JP2003025137A - サイドトリマーの幅変え機構およびその幅変え方法 - Google Patents

サイドトリマーの幅変え機構およびその幅変え方法

Info

Publication number
JP2003025137A
JP2003025137A JP2001219800A JP2001219800A JP2003025137A JP 2003025137 A JP2003025137 A JP 2003025137A JP 2001219800 A JP2001219800 A JP 2001219800A JP 2001219800 A JP2001219800 A JP 2001219800A JP 2003025137 A JP2003025137 A JP 2003025137A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
width
base
changing
side trimmer
screw device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001219800A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3604359B2 (ja
Inventor
Hideki Hasegawa
長谷川英樹
Makoto Takiuchi
誠 瀧内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Heavy Industries Ltd filed Critical Kawasaki Heavy Industries Ltd
Priority to JP2001219800A priority Critical patent/JP3604359B2/ja
Publication of JP2003025137A publication Critical patent/JP2003025137A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3604359B2 publication Critical patent/JP3604359B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Shearing Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】帯状鋼板の両側を切断して製品幅に仕上げるサ
イドトリマーに設けられた回転刃をその幅方向への移動
に要する時間を大幅に短縮できるサイドトリマーの幅変
え機構とその幅変え方法を提供する。 【解決手段】回転刃を回転自在に軸承したハウジング5
を、処理ラインを走行する帯状鋼板の幅方向に設けたガ
イドレール6に固定する固定手段を備えた基台7に設け
ると共にその基台7と幅変更スクリュー装置8との間に
油圧シリンダー9を介在させ、帯状鋼板の走行中(トリ
ミング中)にナット13を所定幅寸法位置に移動して幅
変え箇所がサイドトリマーに到達したときに処理ライン
を停止してシリンダー9を動作させて基台を所定幅寸法
位置に高速移動できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、各種帯状鋼板を処理
ラインに走行させて両側部を切断して所定の製品幅にす
るものについて、その処理ラインに設けられる両側部を
切断する回転刃を設けたサイドトリマー装置に関するも
のであり、特に幅の異なる帯状鋼板の切断線間の幅の変
更点(幅変え箇所)における所定幅寸法位置への回転刃
の移動を行わせる幅変え機構とその幅変え方法に適用す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、コイル状に巻かれた帯状の圧延
鋼板は、鋼板処理ラインに沿って走行させて、酸洗いや
メッキなどの表面処理を行うと共に、所定幅寸法に両側
部をサイドトリマーで切断して製品化するようにしてい
る。従来は、上記処理ラインに沿って走行する帯状鋼板
の切断線間の幅(製品幅)を変更するのに、一旦ライン
を停止させてサイドトリマーに設けられた回転刃を直接
幅変更スクリュー装置によって所定の切断位置に移動し
て行うもの、また、上記処理ラインを停止させずに回転
刃を所定の切断位置に移動させて行うものとがある。処
