JPH1127914A - 車両用交流発電機 - Google Patents

車両用交流発電機

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JPH1127914A
JPH1127914A JP17963397A JP17963397A JPH1127914A JP H1127914 A JPH1127914 A JP H1127914A JP 17963397 A JP17963397 A JP 17963397A JP 17963397 A JP17963397 A JP 17963397A JP H1127914 A JPH1127914 A JP H1127914A
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JP
Japan
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stator
claw
magnetic poles
poles
magnetic
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Application number
JP17963397A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Kanazawa
宏至 金澤
Kazuo Tawara
和雄 田原
Fumio Tajima
文男 田島
Yoshiaki Honda
義明 本田
Masami Takano
雅美 高野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の目的は、騒音を低減した車両用交流発
電機を提供することにある。 【解決手段】固定子30は、複数の固定子磁極32を有
するとともに、固定子磁極32に対して1つの固定子巻
線34が巻装されている。回転子10は、固定子磁極3
2に対向して配置された爪形磁極12X,12Yを有す
る。ここで、爪形磁極の爪磁極数Tと固定子磁極数Kと
の比率を、T:K=6n±2:6n(nは2以上の整
数)とし、例えば、爪形磁極の爪磁極数Tを14極と
し、固定子磁極数Kを12極としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用交流発電機
に係り、特に、自動車用発電装置として用いるに好適な
車両用交流発電機に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用交流発電機に用いられる回転子
としては、一般に、シャフト上に界磁コイルを巻回し、
その両側に爪形磁極を配置した構成の爪形磁極回転子が
用いられている。また、固定子としては、1つの固定子
磁極に1つの固定子巻線が巻装されている集中巻の固定
子が用いられている。ここで、回転子磁極数と固定子磁
極数の比は、例えば、特開平5−146125号公報に
記載されているように、2:3となっており、回転子磁
極数が12極であるならば、固定子磁極数が18極とな
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】自動車用交流発電機
は、常にエンジンによりプーリを介して回転しているた
め、磁極部で発生する電磁音が大きいと、運転者に不快
な影響を与えることになる。特に、最近の自動車では、
静粛性が要求されており、そのために、アイドル回転数
を低下させるなど種々の試みがなされている。このよう
に他の要素が静かになればなるほど、自動車用交流発電
機から発生する電磁音による騒音が、運転者にとって耳
障りなものとなるという問題が顕在化することになる。
また、騒音は、アイドル回転時のみならず、高速走行時
にも問題となる。
【0004】本発明の目的は、騒音を低減した車両用交
流発電機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
(1)上記目的を達成するために、本発明は、複数の固
定子磁極を有するとともに、固定子磁極に対して1つの
固定子巻線が巻装された固定子と、この固定子の内周側
に回転可能に保持されるとともに、上記固定子磁極に対
向して配置された爪形磁極を有する回転子とを有する車
両用交流発電機において、上記爪形磁極の爪磁極数Tと
固定子磁極数Kとの比率を、T:K=6n±2:6n
(nは2以上の整数)としたものである。かかる構成に
より、発生する電磁騒音の発生次数を高次として、騒音
を低減し得るものとなる。
【0006】(2)上記(1)において、好ましくは、
上記爪形磁極の爪磁極数Tを14極とし、固定子磁極数
Kを12極としたものである。かかる構成により、爪形
磁極の爪磁極数Tを現行の12極よりも高い14極とす
ることにより、低回転での発電を可能にすると共に、固
定子磁極数Kを偶数の12極とすることで、回転子と固
定子磁極間で発生する磁気吸引力をバランスさせること
ができ、磁気騒音を低減することが可能になる。また、
固定子磁極数Kを現行の1/3とできるため、固定子巻
線製作時の作業性を向上し得るものとなる。
【0007】(3)上記(1)において、好ましくは、
上記爪形磁極の爪磁極数Tを16極とし、固定子磁極数
Kを18極としたものである。かかる構成により、爪形
磁極の爪磁極数Tを現行の12極よりも高い16極とす
ることにより、低回転での発電を可能にすると共に、固
定子磁極数Kを偶数の18極とすることで、回転子と固
定子磁極間で発生する磁気吸引力をバランスさせること
ができ、磁気騒音を低減することが可能になる。また、
固定子磁極数Kを現行の1/2とできるため、固定子巻
線製作時の作業性を向上し得るものとなる。
【0008】(4)上記目的を達成するために、本発明
は、複数の固定子磁極を有するとともに、固定子磁極に
対して1つの固定子巻線が巻装された固定子と、この固
定子の内周側に回転可能に保持されるとともに、上記固
定子磁極に対向して配置された爪形磁極を有する回転子
とを有する車両用交流発電機において、上記爪形磁極の
爪磁極数Tと固定子磁極数Kとの比率を、T:K=3m
+1:3m(mは3以上の奇数)としたものである。か
かる構成により、発生する電磁騒音の発生次数を高次と
して、騒音を低減し得るものとなる。
【0009】(5)上記(4)において、好ましくは、
上記爪形磁極の爪磁極数Tを16極とし、固定子磁極数
Kを15極としたものである。かかる構成により、爪形
磁極の爪磁極数Tを現行よりも大きな16極とすること
により、アイドル回転数がさらに低くても発電可能とな
り、さらに、固定子磁極数Kを奇数の15極とすること
により、発生する電磁騒音の発生次数をさらに高次とし
て、騒音を低減し得るものとなる。
【0010】(6)上記(1)若しくは(4)におい
て、好ましくは、さらに、上記爪形磁極の爪磁極間に配
置された永久磁石を備えるようにしたものである。かか
る構成により、爪形磁極の爪磁極数Tが多い場合にも、
漏れ磁束の影響を低減して、発電性能を維持しつつ、発
生する電磁騒音の発生次数を高次として、騒音を低減し
得るものとなる。
【0011】(7)上記(1)若しくは(4)におい
て、好ましくは、さらに、上記固定子磁極端部の凸部を
省略した平行磁極とするとともに、上記固定子巻線は、
型巻きで作成したものを挿入した固定子巻線としたもの
である。かかる構成により、固定子巻線の組立作業の作
業性を向上し得るものとなる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図4を用いて、本発
明の一実施形態による自動車用交流発電機について説明
する。最初に、図1を用いて、本発明の一実施形態によ
る自動車用交流発電機の全体構成について説明する。図
1は、本発明の一実施形態による自動車用交流発電機の
縦断面図である。
【0013】回転子10は、一対の向かい合う爪形磁極
12X,12Yと、その中心部にヨーク14に一方向に
連続的に巻装される界磁巻線16とで構成されている。
更に、回転子10は、その端面に冷却ファン40X,4
0Yが固定配置されている。爪形磁極12X,12Y及
びヨーク14の材料としては、例えば、磁性材料の軟鉄
が用いられている。界磁巻線16の材料としては、例え
ば、抵抗値の低い銅が用いられる。
【0014】回転子10の中心部には、シャフト20が
圧入により、固定される。シャフト20は、ボールベア
リング22X,22Yによって、エンドブラケット24
X,24Yに回転自在に支承されている。シャフト20
の一端側には、エンジンからの回転力を受けるためのプ
ーリ26が固定配置されている。また、シャフト20の
他端側には、界磁巻線16に電力を供給するためにスリ
ップリング28A,28Bが固定配置されている。スリ
ップリング28A,28Bの外周面には、ブラシ29
A,29Bが接触配置されている。
【0015】また、固定子30は、固定子磁極32と、
固定子巻線34とで構成される。固定子磁極32の1つ
の固定子磁極には、固定子巻線34の1つのコイルが集
中的に巻装されており、集中巻を構成している。固定子
30は、エンドブラケット24Xと、エンドブラケット
24Yの間に固定配置されている。冷却ファン40X,
40Yは、固定子30に配置される固定子巻線34を冷
却するものである。固定子磁極32の材質としては、例
えば、けい素鋼板や低炭素鋼(SPCC材)が用いられ
る。固定子巻線34の材質としては、例えば、銅が用い
られる。
【0016】次に、本実施形態による自動車用交流発電
機の動作について説明する。エンジンの回転軸と発電機
のシャフト20に取り付けられたプーリ26は、ベルト
により接続される。よって、エンジン回転数とプーリ比
とによって、回転子10の回転が決定される。回転子1
0のヨーク14に巻装される界磁巻線16に、ブラシ2
9A,29B及びスリップリング28A,28Bを介し
て直流電流が流れると、軸方向に一方向磁束が発生す
る。その結果、爪形磁極12X,12Yの片側にはN極
が形成され、その反対側にはS極が形成される。従っ
て、固定子30からみると、N極とS極が交互に配置さ
れたものとなっている。
【0017】また、この爪形磁極12X,12Yによっ
て発生する磁界の強さは、先に説明した界磁巻線16を
流れる電流の電流値に比例する。また、固定子磁極(テ
ィース)32には、固定子巻線34が配置され、3相結
線されている。1つのコイルは1つの磁極に集中的に巻
装され、磁極を形成している。また、固定子巻線34の
3相の出力端は、図示しないダイオードにより全波整流
され、直流電圧が発生できるように構成されている。発
生した直流電圧は、バッテリに供給され、バッテリを充
電するものである。前述した界磁電流制御は、レギュレ
ータと呼ばれるICにより行われるものであり、ダイオ
ードの出力電圧を検出して一定電圧となるように界磁電
流を制御するものである。
【0018】次に、図2〜図5を用いて、本実施形態に
よる自動車用交流発電機における爪形磁極と固定子磁極
の関係について説明する。図2〜図5は、本発明の一実
施形態による自動車用交流発電機の爪形磁極と固定子磁
極の関係を説明する図であり、図1のA−A‘断面であ
る。
【0019】本実施形態においては、磁気音による騒音
の発生するために、爪形磁極の爪磁極数Tと固定子磁極
の磁極数Kの関係が、所定の関係となるようにしてい
る。即ち、磁気的な振動の発生する次数Nは、爪形磁極
の爪磁極数Tと固定子磁極の磁極数Kの最小公倍数によ
って決定される。電磁騒音の発生する次数は、磁気的な
振動の発生する次数Nに依存するものであるため、磁気
的な振動の発生する次数Nが高次になると、騒音のレベ
ルそのものは低減することになる。そこで、爪形磁極の
爪磁極数Tと固定子磁極の磁極数Kの最小公倍数が大き
くなるように、爪形磁極の爪磁極数Tと固定子磁極の磁
極数Kが所定の関係となるようにしている。
【0020】しかしながら、単に、爪形磁極の爪磁極数
Tと固定子磁極の磁極数Kの最小公倍数が大きくなるよ
うな組合せを選択した場合には、製造が複雑になった
り、固定子と回転子の対向する磁極間の吸引力のバラン
スが悪くなり、かえって騒音が大きくなる場合もある。
そこで、以上のような点を考慮した上で、総合的に、爪
形磁極の爪磁極数Tと固定子磁極の磁極数Kが所定の関
係となるようにしているものである。
【0021】最初に、図2を用いて、本実施形態による
自動車用交流発電機の第1の構成例について説明する。
図2において、シャフト20に固定された回転子10
は、中心部にヨーク14に一方向に連続的に巻装される
界磁巻線16と、ヨーク14及び界磁巻線16を挟み込
んで対向する一対の爪形磁極12X,12Yとで構成さ
れている。爪形磁極12Xは、N極を構成する7個の爪
形磁極12X1,12X2,…,12X7から構成され
ている。また、爪形磁極12Yは、S極を構成する7個
の爪形磁極12Y1,12Y2,…,12Y7から構成
されている。即ち、本例では、回転子10には爪形磁極
12X,12Yが前面側にS極が7個、背面側にN極が
7個配置されており、爪形磁極の爪磁極数Tは14極で
ある。
【0022】また、回転子10の外周に配置される固定
子30は、固定子磁極32と固定子巻線34とで構成さ
れている。固定子磁極32は、12個の固定子磁極32
−1,32−2,…,32−12から構成されている。
固定子磁極32の1つの固定子磁極には、固定子巻線3
4の1つのコイルが集中的に巻装されており、固定子磁
極32及び固定子巻線34は、同数の12個で構成され
ており、固定子30の磁極数Kは12となっている。こ
の場合、固定子磁極の極性は、図示したように、3相
(u×2,u−×2,v×2,v−×2,w×2,w−
×2)結線されている。結線方法は、Y結線及び△結線
のどちらでもよく、3相の位相差ができればどのような
結線でも良いものである。
【0023】次に、図3を用いて、本実施形態による自
動車用交流発電機の第2の構成例について説明する。図
3において、シャフト20に固定された回転子10A
は、中心部にヨーク14に一方向に連続的に巻装される
界磁巻線16と、ヨーク14及び界磁巻線16を挟み込
んで対向する一対の爪形磁極12X,12Yとで構成さ
れているが、その極数が異なっている。爪形磁極12X
は、N極を構成する8個の爪形磁極12X1,12X
2,…,12X8から構成されている。また、爪形磁極
12Yは、S極を構成する8個の爪形磁極12Y1,1
2Y2,…,12Y8から構成されている。即ち、本例
では、回転子10Aには爪形磁極12X,12Yが前面
側にS極が8個、背面側にN極が8個配置されており、
爪形磁極の爪磁極数Tは16極である。
【0024】また、回転子10Aの外周に配置される固
定子30Aは、固定子磁極32Aと固定子巻線34Aと
で構成されているが、図2に示した例とはその極数が異
なっている。固定子磁極32Aは、18個の固定子磁極
32−1,32−2,…,32−18から構成されてい
る。固定子磁極32Aの1つの固定子磁極には、固定子
巻線34Aの1つのコイルが集中的に巻装されており、
固定子磁極32A及び固定子巻線34Aは、同数の18
個で構成されており、固定子30Aの磁極数Kは18と
なっている。この場合、固定子磁極の極性は、図示した
ように、3相(u×4,u−×2,v×4,v−×2,
w×4,w−×2)結線されている。結線方法は、Y結
線及び△結線のどちらでもよく、3相の位相差ができれ
ばどのような結線でも良いものである。
【0025】図2及び図3に示した例における爪形磁極
の爪磁極数Tと固定子磁極の磁極数Kの関係をさらに拡
張して整理すると、以下の(表1)のようになる。
【0026】
【表1】
【0027】ここで、参考の欄に記した図2,図3は、
それぞれ、図2及び図3において説明した爪形磁極の爪
磁極数Tと固定子磁極の磁極数Kの組合せの例である。
次数Nは、磁気的な振動の発生する次数であり、爪形磁
極の爪磁極数Tと固定子磁極の磁極数Kの最小公倍数に
よって決定される。
【0028】(表1)に示した爪形磁極の爪磁極数Tと
固定子磁極の磁極数Kとの関係を一般的に表すと、以下
の(1)式で表すことができる。
【0029】T:K=6n±2:6n …(1) ここで、nは、2以上の整数である。
【0030】表1に示した例においては、磁気的な振動
の発生する次数Nは、少なくとも60以上となってい
る。前述したように、従来の自動車用交流発電機におけ
る爪形磁極の爪磁極数Tを12とし、固定子磁極の磁極
数Kを18とした場合の最小公倍数は、36であるた
め、36次成分の磁気振動が発生している。それに対し
て、本実施形態においては、電磁騒音の発生次数を36
次よりも高次とすることで、発生する磁気吸引力による
電磁騒音の周波数を高周波側に移動させ、騒音レベルの
ピークを抑えることにより、騒音の低減を図ることがで
きる。例えば、図2に示したT:Kが14:12の場合
では、磁極の組み合わせによる最小公倍数が84となる
ため、従来の36次成分の騒音レベルの約半分になる。
【0031】また、固定子磁極の磁極数Kは、偶数とし
ている。従って、固定子磁極の磁極数Kが奇数の場合に
比べて、固定子と回転子の対向する磁極間の吸引力のバ
ランスが良いため、さらに、磁気騒音を低減することが
できる。
【0032】特に、爪形磁極の爪磁極数Tを14とする
ことにより、爪形磁極の爪磁極数Tが現行の爪形磁極数
12に比べて多いため、発電可能周波数が同じとすれ
ば、発電可能な回転数を下げることが可能となる。最
近、エンジンの低燃料消費率化を図るため、エンジンの
アイドル回転数を低下させる試みがなされている。エン
ジンのアイドル回転数は、通常は、600rpm程度で
あるが、これをさらに低下させた場合、自動車用交流発
電機の回転子の回転数も低下し、発電が不可能となる事
態も発生する。それに対して、爪形磁極の爪磁極数Tを
14とすることにより、エンジンのアイドル回転数を約
510rpmまで低下させた場合にも発電が可能とな
る。さらに、爪形磁極の爪磁極数Tを16とすることに
より、エンジンのアイドル回転数を約450rpmまで
低下させた場合にも発電が可能となる。
【0033】また、固定子磁極の磁極数Kは、36まで
としている。固定子磁極の磁極数Kを多くすると、固定
子磁極の互いに隣接する磁極間の距離も短く、また、コ
イル数も多くなるため、固定子磁極にコイルを巻回す作
業の作業性が低下することとなる。それに対して、本実
施形態においては、固定子磁極の磁極数Kは、12〜3
6の範囲であるため、さほど作業性を悪くすることな
く、実現することが可能である。特に、固定子磁極の磁
極数Kが、12〜18の間であれば、現状の自動車用交
流発電機における固定子磁極の磁極数Kと同程度である
ため、容易に製作することが可能である。
【0034】さらに、図4を用いて、本実施形態による
自動車用交流発電機の第3の構成例について説明する。
図4において、シャフト20に固定された回転子10C
は、図2の例と同様であり、中心部にヨーク14に一方
向に連続的に巻装される界磁巻線16と、ヨーク14及
び界磁巻線16を挟み込んで対向する一対の爪形磁極1
2X,12Yとで構成されている。爪形磁極12Xは、
図3に示した例と同様に、N極を構成する8個の爪形磁
極12X1,12X2,…,12X8から構成されてい
る。また、爪形磁極12Yは、S極を構成する8個の爪
形磁極12Y1,12Y2,…,12Y8から構成され
ている。即ち、本例では、固定子30Cには爪形磁極1
2X,12Yが前面側にN極が8個、背面側にS極が8
個配置されており、爪形磁極の爪磁極数Tは16極であ
る。
【0035】また、回転子10Cの外周に配置される固
定子30Cは、固定子磁極32Cと固定子巻線34Cと
で構成されている。固定子磁極32Cは、図4に示した
例と同様に、15個の固定子磁極32−1,32−2,
…,32−15から構成されている。固定子磁極32C
の1つの固定子磁極には、固定子巻線34Cの1つのコ
イルが集中的に巻装されており、固定子磁極32C及び
固定子巻線34Cは、同数の15個で構成されており、
固定子30Cの磁極数Kは15となっている。この場
合、固定子磁極の極性は、図示したように、3相(u×
3,u−×2,v×3,v−×2,w×3,w−×2)
結線されている。結線方法は、Y結線及び△結線のどち
らでもよく、3相の位相差ができればどのような結線で
も良いものである。
【0036】ここで、図4に示した例における爪形磁極
の爪磁極数Tと固定子磁極の磁極数Kの関係をさらに拡
張して整理すると、以下の(表2)のようになる。
【0037】
【表2】
【0038】ここで、参考の欄に記した図4は、それぞ
れ、図4において説明した爪形磁極の爪磁極数Tと固定
子磁極の磁極数Kの組合せの例である。次数Nは、磁気
的な振動の発生する次数であり、爪形磁極の爪磁極数T
と固定子磁極の磁極数Kの最小公倍数によって決定され
る。
【0039】(表2)に示した爪形磁極の爪磁極数Tと
固定子磁極の磁極数Kとの関係を一般的に表すと、以下
の(2)式で表すことができる。
【0040】T:K=3m+1:3m …(2) ここで、mは、3以上の奇数である。
【0041】表2に示した例においては、磁気的な振動
の発生する次数Nは、少なくとも90以上となってい
る。前述したように、従来の自動車用交流発電機におけ
る爪形磁極の爪磁極数Tを12とし、固定子磁極の磁極
数Kを18とした場合の最小公倍数は、36であるた
め、36次成分の磁気振動が発生している。それに対し
て、本実施形態においては、電磁騒音の発生次数を高次
とすることで、騒音レベルの低減を図ることができる。
例えば、図5に示したT:Kが16:15の場合では、
磁極の組み合わせによる最小公倍数が240となるた
め、従来の36次成分の騒音レベルの約1/6になる。
【0042】また、爪形磁極の爪磁極数Tを12とし、
固定子磁極の磁極数Kを18とした場合に比べて、巻線
係数を向上させることができ、従来の87%から94%
程度に巻線係数を向上させることができる。
【0043】さらに、固定子磁極に巻回す固定子巻線
は、集中巻とすることにより、エンド部を短くすること
ができるため、銅損を小さくして、発電効率を向上する
ことができる。
【0044】また、固定子磁極の磁極数Kは、偶数とし
ている。従って、固定子磁極の磁極数Kが奇数の場合に
比べて、固定子と回転子の対向する磁極間の吸引力のバ
ランスが良いため、さらに、磁気騒音を低減することが
できる。
【0045】特に、爪形磁極の爪磁極数Tを14とする
ことにより、従来び爪形磁極の爪磁極数Tが12の場合
に比べて、発電可能な回転数を下げることが可能とな
る。最近、エンジンの低燃料消費率化を図るため、エン
ジンのアイドル回転数を低下させる試みがなされてい
る。エンジンのアイドル回転数は、通常は、600rp
m程度であるが、これをさらに低下させた場合、自動車
用交流発電機の回転子の回転数も低下し、発電が不可能
となる事態も発生する。それに対して、爪形磁極の爪磁
極数Tを14とすることにより、エンジンのアイドル回
転数を約510rpmまで低下させた場合にも発電が可
能となる。さらに、爪形磁極の爪磁極数Tを16とする
ことにより、エンジンのアイドル回転数を約450rp
mまで低下させた場合にも発電が可能となる。
【0046】また、固定子磁極の磁極数Kは、33まで
としている。固定子磁極の磁極数Kを多くすると、固定
子磁極の互いに隣接する磁極間の距離も短く、また、コ
イル数も多くなるため、固定子磁極にコイルを巻回す作
業の作業性が低下することとなる。それに対して、本実
施形態においては、固定子磁極の磁極数Kは、9〜33
の範囲であるため、さほど作業性を悪くすることなく、
実現することが可能である。特に、固定子磁極の磁極数
Kが、12〜136間であれば、現状の自動車用交流発
電機における固定子磁極の磁極数Kと同程度であるた
め、容易に製作することが可能である。
【0047】さらに、固定子磁極の磁極数Kは、奇数と
している。これによって、爪形磁極の爪磁極数Tと固定
子磁極の磁極数Kの最小公倍数を大きくすることがで
き、磁気的な振動の発生する次数を高くすることができ
るため、表1に示した爪形磁極の爪磁極数Tと固定子磁
極の磁極数Kの組合せに比べて発生する騒音レベルを低
減することができる。
【0048】次に、図5を用いて、本発明の第2の実施
形態による自動車用交流発電機について説明する。本実
施形態による自動車用交流発電機の全体構成は、図1に
示したものと同様である。図5は、本発明の第2の実施
形態による自動車用交流発電機の爪形磁極と固定子磁極
の関係を説明する図であり、図1のB−B‘断面であ
る。
【0049】本実施形態における爪形磁極の爪磁極数T
と固定子磁極の磁極数Kの関係は、(表1)に示した組
合せの中で、爪形磁極の爪磁極数Tが20であり、固定
子磁極の磁極数Kが18のものである。爪形磁極の爪磁
極数Tが増えると、爪磁極間の距離が狭まり、爪間の漏
れ磁束が増加する。そのため、発電性能の劣化が発生す
るための対策を施している。本実施形態は、(表1)の
組合せに限らず、(表2)の組合せに対しても適用でき
るものであり、特に、爪形磁極の爪磁極数Tが増加した
場合に有効なものである。
【0050】図5において、シャフト20Dに固定され
た回転子10Dは、中心部にヨーク14に一方向に連続
的に巻装される界磁巻線16と、ヨーク14及び界磁巻
線16を挟み込んで対向する一対の爪形磁極12X,1
2Yとで構成されている。爪形磁極12Xは、N極を構
成する10個の爪形磁極12X1,12X2,…,12
X10から構成されている。また、爪形磁極12Yは、
S極を構成する10個の爪形磁極12Y1,12Y2,
…,12Y10から構成されている。即ち、本例では、
回転子10Dには爪形磁極12X,12Yが前面側にS
極が10個、背面側にN極が10個配置されており、爪
形磁極の爪磁極数Tは20極である。
【0051】さらに、本実施形態においては、隣接する
各爪形磁極12X1,12X2,…,12X10及び爪
形磁極12Y1,12Y2,…,12Y10の間に、永
久磁石18−1,18−2,…,18ー20を配置し
て、永久磁石の磁束で界磁巻線16が作る磁束を増磁で
きるようにしてある。また、回転子10Dの最外周側に
は、円筒状の保護カバー19を配置してあり、永久磁石
18が回転することにより遠心力で飛び出そうとするこ
とを抑えている。永久磁石18としては、例えば、フェ
ライト系永久磁石が用いられる。保護カバー19の材質
としては、例えば、非磁性体材料であるSUS材が用い
られる。また、ネオジム等の協力磁石を用いた場合に
は、極間に配置する永久磁石の数を半分にして、交互に
配置することができる。
【0052】また、回転子10Dの外周に配置される固
定子30Dは、固定子磁極32と固定子巻線34とで構
成されている。固定子磁極32は、図3に示した例と同
様に、18個の固定子磁極32−1,32−2,…,3
2−18から構成されている。固定子磁極32の1つの
固定子磁極には、固定子巻線34の1つのコイルが集中
的に巻装されており、固定子磁極32及び固定子巻線3
4は、同数の18個で構成されており、固定子30Dの
磁極数Kは18となっている。この場合、固定子磁極の
極性は、図示したように、3相(u×4,u−×2,v
×4,v−×2,w×4,w−×2)結線されている。
結線方法は、Y結線及び△結線のどちらでもよく、3相
の位相差ができればどのような結線でも良いものであ
る。
【0053】以上説明したように、本実施形態において
は、電磁騒音の発生次数を高次とすることで、騒音レベ
ルの低減を図ることができるとともに、爪形磁極の数が
増えることにより、漏れ磁束が増加するのに対して、永
久磁石を極間に配置することにより、永久磁石の磁束で
界磁巻線が作る磁束を増磁できるので、発電効率を高く
することができる。
【0054】なお、図2乃至図5に示した例において
は、界磁巻線16に給電する方式がブラシとスリップリ
ングを用いたブラシタイプのもので説明したが、界磁巻
線16を固定子側に配置したブラシレスタイプの発電機
においても同様な効果が得られる。また、本実施形態で
は、空冷構造のものとして説明したが、固定子磁極や固
定子巻線の近傍に冷却用の液冷パイプ等が配置された液
冷構造においても同様な効果は得られる。
【0055】次に、図6を用いて、本発明の第3の実施
形態による自動車用交流発電機について説明する。本実
施形態による自動車用交流発電機の全体構成は、図1に
示したものと同様である。図6は、本発明の第3の実施
形態による自動車用交流発電機の固定子磁極に固定子巻
線を巻回す方法について説明する図であり、図1のA−
A‘断面である。
【0056】本実施形態における爪形磁極の爪磁極数T
と固定子磁極の磁極数Kの関係は、図3と同様であり、
(表1)に示した組合せの中で、爪形磁極の爪磁極数T
が16であり、固定子磁極の磁極数Kが18のものであ
る。固定子磁極数が増加すると、固定子磁極に対して直
巻をおこなうと磁極間のスリット幅が狭いために、巻線
の占積率低下や固定子巻線の線径が太い場合にはエンド
部分が長くなる。そこで、本実施形態では、固定子磁極
の内径側の端部にある凸部を設けない平行磁極として、
型巻きした固定子巻線を効率よく挿入できるようにした
ものである。本実施形態は、(表1)の組合せに限ら
ず、(表2)の組合せに対しても適用できるものであ
り、特に、固定子磁極の磁極数が増加した場合に有効な
ものである。
【0057】図7において、シャフト20に固定された
回転子10Aは、図3に示したものと同様に、中心部に
ヨーク14に一方向に連続的に巻装される界磁巻線16
と、ヨーク14及び界磁巻線16を挟み込んで対向する
一対の爪形磁極12X,12Yとで構成されている。爪
形磁極12Xは、N極を構成する8個の爪形磁極から構
成されている。また、爪形磁極12Yは、S極を構成す
る8個の爪形磁極から構成されている。即ち、本例で
は、回転子10Aには爪形磁極12X,12Yが前面側
にS極が8個、背面側にN極が8個配置されており、爪
形磁極の爪磁極数Tは16極である。
【0058】また、回転子10Aの外周に配置される固
定子30Eは、固定子磁極32Eと固定子巻線34Eと
で構成されている。固定子磁極32Eは、図3に示した
ものと同様に、18個の固定子磁極32E1,32E
2,…,32E18から構成されている。ここで、本実
施形態における固定子磁極32Eの形状は、固定子磁極
の内周側の端部の凸部のない平行磁極の形状としてい
る。平行磁極とは、図2等に示した固定子磁極32の形
状と比較すると明かなように、隣合う固定子磁極間に形
成されるスロットの入口側であって、回転子10Aと対
向する部分の突起部(「ハット」,「つば」とも称す
る)がない構成となっている。従って、固定子磁極32
Eは、その円周方向の幅がほぼ一定の平行形状の磁極と
なっている。
【0059】固定子磁極32Eの1つの固定子磁極に
は、固定子巻線34Eの1つのコイルが集中的に巻装さ
れているが、本実施形態においては、予め型巻きした固
定子巻線を、固定子のスロットの中に効率よく挿入する
ことにより、固定子磁極32Eに固定子巻線34Eを巻
装して、コイルを集中巻してある。そして、全ての巻線
が入った後にコイルの飛び出し防止と磁気音の低減を兼
ねた磁性リング36を、固定子磁極の最内周に圧入また
はやきばめにより配置した後、数カ所の溶接により固定
してある。磁性リング36の材質としては、例えば、磁
性体である鉄が用いられる。
【0060】固定子磁極32E及び固定子巻線34E
は、同数の18個で構成されており、固定子30Eの磁
極数Kは18となっている。この場合、固定子磁極の極
性は、図示したように、3相(u×4,u−×2,v×
4,v−×2,w×4,w−×2)結線されている。結
線方法は、Y結線及び△結線のどちらでもよく、3相の
位相差ができればどのような結線でも良いものである。
【0061】以上説明したように、本実施形態において
は、固定子磁極数が増加した場合にも、固定子磁極の内
径側を平行磁極として、型巻きした固定子巻線を効率よ
く挿入できるようにしたものであるので、作業効率を向
上することができる。
【0062】
【発明の効果】本発明によれば、車両用交流発電機にお
ける騒音を低減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による自動車用交流発電機
の縦断面図である。
【図2】本発明の一実施形態による自動車用交流発電機
の爪形磁極と固定子磁極の関係の第1の例について説明
する図であり、図1のA−A‘断面である。
【図3】本発明の一実施形態による自動車用交流発電機
の爪形磁極と固定子磁極の関係の第2の例について説明
する図であり、図1のA−A‘断面である。
【図4】本発明の一実施形態による自動車用交流発電機
の爪形磁極と固定子磁極の関係の第3の例について説明
する図であり、図1のA−A‘断面である。
【図5】本発明の第2の実施形態による自動車用交流発
電機の爪形磁極と固定子磁極の関係を説明する図であ
り、図1のB−B‘断面である。
【図6】本発明の第3の実施形態による自動車用交流発
電機の固定子磁極に固定子巻線を巻回す方法について説
明する図であり、図1のA−A‘断面である。
【符号の説明】
10…回転子 12X,12Y…爪形磁極 14…ヨーク 16…界磁巻線 18…永久磁石 19…保護カバー 20…シャフト 22X,22Y…ボールベアリング 24X,24Y…エンドブラケット 26…プーリ 28A,28B…スリップリング 29A,29B…ブラシ 30…固定子 32…固定子磁極 34…固定子巻線 36…磁性リング 40X,40Y…冷却ファン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本田 義明 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器事業部内 (72)発明者 高野 雅美 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器事業部内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の固定子磁極を有するとともに、固定
    子磁極に対して1つの固定子巻線が巻装された固定子
    と、この固定子の内周側に回転可能に保持されるととも
    に、上記固定子磁極に対向して配置された爪形磁極を有
    する回転子とを有する車両用交流発電機において、 上記爪形磁極の爪磁極数Tと固定子磁極数Kとの比率
    を、T:K=6n±2:6n(nは2以上の整数)とし
    たことを特徴とする車両用交流発電機。
  2. 【請求項2】請求項1記載の車両用交流発電機におい
    て、 上記爪形磁極の爪磁極数Tを14極とし、固定子磁極数
    Kを12極としたことを特徴とする車両用交流発電機。
  3. 【請求項3】請求項1記載の車両用交流発電機におい
    て、 上記爪形磁極の爪磁極数Tを16極とし、固定子磁極数
    Kを18極としたことを特徴とする車両用交流発電機。
  4. 【請求項4】複数の固定子磁極を有するとともに、固定
    子磁極に対して1つの固定子巻線が巻装された固定子
    と、この固定子の内周側に回転可能に保持されるととも
    に、上記固定子磁極に対向して配置された爪形磁極を有
    する回転子とを有する車両用交流発電機において、 上記爪形磁極の爪磁極数Tと固定子磁極数Kとの比率
    を、T:K=3m+1:3m(mは3以上の奇数)とし
    たことを特徴とする車両用交流発電機。
  5. 【請求項5】請求項4記載の車両用交流発電機におい
    て、 上記爪形磁極の爪磁極数Tを16極とし、固定子磁極数
    Kを15極としたことを特徴とする車両用交流発電機。
  6. 【請求項6】請求項1若しくは請求項4のいずれかに記
    載の車両用交流発電機において、さらに、 上記爪形磁極の爪磁極間に配置された永久磁石を備えた
    ことを特徴とする車両用交流発電機。
  7. 【請求項7】請求項1若しくは請求項4のいずれかに記
    載の車両用交流発電機において、さらに、 上記固定子磁極を平行磁極とするとともに、 上記固定子巻線は、型巻きした固定子巻線であることを
    特徴とする車両用交流発電機。
JP17963397A 1997-07-04 1997-07-04 車両用交流発電機 Pending JPH1127914A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004109893A1 (ja) * 2003-06-09 2004-12-16 Hitachi, Ltd. 車両用交流発電機
JP2005341739A (ja) * 2004-05-28 2005-12-08 Hitachi Ltd 車両用交流発電機
EP2061139A2 (en) 2007-11-06 2009-05-20 Hitachi Ltd. Vehicle alternator

Cited By (4)

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EP2061139A2 (en) 2007-11-06 2009-05-20 Hitachi Ltd. Vehicle alternator

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