビードの幅方向の端部であ
る高さの異なるビード止端の間の距離とビード止端のそ
れぞれの高さとから傾斜した理想切削面を演算してお
き、母材と平行な回転軸を有する回転系の切削手段を上
方から溶接ビードに押付けて溶接ビードの長さ方向に往
復動させ、溶接ビードを多段階で切削する切削作業を行
い、切削作業中に切削手段の切削点付近の高さを溶接ビ
ードの上方から検出して理想切削面と比較し、切削点付
の高さが理想切削面にほぼ一致した時点で切削作業を
完了する。
【0009】この手段では、切削しながら切削点付近と
切削限界となる理想切削面とを比較していくため、作業
員の経験による目視での仕上げ確認が不要になり、切削
の自動化が可能になる。また、溶接ビードを長さ方向に
往復して多段階で切削するため、切削の精密な仕上げが
可能になる。
【0010】また、請求項2に記載のように、請求項1
の溶接ビード仕上方法において、演算された理想切削面
と切削作業に使用する切削手段の切削形態とから、切削
手段の溶接ビードの幅方向における1箇所または3箇所
以上の切削位置を設定しておき、1つの切削位置での多
段階の切削作業の完了の後に、他の1つの切削位置での
多段階の切削作業を開始することを特徴とする。
【0011】この手段では、切削手段の大きさ,形状等
により規制される切削形態から溶接ビードの幅方向にお
ける1箇所または3箇所以上の切削位置を設定し、各切
削位置ごとに多段階の切削作業を行う。
【0012】また、請求項3に記載のように、請求項2
の溶接ビード仕上方法において、演算された1箇所から
なる切削位置はビード止端のほぼ中間に設定されること
を特徴とする。
【0013】この手段では、溶接ビードの肉厚が一般的
に最も厚くなるビード止端のほぼ中間から切削を開始す
る。
【0014】また、請求項4に記載のように、請求項2
の溶接ビード仕上方法において、演算された3箇所以上
の切削位置のうちの最初の切削位置はビード止端のほぼ
中間に設定され、続く切削位置は一方のビード止端側と
他方のビード止端側とに交互に設定されることを特徴と
する。
【0015】この手段では、ビード止端のほぼ中間での
切削の後に、一方のビード止端側と他方のビード止端側
とで交互に切削される。
【0016】さらに、前述の課題を解決するため、本発
明に係る溶接ビード仕上装置は、次のような手段を採用
する。
【0017】即ち、請求項5に記載のように、母材の溶
接で傾斜して形成された溶接ビードを上方からの押付け
により切削する母材と平行な回転軸を有する回転系の
削手段と、切削手段を切削駆動する切削手段切削駆動部
と、切削手段を溶接ビードの幅方向における切削位置に
移動させる切削手段移動駆動部と、切削手段による溶接
ビードの切削点付近の高さと溶接ビードの幅方向の端部
である高さの異なるビード止端の高さとを上方から検出
するセンサと、センサをビード止端の間の任意の位置に
移動させるセンサ移動駆動部と、切削手段,切削手段切
削駆動部,切削手段移動駆動部,センサ,センサ移動駆
動部を搭載して溶接ビードの長さ方向に走行する横行台
と、横行台を走行駆動する横行台走行駆動部と、これ等
の各部に連係し切削手段を溶接ビードの幅方向の切削位
置で溶接ビードの長さ方向へ往復動させる多段階の切削
を駆動制御するコントローラとを備え、コントローラ
は、センサ移動駆動部によるビード止端の間のセンサの
移動駆動量からビード止端の間の距離を演算し、演算さ
れたビード止端の間の距離とセンサが検出したビード止
端のそれぞれ高さとから傾斜した理想切削面を演算し、
切削手段による溶接ビードの切削点付近が理想切削面に
ほぼ到達するまで切削手段による切削を指示するもので
ある。
【0018】この手段では、コントローラは、センサ,
センサ移動駆動部等を駆動制御して理想切削面を演算
し、切削点付近と理想切削面とがほぼ一致するまで、切
削手段切削駆動部,横行台走行駆動部等を駆動制御して
切削手段を溶接ビードの幅方向の切削位置で往復動させ
多段階の切削を行う。
【0019】また、請求項6に記載のように、請求項5
の溶接ビード仕上装置において、コントローラには切削
手段の切削形態を入力する入力部が接続され、コントロ
ーラは理想切削面と切削手段の切削形態とから溶接ビー
ドの幅方向における1箇所または3箇所以上の切削位置
を設定するものであることを特徴とする。
【0020】この手段では、溶接ビードの幅方向におけ
る切削位置の設定のための切削手段の切削形態が入力部
からコントローラに入力される。
【0021】また、請求項7に記載のように、請求項5
または6の溶接ビード仕上装置において、母材を跨ぐ門
形構造の架台に横行レールが配設され、横行レールに横
行台が走行可能に支持されていることを特徴とする。
【0022】この手段では、切削手段等を搭載した横行
台が門形構造の架台に配設された横行レールに沿って溶
接ビードの長さ方向に走行する。
【0023】また、請求項8に記載のように、請求項7
の溶接ビード仕上装置において、架台は母材の両側の長
さ方向に敷設された走行レールに走行可能に支持されて
いることを特徴とする。
【0024】この手段では、装置全体が走行レールに沿
って母材の長さ方向に移動される。
【0025】また、請求項9に記載のように、請求項7
または8の溶接ビード仕上装置において、横行レールは
架台に対して軸で旋回可能に支持されていることを特徴
とする。
【0026】この手段では、横行レールの旋回で溶接ビ
ードに対して横行台の走行方向となる横行レールの位置
が調整される。
【0027】
【発明の実施の形態】 以下、本発明に係る溶接ビード
仕上方法および装置の実施の形態を図面に基づいて説明
する。
【0028】まず、図1〜図4に基づいて、主に本発明
に係る溶接ビード仕上方法の実施の形態を説明する。
【0029】この実施の形態は、図1,図2に示すよう
に、例えば、板厚の薄い鈑桁等の板材からなる一方の母
材1と板厚の厚い鈑桁等の板材からなる他方の母材2と
を板継ぎ溶接して両母材1,2の間に傾斜曲面形に盛上
がって形成された溶接ビード3を仕上げ対象としてい
る。また、溶接ビード3を切削するものとして、母材
1,2と平行な回転軸を有する回転系の切削手段4が選
択される。この切削手段4は、溶接ビード3に対して上
方から押付けられて切削する。なお、母材と1,2は、
ローラからなる搬送台5に載承されている。
【0030】最初に、図1に示すように、切削作業の準
備として母材1,2のビード止端A,Bの高さを上方か
ら検出する。この検出には、例えば、精密検出が可能な
レーザタイプのセンサ6が選択される。このセンサ6に
は、ビード止端A,Bの間を移動させるためのセンサ移
動駆動部7が連結される。センサ移動駆動部7は、図3
に示すように、コントローラ8によって制御される。
【0031】センサ6の検出信号は、コントローラ8に
送信される。また、センサ移動駆動部7のセンサ6をビ
ード止端A,Bの間で移動させる移動駆動量も、コント
ローラ8に送信される。
【0032】コントローラ8では、センサ移動駆動部7
の移動駆動量から、ビード止端A,Bの間の距離Sを演
算する。従って、特別な機器等を付設せずに、ビード止
端A,Bの間の距離Sを容易に得ることができる。そし
て、この距離Sと、ビード止端A,Bのそれぞれの高さ
(センサ6からビード止端A,Bまでのそれぞれの距
離)とから、切削限界となる理想切削面Pを演算する。
理想切削面Pは、通常、ビード止端A,Bを通る直線を
含む傾斜平面となる。なお、この理想切削面Pについて
は、必要に応じて、傾斜曲面とすることもできる。
【0033】さらに、コントローラ8では、演算された
理想切削面Pと切削手段4の切削形態とから、1箇所ま
たは3箇所以上の溶接ビード3の幅方向(ビード止端
A,B間方向)における切削位置を設定する。切削手段
4の切削形態は、溶接ビード3に切込む切削刃等の大き
さ,形状等からなるもので、入力部9からコントローラ
8に予め入力しておく(図3参照)。なお、コントロー
ラ8には、この入力等を確認するための表示部10が接
続されている。
【0034】コントローラ8で設定される切削位置は、
箇所数に関係なく、最初に一般的に最も厚くなるビード
止端A,Bのほぼ中間に設定される。そして、切削箇所
が3箇所以上の場合に、続いて両ビード止端A,B側に
交互に設定される。なお、各ビード止端A,B側では、
順にビード止端A,Bに近づくように設定される。この
切削位置の設定は、仕上げ残しを生ずることのない精密
な切削仕上げに有効である。
【0035】切削位置の設定の終了したコントローラ8
からは、切削手段4を所定の切削位置に移動させるため
に、切削手段移動駆動部11に駆動が指示される。この
とき、コントローラ8からセンサ移動駆動部7にも駆動
が指示され、センサ6も切削手段4と同じ位置に移動さ
れる。そして、切削手段4が所定の切削位置に移動され
ると、コントローラ8から切削手段駆動部12に駆動が
指示される。この結果、溶接ビード3が切削されること
になる。
【0036】溶接ビード3を切削している切削手段4
は、溶接ビード3の長さ方向(幅方向に直交する方向)
へ往復動される。従って、切削作業は、1つの切削位置
で多段階に行われることになる。なお、この往復動で
は、切削手段4,センサ6の位置関係を崩さないように
共通の搭載ベースとなる横行台13に搭載するのが好ま
しい。横行台13は、コントローラ8で駆動制御される
横行台駆動モータ21によって往復動される。
【0037】この多段階の切削作業では、切削手段4に
よる溶接ビード3の切削点付近の高さをセンサ6で検出
している。この検出ターゲットについては、切削手段4
の切削刃等で隠れた溶接ビード3の面ではなく、切削手
段4の切削刃等の側面と溶接ビード3の面との角界面と
なる。ただし、切削手段4が溶接ビード3を隠す面積の
小さな母材1,2と平行な回転軸を有する回転系からな
ること、切削が多段階で行われていることとから、実質
的に切削手段4による溶接ビード3の切削点を検出して
いるといえる。
【0038】そして、切削点付近の高さが理想削面Pに
ほぼ一致した場合に、コントローラ8は、その切削位置
での切削を完了して、次の切削位置での切削作業を行う
ように、前述と同様の指示を行うことになる。
【0039】次の切削位置では、最初の切削位置と同様
に切削作業が行われる。そして、全ての切削位置での切
削作業が終了すると、コントローラ8から切削手段駆動
部12に駆動停止が指示される。
【0040】従って、この実施の形態によると、傾斜し
た溶接ビード3の傾斜方向に対して固定的な切削位置で
多段階の切削作業が行われるため、必要以上に複雑な制
御システムを構成する必要がなくなる。この結果、作業
員の監視,確認を要することなく、溶接ビード3が精密
に切削仕上げされることになる。
【0041】次に、図5〜図7に基づいて、主に本発明
に係る溶接ビード仕上装置の実施の形態を説明する。
【0042】この実施の形態は、前述の溶接ビード仕上
方法の実施の形態で説明した一部構成(切削手段4,セ
ンサ6,センサ移動駆動部7,切削手段移動駆動部1
1,切削手段駆動部12)を横行台13に搭載してい
る。
【0043】母材1,2を載承するローラコンベア構造
の搬送台5の両側には、走行レール14が敷設されてい
る。走行レール14には、搬送台5を跨ぐ門型構造の架
台15が走行するようになっている。そして、架台15
に配設された横行レール16に横行台13が走行するよ
うになっている(図5参照)。
【0044】架台15は、架台駆動モータ17で母材
1,2の長さ方向に走行移動することができ、母材1,
2の搬送から退避したり母材1,2の連続的搬送に追従
したりして、連続的な仕上作業に貢献する。
【0045】横行レール16は、架台15に軸18で旋
回可能に支持され、架台15に設置されたモータ,ネジ
棒等からなる横行レール駆動部19の駆動による旋回で
溶接ビード3に正確に沿うように位置調整されるように
なっている。また、横行台13は、横行台駆動モータ2
1により横行レール16に沿って母材1,2の長さ方向
にほぼ直交する方向に走行移動することができるように
なっている。
【0046】横行台13には、図6,図7に示すよう
に、モータ,ネジ棒等からなる切削手段移動駆動部11
に移動台20がスライド可能に支持されている。そし
て、移動台20に切削手段4,切削手段駆動部12が搭
載されている。切削手段4は、例えばベルトサンダ4a
を振子台4bに支持したものなど、昇降機構をもったも
のによって構成される。また、切削手段駆動部12は、
切削手段4のベルトサンダ4aを回転させるモータ12
aと、切削手段4の振子台4bを回動させるシリンダ1
2bとを備え、切削の反力に抗してベルトサンダ4aに
よる切削作業が確実に奏されるようになっている。
【0047】以上、図示した実施の形態の外に、切削手
段4を構成するベルトサンダ4aを鉛直方向に上下動さ
せるように構成することも可能である。
【0048】
【発明の効果】 以上のように、本発明に係るビード仕
上方法は、傾斜した溶接ビードの傾斜方向に対して固定
的な切削位置で多段階の切削作業が行われ、切削しなが
ら切削点付近と切削限界となる理想切削面とを比較して
いくため、作業員の経験による目視での仕上げ確認が不
要になり、精密な仕上げが自動化される効果がある。
【0049】また、請求項2では、切削手段の切削形態
に対応した好適な切削位置とその箇所数とが設定され、
1つの切削位置ごとに多段階の切削作業が行われるた
め、より精密な仕上げが可能になる効果がある。
【0050】また、請求項3では、溶接ビードの最も厚
さのある部分を最初に切削するため、仕上げ残しを生ず
ることなくより精密な切削仕上げが可能になる効果があ
る。
【0051】また、請求項4では、溶接ビードの未切削
部分の多い方から順に研削するため、仕上げ残しを生ず
ることなくより精密な切削仕上げが可能になる効果があ
る。
【0052】さらに、本発明に係るビード仕上装置は、
前述の本発明に係るビード仕上方法の効果を損なわずに
実施することができることに加えて、コントローラで制
御される切削手段,センサ等を横行台に搭載し、横行台
の往復動をもコントローラで制御するため、簡単に自動
化が得られる効果がある。
【0053】また、請求項6では、入力部が接続されて
いるため、切削手段の切削形態をコントローラに簡単に
入力することができる効果がある。
【0054】また、請求項7として、横行レールに沿っ
て走行する横行台に切削手段が搭載されているため、溶
接ビードの長さ方向に正確に往復動させることができる
効果がある。
【0055】また、請求項8として、装置全体を母材の
長さ方向に移動させることができるため、連続的な仕上
作業に好適となる効果がある。
【0056】また、請求項9として、切削手段の往復動
の案内となる横行レールを溶接ビードに正確に沿うよう
に位置調整することができるため、より精密な仕上げが
可能になる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る溶接ビード仕上方法の実施の形
態を示す切削作業の断面図である。
【図2】 図1に続く切削作業の工程を示す断面図であ
る。
【図3】 本発明に係る溶接ビード仕上方法の実施の形
態を示す制御ブロック図である。
【図4】 本発明に係る溶接ビード仕上方法の実施の形
態を示す制御フローチャートである。
【図5】 本発明に係る溶接ビード仕上装置の実施の形
態を示す平面図である。
【図6】 図5の要部の動作を示す拡大側面図である。
【図7】 図5の他の動作図である。
【符号の説明】 1 母材 2 母材 3 溶接ビード 4 切削手段 6 センサ 7 センサ移動駆動部 8 コントローラ 9 入力部 11 切削手段移動駆動部 12 切削手段駆動部 13 横行台 15 架台 16 横行レール A ビード止端 B ビード止端 P 理想切削面
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビード止端の間の距離とビード止端のそ
    れぞれの高さとから理想切削面を演算しておき、切削作
    業中に切削点の高さを検出して理想切削面と比較し、切
    削点の高さが理想切削面にほぼ一致した時点で切削作業
    を完了することを特徴とする溶接ビード仕上方法。
  2. 【請求項2】 請求項1の溶接ビード仕上方法におい
    て、演算された理想切削面と切削作業に使用する切削刃
    の切削形態とから切削位置と切削回数とを演算してお
    き、1つの切削位置での切削作業の完了の後に、他の1
    つの切削位置での切削作業を開始することを特徴とする
    溶接ビード仕上方法。
  3. 【請求項3】 請求項2の溶接ビード仕上方法におい
    て、最初の切削位置はビード止端のほぼ中間に設定さ
    れ、続く切削位置は一方のビード止端側と他方のビード
    止端側とに交互に設定されることを特徴とする溶接ビー
    ド仕上方法。
  4. 【請求項4】 溶接ビードを切削する切削刃と、切削刃
    を切削駆動する切削刃切削駆動部と、切削刃をビード止
    端の間の任意の位置に移動させる切削刃移動駆動部と、
    溶接ビード,ビード止端の高さを検出するセンサと、セ
    ンサをビード止端の間の任意の位置に移動させるセンサ
    移動駆動部と、切削刃切削駆動部,切削刃移動駆動部,
    センサ,センサ移動駆動部に連係したコントローラとを
    備え、コントローラはビード止端の間の距離とセンサが
    検出したビード止端の高さとから理想切削面を演算し理
    想切削面とセンサが検出した切削されている切削点の高
    さとを比較して切削刃切削駆動部,切削刃移動駆動部を
    駆動制御するものである溶接ビード仕上装置。
  5. 【請求項5】 請求項4の溶接ビード仕上装置におい
    て、コントローラはセンサ移動駆動部によるビード止端
    の間のセンサの移動駆動量からビード止端の間の距離を
    演算するものであることを特徴とする溶接ビード仕上装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項4または5の溶接ビード仕上装置
    において、コントローラには切削刃の切削形態を入力す
    る入力部が接続され、コントローラは理想切削面と切削
    刃の切削形態とから切削位置と切削回数とを演算するも
    のであることを特徴とする溶接ビード仕上装置。
  7. 【請求項7】 請求項4〜6のいずれかの溶接ビード仕
    上装置において、溶接ビードが形成された母材を跨ぐ架
    台に横行レールが配設され、横行レールを走行する横行
    台に少なくとも切削刃,切削刃切削駆動部,切削刃移動
    駆動部,センサ,センサ移動駆動部を搭載したことを特
    徴とする溶接ビード仕上装置。
  8. 【請求項8】 請求項7の溶接ビード仕上装置におい
    て、架台は母材の長さ方向に移動可能であることを特徴
    とする溶接ビード仕上装置。
  9. 【請求項9】 請求項7または8の溶接ビード仕上装置
    において、横行レールは架台に対して位置調整可能であ
    ることを特徴とする溶接ビード仕上装置。
JP10701098A 1998-04-02 1998-04-02 溶接ビード仕上方法および装置 Pending JPH11285952A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006061947A (ja) * 2004-08-27 2006-03-09 Kawasaki Heavy Ind Ltd 溶接ビード加工軌道作成方法と溶接ビード成形装置
JP2020200655A (ja) * 2019-06-10 2020-12-17 株式会社レールテック レール溶接部切削装置
JP2021091037A (ja) * 2019-12-10 2021-06-17 トヨタ自動車株式会社 溶着ビード切削装置および溶着ビード切削方法

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JP2006061947A (ja) * 2004-08-27 2006-03-09 Kawasaki Heavy Ind Ltd 溶接ビード加工軌道作成方法と溶接ビード成形装置
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