理ラインを停止させた後に所定の切断位置へ回転刃を移
動させるものとしては、実公昭43−26868号公報
に記載にされたものがある。このものは、回転刃を所定
の切断位置に移動させるのに処理ラインを停止させ、回
転刃を軸承したハウジングを幅変更スクリュー装置で所
定の切断位置に移動させ、その後に処理ラインを再び起
動させて切断作業を開始させるようにしたものである。
このような機構のものにおいては、幅変更スクリュー装
置で上記ハウジングを100mm移動させるのにその所
要時間は略10秒間かかるので、この切断線間の幅を変
更するためのハウジングの位置変更に要する時間が長く
なる。したがって、切断線間の幅変更のためのサイドト
リマーの停止時間が長いので、処理ラインに設けられて
いるルーパー(鉄鋼鋼板の滞留装置)などの貯蔵容量を
大きくする必要があり、設備費のコストアップの原因に
もなっている。また、ラインが長時間停止することによ
る生産性の低下も避けられない。また、後者のラインを
停止せずに切断線間の幅を変更するものとしては、図5
および図6に示すもののように、幅変更スクリュー装置
によって帯状鋼板の幅方向に移動されるキャリヤに回転
刃を備えたハウジングを設け、このハウジングの回転刃
の垂直延長線上の位置にヒンジピンを設けて、このヒン
ジピンを中心に回転刃と共にハウジングを水平方向に旋
回できるようにして、キャリアによる回転刃の幅方向へ
の移動と、ハウジングの水平面内での旋回による切断刃
の向きの制御とを併せて行うようにして、切断線間の幅
を変更するようにしたものである。このものは、処理ラ
インを走行する帯状鋼板の幅の狭いものから広いものあ
るいは幅の広いものから狭いものへの変化に対して切断
線間の幅変えを処理ラインを停止することなく連続して
行うについて、ハウジングの幅方向への移動をボールス
クリューにより行い、また、切断刃の向きを制御するた
めのハウジングの水平面内での旋回駆動を旋回モータに
よって行うものである。このハウジングの幅方向への移
動と切断刃の向きを制御することによって、回転刃によ
り曲線状に切断しながら、上記幅方向の変更がなされ
る。しかし、この曲線状の切断線に沿って回転刃が通過
する際に、回転刃が切断面から力を受けて刃こぼれが生
じたり、また、切断刃を幅方向へ移動しながら曲線に対
し接線方向に沿うようにさせるための制御が困難であっ
たり、この二つの動作を連動させる機構が複雑になるの
は避けられないと言う問題がある。このような構成にし
たものとしては、特公昭54−15151号公報に記載
されたものがある。
【0003】
【解決しようとする課題】この発明は、上記従来技術の
問題を解消することを目的とし、帯状鋼板の両側を切断
して製品幅に仕上げるサイドトリマーに設けられた回転
刃を幅変更スクリュー装置によって幅方向に移動して、
切断線間を変更させるについて、回転刃の切断線間の幅
の調整のための幅方向移動速度が迅速にして、その幅方
向への移動に要する時間を大幅に短縮できるように、サ
イドトリマーの幅変え機構、及びその幅変え方法を工夫
することをその課題とするものである。
【0004】
【課題を解決するために講じた手段その1】上記課題を
解決するために講じた手段1は、幅の異なる帯状鋼板を
接合して処理ラインに走行させ、当該帯状鋼板の両側を
切断処理するサイドトリマーについて、処理ラインを走
行する帯状鋼板の切断幅変更点での回転刃の位置を処理
ラインを停止して変更する幅変え機構を前提として、次
の(イ)〜(ハ)によって構成されるものである。 (イ)上記回転刃を回転自在に軸承したハウジングを、
帯状鋼板の幅方向に設けたガイドレールに固定する固定
手段を備えた基台に設けると共にその基台と幅変更スク
リュー装置との間に油圧シリンダーを介在させて連結し
たこと、(ロ)その連結は上記油圧シリンダーのシリン
ダー側を基台に接続し、ピストンロッド側を幅変更スク
リュー装置のナットに接続したこと、(ハ)上記油圧シ
リンダーによって幅変更スクリュー装置のナットと基台
とを各々独立して動作可能にしたことである。
【0005】
【作用】回転刃を回転自在に軸承したハウジングを、ガ
イドレールに沿って移動可能、固定可能にした基台に設
け、その基台を帯状鋼板の幅方向に移動する幅変更スク
リュー装置に連結させるのに、油圧シリンダーを介して
行うようにしたことで、幅変更スクリュー装置を構成す
るナットのみを処理ラインに沿って帯状鋼板が走行中
