JP2005070373A - 地図座標変換プログラムおよび地図座標変換装置 - Google Patents

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仁志 冨田
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慎太郎 初本
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室  啓朗
Kazutaka Tezuka
主宇 手塚
Yukio Funyu
幸雄 舟生
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Abstract

【課題】 局所的な歪の影響を低減する地図座標変換システムを提供する。
【解決手段】 変換対象領域300を、標定点310を頂点とする複数の三角領域330に分割し、三角領域毎に固有の変換パラメータ141を用いて該三角領域内の点340の座標を変換することにより、第1座標系地図101を第2座標系地図102に変換する地図座標変換部112と、標定点座標信頼性を評価する評価情報処理部113と、上記変換結果および上記評価結果を出力する出力情報処理部114を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ベクトルにより地物位置および形状を数値表現する地理情報システムに関し、特に、異なる座標系間における地物情報の座標変換方法に関する。
地理情報システム(GIS: Geographic Information System)は、道路・街区・建物形状に加え、ガス管・水道管をはじめとする様々な施設情報を電子的に統合し、蓄積・更新することができるため、近年需要が高まりつつある。自治体や公共事業者等が保有する既存の地図データは、多くの場合、日本測地系と呼ばれる座標系により表現されている。しかし、2001年に改正された測量法により日本における地図作成の方針が示されたことを受け、今後は世界測地系と呼ばれる座標系による表現が主流になりつつある。そこで、既存の膨大な量の地図データを、日本測地系から世界測地系に座標変換する作業が必要となっている。とくに、近年積極的に利用されつつあるGPS(Global Positioning System)により測量された座標値が、既存の地図上の対応点と一致することが重要であるが、殆どの場合、このGPSの測定値は世界座標系により表現されている。
日本測地系から世界測地系へ変換する従来の方法としては、変換対象領域全体をアフィン変換する方法が挙げられる(例えば非特許文献1参照)。
図2は従来のアフィン変換による座標変換の概念を示す図である。第1の座標系により表現されている地図201を構成する全ての点240の座標値(x1、y1)を、数1により(x2、y2)に置き換えることで、第2の座標系により表現された地図202を生成する。なお、α、β、γ、δ、λ、μは定数であり、一般に変換パラメータと呼ぶ。これらの定数は、第1座標系および第2座標系双方において座標値が判っている点、すなわち標定点210を3点以上選び、最小二乗法により決定する方法が一般的である。
Figure 2005070373
C.Arai 、M.Shikada et al.:Management of Mapping in Local Government using Remote Sensing and the REAL TIME GIS、IEEE 2002 International Geoscience and Remote Sensing Symposium、0-7803-7537-8/02、2002
一方、日本測地系で表現されている既存の地図データは、その作成過程で不規則な局所歪が混入していることが多い。この歪の原因は、測量時の精度に起因する誤差や、湿度・経年変化により紙地図自体が持つ物質的な歪、紙地図を電子化する際に用いるスキャナの光学的な歪やデジタイザでトレースする際の誤差、などが考えられる。
このような背景のもとでは、上記の座標変換方法を用いても、施設情報管理において無視できないずれが、座標変換結果とGPS測量値との間で生じる。例えば道路中央に存在するマンホールの位置をGPSで測定した値を、座標変換後の地図に重ね合わせた場合に、地図上の道路からマンホール位置が外れてしまうことがある。これは、上記の座標変換方法の目的が、数10〜数100kmの広範囲を一括座標変換することであり、個々の地物の測量誤差や、紙の図面を電子化する際の図面の歪み・スキャン誤差などを解消することを目的としていないからである。その結果、ある地点における座標変換結果がGPS測量値と整合性を保っていても、他の地点においては地図の局所的な歪によりGPS測量値との整合性を保つことが困難となっている。
又、追加情報として標定点座標が新たに得られた際に、その情報を反映させた変換パラメータを用いて座標変換をやり直すことにより、より精度の高い第2座標系地図が得られることが期待される。しかし、従来の技術では、上記変換パラメータの更新に加え、変換対象領域全体の地物の座標変換を全てやり直す必要があるため、上記追加標定点情報が得られる度に必要な再計算コストが大きい。その結果、計算コスト抑制の目的のためには、第2座標系地図の更新頻度を抑制する必要があり、第2座標系地図利用者が常に最新の地図情報を得ることが困難となっている。
本発明では、上記の問題を解決するために、変換対象領域全体を一括座標変換する替わりに、変換対象領域を複数の三角領域に重複無く分割した上で、個々の三角領域に適した変換パラメータを用いることで、広がりを持つ地図の座標変換を実現するプログラムおよび装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本願で開示する発明の概要を説明すれば以下の通りである。
