JPH1128338A - 半導体用スラリー状研磨液の分離方法およびその装置 - Google Patents

半導体用スラリー状研磨液の分離方法およびその装置

Info

Publication number
JPH1128338A
JPH1128338A JP9186099A JP18609997A JPH1128338A JP H1128338 A JPH1128338 A JP H1128338A JP 9186099 A JP9186099 A JP 9186099A JP 18609997 A JP18609997 A JP 18609997A JP H1128338 A JPH1128338 A JP H1128338A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
polishing
polishing liquid
filter
slurry
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9186099A
Other languages
English (en)
Inventor
Etsuji Tachiki
悦二 立木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Ecology Systems Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Seiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Seiko Co Ltd filed Critical Matsushita Seiko Co Ltd
Priority to JP9186099A priority Critical patent/JPH1128338A/ja
Publication of JPH1128338A publication Critical patent/JPH1128338A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回収した研磨剤にスラリー凝集物が混入する
のを防止する。 【解決手段】 限外濾過膜1mを備えた第1濾過器1と
精密濾過膜2mを備えた第2濾過器2とを順に接続す
る。まず、上記の限外濾過膜1mによって使用済みの研
磨液Lを第1透過液Fpと第1濃縮液Fcとに分離する
ことにより、研磨液L中の微細粒子を上記の第1透過液
Fp側へ排出すると共に上記の第1濃縮液Fcを前記の
第2濾過器2へ供給する。次いで、前記の精密濾過エレ
メント2mによって上記の第1濃縮液Fcを第2濃縮液
Scと第2透過液Spとに分離することにより、上記の
第1濃縮液Fc中の粗大粒子を第2濃縮液Sc側へ排出
すると共に第2透過液Spを回収側へ供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体の研磨に
使用したスラリー状研磨液を限外濾過膜や精密濾過膜な
どの選択透過エレメントで分離して研磨剤を回収する方
法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のスラリー状研磨液の分離方法に
は、従来では、特許第2606156号の特許掲載公報
に記載されたものがある。その従来技術は、使用済みの
スラリー状研磨液を第1工程の精密濾過膜へ供給して、
その研磨液中の粗大粒子を精密濾過濃縮液として排出す
ると共に精密濾過透過液を第2工程の限外濾過膜へ供給
し、その精密濾過透過液中の微細粒子を限外濾過透過液
として排出するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術は、第
1工程の精密濾過によって半導体基板の研磨傷の原因と
なる粗大粒子を除去し、第2工程の限外濾過によって研
磨力低下の原因となる微細粒子および水等の分散媒体を
除去できるので、使用済みのスラリー状研磨液から所望
粒径の研磨剤粒子を能率よく回収できる点で優れる。
【0004】ところで、この種のスラリーにおいては、
スラリー内の微細粒子が移送中や貯溜中に凝集して大径
化することが知られている。そして、最近の研究によれ
ば、半導体用の研磨剤として好適なシリカ粒子を含有す
るシリカ系スラリーの場合に大径のスラリー凝集物が生
成しやすいことが分かってきた(例えば、「ElectronicJo
urnal」の1997年5月号の第45頁を参照)。
【0005】このため、前述した従来技術では次の問題
が生じてくる。即ち、その従来技術では、精密濾過膜の
透過液を限外濾過膜へ供給するように構成したので、そ
の精密濾過透過液中の微細粒子が精密濾過膜と限外濾過
膜との間で凝集して大径化すると、その大径化したスラ
リー凝集物が上記の限外濾過膜を透過せずに限外濾過濃
縮液に残留してしまう。従って、その限外濾過濃縮液か
ら回収された粒子中には、再利用可能な研磨剤の外に大
径のスラリー凝集物が混入する可能性がある。その結
果、その回収粒子を利用して研磨した半導体基板に研磨
傷が発生するおそれがある。本発明の目的は、上記の問
題点を改善するための新しい方法および装置を提案する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る方
法は、例えば図1に示すように、半導体を研磨した使用
済みの研磨液Lから研磨剤を分離するにあたり、次の第
1と第2の工程を含むものである。
【0007】第1工程は、上記の研磨液Lを限外濾過し
て第1透過液Fpと第1濃縮液Fcとに分離することに
より、その研磨液L中の微細粒子を第1透過液Fpとし
て排出すると共に上記の第1濃縮液Fcを回収する。第
2工程は、上記の第1濃縮液Fcを精密濾過して第2濃
縮液Scと第2透過液Spとに分離することにより、そ
の第1濃縮液Fc中の粗大粒子を第2濃縮液Scとして
排出すると共に上記の第2透過液Spを回収する。
【0008】また、請求項2の発明に係る装置は、上述
した方法を実施するための装置であって、例えば同上の
図1に示すように、次のように構成したものである。
【0009】即ち、半導体を研磨した使用済みの研磨液
Lから研磨剤を分離するように構成した装置において、
限外濾過エレメント1mを備えた第1濾過器1と、上記
の限外濾過エレメント1mよりも分離粒子径が大きい精
密濾過エレメント2mを備えた第2濾過器2とを順に接
続し、上記の第1濾過器1は、上記の限外濾過エレメン
ト1mによって上記の研磨液Lを第1透過液Fpと第1
濃縮液Fcとに分離するものであって、その研磨液L中
の微細粒子を第1透過液Fp側へ排出すると共に上記の
第1濃縮液Fcを前記の第2濾過器2へ供給するように
構成し、上記の第2濾過器2は、前記の精密濾過エレメ
ント2mによって上記の第1濃縮液Fcを第2濃縮液S
cと第2透過液Spとに分離するものであって、上記の
第1濃縮液Fc中の粗大粒子を第2濃縮液Sc側へ排出
すると共に上記の第2透過液Spを回収側へ供給するよ
うに構成した。
【0010】上記の請求項1と請求項2の各発明は、次
の作用効果を奏する。第1工程の限外濾過によって研磨
力低下の原因となる微細粒子および水等の分散媒体を除
去し、第2工程の精密濾過によって半導体基板の研磨傷
の原因となる粗大粒子で除去できるので、使用済みのス
ラリー状研磨液から所望粒径の研磨剤粒子を能率よく回
収できる。
【0011】しかも、本発明では、何らかの原因でスラ
リー凝集物が生成したとしても、そのスラリー凝集物を
第2工程の精密濾過器によって除去できる。従って、精
密濾過透過液から回収した研磨剤には大径のスラリー凝
集物が存在しなくなり、その回収研磨剤によって半導体
基板等を精密に研磨できる。
【0012】また、第1工程の限外濾過器によって微細
粒子の除去と同時に水分等の分散媒体を多量に除去でき
るので、第2工程の精密濾過器へ供給されるスラリー量
は、前述した従来技術と比べると大幅に少なくなる。ち
なみに、その従来技術では、使用済みのスラリー状研磨
液の全量が第1工程の精密濾過器へ供給される。これに
対して、本発明では、例えば、第1工程の限外濾過器で
スラリー状研磨液の80%程度が排出されるので、残りの
僅か20%程度のスラリーが第2工程の精密濾過器へ供給
されるだけである。
【0013】従って、本発明の精密濾過器は、容量を大
幅に低減でき、例えば、従来技術の1/4から1/5程度の小
容量にすることが可能である。その結果、その精密濾過
器を安価に製作できるうえ設置スペースを低減できる。
さらには、その精密濾過器の濾過エレメントの使用数量
も少なくなるので、ランニングコストを低減できる。
【0014】なお、請求項3の発明に示すように、前記
の第1濾過器と前記の第2濾過器との間に前記の第1濃
縮液を貯溜するタンクを設けて、そのタンクへ半導体研
磨用の新しい研磨液を供給可能に構成した場合には、そ
の新しい研磨液中に生成したスラリー凝集物を第2工程
の精密濾過器によって除去できる。従って、上記の新し
い研磨液からスラリー凝集物を除去するための専用の装
置を設ける必要がなくなり、システム全体が簡素にな
る。
【0015】また、請求項4の発明に示すように、前記
の第1濾過器と前記の第2濾過器との間に前記の第1濃
縮液を貯溜するタンクを設けて、そのタンクへアルカリ
剤を供給可能に構成し、上記の第1濾過器の第1透過路
と上記タンクとの間に脱塩手段を介在させて、前記の使
用済み研磨液に残留して前記の第1透過液と共に排出さ
れた上記アルカリ剤を上記の脱塩手段によって濃縮して
上記タンクへ戻すように構成した場合には、さらに次の
作用効果を奏する。
【0016】即ち、スラリーが凝集するのを上記アルカ
リ剤によって抑制できるので、回収した研磨剤粒子にス
ラリー凝集物が混入するのを確実に防止できる。また、
上記の供給されたアルカリ剤は第1濾過器の第1透過液
と共に排出されるが、そのアルカリ剤を脱塩手段によっ
て上記タンクへ回収したので、上記の第1透過液の排水
処理に手間がかからない。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
のフローチャートによって説明する。この図1の装置
は、半導体を研磨した使用済みの研磨液Lを、限外濾過
エレメントである限外濾過膜1mを備えた第1濾過器1
と、精密濾過エレメントである精密濾過膜2mを備えた
第2濾過器2とによって順に処理して研磨剤を回収する
ようになっている。
【0018】上記の精密濾過膜2mの分離粒子径は、上
記の限外濾過膜1mの分離粒子径よりも大きい値に設定
してある。より具体的いえば、上記の限外濾過膜1mの
分画分子量を6,000から500,000の範囲に設定し、
精密濾過膜2mの公称孔径を0.1μmから20μmの範囲
に設定してある。この場合、後述の第1加圧ポンプ21
による操作圧力を約0.01MPaから0.5MPa(約0.1kgf
/cm2から5kgf/cm2程度)に設定し、後述の第2加圧ポン
プ22による操作圧力を約0.01MPaから0.3MPa(約
0.1kgf/cm2から3kgf/cm2程度)に設定することが考えら
れる。
【0019】第1タンク11に貯溜された使用済みの研
磨液Lは、第1加圧ポンプ21によって上記の第1濾過
器1の第1濃縮路1cへ加圧供給される。すると、上記
の研磨液L中の分散媒体(ここでは水)と数十nm程度未
満の微細粒子とが上記の限外濾過膜1mを通って第1透
過路1pへ流出し、粒径が数十nm程度以上の粒子は第
1濃縮液Fcに残留して濃縮される。
【0020】上記の第1濃縮液Fcは、第1濃縮路1c
の出口から第1循環路31を通って前記の第1タンク1
1へ循環されるとともに、供給弁41を経て第2タンク
12へ供給され、これと同時に、排出弁8を通って排水
路5へも部分的に排出されるようになっている。上記の
両タンク11・12への第1濃縮液Fcの分流割合は、
その第1タンク11内の研磨剤濃度が所定の濃度未満
(例えば、13から15重量%程度未満)になるように設定し
てある。また、前記の排水弁8からの第1濃縮液Fcの
排出量は、研磨屑や半導体基板の削り屑などが第1タン
ク11内で過剰に濃縮されるのを防止できる値に設定し
てある。
【0021】上記の第2タンク12に貯溜された第1濃
縮液Fcは、第2加圧ポンプ22によって前記の第2濾
過器2の第2濃縮路2cへ加圧供給される。すると、上
記の第1濃縮液Fc中の粒径が例えば約350nmを越え
る粗大粒子は第2濃縮液Scに残留して濃縮され、その
第2濃縮液Scが、上記の第2濃縮路2cの出口から第
2循環路32を通って上記の第2タンク12へ循環され
るとともに排出弁42を通って排水路6へ排出される。
これに対して、同上の第1濃縮液Fc中の粒径が例えば
約350nm以下の粒子は、精密濾過膜2mを通って第2
透過路2pへ流出する。その流出された第2透過液Sp
を別の機器(図示せず)へ供給して新たな研磨剤や純水な
どを補給することにより研磨液として再利用するように
なっている。
【0022】上述のように処理することによって、第1
工程の限外濾過膜1mによって数十nm程度未満の微細
粒子を除去するとともに、第2工程の精密濾過膜2mに
よって例えば約350nmを越える粗大粒子を除去可能で
ある。従って、上記の限外濾過膜1mの分画分子量を所
定の値に設定するとともに上記の精密濾過膜2mの公称
孔径を所定の値に設定することにより、所望の粒径の研
磨剤を回収できることになる。
【0023】さらに、この実施形態では、調整済みの新
しい研磨液Nと、水酸化アンモニウムあるいは有機アミ
ン等のアルカリ剤Mとを上記の第2タンク12へ供給可
能に構成してある。このため、上記の新しい研磨液N中
にスラリー凝集物が生成している場合であっても、その
スラリー凝集物は、前記の精密濾過膜2mによって第2
濃縮液Scに残留して濃縮され、第2透過液Spへ混入
しない。しかも、スラリー凝集物が生成するのを上記ア
ルカリ剤によって抑制できるので、回収した研磨剤粒子
にスラリー凝集物が混入するのを確実に防止できる。
【0024】ところで、上記の第2タンク12へ供給さ
れたアルカリ剤Mは、前記の第2透過液Spと共に回収
されて再利用研磨液に残留するので、再利用された使用
済みの研磨液Lにも含まれることになり、その研磨液L
中のアルカリ剤Mが前記の限外濾過膜1mを透過して第
1透過液Fpと共に排出される。このため、前記の第1
透過路1pと上記の第2タンク12との間には、電気脱
塩装置などからなる脱塩手段9を介在させて、上記の第
1透過液Fpと共に排出されたアルカリ剤Mを上記の脱
塩手段9によって濃縮して上記の第2タンク12へ戻す
と共に、脱塩した第1透過液Fpを排水路4へ排出する
ように構成してある。これにより、上記の第1透過液F
pの排水処理に手間がかからない。
【0025】なお、再利用に適切な粒径の研磨剤を回収
するうえでは、前記の限外濾過膜の分画分子量を30,000
から100,000の範囲に設定するとともに同上の精密濾過
膜の公称孔径を0.2μmから10μmの範囲に設定するこ
とが好ましい。この場合、第1加圧ポンプ21の吐出圧
力を約0.05MPaから約0.4MPa(約0.5kgf/cm2から4k
gf/cm2程度)に設定して、第2加圧ポンプ22の吐出圧
力を約0.05MPaから約0.3MPa(約0.5kgf/cm2から3k
gf/cm2程度)に設定することが考えられる。
【0026】また、上記の実施形態において、限外濾過
エレメントとしては、中空繊維モジュール・スパイラル
形膜モジュール・プリーツ形膜モジュール・管状膜モジ
ュール・平膜モジュールなどを利用することが考えられ
る。また、その限外濾過エレメントは、高分子製の多孔
性膜だけでなく、セラミックス製の多孔性膜なども利用
可能である。前記の精密濾過エレメントとしては、高分
子製の多孔性膜・セラミックス製の多孔性膜・焼結金属
・セラミック製フィルターなどが考えられる。使用する
研磨剤としては、コロイダルシリカ・酸化アルミニウム
・酸化セリウムなどが考えられる。
【0027】また、使用済みの研磨液Lは、例示したよ
うに連続的に処理することに代えて、次の(a)から(c)
に示すようにバッチ的に処理してもよい。 (a) 前記の第1タンク11内の第1濃縮液Fcが所定
の濃度(例えば13から15重量%程度)以上になった時点
で、その第1濃縮液Fcを供給弁41を経て第2タンク
12へ供給する。 (b) 上記の第1タンク11内の濃度に応じて前記の排
出弁8を間欠的に開閉する。 (c) 前記の第2タンク12内の第2濃縮液Scが所定
の濃度(例えば、13から15重量%程度)以上になった時点
で、前記の第2濃縮液Scを排出弁42を経て排液路6
へ排出する。
【0028】さらには、前記の第2タンク12および第
2循環路32を省略して、前記の第1濾過器1の第1濃
縮液Fcを前記の第2ポンプ22の吸込み口へ直接に供
給することも可能である。また、前記の第1濾過器1と
第2濾過器2との間には別の濾過器を介在させてもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1…第1濾過器、1p…第1透過路、1m…限外濾過エ
レメント(限外濾過膜)、2…第2濾過器、2m…精密濾
過エレメント(精密濾過膜)、9…脱塩手段、12…タン
ク(第2タンク)、L…使用済みの研磨液、M…アルカリ
剤、N…新しい研磨液、Fp…第1透過液、Fc…第1
濃縮液、Sc…第2濃縮液、Sp…第2透過液。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体を研磨した使用済みの研磨液(L)
    から研磨剤を分離するにあたり、 まず、上記の研磨液(L)を限外濾過して第1透過液(F
    p)と第1濃縮液(Fc)とに分離することにより、その
    研磨液(L)中の微細粒子を第1透過液(Fp)として排出
    すると共に上記の第1濃縮液(Fc)を回収し、 次いで、その第1濃縮液(Fc)を精密濾過して第2濃縮
    液(Sc)と第2透過液(Sp)とに分離することにより、
    その第1濃縮液(Fc)中の粗大粒子を第2濃縮液(Sc)
    として排出すると共に上記の第2透過液(Sp)を回収す
    る、ことを特徴とする半導体用スラリー状研磨液の分離
    方法。
  2. 【請求項2】 半導体を研磨した使用済みの研磨液(L)
    から研磨剤を分離するように構成した装置において、 限外濾過エレメント(1m)を備えた第1濾過器(1)と、
    その限外濾過エレメント(1m)よりも分離粒子径が大き
    い精密濾過エレメント(2m)を備えた第2濾過器(2)と
