JPH11279263A - ポリエチレン−アミン、ピペラジンおよび脱アミン化されたビス−(p−アミノシクロヘキシル)メタンの混合物をベースとするポリアミンキュアリング剤 - Google Patents

ポリエチレン−アミン、ピペラジンおよび脱アミン化されたビス−(p−アミノシクロヘキシル)メタンの混合物をベースとするポリアミンキュアリング剤

Info

Publication number
JPH11279263A
JPH11279263A JP10344107A JP34410798A JPH11279263A JP H11279263 A JPH11279263 A JP H11279263A JP 10344107 A JP10344107 A JP 10344107A JP 34410798 A JP34410798 A JP 34410798A JP H11279263 A JPH11279263 A JP H11279263A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
piperazine
curing agent
polyethyleneamine
polyamine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10344107A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3545956B2 (ja
Inventor
Dilipukmar Nandlal Shah
デイリプクマール・ナンドラル・シヤー
William Edward Starner
ウイリアム・エドワード・スターナー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Air Products and Chemicals Inc
Original Assignee
Air Products and Chemicals Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Air Products and Chemicals Inc filed Critical Air Products and Chemicals Inc
Publication of JPH11279263A publication Critical patent/JPH11279263A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3545956B2 publication Critical patent/JP3545956B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G69/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic amide link in the main chain of the macromolecule
    • C08G69/02Polyamides derived from amino-carboxylic acids or from polyamines and polycarboxylic acids
    • C08G69/26Polyamides derived from amino-carboxylic acids or from polyamines and polycarboxylic acids derived from polyamines and polycarboxylic acids
    • C08G69/34Polyamides derived from amino-carboxylic acids or from polyamines and polycarboxylic acids derived from polyamines and polycarboxylic acids using polymerised unsaturated fatty acids
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G59/00Polycondensates containing more than one epoxy group per molecule; Macromolecules obtained by polymerising compounds containing more than one epoxy group per molecule using curing agents or catalysts which react with the epoxy groups
    • C08G59/18Macromolecules obtained by polymerising compounds containing more than one epoxy group per molecule using curing agents or catalysts which react with the epoxy groups ; e.g. general methods of curing
    • C08G59/40Macromolecules obtained by polymerising compounds containing more than one epoxy group per molecule using curing agents or catalysts which react with the epoxy groups ; e.g. general methods of curing characterised by the curing agents used
    • C08G59/50Amines
    • C08G59/5026Amines cycloaliphatic
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L63/00Compositions of epoxy resins; Compositions of derivatives of epoxy resins

