JP3422210B2 - 被遠隔操作機器 - Google Patents
被遠隔操作機器Info
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Description
ディオ・ビジュアル)機器に用いて好適な被遠隔操作機
器に関する。 【0002】 【従来の技術】従来より、LD(レーザーディスク)プ
レーヤやCD(コンパクトディスク)プレーヤ、TV
(テレビジョン)、音響および映像信号の入出力端子を
備えたAVアンプ等のAV機器の操作は、各AV機器の
操作パネルやリモートコントローラ(以後、「リモコ
ン」という)を用いて行われている。 【0003】通常、AV機器付属のリモコンは当該AV
機器本体の操作のみを可能とするものであり、かつ、リ
モコンに設けられた各キーを押下することにより送信さ
れるキーコードは、操作パネル上の一つの操作子のある
操作を表している。したがって、各種AV機器を組み合
わせて構築したAVシステム(図7参照)において、L
Dを再生して映像および音響を所望の設定で視聴する場
合には、例えば、以下の手順の操作が必要となる。 【0004】まず、AVアンプ本体の電源を投入する。
次に、AVアンプ付属のリモコンを操作し、AVアンプ
の入力ソースを「LD」とし、音量ボリュームを調整
し、所望のサラウンドモードを選択する。そして、LD
プレーヤ付属のリモコンを操作しLDの再生を開始す
る。なお、サラウンドモードとは、音響信号の加工方法
であり、通常、AVアンプにはいくつかのモードが用意
されている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】ところで、一般家庭に
おいては、ほとんどの場合、サラウンドモードは入力ソ
ースに応じて決定される、といえる。しかしながら、上
述した従来の方法では、入力ソースを「LD」とし、そ
の上で、サラウンドモードを設定する必要があり、単に
「LDをいつもの設定で再生したい」使用者は、どの入
力ソースにどのサラウンドモードが適しているかを思い
出して設定せねばならず、使用者に心理的および物理的
負担がかかっていた。 【0006】上述したことは、音量ボリュームの設定に
も共通してしいる。もちろん、音量ボリュームは再生中
に任意に変更されることが少なくないが、再生開始時の
音量ボリュームは、再生音がまだ聴取されていない以
上、使用者が適正な値を思い出して設定するしかなく、
使用者に対してサラウンドモードの設定と同様な負担が
強いられる。そもそも、「LDをいつもの設定で再生し
たい」という単純な目的を達成するために上述した煩雑
な設定処理が必要とされ、その上、AVアンプおよびL
Dプレーヤ両方のリモコンを操作しなければならず、か
なり面倒であった。 【0007】このような操作の煩雑さを軽減するため
に、例えば、一つのキーの押下により複数のキーコード
を送信するリモコンを使用し、複数の機能の設定を1回
の操作で行うことが考えられる。しかしながら、この場
合でも、リモコンと各AV機器本体とは1対1で対応し
ており、「LDをいつもの設定で再生したい」使用者は
各AV機器毎のリモコンを使用しなければならないこと
に変わりはない。 【0008】ところで、複数のリモコンの機能を一つの
リモコンで実現するものとしてはいわゆるメモリーリモ
コンがある。このメモリーリモコンは備えたキーに任意
のキーコードを割り当てることができるものであり、所
定のキーの押下により、他の各キーに割り当てられてい
るキーコードを切り換える機能を備えたものもある。メ
モリーリモコンを使用すれば、一つのリモコンで複数の
AV機器を操作することが可能であるが、やはり、LD
プレーヤの再生を指示するキーと、AVアンプの各機能
を設定するための複数のキーを押下する必要がある。 【0009】上述したことから明らかなように、最大の
問題は、どのようなリモコンを用いても、AVアンプや
LDプレーヤ等の各AV機器が操作系において孤立して
おり、AVシステム全体に対して共通した指示を与える
ことができない点である。例えば、単に「LDをいつも
の設定で再生したい」使用者としては、LDプレーヤ付
属のリモコンを用いてLDの再生を指示することにより
各AV機器の機能をLDの再生に適した状態にしたいの
だが、現実には、各AV機器毎に設定を行わなければな
らない。 【0010】さらに、近年のAV機器の多機能化により
上述した負担が増大している。一般に、多くの使用者の
要求を満たすために、AV機器は多機能になりがちであ
る。したがって、AV機器には、日常の用途では設定の
変更がほとんど行われない多種の機能が搭載されること
になる。一方、前述した従来の方法では、使用者は、目
的を達成するために各機能の設定をその都度行う必要が
あるので、全ての機能の内容を把握していなければなら
ず、使用者にかかる負担が増大してしまう。 【0011】本発明はこのような背景の下になされたも
ので、操作時に使用者にかかる負担を軽減することがで
きる被遠隔操作機器を提供することを目的としている。 【0012】 【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明は、複数の入力ソースのうち選択された
入力ソースから得られるデータを出力する被遠隔操作機
器において、記憶手段と、書き込みモードと読み出しモ
ードとを切り換える切換手段と、他の機器の遠隔操作に
使用される遠隔操作用信号を受け取る受信手段と、使用
者により設定された、入力ソースの種類と、当該入力ソ
ースから得られるデータを出力するための、当該被遠隔
操作機器に備わる各機能の設定内容とを検出する検出手
段と、書き込みモードにおいて、前記受信手段が受け取
った遠隔操作用信号と、前記検出手段が検出した入力ソ
ースの種類および前記各機能の設定内容とを対応付けて
前記記憶手段に記憶させる書き込み手段と、読み出しモ
ードにおいて、前記受信手段が受け取った遠隔操作用信
号に対応する入力ソースの種類および前記各機能の設定
内容を前記記憶手段から読み出す読み出し手段と、前記
読み出し手段が読み出した入力ソースの種類および前記
各機能の設定内容に基づいて、入力ソースを選択すると
ともに、当該選択された入力ソースから得られるデータ
を出力するための各機能の内容を設定する再現手段とを
具備することを特徴としている。 【0013】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態について説明する。 A:実施形態の構成 図1は本発明の一実施形態によるAVアンプ(被遠隔操
作機器)1の要部の構成を示すブロック図、図2は同A
Vアンプ1の前面に設けられた操作パネル11の外観を
示す図であり、共通する部分には同一の符号が付されて
いる。 【0014】図2の操作パネル11において、111は
電源ボタン、112は音量ボリュームつまみ、113は
入力ソースを選択するための入力選択つまみであり、L
Dプレーヤの他に、VTRやBS/CSチューナー、C
Dプレーヤ、カセットテープレコーダ、レコードプレー
ヤなどを入力ソースとして選択できるものとする。11
4はサラウンドモードを選択するためのサラウンド切換
ボタンであり、押下する度に次のサラウンドモードが選
択される。なお、サラウンドモードとしては、例えば、
サラウンド1、サラウンド2、…があり、サラウンド切
換ボタン114の押下に応じてこれらが巡回的に切り替
わるよう設定されている。 【0015】118,119,120はそれぞれ、Aボ
タン、Bボタン、Cボタンであり、押下により、自らに
登録された各機能(制御対象)の設定内容に従った設定
処理が行われる。115は状態設定ボタンであり、各ボ
タン118〜120等に対して各機能の設定内容を登録
するために設けられている。 【0016】116は液晶ディスプレイ等の表示パネル
であり、その表示面上には、音量ボリュームつまみ11
2により設定された音量を表示する領域、入力選択つま
み113により設定された入力ソースの種類、当該入力
ソースの音響信号のモニタレベルを表示する領域、サラ
ウンド切換ボタン114により設定されたサラウンドモ
ードを表示する領域、および、各ボタン118〜120
のうち押下されたボタンを表す情報を表示する領域が設
けられている。なお、117は他のAV機器のリモコン
で使用される赤外線信号の受光部である。 【0017】図1において、15〜17はそれぞれ、音
量ボリュームつまみ112の操作内容に応じて出力する
音響信号のレベル(音量)を設定する音量ボリューム設
定部、入力選択つまみ113の操作内容に応じて入力ソ
ースの種類を設定する入力選択設定部、およびサラウン
ド切換ボタン114の操作内容に応じて出力する音響信
号の加工方法(サラウンドモード)を設定するサラウン
ド種類設定部である。また、各設定部15〜17は、そ
れぞれ、設定内容に応じた信号(以後、「設定状態信
号」という)を出力する。 【0018】12はマイクロコンピュータ(以後、「マ
イコン」という)であり、状態設定ボタン115の押下
により供給される信号と、118〜120の押下により
供給される信号(A信号,B信号,C信号)と、受光部
117から供給される信号と、各設定部15〜17から
供給される設定状態信号とを入力し、表示しようとする
画像信号を表示パネル116へ、受光部117の初期設
定等のための信号を受光部117へ、設定しようとする
状態に応じた設定信号を各設定部15〜17へ供給す
る。なお、各設定部15〜17は、マイコン12からの
設定信号に応じて各機能の状態を設定するが、この場合
には設定状態信号を出力しない。 【0019】13および14は、それぞれEEPROM
等の不揮発性メモリからなるコードメモリおよび状態メ
モリであり、両者は別体であってもよいし、一つのメモ
リをアドレス等により区分して実現されてもよい。各メ
モリ13,14はマイコン12に制御されるが、制御の
具体的な内容についてはマイコン12の機能に関連して
後述する。なお、コードメモリ13および状態メモリ1
4はAVアンプ1の電源が切られても記憶内容を保持可
能であればよく、不揮発性メモリに限定されるものでは
ない。 【0020】図3はマイコン12の機能構成を示すブロ
ック図である。図3において、129は他の各要素から
供給される情報に対応する画像を表示パネル116に表
示させる表示制御手段である。121は受光部117か
ら供給された信号を入力し当該信号から所定長のコード
パターンを抽出して出力するコードパターン入力手段、
122は3つの状態(非設定状態/ボタン設定状態/リ
モコン設定状態)をとる切換手段であり、状態設定ボタ
ン115の断続的な押下による信号が供給されると「非
設定状態」、「ボタン設定状態」、「リモコン設定状
態」の順に遷移する。なお、非設定状態は読み出しモー
ド、ボタン設定状態およびリモコン設定状態は書き込み
モードに相当する。 【0021】切換手段122は、非設定状態において、
A〜C信号のいずれかが供給されると当該信号に応じた
識別情報を状態メモリ読み出し手段125(後述)へ供
給する。また、切換手段122は、ボタン設定状態にお
いては、A〜C信号のいずれかが供給されると状態メモ
リ書き込み手段127(後述)へ当該信号に応じた識別
情報を供給し、リモコン設定状態においては、A〜C信
号のいずれかが供給されるとコードパターン書き込み手
段123(後述)へ当該信号に応じた識別情報を供給す
る。なお、切換手段122は、自らの状態を表す情報と
A〜C信号のうち入力された信号を表す情報(押下され
たボタンを表す情報)とを表示制御手段129へ供給す
る。 【0022】前出のコードパターン書き込み手段123
は、コードパターン入力手段121から供給されるコー
ドパターンと切換手段122から出力される識別情報と
を対応付けてコードメモリ13に書き込む。また、12
8は、各設定部15〜17から供給される信号に基づい
て各機能(音量ボリューム、入力ソースの種類、サラウ
ンドモード等)の設定状態を常に検出する状態検出手段
であり、検出結果を表す設定状態情報を常に状態メモリ
書き込み手段127および表示制御手段129へ供給す
る。よって、表示パネル116には、状態検出手段12
8の最新の検出結果に応じた画像(図2参照)が表示さ
れることになる。状態メモリ書き込み手段127は、切
換手段122から識別情報が供給されると、状態検出手
段128から供給された設定状態情報を当該識別情報で
特定される状態メモリ14上の領域に書き込む。 【0023】また、124はコードパターン検索手段で
あり、コードパターン入力手段121からコードパター
ンが供給されると当該コードパターンをキーとしてコー
ドメモリ13に対する検索を行い、ヒットした場合に
は、当該コードパターンに対応付けられた識別情報を読
み出して状態メモリ読み出し手段125および表示制御
手段129へ供給する。状態メモリ読み出し手段125
は、切換手段122あるいはコードパターン検索手段1
24から識別情報が供給されると、当該識別情報で特定
される状態メモリ14上の領域内のデータを読み出し、
このデータが設定状態情報である場合(例えば「0」以
外の場合)には当該設定状態情報を状態再現手段126
へ供給し、そうでない場合には、その旨を表す情報を表
示制御手段129へ供給する。 【0024】状態再現手段126は状態メモリ読み出し
手段125から供給される設定状態情報で表される各機
能の設定状態を再現するよう、各設定部15〜17に対
して設定信号を供給する。設定信号は設定手段毎に相違
していてもよいし、ある設定手段で有効な設定信号が他
の設定手段では必ず無効となるよう各設定部を設計した
場合には各設定部で共通であってもよい。 【0025】B:実施形態の動作 上述した構成により他のAV機器との連動が可能にな
る。ここで、上記構成のAVアンプ1が提供する各機能
を他のAV機器の動作に連動させて設定する処理につい
て図4〜図6を参照して説明する。図4〜図6はそれぞ
れ、AVアンプ1が提供する各機能の設定内容を各ボタ
ン118〜120へ割り当てる処理(割り当て処理)、
各ボタン118〜120と他のAV機器のリモコン(リ
モートコントローラ)から送信されるキーコードとを対
応付ける処理(対応付け処理)、各ボタン118〜12
0に割り当てた設定内容を再現する処理(再現処理)を
示すフローチャートである。なお、ここでは、AVアン
プ1は図7に示されるように他のAV機器に近接して配
置されているものとし、AVアンプ1が提供する各機能
をLDプレーヤの再生動作に連動させて設定する場合に
ついてのみ説明する。また、各処理において、切換手段
122の初期状態は「非設定状態」であるものとする。 【0026】割り当て処理(ボタン設定状態) 割り当て処理について図4を参照して説明する。 まず、使用者は、AVアンプ1の音量ボリュームつまみ
112,入力選択つまみ113,サラウンド切換ボタン
114(図2参照)を操作し、AVアンプが提供する各
機能をLDプレーヤの再生に適した状態に設定する。具
体的には、入力ソースを「LD」とし、音量ボリューム
を調整し、所望のサラウンドモードを選択する。次に、
使用者は状態設定ボタン115を押下してマイコン12
中の切換手段122(図3参照)の状態を「ボタン設定
状態」とした後、各ボタン118〜120のうち現在の
設定内容を割り当てようとするボタン(ここではAボタ
ン118とする)を押下する。 【0027】これにより、マイコン12中の切換手段1
22へA信号が供給され、当該A信号に応じた識別情報
が状態メモリ書き込み手段127および表示制御手段1
29へ供給される(ステップSA1)。これにより、表
示パネル116にはAボタン118が押下されたことを
示す画像「A」(図2参照)が表示される。一方、状態
メモリ書き込み手段127には、状態検出手段128か
ら現在の設定内容を表す設定状態情報が供給されている
ため、切換手段122から供給された識別情報で特定さ
れる状態メモリ14内の領域に当該設定状態情報が書き
込まれる(ステップSA2)。 【0028】対応付け処理(リモコン設定状態) 対応付け処理について図5を参照して説明する。まず、
使用者は、状態設定ボタン115を押下して切換手段1
22の状態を「リモコン設定状態」とした後、各ボタン
118〜120のうちLDプレーヤのリモコンのキーコ
ードと対応付けようとするボタン(ここではAボタン1
18とする)を押下する。これにより、切換手段122
へA信号が供給され、当該A信号に応じた識別情報がコ
ードパターン書き込み手段123および表示制御手段1
29へ供給される(ステップSB1)。これにより表示
パネル116には、Aボタン118が押下されたことを
示す画像「A」が表示される。 【0029】次に、操作者は、LDプレーヤのリモコン
上の再生キーを押下する。これにより、受光部117が
当該再生キーに応じた信号(例えば、赤外線信号)を受
光し、受光光に応じた信号をコードパターン入力手段1
21へ供給する。コードパターン入力手段121では、
受光部117から供給された信号からコードパターンが
抽出され、このコードパターンがコードパターン書き込
み手段123へ供給される(ステップSB2)。 【0030】次に、コードパターン書き込み手段123
は、切換手段122から供給された識別情報とコードパ
ターン入力手段121から供給されたコードパターンと
を対応付けてコードメモリ13に書き込む(ステップS
B3)。なお、コードメモリ13において、コードパタ
ーンが同一の複数のレコードが存在することは許されな
いが、識別情報が同一の複数のレコードは存在してもよ
い。上記割り当て処理および対応付け処理はどちらが先
に行われてもよいが、以下に説明する再現処理の前に行
われる必要がある。 【0031】再現処理(非設定状態) 再現処理について図6を参照して説明する。ただし、再
現処理にはリモコンの操作に応じて行われる再現処理
と、各ボタン118〜120の押下に応じて行われる再
現処理があるため、以下、場合分けして説明する。 【0032】(α)リモコンの操作に応じた再現処理 まず、使用者が、LDプレーヤのリモコン上の再生キー
を押下すると、AVアンプ1の受光部117が当該再生
キーに応じた信号を受光し、受光光に応じた信号をコー
ドパターン入力手段121へ供給する。コードパターン
入力手段121では、受光部117から供給された信号
からコードパターンが抽出され、このコードパターンが
コードパターン検索手段124へ供給される(ステップ
SC1)。 【0033】次に、コードパターン検索手段124がコ
ードメモリ13において当該コードパターンをキーとし
て検索する。当該コードパターンは前述の対応付け処理
においてコードメモリ13に書き込まれているため、当
該検索によりヒットしたデータから当該コードパターン
に対応付けられた識別情報が得られ、状態メモリ読み出
し手段125および表示制御手段129へ供給される
(ステップSC2,SC3)。これにより表示パネル1
16ではAボタン118が押下されたことを示す画像
「A」が表示される。 【0034】一方、状態メモリ読み出し手段125で
は、コードパターン検索手段124から供給された識別
情報で特定される状態メモリ14上の領域からデータが
読み出される(ステップSC4)。ここで読み出された
情報はAボタン118に割り当てられた設定状態情報で
あるため、ステップSC5の判断結果は「YES」とな
り、当該設定状態情報が状態再現手段126へ供給され
る。 【0035】状態再現手段126では、当該設定状態情
報に基づいて各設定部15〜17に対する設定信号(こ
の例では3種類の設定信号)が生成され、対応する各設
定部15〜17へ供給される。各設定部15〜17で
は、供給された設定信号に従って各機能が設定され、A
Vアンプ1全体としては当該設定状態情報で表される設
定内容となる(ステップSC6)。すなわち、LDプレ
ーヤのリモコンの再生キーを押下することにより、LD
プレーヤの再生が開始されるとともに、AVアンプ1に
おいて、入力ソースが「LD」になり、音量ボリューム
が最適に調整され、所望のサラウンドモードが選択され
る。 【0036】一方、設定状態情報が割り当てられていな
いボタン(例えば、Cボタン120)に対応する識別情
報がコードパターン検索手段124から状態メモリ読み
出し手段125へ供給された場合には、ステップSC5
での判断結果が「NO」となり、状態メモリ読み出し手
段125から表示制御手段129へその旨の情報が供給
され、表示パネル116上に、当該ボタンに対して設定
状態情報が割り当てられていない旨のメッセージが所定
の時間だけ表示される(ステップSC7)。その後、A
Vアンプ1の各機能の設定内容を変更することなく処理
は終了する。なお、コードパターン検索手段124によ
るコードメモリ13に対する検索処理において、何もヒ
ットしなかった場合にも、AVアンプ1の各機能の設定
内容を変更することなく処理は終了する。 【0037】(β)各ボタン118〜120の押下に応
じた再現処理 一方、Aボタン118とLDプレーヤのリモコン上の再
生キーの押下により生成されるキーコードとを対応付け
ていない場合、使用者はLDプレーヤのリモコン上の再
生キーの押下に前後してAボタン118を押下する。 【0038】これにより、切換手段122へA信号が供
給され、当該A信号に応じた識別情報が状態メモリ読み
出し手段125および表示制御手段129へ供給され
る。よって、表示パネル116には、Aボタン118が
押下されたことを示す画像「A」が表示される。また、
状態メモリ読み出し手段125では前述したように、当
該識別情報で特定される状態メモリ14上の領域からの
データの読み出し処理が行われる(ステップSC4)。
以降の処理は、前述した「リモコンの操作に応じた再現
処理」と同一であるため、その説明を省略する。 【0039】C:まとめ 以上説明したように、本発明の一実施形態によれば、他
のAV機器のリモコン操作を契機としてAVアンプ1の
設定内容を再現することができる。また、予め行う設定
処理を割り当て処理と対応付け処理とに分離し、かつコ
ードメモリ13内での識別情報の重複を許容するように
したので、例えば、LDプレーヤの再生とCDプレーヤ
の再生との両方にAボタン118に割り当てられた設定
状態情報を使用することができる。 【0040】なお、コードパターンの長さを所定長と仮
定したが、コードメモリ13の管理・検索に適切な公知
技術を適用すれば可変長であっても対応可能である。ま
た、赤外線を用いたリモートコントロールシステムを使
用する例を挙げたが、超音波など、赤外線以外の電磁波
を利用したシステムを使用することも可能である。 【0041】また、当然のことではあるが、AVアンプ
1が備える操作子は図2に例示したものに限定されな
い。さらに、AVアンプ1が、各ボタン118〜120
に対応するキーを備えた専用のリモコンを備えていても
よい。このリモコンはいわゆるメモリーリモコンであっ
てもよい。また、ソフトウェア的に電源をオン/オフ可
能なAVアンプにおいては、例えば、コードパターン検
索手段124において識別情報の検索に成功した場合に
電源をオンとする等、電源の状態をも設定できるように
してもよい。 【0042】また、割り当て処理終了後に自動的に対応
付け処理に移行するようにしてもよい。さらに、各ボタ
ン118〜120を設けず、一つのメモリにコードパタ
ーンと設定状態情報とを対応付けて書き込むようにして
もよい。この場合、状態設定ボタン115およびLDプ
レーヤのリモコンの操作のみによって登録処理を行うこ
とができる。 【0043】また、本発明はAVアンプのみに適用され
るものではなく、任意の電気機器に適用可能である。例
えば、図7において、TVおよびAVアンプに本発明を
適用し、LDプレーヤのリモコン上の再生キーの押下に
よって、AVアンプの各機能の設定はもちろん、TVの
入力ソースの切り換えをも同時に行うようにしてもよ
い。 【0044】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
被遠隔操作機器は、他の機器で使用される遠隔操作用信
号と、使用者が設定した、入力ソースの種類および当該
入力ソースから得られるデータを出力するための、当該
被遠隔操作機器に備わる各機能の設定内容とを対応付け
て記憶手段に記憶させた後、前記遠隔操作用信号を受信
すると該遠隔操作用信号に対応した入力ソースの種類お
よび前記各機能の設定内容を記憶手段から読み出し、読
み出した入力ソースの種類および前記各機能の設定内容
に基づいて、入力ソースを選択するとともに、当該選択
された入力ソースから得られるデータを出力するための
各機能の内容を設定するので、被遠隔操作機器の操作時
に使用者にかかる負担を軽減することができる。
部の構成を示すブロック図である。 【図2】 同AVアンプ1の前面に設けられた操作パネ
ル11の外観を示す図である。 【図3】 同AVアンプ1中のマイコン12の機能構成
を示すブロック図である。 【図4】 同AVアンプ1が提供する各機能の設定内容
を各ボタン118〜120へ割り当てる処理のフローチ
ャートである。 【図5】 同AVアンプ1の各ボタン118〜120と
他のAV機器のリモコンから送信されるキーコードとを
対応付ける処理のフローチャートである。 【図6】 同AVアンプ1の各ボタン118〜120に
割り当てた設定内容を再現する処理のフローチャートで
ある。 【図7】 AVシステムの構成例を示す斜視図である。 【符号の説明】 1…AVアンプ、11…操作パネル、12…マイコン、
13…コードメモリ、14…状態メモリ、15…音量ボ
リューム設定部、16…入力選択設定部、17…サラウ
ンド種類設定部、115…状態設定ボタン、116…表
示パネル、117…受光部、118…Aボタン、119
…Bボタン、120…Cボタン
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 複数の入力ソースのうち選択された入力
ソースから得られるデータを出力する被遠隔操作機器に
おいて、 記憶手段と、 書き込みモードと読み出しモードとを切り換える切換手
段と、 他の機器の遠隔操作に使用される遠隔操作用信号を受け
取る受信手段と、使用者により設定された、入力ソースの種類と、当該入
力ソースから得られるデータを出力するための、当該被
遠隔操作機器に備わる各機能の設定内容と を検出する検
出手段と、 書き込みモードにおいて、前記受信手段が受け取った遠
隔操作用信号と、前記検出手段が検出した入力ソースの
種類および前記各機能の設定内容とを対応付けて前記記
憶手段に記憶させる書き込み手段と、 読み出しモードにおいて、前記受信手段が受け取った遠
隔操作用信号に対応する入力ソースの種類および前記各
機能の設定内容を前記記憶手段から読み出す読み出し手
段と、 前記読み出し手段が読み出した入力ソースの種類および
前記各機能の設定内容に基づいて、入力ソースを選択す
るとともに、当該選択された入力ソースから得られるデ
ータを出力するための各機能の内容を設定する再現手段
とを具備することを特徴とする被遠隔操作機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07008297A JP3422210B2 (ja) | 1997-03-24 | 1997-03-24 | 被遠隔操作機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07008297A JP3422210B2 (ja) | 1997-03-24 | 1997-03-24 | 被遠隔操作機器 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003007312A Division JP2003244476A (ja) | 2003-01-15 | 2003-01-15 | 被遠隔操作機器 |
Publications (2)
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