JPH11283032A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH11283032A
JPH11283032A JP10084373A JP8437398A JPH11283032A JP H11283032 A JPH11283032 A JP H11283032A JP 10084373 A JP10084373 A JP 10084373A JP 8437398 A JP8437398 A JP 8437398A JP H11283032 A JPH11283032 A JP H11283032A
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JP
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JP10084373A
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English (en)
Inventor
Kazunori Nakano
和典 中野
Junichi Taguchi
順一 田口
Yasue Nomoto
野本  安栄
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】作業員の負荷を軽減しながらも二つの画像中に
おいて対応する点を精度良く探索する。 【解決手段】対応点候補選択処理110にて、作業者よ
り、二つの画像中の対応点の位置をおおまかに示す対応
点候補を受け付け、その後に、対応点探索処理111に
て、テンプレートマッチングにより、受け付けた対応点
候補近傍を探索し、対応点の正確な位置を計算する。 【効果】作業者が、特徴的なパターンのおおまかな中心
付近を対応点候補として選択することにより、自身と同
パターンに対してのみ高い整合度を示す特徴的パターン
を対象とするテンプレートマッチングが行われ、高精度
に対応点が効率良く求められる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の画像を組み
合わせて地図を作成する際などに用いられる、複数の画
像中の同一の対象を表す点を対応点として探索する画像
マッチングの技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複数の画像中の同一の対象を表す点を対
応点として探索する画像マッチングの技術としては、
「画像解析ハンドブック」(東京大学出版会、平成3年
1月発行、高木幹雄、下田陽久監修)の707頁から744頁
に記載されている、電子計算機に、最も画像の内容が整
合する異なる画像中の点を対応点として求めさせる自動
マッチングの技術が知られている。このような、自動マ
ッチングの技術は、画像の画素値に着目して最も画像の
内容が整合する点を探索するテンプレートマッチング
と、画像が表す構造に着目して最も画像の内容が整合す
る点を探索する構造マッチングに大きく分類されるま
た、「地理情報の処理」(山海堂、平成8年9月発行、
秋山実著)の50頁から86頁に記載されている人作業によ
って手動で画像マッチングを行う手動マッチングの技術
が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記自動マッチングの
技術によれば、複数の画像中の同一の対象を表す点を認
識し対応点を探索する場合、手動マッチングと比較し
て、間違った対応点を探索してしまうことが多い。
【0004】例えば、複数の画像に同一のビルディング
の画像が含まれている場合でも、ビルディングの側面の
画像が一方の画像にのみ含まれているような場合には、
正しく対応点を探索できないことがある。
【0005】一方、手動マッチングの技術よれば、人間
のもつ複雑で高度な判断によって対応点を探索するた
め、より正しく対応点を探索することができるが、人間
が複数の画像を目視しながら、一点一点の対応点を正確
に求める必要があるため、作業員の負荷が大きい。
【0006】そこで、本発明は、作業員の負荷を軽減し
ながらも、精度良く対応点を探索することのできる画像
処理装置を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題達成のために本
発明は、同一対象を表す画像部分を含む複数の画像間の
相対位置関係を算出する画像処理装置であって、表示装
置と、前記表示装置に、前記複数の画像を表示する手段
と、前記表示装置に表示した前記複数の画像上の座標の
指定を受け付ける選択手段と、各画像について指定され
た座標近傍の画像の内容が、相互に最も整合する相対位
置関係を探索する探索手段とを有することを特徴とする
画像処理装置を提供する。
【0008】このような画像処理装置によれば、作業者
が、複数の画像に共通に含まれる特徴的なパターンのお
おまかな中心付近の座標を指定するだけで、自身と同じ
パターンのみ高い整合度を示す特徴的なパターンを含む
部分が最も整合する相対位置関係、すなわち、高精度な
相対位置関係が求められる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像処理装置
の実施形態について説明する。
【0010】まず、第1の実施形態について、複数の画
像をつなぎ合せて1枚の大きな画像を作成するモザイキ
ングへの適用を例にとり説明する。
【0011】図1に、本第1実施形態に係る画像処理装
置のハードウエア構成を示す。
【0012】図示するように、本画像処理装置のハード
ウエアとしては、CPU10、主記憶11、キーボード
などの入力措置12、マウスなどのポインティングデバ
イス13、表示装置14、ハードディスクドライブなど
の外部記憶装置15、イメージスキャナなどの画像入力
装置16を備えている。また、このような画像処理装置
のハードウエアとしては、一般的な電子計算機のハード
ウエアを用いることができる。
【0013】CPU10は、外部記憶装置15に予め格
納されたプログラムを主記憶11にロードして実効する
ことにより、画像処理装置上に、プログラムに記述され
たモザイキング処理を行うプロセスを具現化する。
【0014】このモザイキング処理は、図2に示すよう
に、マッチング処理210とモザイク処理211よりな
る。
【0015】マッチング処理210では、画像L201
および画像R202を入力し、各画像の対応関係を表す
対応点情報203を作成する。モザイク処理211は、
対応点情報203に従って、両画像の縮尺や向きが一致
するような幾何変換を画像Lと画像Rの少なくとも一方
に施した後、対応点情報203が示す、画像Lの対応点
座標と、これと組となっている画像Rの対応点座標が一
致するように入力の画像Lおよび画像Rを合成して1枚
のモザイク画像204を生成する。
【0016】このような、モザイキング処理のようすを
説明する。
【0017】たとえば、マッチング処理210では、図
3に示す部分的な画像の重なりがある画像L201と画
像R202を入力し、図4に示すようにな各入力画像の
同一対象を表している点(対応点)の座標(対応点座
標)の組のリストを対応点情報203として生成する。
モザイク処理220では、対応点情報210で示された
各組の画像L201の対応点座標と画像R202の対応
点座標が一致するように、画像の幾何変換と合成を行い
図5に示すモザイク画像を生成する。
【0018】ここで、モザイク処理211は、従来の技
術を適用してに行うことができる。たとえば、「画像解
析ハンドブック」(東京大学出版会、平成3年1月発
行、高木幹雄、下田陽久監修)の462頁から467頁に記載
された技術を適用することができる。具体的には、モザ
イク処理211では、各組の画像L201の対応点座標
と画像R202の対応点座標が一致するように少なくと
も一方の画像の座標系を変換する幾何変換と、画像L2
01と画像R202の画像濃度が整合するようにする濃
度合わせと、画像L201と画像R202をどの切り口
で組み合わせるか(どこまで画像Lを用い、どこまで画
像Rを用いるかを)を組み合わせ画像の連続性を考慮し
て決定する接合点探索と、両画像の合わせ目において濃
度に不連続が生じないように合わせ目周辺の画像を平滑
化する平滑化処理などを行う。
【0019】以下、マッチング処理210の詳細につい
て説明する。
【0020】図6に示すように、マッチング処理210
は、対応点候補選択処理110および対応点探索処理1
11よりなる。
【0021】まず、対応点候補選択処理110について
説明する。
【0022】この処理では、第1ステップとして、たと
えば、画像入力装置16から取り込み外部記憶装置15
に記憶しておいた画像L201および画像R202を読
み出し、図7に示す表示装置14のウインドウ601上
に表示する。
【0023】そして、作業者が、表示した両画像に共通
に含まれる、特徴的なパターンを有する対象の画像領域
を、表示した両画像中より目視により選択し、その対象
の画像領域の中心付近の両画像中の位置を一組の対応点
候補(画像L上の対応点候補と、これと組となる画像R
上の対応点候補)として、マウスなどのポインティング
デバイス13で操作されるポインタ603で指示する