(トリミング中)であっても移動させることができ、し
たがって、この移動によりナットを幅変えするための所
定幅寸法位置に予め移動させ、帯状鋼板の幅変更点がサ
イドトリマーの回転刃の位置に到達したときに、処理ラ
インを停止してシリンダーを動作させることで、回転刃
が所定幅寸法位置に高速で移動するので、幅変えのため
に処理ラインの停止時間は、上記のシリンダーによる移
動時間となるから、上記の処理ラインの停止時間は極め
て短く、したがって、サイドトリマーの幅変えに要する
時間は大幅に短縮される。
【0006】
【実施態様1】実施態様1は、上記基台の固定手段を断
面が凹型の上部内面部を固定面にしたアリ溝形状のガイ
ドレールと、当該アリ溝の固定面に昇降ロッドの先端に
設けた固定部材が係合して基台を固定する基台上に設け
た油圧駆動装置とで構成して、上記油圧駆動装置の作動
により昇降ロッドの先端に設けた固定部材をアリ溝内で
上下動することにより基台をガイドレールに固定あるい
は固定解除可能にしたことである。
【0007】
【作用】上記基台をガイドレールに固定と解除するの
に、ガイドレールの形状を凹型のアリ溝に形成して、こ
のアリ溝内に昇降ロッドの先端に設けた固定部材を上下
動できるようにしたので、固定とその固定解除が簡単に
でき、また、この固定手段をシンプルな構造にしたこと
で損傷などの故障が少なくなり、メンテナンス回数も大
幅に減少されるものである。
【0008】
【課題を解決するために講じた手段その2】上記課題を
解決するために講じた手段2は、帯状鋼板の両側を切断
するサイドトリマーに設けられる回転刃を幅変更スクリ
ュー装置によって帯状鋼板の幅方向に移動して切断線間
の幅を変更するについて、回転刃の切断幅変更点での移
動時間を大幅に短縮することのできる幅変え方法を前提
として、次の(イ)〜(ハ)によって構成されるもので
ある。 (イ)上記基台と幅変更スクリュー装置との間に油圧シ
リンダーを介在させて連結するのに、当該油圧シリンダ
ーのシリンダー側を基台に接続し、ピストンロッド側を
幅変更スクリュー装置に接続して基台と幅変更スクリュ
ー装置とを連結させたこと、(ロ)帯状鋼板の切断線間
の幅を変更する幅変え箇所がサイドトリマーに到達する
前に幅変更スクリュー装置を動作して所定幅寸法位置に
ナットのみを位置決めすること、(ハ)上記油圧シリン
ダーのシリンダーにピストンがストロークした分の変更
量を保持させて切断線間の幅変えをする箇所がサイドト
リマーに到達したときに、直ちに上記油圧シリンダーの
シリンダーを動作させて回転刃を予めナットで位置決め
しておいた所定幅寸法位置に移動して位置決めするこ
と。
【0009】
【作用】時間を要する幅変更スクリュー装置で幅を変更
するについて、帯状鋼板が処理ラインを走行中に幅変更
スクリュー装置のネジ棒に螺合するナットを、油圧シリ
ンダーのピストンを動作させて所定幅寸法位置に移動し
て位置決めし、処理ラインを停止して油圧シリンダーの
シリンダーを動作させて基台と共に回転刃を、所定幅寸
法位置に予め設定しておいたナットまで移動させるもの
であるので、所定幅寸法位置までの移動時間が油圧シリ
ンダーを介在させない幅変更スクリュー装置だけの移動
に比べ大幅に短縮され、そのことによりラインの停止時
間が短縮されて稼動効率が向上する。
【0010】
【実施の形態】この発明の実施例について図1乃至図4
を参照しながら説明する。図1は、この発明の幅変え機
構を備えた帯状鋼板の表面を処理する処理ラインに設置
されるサイドトリマー全体を概念的に示す正面図であ
る。このサイドトリマー1は、帯状鋼板2の両側を切断
して所定の製品幅にするための回転刃3とそれを回転駆
動する駆動装置4とを設けた一対のハウジング5と、そ
の各々のハウジング5が設置されていて、ガイドレール
6に沿って走行する基台7と、上記基台7を走行させる
幅変更スクリュー装置8とで、構成されている。そし
て、上記基台7と幅変更スクリュー装置8とは油圧シリ
ンダー9を介して連結されている。上記幅変更スクリュ
ー装置8は、帯状鋼板を処理する処理ラインで普通に使
われているもので、支持軸受10に回転駆動可能に軸支
されたネジ棒11とそのネジ棒11を駆動する駆動モー
タ12とネジ棒11に螺合してネジ棒11の回転によっ
て帯状鋼板2の幅方向に移動するナット13とで構成さ
れているものである。また、油圧シリンダー9は特別な
機構によるものではなく、一般に使われているシリンダ