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Epoxy Resins (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 接着性のエポキシ樹脂組成物をキュアリング
するために有用な、脱アミンされたビス−(p−アミノ
シクロヘキシル)メタン組成物(DeAms)と配合さ
れたアミンを末端とするポリアミド樹脂のキュアリング
組成物の提供。 【解決手段】 このポリアミドは脂肪モノ−酸、二量体
酸、ポリエチレンアミンおよび、ピペラジンまたはアル
キル鎖がC2〜C6アルキル鎖であるN−アミノアルキル
ピペラジンであるピペラジン環を含むポリアミンの組み
合わせからなり、脂肪モノ−酸と二量体酸との当量比は
約0.001:1〜約1.1の範囲にあってよく、ピペラ
ジン環を含むポリアミンとポリエチレンアミンとのモル
比は約0.1:1〜約1:1の範囲にあってよくまたポ
リアミンのモル数と酸の当量との比は約0.6:1〜約
1.2:1の範囲にあってよい。DeAmsはポリアミ
ドに基づき2〜40wt%配合される。このキュアリング
剤を含む接着剤組成物もまた開示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明は接着剤製品を製造するのに有用
な、エポキシ樹脂のためのポリアミド硬化剤に関する。
【0002】
【発明の背景】周囲温度での硬化および熱硬化に応用す
るように企図された多くのエポキシ接着剤には、単独の
あるいはいくつかの場合には他のキュアリング剤と組み
合わされたポリアミドがキュアリング剤として使用され
る。ポリアミドは二量体化された脂肪酸(二量体酸)お
よびポリエチレンアミンならびに、通常ただし必要に応
じて、単量体脂肪酸の反応生成物からなる。二量体酸は
ある種の単量体脂肪酸、通常はトール油脂肪酸(TOF
A)のオリゴマー化によって製造されるが、時には別な
植物酸で代替される。商業的製品は一般にほとんど(>
70%)が二量体からなり、残りは少量の(一般に5%
より少ない)単量体脂肪酸とともに三量体および高級な
オリゴマーからなる。ジエチレントリアミン(DET
A)、トリエチレンテトラミン(TETA)、テトラエ
チレンペンタミン(TEPA)、またはペンタエチレン
ヘキサミン(PEHA)のようなより高級な任意のポリ
エチレンアミンがポリアミドの製造に使用できるが、実
際の商業的実施で最も普通に使用されるポリエチレンア
ミンはTETAである。
【0003】ポリアミドが使用されるのはそれが、出発
物質の脂肪族的性質によって付与される疎水性におそら
く基づく優れた可撓性、接着性および耐水性を有する接
着剤の処方を可能とするためである。それにもかかわら
ず、ポリアミドキュアリング剤のいくつかの特性は改善
によって有利なものとなるであろう。接着剤に応用する
のに好適なポリアミドキュアリング剤は比較的大きな粘
度を有する。多くの理由のため、接着剤中に使用される
エポキシ樹脂バインダーの粘度は低下させる必要があ
る。第1の理由には塗布の容易さおよび接着剤処方物中
に使用される充填材の量を増大できる能力が含まれる。
ポリアミドキュアリング剤の粘度を低下させるための試
みには、低粘度ポリアミドキュアリング剤並びに低粘度
可塑化剤および変性剤の使用が含まれる。しかしながら
これらの変改はこのような物質を用いる接着剤処方物の
特性に悪影響を与える。
【0004】US 2,450,940およびUS 2,7
05,223はともに、二量体化されたまたは重合され
た脂肪酸をエチレンジアミン(EDA)およびDETA
のようなポリエチレンアミンと縮合することによる、エ
ポキシ樹脂を硬化するのに有用なポリアミドの製造につ
いて記載している。US 5,021,482は重合脂肪
酸と、ポリアルキレンポリアミンおよびN−アミノアル
キルピペラジン、望ましくはN−アミノエチルピペラジ
ン(AEP)からなるアミンの混合物とからのポリアミ
ドの製造について記載している。ポリアミドはPVCプ
ラスチゾルのための接着促進剤として利用される。この
ような接着促進剤中のアミンの含有率が高いとこのよう
なプラスチゾルに施されるトップコート中で使用される
酸触媒がそこなわれるので、この発明では約225より
小さいアミン価を有するポリアミドの調製が指向されて
いる。この低いアミン価を達成するために利用されるア
ミンの重量百分率は30%より少なく、望ましくは25
%より少ない。US 5,021,482において製造さ
れるまぜもののないポリアミドの粘度は報じられていな
いが、実施例1の生成物の粘度は、組成物中の重合され
た脂肪酸295gにつき1モルの水が失われると仮定す
ると、計算上の固形物がただの50%のとき25℃で
8,880cpである。従ってこの生成物の粘度は極めて
大きく、環境規制上の要求のため限定された量の溶媒し
か最終的コーティング処方物中で利用できない現今のコ
ーティングへの応用ではほとんど価値がない。
【0005】CS 266519は、カルボン酸(平均
分子量146〜150)を、20〜90%の脂肪族ポリ
アミンH2N(CH2CH2NHCH2CH2)1-4NH2と1
0〜80%の複素環ポリアミンH2N(CH2CH2NH)
0-4CH2CH2Z(CH2CH2N)0-4Hからなるポリアミ
ンと縮合することにより製造される極めて広汎な範囲の
ポリアミド樹脂を開示している。
【0006】
【発明の概要】脂肪モノ−酸、二量体酸、ポリエチレン
アミンおよび、ピペラジンおよびN−アミノアルキルピ
ペラジンからなる群から選択されるピペラジン環を含む
ポリアミンの反応生成物からなるポリアミド組成物中
に、脱アミン化されたビス−(p−アミノシクロヘキシ
ル)メタン組成物(DeAms)に配合すると、現有技
術のポリアミドよりも粘度が著しく低くまた同等な接着
性を有するエポキシ接着剤組成物となるポリアミドキュ
アリング剤組成物が生成する。さらにまた、このポリア
ミド/DeAms組成物をエポキシ接着剤をエポキシ接
着剤組成物に配合すると現有技術のポリアミドより乾燥
速度が大きくまた湿潤性が改良されている接着剤が得ら
れる。
【0007】
【発明の詳述】本発明で使用される脂肪モノ−酸は0〜
約4単位の不飽和を含むC12〜C22のモノカルボン酸か
ら主としてなるものである。このような脂肪酸は通常、
天然産品のトリグリセリドから誘導される混合物であろ
う。ステアリン酸、パルミチン酸、オレイン酸、リノー
ル酸、リノレン酸などの純粋な脂肪酸またはその混合物
もまた、これらの脂肪酸のいずれかの様々なエステル特
にグリセロールおよび脂肪酸のC1〜C4エステルおよび
トリグリセリドエステルと同様に使用されることができ
る。同様に単量体酸としても知られるイソステアリン酸
も有用である。単量体酸は、二量体酸の製造から得られ
るほとんどC18脂肪族のモノ−酸画分である。好ましい
脂肪酸はトール油脂肪酸および大豆脂肪酸である。最も
好ましい脂肪酸はトール油脂肪酸である。
【0008】「二量体化された」または「二量体」また
は「重合された」脂肪酸とは不飽和脂肪酸から得られる
重合された酸を一般にさす。これは1993年、ニュー
ヨークのWiley刊のJ.I. Kroschwitz編、 Kirk-Othmer En
cyclopedia of Chemical Technology 第4版、第8巻、
