JPH1128434A - 廃棄物処分場 - Google Patents

廃棄物処分場

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Publication number
JPH1128434A
JPH1128434A JP18853097A JP18853097A JPH1128434A JP H1128434 A JPH1128434 A JP H1128434A JP 18853097 A JP18853097 A JP 18853097A JP 18853097 A JP18853097 A JP 18853097A JP H1128434 A JPH1128434 A JP H1128434A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
waste
layer
disposal plant
waste disposal
covering
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18853097A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeo Ueda
滋夫 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiyo Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Kogyo Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Taiyo Kogyo Co Ltd filed Critical Taiyo Kogyo Co Ltd
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Publication of JPH1128434A publication Critical patent/JPH1128434A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/30Landfill technologies aiming to mitigate methane emissions

Landscapes

  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Biological Depolymerization Polymers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】利用効率や跡地利用などに関して、より改善さ
れた廃棄物処分場の提供。 【解決手段】所定量の廃棄物を堆積した後、この廃棄物
堆積層Aの上にこれを覆う覆層Bを設けることを繰り返
すようになっている廃棄物処分場において、覆層を生分
解性材で形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、廃棄物処分場に関
する。
【0002】
【従来の技術】廃棄物処分場は地表を適度な深さに掘り
下げて形成されるのが一般で、その底から順に廃棄物を
埋め立てるようになっている。このような廃棄物処分場
においては、悪臭の発生、廃棄物の飛散、衛生害虫の繁
殖などを防止するために、廃棄物の堆積量が一定量に達
した場合や、あるいは1日の埋め立て作業終了時に、廃
棄物堆積層の上に覆層を設ける。この覆層には、従来で
は土を用いていた。つまり従来の廃棄物処分場では廃棄
物堆積層と覆土層との交互的サンドイッチ構造により廃
棄物を埋め立てていた。
【0003】このように覆層に土を用いることは多くの
問題を抱えている。一つは廃棄物処分場の利用効率の問
題である。すなわち覆土層には上記のような被覆目的と
の関係で一定以上の厚みを必要とし、通常は30〜50
cmの厚みとされている。このため覆土層は廃棄物容積
の20〜25%に達すことになる。つまりその分だけ廃
棄物処分場における廃棄物の埋め立て容量が制限される
ことになる。このことは廃棄物処分場の設置用地の確保
がますます困難になる状況にあっては大きな問題であ
る。他の一つは、覆土の確保やその運搬に関する問題で
ある。廃棄物処分場の多くは5000〜20000m2
程度の面積を持つのが一般であり、したがって覆土層1
層につき、1500〜10000m3 の土を必要とす
る。それ故、その運搬のための車両の通行による公害を
伴うし、またその確保もますます困難になって来てい
る。さらに他の一つとして、覆土層から舞い上がる土埃
による公害の問題もある。
【0004】このような問題を抱える覆土層構造に代わ
る技術として、例えば特開平5−68958号公報に開
示される技術がある。この技術は、発泡ウレタンのよう
な発泡体を用いて覆層を形成するようにしている。発泡
ウレタンのような発泡体は、土に比べ上記のような目的
における被覆機能に優れているため、覆層の厚みを大幅
に薄くすることを可能とする。上記公報によると6〜1
0cm程度で足りるとされる。
【0005】しかしこの技術にも問題が残る。すなわち
ウレタンなどを用いた発泡体層は、弾力性があり、しか
も化学的・生分解的に安定性が高く長期間にわたって残
存する。このため飽和した処分場跡地の地盤が軟弱にな
り、処分場跡地の有効利用が大きく制限されることにな
る。また発泡体層は、基本的には通水性が低く、雨水の
浸透に問題を残すし、また通気性も低いため、廃棄物堆
積層を準好気的に保って廃棄物中の生分解性有機物の分
解を促進させるということに関して問題を残す。また発
泡体層は、比較的脆いために上記のような厚みを必要と
する点でも処分場の利用効率の改善について不十分であ
る。さらにウレタンなどの発泡体が高価であるというコ
ストパフォーマンスの問題もある。
【0006】覆土層構造に代わる他の技術としては、泡
(例えば石鹸の泡のような泡)で覆層を形成する技術が
ある。この技術は米国で開発された技術で、その実用性
評価のための試験によると、泡が風で飛散することを避
けられず、覆層としての機能に問題があり、実用的でな
いとされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような事情を背景
になされたのが本発明で、利用効率や跡地利用などに関
して、より改善された廃棄物処分場の提供を目的として
いる。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による廃棄物処分
場は、所定量の廃棄物を堆積した後、この廃棄物堆積層
の上にこれを覆う覆層を設けることを繰り返すようにな
っており、その覆層を生分解性材で形成することに特徴
を持つ。
【0009】生分解性材、つまり微生物などが代謝的に
分解可能な材料またはこのような材料を主成分にした材
料で覆層を形成することには以下のような利点がある。
先ず廃棄物堆積層に対する一時的な被覆というその機能
を終えた覆層を時間の経過につれて実質的に消滅させる
ことができることであり、またこのことにも関連して、
覆層を柔軟で壊れ難いシート的な構造とすることができ
ることから、覆層を薄くすることができるということで
ある。
【0010】覆層の分解速度は、そこに用いる生分解性
材の種類にもよるが、一般に6ヵ月〜1年程度で100
%に近い分解が可能である(図2参照)。このような速
度は、一つの廃棄物処分場の寿命が数年〜数十年である
ことからすると、十分に有効なものである。このように
その機能を終えた覆層を短時間で消滅させることは、多
くの利点をもたらす。すなわち、処分場の利用効率を1
00%近いものにできる、土でない覆層が残存して処分
場跡地の地盤を軟弱にしたりすることがない、通水性や
通気性に問題を残さない等々である。
【0011】生分解性材としては、種々の材料を利用で
きる。例えば澱粉やタンパク質などの植物性あるいは動
物性の有機物を主体にした材料もその一つであり、生分
解性のプラスチックも有力な材料である。生分解性材に
よる覆層は、必ずしも完全に分解する必要はなく、例え
ばぼろぼろにな状態になるような分解でも足りる。した
がって生分解性材は、生分解材を100%で用いる必要
はなく、非生分解性の材料と適当な割合で混合したもの
であってもよい。
【0012】
【実施の形態】本発明の好ましい一実施形態による廃棄
物処分場の模式化した構造を図1に示す。図に見られる
ように、廃棄物処分場は地表から数〜十数mの深さに掘
り下げた穴として形成される。通常その底面と法面には
遮水シートなどを用いた遮水層1を施す。また底面には
遮水層1を保護するための覆土層2を設けるとともに、
排水部3を設ける。排水部3は、砂利などを敷き詰めそ
の周囲をろ過材で覆って形成した透水層4の中心に有孔
管5を埋め込んで形成する。この排水部3は処分場内の
水を外部に排出するためのものであるので外気と接触し
ている。したがって排水部3を通じて廃棄物堆積層に空
気の供給がなされ、このことで廃棄物堆積層に準好気的
な状態を与えることができる。穴の周囲を囲むようにし
て設けてあるのは不透水性の粘性土層Nまで達する鉛直
遮水層6で、上記の遮水層1が損傷して汚水が漏出した
場合の保護として、必要に応じて設ける。
【0013】このような廃棄物処分場においては、底側
から順に廃棄物堆積層A(A1 、A 2 、A3 ……)と覆
層B(B1 、B2 、B3 ……)を交互に重ねることで廃
棄物の埋め立てをなす。覆層のための覆層材には、生分
解性の例えば澱粉や膠などを主体にした造膜性の材料を
用いる。この材料には適度な発泡性を与えるようにして
もよい。覆層は、廃棄物堆積層が一定の厚さになるか、
または1日の埋め立て作業が終了した際に施す。それに
は例えばトラックに載せるなどして移動可能とした散布
機などで覆層材を廃棄物堆積層の上に散布する。覆層の
厚みは、例えば1〜10mm程度とする。使用する覆層
材が非通水性の場合には、適当な間隔で通水用の開口部
などを覆層に仮に設けるようにする。
【0014】このような廃棄物処分場においては、廃棄
物の埋め立てが進むにつれて廃棄物堆積層と覆層が増え
てゆくが、その間に古い覆層は順次生分解を受けて実質
的に消滅してゆき、最終的にはそのほとんど生分解した
廃棄物層のみとなる。このため処分場の利用効率を10
0%近いものにできる。また土でない覆層が残存して処
分場跡地の地盤を軟弱にしたりすることもない。さらに
覆層により処分場内の通水性や通気性を阻害することも
なくなる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明によると、利
用効率や跡地利用などに関して、廃棄物処分場を大幅に
改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態による廃棄物処分場の模式化した断
面図。
【図2】生分解速度に関するグラフ図。
【符号の説明】
A 廃棄物堆積層 B 覆層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定量の廃棄物を堆積した後、この廃棄
    物堆積層の上にこれを覆う覆層を設けることを繰り返す
    ようになっている廃棄物処分場において、覆層を生分解
    性材で形成したことを特徴とする廃棄物処分場。
JP18853097A 1997-07-14 1997-07-14 廃棄物処分場 Pending JPH1128434A (ja)

