JPH07112185A - 排水処理装置およびその洗浄方法 - Google Patents

排水処理装置およびその洗浄方法

Info

Publication number
JPH07112185A
JPH07112185A JP6007445A JP744594A JPH07112185A JP H07112185 A JPH07112185 A JP H07112185A JP 6007445 A JP6007445 A JP 6007445A JP 744594 A JP744594 A JP 744594A JP H07112185 A JPH07112185 A JP H07112185A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
separation membrane
gas
wastewater treatment
cleaning
introducing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6007445A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Otani
明 大谷
Kenichi Inoue
賢一 井上
Naoki Tada
直樹 多田
Toshiyuki Kawashima
敏行 川島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Denko Corp filed Critical Nitto Denko Corp
Priority to JP6007445A priority Critical patent/JPH07112185A/ja
Publication of JPH07112185A publication Critical patent/JPH07112185A/ja
Priority to US08/668,719 priority patent/US5690830A/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D65/00Accessories or auxiliary operations, in general, for separation processes or apparatus using semi-permeable membranes
    • B01D65/02Membrane cleaning or sterilisation ; Membrane regeneration
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D2321/00Details relating to membrane cleaning, regeneration, sterilization or to the prevention of fouling
    • B01D2321/12Use of permeate
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D2321/00Details relating to membrane cleaning, regeneration, sterilization or to the prevention of fouling
    • B01D2321/18Use of gases
    • B01D2321/185Aeration

Abstract

(57)【要約】 【目的】効果的な分離膜洗浄によって透過流束の低下を
極小としつつ、各種洗浄排水や各種産業排水等に含まれ
るエマルジョン等の難溶性の粒子状成分を分離回収し、
清浄な排水を排出する排水処理装置およびその洗浄方法
を提供すること。 【構成】分離膜の洗浄時に分離膜の透過水路を遮断し、
分離膜の少なくとも供給水側に圧縮気体を一定時間導入
し、気液混合流体を流通させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種洗浄排水や各種産
業排水等に含まれるエマルジョン、微粒子、菌体等の不
溶性の粒子状成分を分離回収しつつ清浄な排水を排出す
る排水処理装置およびその洗浄方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】排水中の各種不溶性成分の内、エマルジ
ョンや微粒子などの形状で存在している成分は、通常、
粒子径分布が広範囲にわたっているため、濾紙やフィル
ター類のような目の粗い全量濾過操作での分離除去は困
難である。万一、うまく分離できた場合でも、全量濾過
機構の宿命として、不溶性成分堆積から生じる濾過抵抗
増加のため分離膜の透過性能が低下し、液の処理効率が
低下する。
【0003】これらの分離技術に精密濾過膜や限外濾過
膜あるいは低圧ルーズ逆浸透膜などの膜分離操作が適し
ていることは周知の事実であり、しかもこれらの膜分離
操作をクロスフロー操作で行うことによって不溶性成分
の堆積速度を大幅に低下できる事実も広く認識されてい
る。しかし透過方向の現象は根本的には濾過現象と同じ
ものであり、時間がたてば透過抵抗が上昇し、十分な透
過速度を維持することは困難になる。
【0004】従来より、この問題を解決する方法として
様々な洗浄方法が提案され、一部実用化されてきたが、
大きく分けると化学洗浄法と物理洗浄法に分類できる。
化学洗浄法は膜面上に堆積した不溶性成分を特定の洗浄
剤を流して除去する洗浄方法であるが、洗浄剤の適用が
可能な用途に限られるという問題がある。物理洗浄法
は、力学的な応力で膜面の堆積物を除去する方法で、供
給水側の流速増加、透過側からの透過水逆圧洗浄、ガス
圧力を透過側より与えるガスバック洗浄、あるいは分離
膜の外部より打撃振動や超音波振動を加える洗浄などが
よく用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの物理
洗浄法にもそれぞれ問題点はある。例えば、供給水側の
流速増加、透過側からの透過水逆圧洗浄、ガス圧力を透
過側より与えるガスバック洗浄では、分離膜の膜本体や
モジュール構造に耐久性上の操作限界があり、必ずしも
所定の洗浄効果は望めない場合が多い。また、透過水逆
圧洗浄、ガスバック洗浄では、精密濾過膜のように比較
的粗い孔径の分離膜には効果があるが、限外濾過膜や逆
浸透膜のような細かい孔径の分離膜には効果が少ない。
外部振動による堆積物除去も上記同様、機械的耐久性の
問題とそこから生じる除去性能の限界がある。また、洗
浄効果を高めるために、特公昭55ー49887では気
液混合器を備えて高速の気液混合流体を使用することが
提案されているが、管状膜分離装置には優れた洗浄効果
を示すものの他の型式である平膜積層型膜分離装置、ス
パイラル膜分離装置や中空糸膜分離装置の洗浄におい
て、十分な洗浄効果を引き出すための最適な洗浄操作方
法や洗浄方法の組合せの仕様決定のために、事前の慎重
なデータ収集が必要であり、そのために多大な時間を要
することがある。また、洗浄装置は排水処理装置の附帯
設備であるので複雑にすることにより装置コストや運転
コストを増大させることは実用性を欠くものになる。
【0006】本発明は、前記従来技術の問題を解決する
ためになされたものであって、各種洗浄排水や各種産業
排水等に含まれるエマルジョン、微粒子、菌体等の不溶
性の粒子状成分を分離回収しつつ清浄な排水を排出する
排水処理装置およびその洗浄方法を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記目的
を達成しようと鋭意研究を重ねた結果、分離膜の洗浄時
に、分離膜の透過水路を遮断し、分離膜の少なくとも供
給水側に気液混合流体を流通させることによって、エマ
ルジョン、微粒子、菌体等の不溶性の粒子状成分を含む
排水を処理する排水処理装置の分離膜を効率よく洗浄で
きることを見出し、本発明を完成した。
【0008】すなわち、固体、液体、または気体状態の
不溶性の粒子状成分を含有する排水中より該粒子状成分
を分離膜により分離除去する排水処理装置において、分
離膜の洗浄時に、分離膜の透過水路を遮断する手段を備
えて遮断し、分離膜の少なくとも供給水側に圧縮気体を
導入する導入口と、該導入口と連通する導入管に遮断す
る手段とを備えて開放し、該圧縮気体を導入することに
よって気液混合流体が流通し、分離膜を洗浄する構成と
したことを特徴とする排水処理装置であり、該圧縮気体
を導入する導入口を分離膜の供給水側と、分離膜の透過
水路を遮断する手段の前方の分離膜側の透過水路との双
方に備えることが好ましい構成である。さらに、透過水
路に配設される流量計および/または圧力計により透過
水流量の変化を検知するとともに、その検知数値に応じ
該圧縮気体を導入する時間を調節することによって、気
液混合流体が流通し洗浄する時間を制御することがより
好ましい構成である。
【0009】また、固体、液体、または気体状態の不溶
性の粒子状成分を含有する排水中より該粒子状成分を分
離膜により分離除去する排水処理装置の運転方法におい
て、分離膜の洗浄時に、分離膜の透過水路を遮断し、分
離膜の供給水側に圧縮気体を一定時間導入し、気液混合
流体を流通させることを特徴とする排水処理装置の洗浄
方法であり、該圧縮気体を分離膜の供給水側と透過側の
双方に一定時間導入し、気液混合流体を流通させること
が好ましい洗浄方法である。さらに、分離膜の透過水流
量の変化を透過水路の流量および/または圧力で検知す
るとともに、その検知数値に応じ該圧縮気体を導入する
時間を調節することによって、気液混合流体が流通し洗
浄する時間を制御することがより好ましい洗浄方法であ
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を参照しつつ説明す
る。図1は、本発明において使用する排水処理装置の一
例を示す説明図である。図1において、11は原水ライ
ンであり、工場からの不溶性の粒子状成分を含有する各
種洗浄排水や各種産業排水が送られてくる。1はデカン
ターであり、原水ライン11からの前記の各種排水が液
液分離槽で比重差による相分離後、非水相側の不溶性成
分液は排出ライン13を通って装置外に排出される。2
は送液ポンプであり、デカンター1で分離された水相側
がポンプ吸い込みライン12を通って、送液ポンプ2に
吸い込まれ加圧される。3は分離膜であり、送液ポンプ
2で加圧された水相が分離膜供給水路22を通って分離
膜3に送られ、分離膜3で不溶性成分が除去された透過
水は透過水路31に、そして不溶性成分が濃縮された濃
縮水は濃縮水路32にそれぞれ分離され送られる。濃縮
水路32に送り込まれた濃縮水は、デカンター1に戻さ
れるが、この内の一部は濃縮水戻りライン33aを通っ
て液液分離槽に送られ、再度液液分離され、残りは濃縮
水循環ライン33bを通って水相側に送られ、再度送液
ポンプ2で加圧されて分離膜3に送られ、定常的な排水
処理運転が続けられる。
【0011】ところが、前記の定常的な運転状態を続け
ていると、分離膜3の膜面に不溶性成分が堆積し、分離
膜の透過速度が低下してくる。この透過速度の低下を回
復させるために分離膜3への分離膜供給水路22に圧縮
機4で圧縮製造された圧縮空気が圧縮気体ライン41を
通って導入される。なお、取り扱う液によっては、圧縮
気体として窒素ガス、炭酸ガス、酸素冨化空気などが使
用され、適宜選定される。窒素ガスや炭酸ガスなどが使
用される場合はボンベから供給されることがある。圧縮
気体ライン41のライン中に設けられた自動弁5は圧縮
空気が導入されるときに開かれる。圧縮空気が導入され
ている間は分離膜供給水路22を通る水相は圧縮空気と
混合されて分離膜3に送られ、分離膜面上に堆積した透
過速度低下物質を洗浄除去して、濃縮水と空気と堆積物
との混合流体として濃縮水路32を通って、デカンター
1へ送られる。圧縮空気の導入時には、透過水路31に
設けられた自動弁6は圧縮空気の導入自動弁5と連動し
て、導入と同時に閉じるようにし、透過速度の回復を促
進させ、即ち洗浄効果を促進させ洗浄時間を短くさせ
る。自動弁6は一定時間後、開かれる。この透過水路3
1の自動弁6が閉じている間は、透過水が流出しないた
め自動弁6を閉じている時間は、排水処理システム全体
の物質収支を考慮して設定することが必要である。
【0012】図2は、本発明において使用する排水処理
装置の他の一例を示す説明図である。前記と同様に定常
的な運転状態を続けていると、分離膜3の膜面に不溶性
成分が堆積し、分離膜の透過速度が低下してくる。この
透過速度の低下を回復させるために分離膜透過水路31
の自動弁6の分離膜側に圧縮機4で圧縮製造された圧縮
空気が圧縮気体ライン40と42を通って導入され、ま
た分離膜供給水路22にも同様に圧縮空気が圧縮気体ラ
イン40と41を通って導入される。なお、取り扱う液
によっては、圧縮気体として窒素ガス、炭酸ガス、酸素
冨化空気などが使用され、適宜選定される。窒素ガスや
炭酸ガスなどが使用される場合はボンベから供給される
ことがある。圧縮気体ライン40に設けられた自動弁5
は圧縮空気が導入されるときに開かれる。圧縮空気が導
入されている間は分離膜供給水路22を通る水相は圧縮
空気と混合されて分離膜3に送られ、分離膜面上に堆積
した透過速度低下物質を洗浄除去して、濃縮水と空気と
堆積物との混合流体として濃縮水路32を通って、デカ
ンター1へ送られる。圧縮空気の導入時には、透過水路
31に設けられた自動弁6は圧縮空気の導入自動弁5と
連動して、導入と同時に閉じる。この時、圧縮気体ライ
ン40と42を通って分離膜3の透過側に導入された圧
縮空気は、配管中の透過液を透過方向の逆方向に押し流
し、分離膜の細孔中に目詰まりしている不溶性粒状物質
を分離膜3の供給側へ押し出す。このことが洗浄効果を
促進させ、洗浄時間を短くさせる。透過水路側の自動弁
6は一定時間後、開かれるが、自動弁6が閉じている間
は、透過水が流出しないため自動弁6を閉じている時間
は、排水処理システム全体の物質収支を考慮して設定す
ることが必要である。
【0013】図3は、図1の操作を自動制御する場合の
本発明の排水処理装置の一例を示す説明図であり、PC
は透過水圧力調節計であり、FCは透過水流量調節計で
あり、分離膜3の透過速度変化を透過水圧力調節計PC
および/または透過水流量調節計FCにて検出し、透過
水圧力調節計PCの検知数値が設定値以上(透過水流量
調節計FCでは設定値以下)になると、自動的に自動弁
5を開き、自動弁6を閉じるシステムになっている。図
2の操作を自動制御することも同様なシステムを使用す
ることにより達成される。
【0014】本発明に用いる機器類は処理する排水に対
して耐性があり、かつ効率よく操作できるものであれば
何ら限定されないが、処理中の排水への不純成分混入を
できるだけ避けるため、圧縮機はドライ式が、送液ポン
プは接液部材質をステンレス製としたポンプが適してい
る。また、分離膜は排水中の不溶性成分を選択的に効率
よく分離するものがよく、例えばエマルジョン状の油水
分離用途では日東電工(株) 製のポリオレフィン系限外
濾過膜(品名:NTU−2120やNTU−204S)
が、高分子系色素や菌体分離用途では同じく日東電工
(株) 製のフッ素系精密濾過膜(品名:NTF−520
0)が適している。分離膜のモジュール型式は各々の用
途に適した型式なら何ら限定されず、スパイラル型、中
空糸型、プレート&フレーム型など様々なモジュールを
選定できる。
【0015】
【実施例1】図1において処理すべき排水は水系洗浄剤
であるアクサレル32(三井デュポンフロロケミカル
(株) 製)を用いた場合の洗浄排水であり、アクサレル3
2濃度は500ppmであり(温度60℃、圧力1at
m)、分離膜モジュール3に日東電工(株) 製限外濾過膜
スパイラル型モジュールNTU−2120−S4を(膜
面積=4m2/本)1本使用し、送液ポンプ2に定格0.
75kwの多段式渦巻型ポンプを、圧縮機4に定格0.
4kwの容積式ドライ型圧縮機を、デカンター1に2槽
式角型槽1台をそれぞれ使用する場合、処理すべき排水
流量100L/hrで分離膜への送液量を2000L/hrと
し、その時の送液圧力2.0Kg/cm2G とした。透過水流
量は約100L/hrであり、透過水中のTOCは200p
pm以下であった。透過水中にはエマルジョンは含まれ
なかった。洗浄操作は圧縮空気の圧力が2.5Kg/cm2G
、導入する速度は5.0NL/minであり、29分間の排
水処理につき1回1分間の洗浄操作とした。自動弁5と
6の作動時間はいずれも圧縮空気導入時間と同一とし
た。本発明の洗浄を上記の操作に従い、100時間の排
水処理を行ったところ、透過速度の低下率は1%の低下
に止まり、即ち、100時間の運転後においても初期の
99%の透過速度で排水処理ができた。100時間の運
転における全透過水量は9600L であった。
【0016】
【比較例1】実施例1において洗浄は一切行わず100
時間の排水処理を行ったところ、運転後の透過速度は初
期の50%であった。100時間の運転における全透過
水量は6700L であった。
【0017】
【比較例2】実施例1において本発明の洗浄は行わず、
透過水ラインの流れは遮断せずに供給水側に空気を導入
する洗浄方法を同様な時間帯で取り入れ、100時間の
排水処理を行ったところ、運転後の透過速度は初期の9
0%であった。100時間の運転における全透過水量は
9400L であった。
【0018】
【実施例2】実施例1の洗浄工程の制御に代えて、図3
に示す透過水流量調節計FCの検知数値が排水処理運転
中に99L/hr以下になると洗浄操作に自動的に切り替わ
り、1分後には排水処理運転に復帰するシステムとし
た。なお、自動弁5と6は実施例1と同様いずれも圧縮
空気導入時間と同一とした。即ち1分間とした。洗浄工
程における制御以外は実施例1と同様の条件で100時
間の排水処理を行ったところ、透過速度の低下率は1%
の低下に止まり、即ち、100時間の運転後においても
初期の99%の透過速度で排水処理ができた。100時
間の運転における全透過水量は9800L であった。
【0019】
【実施例3】図2において処理すべき排水は水系洗浄剤
であるクロロカットC−411(栗田工業 (株) 製)を
用いた場合の洗浄排水であり、クロロカットC−411
の濃度は150ppmであり(温度60℃、圧力1at
m)、分離膜3に日東電工 (株)製限外濾過膜スパイラル
型モジュールNTU−204S−S4(旧名称:NTU
−2120−S4)(膜面積=4m2/本)を1本使用
し、送液ポンプ2に定格0.75kwの多段式渦巻型ポ
ンプを、圧縮機4に定格0.4kwの容積式ドライ型圧
縮機を、デカンター1に2槽式角型槽1台をそれぞれ使
用する場合、処理すべき排水流量100L/hrで分離膜へ
の送液量を2000L/hrとし、その時の送液圧力2.0
Kg/cm2G とした。透過水流量は約100L/hrであり、透
過水中のTOCは30ppm以下であった。透過水中に
はエマルジョンは含まれなかった。洗浄操作は圧縮空気
の圧力が2.5Kg/cm2G 、導入する速度は5.0NL/min
であり、15分間の排水処理につき1回1分間の洗浄操
作とした。自動弁5と6の作動時間はいずれも圧縮空気
導入時間と同一とした。本発明の洗浄を上記の操作に従
い、100時間の運転後においても初期の60%の透過
速度で排水処理ができた。100時間の運転における全
透過水量は6700L であった。
【0020】
【実施例4】実施例3において、透過水路の流れは遮断
するが、圧縮空気を分離膜3の透過側には導入せず供給
側のみに導入する洗浄方法を同様な時間帯で取り入れ、
100時間の排水処理を行ったところ、運転後の透過速
度は初期の40%であった。100時間の運転における
全透過水量は5200L であった。
【0021】
【比較例3】実施例3において洗浄は一切行わず、10
0時間の排水処理を行ったところ、透過速度は初期の1
5%であった。100時間の運転における全透過水量は
2800L であった。
【0022】
【発明の効果】本発明の排水処理装置およびその洗浄方
法は、上述したとおりの構成であり、排水処理装置の分
離膜を効率よく洗浄することができるので各種洗浄排水
や各種産業排水等に含まれるエマルジョン、微粒子、菌
体等の不溶性の粒子状成分を効率よく分離処理すること
ができ、清浄な排水を排出することができる。また洗浄
時間が短くて済むので、膜面積や排水処理装置の小型化
が図れる。
【0023】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明において使用する排水処理装置の一例を
示す説明図である。
【図2】本発明において使用する排水処理装置の他の一
例を示す説明図である。
【図3】本発明において使用する透過速度回復システム
制御機構を組み込んだ排水処理装置の一例を示す説明図
である。
【符合の説明】
1 デカンター 2 送液ポンプ 3 分離膜 4 圧縮機 5 自動弁 6 自動弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川島 敏行 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固体、液体、または気体状態の不溶性の
    粒子状成分を含有する排水中より該粒子状成分を分離膜
    により分離除去する排水処理装置において、分離膜の洗
    浄時に、分離膜の透過水路を遮断する手段を備えて遮断
    し、分離膜の少なくとも供給水側に圧縮気体を導入する
    導入口と、該導入口と連通する導入管に遮断する手段と
    を備えて開放し、該圧縮気体を導入することによって気
    液混合流体が流通し、分離膜を洗浄する構成としたこと
    を特徴とする排水処理装置。
  2. 【請求項2】 圧縮気体を導入する導入口を分離膜の供
    給水側と、分離膜の透過水路を遮断する手段の前方の分
    離膜側の透過水路に備える構成としたことを特徴とする
    請求項1に記載の排水処理装置。
  3. 【請求項3】 透過水路に配設される流量計および/ま
    たは圧力計により透過水流量の変化を検知するととも
    に、その検知数値に応じ該圧縮気体を導入する時間を調
    節することによって、気液混合流体が流通し洗浄する時
    間を制御する構成としたことを特徴とする請求項1乃至
    2に記載の排水処理装置。
  4. 【請求項4】 固体、液体、または気体状態の不溶性の
    粒子状成分を含有する排水中より該粒子状成分を分離膜
    により分離除去する排水処理装置の運転方法において、
    分離膜の洗浄時に、分離膜の透過水路を遮断し、分離膜
    の供給水側に圧縮気体を一定時間導入し、気液混合流体
    を流通させることを特徴とする排水処理装置の洗浄方
    法。
  5. 【請求項5】 固体、液体、または気体状態の不溶性の
    粒子状成分を含有する排水中より該粒子状成分を分離膜
    により分離除去する排水処理装置の運転方法において、
    分離膜の洗浄時に、分離膜の透過水路を遮断し、圧縮気
    体を分離膜の供給水側と透過側に一定時間導入し、気液
    混合流体を流通させることを特徴とする排水処理装置の
    洗浄方法。
  6. 【請求項6】 分離膜の透過水流量の変化を透過水路の
    流量および/または圧力で検知するとともに、その検知
    数値に応じ該圧縮気体を導入する時間を調節することに
    よって、気液混合流体が流通し洗浄する時間を制御する
    ことを特徴とする請求項4乃至5に記載の排水処理装置
    の洗浄方法。
JP6007445A 1993-08-26 1994-01-27 排水処理装置およびその洗浄方法 Pending JPH07112185A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6007445A JPH07112185A (ja) 1993-08-26 1994-01-27 排水処理装置およびその洗浄方法
US08/668,719 US5690830A (en) 1993-08-26 1996-06-24 Waste water treatment apparatus and washing method thereof

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5-211536 1993-08-26
JP21153693 1993-08-26
JP6007445A JPH07112185A (ja) 1993-08-26 1994-01-27 排水処理装置およびその洗浄方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07112185A true JPH07112185A (ja) 1995-05-02

Family

ID=26341737

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6007445A Pending JPH07112185A (ja) 1993-08-26 1994-01-27 排水処理装置およびその洗浄方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5690830A (ja)
JP (1) JPH07112185A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003086593A1 (de) * 2002-04-12 2003-10-23 Bucher-Guyer Ag Querstrom-filtrationsanlage und verfahren zur fehlerortung
JP2007245058A (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Fuji Electric Systems Co Ltd 膜ろ過による水処理方法と水処理装置
JP2008080266A (ja) * 2006-09-28 2008-04-10 Kurita Water Ind Ltd 膜モジュールの洗浄方法
JP2010531218A (ja) * 2007-06-28 2010-09-24 シーメンス ウォーター テクノロジース コーポレイション 単純な濾過システム用の洗浄方法

Families Citing this family (54)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5639373A (en) 1995-08-11 1997-06-17 Zenon Environmental Inc. Vertical skein of hollow fiber membranes and method of maintaining clean fiber surfaces while filtering a substrate to withdraw a permeate
US20040238432A1 (en) * 1995-08-11 2004-12-02 Mailvaganam Mahendran Membrane filtration module with adjustable header spacing
US8852438B2 (en) * 1995-08-11 2014-10-07 Zenon Technology Partnership Membrane filtration module with adjustable header spacing
DE19843750A1 (de) 1998-09-23 2000-03-30 Wtw Weilheim Vorrichtung und Verfahren zur Analyse von chemischen Substratgehalten in einer Flüssigkeit
NL1010544C2 (nl) 1998-11-13 2000-05-16 Stork Friesland Bv Werkwijze en inrichting voor het met behulp van membraanfiltratie uit een vloeistof verwijderen van zwevende stoffen en zouten.
US6432310B1 (en) * 1999-01-22 2002-08-13 Nitto Denko Corporation Methods of running and washing spiral wound membrane module
US6533937B1 (en) * 1999-01-22 2003-03-18 Nitto Denko Corporation Methods of running and washing spiral wound membrane modules
KR100327166B1 (ko) * 1999-03-18 2002-03-13 전성덕 수용성 세척액의 재이용을 위한 전처리방법 및 그 장치
US6755970B1 (en) 1999-06-22 2004-06-29 Trisep Corporation Back-flushable spiral wound filter and methods of making and using same
US20050178729A1 (en) * 1999-07-30 2005-08-18 Rabie Hamid R. Maintenance cleaning for membranes
US20010052494A1 (en) * 1999-10-25 2001-12-20 Pierre Cote Chemical cleaning backwash for normally immersed membranes
US20040007525A1 (en) * 1999-07-30 2004-01-15 Rabie Hamid R. Maintenance cleaning for membranes
AUPR421501A0 (en) 2001-04-04 2001-05-03 U.S. Filter Wastewater Group, Inc. Potting method
AUPR692401A0 (en) 2001-08-09 2001-08-30 U.S. Filter Wastewater Group, Inc. Method of cleaning membrane modules
EP1463578B1 (en) * 2002-01-09 2011-09-28 Hydranautics Method for cleaning a filtration membrane module with hollow fiber membranes
WO2005021140A1 (en) 2003-08-29 2005-03-10 U.S. Filter Wastewater Group, Inc. Backwash
CN100421772C (zh) 2003-11-14 2008-10-01 西门子水技术公司 改进的组件清洗方法
WO2005058472A2 (en) * 2003-12-19 2005-06-30 Scf Technologies A/S Systems for preparing fine particles and other substances
WO2005070524A1 (en) * 2004-01-09 2005-08-04 Trisep Corporation Filtration with low-fouling, high-flow, low-energy spiral wound membrane cartridges
EP1706198A2 (en) * 2004-01-22 2006-10-04 SCF Technologies A/S Method and apparatus for producing micro emulsions
US7247210B2 (en) * 2004-02-23 2007-07-24 Ecolab Inc. Methods for treating CIP equipment and equipment for treating CIP equipment
US7392811B2 (en) * 2004-02-23 2008-07-01 Ecolab Inc. Delivery head for multiple phase treatment composition, vessel including a delivery head, and method for treating a vessel interior surface
US7220358B2 (en) * 2004-02-23 2007-05-22 Ecolab Inc. Methods for treating membranes and separation facilities and membrane treatment composition
WO2005092799A1 (en) 2004-03-26 2005-10-06 U.S. Filter Wastewater Group, Inc. Process and apparatus for purifying impure water using microfiltration or ultrafiltration in combination with reverse osmosis
JP4838248B2 (ja) 2004-09-07 2011-12-14 シーメンス・ウォーター・テクノロジーズ・コーポレーション 逆洗液体廃棄物の低減
CA2579857A1 (en) 2004-09-14 2006-03-23 Siemens Water Technologies Corp. Membrane filtration module and cleaning process
CA2579894A1 (en) 2004-09-15 2006-03-23 Siemens Water Technologies Corp. Continuously variable aeration
JP2008525167A (ja) 2004-12-24 2008-07-17 シーメンス・ウォーター・テクノロジーズ・コーポレーション 簡易ガス洗浄方法および当該技術分野の装置
US8496828B2 (en) 2004-12-24 2013-07-30 Siemens Industry, Inc. Cleaning in membrane filtration systems
TW200630385A (en) * 2005-02-09 2006-09-01 Vinnolit Gmbh & Co Kg Process for the polymerisation of vinyl-containing monomers
CA2605757A1 (en) 2005-04-29 2006-11-09 Siemens Water Technologies Corp. Chemical clean for membrane filter
WO2007022576A1 (en) 2005-08-22 2007-03-01 Siemens Water Technologies Corp. An assembly for water filtration using a tube manifold to minimise backwash
US20070161866A1 (en) * 2006-01-11 2007-07-12 Lone Star Medical Products, Inc. Deep tissue blade for use with retractor systems
WO2008051546A2 (en) 2006-10-24 2008-05-02 Siemens Water Technologies Corp. Infiltration/inflow control for membrane bioreactor
US20080099399A1 (en) * 2006-10-27 2008-05-01 Its Engineered Systems, Inc. Filtration system
WO2008109219A1 (en) * 2007-03-06 2008-09-12 3M Innovative Properties Company System and process for ultrasonically induced cavitation of fluorochemicals
US20100089841A1 (en) * 2007-03-06 2010-04-15 Mader Brian T Ultrasonically induced cavitation of fluorochemicals
US20100096337A1 (en) * 2007-03-06 2010-04-22 Mader Brian T Ultrasonically induced cavitation of fluorochemicals
EP2129629A1 (en) 2007-04-02 2009-12-09 Siemens Water Technologies Corp. Improved infiltration/inflow control for membrane bioreactor
US9764288B2 (en) 2007-04-04 2017-09-19 Evoqua Water Technologies Llc Membrane module protection
CA3058737C (en) 2007-05-29 2022-04-26 Fufang Zha Membrane cleaning with pulsed airlift pump
KR101614520B1 (ko) 2008-07-24 2016-04-21 에보쿠아 워터 테크놀로지스 엘엘씨 막 여과 모듈용 프레임 시스템
NZ591259A (en) 2008-08-20 2013-02-22 Siemens Industry Inc A hollow membrane filter backwash system using gas pressurised at at least two pressures feed from the down stream side to push water through the filter to clean it
AU2010257526A1 (en) * 2009-06-11 2012-01-12 Siemens Industry, Inc Methods for cleaning a porous polymeric membrane and a kit for cleaning a porous polymeric membrane
US9914097B2 (en) 2010-04-30 2018-03-13 Evoqua Water Technologies Llc Fluid flow distribution device
WO2012040412A1 (en) 2010-09-24 2012-03-29 Siemens Industry, Inc. Fluid control manifold for membrane filtration system
KR101964484B1 (ko) 2011-09-30 2019-04-01 에보쿠아 워터 테크놀로지스 엘엘씨 개선된 매니폴드 배열
HUE058060T2 (hu) 2011-09-30 2022-07-28 Rohm & Haas Electronic Mat Szigetelõ szelep
US9533261B2 (en) 2012-06-28 2017-01-03 Evoqua Water Technologies Llc Potting method
AU2013231145B2 (en) 2012-09-26 2017-08-17 Evoqua Water Technologies Llc Membrane potting methods
GB2520871B (en) 2012-09-26 2020-08-19 Evoqua Water Tech Llc Membrane securement device
WO2014052139A1 (en) 2012-09-27 2014-04-03 Evoqua Water Technologies Llc Gas scouring apparatus for immersed membranes
EP3052221B1 (en) 2013-10-02 2022-12-14 Rohm & Haas Electronic Materials Singapore Pte. Ltd Device for repairing a membrane filtration module