223〜237ページのT.E. Breuerの「Dimer Acids」中に一
層詳細に記載されている。これは加圧下で脂肪酸を重合
させそして未反応の脂肪モノ−酸のほとんどを蒸溜によ
って除去することにより製造される。最終的な二量体酸
生成物は通常、いくらかの脂肪モノ−酸、ほとんどの二
量体酸、そして三量体酸およびより高級な酸からなる。
二量体酸生成物は脂肪モノ−酸の水準が様々に制御され
るように製造することができる。二量体酸の三量体酸お
よびより高級な酸に対する比率は処理条件および不飽和
酸供給原料の如何によって変化しうる。二量体酸は例え
ば水素化によってさらに処理されてもよく、これによっ
て生成物の不飽和度および色が減少する。本発明の目的
にとって好適なのはモノ−酸含有率が0〜約26wt%で
あり、二量体酸含有率が約30〜97wt%であり、そし
て三量体酸および重合度のより高い重合体酸の含有率が
約3〜70wt%である二量体酸である。しかしながら三
量体酸の量が増加するにつれ、当業者に知られているよ
うに三量体酸およびより高級な脂肪酸のより大きな官能
性によって生成物の分枝がより多くなりまた分子量が増
加するので、最終製品を所望の粘度に保つためにポリア
ミンの量および/または脂肪モノ−酸の量を増加させる
ことが必要となりうる。二量体酸のエステル、特にC1
〜C4アルキルエステルもまた本発明で使用されてよ
い。
【0009】好ましい二量体酸は、TOFA、大豆脂肪
酸、菜種油脂肪酸などのような源泉から得られる不飽和
脂肪酸、オレイン酸およびリノール酸などから例えばつ
くられる、二量体酸が75%〜90%の範囲にある組成
物であり、また最も好ましいものはEmpol 1018およびEm
pol 1019二量体酸(Henkel Corp.)、Sylvadym T-18二
量体酸(Arizona Chem.)およびUnidyme 18二量体酸(U
nion Camp)である。
【0010】反応混合物中の脂肪モノ−酸の二量体酸と
の当量比は約0.001:1〜約1:1、望ましくは0.
05:1〜0.35:1そして最も望ましくは0.15:
1〜0.25:1で変化してよい。酸の当量は当業者の
熟知するようにアルコール性水酸化物で滴定することに
よって得ることができる。脂肪モノ−酸は別個に添加さ
れうる、反応混合物の必要な成分であるが、この必須的
な脂肪モノ−酸成分は、二量体酸成分はそれの製造の結
果としていくらかの出発時の脂肪モノ−酸を含むことが
大いにありうるであろうから、二量体酸成分中に存在し
てよい。さらに、二量体酸は必要とする当量の脂肪モノ
−酸を供給するように処理されてよく、あるいは場合に
よっては追加的な脂肪モノ−酸が添加されてよい。
【0011】本発明を実施するのに使用されるポリエチ
レンアミンは構造:
【化1】 (式中、nは1〜約6の範囲の整数である)をもつもの
である。nが2またはそれ以上である商業的なポリエチ
レンアミンは純粋な生成物ではなく、分枝した同族体お
よび環式の同族体もかなりの割合含有する混合物である
ことは当業者によって理解されよう。ここで同族体とは
同数の複素原子、この場合は窒素を含む化学種をさす。
従ってTETAは上記に示したn=2である線状構造の
もののみならず、分枝した異性体:
【化2】 および以下の二つの環式同族体:
【化3】 を含む。
【0012】ポリエチレンアミンの混合物も同様に使用
することができる。ポリエチレンアミンの例にはDET
A、TETA、TEPA、PEHAおよび高級なポリエ
チレンアミンがある。好ましいポリエチレンアミンは、
TETAおよびTEPAである。ピペラジン環を含む好
適なポリアミンはピペラジンおよびアルキル鎖がC2
6アルキル鎖であるN−アミノアルキルピペラジンか
らなる。ピペラジン環を含む好ましいポリアミンはピペ
ラジンおよびAEPである。AEPとカルボン酸との縮
合は、第1級アミンに対して選択的に起き、エポキシ樹
脂との反応のための活性水素をただ一つ残存させる。も
しもピペラジンがカルボン酸とそのただ一つの末端で反
応すると、同様にエポキシ樹脂との反応のための活性水
素をただ一つ残存させる。このようにして、最終的ポリ
アミドの当量が増大し、高粘度のエポキシ樹脂とともに
処方される場合、粘度が減少するという好ましい結果が
生まれる。
【0013】ピペラジン環を含むポリアミンとポリエチ
レンアミンとのモル比もまた本発明を実施するのに極め
て重要である。上記から明らかなように、この比は最終
的生成物のアミン水素当量(AHEW)に対してかなり
の影響を及ぼす。凝縮を起こす湿度へ曝露された後の冷
間圧延鋼(CRS)の基材への接着はピペラジン環を含
むポリアミンをポリアミド組成物中に含ませることによ
り改善されることもまた確かめられている。ピペラジン
環を含むポリアミンとポリエチレン−アミンとのモル比
は約0.1:1〜約1:1、望ましくは0.3:1〜0.
8:1の範囲ありうる。
【0014】ポリアミン(ピペラジン環を含むポリアミ
ンを含めて)の全体のモル数と酸の当量との比は得られ
るポリアミドの特性を決めるのに極めて重要なパラメー
タである。このパラメータは生成されるポリアミドの分
子量、従って粘度に対して大きな影響を及ぼすであろ
う。実際、酸に対してアミンが十分に過剰でないなら
ば、組成物は全体としてゲル化しうる。さらにまた、こ
の比は最終生成物のAHEWにも影響を与え、また縮合
反応の完結の後に存在する未反応のポリアミンの量に影
響を及ぼす。ポリアミンのモル数と酸の当量との好適な
比は約0.6:1〜約1.2:1、望ましくは0.9:1
〜1.15:1の範囲にある。所望ならば、この組成物
は追加的なポリエチレンアミンまたは技術上知られた他
のポリアミンを含ませることによって場合によっては変
性することができる。
【0015】本発明で使用されるポリアミドは当業者に
とって知られた任意の数のプロセスによって製造される
ことができる。通常、アミンと酸とは凡そ室温から約1
00℃の範囲の温度で一緒にされる。次いで、反応混合
物から水が縮合されるにつれ温度を上昇するように加熱
が行われる。所望のイミダゾリン含有率およびアミド含
有率を有する生成物を与える特定の量の水が除去される
まで加熱が通常続行される。場合によっては、特に工程
の最後の段階において、混合物から水を除去するのを助
けるために真空をかけることができる。特に、真空条件
下で問題となりうる発泡を低減するためにポリアミド組
成物に少量の消泡剤が添加されてよい。好適な消泡剤に
は、コポリマー組成の一部として2−エチルヘキシルア
クリレートを含む種々のアクリルコポリマー、種々のポ
リシロキサンコポリマーなどがある。
【0016】本発明のポリアミド/DeAms組成物中
で使用されるポリアミド組成物を製造する別な方法は、
上記したポリアミド組成物にとって必要な成分を使用し
て一つまたはそれ以上の生成物を別々につくり、次いで
この別個につくった生成物をおそらくは成分のいくつか
と配合することにより、脂肪モノ−酸と二量体酸との当
量比、ピペラジン環を含むポリアミンとポリエチレンア
ミンとのモル比、そしてポリアミンの全体のモル数と酸
の当量との比に関して前記に示した指針に合格する最終
的混合物をつくることである。
【0017】個々の成分を様々に反応することにより、
