JPH11279545A - 水素シルセスキオキサン樹脂からのホトルミネッセンス物体 - Google Patents
水素シルセスキオキサン樹脂からのホトルミネッセンス物体Info
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- JPH11279545A JPH11279545A JP11030493A JP3049399A JPH11279545A JP H11279545 A JPH11279545 A JP H11279545A JP 11030493 A JP11030493 A JP 11030493A JP 3049399 A JP3049399 A JP 3049399A JP H11279545 A JPH11279545 A JP H11279545A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 H−樹脂を熱処理することにより強いホトル
ミネッセンスを示す物体を製造すること。 【解決手段】 (i) 粉末状のH−樹脂を坩堝中、酸
素中で前記樹脂を少なくとも400℃の温度へ迅速に加
熱し、その温度を2時間維持することにより熱分解する
工程、又は(ii) H−樹脂を溶媒に入れた溶液からゲ
ルを調製し、前記ゲルを酸素中で少なくとも400℃の
温度に2時間加熱することにより熱分解する工程を含
む、ホトルミネッセンス物体の製造方法。
ミネッセンスを示す物体を製造すること。 【解決手段】 (i) 粉末状のH−樹脂を坩堝中、酸
素中で前記樹脂を少なくとも400℃の温度へ迅速に加
熱し、その温度を2時間維持することにより熱分解する
工程、又は(ii) H−樹脂を溶媒に入れた溶液からゲ
ルを調製し、前記ゲルを酸素中で少なくとも400℃の
温度に2時間加熱することにより熱分解する工程を含
む、ホトルミネッセンス物体の製造方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水素シルセスキオ
キサン樹脂(H−樹脂)からホトルミネッセンス物体を
製造することに関する。
キサン樹脂(H−樹脂)からホトルミネッセンス物体を
製造することに関する。
【0002】
【従来の技術】H−樹脂の熱処理は、既に、例えば米国
特許第4,756,977号、第5,145,723
号、第5,370,903号、第5,370,904
号、第5,372,842号、第5,380,567
号、第5,403,748号及び第5,693,565
号明細書に記載されている。しかし、本明細書において
記載し、特許請求するような方法を発明した当業者はい
なかったと考えられる。更に、本明細書で達成したよう
なやり方でH−樹脂に基づく物体のホトルミネッセンス
を求めた当業者もいなかった。更に、米国特許第5,6
35,249号の発明とは異なって、本発明ではルミネ
ッセンス効果を達成するのに蛍光体充填剤を添加する必
要はない。
特許第4,756,977号、第5,145,723
号、第5,370,903号、第5,370,904
号、第5,372,842号、第5,380,567
号、第5,403,748号及び第5,693,565
号明細書に記載されている。しかし、本明細書において
記載し、特許請求するような方法を発明した当業者はい
なかったと考えられる。更に、本明細書で達成したよう
なやり方でH−樹脂に基づく物体のホトルミネッセンス
を求めた当業者もいなかった。更に、米国特許第5,6
35,249号の発明とは異なって、本発明ではルミネ
ッセンス効果を達成するのに蛍光体充填剤を添加する必
要はない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本明細書は、H−樹脂
を熱処理することにより強いホトルミネッセンスを示す
物体を製造することを特許請求する。
を熱処理することにより強いホトルミネッセンスを示す
物体を製造することを特許請求する。
【0004】
【課題を解決するための手段】ここに記載する方法は、
(i)粉末状の水素シルセスキオキサン(HSQ)樹脂
を坩堝に入れて、酸素中でその樹脂を少なくとも400
℃の温度へ迅速に加熱し、数時間、好ましくは2時間加
熱することにより熱分解する工程、又は(ii)H−樹脂
を適当な溶媒中に溶解した溶液からゲルを調製し、次に
得られたゲルを酸素中で少なくとも400℃の温度に数
時間加熱することにより熱分解する工程を含む。
(i)粉末状の水素シルセスキオキサン(HSQ)樹脂
を坩堝に入れて、酸素中でその樹脂を少なくとも400
℃の温度へ迅速に加熱し、数時間、好ましくは2時間加
熱することにより熱分解する工程、又は(ii)H−樹脂
を適当な溶媒中に溶解した溶液からゲルを調製し、次に
得られたゲルを酸素中で少なくとも400℃の温度に数
時間加熱することにより熱分解する工程を含む。
【0005】もし望むならば、本方法は、上記方法
(i)又は(ii)により製造したホトルミネッセンス物
体を、異なったガス、即ち酸素以外のガス中で少なくと
も400℃の温度に数時間加熱することにより、そのホ
トルミネッセンス物体を更に熱分解する付加的工程を含
んでいてもよい。この工程で、アンモニア及び亜酸化窒
素のような反応性ガス、又は窒素のような不活性ガスを
用いることができる。
(i)又は(ii)により製造したホトルミネッセンス物
体を、異なったガス、即ち酸素以外のガス中で少なくと
も400℃の温度に数時間加熱することにより、そのホ
トルミネッセンス物体を更に熱分解する付加的工程を含
