JPH11282499A - 音声再生装置 - Google Patents

音声再生装置

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JPH11282499A
JPH11282499A JP10081615A JP8161598A JPH11282499A JP H11282499 A JPH11282499 A JP H11282499A JP 10081615 A JP10081615 A JP 10081615A JP 8161598 A JP8161598 A JP 8161598A JP H11282499 A JPH11282499 A JP H11282499A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、音声フレーズが格納された音声フレ
ーズメモリが装着され、装着された音声フレーズメモリ
中の音声フレーズを読み出して音声信号として再生する
音声再生装置に関し、ハードウェアの互換性を保ちつ
つ、様々なタイプのユーザ・インターフェースに応え
る。 【解決手段】ポートから入力される信号を相互に異なる
態様で検出する複数種類の信号検出手段(例えば信号検
出用プログラム等)を備えておき、一方、音声フレーズ
メモリ中には、音声フレーズのみでなくポートから入力
される信号をどの種類の信号検出信号を用いて検出する
かをあらわす検出態様選択情報を格納しておく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声フレーズが格
納された、例えばフロッピィディスク、ICメモリカー
ド等の可搬型の記憶媒体(以下、「音声フレーズメモ
リ」と称する)が装着され、装着された音声フレーズメ
モリ中の音声フレーズを読み出して音声信号として再生
する音声再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、上記のような音声フレーズメ
モリを入れ替えることのできるタイプの音声再生装置が
知られている。このタイプの音声再生装置によれば、ハ
ードウェア上は同一であって音声フレーズメモリを入れ
替えるだけで個々のユーザの要求に対応することがで
き、また個々のユーザにとっても、1つの音声フレーズ
メモリに複数の音声フレーズを格納しておき、あるいは
音声フレーズメモリを入れ替えることによって、様々な
音声フレーズを再生することができ、この音声再生装置
を極めて広い用途に適用することができる。
【0003】図12は、上記のタイプの従来の音声再生
装置の一構成例を示すブロック図である。この図12に
示す音声再生装置10には音声フレーズメモリ20が着
脱自在に装着される装着部11が備えられており、この
装着部11には、音声フレーズメモリ20、すなわち、
音声フレーズが格納された可搬型の記憶媒体が着脱自在
に装着される。
【0004】また、この図12に示す音声再生装置10
には、音声再生回路12が備えられており、この音声再
生回路12は装着部11に装着された音声フレーズメモ
リ20に格納された音声フレーズを読み出して音声信号
を再生し、バッファ13_L,13_Rを介して2つの
出力端子14_L,14_Rに出力する。これら2つの
出力端子14_L,14_Rには、アンプやスピーカ等
からなる図示しないサウンドシステムが接続され、これ
ら2つの出力端子14_L,14_Rからサウンドシス
テムに入力された各音声信号は、最終的に、それぞれ
左、右のスピーカ音声に変換されて空間に放音される。
すなわち、この音声再生回路12では、ステレオの音声
信号が生成される。
【0005】ここで、この音声再生回路には、音声フレ
ーズメモリ20に複数の音声フレーズが格納されている
場合に、設定されたパラメータに応じて音声フレーズを
選択しその選択された音声フレーズに対応する音声信号
を生成する機能や、設定されたパラメータに応じて、音
声として空間に放音した場合の音量に対応する音声信号
のレベル(以下、これを「音声フレーズの音量」と称す
る)や空間内の音像の定位位置(以下、「音声フレーズ
の音像位置」と称する)等を制御する機能を有してい
る。これらのパラメータは、CPU15により音声再生
回路12に設定される。
【0006】CPU15は、外部との間で授受される信
号を仲介するポート15aを有し、かつこのCPU15
には、CPU15で実行されるプログラムが格納された
プログラムROM16、およびCPU15でプログラム
が実行される際の作業領域として使用されるプログラム
RAM17が接続されている。CPU15のポート15
aには、この音声再生装置10により生成される音声信
号を制御するための制御信号をこの音声再生装置10に