例えば以下の反応生成物をつくることができよう: ・ポリエチレンアミンおよび二量体酸; ・ピペラジンを含むポリアミンおよび二量体酸; ・ピペラジンを含むポリアミンおよび脂肪モノ−酸; ・ポリエチレンアミンおよび脂肪モノ−酸; ・ポリエチレンアミン、ピペラジンを含むポリアミンお
よび二量体酸; ・ポリエチレンアミン、ピペラジンを含むポリアミンお
よび脂肪モノ−酸; ・ポリエチレンアミン、ピペラジンを含むポリアミン、
二量体酸;および脂肪モノ−酸; ・ポリエチレンアミン、二量体酸および脂肪モノ−酸;
そして ・ピペラジンを含むポリアミン、二量体酸および脂肪モ
ノ−酸。
【0018】これらの反応生成物は次いで一つまたはそ
れ以上の個々の成分を添加しあるいは添加せずにある範
囲内で配合されて、本発明の範囲内にある組成物がつく
られる。本発明で使用される上記したポリアミドの製造
方法は、さらに配合される上記に示した反応生成物を製
造するためにも用いることができる。
【0019】上記のポリアミド組成物中に配合されるD
eAms成分は、4−(メチルシクロヘキシル)シクロ
ヘキシルアミン化合物を含む脱アミン化されたビス−
(p−アミノシクロヘキシル)メタン組成物であり、こ
の化合物は参照によって本明細書に加入されたUS 3,
981,766中の開示に従って製造することができ
る。DeAmsはビス−(p−アミノシクロヘキシル)
メタン(PACM)の製造するための貴金属触媒上での
メタンジアニリン(MDA)の水素化で副生物として製
造することもでき、またPACMの精製からの蒸溜の前
蒸溜分から得ることができる。DeAmsの蒸溜の留分
は典型的にはアミン含有物質の複雑な混合物、例えば2
5〜40wt%の4−(メチルシクロヘキシル)シクロヘ
キシルアミン、30〜45wt%のPACMおよび15〜
25wt%のパーヒドロジベンゾピリジンである。以下の
諸実施例で使用されるDeAms組成物は蒸溜留分であ
りまた表Aに示す物質(ガスクロマトグラフィーによっ
て決定された)からなる。
【0020】
【表1】
【0021】本発明で使用されるDeAmsの量はポリ
アミド組成物の量に基づき2〜40wt%、望ましくは1
0〜25wt%である。本発明の接着剤組成物をつくるた
めに、ポリアミド/DeAms硬化剤組成物は1分子あ
たり一つより多くの1,2−エポキシ基を含むポリエポ
キシ化合物であるエポキシ樹脂と一緒にされる。このよ
うなエポキシドはエポキシコーティング技術で十分知ら
れておりまた、C.A. May編のEpoxy Resins Chemistry a
nd Technology(Marcel Dekker, 1988)中のY. Tanaka
の「Synthesis and Characteristics of Epoxides」に
記載されている。実施例にはUS 5,599,855の
5/6〜6/20欄に開示されている。好ましいポリエ
ポキシ化合物は、ビスフェノールAのジグリシジルエー
テルおよびビスフェノール下のジグリシジルエーテル、
そしてDGEBAまたはDEGBFとBisphenol-Aの延
長されたジグリシジルエーテルまたはエポキシノボラッ
ク樹脂のいずれかとのブレンドである。
【0022】接着剤組成物を製造するために好適なエポ
キシ樹脂にはDER 331樹脂(Dow Chemical Co.)
およびEpon 828樹脂(ビスフェノールAのジグリシ
ジルエーテル、EEW=190;Shell Chemical Co.)
がある。接着剤エポキシ組成物のための一般的な処方物
は以下の成分(重量部)からなるであろう。
【0023】
【表2】
【0024】接着性を改善するために変性剤が、粘度を
低下するために稀釈剤が、性能特性を変化させるために
別なアミンを、硬化速度を増加するために促進剤をそし
てペースト型の稠度を与えまた費用を減少するために充
填剤が使用される。本発明で使用するポリアミド/De
Amsの所与の処方物の粘度を官能性が1より大きいエ
ポキシ樹脂を用いて低下させるために、1官能性エポキ
シドおよび/または2官能性エポキシドを少量用いて変
性されてよい。このようにして粘度がさらに低下され、
このことはある場合、例えば施用を容易にしつつ処方物
中の充填剤の水準を増加するためあるいは分子量がより
大きいエポキシ樹脂の使用を可能とするために有利であ
ろう。有用なモノエポキシドの例にはスチレンオキサイ
ド、シクロヘキセンオキサイド、エチレンオキサイド、
プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド、そしてフ
ェノール、クレゾール、第三−ブチルフェノールおよび
他のアルキルフェノール、ブタノール、2−エチルヘキ
サノールおよびC8〜C14アルコールなどそれぞれのグ
リシジルエーテルがある。
【0025】DeAmsおよびポリアミドからなる本発
明のエポキシキュアリング剤組成物はエポキシ基とアミ
ン水素との化学量論比を約1.5:1〜約1:1.5の範
囲にしてエポキシ樹脂を用いて通常処方されるであろ
う。一層好ましいのは1.2:1〜1:1.2の範囲にあ
りまた最も好ましいのは1.1:1〜1:1.1である。
いくつかの場合、本発明のポリアミドおよびDeAms
をベースとする処方物中でのエポキシ−アミンキュアリ
ング反応のためにいわゆる促進剤を含ませるのが有利で
あろう。このような促進剤はニューヨークのMcGraw-Hil
l, 1967年刊、H. LeeおよびK. Nevill著の「Handbook o
f Epoxy Resins」中に記載されている。好適な促進剤に
は種々の酸、アルコール、フェノール、第3級アミン、
ヒドロキシルアミンなどがある。特に有用な促進剤には
ベンジルアルコール、フェノール、アルキル置換フェノ
ール例えばノニルフェノール、オクチルフェノール、t
−ブチルフェノール、クレゾールなど、ビスフェノール
−A、サリシル酸、ジメチルアミノメチルフェノール、
ビス(ジメチルアミノメチル)フェノール、およびトリ
ス(ジメチルアミノメチル)フェノールがある。このよ
うな促進剤は通常、バインダーの全重量に基づき10%
またはそれ以下、そして一層普通には5%より少ない水
準で使用される。
【0026】いくつかの場合、エポキシ−アミン網状構
造のために可塑化剤を配合させるのが有利であろう。こ
のことは、このような可塑化剤が存在しないと、耐溶媒
性および耐化学薬品性および引張強度のようないくつか
の要求を充足するのに必要な反応度に到達する以前に、
組成物のガラス転移温度、Tgが周囲温度を著しく越え
る場合に特に役立つ。このような可塑化剤は当業者によ
って周知であり、またニューヨークのWiley、 1996年刊、
J.I. Kroschwitz編のKirk-Othmer Encyclopedia of Ch
emical Tachnology, 第4版、第19巻の258〜290ページ
のD.F. CadoganおよびC.J. Howickの著の「Plasticizer
s」中に一層詳細に記載されている。特に有用な可塑化
剤にはベンジルアルコール、ノニルフェノールおよびフ
タル酸の種々のエステルがある。エステル可塑化剤はア
ミンキュアリング剤との反応を最少にするためにエポキ
シ樹脂と同じ包装として通常含められる。
【0027】本発明のポリアミド/DeAmsのキュア
リング剤とエポキシ樹脂とからなる接着剤組成物は、溶