本発明は、変換対象のベクトル地図を複数の三角領域に分割し、上記三角領域毎に変換パラメータを算出し、上記三角領域毎に上記変換パラメータを用いて該三角領域内の点の座標変換を行い、上記座標変換された上記地図を表示手段に表示させることを特徴とする。とくに、上記座標変換はアフィン変換であることを特徴とする。
また、本発明では、入力手段を介して標定点の入力を受けるステップをさらに有し、上記三角領域への分割は上記標定点を該三角領域の頂点とするように行うことを特徴とする。上記分割後に新たに標定点の入力が行われた場合には、上記新たな評定点を含む上記三角領域の再分割を行う。
本発明によれば、多数の標定点情報を活用することで、GPS等の新たな方法で測定された座標値との整合性を損なわずに、不規則な局所歪をもつ地図データを座標変換できる。また、座標変換にアフィン変換を用いることにより、三角形は変換後も三角形となり、三角領域毎に変換前後の座標の一対一対応が保障されるので、各三角領域において曖昧さのない逆変換が可能である。さらに、変換対象領域を重複の無い三角領域に分割することにより、変換対象領域全域において変換前後の座標の一対一対応が保証されるので、変換対象領域全域において曖昧さのない逆変換が可能である。また、標定点情報が追加された場合にも、変換領域全体について座標変換を再実行する必要は無く、影響を受ける部分的な領域のみ再計算を行えば充分であるため、既存の地図データを異なる座標系表現に効率よく変換することができる。
以下、図面を用いて本願で開示する発明の詳細を説明する。
図3は、本発明の座標変換方法の概念を示す図である。座標変換前の地図301の座標系を第1座標系とし、座標変換後の地図302の座標系を第2座標系とする。図3の例では、15個の標定点310どうしを結ぶ境界線分320により、変換対象領域が22個の三角領域に分割されている。標定点とは、第1座標系および第2座標系の双方における座標値が予め得られている点である。
点A1、B1、C1、D1は、4個の標定点の第1座標系における座標を表している。点A2、B2、C2、D2は、上記4個の標定点の第2座標系における座標を表している。点P1、Q1は、地図上の点340であり、例えば道路境界線や家屋の壁等の地物を表す線を構成する線分の始終点である。これら地図上の点340をすべて座標変換することにより、地図座標変換が実現される。点P1、Q1を第2座標系に変換した結果が点P2、Q2である。
点P1は、三角形A1B1C1の内部にあり、ベクトルA1B1およびベクトルA1C1と、2個の実数u、vを用いて数2〜5のように表すことができる。
Figure 2005070373
Figure 2005070373
Figure 2005070373
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本発明では、このu、vと、ベクトルA2B2およびベクトルA2C2を用いて数6のように点P2の座標を求める。
Figure 2005070373
ここで、数7〜13のように定数α、β、γ、δ、λ、μ、κをおくと、数14の関係が成り立ち、数6は数1に示したアフィン変換である。なお、xA1およびyA1は点A1のx座標およびy座標であり、他の座標値も同様である。
Figure 2005070373
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上記の数7〜13に示した各定数は、第1座標系における三角形A1B1C1内部の点にのみ適用される変換パラメータであり、三角形A1B1C1の外部の点に適用される座標変換パラメータは、各々それを含む三角領域の頂点に一致する3個の標定点の、第1座標系における座標と第2座標系における座標から求められる。すなわち、例えば点Q1は三角形B1C1D1内部にあるので、点B1、C1、D1および点B2、C2、D2の座標値から同様の変換パラメータを求める。
以上に説明した本発明によれば、広がりを持つ地図を構成する個々の点を座標変換する際に、その点を内部にもつ局所的な三角領域に最適な固有の変換パラメータを利用できるので、変換対象領域全体で同一の変換パラメータを利用する従来技術に比べ、第1座標系によって表現されている地図が持つ局所歪の悪影響を座標変換時に抑制できる。その結果、変換後の第2座標系によって表現される地図と、例えばGPS等測位機器により得られた第2座標系によって表現される座標値との間の整合性を高めることができる。
図1は、本発明の一実施形態における座標変換装置の構成例を示す図である。装置は、情報処理部100、第1座標系地図データ記憶部101、第2座標系地図データ記憶部102、標定点・三角領域データ記憶部103、入力部104、表示および出力部105によって構成される。情報処理部100は、入力情報処理部111、地図座標変換部112、評価情報処理部113、出力情報処理部114を備えており、地図座標変換部112は、三角領域分割部121、局所データ座標変換部122、要更新三角領域決定部124、三角領域再分割部125により構成される。また、地図座標変換部112には、標定点リスト131、三角領域リスト132、新標定点リスト133、新三角領域リスト134、変換パラメータ141、要更新フラグ142、再分割用標定点リスト143が記憶される。このうち、変換パラメータ141、要更新フラグ142、再分割用標定点リスト143は、個々の三角領域について記憶される。また、評価情報処理部113は、評価部123を備えており、評価値151が個々の標定点について記憶される。