入力するユーザ・インターフェース30が接続されてお
り、ユーザ・インターフェース30で生成された制御信
号はポート15aからCPU15に入力されてCPU1
5で実行されるプログラムにより検出され、その検出さ
れた制御信号に応じたパラメータが音声再生回路12に
設定される。音声再生回路12では、上述したように、
設定されたパラメータに応じた音声フレームを、指定さ
れたパラメータに応じた音量、音像位置を有する音声信
号に変換する。
【0007】ユーザ・インターフェースは、押ボタンス
イッチ等であってもよく、例えば店舗の入口から客が店
内に入ってきたことを検知する赤外線センサ等であって
もよい。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】近年、音声再生技術の
進歩により、一層複雑で高度な再生や制御を行なうこと
ができるようになり、その用途も急速に拡大してきてい
る。しかしながら、図12に示す音声再生装置10のC
PU15のポート15aは1つのポート制御プログラム
では受け付けることのできるユーザ・インターフェース
のタイプ、例えば信号の数や信号の性質(例えばオン/
オフ信号とアナログ信号との別、接点信号と電圧信号と
の別)には限りがあり、これに対し、ユーザ側が要求す
るユーザ・インターフェースのタイプは極めて多様であ
る。例えば、ユーザによって、押ボタンスイッチのみで
よいが多数の押ボタンスイッチにより様々な再生音声に
切り替えたいという要求や、アナログ電圧信号を入力し
て音量や音像位置をリアルタイムで制御したいという要
求等があり得る。これに対処するにあたり、ユーザが要
求するユーザ・インターフェースに適合したポート制御
プログラムをそのユーザ毎にプログラムROMに格納す
るのでは、プログラムROMがそのユーザ独自のものと
なってしまい、したがって音声再生装置10がそのユー
ザ向けの独自のものとなってしまい、ハードウェアの互
換性が損なわれ、また、コスト高を招く結果となる。
【0009】本発明は、上記事情に鑑み、ハードウェア
の互換性を保ちつつ、様々なユーザによる様々なタイプ
のユーザ・インターフェースを使いたいという要望に応
えることのできる音声再生装置を提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の音声再生装置は、音声フレーズが格納された可搬型
の記憶媒体が着脱自在に装着される装着部と、音声制御
用の信号を仲介するポートを有しそのポートから入力さ
れる信号を検出する信号検出部と、信号検出部により検
出された信号に基づいて装着部に装着された記憶媒体に
格納された音声フレーズを音声信号に変換する音声再生
部とを備え、上記信号検出部は、ポートから入力される
信号を相互に異なる態様で検出する複数種類の信号検出
手段を有し、上記記憶媒体は、音声フレーズとともに、
複数種類の信号検出手段の中からいずれかの信号検出手
段を選択する検出態様選択情報が格納されたものであ
り、上記信号検出部が、装着部に装着された記憶媒体に
格納された検出態様選択情報に応じた信号検出手段によ
り、上記ポートから入力された信号を検出するものであ
ることを特徴とする。
【0011】音声フレーズが格納された可搬型の記憶媒
体(音声フレーズメモリ)は、ユーザ独自の音声フレー
ズを格納することになるため、個々のユーザによって異
なる。本発明はこの点に着目したものであり、上記信号
検出部に、ポートから入力される信号を相互に異なる態
様で検出する複数種類の信号検出手段(例えば信号検出
用プログラム等)を備えておき、一方、音声フレーズメ
モリ中には、音声フレーズのみでなくポートから入力さ
れる信号をどの種類の信号検出手段を用いて検出するか
をあらわす検出態様選択情報を格納しておくように構成
したものである。
【0012】このように、音声フレーズメモリ中に検出
態様選択情報を格納しておき、ポートから入力される信
号をその検出態様選択情報に応じた信号検出手段で検出
するようにしたため、信号検出手段をいくつかの典型的
な態様に限定する必要はあるものの、ハードウェア構成
を変更せずに、幅広いユーザに適合した音声再生装置を
提供することができる。
【0013】ここで、上記本発明の音声再生装置におい
て、上記記憶媒体は、音声フレーズおよび上記検出態様
選択情報とともに、ポートから入力されその検出態様選
択情報に応じた信号検出手段により検出された信号と音
声再生部における音声再生態様との対応関係が記述され
た対応テーブルが格納されたものであり、音声再生部
は、信号検出部により検出された信号が上記対応テーブ
ルを用いて変換されてなる音声再生態様に応じた音声信
号を生成するものであることが好ましい。
【0014】このように、音声フレーズメモリに、音声
フレーズおよび上記検出態様選択情報とともに、上記の
対応テーブルを格納しておくと、信号検出手段を典型的
ないくつかの態様に限定しても、これらいくつかの信号
検出手段と上記対応テーブルとにより、ほとんど全ての
どのユーザの要求をも満足することのできる、再生音声
の幅広い制御が可能となる。
【0015】ここで、上記「音声再生態様」には、音声
フレーズメモリに複数の音声フレーズが格納されている
場合にいずれの音声フレーズを再生するかという音声フ
レーズの選択や、音声フレーズを音声信号に変換するに
あたりその音声フレーズの音量や音像位置をどのように
するかという、音声フレーズの再生に伴う様々なパラメ
ータとの双方が含まれる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。図1は、本発明の音声再生装置の一実施形態
の構成を示すブロック図である。この図1に示すブロッ
ク図上では、図12に示す従来の音声再生装置のブロッ
ク図と比べ、装着部11からCPU15に向う情報の流
れを示すライン18が一本追加されているだけである
が、音声フレーズメモリ20に格納された情報や、プロ
グラムROM16に格納された、CPU15で実行され
るプログラム等に、従来の音声再生装置との相違が存在
する。以下、それら相違点について説明する。
【0017】図2は、CPU15からみたときのアドレ
ス空間を示す図である。本実施形態では、‘00000
0’番地から‘1FFFFF’番地までは、プログラム
ROM16に割り当てられたアドレス空間(プログラム
ROM領域)であり、‘200000’番地から‘20
FFFF’番地までは、プログラムRAM17に割り当
てられたアドレス空間(プログラムRAM領域)であ
り、‘210000’番地から‘24FFFF’番地ま
では音声フレーズメモリ20に割り当てられたアドレス
空間(音声フレーズメモリ領域)である。
【0018】この音声フレーズメモリ領域は、さらに、
‘210000’番地の1ワードからなる検出態様選択
情報格納領域、‘210001’番地から‘21004
0’番地からなる対応テーブル格納領域、‘21004
1’番地から‘24FFFF’番地からなる音声フレー
ズ格納領域に分けられる。検出態様選択情報格納領域に
は、CPU15のポート15aから入力される信号の検
出態様を選択する検出態様選択情報が格納されている。
この検出態様選択情報の詳細については後述する。
【0019】また、対応テーブル格納領域には、CPU
15のポート15aから入力され、検出態様選択情報に
応じた検出態様で検出された信号と、音声再生回路にお
ける音声再生態様との対応関係が記述された対応テーブ
ルが格納されている。この対応テーブルについても詳細
は後述する。さらに、音声フレーズ格納領域には複数の
音声フレーズが格納されている。
【0020】このように、本実施形態における音声フレ
ーズメモリ20には、音声フレーズのみでなく、上記の
検出態様選択情報および対応テーブルも格納されてい
る。音声フレーズメモリ領域中の検出態様選択情報格納
領域および対応テーブル格納領域に格納された検出態様
選択情報および対応テーブルは、音声フレーズメモリ2
0が装着部11に装着され、音声再生装置10に電源が
投入された時点で動作するプログラムにより、プログラ
ムRAM領域内に転送され、以後、プログラム領域内に
転送された情報が参照される。
【0021】図3は、CPU15のポート15aから入
力される信号の検出態様の第1例を示す図である。CP
U15のポート15aは、16の端子(これらの端子1
つずつもポートと称する)の総称であり、ここでは、こ
れら16のポートは、ポートA1〜A8,B1〜B8と
名づけるものとする。これら16のポートの内、ポート
A1〜A8は、入力/出力が可能な端子であり、ポート
B1〜B8は、アナログ信号をデジタル信号に変換する
A/D端子として使用したり、デジタルデータ(オン/
オフデータ)を入力する入力端子として使用することの
可能な端子である。総称としてのポート15aには、こ
れら16のポートA1〜A8、B1〜B8のほかにグラ
ウンド端子と正の基準電源を与える端子が存在し、ユー
ザインターフェース30の例では、必要に応じて基準電
源も使用される。
【0022】図3に示す検出態様は、検出態様選択情報
格納領域に、検出態様選択情報として値‘0000’が
格納されていたときに選択される検出態様であり、この
検出態様は、ポートA1〜A8の8つの端子とポートB
1〜B8の8つの端子との間に8×8のマトリックスス
イッチからなるユーザ・インターフェース30が接続さ
れたものとして信号の検出を行なう。
【0023】8×8のマトリックススイッチとは、縦8
本横8本の信号線の各交点(合計8×8=64の交点)
にそれぞれスイッチボタンが配置された構造を有するも
のであり、この図3に示す検出態様の場合、それら64
個のスイッチボタンのうちのどのスイッチボタンが押さ
れたかが検出される。図4は、図3に示す検出態様に適
合する対応テーブルの一例を示す図である。この図中S
W1−1等は、代表的にSWi−jと書きあらわしたと
き、i行目とj列目との交点に配置されたスイッチをあ
らわし、そのスイッチボタンを押すと、そのスイッチボ
タンが押された旨CPU15で検出され、図4に示す対
応テーブルが参照されて、CPU15から音声再生回路
12に対し、その押されたスイッチボタンに対応する命
令が送られ、音声再生回路12は、その送られてきた命
令に従って動作する。例えばSW1−1が押されるとア
ドレス‘210001’(前述したように対応テーブル
はプログラムRAM領域に転記されているため実際はア
ドレス‘210001’ではなくなっているが、ここで
は解り易さのため、アドレス‘210001’と表現す
る。以下同様である)の内容が参照され、フレーズAを
再生するようCPU15から音声再生回路12に命令が
出され、音声再生回路12は、その命令に従って音声フ
レームメモリ20から音声フレーズAを読み出して音声
信号を生成する。また、SW8−8が押されると、アド
レス‘210040’の内容が参照され、今から再生し
ようとする、あるいは再生中のフレーズの音量が1ステ
ップ分上げられる。
【0024】図5は、CPU15のポート15aから入
力される信号の検出態様の第2例を示す図である。この
図5を参照して説明する検出態様は、検出態様選択情報
格納領域に検出態様選択情報として値‘0001’が格
納されていたときに選択される検出態様であり、この検
出態様では、ポートA1〜A4の4つの端子とポートA
5〜A8の4つの端子との間に配線された4×4のマト
リックススイッチ30aと、ポートB1〜B8のそれぞ
れに配線された8つのメークスイッチ30bとからなる
ユーザ・インターフェース30が接続されたものとして
信号の検出を行なう。
【0025】4×4のマトリックススイッチとは、縦4
本横4本の信号線の各交点(合計4×4=16の交点)
にそれぞれスイッチボタンが配置された構造を有するも
のであり、CPU15では、それら16個のスイッチボ
タンのうちのどのスイッチが押されたかが検出される。
また、メークスイッチ30bは、各ポートB1〜B8に
ついてそれぞれ独立に各1つずつ、合計8つ備えられて
おり、メークスイッチがオフのときは対応するポートに
‘H’レベルの電圧信号が入力され、メークスイッチが
オンのときは対応するポートに‘L’レベルの電圧信号
が入力されるように構成されている。CPU15では、
各メークスイッチのオン/オフが検出される。
【0026】図6は、図5に示す検出態様に適合する対
応テーブルの一例を示す図である。この図中、SW1−
1等は、代表的にSWi−jと書きあらわしたとき、4
×4のマトリックススイッチのi行目とj列目との交点
に配置されたスイッチボタンをあらわし、そのスイッチ
ボタンが押されるとそのスイッチボタンが押された旨C
PU15で検知され、図6に示す対応テーブルが参照さ
れて、CPU15から音声再生回路12に対し、その押
されたスイッチボタンに対応する命令が送られ、音声再
生回路12は、その送られた命令に従って動作する。例
えばSW1−1が押されると、アドレス‘21000
1’の内容が参照され、フレーズAが一回だけ再生され
るように、CPU15から音声再生回路12にその旨の
命令が出され、音声再生回路12は、その命令に従って
音声フレームメモリ20から音声フレーズAを読み出し
て音声信号を生成し、その音声フレーズAの最終まで読
み出すと音声信号の生成を停止する。またSW4−4が
押されると、これから再生しようとしている、あるい現
在再生中の音声フレーズの音量が‘50’に設定され
る。
【0027】また、図6中、メークSWl等は、代表的
にメークSWiと書きあらわしたとき、8つのポートB
1〜B8にそれぞれ接続された8つのメークスイッチの
うちのi番目のメークスイッチをあらわし、そのメーク
スイッチがオン状態に変化すると、そのメークスイッチ
がオン状態に変化した旨CPU15で検出され、4×4
のマトリックススイッチの場合と同様に、図6に示す対
応テーブルが参照されてCPU15から音声再生回路1
2に対し、そのオン状態に変化したメークスイッチに対
応する命令が送られ、音声再生回路12は、その送られ
てきた命令に従って動作する。例えばメークSW8がオ
ン状態に変化するとアドレス‘210018’の内容が
参照され、フレーズHをループ再生(その音声フレーズ