媒、充填剤、顔料、顔料分散剤、レオロジー変性剤、チ
クソトロープ、流動および平坦体の助剤、消泡剤などを
含めコーティング処方物の技術に熟達する者にとって周
知の広汎な種類の成分を用いて処方されることができ
る。バインダー成分の溶解度を維持しつつ系の蒸発速度
プロフィルを最良にするようにしばしば溶媒の混合物が
選択されるであろう。好適な溶媒には芳香族、脂肪族、
エステル、ケトン、エーテル、アルコール、グリコー
ル、グリコールエーテルなどが含まれる。処方物中で特
に有用なのは、乾燥速度をほとんどまたは全く犠牲にす
ることなくポットライフを改善するために使用できる、
ある水準のケトン例えばアセトン、メチルエチルケト
ン、メチルイソアシルケトン、メチルプロピルケトン、
メチルアシルケトン、ジアセトンアルコールなどであ
る。処方物中にエステル溶媒を含める場合、これらのア
ミンキュアリング剤との反応を最少にするために、エポ
キシ樹脂の入ったパッケージ中にこれを処方するのが通
常必要である。
【0028】本発明の接着剤は計器混合施用、噴霧、ブ
ラシ、ローラー、ペイントミットなどを含めた任意の数
の技術によって施すことができる。技術上十分に理解さ
れているように、表面の適切な準備のもとに多数の基材
が接着剤を施すのに好適である。このような基材には多
種類の金属、特に鋼およびアルミニウム、ならびにコン
クリートウッドおよびPVCが含まれるが、これらに限
られはしない。本発明の接着剤は約0°から約50℃の
範囲の周囲温度で施されそして硬化されることができ、
10℃〜40℃の温度が好ましい。所望ならこの接着剤
は100℃またはそれ以上までの温度で強制的に硬化さ
れてもよい。
【0029】
【実施例】実施例1〜4 これらの実施例は本発明を実施するのに好適なポリアミ
ドの製造を示す。表1に記載する反応体を機械的撹拌
機、温度計、Dean-Stark溜出物収集装置、窒素パージ管
および加熱マントルを備えた1000mlの4つ口丸底フ
ラスコに装入した。反応体を混合すると、採用する反応
体比に基づいて60〜100℃の範囲の発熱が認められ
た。次いで反応混合物をゆっくりと加熱して縮合反応か
らの水を溜出して除去した。約160℃で水が反応混合
物から溜出しだした。反応混合物の温度が250℃に達
するまで加熱を続けた。この時点で加熱を停止しそして
反応混合物を室温まで冷却しそして生成物を収集した。
生成物の収率そして算出したアミン水素当量および生成
物の粘度を表1に示す。以下の式を用いてアミン水素当
量(AHEW)を算出した:
【0030】
【数1】 ただしここでイミダゾリンの当量とは生成する水のモル
数からアミドのための水の理論的モル数を差し引いたも
のである。
【0031】実施例5 本実施例は実施例1〜4の手順とは対照的な、本発明を
実施するために好適なポリアミド混合物を製造する別法
を示し、この場合すべての反応体を一緒に混ぜて反応し
た。この例では別個につくった二つのポリアミド反応生
成物を配合した。 A.反応体である1110gのトール油脂肪酸(TOF
A)および503gのアミノエチルピペラジン(AE
P)を実施例1〜4と同様に装備した2000mlの4つ
口の丸底フラスコに装入した。反応体を混合すると発熱
が認められ、反応温度が120℃まで上昇した。次いで
反応混合物をゆっくりと加熱して縮合反応からの水を溜
出して除去した。約160℃で水が反応混合物から溜出
しだした。反応混合物の温度が207℃に達するまで加
熱を続けた。この温度で反応混合物は2.4mg KOH/
gの酸価を有した。この時までに80.38gの水が収
集された。加熱を停止しそして反応混合物を室温まで冷
却した。収集したポリアミド生成物は重量が1531.
5gであり、Gardnerカラー9、遊離AEP含有率3.0
7wt%、25℃での粘度404cpおよびAHEW 34
0を有した。
【0032】B.反応体である41gのトール油脂肪酸
(TOFA)、643gの二量体酸および316gのト
リエチレンテトラミン(TETA)を実施例1〜4と同
様に装備した2000mlの4つ口の丸底フラスコに装入
した。反応体を混合すると発熱が認められ、反応温度が
120℃まで上昇した。次いで反応混合物をゆっくりと
加熱して縮合反応からの水を溜出して除去した。約16
0℃で水が反応混合物から溜出しだした。反応混合物の
温度が200℃に達するまで加熱を続けたがこの時点で
圧力は−27インチ(75ミリ)Hgまで低下した。反
応混合物のイミダゾリンとアミドの比(IR比)が1.
5に達するまで加熱を続けた。(IR比は百分率透過モ
ードを用いる赤外線スペクトロスコピーによって決定し
また一般にIR比として記録する。イミダゾリン帯域の
1600cm-1におけるピークの高さをアミドIの帯域の
1670cm-1におけるピークの高さで除するとIR比が
決まる)。加熱を停止しそして反応混合物を室温まで冷
却した。収集したポリアミド生成物は重量が941.5
gであり、Gardnerカラー7、25℃での粘度38,00
0cpおよびAHEW 120を有した。5Aおよび5B
の反応生成物をそれぞれが25:75の重量比で一緒に
混ぜて、表1で実施例5として示す組み合わせを得た。
【0033】
【表3】
【0034】実施例6〜11 表2に示す重量を用い、実施例1〜4でつくったポリア
ミド組成物をDeAms(AHEW−74)と重量/重
量比 82/18で混合しそして実施例5のそれをDe
Amsと重量/重量比 80/20で混合した。混合物
を1時間撹拌して混合を完全にした。得られる生成物は
表2に示す粘度とAHEWとを有した。実施例11(対
照物)は接着剤の施用で使用される標準的ポリアミド
(Ancamide350Aキュアリング剤)の粘度を示す。
【0035】
【表4】
【0036】実施例12〜17 実施例6〜10でつくったキュアリング剤配合物および
実施例11の対照用のキュアリング剤を充填剤と一緒に
してキュアリング剤の部分をつくった。さらに、ビス−
フェノールA(Epon 828樹脂)と充填剤とを一緒にして
エポキシの部分をつくった。それぞれ化学量論的な量の
キュアリング剤部分をエポキシ部分と混合しそして、燐
酸塩処理した冷間圧延鋼への接着について試験した。表
3は処方および剪断強度および剥離強度としての結果を
示す。剪断試験および剥離試験はASTM D−100
2およびASTM D−1876に記載の方式に従って
実施した。表3のデータは実施例6〜10でつくったキ
ュアリング剤配合物を使用する実施例12〜16の接着
剤組成物が、実施例6〜10でつくったキュアリング剤
配合物より著しく大きい粘度を有する標準的なポリアミ
ドキュアリング剤を使用する対照物(実施例17)と同
等であるかより良い性能をそれぞれ示したことを表す。
【0037】
【表5】
【0038】
【工業的応用に関する説明】本発明はエポキシ樹脂接着
剤組成物のためのポリアミド/DeAmsキュアリング
剤を提供する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デイリプクマール・ナンドラル・シヤー アメリカ合衆国ペンシルベニア州18106. ウエスコスビル.ブラツシーストリート 1312 (72)発明者 ウイリアム・エドワード・スターナー アメリカ合衆国ペンシルベニア州18240. ネスクウエホーニング.ホワイトオークロ ード47

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)(a) 脂肪モノ−酸、 (b) 二量体酸、 (c) ポリエチレンアミン、および (d) ピペラジンまたはN−アミノ−(C2〜C6)−ア
    ルキルピペラジンであるピペラジン含有ポリアミンから
    なる混合物を、 (1) 二量体酸当量あたり0.001〜1:1当量の脂
    肪モノ−酸、 (2) ポリエチレンアミン1モルあたり0.1〜1:1
    モルのピペラジン含有ポリアミン;および (3) 全部の酸の当量あたり0.6〜1.2:1モルの全
    部のポリアミンの比率で反応させた生成物、と (B) (A)に基づき2〜40wt%の脱アミン化された4
    −(メチルシクロヘキシル)シクロヘキシルアミンを含
    むビス−(p−アミノシクロヘキシル)メタンとからなる
    接着剤組成物のためのエポキシ硬化剤組成物。
  2. 【請求項2】 成分(a)〜(d)が (1) 二量体酸の当量あたり0.05〜0.35:1当量
    の脂肪モノ−酸、 (2) ポリエチレンアミン1モルあたり0.3〜0.8:
    1モルのピペラジン含有ポリアミン、および (3) 全部の酸の当量あたり0.9〜1.15:1モルの
    全部のポリアミンという比率で反応させた請求項1記載
    のエポキシ硬化剤組成物。
  3. 【請求項3】 脂肪モノ−酸がトール油および(また
    は)大豆脂肪酸である請求項1ないし2に記載のエポキ
    シ硬化剤組成物。
  4. 【請求項4】 二量体酸が75〜90wt%の二量体酸で
    ある請求項1ないし3に記載のエポキシ硬化剤組成物。
  5. 【請求項5】 ポリエチレンアミンがトリエチレンテト
    ラミンおよび/またはテトラエチレンペンタミンである
    請求項1ないし5に記載のエポキシ硬化剤組成物。
  6. 【請求項6】 ピペラジンを含むポリアミンがピペラジ
    ンおよび/またはアミノエチルピペラジンである請求項
    1ないし5に記載のエポキシ硬化剤組成物。
  7. 【請求項7】 成分(B)が(A)に基づき10〜25wt%
    である請求項1ないし6に記載のエポキシ硬化剤組成
    物。
  8. 【請求項8】 脱アミン化されたビス(p−アミノシク
    ロヘキシル)メタン組成物(B)が25〜40wt%の4−
    (メチルシクロヘキシル)シクロヘキシルアミン、30
    〜45wt%のビス−(p−アミノシクロヘキシル)メタ
    ンおよび15〜25wt%のパーヒドロジベンゾピリジン
    を含む請求項1ないし7に記載のエポキシ硬化剤。
  9. 【請求項9】 二量体酸当量あたり0.15〜0.25:
    1当量の脂肪モノ−酸を反応させた請求項1ないし8の
    エポキシ硬化剤組成物。
  10. 【請求項10】 (A)(a) 脂肪モノ−酸、 (b) 二量体酸、 (c) ポリエチレンアミン、 (d) ピペラジンまたはN−アミノ−(C2〜C6)−ア
    ルキルピペラジンであるピペラジンを含むポリアミン、 (e) ポリエチレンアミンと二量体酸との反応生成物、 (f) ピペラジンまたはN−アミノ−(C2〜C6)−ア
    ルキルピペラジンであるピペラジンを含むポリアミンと
    二量体酸との反応生成物、 (g) ピペラジンまたはN−アミノ−(C2〜C6)−ア
    ルキルピペラジンであるピペラジンを含むポリアミンと
    脂肪モノ−酸との反応生成物、 (h) ポリエチレンアミンと脂肪モノ−酸との反応生成
    物、 (i) ポリエチレンアミン、ピペラジンまたはN−アミ
    ノ−(C2〜C6)−アルキルピペラジンであるピペラジン
    を含むポリアミンと二量体酸との反応生成物、 (j) ポリエチレンアミン、ピペラジンまたはN−アミ
    ノ−(C2〜C6)−アルキルピペラジンであるピペラジ
    ンを含むポリアミンと脂肪モノ−酸との反応生成物、 (k) ポリエチレンアミン、ピペラジンまたはN−アミ
    ノ−(C2〜C6)−アルキルピペラジンであるピペラジ
    ンを含むポリアミンと、二量体酸および脂肪モノ−酸と
    の反応生成物、 (l) ポリエチレンアミンと二量体酸および脂肪モノ−
    酸との反応生成物、および (m) ピペラジンまたはN−アミノ−(C2〜C6)−ア
    ルキルピペラジンであるピペラジンを含むポリアミンと
    二量体酸および脂肪モノ−酸との反応生成物からなる群
    から選択され、 (1) 二量体酸当量あたり0.001〜1:1当量の脂
    肪モノ−酸、 (2) ポリエチレンアミン1モルあたり0.1〜1:1
    モルのピペラジンを含むポリアミン、および (3) 全部の酸の当量あたり0.6〜1.2:1モルの全
    部のポリアミンという比率となるのに十分な量の二つま
    たはそれ以上の成分と (B) (A)に基づき2〜40wt%の、4−(メチルシク
    ロヘキシル)シクロヘキシルアミンを含む脱アミン化さ
    れたビス−(p−アミノシクロヘキシル)メタン組成物
    とからなる接着剤組成物のためのエポキシ硬化剤組成
    物。
  11. 【請求項11】 選択される成分が (1) 二量体酸当量あたり0.05〜0.35:1当量の
    脂肪モノ−酸、 (2) ポリエチレンアミン1モルあたり0.3〜0.8:
    1モルのピペラジンを含むポリアミン、および (3) 全部の酸当量あたり0.9〜1.15:1モルの全
    部のポリアミンの比率となるような量であり、そして
    (B)が(A)に基づき10〜25wt%の脱アミン化さ
    れたビス−(p−アミノシクロヘキシル)メタン組成物
    である請求項10記載のエポキシ硬化剤組成物。
  12. 【請求項12】 脂肪モノ酸がトール油脂肪酸および/
    または大豆脂肪酸であり、二量体酸が75〜90wt%の
    二量体酸であり、ポリエチレンアミンがトリエチレンテ
    トラミンおよび/またはテトラエチレンペンタミンであ
    りまたピペラジンを含むポリアミンがピペラジンおよび
    /またはアミノエチルピペラジンである請求項10ない
    し11に記載のエポキシ硬化剤組成物。
  13. 【請求項13】 脱アミン化されたビス−(p−アミノ
    シクロヘキシル)メタン組成物が25〜40wt%の4−
    (メチルシクロヘキシル)シクロヘキシルアミン、30
    〜45wt%のビス(p−アミノシクロヘキシル)メタン
    および15〜25wt%のパーヒドロジベンゾピリジンを
    含む請求項10ないし12に記載のエポキシ硬化剤組成
    物。
  14. 【請求項14】 ポリエポキシド樹脂と請求項1ないし
    13のいずれか1項のエポキシド硬化剤組成物とを含む
    接着剤組成物。
JP34410798A 1997-12-04 1998-12-03 ポリエチレン−アミン、ピペラジンおよび脱アミン化されたビス−(p−アミノシクロヘキシル)メタンの混合物をベースとするポリアミドキュアリング剤 Expired - Fee Related JP3545956B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US985137 1997-12-04
US08/985,137 US5948881A (en) 1997-12-04 1997-12-04 Polyamide curing agents based on mixtures of polyethylene-amines, piperazines and deaminated bis-(p-aminocyclohexyl) methane

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11279263A true JPH11279263A (ja) 1999-10-12
JP3545956B2 JP3545956B2 (ja) 2004-07-21

Family

ID=25531232

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34410798A Expired - Fee Related JP3545956B2 (ja) 1997-12-04 1998-12-03 ポリエチレン−アミン、ピペラジンおよび脱アミン化されたビス−(p−アミノシクロヘキシル)メタンの混合物をベースとするポリアミドキュアリング剤

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5948881A (ja)
EP (1) EP0921146B1 (ja)
JP (1) JP3545956B2 (ja)
DE (1) DE69822978T2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011517716A (ja) * 2008-04-11 2011-06-16 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア エポキシ樹脂用の硬化剤としての、末端アミノ基を有する高分岐のポリマー及びオリゴマー
WO2011125888A1 (ja) * 2010-03-31 2011-10-13 東ソー株式会社 ポリアミド硬化剤組成物
KR20170078797A (ko) * 2014-11-04 2017-07-07 에보니크 데구사 게엠베하 승온 적용을 위한 증진된 겔화-시간을 갖는 아미도폴리아민
CN108690543A (zh) * 2017-03-31 2018-10-23 索马龙株式会社 环氧树脂粘着剂

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999024508A1 (en) * 1997-11-07 1999-05-20 Henkel Corporation Crystallization resistant amidoamine compositions
JP4987291B2 (ja) * 2005-03-18 2012-07-25 コニカミノルタホールディングス株式会社 インクジェットヘッド及びその製造方法
US8168296B2 (en) * 2007-02-07 2012-05-01 Air Products And Chemicals, Inc. Benzylated polyalkylene polyamines and uses thereof
US8518547B2 (en) 2007-02-07 2013-08-27 Air Products And Chemicals, Inc. Alkylated polyalkylene polyamines and uses thereof
US8318309B2 (en) * 2007-02-07 2012-11-27 Air Products And Chemicals, Inc. Benzylated aminopropylated alkylenediamines and uses thereof
EP2408837A1 (en) * 2009-03-17 2012-01-25 Dow Global Technologies LLC (formerly Known As Dow Global Technologies Inc.) Curable compositions containing cyclic diamine and cured products therefrom
US8513376B2 (en) * 2011-03-15 2013-08-20 Air Products And Chemicals, Inc. Polyamides and amidoamines from selectively modified amine amines
AU2015259316B2 (en) 2014-05-14 2018-08-02 Huntsman Advanced Materials Americas Llc Multifunctional polyamides for protective coatings
KR101909010B1 (ko) 2016-08-31 2018-10-17 한국신발피혁연구원 접착강도가 우수한 아크릴 폼 테이프용 접착증진제 조성물
EP3339391B1 (en) * 2016-12-23 2020-02-05 Evonik Operations GmbH Apcha as a building block in curing agent formulations for structural adhesives
WO2019143782A1 (en) * 2018-01-17 2019-07-25 Kraton Polymers Llc Pvc plasticizers and methods for making thereof

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2450940A (en) * 1944-04-20 1948-10-12 John C Cowan Polyamides from polymeric fat acids
NL83856C (ja) * 1952-03-11 1900-01-01
BE793030A (fr) * 1971-12-20 1973-04-16 Goodrich Co B F Procede pour la realisation de matieres plastiques de resine epoxy
BE835848A (fr) * 1974-11-29 1976-05-21 Nouvelles compositions adhesives thermoplastiques
US4082708A (en) * 1976-09-20 1978-04-04 H. B. Fuller Company Adhesive systems comprising a bisamino piperazine-containing polyamide
GB2170813B (en) * 1985-02-12 1988-06-22 Coates Brothers Plc Polyamide resins
DE3517013A1 (de) * 1985-05-11 1986-11-13 Schering AG, 1000 Berlin und 4709 Bergkamen Verwendung von haertbaren kunstharzmischungen fuer druckfarben und ueberdrucklacke, verfahren zum bedrucken von oberflaechen und mittel fuer das verfahren
CS260717B1 (cs) * 1987-04-01 1989-01-12 Jindrich Klugar Polyaminoakrylátová tvrdidla pro epoxidové vodné systémy
DE3723941A1 (de) * 1987-07-20 1989-02-02 Henkel Kgaa Neue polyamide aus dimerisierten fettsaeuren und polyetherharnstoffdiaminen sowie deren verwendung als klebstoffe
CA2007328A1 (en) * 1989-01-10 1990-07-10 Don S. Wozniak Adhesion and paintability improvements in pvc plastisols at low bake temperatures
US4937296A (en) * 1989-02-28 1990-06-26 The Glidden Company Epoxy-amine coatings with carboxylic acid thixotropic additive
DE3918368A1 (de) * 1989-06-06 1990-12-20 Schering Ag Polyamidharze auf basis dimerisierter fettsaeuren, verfahren zu ihrer herstellung und verfahren zur herstellung von druckfarben unter mitverwendung der polyamidharze
DE3934825A1 (de) * 1989-10-19 1991-04-25 Bayer Ag Polyamidelastomere, ihre herstellung und ihre verwendung
US5296556A (en) * 1990-10-30 1994-03-22 Union Camp Corporation Three-component curable resin compositions
DE4107381A1 (de) * 1991-03-08 1992-09-10 Schering Ag Polyamide und polyesteramide auf basis von trimerisierten fettsaeuren, verfahren zu ihrer herstellung und ihre verwendung als schmelzklebstoffe
US5576416A (en) * 1994-12-13 1996-11-19 Air Products And Chemicals, Inc. Amide-containing self-emulsifying epoxy curing agent

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011517716A (ja) * 2008-04-11 2011-06-16 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア エポキシ樹脂用の硬化剤としての、末端アミノ基を有する高分岐のポリマー及びオリゴマー
WO2011125888A1 (ja) * 2010-03-31 2011-10-13 東ソー株式会社 ポリアミド硬化剤組成物
JP2011225869A (ja) * 2010-03-31 2011-11-10 Tosoh Corp ポリアミド硬化剤組成物
KR20170078797A (ko) * 2014-11-04 2017-07-07 에보니크 데구사 게엠베하 승온 적용을 위한 증진된 겔화-시간을 갖는 아미도폴리아민
JP2020019975A (ja) * 2014-11-04 2020-02-06 エボニック オペレーションズ ゲーエムベーハー 高温適用のための増大したゲル化時間を有するアミドポリアミン
CN108690543A (zh) * 2017-03-31 2018-10-23 索马龙株式会社 环氧树脂粘着剂
JP2018172604A (ja) * 2017-03-31 2018-11-08 ソマール株式会社 エポキシ樹脂接着剤
TWI775810B (zh) * 2017-03-31 2022-09-01 日商索瑪爾股份有限公司 環氧樹脂接著劑

Also Published As

Publication number Publication date
DE69822978D1 (de) 2004-05-13
DE69822978T2 (de) 2004-08-12
JP3545956B2 (ja) 2004-07-21
EP0921146B1 (en) 2004-04-07
US5948881A (en) 1999-09-07
EP0921146A1 (en) 1999-06-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10669370B2 (en) Benzylated mannich base curing agents, compositions, and methods
JP6178383B2 (ja) 選択的に変性されたアミンから得られるポリアミド及びアミドアミン
JP3545956B2 (ja) ポリエチレン−アミン、ピペラジンおよび脱アミン化されたビス−(p−アミノシクロヘキシル)メタンの混合物をベースとするポリアミドキュアリング剤
US8293863B2 (en) Polyamide curative from substituted amine and dimer fatty acid or ester
EP1024159B1 (en) Polyamidoamine curing agents based on mixtures of fatty and aromatic carboxylic acids
KR102421387B1 (ko) 에폭시 수지 시스템을 위한 이미다졸 염 첨가제를 갖는 무수물 에폭시 경화제
EP3774984B1 (en) Phenalkamine epoxy curing agents and epoxy resin compositions containing the same
US7655736B2 (en) Polyamide curative from substituted amine mixture and dimer fatty acid or ester
US20210188762A1 (en) Process for producing phenalkamines
KR102490777B1 (ko) 히드록시알킬폴리아민으로부터 유래된 폴리아미드 및 아미도아민: 개선된 성질을 갖는 에폭시 경화제
JPH08239558A (ja) エポキシ基末端のポリエステルを含有するエポキシ樹脂配合物
JPH0195176A (ja) エポキシ接着剤
US20160362536A1 (en) Low viscosity mannich base curing agents
JP2012121997A (ja) ポリアミド樹脂組成物
CA1325860C (en) Amidoamine co-curatives in epoxy thermoset adhesives
JP2018514528A (ja) 環状カーボネート
JPH024886A (ja) エポキシ熱硬化性接着剤におけるアミドアミン及びオキサミドアミン共硬化剤
KR20000062383A (ko) 주위 이하의 온도에서 자가 경화성 에폭시 수지에 대한 저장안정성 상용성 경화제 조성물
JPH05117369A (ja) エポキシ樹脂用硬化剤組成物及びエポキシ樹脂の硬化方法

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040323

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040409

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees