JPH0833985A - デッキプレート自動切断装置 - Google Patents

デッキプレート自動切断装置

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JPH0833985A
JPH0833985A JP16944994A JP16944994A JPH0833985A JP H0833985 A JPH0833985 A JP H0833985A JP 16944994 A JP16944994 A JP 16944994A JP 16944994 A JP16944994 A JP 16944994A JP H0833985 A JPH0833985 A JP H0833985A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】熟練を要せず、且つ正確に短時間でデッキプレ
ートを切断でき、しかも作業員の労力を軽減できるデッ
キプレート自動切断装置を提供する。 【構成】デッキプレート10の凸部10Aの縁10Bを
軌道として係合する複数の車輪26A、26B、28
A、28Bによりガイドされて凸部10Aの長手方向に
移動する走行台車12を設け、切断トーチ22を3次元
で移動させるためのベース軸となるY軸を形成する。そ
して、走行台車12にX軸方向とZ軸方向に移動するX
軸スライダ14とZ軸スライダ16を設け、これに切断
トーチ22を支持させる。これにより、走行台車12の
Y軸方向とX軸スライダ14のX軸方向のそれぞれの水
平方向移動により、デッキプレート10の凸凹に関係な
く切断部を水平面上で正確に直線移動或いは曲線移動さ
せることができる。また、Z軸スライダ16の垂直方向
移動により、デッキプレート10の凸部10Aの傾斜に
応じて切断部を上下させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデッキプレート自動切断
装置に係り、特に、原子力発電所等の建屋建設における
床面コンクリートの型枠となるデッキプレートに配管等
のサポートを取り付ける埋込金物のための開口を形成す
るデッキプレート自動切断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、原子力発電所等のコンクリート建
屋の建設において、コンクリート床面を施工する場合、
図8に示すように、先ず、下階の天井となる面にコンク
リートの型枠のデッキプレート1を布設し、その上に、
鉄筋2を配筋してから生コン3を流して床面4を形成す
る。このデッキプレート1は、木製型枠と異なりコンク
リート打ちした後も撤去せずに天井材として用いられ
る。そして、図9に示すように、この施工途中において
天井に沿って配設される配管5等のサポート6を取り付
ける矩形板状の埋込金物7が埋め込まれる。この為、埋
込金物7が埋め込まれるデッキプレート1位置は、後か
らサポート5が取り付けられるように埋込金物7の平面
形状に合わせて矩形状に切断する必要がある。図9にお
けるデッキプレートの破線部分8が切断される。
【0003】従来、デッキプレート1の切断は、デッキ
プレート1を布設した後、埋込金物7を埋め込むデッキ
プレート1位置を作業員が手作業によるガス切断で行っ
ていた。また、別の方法としては、コンクリート床を形
成した後に切断する方法で、デッキプレート1上に埋込
金物7を芯出しして設定し、配筋2してから生コン3を
流してコンクリート床を形成する。そして、形成した床
4の下階に組まれた足場に作業員が載って前記芯出しし
たデッキプレート1位置を切断していた。
【0004】このように、従来のデッキプレートの切断
は、手作業で行われいた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、凸凹面
を有するデッキプレート1を、埋込金物7の平面形状に
合わせて矩形状に切断するには、前記凸凹に応じて正確
な切断直線性を維持しながら切断する必要があり、切断
を行う作業員の高度な熟練技術を必要とすると共に、手
間がかかるという欠点があった。また、コンクリート床
を形成した後にデッキプレート1を切断する方法は、デ
ッキプレート1に生コンが流れ込んでいるので、ガス切
断の火が通りにくく切断が難しいと共に、作業員が足場
に載って上向き作業を強いられるため、作業員にとって
負担になっていた。また、高所での仕事であるので危険
を伴うという欠点があった。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、熟練を要せず、且つ正確に短時間でデッキプレ
ートを切断でき、しかも作業員の労力を軽減できるデッ
キプレート自動切断装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決する為の手段】本発明は前記目的を達成す
る為に、デッキプレートの凸部の縁を軌道として係合す
る複数の車輪によりガイドされて前記凸部の長手方向で
あるY軸方向に移動する走行台車と、前記走行台車に設
けられ、前記Y軸方向に直交するX軸方向とZ軸方向に
移動する移動機構と、前記移動機構に支持された切断具
と、前記切断具の切断操作の作動・停止及び前記走行台
車、前記移動機構の移動を制御する制御手段と、から成
り、前記制御手段からの指示により前記走行台車、前記
移動機構を移動させて前記切断具を所定の切断形状に沿
って移動させながら、該切断具で前記デッキプレート面
を切断することを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明によれば、デッキプレートの凸部の縁を
軌道として係合する複数の車輪によりガイドされて前記
凸部の長手方向に移動する走行台車を設け、これによ
り、切断具を3次元で移動させるためのベース軸となる
Y軸を形成する。そして、この走行台車にX軸方向とZ
軸方向に移動する移動機構を設け、これに切断具を支持
させる。これにより、走行台車のY軸方向と移動機構の
X軸方向のそれぞれの水平方向移動により、デッキプレ
ートの凸凹に関係なく切断具を水平面上で正確に直線移
動或いは曲線移動させることができる。また、移動機構
のZ軸方向の垂直方向移動により、デッキプレートの凸
部の傾斜に応じて切断具を上下させることができる。従
って、制御手段からの指示により走行台車、移動機構を
移動させて切断具を所定の切断形状に沿って移動させる
と共に、切断具の切断操作を作動させてデッキプレート
面を切断することにより、デッキプレートの凸凹に応じ
てデッキプレート面を所定形状に切断することができ
る。従って、例えば、埋込金物の平面形状に合わせてデ
ッキプレートを矩形状に切断する場合、切断具は正確な
直線性を維持しながら移動してデッキプレートを矩形状
に切断するので、従来の手作業による切断に比べて熟練
を要せず、更に正確且つ迅速に切断することができる。
【0009】また、切断具としての切断トーチを回動さ
せることにより、デッキプレートの凸部斜面に対して直
角にトーチを向けることができるので、より切断し易く
なる。また、走行台車の一対の車輪の少なくとも一方
は、弾性部材により他方の車輪側に付勢されているよう
にすると、凸部頂部の幅方向の長さが凸部の長手方向で
多少バラツキがあっても、一対の車輪を常に凸部に良好
に係合させることができる。 また、前記車輪を複数の
段付部を有する段付き車輪に形成したので、デッキプレ
ートの凸部の縁の形状に合わせて係合し易い段付部を選
択することができ、一対の車輪を更に良好に係合させる
ことができる。
【0010】
【実施例】以下添付図面に従って本発明に係るデッキプ
レート自動切断装置の好ましい実施例について詳説す
る。図1は、本発明のデッキプレート自動切断装置の概
略斜視図である。図1に示すように、本発明のデッキプ
レート自動切断装置は、デッキプレート10の凸部10
Aの長手方向であるY軸方向(図中Y−Y方向)に移動
する走行台車12と、走行台車12上に設けられて前記
Y軸方向とは直交するX軸方向(図中X−X方向)に移
動するX軸スライダ14と、X軸方向及びY軸方向で形
成される水平面に対して直交する垂直方向(図中Z−Z
方向)に移動するZ軸スライダ16と、Z軸スライダ1
6に支持された鉤型状のアーム18の先端に回動駆動部
20を介して回動可能に支持されたプラズマ切断用の切
断トーチ22と、走行台車12、X軸スライダ14、Z
軸スライダ16の移動制御、及び回動駆動部20、切断
トーチ22の切断操作の作動・停止を制御するコントロ
ーラ24とから構成される。
【0011】また、走行台車12には、前部車輪26
A、26Bと後部車輪28A、28Bの前後4つの車輪
26A、26B、28A、28Bが設けられ、この車輪
26A、26B、28A、28Bがデッキプレート10
の凸部10Aの縁10Bを軌道として係合しながら走行
台車12をガイドすることにより、走行台車12はデッ
キプレート10の凸部10Aの長手方向であるY軸方向
に移動する。また、走行台車12上には、後部車輪28
A、28Bを回転させる正逆回転可能な台車用パルスモ