ー9aとピストン14とピストンロッド15とで構成さ
れたものである。また、上記幅変更スクリュー装置8の
ナット13には油圧シリンダー9のピストンロッド15
を接続し、基台7にはシリンダー9aを接続させて、基
台7をガイドレール6に固定したままでナット13のみ
を予め移動できるようにしたものである。そして、切断
線間の幅変えをするに際しては、まず、基台7をガイド
レール6に固定したままで幅変更スクリュー装置8を駆
動してナット13を所定幅寸法分だけ予め移動させ、次
いで、基台7の上記固定を解除してシリンダー9aを動
作させて基台7を、予め移動しておいたナット13の位
置まで移動させる。これによって、基台7は、上記ナッ
ト13の移動幅分だけ移動したことになる。このシリン
ダー9aによる移動時間は、例えば100mm移動させ
るのに僅か2秒間程度で済み、従来の幅変更スクリュー
装置のナットによる100mm移動させるのに掛かって
いた10秒間の所要時間に対して大幅に短縮される。
【0011】次に、帯状鋼板2が処理ラインを走行し
て、切断線間の幅変更点がサイドトリマーの位置に到達
して、切断線間の幅変えを行うについてのサイドトリマ
ーの幅変え機構の動作手順を図2(a),(b),
(c)乃至図3(a),(b),(c)を参照して説明
する。なお、上記図2(a),(b),(c)は、サイ
ドトリマーを構成する一対の回転刃を設けたハウジング
の片側のみを使って、上記幅変えの動作手順、即ち回転
刃3を設けたハウジング5を帯状鋼板の幅方向(図2の
右方向)への所定幅寸法分だけ移動させる幅変え機構の
動作手順を示したものである。図2(a)は、処理ライ
ンに走行する帯状鋼板の上面の所定位置に設定されてい
る切断線上(図示省略)に、回転刃3が位置している状
態を示したもので、図2(b)は、切断線間の幅が狭く
なった位置(切断線間の幅変更点)がサイドトリマー1
に到達する前に、予め幅変更スクリュー装置8を駆動さ
せてナット13のみを所定幅寸法分だけ移動させた状態
を示したものである。この時、油圧シリンダーの油は自
由に出入り可能な回路状態にしておく。このナット13
の移動に際しては、後述する図4に示す固定手段によっ
て基台7をガイドレール6に固定したままで、幅変更ス
クリュー装置8を駆動してナット13のみを移動させ
る。このとき、上記ナットの移動に伴ってピストン14
がナット13の移動相当分だけシリンダ9a内を移動し
てピストンロッド15を伸張させる。図2(c)は、処
理ラインを走行する帯状鋼板の切断線間の幅変更点がサ
イドトリマー1の位置に到達したときに、処理ラインを
停止すると共にガイドレール6に基台7を固定していた
固定手段(図4参照)を解除し、基台7を油圧シリンダ
ー9で駆動し、ピストンがシリンダヘッドに到達するま
でシリンダー9aを移動させてピストンロッド15を収
縮させた状態を示している。このシリンダー9aによる
基台7の移動、つまり、予め移動されたナット13の位
置によって規定された所定位置へ回転刃3の移動が、シ
リンダー9aの上記移動によって行われるので、例えば
100mm移動が、所要時間2秒程の迅速さでなされ
る。
【0012】図3(a),(b),(c)は、図2のと
きとは逆に帯状鋼板2の切断線間の幅を広げる場合の幅
変え機構の動作手順、即ち回転刃3を設けたハウジング
5を帯状鋼板2の幅方向(図3の左方向)への所定幅寸
法分だけ移動させる幅変え機構の動作手順を示したもの
である。図3(a)は、図2(a)と同様に処理ライン
を走行する帯状鋼板の所定位置に設定されている切断線
上に、回転刃3が位置している状態を示している。図3
(b)は、処理ラインを走行する切断線間の幅変更点が
サイドトリマー1の位置に到達する前に、駆動モータ1
2の駆動により幅変更スクリュー装置8を動作させ、ナ
ット13のみを予め所定量だけ移動させる。この場合の
ナット13の所定の移動量xは、シリンダー9aの全ス
トロークLから変更量yを差し引いた値、すなわちL−
yである。このときナット13の動きに伴ってピストン
14が移動量xだけ移動した状態を示している。図3
(c)は、処理ラインを走行する切断線間の幅の変更点
がサイドトリマー1の位置に到達したときに、処理ライ
ンを停止すると共にガイドレール6に固定していた基台
7の固定手段を解除し、油圧シリンダー9を駆動して、
シリンダー9aのロッド側端部が予め移動されたピスト
ンに当接するまでシリンダー9aを移動させ、これによ