を最後まで再生したら再びその音声フレーズの先頭から
再生を開始する再生方法をいう)するようCPU15か
ら音声再生回路12に命令が出され、音声再生回路12
は、その命令に従って、音声フレームメモリ20から音
声フレーズHを繰り返し読み出して音声信号を再生す
る。
【0028】このメークスイッチは、例えば赤外線セン
サで人の有無を検知したり、その他のセンサによる検知
の有無を入力するのに適している。一方、マトリックス
スイッチは、人間によるスイッチ操作に適しており、ポ
ートの数に比べ多数のスイッチを配置することが可能で
ある。図7は、CPU15のポート15aから入力され
る信号の検出態様の第3例を示す図である。
【0029】この図7を参照して説明する検出態様は、
検出態様選択情報格納領域に検出態様選択情報として値
‘0002’が格納されていたときに選択される検出態
様であり、この検出態様では、ポートA1〜A8のそれ
ぞれに配線されたメークスイッチ30bと、ポートB1
〜B8のそれぞれに配線されたボリウム30cとからな
るユーザ・インターフェース30が接続されたものとし
て検出を行なう。
【0030】メークスイッチ30bについては、説明済
であり、重複説明は省略する。ボリウム30cは、ポー
トB1〜B8のそれぞれに1つずつ配線され、操作量あ
るいは操作位置に応じたアナログ電圧を対応するポート
に供給するものである。ポートB1〜B8の各ポート
は、接続されたボリウムから供給されたアナログ電圧を
A/D変換によりディジタルのデータとしてCPU15
の内部に取り込む。
【0031】図8は、図7に示す検出態様に適合する対
応テーブルの一例を示す図である。この図中、メークス
イッチについては、前述したため説明は省略する。各ボ
リウム1〜8は、各ポートB1〜B8にそれぞれ接続さ
れたボリウムをあらわしている。例えばボリウム1が操
作されると、その操作後のボリウム1からポートB1に
供給されるアナログ電圧値がA/D変換を介してCPU
15により読み取られ、アドレス‘210011’の内
容が参照されて、フレーズAの音量をその読み取った電
圧値に対応したレベルに設定するよう、CPU15から
音声再生回路12に命令が出され、音声再生回路12
は、フレーズAを再生する際は、その命令に応じた音量
で再生する。
【0032】このように、本実施形態では、アナログ値
を入力する検出態様を選択することもできる。図9は、
図1に示す音声再生装置に電源が投入された際に実行さ
れるルーチンのフローチャートである。ステップA_1
では、音声再生回路12が所定の初期状態に設定され、
ステップA_2ではアドレス‘210000’の内容、
すなわち検出態様選択情報が読み込まれ、ステップA_
3,A_4において、その読み込んだ検出態様選択情報
の値が‘0000’であるか、‘0001’であるか、
それとも‘0002’であるかが判定される。その値が
‘0000’であるか、‘0001’であるか、それと
も‘0002であるかに応じて、対応テーブルの大きさ
が異なるため、それぞれ、アドレス‘210001’〜
‘210040’の内容がプログラムRAM領域内にコ
ピーされ、あるいはアドレス‘210001’〜‘21
0018’の値がプログラムRAM領域内にコピーさ
れ、あるいはアドレス210001’〜‘21001
0’の内容がプログラムRAM領域内にコピーされる
(ステップA_5,A_6,A_7)。その後は、検出
態様選択情報の値‘0000’,‘0001’,‘00
02’に応じたメインルーチンが繰り返し実行される
(ステップA_8,A_9,A_10)。各メインルー
チンでは、前述した各検出態様に従った信号検出、対応
テーブルの参照、および音声再生回路への命令の送信が
行なわれる。
【0033】図10は、図7,図8を参照して説明した
検出態様の第3例において、メークSW2がオン状態に
変化したときに実行されるルーチンのフローチャートで
ある。ここでは、図8に示す対応テーブル参照されメー
スSW2の命令であるフレーズBの再生がCPU15か
ら音声再生回路12に指示され(ステップB_1)、メ
インルーチンに戻る。
【0034】図11は、図7,図8を参照して説明した
検出態様の第3例において、ボリウム1が操作されたと
きに実行されるルーチンのフローチャートである。ボリ
ウム1が操作されたことが検出されると、この図11に
示すルーチンが実行され、図8に示す対応テーブルが参
照されて、CPU15から音声再生回路12に向けて、
先ず、フレーズAの音声の変更指示がなされ(ステップ
C_1)、次いで、ボリウム1の操作後の値が送信され
る。これにより、音声再生回路12は、フレーズAの音
量を、その送信されてきた値に設定する。
【0035】ここでは、図10と図11の2例のみ図示
および説明を行なったが、他のイベントに関しても同様
であり、ここでは説明は省略する。尚、上記実施形態で
は、検出態様は3例のみ示したが、本発明における検出
態様はこれらの3例に限られるものではなく、どのよう
な検出態様をいくつ選択できるように構成してもよい。
また、図4,図6,図8に示す対応テーブルも例示に過
ぎず対応テーブルは、同一の検出態様(例えば図3,図
5,図7に示すいずれか1つの検出態様)においても様
々に構成することができる。
【0036】また、上記実施形態では、音声フレーズメ
モリに、検出態様選択情報のほか対応テーブルが格納さ
れていたが、音声フレーズメモリに対応テーブルを格納
することは必ずしも必要ではなく、例えばプログラムR
OM内に格納しておく検出態様を増やすなどして、音声
フレーズメモリには検出態様選択情報のみ(このほか音
声フレーズは当然格納されている)を格納しておいても
よい。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ハードウェアの互換性を保ちつつ、様々なタイプのユー
ザ・インターフェースに応えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の音声再生装置の一実施形態の構成を示
すブロック図である。
【図2】CPU15からみたときのアドレス空間を示す
図である。
【図3】CPU15のポート15aから入力される信号
の検出態様の第1例を示す図である。
【図4】図3に示す検出態様に適合する対応テーブルの
一例を示す図である。
【図5】CPU15のポート15aから入力される信号
の検出態様の第2例を示す図である。
【図6】図5に示す検出態様に適合する対応テーブルの
一例を示す図である。
【図7】CPU15のポート15aから入力される信号
の検出態様の第3例を示す図である。
【図8】図7に示す検出態様に適合する対応テーブルの
一例を示す図である。
【図9】図1に示す音声再生装置に電源が投入された際
に実行されるルーチンのフローチャートである。
【図10】図7,図8を参照して説明した検出態様の第
3例において、メークSW2がオン状態に変化したとき
に実行されるルーチンのフローチャートである。
【図11】図7,図8を参照して説明した検出態様の第
3例において、ボリウム1が操作されたときに実行され
るルーチンのフローチャートである。
【図12】の従来の音声再生装置の一構成例を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
10 音声再生装置 11 装着部 12 音声再生回路 13_L,13_R バッファ 14_L,14_R 出力端子 15 CPU 15a ポート 16 プログラムROM 17 プログラムRAM 18 ライン 20 音声フレーズメモリ 30 ユーザ・インターフェース

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声フレーズが格納された可搬型の記憶
    媒体が着脱自在に装着される装着部と、 音声制御用の信号を仲介するポートを有し該ポートから
    入力される信号を検出する信号検出部と、 前記信号検出部により検出された信号に基づいて前記装
    着部に装着された記憶媒体に格納された音声フレーズを
    音声信号に変換する音声再生部とを備え、 前記信号検出部は、前記ポートから入力される信号を相
    互に異なる態様で検出する複数種類の信号検出手段を有
    し、 前記記憶媒体は、音声フレーズとともに、前記複数種類
    の信号検出手段の中からいずれかの信号検出手段を選択
    する検出態様選択情報が格納されたものであり、 前記信号検出部が、前記装着部に装着された記憶媒体に
    格納された検出態様選択情報に応じた信号検出手段によ
    り、前記ポートから入力された信号を検出するものであ
    ることを特徴とする音声再生装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶媒体は、音声フレーズおよび前
    記検出態様選択情報とともに、前記ポートから入力され
    該検出態様選択情報に応じた信号検出手段により検出さ
    れた信号と前記音声再生部における音声再生態様との対
    応関係が記述された対応テーブルが格納されたものであ
    り、 前記音声再生部は、前記信号検出部により検出された信
    号が前記対応テーブルを用いて変換されてなる音声再生
    態様に応じた音声信号を生成するものであることを特徴
    とする請求項1記載の音声再生装置。
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