標定点・三角領域データとは、全標定点の第1座標系における座標値と第2座標系における座標値と、例えば「三角領域第56番を構成する標定点は第34番、第72番、第9番である」という内容の、各標定点の対応関係についての情報である。
第1座標系地図データ記憶部101、第2座標系地図データ記憶部102、標定点・三角領域データ記憶部103は、例えばハードディスクや大容量光ディスクやそれらの組み合わせで構成される記憶装置であり、入力部104は、操作者からの指示を入力する装置であって、例えばキーボード、マウス、デジタイザ、タッチパッドである。表示および出力部105は、例えばCRT、液晶ディスプレイ、プリンタ、XYプロッタ等の操作者に情報を提供する装置、及び、ハードディスク装置等の記憶装置である。
第1座標系地図データ記憶部101は第1座標系地図データを地図座標変換部112へ提供する。第2座標系地図データ記憶部102は第2座標系地図データを地図座標変換部112へ提供し、更新された第2座標系地図データを記憶する。標定点・三角領域データ記憶部103は、標定点・三角領域データを地図座標変換部112へ提供し、更新された標定点・三角領域データを記憶する。入力部104は、操作者が行う標定点入力操作を受け付け、その操作内容は入力情報処理部111によって標定点リスト131として解釈され、地図座標変換部112に提供される。なお、標定点リスト131は、全標定点の第1座標系における座標と第2座標系における座標と、例えば「第6番」といった標定点を識別するための符号との対応関係を表す。
地図座標変換部112の内部において、三角領域分割部121は後述の三角領域分割手順に従い変換対象領域を三角領域に分割することで三角領域リスト132を生成するとともに、個々の三角領域における変換パラメータ141を算出する。ここで、三角領域リスト132は、例えば「三角領域第56番を構成する標定点は第34番、第72番、第9番である」という内容の、各標定点の対応関係についての情報の、全三角領域に関する集合である。また、変換パラメータは、上記定数α、β、γ、δ、λ、μである。
局所データ座標変換部122は、後述の局所データ座標変換手順に従い三角領域単位で第1座標系地図上のデータを座標変換することで第2座標系地図データを生成する。また、既に第2座標系地図データが存在する状態で、新たな標定点データが操作者により入力された場合には、要更新三角領域決定部124が後述の要更新三角領域決定手順に従い要更新フラグ142および再分割用標定点リスト143を生成する。ここで、再分割用標定点リスト143は、例えば「標定点第8番、第90番」という内容の標定点集合を表す。
三角領域再分割部125は、後述の三角領域再分割手順に従い、再分割が必要な三角領域を分割することで三角領域リスト132を更新するとともに、新たな三角領域における変換パラメータ141を算出する。その後、局所データ座標変換部による三角領域毎の座標変換が実施されることにより第2座標系地図の更新が行われる。
評価情報処理部113内部において、評価部123は、上記局所データ座標変換部122が出力する第2座標系地図データを後述の標定点座標信頼性評価手順に従い標定点の座標の信頼性を評価し、評価値151を生成する。以上に示した情報処理部100内部の処理結果は、出力情報処理部114によって表示および出力部105によって随時表示あるいは記録される。
以上の各部はプログラムをコンピュータ等に読み込むことで実現しても、ハードウェアで実現することもできる。又はソフトウェアとハードウェアの協調によって実現することも可能である。又、以上、スタンドアロン型システムとしての構成について述べたが、上記101〜103のデータ記憶装置は情報処理部100内に構成されていても、又、ネットワーク等を介して各部を分散システムとして構築しても良い。例えば、入力装置や表示および出力装置をクライアント端末とし、情報処理装置や記憶装置をサーバとするクライアント・サーバー・システムや、ウェブ・アプリとウェブ・サーバによるウェブ・システムなどである。また、記憶装置に格納された地図データの利用について述べたが、ネットワークや媒体を通じてデータを直接入力利用しても良い。
図4(a)および(b)は、それぞれ本発明の第1および第2の実施形態における地図座標変換手順を示すフローチャートである。地図座標変換は、三角領域分割ステップs1、局所データ座標変換ステップs21あるいはs22、標定点座標信頼性評価ステップs3により構成される。以下に、各ステップの詳細を記す。
図6は、本発明の第1および第2の実施形態に共通する三角領域分割ステップs1の処理フローを示す図であり、図7はそのフローにおける変換対象領域と標定点との関係を表す図である。まず、操作者が入力部104から標定点310の第1座標系における座標を選択若しくは数値を入力して登録し、かつ第2座標系における座標を選択若しくは数値を入力して登録し、それをもとに入力情報処理部111が標定点リスト131を生成する(ステップs101)。これにより、標定点という同一地点を表す点に関する第1座標系と第2座標系との対応関係が地図座標変換部112に与えられることになる。次に、三角領域分割部121が、標定点リスト131を用いて、第1座標系において変換対象領域300全体を包含しかつ互いに重複が無いように1個以上の三角領域に分割する(ステップs102)。三角領域の分割は、例えば操作者が順次2個の標定点を選択入力し個々の領域境界線分を定義することで実現しても良いが、例えばドローネ(Delaunay)三角形分割アルゴリズムを用いれば、自動的に実行することもできる。分割結果は三角領域リスト132に記憶される(ステップs103)。これにより、変換対象領域内の第1座標系地図上の任意の点は、必ずいずれかの三角領域に含まれることになる。さらに、三角領域分割部121は分割結果の全三角領域の要更新フラグ142をセットする(ステップs104)。このフラグは座標変換の必要がある旨を示すものである。三角領域分割部121は、これら分割結果の全三角領域の変換パラメータ141を数7〜13の要領で算出する(ステップs105)。これにより、変換対象領域内の第1座標系地図上の任意の点に対応する変換パラメータの組が得られたことになる。最後に、標定点・三角領域データが記憶部103に出力される(ステップs106)。
図8は、本発明の第1の実施形態における局所データ座標変換ステップs21の処理フローを示す図であり、図9はそのフローにおける標定点、三角領域および地図に記載された図形の関係を表す図である。初期状態では、図9(a)および(b)に示すように、標定点310と、要更新フラグ142がセットされた要更新三角領域335が定義されており、第1座標系地図上には1個以上の点340と、それらの点によって位置および形状を決定されている図形が表現されている。図9(b)ではこのような図形の例として、家屋の壁を表す線分350と、道路境界を表す線分360が示されている。局所データ座標変換部122は、まず、第1座標系地図記憶部101に記載されている各点340についてのループを開始する(ステップs211)。ループ内では現在着目している点を内部に含む三角領域が三角領域リスト132から検索される(ステップs212)。例えば点P1が着目された時は三角領域A1B1C1が検索され、点Q1が着目された時は三角領域B1D1E1が検索される。さらに、この三角領域の要更新フラグ142が判定され(ステップs213)、セットされていない場合は以後のループ内処理がスキップされる。要更新フラグ142がセットされている場合は、局所データ座標変換部122は、現在着目している三角領域の変換パラメータ141を用いて数1の要領で現在着目している点を座標変換し(ステップs214)、その結果を第2座標系地図データとして記憶部102に記憶させる(ステップs215)。図9(b)に示す例では、三角領域A1B1C1は要更新フラグ142がセットされている要更新三角領域335のひとつであるので、点P1は、三角領域A1B1C1の変換パラメータ141により点P2へ座標変換されるが、三角領域B1D1E1は要更新三角領域335ではないため、点Q1は座標変換されず、点Q2の値は変更されない。その後、ステップs211で開始したループを終了する(ステップs216)。以上の一連の処理により、図9(c)に示す第2座標系地図データが生成される。図8および図9に示すアルゴリズムでは、図形を構成する点の座標を単純に第1座標系における値から第2座標系における値に置き換えており、座標変換によって地図データの情報量に変化は無いため、情報量変化に伴う処理が不要で、高速な座標変換を実現できる効果がある。
図10は、本発明の第2の実施形態における局所データ座標変換ステップs22の処理フローを示す図であり、図11はそのフローにおける標定点、三角領域および地図に記載された図形の関係を表す図である。例えば道路境界を表す線分が多数の三角領域に跨る場合、その始終点の座標値のみを置き換えただけでは、例えば道路に面した家屋の一部が道路領域に重なってしまうなど、不都合が生じる可能性がある。第2の実施形態は上記の不都合を解決することを目的とする。図11(a)および(b)に示す初期状態は、上記図9(a)および(b)に示す状態に等しい。局所データ座標変換部122は、まず、第1座標系地図記憶部101に記載されている点343一つ一つについてのループを開始する(ステップs221)。ループ内では現在着目している点を内部に含む三角領域が三角領域リスト132から検索される(ステップs222)。例えば点P1が着目された時は三角領域A1B1C1が検索され、点Q1が着目された時は三角領域B1D1E1が検索される。さらに、この三角領域の要更新フラグ142が判定され(ステップs223)、セットされていない場合は以後のループ内処理がスキップされる。要更新フラグ142がセットされている場合は、局所データ座標変換部122は、現在着目している点を始点とする線分一つ一つについてのループを開始する(ステップs224)。このループ内では現在着目している線分が複数の三角領域に跨るか否かが判定され(ステップs225)、跨っている場合には、局所データ座標変換部122はその線分と三角領域の境界線との交点に新たな点344を追加し、線分を複数の線分列として定義しなおす(ステップs226)。例えば図11(b)において、点P1が着目され、点P1を始点とする線分P1R1が着目された時は、線分P1R1が三角領域A1B1C1および三角領域B1E1C1に跨っているため、図11(c)に示すように三角領域境界線分B1C1と線分P1Q1との交点に新たに新たな点344として点N1を追加し、線分P1Q1を、2本の線分P1N1およびN1Q1として定義しなおす。そして、ステップs224で開始したループを終了する(ステップs227)。次に、局所データ座標変換部122は、現在着目している三角領域の変換パラメータ141を用いて数1の要領で現在着目している点343およびステップs226で追加された点344を座標変換し(ステップs228)、その結果を第2座標系地図データとして記憶部102に記憶させる(ステップs229)。例えば図11(c)の点P1は三角領域A1B1C1の変換パラメータ141により点P2へ座標変換され、点R2は三角領域B1E1C1の変換パラメータ141により点R2へ座標変換される。新たに追加された点N1は、三角領域A1B1C1と三角領域B1E1C1のいずれの変換パラメータ141により変換しても同じ点N2へ座標変換されるので、どちらの変換パラメータを用いてもよい。その後、ステップs221で開始したループを終了する(ステップs230)。以上の一連の処理により、図11(d)に示す第2座標系地図データが生成される。図10および図11に示すアルゴリズムでは、新たな点を追加することで、個々の三角領域における地物どうしの位相幾何学的関係を保存できるため、第1座標系地図では交差していない地物は、第2座標系地図でも交差することは無。よって、地図全体の地物どうしの位相幾何学的関係を損なわずに座標変換を実現できる効果がある。