って所定位置に基台7を移動させて位置決めした状態を
示している。
【0013】図4は、基台7をガイドレール6に対して
選択的に固定する固定手段の概略図である。この固定手
段は、基台7に設けた油圧駆動装置16とガイドレール
6とで構成されたものである。この油圧駆動装置16の
昇降ロッド17には、先端部に固定部材18が設けられ
ている。また、ガイドレール6は断面が凹型のアリ溝形
状になったもので、これに上記固定部材が摺動可能に嵌
め込まれている。そして、油圧駆動装置16を駆動させ
て昇降ロッド17を上下動させ、当該油圧駆動装置16
の昇降ロッド17先端に設けた固定部材18を凹型のア
リ溝内で上下動させて、固定面部19をガイドレール6
のアリ溝の内側上面に選択的に係合させることで、基台
7がガイドレール6に選択的に固定される。
【0014】
【発明の効果】この発明は、サイドトリマーのハウジン
グに設けた回転刃の切断位置を変えて切断線間の幅変え
をする際に、当該回転刃を所定幅寸法位置に移動する幅
変え機構を、ハウジングを設けた基台とこの基台をガイ
ドレールに沿って移動させる幅変更スクリュー装置とこ
の両者を連結する油圧シリンダーとで構成するようにし
たものである。そして、この幅変え機構による切断線間
の幅変えは、切断作業を継続した状態で、上記幅変更ス
クリュー装置を駆動して予めナットのみを所定位置に移
動させると共に油圧シリンダーのピストンをシリンダー
内でナットの移動距離分だけ移動させ、切断線間の幅変
更点がサイドトリマーの位置に到達したとき、処理ライ
ンの走行を停止して油圧シリンダーを駆動してシリンダ
ーだけピストンによる停止位置まで移動させ、これによ
って、シリンダーと共に基台を所定量だけ幅方向に移動
させる。このときの、基台上の回転刃の所定位置への移
動速度はシリンダーの動作速度と同じであるから、その
移動は幅変更スクリュー装置によるものに比べて遙かに
迅速である。そして、寸法幅位置調整は幅変更スクリュ
ー装置で行うため、精度が確保される。したがって、処
理ラインの停止時間が大幅に短縮され、停止時間が短縮
される分だけ、処理ラインを走行する帯状鋼板のルーパ
ーなどの貯蔵容量を小さくすることができ、それだけ設
備コストを低減することができる。また、上記幅変え機
構は、従来用いられている基台と幅変更スクリュー装置
とに、油圧シリンダーを組合わせたものであるので、そ
の製造コストは安価で、しかも、その制御は単純である
ので、故障などのトラブル発生を大幅に減少させること
ができ、生産性を大幅に向上させることができる。さら
に、切断線間の幅変えは、処理ラインを停止して行うも
のなので、切断線間の幅変えを処理ラインを停止せずに
行っていた従来のものに比べて、切断線間の幅変え時の
回転刃が受けていた切断面からの力が作用することがな
いので、回転刃の刃こぼれがなくなり、回転刃の耐久性
を大幅に向上させることができる。
【0015】
【図面の簡単な説明】
【図1】は、サイドトリマーの全体を概念的に示す正面
図である。
【図2】は、切断線間の幅を狭める場合の幅変え動作手
順を示す幅変え機構の概略図で、(a)は、帯状鋼板の
所定幅寸法位置に回転刃が位置されているときの基台と
幅変更スクリュー装置に螺合したナットと油圧シリンダ
ーに装備されるピストンとの位置関係を示す概略図、
(b)は、(a)の状態から幅変更スクリュー装置を動
作してナットを油圧シリンダーのピストンと共に切断線
間の幅の狭い位置の所定幅寸法位置に移動させた状態を
示す概略図である。(c)は、(b)の状態から油圧シ
リンダーを駆動してシリンダーを動作させて基台と共に
回転刃を幅の狭い位置の所定幅寸法位置に移動させた状
態を示す概略図である。
【図3】は、切断線間の幅を広げる場合の幅変え動作手
順を示した幅変え機構の概略図で、(a)は、帯状鋼板
の切断線位置に回転刃が位置されているときの基台と幅
変更スクリュー装置に螺合するナットと油圧シリンダー
とピストンとの位置関係を示す概略図である。(b)
は、(a)の状態から幅変更スクリュー装置を動作して
ナットを油圧シリンダーのピストンと共に切断線間の幅
の広い位置の所定幅寸法位置に移動させた状態を示す概
略図である。(c)は、(b)の状態から油圧シリンダ
ーを駆動してシリンダーを動作させて基台と共に回転刃
を幅の広い位置の所定幅寸法位置に移動させた状態を示
す概略図である。
【図4】は、基台をガイドレールに固定する固定手段の
概略図である。
【図5】は、従来のサイドトリマーの全体の概略を示す
正面図である。
【図6】は、図5の概略平面図である。
【符号の説明】
1:サイドトリマー 2:帯状鋼板 3:回転刃 4:駆動装置 5:ハウジング 6:ガイドレール 7:基台 8:幅変更スクリュー装置 9:油圧シリンダー 10:支持軸受 11:ネジ棒 12:駆動モータ 13:ナット 14:ピストン 15:ピストンロッド 16:油圧駆動装置 17:昇降ロッド 18:固定部材 19:固定面部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】幅の異なる帯状鋼板を接合し、処理ライン
    に沿って走行させて当該鋼板の両側をサイドトリマーの
    回転刃によって切断し、上記鋼板の移動を停止させてお
    いて上記回転刃による切断線間の幅を変更するものであ
    って、当該切断線間の幅変更箇所で上記回転刃の帯状鋼
    板幅方向への移動を幅変更スクリュー装置で行うサイド
    トリマーの幅変え機構において、 上記回転刃を回転自在に軸承したハウジングを基台に設
    け、上記基台を、その帯状鋼板の幅方向位置を変更自在
    にガイドレールによって支持させ、 基台をガイドレールに固定する固定手段を設け、 上記基台と上記幅変更スクリュー装置との間に油圧シリ
    ンダーを介在させてあり、 上記油圧シリンダーのシリンダー側を基台に連結し、ピ
    ストンロッド側を幅変更スクリュー装置のナットに連結
    してあり、上記固定手段で基台をガイドレールに固定し
    た状態で、上記ナットの位置を調整し、上記固定手段に
    よる固定を解除した状態でシリンダーを動作させて、当
    該基台を所定幅寸法位置に移動させることにより回転刃
    による切断線間の幅変えを行うことを特徴とするサイド
    トリマーの幅変え機構。
  2. 【請求項2】上記固定手段をアリ溝を有するガイドレー
    ルと基台に昇降自在に設けた昇降ロッドの先端に設けた
    固定部材とで構成し、上記昇降ロッドを昇降駆動する駆
    動装置を上記基台に設けたことを特徴とする請求項1の
    サイドトリマーの幅変え機構。
  3. 【請求項3】上記ハウジングを設けたサイドトリマーの
    基台を幅変更スクリュー装置によって幅方向に移動し
    て、上記回転刃による切断線間の幅を変更するサイドト
    リマーの幅変え方法において、 上記基台と幅変更スクリュー装置との間に油圧シリンダ
    ーを介在させてあり、当該油圧シリンダーのシリンダー
    側を基台に連結し、ピストンロッド側を幅変更スクリュ
    ー装置に連結したサイドトリマーの幅変え機構による幅
    変え方法において、 帯状鋼板の切断幅変更点がサイドトリマーの回転刃の位
    置に到達する前に、固定手段によって基台をガイドレー
    ルに固定した後、幅変更スクリュー装置を動作してナッ
    トを所定幅寸法位置に移動させ、帯状鋼板の切断幅変更
    点がサイドトリマーの回転刃の位置に到達したときに、
    処理ラインを停止して上記油圧シリンダーを動作させて
    基台と共に上記ハウジングを所定幅寸法位置に移動させ
    ることを特徴とするサイドトリマーの幅変え方法。
JP2001219800A 2001-07-19 2001-07-19 サイドトリマーの幅変え機構およびその幅変え方法 Expired - Fee Related JP3604359B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001219800A JP3604359B2 (ja) 2001-07-19 2001-07-19 サイドトリマーの幅変え機構およびその幅変え方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001219800A JP3604359B2 (ja) 2001-07-19 2001-07-19 サイドトリマーの幅変え機構およびその幅変え方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003025137A true JP2003025137A (ja) 2003-01-29
JP3604359B2 JP3604359B2 (ja) 2004-12-22

Family

ID=19053731

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001219800A Expired - Fee Related JP3604359B2 (ja) 2001-07-19 2001-07-19 サイドトリマーの幅変え機構およびその幅変え方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3604359B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102728711A (zh) * 2012-06-29 2012-10-17 天津汽车模具股份有限公司 一种修边切换装置
KR101388938B1 (ko) 2013-01-07 2014-04-24 주식회사 이호정밀 강판의 논스톱 사이드 트리밍장치
CN110270710A (zh) * 2019-06-19 2019-09-24 东北大学 一种钢带剪断夹取装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102170941B1 (ko) * 2018-11-26 2020-10-29 주식회사 포스코 사이드 트리머

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102728711A (zh) * 2012-06-29 2012-10-17 天津汽车模具股份有限公司 一种修边切换装置
KR101388938B1 (ko) 2013-01-07 2014-04-24 주식회사 이호정밀 강판의 논스톱 사이드 트리밍장치
CN110270710A (zh) * 2019-06-19 2019-09-24 东北大学 一种钢带剪断夹取装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3604359B2 (ja) 2004-12-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4362448A (en) Apparatus for removing burrs from continuous cast slabs
US4721241A (en) Welding apparatus assembled together with grinding device
CN113020685A (zh) 智能剪切机构及板带定尺剪
JP2003025137A (ja) サイドトリマーの幅変え機構およびその幅変え方法
JPH04216034A (ja) 乗物用タイヤのトレッドストリップを所定の寸法に切断する装置及び方法
WO2010078487A2 (en) Simultaneous integral milling operation machine
JPH0624779A (ja) ガラス板の折割機械
CN215966551U (zh) 智能剪切机构及板带定尺剪
CN213470676U (zh) 砂带式钢带修边机
KR20190014923A (ko) 레이저 용접장치 및 용접방법
KR200204907Y1 (ko) 강판 후진장치의 구조
CN219600042U (zh) 一种双线玉石切割机
KR20050030062A (ko) 스트립 절단장치
US5860345A (en) Transversely movable thread sled
JP4121009B2 (ja) ワークの移載装置
KR100727106B1 (ko) 진행 강판의 가장자리 절단장치
CN219855351U (zh) 一种钢线转向型环线切割机
CN220347981U (zh) 一种往复式双边自动倒角机
CN217291855U (zh) 一种用于金属加工机械的抛光设备
JPS6312896Y2 (ja)
JPH0847704A (ja) 首振りノッチャー
CN210650046U (zh) 数控拉丝机的纵向移动机构
JP2609379B2 (ja) 金属板の切断溶接装置
JPH07314233A (ja) 開先加工機におけるワークセット装置
KR100832986B1 (ko) 사이드트리머의 자동 폭 조정 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20031216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040108

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040224

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040927

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040928

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081008

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091008

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091008

Year of fee payment: 5

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101008

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111008

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees