JP2018172604A - エポキシ樹脂接着剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】低粘度であり、常温硬化性、可とう性、ポットライフに優れるエポキシ樹脂接着剤を提供する。【解決手段】本発明者らは、エポキシ樹脂、特定のポリアミド系硬化剤、ベンジルアルコールを含有することにより前記課題を解決できることを見出し、本発明を完成させた。すなわち、本発明のエポキシ樹脂接着剤は、(A)エポキシ樹脂、(B)活性水素当量145〜225g/eqのポリアミド系硬化剤、(C)ベンジルアルコールを必須成分とすることにより、低粘度であり、常温硬化性、高可とう性を付与し、更にはポットライフも向上させた、エポキシ樹脂接着剤である。【選択図】なし

Description

本発明は、モーター類のマグネットを固定するのに好適なエポキシ樹脂接着剤に関する。
エポキシ樹脂とアミン硬化剤からなる2液型エポキシ樹脂組成物は、常温硬化性、接着性、耐久性、機械特性等に優れているという点から、種々の用途に用いられている。
具体的には、モーター類のマグネット固定用エポキシ樹脂接着剤等として、使用されている。低粘度のエポキシ樹脂接着剤をマグネットとモーターヨークの微細間隙に流動性よく浸透させ、接着する。マグネットとモーターヨークを接着する際の硬化方法は、消費電力とCO排出量の削減に貢献する方法が求められており、常温硬化型のエポキシ樹脂接着剤が好ましい。
このようなエポキシ樹脂接着剤としては、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ポリアミドアミン、非反応性希釈剤であるテトラヒドロフルフリルアルコールを含有したエポキシ樹脂接着剤(特許文献1)やビスフェノール型エポキシ樹脂、ポリアミドアミン、反応性希釈剤である1、6−ヘキサンジオールジグルシジルエーテルを含有したエポキシ樹脂接着剤(特許文献2)が開示されている。
しかし、エポキシ樹脂、ポリアミドアミン、非反応性又は反応性希釈剤の3成分を単純に組み合せた特許文献1や特許文献2では、可とう性が不十分であり、ヒートサイクル性に問題があった。モーターは、使用される周辺環境温度や通電時の自己発熱などにより急激な温度変化を受ける。これを、ヒートサイクルという。ヒートサイクルの繰り返し作用により、熱収縮、熱膨張を繰り返すとエポキシ樹脂接着剤の硬化物に歪みが蓄積し、クラック等の塗膜破壊が発生する。
そこで、可とう性を改善した特許文献3が用いられている。特許文献3には、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、可とう性硬化剤であるポリアミン系硬化剤、非反応性希釈剤であるベンジルアルコールを含有したエポキシ樹脂接着剤が開示されている。しかし、単純に可とう性材料を用いただけの特許文献3では、常温硬化性が不十分という新たな問題が生じている。可とう性と常温硬化性の両立は、非常に困難であった。
また、作業性や生産性向上の観点から、特許文献1〜3ではポットライフが不十分で、ポットライフを、更に延ばすことが望まれている。
特開昭63−280216号 特開2011−068814号 特開2015−093948号
そこで、本発明は、低粘度であり、常温硬化性、可とう性、ポットライフに優れるエポキシ樹脂接着剤を提供することを課題とする。
本発明者らは、エポキシ樹脂、特定のポリアミド系硬化剤、ベンジルアルコールを含有することにより前記課題を解決できることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明のエポキシ樹脂接着剤は、(A)エポキシ樹脂、(B)活性水素当量145〜225g/eqのポリアミド系硬化剤、(C)ベンジルアルコールを配合することを特徴とするエポキシ樹脂接着剤である。
本発明により、低粘度であり、常温硬化性、可とう性、ポットライフに優れるエポキシ樹脂接着剤を得ることができる。
以下、本発明の実施の最良の形態について説明するが、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、当業者の通常の知識に基づいて、以下の実施の形態に対し、適宜変更、改良等が加えられたものも本発明の範囲のものである。
本発明のエポキシ樹脂接着剤は、(A)エポキシ樹脂、(B)活性水素当量145〜225g/eqのポリアミド系硬化剤、(C)ベンジルアルコールを含有することを特徴とする。
以下に、本発明の接着剤の詳細について説明する。