んでいてもよい。この工程で、アンモニア及び亜酸化窒
素のような反応性ガス、又は窒素のような不活性ガスを
用いることができる。
【0006】得られる物体のホトルミネッセンスは、転
化物体を337nmの波長を有する紫外線(UV)で励
起することにより、スペクトルの可視部分、主に青色領
域で観察される。
化物体を337nmの波長を有する紫外線(UV)で励
起することにより、スペクトルの可視部分、主に青色領
域で観察される。
【0007】ここで用いる用語「迅速に加熱」とは、物
体の外側表面が、転化又は硬化反応、即ちセラミック化
が起きる前に溶融するように加熱を行うことを意味す
る。典型的には加熱は3分以内で完了する。
体の外側表面が、転化又は硬化反応、即ちセラミック化
が起きる前に溶融するように加熱を行うことを意味す
る。典型的には加熱は3分以内で完了する。
【0008】本発明によれば、用いる材料は、プレセラ
ミック(preceramic)珪素含有樹脂、より具体的には、
式、HSi(OH)x(OR)yOz/2の単位を有するヒド
リドシロキサン樹脂である。Rは独立に有機基又は置換
有機基であり、それらは酸素原子を介して珪素に結合し
ている時、加水分解可能な置換基を形成する。
ミック(preceramic)珪素含有樹脂、より具体的には、
式、HSi(OH)x(OR)yOz/2の単位を有するヒド
リドシロキサン樹脂である。Rは独立に有機基又は置換
有機基であり、それらは酸素原子を介して珪素に結合し
ている時、加水分解可能な置換基を形成する。
【0009】適当なR基には、メチル、エチル、プロピ
ル及びブチルのようなアルキル基;フェニルのようなア
リール基;及びアリル又はビニルのようなアルケニル基
が含まれる。xの値は、0〜2であり;yは0〜2であ
り;zは1〜3であり;x+y+zの合計は3である。
ル及びブチルのようなアルキル基;フェニルのようなア
リール基;及びアリル又はビニルのようなアルケニル基
が含まれる。xの値は、0〜2であり;yは0〜2であ
り;zは1〜3であり;x+y+zの合計は3である。
【0010】これらの樹脂は、(i)一般に(HSiO
3/2)nにより表される完全に縮合したH−樹脂;(ii)
部分的にだけ加水分解した、即ち幾らかの≡SiORを
有する樹脂;及び(又は)(iii)部分的に縮合され、即
ち幾らかの≡SiOHを有する樹脂;であってもよい。
更に、その樹脂は、それらの形成又は取扱い中に生ずる
≡Si−Si≡結合を含むだけでなく、10%より少な
い、水素原子を持たないか、又は二つの水素原子を持つ
か、又は酸素空格子点を有する珪素原子を含んでもよ
い。
3/2)nにより表される完全に縮合したH−樹脂;(ii)
部分的にだけ加水分解した、即ち幾らかの≡SiORを
有する樹脂;及び(又は)(iii)部分的に縮合され、即
ち幾らかの≡SiOHを有する樹脂;であってもよい。
更に、その樹脂は、それらの形成又は取扱い中に生ずる
≡Si−Si≡結合を含むだけでなく、10%より少な
い、水素原子を持たないか、又は二つの水素原子を持つ
か、又は酸素空格子点を有する珪素原子を含んでもよ
い。
【0011】H−樹脂は、一般に次の構造に従う、はし
ご形又は駕篭形重合体である:
ご形又は駕篭形重合体である:
【0012】
【化1】
【0013】nは4以上の値であるのが典型的である。
例として、nが4の時、シルセスキオキサン六八面体の
結合配列を下に示す:
例として、nが4の時、シルセスキオキサン六八面体の
結合配列を下に示す:
【0014】
【化2】
【0015】この系を拡大すると、即ちnを5以上にす
ると、無限に大きな分子量を持つようになる二重撚り線
状ポリシロキサンが形成され、それは長い構造体の中に
規則的かつ繰り返される架橋を有する。
ると、無限に大きな分子量を持つようになる二重撚り線
状ポリシロキサンが形成され、それは長い構造体の中に
規則的かつ繰り返される架橋を有する。
【0016】水素シルセスキオキサン樹脂及びそれらの
一般的製造方法は、米国特許第3,615,272号明
細書に一層完全に記載されている。その特許によれば、
100〜300ppmまでのシラノール(≡SiOH)
を含む殆ど完全に縮合したH−樹脂は次のようにして製
造されている。ベンゼンスルホン酸水和物溶媒の中でト
リクロロシラン(HSiCl3)を熱分解し、硫酸水溶液
で洗浄し、次に中性になるまで蒸留水で洗浄する。然る
後、溶液を濾過して不溶性物質を除去し、次に蒸発乾固
し、粉末状態の固体樹脂状重合体を残す。
一般的製造方法は、米国特許第3,615,272号明
細書に一層完全に記載されている。その特許によれば、
100〜300ppmまでのシラノール(≡SiOH)
を含む殆ど完全に縮合したH−樹脂は次のようにして製
造されている。ベンゼンスルホン酸水和物溶媒の中でト
リクロロシラン(HSiCl3)を熱分解し、硫酸水溶液
で洗浄し、次に中性になるまで蒸留水で洗浄する。然る
後、溶液を濾過して不溶性物質を除去し、次に蒸発乾固
し、粉末状態の固体樹脂状重合体を残す。
【0017】米国特許第5,010,159号明細書
は、炭化水素溶媒中に溶解したヒドリドシランをアリー
ルスルホン酸水和物媒体で加水分解し、樹脂を形成する
別の方法を教示している。粉末状の固体樹脂状重合体
は、溶媒を除去することにより簡単に回収される。通常
溶媒は、大気圧でその溶媒を蒸留除去し、40〜80%
の樹脂を含む濃縮物を形成し、次に残りの溶媒を真空中
又は穏やかな加熱により除去する。
は、炭化水素溶媒中に溶解したヒドリドシランをアリー
ルスルホン酸水和物媒体で加水分解し、樹脂を形成する
別の方法を教示している。粉末状の固体樹脂状重合体
は、溶媒を除去することにより簡単に回収される。通常
溶媒は、大気圧でその溶媒を蒸留除去し、40〜80%
の樹脂を含む濃縮物を形成し、次に残りの溶媒を真空中
又は穏やかな加熱により除去する。
【0018】他の適当な樹脂が米国特許第4,999,
397号明細書に記載されており、それらには特開昭5
9−178749、60−86017及び63−107
122に従って酸性アルコール媒体中でアルコキシ又は
アシルオキシシランを加水分解することにより製造され
た樹脂が含まれる。
397号明細書に記載されており、それらには特開昭5
9−178749、60−86017及び63−107
122に従って酸性アルコール媒体中でアルコキシ又は
アシルオキシシランを加水分解することにより製造され
た樹脂が含まれる。
【0019】樹脂状重合体の溶液は、溶媒又は溶媒混合
物中にプレセラミック珪素含有樹脂を単に溶解又は分散
させることにより形成する。用いることができる幾つか
の適当な溶媒は、ベンゼン、トルエン及びキシレンのよ
うな芳香族炭化水素;n−ヘプタン、ヘキサン、オクタ
ン及びドデカンのようなアルカン;メチルエチルケトン
又はメチルイソブチルケトン(MIBK)のようなケト
ン;ヘキサメチルジシロキサン及びオクタメチルトリシ
ロキサンのような線状ポリジメチルシロキサン;オクタ
メチルシクロテトラシロキサン及びデカメチルシクロペ
ンタシロキサンのような環式ポリジメチルシロキサン;
酢酸ブチル及び酢酸イソアミルのようなエステル;又は
ジエチルエーテル及びヘキシルエーテルのようなエーテ
ルである。
物中にプレセラミック珪素含有樹脂を単に溶解又は分散
させることにより形成する。用いることができる幾つか
の適当な溶媒は、ベンゼン、トルエン及びキシレンのよ
うな芳香族炭化水素;n−ヘプタン、ヘキサン、オクタ
ン及びドデカンのようなアルカン;メチルエチルケトン
又はメチルイソブチルケトン(MIBK)のようなケト
ン;ヘキサメチルジシロキサン及びオクタメチルトリシ
ロキサンのような線状ポリジメチルシロキサン;オクタ
メチルシクロテトラシロキサン及びデカメチルシクロペ
ンタシロキサンのような環式ポリジメチルシロキサン;
酢酸ブチル及び酢酸イソアミルのようなエステル;又は
ジエチルエーテル及びヘキシルエーテルのようなエーテ
ルである。
【0020】一般に、充分な溶媒を用いて溶液を形成す
るが、このような溶液の固体含有量は樹脂10〜85重
量%の範囲であるのが典型的である。メタノール、エタ
ノール、又はイソプロパノールのようなOH基を含む少
量の溶媒を添加することによりこれらの溶液からゲルを
製造することもできる。少量の水を用いてもよい。どち
らの場合でも、典型的には10-4〜10-2体積%のこの
添加物(アルコール又は水)で、溶液のゲル化を起こす
のに充分である。
るが、このような溶液の固体含有量は樹脂10〜85重
量%の範囲であるのが典型的である。メタノール、エタ
ノール、又はイソプロパノールのようなOH基を含む少
量の溶媒を添加することによりこれらの溶液からゲルを
製造することもできる。少量の水を用いてもよい。どち
らの場合でも、典型的には10-4〜10-2体積%のこの
添加物(アルコール又は水)で、溶液のゲル化を起こす
のに充分である。
【0021】後の実施例で言及する粉末状の樹脂及び樹
脂ゲルは、一般にこれらの方法に従って製造された。
脂ゲルは、一般にこれらの方法に従って製造された。
【0022】一連の実験室での実験により、約2〜10
0キロダルトン(kDa)の分子量分布を有する粉末状
の水素シルセスキオキサン樹脂は、窒素レーザーパルス
から得られた337nmの波長のUV光で励起すると、
弱い青色ホトルミネッセンスを示すことが観察された。
0キロダルトン(kDa)の分子量分布を有する粉末状
の水素シルセスキオキサン樹脂は、窒素レーザーパルス
から得られた337nmの波長のUV光で励起すると、
弱い青色ホトルミネッセンスを示すことが観察された。
【0023】H−樹脂をメチルイソブチルケトン中に入
れた溶液からH−樹脂のゲルを調製した場合、そのゲル
もホトルミネッセンスを示した。ゲルのホトルミネッセ
ンスは、H−樹脂粉末自身のホトルミネッセンスよりも
幾らか強く、ゲルのホトルミネッセンスはH−樹脂粉末
自身のホトルミネッセンスと比較して一層大きな彩度を
有した。しかし、ゲルのホトルミネッセンスとH−樹脂
粉末のホトルミネッセンスの両方共、肉眼には青みがか
った緑色に見えた。
れた溶液からH−樹脂のゲルを調製した場合、そのゲル
もホトルミネッセンスを示した。ゲルのホトルミネッセ
ンスは、H−樹脂粉末自身のホトルミネッセンスよりも
幾らか強く、ゲルのホトルミネッセンスはH−樹脂粉末
自身のホトルミネッセンスと比較して一層大きな彩度を
有した。しかし、ゲルのホトルミネッセンスとH−樹脂
粉末のホトルミネッセンスの両方共、肉眼には青みがか
った緑色に見えた。
【0024】酸素中、400℃でのH−樹脂粉末の熱分
解による転化及びH−樹脂ゲルの熱分解による転化によ
り、アクアマリン深青色のホトルミネッセンスが観察さ
れ、それは未硬化物質によって示されるホトルミネッセ
ンスよりも強かった。
解による転化及びH−樹脂ゲルの熱分解による転化によ
り、アクアマリン深青色のホトルミネッセンスが観察さ
れ、それは未硬化物質によって示されるホトルミネッセ
ンスよりも強かった。
【0025】H−樹脂ゲルの熱分解転化を、酸素中、5
00℃で行ったところ、400℃で処理したH−樹脂ゲ
ルと比較して非常に強い青色ホトルミネッセンスを示す
物体が得られた。
00℃で行ったところ、400℃で処理したH−樹脂ゲ
ルと比較して非常に強い青色ホトルミネッセンスを示す
物体が得られた。
【0026】酸素の代わりに窒素中でH−樹脂ゲルの熱
分解転化を500℃で行ったところ、その物体は、40
0℃で処理したH−樹脂に比較して、幾らか弱いもの
の、同様に強い青色ホトルミネッセンスを示した。
分解転化を500℃で行ったところ、その物体は、40
0℃で処理したH−樹脂に比較して、幾らか弱いもの
の、同様に強い青色ホトルミネッセンスを示した。
【0027】しかし、H−樹脂ゲルを酸素中で600℃
の温度で転化したところ、その物体は黄褐色に変わった
が、それは溶媒残渣から形成された炭素に起因するもの
であり、500℃で硬化したH−樹脂ゲルのホトルミネ
ッセンス強度に比較して、そのホトルミネッセンス強度
は低下した。
の温度で転化したところ、その物体は黄褐色に変わった
が、それは溶媒残渣から形成された炭素に起因するもの
であり、500℃で硬化したH−樹脂ゲルのホトルミネ
ッセンス強度に比較して、そのホトルミネッセンス強度
は低下した。
【0028】市販されている幾つかの珪素含有化合物の
ホトルミネッセンス性も、本発明により製造された物体
のホトルミネッセンス性と比較し、500℃で熱分解し
た本発明によるH−樹脂ゲルが、337nmのUV光を
用いた同一励起条件下、最も強い発光を示すことが判明
した。
ホトルミネッセンス性も、本発明により製造された物体
のホトルミネッセンス性と比較し、500℃で熱分解し
た本発明によるH−樹脂ゲルが、337nmのUV光を
用いた同一励起条件下、最も強い発光を示すことが判明
した。
【0029】次の表Iは、試験した幾つかの物質の観察
されたホトルミネッセンスの発光強度及び色、即ち色調
についての定性的比較を示している。表Iでは、Phは
フェニル基、−C6 H5 を示し、Meはメチル基、−C
H3 を示す。励起は、N2レーザーパルス、337n
m、2×1014ホトン/パルスを用いることにより与え
られた。
されたホトルミネッセンスの発光強度及び色、即ち色調
についての定性的比較を示している。表Iでは、Phは
フェニル基、−C6 H5 を示し、Meはメチル基、−C
H3 を示す。励起は、N2レーザーパルス、337n
m、2×1014ホトン/パルスを用いることにより与え
られた。
【0030】
【表1】 表I 物質 発光強度 色調 ジメチルシラン フェニルメチルシラン 共重合体PSS−120 [Me2 Si/PhMeSi]n 中 白緑色 ジメチルシラン フェニルメチルシラン 共重合体PSS−400 [Me2 Si/PhMeSi]n 弱 白緑色 ペンタフェニルシクロ− ペンタシロキサン[PhHSiO]5 中 透明白青色 オクタフェニルシクロ− テトラシロキサン[Ph2 SiO]4 弱 透明白青色 MIBK中に入れたH−樹脂ゲル 弱 透明白青色 ポリメチルシラン[−Me2 Si−]n 弱 透明白青色 熱分解H−樹脂ゲル(シリカ) 400℃、O2 強 アクアマリン青色 カルボシル(CarboSil)(登録商標名) L−90ヒュームドシリカ 弱 アクアマリン青色 カルボシルEH−5(登録商標名) ヒュームドシリカ 弱 アクアマリン青色 ヘキサフェニルジシラン Ph6 Si2 強 アクアマリン深青色 ミンシル(MinSil)(登録商標名) 600ヒュームドシリカ 弱 アクアマリン深青色 ポリジフェニルシラン [−Ph2 Si−]5 弱 アクアマリン深青色 ヘキサフェニルシクロ トリシロキサン[Ph2 SiO]3 強 深い濃紺色 ジフェニルシランジオール Ph2 Si(OH)2 弱 深い濃紺色 ジフェニルジメトキシシラン Ph2 Si(OMe)2 弱 深い濃紺色
【0031】表Iで、カルボシルは、イリノイ州タスコ
ラのキャボット社(Cabot Corporation)の商標名であ
り、ミンシルは、ミネソタ州ミネアボリスのミンコ・プ
ロダクツ社(Minco Products Incorporated)の商標名で
ある。
ラのキャボット社(Cabot Corporation)の商標名であ
り、ミンシルは、ミネソタ州ミネアボリスのミンコ・プ
ロダクツ社(Minco Products Incorporated)の商標名で
ある。
【0032】次の化合物は、表Iの化合物を検査するの
に用いた条件下ではホトルミネッセンスを示さないこと
も決定された。即ち、フェニルジクロロシラン、PhH
SiCl2 ;オクタメチルシクロテトラシロキサン、
[Me2 SiO]4 ;デカメチルシクロペンタシロキサ
ン、[Me2 SiO]5 ;及びドデカメチルシクロヘキ
サシロキサン、[Me2 SiO]6 。
に用いた条件下ではホトルミネッセンスを示さないこと
も決定された。即ち、フェニルジクロロシラン、PhH
SiCl2 ;オクタメチルシクロテトラシロキサン、
[Me2 SiO]4 ;デカメチルシクロペンタシロキサ
ン、[Me2 SiO]5 ;及びドデカメチルシクロヘキ
サシロキサン、[Me2 SiO]6 。
【0033】本発明による物体の発光特性の一例とし
て、上記手順に従い、空気中で3時間400℃で熱分解
したH−樹脂ゲルから製造したH−樹脂の発光スペクト
ルを、電磁波スペクトルの近紫外領域(即ち、200〜
400nm)及び電磁波スペクトルの可視領域(即ち、
400〜800nm)で、300nmの光による励起に
より77°Kで測定した。発光は430nmで広いピー
クを示し、それは可視スペクトルの青色領域中にあっ
た。走査電子顕微鏡(SEM)は、このホトルミネッセ
ンス物体が、1μの範囲よりもかなり小さい粒径特徴を
有する高度に多孔質の構造を持つことを示していた。
て、上記手順に従い、空気中で3時間400℃で熱分解
したH−樹脂ゲルから製造したH−樹脂の発光スペクト
ルを、電磁波スペクトルの近紫外領域(即ち、200〜
400nm)及び電磁波スペクトルの可視領域(即ち、
400〜800nm)で、300nmの光による励起に
より77°Kで測定した。発光は430nmで広いピー
クを示し、それは可視スペクトルの青色領域中にあっ
た。走査電子顕微鏡(SEM)は、このホトルミネッセ
ンス物体が、1μの範囲よりもかなり小さい粒径特徴を
有する高度に多孔質の構造を持つことを示していた。
【0034】そのような固体の熱分解H−樹脂は、有機
芳香族分子のホトルミネッセンス性と同等のホトルミネ
ッセンス性を与えることができる唯一の完全に無機の珪
素含有化合物を構成すると考えられる。更に、かかるH
−樹脂は、殆どの化合物によって容易には到達すること
ができない可視スペクトルの青色領域内の光を発する。
これらの利点のため、それら物体はデーター処理及びコ
ンピューター装置のための平面パネルカラー表示器で有
用である。
芳香族分子のホトルミネッセンス性と同等のホトルミネ
ッセンス性を与えることができる唯一の完全に無機の珪
素含有化合物を構成すると考えられる。更に、かかるH
−樹脂は、殆どの化合物によって容易には到達すること
ができない可視スペクトルの青色領域内の光を発する。
これらの利点のため、それら物体はデーター処理及びコ
ンピューター装置のための平面パネルカラー表示器で有
用である。
【0035】この例は、未硬化H−樹脂について観察さ
れたホトルミネッセンスよりも2桁の数値の増大を示し
ている。それは、燐光最大値の位置及び減衰時間定数に
より、酸素硬化H−樹脂中に二つの異なった発光中心が
存在することが確認されたことも示している。
れたホトルミネッセンスよりも2桁の数値の増大を示し
ている。それは、燐光最大値の位置及び減衰時間定数に
より、酸素硬化H−樹脂中に二つの異なった発光中心が
存在することが確認されたことも示している。
【0036】即ち、或る量のH−樹脂を、酸素雰囲気中
420℃の温度に2.5時間曝すことにより硬化した。
その手順は、粉末状のH−樹脂を石英坩堝中にゆるく詰
め、次にその坩堝を、酸素で炉をパージしながら、炉中
の記載の温度になっている底壁の3cm上方の所へ入れ
ることから成っていた。試料を炉から取り出した時、そ
れは溶融したように表面が非常に滑らかになっており、
非常に白い外観を持っていた。その表面の下のH−樹脂
試料の内部は非常に多孔質で、ゆるく詰まっていた。そ
の中心部には、黄色味を帯びた色に見える毛羽立った部
分があった。その試料を337nmの光で照射すると、
緻密な物質は非常に強い青色のホトルミネッセンスを示
し、それは対応する未硬化H−樹脂よりも遥かに強かっ
た。しかし、毛羽立った内部の部分は、同じ励起条件で
明らかに青色ではない白黄色に似たホトルミネッセンス
を示した。この物質の毛羽立った内部部分は燐光を示さ
なかったが、その物質の表面の所の緻密な部分は、室温
で2〜3秒の寿命を持つ長い緑色を帯びた成分を明らか
に示していた。
420℃の温度に2.5時間曝すことにより硬化した。
その手順は、粉末状のH−樹脂を石英坩堝中にゆるく詰
め、次にその坩堝を、酸素で炉をパージしながら、炉中
の記載の温度になっている底壁の3cm上方の所へ入れ
ることから成っていた。試料を炉から取り出した時、そ
れは溶融したように表面が非常に滑らかになっており、
非常に白い外観を持っていた。その表面の下のH−樹脂
試料の内部は非常に多孔質で、ゆるく詰まっていた。そ
の中心部には、黄色味を帯びた色に見える毛羽立った部
分があった。その試料を337nmの光で照射すると、
緻密な物質は非常に強い青色のホトルミネッセンスを示
し、それは対応する未硬化H−樹脂よりも遥かに強かっ
た。しかし、毛羽立った内部の部分は、同じ励起条件で
明らかに青色ではない白黄色に似たホトルミネッセンス
を示した。この物質の毛羽立った内部部分は燐光を示さ
なかったが、その物質の表面の所の緻密な部分は、室温
で2〜3秒の寿命を持つ長い緑色を帯びた成分を明らか
に示していた。
【0037】その試料をフラッシュランプによる320
nmの波長で励起し、ランプトリガー後、50μs(マ
イクロ秒)の遅延時間でホトルミネッセンス強度を測定
することにより燐光スペクトルを得た。燐光は、硬化物
体の場合470nmで最大の強度を示したが、未硬化H
−樹脂は同じ条件下で本質的に燐光を示さなかった。転
化H−樹脂は室温で470nm〜500nmの範囲の最
大値を持つ燐光を示し、未転化H−樹脂は有意の燐光を
示さなかったので、転化処理が長寿命のルミネッセンス
を特徴とする新しい電子状態を生ずるものと考えられ
る。
nmの波長で励起し、ランプトリガー後、50μs(マ
イクロ秒)の遅延時間でホトルミネッセンス強度を測定
することにより燐光スペクトルを得た。燐光は、硬化物
体の場合470nmで最大の強度を示したが、未硬化H
−樹脂は同じ条件下で本質的に燐光を示さなかった。転
化H−樹脂は室温で470nm〜500nmの範囲の最
大値を持つ燐光を示し、未転化H−樹脂は有意の燐光を
示さなかったので、転化処理が長寿命のルミネッセンス
を特徴とする新しい電子状態を生ずるものと考えられ
る。
【0038】このルミネッセンス放射の時定数を、励起
光パルス後の時間の関数として発光強度の減衰から求め
たところ、室温で得られた値は40ms(ミリ秒)であ
った。第二のルミネッセンス中心は、硬化H−樹脂物体
を320nmの代わりに360nmで励起した時にその
中に確認された。これらの条件下で560nmの波長で
最大発光が見られ、この中心の寿命は15msであっ
た。
光パルス後の時間の関数として発光強度の減衰から求め
たところ、室温で得られた値は40ms(ミリ秒)であ
った。第二のルミネッセンス中心は、硬化H−樹脂物体
を320nmの代わりに360nmで励起した時にその
中に確認された。これらの条件下で560nmの波長で
最大発光が見られ、この中心の寿命は15msであっ
た。
【0039】下の表IIは、これらの結果を要約したもの
である。
である。
【0040】
【表2】 表II 硬化H−樹脂の燐光 (遅延時間50μs、室温で測定) 励起波長 λexec [nm] 320 360 励起エネルギー hν [eV] 3.9 3.4 最大発光 λe,mx [nm] 495 560 減衰時定数 λph [ms] 40 15
【0041】この実施例は、酸素硬化H−樹脂について
可視燐光の長い時定数の存在及び定量化を例示する。
可視燐光の長い時定数の存在及び定量化を例示する。
【0042】即ち、発光中心の数及びスペクトル特性を
決定することを目的として、H−樹脂ゲルから製造した
酸素硬化H−樹脂についての燐光減衰時定数を決定する
ための測定を行なった。λ=280nmで励起した後に
全発光スペクトルを、励起フラッシュ後の遅延時間の経
過とともに記録した。スペクトル分布は0.1msと2
sとの間では変化せず、最大発光はλ=438nmの波
長の所で起きたことが確認された。さもなければ、スペ
クトル分布は、650nmの方へ尾を引く広い無特徴の
(featureless)帯からなっていた。励起後の遅延時間の
長い場合における438nmでの燐光強度対時間の片対
数プロットは、発光過程が一つより多い時定数によって
特徴づけられ、従って、減衰機構は単一の電子状態によ
って表すことはできないことを示していた。むしろ、λ
=280nmでの励起後の減衰時間に対する最大発光
(λ=438nm)での蛍光強度の片対数プロットで見
られるように、実験データは、τ1 =90.7μsの短
い時定数及びτ2 =3.44sの長い時定数によって、
一層正確に記述される。このプロットから、長い時間、
即ちt>500msで、データ点が直線上に乗り、指数
関数的減衰を示していることが分かった。より短い時間
の場合には、異なった減衰過程が優勢であった。データ
は、全時間範囲に亙って分岐することなく、相関係数r
=0.9995で二重指数関数に適合していた。τ2 =
3.44sという大きな値は、337nm窒素レーザー
パルスを用いて励起し終わった後、肉眼で数秒間継続す
る燐光を観察できることを説明するものである。
決定することを目的として、H−樹脂ゲルから製造した
酸素硬化H−樹脂についての燐光減衰時定数を決定する
ための測定を行なった。λ=280nmで励起した後に
全発光スペクトルを、励起フラッシュ後の遅延時間の経
過とともに記録した。スペクトル分布は0.1msと2
sとの間では変化せず、最大発光はλ=438nmの波
長の所で起きたことが確認された。さもなければ、スペ
クトル分布は、650nmの方へ尾を引く広い無特徴の
(featureless)帯からなっていた。励起後の遅延時間の
長い場合における438nmでの燐光強度対時間の片対
数プロットは、発光過程が一つより多い時定数によって
特徴づけられ、従って、減衰機構は単一の電子状態によ
って表すことはできないことを示していた。むしろ、λ
=280nmでの励起後の減衰時間に対する最大発光
(λ=438nm)での蛍光強度の片対数プロットで見
られるように、実験データは、τ1 =90.7μsの短
い時定数及びτ2 =3.44sの長い時定数によって、
一層正確に記述される。このプロットから、長い時間、
即ちt>500msで、データ点が直線上に乗り、指数
関数的減衰を示していることが分かった。より短い時間
の場合には、異なった減衰過程が優勢であった。データ
は、全時間範囲に亙って分岐することなく、相関係数r
=0.9995で二重指数関数に適合していた。τ2 =
3.44sという大きな値は、337nm窒素レーザー
パルスを用いて励起し終わった後、肉眼で数秒間継続す
る燐光を観察できることを説明するものである。
Claims (3)
- 【請求項1】 (i) 粉末状のH−樹脂を坩堝の中で
酸素中、前記樹脂を少なくとも400℃の温度へ迅速に
加熱し、その温度を2時間維持することにより熱分解す
る工程、又は(ii) H−樹脂を溶媒に入れた溶液から
ゲルを調製し、前記ゲルを酸素中で少なくとも400℃
の温度に2時間加熱することにより熱分解する工程、を
含む、ホトルミネッセンス物体の製造方法。 - 【請求項2】 (i)又は(ii)で調製したホトルミネ
ッセンス物体を、異なったガス中で少なくとも400℃
の温度に2時間加熱することにより更に熱分解する付加
的工程(iii)を含む、請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 請求項1に記載の方法により得られたホ
トルミネッセンス物体。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US09/019,603 US6018002A (en) | 1998-02-06 | 1998-02-06 | Photoluminescent material from hydrogen silsesquioxane resin |
US019603 | 1998-02-06 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11279545A true JPH11279545A (ja) | 1999-10-12 |
Family
ID=21794078
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11030493A Withdrawn JPH11279545A (ja) | 1998-02-06 | 1999-02-08 | 水素シルセスキオキサン樹脂からのホトルミネッセンス物体 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US6018002A (ja) |
EP (1) | EP0934993B1 (ja) |
JP (1) | JPH11279545A (ja) |
KR (1) | KR19990072448A (ja) |
DE (1) | DE69902702T2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005220351A (ja) * | 2004-01-27 | 2005-08-18 | Samsung Sdi Co Ltd | ポリシルセスキオキサン系化合物及びこれを利用した有機電界発光素子 |
JP2012207094A (ja) * | 2011-03-29 | 2012-10-25 | Osaka Prefecture Univ | 蛍光体およびその製造方法 |
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US6517958B1 (en) * | 2000-07-14 | 2003-02-11 | Canon Kabushiki Kaisha | Organic-inorganic hybrid light emitting devices (HLED) |
US20050123760A1 (en) * | 2003-10-15 | 2005-06-09 | Cammack J. K. | Light-emitting nanoparticle compositions |
JP5385903B2 (ja) * | 2007-07-05 | 2014-01-08 | 日東電工株式会社 | 発光素子および発光組成物 |
US20090179552A1 (en) | 2007-11-15 | 2009-07-16 | Jesse Froehlich | Light emitting devices and compositions |
JP2012505298A (ja) * | 2008-10-13 | 2012-03-01 | 日東電工株式会社 | 印刷可能な発光組成物 |
CN115746838B (zh) * | 2022-11-18 | 2024-01-30 | 电子科技大学长三角研究院(湖州) | 一种新型蓝绿色荧光粉的制备方法及其应用 |
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---|---|---|---|---|
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US4756977A (en) * | 1986-12-03 | 1988-07-12 | Dow Corning Corporation | Multilayer ceramics from hydrogen silsesquioxane |
US4847162A (en) * | 1987-12-28 | 1989-07-11 | Dow Corning Corporation | Multilayer ceramics coatings from the ceramification of hydrogen silsequioxane resin in the presence of ammonia |
US4999397A (en) * | 1989-07-28 | 1991-03-12 | Dow Corning Corporation | Metastable silane hydrolyzates and process for their preparation |
US5010159A (en) * | 1989-09-01 | 1991-04-23 | Dow Corning Corporation | Process for the synthesis of soluble, condensed hydridosilicon resins containing low levels of silanol |
CA2027031A1 (en) * | 1989-10-18 | 1991-04-19 | Loren A. Haluska | Hermetic substrate coatings in an inert gas atmosphere |
US4973526A (en) * | 1990-02-15 | 1990-11-27 | Dow Corning Corporation | Method of forming ceramic coatings and resulting articles |
US5059448A (en) * | 1990-06-18 | 1991-10-22 | Dow Corning Corporation | Rapid thermal process for obtaining silica coatings |
US5145723A (en) * | 1991-06-05 | 1992-09-08 | Dow Corning Corporation | Process for coating a substrate with silica |
JP3174416B2 (ja) * | 1992-12-10 | 2001-06-11 | ダウ・コ−ニング・コ−ポレ−ション | 酸化ケイ素膜の形成方法 |
JP3174417B2 (ja) * | 1992-12-11 | 2001-06-11 | ダウ・コ−ニング・コ−ポレ−ション | 酸化ケイ素膜の形成方法 |
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TW387924B (en) * | 1993-07-19 | 2000-04-21 | Dow Corning | A method of forming a coating on optical fiber with hydrogen silsesquioxane resin |
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US5403748A (en) * | 1993-10-04 | 1995-04-04 | Dow Corning Corporation | Detection of reactive gases |
US5501875A (en) * | 1994-12-27 | 1996-03-26 | Dow Corning Corporation | Metal coated silica precursor powders |
CA2175433A1 (en) * | 1995-05-11 | 1996-11-12 | Gregg Alan Zank | Ceramic matrix composites using modified hydrogen silsesquioxane resin |
US5508238A (en) * | 1995-05-11 | 1996-04-16 | Dow Corning Corporation | Monolithic ceramic bodies using modified hydrogen silsesquioxane resin |
JP3070450B2 (ja) * | 1995-07-14 | 2000-07-31 | ヤマハ株式会社 | 多層配線形成法 |
US5693565A (en) * | 1996-07-15 | 1997-12-02 | Dow Corning Corporation | Semiconductor chips suitable for known good die testing |
-
1998
- 1998-02-06 US US09/019,603 patent/US6018002A/en not_active Expired - Fee Related
-
1999
- 1999-02-05 KR KR1019990003923A patent/KR19990072448A/ko not_active Application Discontinuation
- 1999-02-06 DE DE69902702T patent/DE69902702T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1999-02-06 EP EP99102342A patent/EP0934993B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1999-02-08 JP JP11030493A patent/JPH11279545A/ja not_active Withdrawn
- 1999-07-19 US US09/356,874 patent/US6184304B1/en not_active Expired - Fee Related
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0934993B1 (en) | 2002-09-04 |
US6018002A (en) | 2000-01-25 |
US6184304B1 (en) | 2001-02-06 |
DE69902702T2 (de) | 2003-05-28 |
DE69902702D1 (de) | 2002-10-10 |
KR19990072448A (ko) | 1999-09-27 |
EP0934993A1 (en) | 1999-08-11 |
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---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
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