ータ30が設けられる。また、X軸スライダ14及びZ
軸スライダ16は、それぞれ送りネジ機構により構成さ
れる。即ち、走行台車12上にX軸方向のガイドレール
32、32が配設され、このガイドレール32に平行な
送りネジ34が設けられる。また、送りネジ34の一方
端は正逆回転可能なX軸用パルスモータ36に支持され
ると共に、他方端は、ガイドレール32の端に設けられ
た軸受部材37に回動自在に支持される。また、送りネ
ジ34にはガイドレール32に沿ってスライドするナッ
ト部材38が螺合すると共に、ナット部材38にZ軸ス
ライダ16が固定される。一方、Z軸スライダ16は、
Z軸スライダ本体40内にX軸スライダ14と同様の送
りネジ機構が設けられ、送りネジは正逆回転可能なZ軸
用パルスモータ42により回動される。また、送りネジ
に螺合する図示しないナット部材に鉤形状のアーム18
が支持され、アーム18の先端部に回動駆動部20を介
して切断具であるプラズマ切断用の切断トーチ22が取
付けられる。これにより、走行台車12のY軸方向とX
軸スライダ14のX軸方向のそれぞれの水平方向移動に
より、デッキプレート10の凸凹に関係なく切断トーチ
22を水平面上で正確に直線移動あるいは曲線移動させ
ることができる。また、Z軸スライダ16の垂直方向移
動により、デッキプレート10の凸部10Aの傾斜に応
じて切断トーチ22を上下させることができる。
【0012】図2は、走行台車12の後部車輪28A、
28Bが、幅広型のデッキプレートの凸部10Aの縁1
0Bに係合している状態を示し、図3は幅狭型のデッキ
プレート10に係合している状態を示している。図2、
図3おいて前部車輪26A、26Bは省略されている。
また、また、図4は、図2の後部車輪28A、28Bと
デッキプレート10の係合を示した拡大図で、図5は、
図3の後部車輪28A、28Bとデッキプレート10の
係合を示した拡大図である。
【0013】図2、図3に示すように、走行台車12に
回転自在に支持された車軸44には、一対の後部車輪2
8A、28Bがデッキプレート10の凸部10Aの2つ
の縁10B、10Bにそれぞれ係合した状態で支持され
る。この一対の後部車輪28A、28Bのうち、一方の
後部車輪28Aは車軸44の一方端側に固定され、この
固定される車輪を以後固定車輪28Aと称す。また、他
方の後部車輪28Bは車軸44にスライド可能に支持さ
れ、このスライド可能な車輪を以後スライド車輪28B
と称す。また、車軸44の固定車輪28A近傍にはプー
リ46が設けられる共に、台車用パルスモータ30に設
けられたプーリ48との間には無端状ベルト50が懸け
渡される。これにより、台車用パルスモータ30の作動
により無端状ベルト50、車軸44を介して一対の後部
車輪28A、28Bが回転するので、走行台車12を走
行させることができる。
【0014】一方、スライド可能なスライド車輪28B
は、車軸44にスライド可能に設けられた押さえリング
52との間に介在されたスプリング54により固定車輪
28A側に付勢されている。押さえリング52には、押
さえリング52を車軸44の任意の位置で固定させる止
めビス56が設けられると共に、スライド車輪28Bに
も車軸44の任意の位置で固定させるための止めビス5
8が設けられる。また、図示しないが、前部車輪26
A、26Bについても後部車輪28A、28Bと同様に
固定車輪26Aとスライド車輪26Bが設けられ、スラ
イド車輪26Bは押さえリングとの間に介在されたスプ
リングにより固定車輪26A側に付勢されている。これ
により、デッキプレート10の凸部10Aの頂部幅L
(図2参照)が凸部10Aの長手方向で多少バラツキが
あっても、一対の後部車輪28A、28B及び一対の前
部車輪26A、26Bは、常に凸部10Aの縁10Bに
確実に係合された状態を維持することができるので、走
行台車12の走行をデッキプレート10に正しく追従さ
せることができる。また、スライド車輪26B、28B
を設けたことにより、幅広型あるいは幅狭型のデッキプ
レート10に応じて車輪幅(固定車輪とスライド車輪の
間隔)を調節することができる。
【0015】また、図4及び図5に示すように、車輪2
6A、26B、28A、28Bは複数、例えば図示した
ように2個の段付部A、Bを有する段付き形状に形成さ
れ、各段付部A、Bの曲率半径が異なるように形成され
る。例えば、外径が小さい段付部Aの曲率半径は図中R
とし、外径が大きな段付部Bの曲率半径は図中R′とす
る。そして、R′はRより大きく形成する。これによ