図12は、本発明の第1および第2の実施形態に共通する標定点座標信頼性評価ステップs3の処理フローを示す図であり、図13はそのフローにおける標定点、三角領域および地図に記載された図形の関係を表す図である。点A1、B1、C1、D1、E1は、それぞれ5個の標定点A、B、C、D、Eの第1座標系における座標値を表し、点A2、B2、C2、D2、E2は、これら標定点の第2座標系における座標値を表す。また、点L1、M1、N1、P1、Q1、R1は、それぞれ地図上の任意の点340の第1座標系における座標値を表し、点L2、M2、N2、P2、Q2、R2は、これら地図上の点の第2座標系における座標値を表す。評価部123は、まず、初期化処理として、全標定点の評価値151をゼロとする(ステップs301)。次に、第1座標系地図記憶部101に記載されている各点340についてのループを開始し(ステップs302)、さらに、現在着目している点を頂点とする各々の角についてのループを開始する(ステップs303)。ここで角とは、地物を表現する線分のうち、着目している点を始終点とする線分どうしがなす角のことである。図23(a)の例では、点Pは家屋の壁などの地物を表す折れ線LPMの屈曲点であり、点Pを始終点とする線分380は2本なので、点Pを頂点とする角370はΘ1、Θ2の2個である。また図23(b)の例では、点Pは水道管などを表す折れ線LPMおよび線分PNの分岐点であるので、点Pを始終点とする線分380は3本なので、点Pを頂点とする角370はΘ1、Θ2、Θ3の3個である。ステップs303で開始したループ内で、評価部123は、その角の第1座標系地図301における角度371および第2座標系地図302における角度372の差を算出し(ステップs304)、その角度差と閾値との大小関係を判定する(ステップs305)。この閾値は、予め設定ファイルや操作者の操作により入力されたものであり、これにより地図上の点は図13(c)に示すように角度差が閾値以内の点346と、角度差が閾値を越えることがある点347に分類される。例えば図13(a)に示す第1座標系地図301における角P1N1Q1と、図13(b)に示す第2座標系地図302における角P2N2Q2との差が閾値以内である場合は、点Nは角度差が閾値以内の点346に分類され、角M1R1L1と角M2R2L2との差が閾値を超える場合は、点Rは角度差が閾値を越える点347に分類される。
ステップs305で角度差が閾値を越える場合は、地物が座標変換の過程で過剰に変形したとみなすことができる。変形の原因となる点は、現在着目している角を定義する3個の点だけであるので、その3点を含む1個あるいは隣接する2個の三角領域に対応する変換パラメータのみに依存する。したがって、上記の過剰な変形の原因が標定点の座標値の精度の低さであると仮定すると、上記の2個以内の三角領域を定義する3個乃至5個の標定点のみを、精度の低い標定点の候補として絞り込むことができる。上記の精度の低い標定点の候補を求めるために、評価部123は、現在着目している点347を内部に含む三角領域を三角領域リスト132から検索し(ステップs306)、この三角領域の頂点に一致する3個の標定点の評価値151を1減少させる(ステップs307)。例えば上記点Rは、角MRNに着目した場合に角度差が閾値を越える点347に分類されるので、この角度に関与する点M、点R、点Lを含む三角領域ABCがステップs306において検索され、この三角領域を定義する点A、B、Cの評価値151が、それぞれ1ずつ減ぜられる。この後、評価部123は、ステップs303で開始したループを終了し(ステップs308)、ステップs302で開始したループを終了する(ステップs309)。以上の一連の処理により、閾値を超える角度差で変形した図形が検出され、それの座標変換に関与した標定点が列挙されるとともに、それら標定点の座標値の信頼性を示す評価値151が算出される。算出された評価値151を表示および出力部105に提示すれば、操作者はこの評価値151を基に標定点の再測量の必要性等を判断でき、より精度の高い結果を得ることができる。
以上、図4に示す地図座標変換手順の詳細について説明したが、以下に、第3および第4の実施形態として、既に地図座標変換が1回以上実施された状態で、さらに新たな標定点情報が追加入力された場合に用いるための地図座標再変換手順の詳細について説明する。図5(a)および(b)は、それぞれ本発明の第3および第4の実施形態における地図座標再変換手順の例を示すフローチャートである。地図座標再変換は、要更新三角領域決定ステップs4、三角領域再分割ステップs5、上記の局所データ座標変換ステップs21あるいはs22、上記の標定点座標信頼性評価ステップs3により構成される。ステップs1、s21、s22、s3はすでに詳細を記した。以下に、第3および第4の実施形態において特徴となる各ステップの詳細を記す。