WO2017011068A1 (en) 2015-07-14 2017-01-19 Evoqua Water Technologies Llc Aeration device for filtration system

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5335038A (en) * 1976-09-10 1978-04-01 Hamana Tekko Wire twister
DE2834368A1 (de) * 1978-08-04 1980-02-21 Bosch Siemens Hausgeraete Mikrowellenofen
US4366063A (en) * 1981-06-17 1982-12-28 Romec Environmental Research & Development, Inc. Process and apparatus for recovering usable water and other materials from oil field mud/waste pits
EP0213157B1 (en) * 1985-03-05 1992-10-28 Memtec Limited Concentration of solids in a suspension
ES2014516A6 (es) * 1986-07-11 1990-07-16 Mentec Ltd Procedimiento para la limpieza de filtros.
JPH01104309A (ja) * 1987-10-16 1989-04-21 Akua Runesansu Kijiyutsu Kenkyu Kumiai 膜モジュールの洗浄方法
US5171767A (en) * 1991-05-06 1992-12-15 Rohm And Haas Company Utrafiltration process for the recovery of polymeric latices from whitewater
US5227071A (en) * 1992-01-17 1993-07-13 Madison Chemical Company, Inc. Method and apparatus for processing oily wastewater

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003086593A1 (de) * 2002-04-12 2003-10-23 Bucher-Guyer Ag Querstrom-filtrationsanlage und verfahren zur fehlerortung
JP2007245058A (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Fuji Electric Systems Co Ltd 膜ろ過による水処理方法と水処理装置
JP2008080266A (ja) * 2006-09-28 2008-04-10 Kurita Water Ind Ltd 膜モジュールの洗浄方法
JP2010531218A (ja) * 2007-06-28 2010-09-24 シーメンス ウォーター テクノロジース コーポレイション 単純な濾過システム用の洗浄方法

Also Published As

Publication number Publication date
US5690830A (en) 1997-11-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07112185A (ja) 排水処理装置およびその洗浄方法
JPH06277664A (ja) 表流水の膜浄化方法およびそのための装置
JPH03154620A (ja) 膜分離装置
KR102307286B1 (ko) 역삼투 설비의 농축수 처리장치
JP2876978B2 (ja) 浄水製造方法
SE510503C2 (sv) Förfarande och anordning för kontinuerlig rening av med olja nedsmutsat och emulgerat slagvatten på fartyg
JP2003533345A (ja) 水を浄化する方法および装置
EP2342316A1 (en) Method for the filtration of a bioreactor liquid from a bioreactor; cross-flow membrane module, and bioreactor membrane system
JPH11244852A (ja) 淡水化装置及び該淡水化装置で用いられるろ過装置の逆洗方法
CN206915888U (zh) 一种碟管式反渗透系统模块化预处理装置
CN205892904U (zh) 用于自动处理污水的一体化设备
JP3838689B2 (ja) 水処理システム
JP4454922B2 (ja) 中空糸型分離膜を用いた濾過装置の制御方法
JP6530931B2 (ja) 脱塩方法、脱塩装置の洗浄方法及び脱塩装置
JP3395846B2 (ja) 水の膜浄化方法及びその装置の運転方法
Aly et al. Application of ultra-filtration technique as a water purification technology in Egypt-case study
JP2691846B2 (ja) 固液分離方法及びその装置
RU22434U1 (ru) Установка для разделения растворов
JP3453695B2 (ja) 油水分離装置
CN210286989U (zh) 中水回用系统
JPH10202010A (ja) 水処理装置
JP2000084377A (ja) 管状膜装置の膜汚染物質除去方法
CN212609686U (zh) 废水固液分离装置
EP0121785A2 (en) Method and apparatus for enhancing the flux rate of cross-flow filtration systems
JP3421905B2 (ja) 排水処理装置