り、デッキプレート10の凸部10Aの縁10Bの曲折
度に応じてより係合し易い段付部を選択することができ
る。
【0016】また、走行台車12、X軸スライダ14及
びZ軸スライダ16を駆動する各パルスモータ30、3
6、42の制御及び切断トーチ22や回動駆動部20の
制御については、コントローラ24によりプログラムコ
トロールされる。次に、上記の如く構成された本発明の
デッキプレート自動切断装置を使用して、幅広型のデッ
キプレート10を切断する作用を説明する。
【0017】図6(a)〜(e)は、デッキプレート1
0の凸凹位置による切断パターン(図中黒塗りの部分が
切断される)の例を示したものであり、ここでは任意の
位置にあるデッキプレート10の凸凹に対して、例え
ば、コンクリート床の埋め込み位置に埋め込まれる埋込
金物60に応じて切断パターンが変わることを示してい
る。このように、コンクリート床に埋め込まれる埋込金
物60の平面形状に合わせて、凸凹を有するデッキプレ
ート10を切断には、手作業では正確な切断が行えない
と共に手間を要していた。
【0018】そこで、本発明のデッキプレート自動切断
装置によれば、先ず、走行台車12の前部車輪26A、
26B及び後部車輪28A、28Bを、デッキプレート
10にセットする。即ち、図7の(a)に示すように、
押さえリング52の止めビス56とスライド車輪28B
(後部車輪の例で説明)の止めビス58を弛めて車輪幅
を最大に拡げ、スプリング54を自由寸法状態にする。
次に、車輪に形成された複数の段差部A、Bからデッキ
プレート10の凸部10Aの縁10Bの折曲度に合う段
差部を選択して固定車輪28Aを凸部10Aの縁10B
に係合させる。次に、図7(b)に示すように、スライ
ド車輪28Bを車軸44に沿ってスライドさせて凸部1
0Aの固定車輪28Aとは反対側の縁10Bに当接させ
た状態で止めビス58を締めてスライド車輪28Bを固
定する。次に、図7(c)に示すように、スプリング5
4と押さえリング52をスライドさせてスライド車輪2
8Bに軽く当接させる。次に、図7(d)に示すよう
に、押さえリング52を更に固定車輪28A側にスライ
ドさせて、スプリング54の寸法を自由寸法状態から半
分程度に圧縮してから、押さえリング52の止めビス5
6を締めて押さえリング52を固定する。最後にスライ
ド車輪28Bの止めビス58を弛める。これにより、前
述したように、スライド車輪28Bはスプリング54に
より常に固定車輪28A側に付勢されているので、デッ
キプレート10の凸部10Aの頂部幅Lが凸部10Aの
長手方向で多少バラツキがあっても、走行台車12は走
行に振れが発生することなく直線的に走行する。従っ
て、切断トーチ22を3次元で移動させるためのベース
軸となるY軸を形成することができる。
【0019】次に、コントローラ24からの指示に従っ
て、走行台車12とX軸スライダ14が移動して切断ト
ーチ22をデッキプレート10の切断開始位置に移動さ
せる。次に、切断トーチ22の切断操作に同期させて走
行台車12、X軸スライダ14を所定距離移動させてデ
ッキプレート10面を所定形状に切断する。この時、デ
ッキプレート10の凸部10Aの傾斜を切断する際に
は、Z軸スライダ16を上下させることにより、切断ト
ーチ22を凸部10Aの傾斜に応じて移動させることが
できる。更に、切断トーチ22の向きを回動駆動部20
により凸部10Aの傾斜面に直交する方向に回動させる
ことにより、より切断を行ない易くできる。
【0020】このように、本発明のデッキプレート自動
切断装置は、走行台車12のY軸方向と、X軸スライダ
14のX軸方向のそれぞれの水平方向移動により、デッ
キプレート10の凸凹に関係なく切断トーチ22を水平
面上で正確に直線移動及び曲線移動させることができ
る。また、Z軸スライダ16の垂直方向移動及び回動駆
動部20の切断トーチ22の回動により、デッキプレー
ト10の凸部10Aの傾斜に応じて切断トーチ22を上
下・回動させることができる。これにより、例えば、コ
ンクリート床に埋め込む埋込金物60の矩形状にデッキ
プレート10を切断する場合、デッキプレート10の凸
凹に関係なく埋込金物60の平面形状である矩形状に正
確且つ迅速に切断することができる。従って、本発明の
デッキプレート自動切断装置によれば、熟練を要せず、
且つ正確に短時間でデッキプレート10を切断でき、し
かも自動切断なので作業員の労力を軽減できる。また、
従来の切断のように、作業員が足場に載って切断作業を
する必要がないので、転落等の危険性がないと共に、人