本発明において用いられる前記(A)成分としては、従来から知られているエポキシ樹脂をその使用目的に応じて適宜使用することができる。具体例としては、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ビスフェノールAD型エポキシ樹脂、ビスフェノールS型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、ポリエーテル型エポキシ樹脂などのグリシジルエーテル型エポキシ樹脂、ヘキサヒドロフタル酸グリシジルエステル、ダイマー酸グリシジルエステルなどのグリシジルエステル型エポキシ樹脂、p−アミノフェノール型エポキシ樹脂、トリグリシジルイソシアヌレート、テトラグリシジルジアミノジフェニルメタンなどのグリシジルアミン型エポキシ樹脂、臭素化ビスフェノールA型エポキシ樹脂、水素化ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビフェニル骨格を有するエポキシ樹脂、ナフタレン骨格を有するエポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂などを挙げることが出来る。これらは単独で用いてもよく、また2種以上を併用してもよい。
本発明の(A)成分のエポキシ当量は、150〜220g/eqが好ましい。エポキシ当量を150g/eq以上とすることで、より優れた可とう性を付与 することができ、220g/eq以下とすることで、より優れた常温硬化性を付与することができる。
本発明において用いられる(B)成分としては、活性水素当量145〜225のポリアミド系硬化剤を使用する。(B)成分は、2種類以上組み合わせて使用してもよい。また、効果を損なわない範囲で、他の硬化剤を併用してもよい。
(B)成分の活性水素当量 を145g/eq以上とすることで、可とう性と良好なポットライフを与える ことができ、225g/eq以下とすることで、常温硬化性を付与することができる。
本発明において用いられる(C)成分としては、ベンジルアルコールを使用する。効果を損なわない範囲で、他の希釈剤を併用してもよい。
(C)成分は、主剤若しくは硬化剤液のいずれか又は主剤及び硬化剤液の双方に添加することができる。
(C)成分の配合割合は、(A)成分100質量部当り、5〜17質量部配合することが好ましい。(A)成分の配合量を5質量部以上とすることでより低粘度かつより優れたポットライフを得ることができ、17質量部以下とすることでより優れた接着性が得られるためである。
(B)成分と(C)成分を併用することで、(C)成分は(B)成分に対して硬化促進剤として機能し、常温硬化性を付与することができる。また、ポットライフを著しく延長することができる。
本発明のエポキシ樹脂接着剤には、効果を損なわない範囲で、難燃剤、着色剤、充填剤、レベリング剤、垂れ止め剤、カップリング剤、消泡剤、離型剤、流動性調整剤等の慣用の補助成分を適宜配合することができる。
以下、本発明のエポキシ樹脂接着剤、これを硬化させた硬化物について実施例を用いて具体的に説明するが、本発明のエポキシ樹脂接着剤、硬化物についてはこれらの実施例によって限定されるものではない。
なお、実施例及び比較例のエポキシ樹脂接着剤については、粘度、常温硬化性、ポットライフの評価を行ない、硬化物については可とう性及び引張せん断接着強さの評価を行なった。
実施例中、特に記載がない場合には、「部」は質量部を示す。
(粘度の評価)
E型粘度計(東機産業社製、商品名「TVE−35H」、コーンプレート:直径28mm、角度3°)を使用し、温度25℃にて、ロータ回転数を任意に設定し、装置を始動させ2分後に針が示した目盛値に規定の換算乗数を乗じて粘度を算出した。
なお、粘度の評価基準は以下のとおりである。
○: 4Pa・s未満
△: 4Pa・s以上5Pa・s未満
×: 5Pa・s以上
(常温硬化性の評価)
ゲル化時間を常温硬化性の指標とした。常温硬化性については、ゲル化時間を測定することにより、以下の基準で評価した。
試料約0.4gを100℃に保持した熱板の円形凹部に入れ、かきまぜ棒でかきまぜ、糸がひかなくなるまでの時間、すなわちゲル化に至るまでの時間(秒)を測定した。JIS C 2161に準じて評価した。
なお、常温硬化性の評価基準は以下のとおりである。
○:ゲル化時間が400秒未満
×:ゲル化時間が400秒以上
(ポットライフの評価)
試料100gを密閉容器にいれ、室温25℃で放置し、5分ごとにE型粘度計で25℃における組成物の粘度を測定し、10Pa・sになるまでの時間をもとめた。その結果を以下の基準で評価した。