と、対応点候補選択処理110、第2ステップとして、
画像L201および画像R202上でポインタ603で
指示された一組の対応点候補の座標を一組の対応点候補
座標として受け付ける。そして、受け付けた一組の対応
点候補座標を、対応点候補表103に加え表示する。図
では、対応点候補表103の各行に、一組の対応点候補
座標が表示されている。
【0024】以上の第2ステップを、作業者が対応点候
補選択処理110の終了を指示するまで繰り返す。
【0025】一方、拡大604および拡大605の領域
には、対応点候補表103上で作業者より選択された一
組の対応点候補座標の周辺の領域の画像を拡大して、各
対応点候補座標の位置を示すマークと共に表示する。そ
して、拡大して表示した画像より、作業者が、誤った位
置を対応点候補として入力したと判断し、対応点候補表
103上で一つの対応点候補座標を選択し、再度ポイン
タ603で画像中の位置を対応点候補を指示した場合に
は、対応点候補選択処理110は第2ステップの処理に
戻り、新たに指示された対応点候補の座標に、選択され
た対応点候補表103中の対応点候補座標を更新する。
【0026】作業者が対応点候補選択処理110の終了
を指示すると、対応点候補選択処理110は、対応点候
補表103の対応点候補座標の各組と、画像L201、
画像R202を対応点探索処理111に渡し、処理を終
了する。
【0027】以上の対応点候補選択処理110によっ
て、画像上の特徴付近の対応点の大まかな座標が対応点
候補として定まったことになる。
【0028】次に、対応点探索処理111の詳細につい
て説明する。
【0029】対応点探索処理111の処理手順を、図8
に示す。
【0030】この処理では、対応点候補座標103と画
像L201および画像R202から、対応点203を算
出する。
【0031】まず、ステップ701で画像L201、画
像R202および対応点候補座標の各組103を入力す
る。
【0032】そして、一組の対応点候補を選択し、選択
した一組の対応点候補についてステップ702から70
4の処理を行う。
【0033】ステップ702では、画像L201から、
テンプレートマッチングに必要なテンプレート画像を作
成する。テンプレート画像811は、図9に示すよう
に、画像L201から切り出した対応点候補座標801
を中心としたmxm(mは定数)の大きさの領域の画像
である。
【0034】次に、ステップ703において、画像R2
02中の、テンプレートマッチングに必要なサーチエリ
アを決定する。サーチエリア812は、図9に示すよう
に、画像R202から切り出した対応点候補座標802
を中心としたnxn(nは定数、m>n)の大きさの領
域である。
【0035】そして、ステップ704において、ステッ
プ702およびステップ703にて作成されたテンプレ
ート画像811およびサーチエリア812を用いてテン
プレートマッチングを行う。
【0036】このテンプレートマッチングは従来の技術
を適用して行うことができる。たとえば、「画像解析ハ
ンドブック」の707頁から712頁(東京大学出版会、平成
3年1月発行 高木幹雄、下田陽久監修)に記載された
技術を適用して行うことができる。具体的には、たとえ
ば、テンプレート画像をサーチエリア上で少しづつ動か
しながら、重なる画像の差分の和を求め、差分が最も小
さくなったときにテンプレート画像が重なっていたサー
チエリア上の領域を、テンプレート画像に最も整合する
サーチエリア上の領域とする。
【0037】このテンプレートマッチングにより、テン
プレート画像に最も整合するサーチエリア内の、テンプ
レート画像と同じ大きさの領域が得られる。そこで、こ
の領域中の、テンプレート画像中の対応点候補座標80
1に対応する座標(得られた領域にテンプレート画像を
最も整合するように重ねた時に、テンプレート画像中の
対応点候補座標801に重なる領域内の座標)を、画像
R202の対応点座標とする。また、画像L201につ
いては、画像L201上の対応点候補座標801を、画
像L201の対応点座標とする。そして、両対応点座標
を一組の対応点座標として記憶する。
【0038】ここで、テンプレート画像811およびサ
ーチエリア812には、対応点候補処理110にて作業
者が選択した対象の特徴的なパターンが部分的あるいは
全体的に存在する。このため、本実施形態に係るテンプ
レートマッチングでは、テンプレート画像に最も整合す
るサーチエリア内の領域を高精度に求めることができ、
したがって精度良く対応点座標を求めることができる。
【0039】対応点探索処理111は、以上のステップ
702からステップ704の処理を、全ての対応候補点
座標の組について行い、終了したならば、ステップ70
6において、それまでに求められ記憶されている各組の
対応点座標203を読み出し、図4に示したリストを対
応点情報203として、モザイク処理211に、画像
L、画像Rと共に渡す。なお、図4の、対応点情報20
3では、リストの各行に一組の対応点座標が記述されて
いる。
【0040】以上、本発明の第1の実施形態について説
明した。
【0041】このように、本第1実施形態によれば、対
応点候補選択処理にて、作業者より、対応点の位置をお
おまかに示す対応点候補を受け付け、その後に、対応点
探索処理にて、受け付けた対応点候補近傍において、テ
ンプレートマッチングにより対応点の正確な位置を計算
する。このため、作業者が、特徴的なパターンのおおま
かな中心付近を対応点候補として選択すれば、一方の画
像より切り出した、自身と同パターンに対してのみ高い
整合度を示す特徴的なパターンを含むテンプレートによ
るテンプレートマッチングが行われ、精度良く対応点が
求められる。また、さらに、他方の画像の作業者が指定
した対応点候補周辺、すなわち、テンプレートに含めた
特徴的なパターンを含む範囲であると推定されるエリア
のみをサーチエリアとすることにより、不要な処理を排
除し、効率的に処理を行うことができるようになる。ま
た、作業者は、特徴的なパターンのおおまかな中心付近
を対応点候補として選択するだけで良いので、その負荷
は、手動マッチングに比べ大幅に軽減される。
【0042】以下、本発明の第2実施形態について説明
する。
【0043】本第2実施形態は、図10に示すように、
画像L901および画像R902が、部分的な画像の重
なりがあるが、互いに縮尺および軸が異なる場合にも適
用できるように、前記第1実施形態における対応点探索
処理111を以下のように修正したものである。
【0044】したがって、本第1実施形態における図1
の画像処理装置のハードウエア構成や、図2のモザイキ
ング処理の全体構成や、前述したモザイク処理211の
内容や、前述したマッチング処理210における対応点
候補選択処理110の内容は、本第2実施形態に係る画
像処理装置にも共通するものである。
【0045】以下、本第2実施形態に係る対応点探索処
理111について説明する。
【0046】第2実施形態に係る対応点探索処理111
の処理手順を図11に示す。
【0047】図示するように、対応点探索処理111で
は、まず、ステップ1001で画像L901、画像R9
02および、対応点候補選択処理110で求められた対
応点候補座標の各組103を入力する。
【0048】そして、ステップ1002において、画像
Rを、画像Lと同じ縮尺向きの画像R’に幾何変換する
ために用いる幾何変換式の幾何変換係数を算出する。図
12に変換前の画像R902および変換後の画像R’1
133を示す。なお、以下では、画像R’1133は、
画像L901と同じ座標系で表されるものとする。
【0049】たとえば、幾何変換として擬似アフィン変
換(共一次変換ともいう)を用いる場合、その擬似アフ
ィン変換式は、数1に示すようになる。
【0050】
【数1】
【0051】ここで、a,b,c,d,e,f,g,h:幾何変換係
数、 (xl,yl):画像L(画像R’)の点、 (xr,yr):画像Rの点。
【0052】数1は、画像L901もしくは画像R’1
133の座標を画像R902上の座標に変換する式とな
っている。
【0053】ここで、数1の幾何変換係数(a,b,c,d,e,
f,g,h)としては、最小2乗法を用いて求めた数2の両辺
の2乗誤差を最小とする解(a,b,c,d,e,f,g,h)を用い
る。
【0054】
【数2】
【0055】ここで、〔..〕:行列、 (xl1,yl1),..,(xli,yli):画像Lの対応点候補(i
個)、 (xr1,yr1),..,(xri,yri):画像Rの対応点候補(i
個)。
【0056】なお、最小2乗法については、「たれでも
わかる数値解析入門」(近代科学社、平成7年12月発
行 新濃清志、船田哲夫共薯)の49頁から56頁などに詳
しい。
【0057】さて、このように幾何変換係数は各画像の
対応点候補の位置から推定される。このため、各組の対
応点候補座標に含まれてる位置誤差(両対応点候補座標
が示す対象のずれ)に比例して、幾何変換係数の数値に
誤差が生じる。そこで、以下に説明するように、本対応
点探索処理110では、繰り返しループ実行する手順を
踏むことにより、幾何変換係数の誤差を小さくしてゆ
き、精度よく対応点を求める。
【0058】さて、ステップ1002にて幾何変換係数
が算出されたならば、図11に示すように画像R902
を幾何変換した画像R’1133を作成する。作成手順
は以下の通りである。
【0059】まず、画像R’上の各画素の座標(xl,yl)
を順次選択し、数1の変換式にて幾何変換して、画像R
上の浮動小数点タイプで表現した座標(xr,yr)を算出す
る。そして、画像R上の浮動小数点タイプで表現した座
標(xr,yr)近傍の、4x4画素値をキュービックコンボ
リューション法により補間して座標(xr,yr)の画素値を
算出し、これを、画像R’の座標(xl,yl)の画素値とす
る。
【0060】なお、キュービックコンボリューション法
については、「画像解析ハンドブック」(東京大学出版
会、平成3年1月発行高木幹雄、下田陽久監修)の443
頁から444頁などに詳しい。ただし、補間法としては、
他の補完法を用いてもよい。
【0061】そして、対応点候補座標1101の各組に
ついて、ステップ1004からステップ1006の処理
を行う。
【0062】ステップ1004において、前記第1実施
形態のステップ702と同様に、画像L901からテン
プレート画像を作成する。図12に示すようにテンプレ
ート画像1111は、画像L901からから切り出した
対応点候補座標1101を中心としたmxm(mは定
数)近傍の画像である。
【0063】また、ステップ1005において、前記第
1実施形態のステップ703と同様に、画像R’113
3におけるサーチエリアを決定する。図12に示すよう
にサーチエリア1112は、画像R’1133から切り
出した、対応点候補座標を中心としたnxn(nは定
数、m>n)近傍の画像である。なお、画像R’113
3上の対応点候補座標は、数1の変換式によって、画像
R902上の対応点候補座標1102に変換される座標
である。
【0064】そして、ステップ1006において、前記
第1実施形態のステップ704と同様に、ステップ10
04およびステップ1005にて作成されたテンプレー
ト画像1111およびサーチエリア1112を用いてテ
ンプレートマッチングを行い、画像Lと画像R’の対応
点座標の組を求める。
【0065】そして、全ての対応点候補座標の組につい
て、ステップ1004から1006の処理が終了したな
らば(ステップ1007)、ステップ1008におい
て、画像R’1133上に求められた対応点座標110
3を、数1の変換式で幾何変換して、画像R902上の
座標を求め、これを画像Rの対応点座標1104とし、
画像R’1133上に求められた対応点座標1103と
組の画像Lの対応点座標と組で記憶する。結果、全ての
対応点候補座標の組に対して求まった、画像Rの対応点
座標1104と画像Lの対応点座標の組が記憶される。
この際、もし、既に、画像Rの対応点座標1104と画
像Lの対応点座標の組が記憶されている場合には、これ
を今回求まった組に更新する。
【0066】次に、ステップ1009において、ループ
終了条件を設定し、その条件に一致した場合ステップ1
011に進み、不一致の場合、ステップ1010を実行
し、ステップ1002からステップ1008を繰り返
す。
【0067】ループ終了条件は以下の通りである。
【0068】条件1 δ > 距離((ループ前の画像R上の対応点の座標)
−(ループ後の画像R上の対応点の座標)) ただし、ループ後の画像R上の対応点の座標とは今回実
行したステップ1008で求まった画像R上の対応点の
座標であり、ループ前の画像R上の対応点の座標とは前
回実行したステップ1008で求まった画像R上の対応
点の座標である。
【0069】また、第1回目の条件判定時はループ前の
画像R上の対応点の位置が存在しないので無条件に条件
1が満たされなかったものと見なす。
【0070】条件2 α < ループ回数 ただし、ループ回数とは、ステップ1008の実行回数
に等しい。
【0071】ここで、δ、αは定数である。
【0072】さて、このような2つの条件のうち、1つ
が満たされた場合には、ループを終了し、ステップ10
11に進む。
【0073】一方、2つの条件の双方が満たされなかっ
た場合、ステップ1010において、画像R902上の
対応点候補座標を、その対応点候補座標に対してステッ
プ1008で求まった画像R902上の対応点座標11
04で、画像R902上の対応点候補座標を置き換え、
ステップ1002からの処理を再度行う。
【0074】最後にステップ1101では、最終的に記
憶されている各組の対応点座標203を読み出し、図4
に示したリストを対応点情報203として、モザイク処
理211に、画像L、画像Rと共に渡す。
【0075】以上、本発明の第2実施形態によれば、モ
ザイキング処理対象の複数の画像に、部分的な画像の重
なりがあるが、互いに縮尺および軸が異なる場合にも、
前記第1実施形態と同様に、作業者の負荷を軽減しつ
つ、精度良く対応点を探索することができる。特に、図
11に示した処理によれば、得られた対応点の解が収束
するまで、対応候補点を得られた対応点に更新しながら
処理を繰り返すので、充分に精度の良い対応点が求まる
ことが機体できる。
【0076】なお、前記第2実施形態において、対応点
検索処理111から画像R’を、モザイク処理211に
渡し、モザイク処理211においてこの画像R’をモザ
イク画像の生成に利用すようにしてもよい。
【0077】また、以上の第1実施形態、第2実施形態
において説明した各処理を記述したプログラムは、CD
−ROMなどのリムーバルな記憶媒体に格納して画像処
理装置に供給するようにしてもよい。この場合には、外
部記憶装置15としてCD−ROMドライバなどのリム
ーバルな記憶媒体のドライバ装置を備え、これを介し
て、リムーバルな記憶媒体に記憶されたプログラムを、
直接、もしくは、ハードディスクドライブなどの他の外
部記憶装置に一旦格納した後、主記憶11にロードし、
CPU10において実行するようにすればよい。
【0078】
【発明の効果】以上のように、本発明は、作業員の負荷
を軽減しながらも、精度良く対応点を探索することので
きる画像処理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る画像処理装置のハード
ウエア構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態に係るモザイキング処理の構
成を示すブロック図である。
【図3】入力画像の例を示す図である。
【図4】本発明の実施形態で用いる対応点情報を示す図
である。
【図5】モザイク画像の例を示す図である。
【図6】本発明の実施形態に係るマッチング処理の構成
を示すブロック図である。
【図7】本発明の実施形態に係る対応点候補選択処理で
用いるウインドウを示す図である。
【図8】本発明の第1実施形態に係る対応点探索処理の
手順を示すフローチャートである。
【図9】本発明の第1実施形態に係る対応点探索処理の
ようすを示す図である。
【図10】入力画像の例を示す図である。
【図11】本発明の第2実施形態に係る対応点探索処理
の手順を示すフローチャートである。
【図12】本発明の第2実施形態に係る対応点探索処理
のようすを示す図である。
【符号の説明】
10・・・CPU 11・・・主記憶 12・・・入力措置 13・・・ポインティングデバイス 14・・・表示装置 15・・・外部記憶装置 16・・・画像入力装置 110・・・対応点候補選択処理 111・・・対応点探索処理 103・・・対応点候補 210・・・マッチング処理 211・・・モザイク処理

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一対象を表す画像部分を含む複数の画像
    間の相対位置関係を算出する画像処理装置であって、 表示装置と、 前記表示装置に、前記複数の画像を表示する手段と、 前記表示装置に表示した前記複数の画像上の座標の指定
    を受け付ける選択手段と、 各画像について指定された座標近傍の画像の内容が、相
    互に最も整合する相対位置関係を探索する探索手段とを
    有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像処理装置であって、 前記探索手段は、一つの画像について指定された座標近
    傍の領域の画像をテンプレートとし、他の画像について
    指定された座標周辺の領域の画像をサーチエリアとする
    テンプレートマッチングによって、前記相対位置関係を
    探索することを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の画像処理装置であ
    って、 前記選択手段は、前記表示装置に表示した前記複数の画
    像上の座標の指定を、前記表示装置に表示した前記複数
    の画像各々について一つずつの座標よりなる座標組とし
    て受け付け、 前記探索手段は、受け付けた各座標組について、当該座
    標組中の座標近傍の画像の内容が、相互に最も整合する
    相対位置関係を探索し、当該座標組の内の一つの画像に
    ついて指定された座標と、当該座標と探索した相対位置
    関係にある他の画像中の座標の組を求め、各座標組につ
    いて求めた座標の組を、前記複数の画像の相対位置関係
    を表す情報とすることを特徴とする画像処理装置。
  4. 【請求項4】同一対象を表す画像を含む複数の画像間の
    相対位置関係を算出する画像処理装置であって、 表示装置と、 前記表示装置に、前記複数の画像を表示する手段と、 前記表示装置に表示した前記複数の画像各々について一
    つずつの座標よりなる座標組の指定を、複数組受け付け
    る選択手段と、 前記複数組の座標組に基づいて、同座標組に含まれる各
    座標を近似的に一致させる幾何変換を求め、求めた幾何
    変換と前記複数の画像とより、同座標組に含まれる各座
    標が近似的に一致した複数の画像を生成し、前記座標組
    のそれぞれについて、生成した複数の画像中の当該座標
    組の座標に対応する座標が重なる相対位置関係を中心
    に、生成した複数の画像の内容が整合する相対位置関係
    を探索し、探索した相対位置関係と前記幾何変換により
    定まる相対位置関係を求める探索処理を行う探索手段と
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の画像処理装置であって、 前記探索手段は、前記座標組のそれぞれについて、生成
    した一つの画像の当該座標組の座標に対応する座標近傍
    の領域の画像をテンプレートとし、生成した他の画像の
    当該座標組の座標に対応する座標周辺の領域の画像をサ
    ーチエリアとするテンプレートマッチングによって、前
    記相対位置関係の探索を行い、探索した相対位置関係と
    前記幾何変換により定まる相対位置関係を求めることを
    特徴とする画像処理装置。
  6. 【請求項6】請求項4または5記載の画像処理装置であ
    って、 前記探索手段は、前記探索処理を、前記各座標組の座標
    を、当該座標組の座標間の相対位置関係が、最後に行っ
    た探索処理で求めた前記複数の画像の相対位置関係を満
    足するように更新しながら、所定の条件が満足されるま
    で、繰り返し行うことを特徴とする画像処理装置。
  7. 【請求項7】請求項1または2記載の画像処理装置であ
    って、 前記探索手段は、各座標組について、当該座標組の内の
    一つの画像の座標と、当該座標と探索した相対位置関係
    と前記幾何変換により定まる相対位置関係にある他の画
    像中の座標の組を求め、各座標組について求めた座標の
    組を、前記複数の画像の相対位置関係を表す情報とする
    ことを特徴とする画像処理装置。
  8. 【請求項8】同一対象を表す画像部分を含む複数の画像
    間の相対位置関係を算出する画像処理装置であって、 表示装置と、 前記表示装置に、前記複数の画像を表示する手段と、 前記表示装置に表示した前記複数の画像上の座標の指定
    を受け付ける選択手段と、 各画像について指定された座標近傍の画像の内容が、相
    互に最も整合する相対位置関係を探索する探索手段と、 探索手段が探索した相対位置関係にに基づいて前記複数
    の画像を合成した、一つの画像を生成するモザイク手段
    とを有することを特徴とする画像処理装置。
  9. 【請求項9】電子計算機に読み取られ実行されるプログ
    ラムを記憶した記憶媒体であって、 前記プログラムは、 複数の画像を表示するステップと、 表示した記複数の画像上の座標の指定を受け付けるステ
    ップと、 各画像について指定された座標座標近傍の画像の内容
    が、相互に最も整合する相対位置関係を探索するステッ
    プとを、 前記電子計算機に実行させることを特徴とする記憶媒
    体。
  10. 【請求項10】電子計算機を用いて、同一対象を表す画
    像部分を含む複数の画像間の相対位置関係を算出する画
    像処理方法であって、 前記電子計算機が、前記複数の画像を表示するステップ
    と、 前記電子計算機に、表示された前記複数の画像に共通に
    含まれる特徴的なパターン部分の中心付近の、前記複数
    の画像上の位置の座標の指定を入力するステップと、 前記電子計算機が、前記座標の指定を受け付けるステッ
    プと、 前記電子計算機が、各画像について入力を受け付けた指
    定された座標近傍の画像の内容が、相互に最も整合する
    相対位置関係を探索するステップとを有することを特徴
    とする画像処理方法。
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