JP2003018793A - 車両用交流発電システム及びそれに用いられる車両用交流発電機 - Google Patents

車両用交流発電システム及びそれに用いられる車両用交流発電機

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JP2003018793A
JP2003018793A JP2001194406A JP2001194406A JP2003018793A JP 2003018793 A JP2003018793 A JP 2003018793A JP 2001194406 A JP2001194406 A JP 2001194406A JP 2001194406 A JP2001194406 A JP 2001194406A JP 2003018793 A JP2003018793 A JP 2003018793A
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pulley
rotor
vehicle
generator
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Hiroyuki Kanazawa
宏至 金澤
Kazuo Tawara
和雄 田原
Yoshiaki Honda
義明 本田
Masami Takano
雅美 高野
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】低速から高速まで広範囲にわたり出力向上を図
った、小型、高速回転、高出力の車両用交流発電システ
ム及びそれに用いられる車両用交流発電機を提供する。 【解決手段】前記車両用交流発電機は、磁極と該磁極を
磁化させる界磁巻線を有する回転子と、前記回転子と所
定の間隔を隔てて配置され前記磁極の磁化により交流電
圧を発生させる固定子巻線とを有する固定子と、前記プ
ーリが設けられたプーリ軸と、前記回転子と一体の第2
の軸とを備え、前記プーリが設けられた第1の軸が、前
記車両用交流発電機の側面内でかつ前記クランクプーリ
軸から見て前記第2の軸と同等あるいは該第2の軸より
も前記クランクプーリ軸側に配置されており、前記プー
リ側を増速する変速機を含む動力伝達機構を介して、前
記プーリが設けられた第1の軸と前記第2の軸とを連結
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用交流発電シス
テム及びそれに用いられる車両用交流発電機に係り、特
に自動車用発電装置として好適な車両用交流発電システ
ム及びそれに用いられる車両用交流発電機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用交流発電機は、低速時の出
力を向上させるために、特開平60−22499号公報
に記載されているように、遊星歯車で増速させると共に
高速側では内蔵した電磁クラッチで機械的に切り離す機
構が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術において
は、ロータに空冷用のファンを取り付けた構造のために
高速回転時に騒音増大の問題がある。そのために、高速
回転時には電磁クラッチで増速機構を切り離さざるを得
ない。また、電磁クラッチを内蔵しているので車両用交
流発電機としては小型化が難しい。また、アイドリング
時のみ増速して出力を向上させることから、全速度範囲
に於いての高出力化が図れない問題がある。また、仮に
高速時にも電磁クラッチを機械的に切り離さない場合に
は、先にも述べた騒音増大の問題が発生する。
【0004】一方、騒音の発生源となるロータ空冷用の
ファンを省略して、回転体を完全に覆えるように冷却手
段に液冷方式を採用して冷却効果の向上を図ったもの
が、特開2000−270518号公報に開示されてい
る。
【0005】また、回転電機の場合、高速で回転子を回
せば出力向上が実現できることは一般的に知られてい
る。現行の車両用交流発電機では、エンジンのクランク
プーリと発電機のプーリはベルトにより直接接続されて
いるため、エンジンの回転数に比例してプーリは回転す
る。通常、エンジンのクランクプーリの外径と車両用交
流発電機のプーリ外径は、車両用交流発電機側のプーリ
径が小さく設定されており、従って増速関係になってい
る。最も一般的なプーリ比は、クランクプーリを1.0
とすれば車両用交流発電機側のプーリは2.5倍程度の
増速となっている。
【0006】この、2.5倍の増速比は、クランクプー
リの許容外径や車両用交流発電機の伝達トルクに必要な
ベルトの巻き付け角から求められたプーリ径及びベルト
の許容速度等から決まってくる。例えば、エンジンの最
大回転数が7,30r/minでプーリ比が2.5倍の
場合、車両用交流発電機側のプーリ回転数は18,00
0r/minとなる。例えば、このプーリ外径が60mm
の場合ベルトの周速は56.5m/sであり、ほぼベル
トの許容限界スピードに達している。そのために、これ
以上の高速化は現状では難しい。
【0007】より高速で回転子を回せば出力向上が実現
できると考えられるが、そのためにはプーリ比を上げる
ことが必要となる。しかし、クランクプーリの外径を現
在よりも大きくすることはエンジンルーム内のレイアウ
トの関係で難しく、発電機側のプーリ径を小さくするこ
ともベルトの寿命の点から難しい。
【0008】本発明では、これらの問題点を解決し、低
速から高速まで広範囲にわたり出力向上を図った、小
型、高速回転、高出力の車両用交流発電システム及びそ
れに用いられる車両用交流発電機を提供することにあ
る。
【0009】本発明の他の目的は、車両用交流発電機の
固定位置の自由度を上げることができる車両用交流発電
システム及びそれに用いられる車両用交流発電機を提供
することにある。
【0010】本発明の他の目的は、また、許容される取
り付け位置の中でベルト長さの短い固定位置を設定し、
動力伝達機構の信頼性向上を図ることができる車両用交
流発電システム及びそれに用いられる車両用交流発電機
を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、プーリを介してエンジンのクランクプ