なお、ポットライフの評価基準は以下のとおりである。
○:35分以上
△:30分以上35分未満
×:30分未満
(可とう性の評価)
試料を直径50mmで高さ4mmの円柱状の離型処理が施された容器に入れ、80℃で2時間加熱硬化させたものを取り出し、試験片とした。この試験片の硬度をショアー硬度計(D型)を用いて、JIS K 7215に準じて評価した。
なお、可とう性の評価基準は以下のとおりである。
○:66 未満
△:66以上80未満
×:80以上
(引張せん断接着強さの評価)
まず、100mm×25mm×1.6mmのSPCC−SD鋼板を#240研磨布で研磨したのち、脱脂した。次に、実施例により製造したエポキシ樹脂接着剤を、12.5mmになるように上記の脱脂後のSPCC−SD鋼板に塗布し、その上に同様の処理をしたSPCC−SD鋼板を圧着した。続いて、80℃で2時間の条件で加熱して混合組成物を熱硬化させ、常温に至るまで放置して測定試料を得た。25℃の雰囲気中、荷重速度5mm/minの条件下、得られた測定試料の引張せん断接着強さを測定し、測定試料5個の測定値の平均値を、測定対象の硬化物の引張せん断接着強さとした。JIS K 6850:1999(ISO 4587:1995)に準じて評価した。
(実施例1)
表1に示す質量比で、活性水素当量が190g/eqとなるように(B)成分として、(B1)ポリアミド系硬化剤(アンカマイド910、活性水素当量:230g/eq、エアープロダクツジャパン社製)及び(B2)ポリアミド系硬化剤(アンカマイド2050、活性水素当量:150g/eq、エアープロダクツジャパン社製)を混合し、更に(C)成分として、(C1)ベンジルアルコール(ベンジルアルコール、東京応化工業社製)を加えたものをヘラで混合することにより硬化剤液を調整した。表1に示す質量比で(A)成分として、(A1)ビスフェノールA型エポキシ樹脂(jER828、エポキシ当量:187g/eq、三菱化学社製)成分と硬化剤液をヘラで混合してエポキシ樹脂接着剤を調製した。
上記に示す方法で、粘度、常温硬化性、ポットライフ、可とう性、引張せん断接着強さを評価した結果を表1に示す。
Figure 2018172604
(実施例2)
(B)成分として、活性水素当量が155g/eqとなるよう、表1に示す質量比で(B1)成分及び(B2)成分を混合し、(A)成分と(B)成分の当量比を1.0とするため、(B)成分を80質量部とした以外は実施例1と同様にしてエポキシ樹脂接着剤を得た。このものの評価を表1に示す。
(実施例3)
(B)成分として、活性水素当量が213g/eqとなるよう、表1に示す質量比で(B1)成分及び(B2)成分を混合し、(A)成分と(B)成分の当量比を1.0とするため、(B)成分を110質量部とした以外は実施例1と同様にしてエポキシ樹脂接着剤を得た。このものの評価を表1に示す。
(比較例1)
(B)成分以外の硬化剤として、活性水素当量が137g/eqとなるよう、表1に示す質量比で(B2)成分及び(B3)ポリアミド系硬化剤(アンカマイド2353、活性水素当量:114g/eq、エアープロダクツジャパン社製)を混合し、(A)成分と硬化剤の当量比を1.0とするため、(B)成分以外の硬化剤を70質量部とした以外は実施例1と同様にしてエポキシ樹脂接着剤を得た。このものの評価を表1に示す。
(比較例2)
(B)成分以外の硬化剤として、活性水素当量が230g/eqの(B1)成分のみを用い、(A)成分と硬化剤の当量比を1.0とするため、硬化剤を120質量部とした以外は実施例1と同様にしてエポキシ樹脂接着剤を得た。このものの評価を表1に示す。
(比較例3)
(B)成分に変えて、ポリアミド系硬化剤以外の硬化剤を、活性水素当量が186g/eqとなるよう、表1に示す質量比で(B4)ポリエーテルアミン系硬化剤(ジェファーミン D−400、活性水素当量:114g/eq、HUNTSUMAN社製)及び(B5)ポリエーテルアミン系硬化剤(ジェファーミン D−2000、活性水素当量:500g/eq、HUNTSUMAN社製)を混合した以外は実施例1と同様にしてエポキシ樹脂接着剤を得た。このものの評価を表1に示す。
(比較例4)
(C)成分に変えて、ベンジルアルコール以外の非反応性希釈剤の(C2)芳香族炭化水素樹脂(ネシレスEPX−L、NEVCIN社製)を12質量部とした以外は実施例1と同様にしてエポキシ樹脂接着剤を得た。このものの評価を表1に示す。
(比較例5)
(C)成分に変えて、反応性希釈剤の(C3)ブチルグリシジルエーテル(エピオール B、エポキシ当量:130g/eq、日油社製)を12質量部とした。表1に示す質量比で(A)成分として(A1)成分及び(C3)成分をヘラで混合し、主剤を調整した。次に、表1に示す質量比で、活性水素当量が190g/eqとなるように(B)成分として、(B1)成分及び(B2)成分をヘラで混合し、硬化剤液を調整した。主剤の(A)成分及び(C)成分以外の希釈剤と硬化剤の(B)成分の当量比を1.0とするため、(B)成分を120質量部とし、主剤と硬化剤液をヘラで混合してエポキシ樹脂接着剤を調製した。このものの評価を表1に示す。
(実施例4)
(A)成分として、エポキシ当量が145g/eqとなるよう、表2に示す質量比で(A1)成分及び(A2)p−アミノフェノール型エポキシ樹脂(jER630、エポキシ当量:98g/eq、三菱化学社製)を混合し、(A)成分と(B)成分の当量比を1.0とするため、(B)成分を130質量部とした以外は実施例1と同様にしてエポキシ樹脂接着剤を得た。このものの評価を表2に示す。
Figure 2018172604
(実施例5)
(A)成分として、(A1)成分に変えて、エポキシ当量が170g/eqの(A3)ビスフェノールF型エポキシ樹脂(jER807、エポキシ当量:170g/eq、三菱化学社製)とし、(A)成分と(B)成分の当量比を1.0とするため、(B)成分を110質量部とした以外は実施例1と同様にしてエポキシ樹脂接着剤を得た。このものの評価を表2に示す。
(実施例6)
(A)成分として、エポキシ当量が192g/eqとなるよう、表2に示す質量比で(A1)成分及び(A4)ビスフェノールA型エポキシ樹脂(jER834、エポキシ当量:250g/eq、三菱化学社製)を混合した以外は実施例1と同様にしてエポキシ樹脂接着剤を得た。このものの評価を表2に示す。
(実施例7)
(A)成分として、エポキシ当量が214g/eqとなるよう、表2に示す質量比で(A1)成分及び(A5)ポリエーテル型エポキシ樹脂(アデカレジン EP−4005、エポキシ当量:512g/eq、ADEKA社製)を混合し、(A)成分と(B)成分の当量比を1.0とするため、(B)成分を90質量部とした以外は実施例1と同様にしてエポキシ樹脂接着剤を得た。このものの評価を表2に示す。
(実施例8)
(A)成分として、エポキシ当量が231g/eqとなるよう、表2に示す質量比で(A1)成分及び(A5)成分を混合し、(A)成分と(B)成分の当量比を1.0とするため、(B)成分を80質量部とした以外は実施例1と同様にしてエポキシ樹脂接着剤を得た。このものの評価を表2に示す。
(実施例9)
(C)成分として、(C1)成分を3質量部とした以外は実施例1と同様にしてエポキシ樹脂接着剤を得た。このものの評価を表3に示す。
Figure 2018172604
(実施例10)
(C)成分として、(C1)成分を6質量部とした以外は実施例1と同様にしてエポキシ樹脂接着剤を得た。このものの評価を表3に示す。
(実施例11)
(C)成分として、(C1)成分を15質量部とした以外は実施例1と同様にしてエポキシ樹脂接着剤を得た。このものの評価を表3に示す。
(実施例12)
(C)成分として、(C1)成分を20質量部とした以外は実施例1と同様にしてエポキシ樹脂接着剤を得た。このものの評価を表3に示す。
実施例1〜3、比較例1、2より、(A)エポキシ樹脂、(B)活性水素当量145〜225g/eqのポリアミド系硬化剤、(C)ベンジルアルコールを併用することにより、従来技術では達成し得なかった課題を解決し、低粘度であり、常温硬化性、可とう性、ポットライフに優れたエポキシ樹脂接着剤を得られることが分かる。
更に、実施例1及び比較例1〜5より、(B)活性水素当量145〜225g/eqのポリアミド系硬化剤と(C)ベンジルアルコールを併用することで、優れた常温硬化性及びポットライフが得られることが分かる。
また、実施例1、4〜8より、(A)エポキシ樹脂のエポキシ当量を150〜220g/eqの範囲とすることで、可とう性及び常温硬化性により優れたエポキシ樹脂接着剤を得られることが分かる。
また、実施例1、9〜12より、(A)エポキシ樹脂100質量部当り、(C)ベンジルアルコールを5〜17質量部とすることで、粘度、ポットライフ及び引張せん断接着強さに、より優れたエポキシ樹脂接着剤が得られることが分かる。

Claims (1)

  1. (A)エポキシ樹脂、(B)活性水素当量145〜225g/eqのポリアミド系硬化剤、(C)ベンジルアルコールを必須成分とするエポキシ樹脂接着剤。
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