手を要しないので経済的である。また、自動切断なの
で、悪天候下でも作業を行うことができる。
【0021】尚、本実施例では、走行台車12にX軸ス
ライダ14とZ軸スライダ16を設け、Z軸スライダ1
6にアーム18を介して切断トーチ22を支持するよう
にしたが、走行台車12に5軸アーム型のロボットを搭
載するようにしてもよい。また、デッキプレート10だ
けでなく、コントローラ24のプログラム次第で平面板
等の切断にも適用することができる。また、本実施例で
はデッキプレート自動切断装置をプログラムコントロー
ルすることで説明したが、例えば、ジョイスチック装置
を設けて手動で制御するようにしてもよい。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のデッキプ
レート自動切断装置によれば、デッキプレートの凸部の
縁を軌道として係合する複数の車輪によりガイドされて
前記凸部の長手方向に移動する走行台車を設け、切断具
を3次元で移動させるためのベース軸となるY軸を形成
すると共に、この走行台車にX軸方向とZ軸方向に移動
する移動機構を設け、この移動機構に切断具を支持させ
て構成した。
【0023】これにより、本発明のデッキプレート自動
切断装置は、熟練を要せず、且つ正確に短時間でデッキ
プレートを切断でき、しかも自動切断なので作業員の労
力を軽減できる。また、従来の切断のように、作業員が
足場に載って切断作業をする必要がないので、転落等の
危険性がないと共に、人手を要しないので経済的であ
る。また、自動切断なので、悪天候下でも作業を行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係るデッキプレート自動切断
装置の概略斜視図
【図2】図2は、幅広型のデッキプレートと走行台車の
車輪との係合を説明する説明図
【図3】図3は、幅狭型のデッキプレートと走行台車の
車輪との係合を説明する説明図
【図4】図4は、車輪の曲率半径の小さな段付部とデッ
キプレートとの係合関係を説明する説明図
【図5】図5は、車輪の曲率半径の大きな段付部とデッ
キプレートとの係合関係を説明する説明図
【図6】図6(a)〜(e)は、デッキプレートの凸凹
位置による切断パターンの例を説明する説明図。
【図7】図7(a)〜(d)は、走行台車の車輪をデッ
キプレートにセットする操作手順を説明する説明図
【図8】図8は、コンクリート床の施工方法を説明する
説明図
【図9】図9は、デッキプレートの切断理由を説明する
説明図
【符号の説明】
10…デッキプレート 12…走行台車 14…X軸スライダ 16…Z軸スライダ 18…アーム 20…回動駆動部 22…切断トーチ 24…コントローラ 26A、26B、28A、28B…走行台車の車輪 30…台車用パルスモータ 34…送りネジ 36…X軸用パルスモータ 38…ナット部材 42…Z軸用パルスモータ 44…車軸 52…押さえリング 54…スプリング 56、58…止めビス 60…デッキプレート

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】デッキプレートの凸部の縁を軌道として係
    合する複数の車輪によりガイドされて前記凸部の長手方
    向であるY軸方向に移動する走行台車と、 前記走行台車に設けられ、前記Y軸方向に直交するX軸
    方向とZ軸方向に移動する移動機構と、 前記移動機構に支持された切断具と、 前記切断具の切断操作の作動・停止及び前記走行台車、
    前記移動機構の移動を制御する制御手段と、 から成り、前記制御手段からの指示により前記走行台
    車、前記移動機構を移動させて前記切断具を所定の切断
    形状に沿って移動させながら、該切断具で前記デッキプ
    レート面を切断することを特徴とするデッキプレート自
    動切断装置。
  2. 【請求項2】前記切断具は前記アームに回動可能に支持
    された切断トーチであることを特徴とする請求項1のデ
    ッキプレート自動切断装置。
  3. 【請求項3】前記一対の車輪の少なくとも一方は、弾性
    部材により他方の車輪側に付勢されていることを特徴と
    する請求項1のデッキプレート自動切断装置。
  4. 【請求項4】前記車輪を複数の段付部を有する段付き車
    輪に形成したことを特徴とする請求項1のデッキプレー
    ト自動切断装置。
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