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JP18853097A JPH1128434A (ja) 1997-07-14 1997-07-14 廃棄物処分場

Applications Claiming Priority (1)

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JP18853097A JPH1128434A (ja) 1997-07-14 1997-07-14 廃棄物処分場

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JPH1128434A true JPH1128434A (ja) 1999-02-02

Family

ID=16225327

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JP18853097A Pending JPH1128434A (ja) 1997-07-14 1997-07-14 廃棄物処分場

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JP (1) JPH1128434A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002186928A (ja) * 2000-12-20 2002-07-02 Taiyo Kogyo Corp 廃棄物処分場用の代替覆土材料、及びそれを用いた廃棄物を覆う層を形成する方法
JP2003103230A (ja) * 2001-09-28 2003-04-08 Unitika Ltd 覆土代替材
JP2005313105A (ja) * 2004-04-30 2005-11-10 Taiyo Kogyo Co Ltd 準好気性向上用の循環システムを有する処分場
JP2009183850A (ja) * 2008-02-05 2009-08-20 Taiyo Kogyo Corp 廃棄物処分場、廃棄物の投棄方法

Cited By (4)

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JP2002186928A (ja) * 2000-12-20 2002-07-02 Taiyo Kogyo Corp 廃棄物処分場用の代替覆土材料、及びそれを用いた廃棄物を覆う層を形成する方法
JP2003103230A (ja) * 2001-09-28 2003-04-08 Unitika Ltd 覆土代替材
JP2005313105A (ja) * 2004-04-30 2005-11-10 Taiyo Kogyo Co Ltd 準好気性向上用の循環システムを有する処分場
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