図14は、要更新三角領域決定ステップs4の処理フローを示す図であり、図15はそのフローにおける標定点および三角領域の関係を表す図である。まず、操作者が入力部104から新規標定点314の第1座標系における座標を選択若しくは数値を入力して登録し、かつ第2座標系における座標を選択若しくは数値を入力して追加登録し、それをもとに入力情報処理部111が新標定点リスト133を生成する(ステップs401)。要更新三角領域決定部124は、初期化処理として、全ての三角領域の要更新フラグ142をクリアし(ステップs402)、全ての三角領域の再分割用標定点リスト143をクリアする(ステップs403)。この時点で、図15(a)に示すように、既存の標定点313とそれら同士を結ぶ領域境界線分323により三角領域が定義されており、それらとは独立に新規標定点314が1個以上分布している。次に、要更新三角領域決定部124は、各新規標定点314についてのループを開始する(ステップs404)。ループ内では、図15(b)に示すように、ある新規標定点314を含む三角領域335を三角領域リスト132から検索し(ステップs405)、その三角領域を以後の処理で要更新三角領域として扱うために、この三角領域の要更新フラグ142をセットする(ステップs406)。また、この三角領域の再分割用標定点リスト143に、現在着目している新規標定点314を追加する(ステップs407)。その後、ステップs404で開始したループを終了する(ステップs408)。以上の一連の処理により、既存の第2座標系地図のうち更新が必要な三角領域335の列挙と、それらをさらに小さい三角領域に分割するための標定点の列挙が完了する。
図16は、三角領域再分割ステップs5の処理フローを示す図であり、図17はそのフローにおける標定点および三角領域の関係を表す図である。まず、三角領域再分割部125は、初期化処理として、新三角領域リスト134をクリアする(ステップs501)。この時点で、図17(a)に示すように、既存の標定点313とそれら同士を結ぶ領域境界線分323により三角領域が定義されており、全ての三角領域が三角領域リスト132に列挙されている。これら三角領域のうち要更新三角領域335の内部にのみ新規標定点314が分布している。次に、三角領域再分割部125は、三角領域リスト132内の三角領域一つ一つについてのループを開始する(ステップs502)。ループ内では現在着目している三角領域の要更新フラグ142が判定され(ステップs503)、セットされていない場合は以後のループ内処理がスキップされる。要更新フラグ142がセットされている場合は、三角領域再分割部125は、現在着目している三角領域を三角領域リスト132から削除し(ステップs504)、再分割用標定点リスト143に記憶されている標定点を用いて現在着目している三角領域を再分割する(ステップs505)。ここでも、上記のステップs102と同様に、例えばドローネ三角形分割アルゴリズムを用いることで自動的に領域分割を実行することができる。次に、三角領域再分割部125は、分割結果の全三角領域を新三角領域リスト134に追加し(ステップs506)、分割結果の全三角領域の要更新フラグ142をセットし(ステップs507)、これら分割結果の全三角領域の変換パラメータ141を数7〜13の要領で算出する(ステップs508)。その後、ステップs502で開始したループを終了する(ステップs509)。最後に、新三角領域リスト134内の全三角領域を三角領域リスト132に追加する。以上の一連の処理により、新規標定点の情報を反映した形で三角領域の再定義と三角領域毎の変換パラメータの更新が完了する。
以上、図5に示す地図座標再変換フローの詳細について説明したが、上記ドローネ三角形分割アルゴリズムは、標定点個数が増加すると、一般に計算コストがその2乗程度に比例する。よって、既存標定点と新規標定点を合わせた全ての標定点を用いて三角領域分割をやり直す方法に比べ、図16に示す新たに得られた標定点に関係のある領域についてのみ再計算を行うアルゴリズムは、計算コストを大幅に低減させることができる。ただし、本発明において三角領域分割アルゴリズムはドローネ三角形分割アルゴリズムである必要は無く、変換対象領域を、標定点のみを頂点とする三角領域に重複なく分割する技術であれば適用可能である。
図18は、本発明の一実施形態におけるユーザーインターフェース画面の例を示す図である。ユーザーインターフェース500は、操作者に次の操作を促すためのメッセージ表示部501、地図表示部502、チェックボックスの切り替えなどにより道路、家屋、ガス管などの表示および非表示を指示するための表示対象選択部503、ラジオボタンの切り替えなどにより表示に用いるべき座標系を指示するための表示座標系選択部504、マウスポインタ505、上記マウスポインタ505が地図上で指し示している位置の座標値を数値で表示する現在位置表示部506、地図の縮尺を表示するスケール表示部540、地図の表示縮尺の変更を指示するための拡大・縮小ボタン541、地図の表示範囲を表示する広域地図表示部550ならびに地図表示範囲カーソル551、地図の表示範囲の変更を指示するためのスクロールボタン552、各種の指示を与えるためのボタンを備え、マウスやキーボードなどの入力部104と連携して操作者による各種操作を実現する。
操作者はまず、標定点入力作業を開始するために、標定点入力ボタン511をマウスクリックなどで選択する。メッセージ表示部501には、第1座標系における標定点を入力するよう案内文が表示され、操作者は地図表示部502に表示された第1座標系地図の上でマウスクリックにより標定点位置を指定する。この際に、表示対象選択部503、拡大・縮小ボタン541、スクロールボタン552を用いることで、操作者は広大な地図のうちの適切な部分を地図表示部502に選択的に表示することができ、また、マウスポインタの505現在位置に対応する座標値が、現在位置表示部506に数値としてリアルタイムに表示され、操作者は標定点の座標を数値で確認することもできる。
第1座標系における標定点入力が完了すると、地図表示部502上の標定点位置には、図19に示すような第1座標系標定点シンボル611が追加表示され、メッセージ表示部501には、第2座標系における標定点を入力するよう案内文が表示される。次に、操作者は第2座標系における標定点座標を入力する。
以上、上記標定点座標入力方法として、地図表示部502上でマウスクリックにより標定点位置を指定する例を説明したが、例えば図22に示す座標入力インターフェース700により数値として入力しても良い。座標入力インターフェース700は座標入力部701をxおよびy座標に関して備え、操作者はキー入力などにより数値を入力でき、入力完了ボタン702を選択することにより入力を完了する。
第2座標系における標定点入力が完了すると、地図表示部502上の標定点位置には、図19に示すような第2座標系標定点シンボル612が追加表示され、メッセージ表示部501には、第1座標系における次の標定点を入力するよう案内文が表示される。
操作者が上記標定点入力作業を繰り返すことで、複数の標定点の、第1座標系により表現された座標と第2座標系により表現された座標を、順次入力することができる。
最後の標定点の入力作業が完了した時点で、操作者が三角領域分割ボタン512を選択すると、第2座標系地図がまだ生成されていない場合には図4に示す地図座標変換手順が開始され、すでに第2座標系地図が生成されている場合には図5に示す地図座標再変換手順が開始され、その結果、図6に示す三角領域分割手順が実行され、あるいは図14に示す要更新三角領域決定手順と図16に示す三角領域再分割手順が実行される。生成された三角領域は、図20に示すように三角領域境界線シンボル621として地図表示部502上に追加表示される。なお、ユーザーの嗜好に合わせて、上記三角領域境界線シンボル621を表示することなく変換処理を行うようにするものでも良い。
一方、図20の様に表示を行うことで、操作者による三角領域の変更作業を行うことができる。この場合、例えば操作者はマウスにより三角領域境界線シンボル621の始終点を選択した後、他の第1座標系標定点シンボル611を選択することで変更操作を実現する。また、特定のキー入力などにより、三角領域境界線を追加あるいは削除する機能も備えるとともに、四角形以上の小領域が存在するなどの不正な三角領域境界線が定義されている場合にその旨をメッセージ表示部501に表示する機能も備える。
三角領域分割が完了した時点で、操作者は座標変換実行ボタン513を選択すると、図8あるいは図10に示す座標変換手順と図12に示す標定点座標信頼性評価手順が実行され、図21に示すように、地図表示部502に第2座標系地図が表示される。また、各標定点の評価値を示す評価値シンボル630と第2座標系における三角領域境界線分を示すシンボル622も、地図表示部502に追加表示される。操作者は、表示対象選択部503を用いることで表示対象の組み合わせを変更でき、表示座標系選択部504を用いることで、表示される地図の座標系を選択できる。
最後に、操作者が終了ボタン514を選択することで、一連の地図座標変換手順が終了する。
以上、ユーザーインターフェースとして、標定点および三角領域分割線分をマウスにより入力する例を説明したが、この他にも、標定点座標や標定点と三角領域分割線分との対応関係を表す情報を数値として記述したデータファイルを読み込む方法としても良い。また、標定点座標信頼性評価の結果である評価値を、標定点位置を特定する情報と対応付けて記述したデータファイルとして出力しても良い。
本発明の一実施形態における座標変換装置の構成例を示す図である。 従来技術の座標変換方法の概念の例を示す図である。 本発明の座標変換方法の概念を示す図である。 本発明の一実施形態における地図座標変換手順の例を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態における地図座標再変換手順の例を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態における三角領域分割手順の例を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態における三角領域分割の概念を示す図である。 本発明の一実施形態における頂点追加を伴わない局所データ座標変換手順の例を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態における頂点追加を伴わない局所データ座標変換の概念を示す図である。 本発明の一実施形態における頂点追加を伴う局所データ座標変換手順の例を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態における頂点追加を伴う局所データ座標変換の概念を示す図である。 本発明の一実施形態における標定点座標信頼性評価手順の例を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態における標定点座標信頼性評価の概念を示す図である。 本発明の一実施形態における要更新三角領域決定手順の例を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態における要更新三角領域決定の概念を示す図である。 本発明の一実施形態における三角領域再分割手順の例を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態における三角領域再分割の概念を示す図である。 本発明の一実施形態におけるユーザーインターフェース画面の例を示す図である。 本発明の一実施形態における標定点入力画面の例を示す図である。 本発明の一実施形態における三角領域再分割結果表示画面の例を示す図である。 本発明の一実施形態における地図座標変換結果および評価値表示画面を示す図である。 本発明の一実施形態における座標入力インターフェース画面の例を示す図である。 本発明の一実施形態における標定点座標信頼性評価の概念を示す図である。