    を順に接続し、 上記の第1濾過器(1)は、上記の限外濾過エレメント
    (1m)によって上記の研磨液(L)を第1透過液(Fp)と
    第1濃縮液(Fc)とに分離するものであって、その研磨
    液(L)中の微細粒子を第1透過液(Fp)側へ排出すると
    共に上記の第1濃縮液(Fc)を前記の第2濾過器(2)へ
    供給するように構成し、 上記の第2濾過器(2)は、前記の精密濾過エレメント
    (2m)によって上記の第1濃縮液(Fc)を第2濃縮液
    (Sc)と第2透過液(Sp)とに分離するものであって、
    上記の第1濃縮液(Fc)中の粗大粒子を第2濃縮液(S
    c)側へ排出すると共に上記の第2透過液(Sp)を回収
    側へ供給するように構成した、ことを特徴とする半導体
    用スラリー状研磨液の分離装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載した半導体用スラリー状
    研磨液の分離装置において、 前記の第1濾過器(1)と前記の第2濾過器(2)との間に
    前記の第1濃縮液(Fc)を貯溜するタンク(12)を設け
    て、そのタンク(12)へ半導体研磨用の新しい研磨液
    (N)を供給可能に構成した、ことを特徴とする半導体用
    スラリー状研磨液の分離装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載した半導体用スラリー状
    研磨液の分離装置において、 前記の第1濾過器(1)と前記の第2濾過器(2)との間に
    前記の第1濃縮液(Fc)を貯溜するタンク(12)を設け
    て、そのタンク(12)へアルカリ剤(M)を供給可能に構
    成し、 上記の第1濾過器(1)の第1透過路(1p)と上記タンク
    (12)との間に脱塩手段(9)を介在させて、前記の使用
    済みの研磨液(L)に残留して前記の第1透過液(Fp)と
    共に排出された上記アルカリ剤(M)を上記の脱塩手段
    (9)によって濃縮して上記タンク(12)へ戻すように構
    成した、ことを特徴とする半導体用スラリー状研磨液の
    分離装置。
  5. 【請求項5】 請求項2から4のいずれかに記載した半
    導体用スラリー状研磨液の分離装置において、 前記の限外濾過エレメント(1m)の分画分子量を6,000
    から500,000の範囲内に設定するとともに、前記の精密濾
    過エレメント(2m)の公称孔径を0.1μmから20μmの
    範囲内に設定した、ことを特徴とする半導体用スラリー
    状研磨液の分離装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載した半導体用スラリー状
    研磨液の分離装置において、 前記の限外濾過エレメント(1m)の分画分子量を30,000
    から100,000の範囲内に設定するとともに、前記の精密
    濾過エレメントの(2m)公称孔径を0.2μmから10μm
    の範囲内に設定した、ことを特徴とする半導体用スラリ
    ー状研磨液の分離装置。
JP9186099A 1997-07-11 1997-07-11 半導体用スラリー状研磨液の分離方法およびその装置 Pending JPH1128338A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9186099A JPH1128338A (ja) 1997-07-11 1997-07-11 半導体用スラリー状研磨液の分離方法およびその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9186099A JPH1128338A (ja) 1997-07-11 1997-07-11 半導体用スラリー状研磨液の分離方法およびその装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1128338A true JPH1128338A (ja) 1999-02-02

Family

ID=16182355

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9186099A Pending JPH1128338A (ja) 1997-07-11 1997-07-11 半導体用スラリー状研磨液の分離方法およびその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1128338A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100598084B1 (ko) * 1999-01-26 2006-07-07 삼성전자주식회사 웨이퍼 연마용 약액의 안정화 장치
JP2007127544A (ja) * 2005-11-04 2007-05-24 Nomura Micro Sci Co Ltd 半導体用研磨スラリー中の異物検査方法
JP2008145102A (ja) * 2006-12-05 2008-06-26 Nomura Micro Sci Co Ltd 半導体用研磨スラリー中の異物検査方法及び異物検査装置
JP2011011289A (ja) * 2009-07-01 2011-01-20 Nomura Micro Sci Co Ltd 排スラリー中の有用固形成分の回収方法
US8303806B2 (en) 2009-02-09 2012-11-06 Planar Solutions, Llc Fluid processing

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100598084B1 (ko) * 1999-01-26 2006-07-07 삼성전자주식회사 웨이퍼 연마용 약액의 안정화 장치
JP2007127544A (ja) * 2005-11-04 2007-05-24 Nomura Micro Sci Co Ltd 半導体用研磨スラリー中の異物検査方法
JP2008145102A (ja) * 2006-12-05 2008-06-26 Nomura Micro Sci Co Ltd 半導体用研磨スラリー中の異物検査方法及び異物検査装置
US8303806B2 (en) 2009-02-09 2012-11-06 Planar Solutions, Llc Fluid processing
US8974677B2 (en) 2009-02-09 2015-03-10 Planar Solutions, Llc Fluid processing
JP2011011289A (ja) * 2009-07-01 2011-01-20 Nomura Micro Sci Co Ltd 排スラリー中の有用固形成分の回収方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5647989A (en) Method for recovering abrasive particles
JP4353665B2 (ja) 濾過装置
JPH07112185A (ja) 排水処理装置およびその洗浄方法
JP3634792B2 (ja) 被除去物の除去方法
JP3634791B2 (ja) 被除去物の除去方法
JP2002331456A (ja) 研磨材の回収装置
KR20140001954A (ko) 연마제의 회수방법 및 연마제의 회수장치
JP5163078B2 (ja) 研磨装置とその方法
JP4253048B2 (ja) 研磨剤スラリ回収装置
JPH1128338A (ja) 半導体用スラリー状研磨液の分離方法およびその装置
JP5891800B2 (ja) ガラスの研磨方法
JP4544831B2 (ja) 濾過装置
JP2000288935A (ja) 非コロイド状研磨材の回収方法及び装置
JPH1190434A (ja) 研磨排水の処理方法及び装置
JPH1133362A (ja) 研磨剤の回収方法及び研磨剤の回収装置
JP2001121421A (ja) 用水回収装置
JP3383453B2 (ja) 油水分離装置
JP4726396B2 (ja) 濾過装置
CN111410332A (zh) 一种硅片加工废水的处理方法及装置
JPH11300115A (ja) スラリーの分離方法及び装置
JP2000126768A (ja) Cmp排液の処理方法および装置
JPH07316846A (ja) ケミカルメカニカルポリッシング液の再生方法
JPH11138162A (ja) 研磨排水処理装置
JP4457444B2 (ja) 研磨材の回収方法
JP4353972B2 (ja) Cmp排水から生成されるゲル膜の回収方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040520

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040601

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20041012