符号の説明
100…情報処理部
101…第1座標系地図データ記憶部
102…第2座標系地図データ記憶部
103…標定点・三角領域データ記憶部
104…入力部
105…表示および出力部
111…入力情報処理部
112…地図座標変換部
113…評価情報処理部
114…出力情報処理部
121…三角領域分割部
122…局所データ座標変換部
123…評価部
124…要更新三角領域決定部
125…三角領域再分割部
131…標定点リスト
132…三角領域リスト
133…新標定点リスト
134…新三角領域リスト
141…変換パラメータ
142…要更新フラグ
143…再分割用標定点リスト
151…評価値
201…第1座標系地図
202…第2座標系地図
210…標定点
240…地図上の任意の点
300…変換対象領域
301…第1座標系地図
302…第2座標系地図
310…標定点
311…標定点の第1座標系による表現
312…標定点の第2座標系による表現
313…既存標定点
314…新規標定点
316…評価値が減ぜられない標定点
317…評価値が減ぜられる標定点
320…領域境界線分
323…既存の領域境界線分
324…新たな領域境界線分
330…三角領域
331…三角領域の第1座標系による表現
332…三角領域の第2座標系による表現
335…要更新三角領域
340…地図上の任意の点
343…地図上の既存の点
344…追加された新たな点
346…角度差が閾値以内の点
347…角度差が閾値を超える点
350…家屋の壁を表す線分
360…道路境界を表す線分
370…線分どうしがなす角度
371…第1座標系における角度
372…第2座標系における角度
380…地物を表す線分
500…ユーザーインターフェース
501…メッセージ表示部
502…地図表示部
503…表示対象選択部
504…表示座標系選択部
505…マウスポインタ
506…現在位置表示部
511…標定点入力ボタン
512…三角領域分割ボタン
513…座標変換実行ボタン
514…終了ボタン
540…スケール表示部
541…拡大・縮小ボタン
550…広域地図表示部
551…地図表示範囲カーソル
552…スクロールボタン
611…第1座標系標定点シンボル
612…第2座標系標定点シンボル
621…第1座標系三角領域境界線シンボル
622…第2座標系三角領域境界線シンボル
630…評価値シンボル
700…座標入力インターフェース
701…座標入力部
702…入力完了ボタン。

Claims (9)

  1. 変換対象の地図を複数の互いに重複しない三角領域に分割し、
    上記三角領域毎に変換パラメータを算出し、
    上記三角領域毎に上記変換パラメータを用いて該三角領域内の点の座標変換を行い、
    上記座標変換された上記地図を表示手段に表示させることを特徴とする1の座標系に基づく地図を他の座標系に変換する変換方法をコンピュータに実行させるプログラム。
  2. 上記座標変換はアフィン変換であることを特徴とする請求項1記載のプログラム。
  3. 入力手段を介して標定点の入力を受けるステップをさらに有し、
    上記三角領域への分割は上記標定点を該三角領域の頂点となるように行うことを特徴とする請求項1又は2に記載のプログラム。
  4. 上記分割後に新たに標定点の入力が行われた場合に、
    上記新たな標定点を含む上記三角領域の再分割を行うことを特徴とする請求項3記載のプログラム。
  5. 複数の上記三角領域にまたがる線分が上記地図中に存在する場合に、
    上記線分と三角領域の辺との交点に新たな点を追加し、
    上記座標変換は該新たな点についても行うことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のプログラム。
  6. 上記三角領域内の点および上記新たな点について上記座標変換を行った後、該点を始終点とする線分どうしのなす角の変化量と、閾値との大小関係により、上記三角領域の各頂点に一致する上記標定点の座標値の信頼性を判定し、判定結果を表示手段に表示させることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載のプログラム。
  7. 1の座標系に基づく地図を記録する記録部と、制御部及び表示部とを有し、
    前記制御部は、
    前記1の座標系に基づく地図を前記表示部に表示し、
    該地図を複数の互いに重複しない三角領域に分割し、
    上記三角領域毎に変換パラメータを算出し、
    上記三角領域毎に上記変換パラメータを用いて該三角領域内の点の座標変換を行い、
    上記座標変換された上記地図を前記表示部に表示することを特徴とする1の座標系に基づく地図を他の座標系に変換する地図座標変換装置。
  8. 入力部をさらに有し、該入力部を介して標定点の上記1の座標系及び上記他の座標系における座標値の入力を受け、
    前記三角領域の分割は前記標定点の座標を頂点として行うことを特徴とする請求項7記載の地図座標変換装置。
  9. 前記分割された三角領域を前記表示される地図上で明示し、
    前記入力部を介して該領域の修正を受けつけることを特徴とする請求項8記載の地図座標変換装置。
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