ーリ軸に連結される車両用交流発電機を含む車両用交流
発電システムにおいて、前記車両用交流発電機は、磁極
と該磁極を磁化させる界磁巻線を有する回転子と、前記
回転子と所定の間隔を隔てて配置され前記磁極の磁化に
より交流電圧を発生させる固定子巻線とを有する固定子
と、前記プーリが設けられたプーリ軸と、前記回転子と
一体の第2の軸とを備え、前記プーリが設けられた第1
の軸が、前記車両用交流発電機の側面内でかつ前記クラ
ンクプーリ軸から見て前記第2の軸と同等あるいは該第
2の軸よりも前記クランクプーリ軸側に配置されてお
り、前記プーリ側を増速する変速機を含む動力伝達機構
を介して、前記プーリが設けられた第1の軸と前記第2
の軸とを連結したことにある。
【0012】本発明の他の特徴は、プーリを介してエン
ジンのクランクプーリ軸に連結される車両用交流発電機
を含む車両用交流発電システムにおいて、前記車両用交
流発電機は、磁極と該磁極を磁化させる界磁巻線を有す
る回転子と、前記回転子と所定の間隔を隔てて配置され
前記磁極の磁化により交流電圧を発生させる固定子巻線
とを有する固定子と、前記回転子と一体の軸と、前記動
力伝達機構を冷却するための液冷式冷却手段とを備え、
前記プーリ側を増速する変速機を含む動力伝達機構を介
して、前記回転子と一体の軸と前記プーリとを連結した
ことにある。
【0013】本発明の他の特徴は、第一の歯車と第二の
歯車比を2倍程度に設定し、増速させることで回転子の
小型化を図っている。
【0014】また、本発明の他の特徴は、回転体を完全
に覆えるように冷却手段に液冷方式を採用し、その変速
機内に設けた潤滑油の熱を冷却水に熱伝導させて冷却効
果の向上を図ったことにある。
【0015】また、高速耐久性を実現するためにロータ
材料に引っ張り強さが500MPa程度の材質を用いて
いる。そして、爪磁極間には高出力化を実現するために
ネオジム磁石を配置している。また、プーリ軸を延長で
きるようにトルク伝達手段を配置している。
【0016】本発明によれば車両用交流発電機の騒音低
減、効率向上、出力向上の効果がある。特に、車両用交
流発電機を2軸で構成したことにより、車両用交流発電
機の側面内でプーリ軸の位置を自由に選択できるため、
ベルトの位置をずらして配置することができ、車両用交
流発電機の固定位置の自由度を上げることができる利点
がある。また、許容される取り付け位置の中でベルト長
さの短い固定位置を設定し、動力伝達機構の信頼性向上
を図ることができる利点がある。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施例を図
1〜図7により説明する。図1は駆動軸と発電軸が独立
軸で構成され、冷却手段に完全液冷構造とした車両用交
流発電機100の1例を示したものである。まず、車両
用交流発電機100の全体構成について説明する。この
実施例において、車両用交流発電機100は、第1の軸
2と第2軸6とを有しており、プーリ1の設けられた第
1の軸2と回転子15が固定された第2の軸6とが、プ
ーリ側を増速する変速機を含む動力伝達機構を介して連
結されている。
【0018】エンジンの動力を受けるプーリ1は第1の
軸2に固定され、ベアリング3とベアリング4の2点で
支持されている。その2つのベアリングの中心部には第
1歯車5が配置され、プーリ1の回転に同期して回転す
るように第1軸2に固定されている。発電軸である第2
軸6には回転子15が設けられている。回転子15に
は、第2軸6の外周部にヨーク18と爪形磁極16が設
けられており、爪形磁極16とヨーク18の空間部分に
は界磁巻線19が配置されている。また、回転子15の
爪磁極間には高出力化を可能とする補助励磁用のネオジ
ム永久磁石28が設けられている。先に述べた界磁巻線
19には、回転子15に設けられたスリップーリング2
1にブラシ20が摺動可能に取り付けられており、直流
電流を通電するようになっている。
【0019】永久磁石の極性は界磁巻線が作る磁極と同
極が向かい合うように着磁されたものが配置されてい
る。
【0020】第2の軸6はベアリング8とベアリング9
の2点で支持され、ベアリング8よりも外側に第2歯車
7が設けられている。この2つの歯車部は、フロント側
のFブラケット10とギアケース11により密閉されて
おり、その内部に潤滑油14が封入されている。この潤
滑油14が外部に漏れないようにギアケース11とFブ
ラケット10の間にオーリング12でシールされてい
る。また、ベアリング8の外側をラビリンス13により
シールしている。
【0021】固定子23には、固定子コア24に三相の
固定子巻線25が巻かれており、固定子コア24の外周
部には水路30を設けたジャケット34が配置されてい
る。このジャケット34及びFブラケット10により完
全に回転子15及び固定子23は密閉構造となってい
る。そのために、ジャケット34内部で発生する磁気
音、風音は外部には漏れ難い構造となっている。リア側
のRブラケット26の内部には発電電圧を調整するため
の、電圧調整器22と整流素子27が配置されている。
この整流素子27には、ダイオードブリッジやMOS-
FETのブリッジが用いられている。ジャケット34の
反プーリ側には整流素子27を冷却するための水路31
が設けられており、水路31の一方の側がリアプレート
35の端面で閉成されることにより水路が構成されてい
る。
【0022】Fブラケット10の水路30及びジャケッ
ト34の水路31は、第2の軸6に近い冷却促進部33
まで延長されている。
【0023】先に述べた整流素子27は、このリアプレ
ート35に固定されている。Rブラケット26は整流素
子27及び電圧調整器22を覆うようにジャケットに固
定されている。回転子15の冷却は、回転子15の軸方
向端面とFブラケット10及びジャケット34との接す
る面に熱伝導が良好に行えるように冷却促進部33が配
置されている。
【0024】図2は、水路の構造を示したものであり、
(A)はジャケット34の平面図、(B)はFブラケッ
ト10の正面を示している。ジャケット34には、冷却
水に入口と出口が構成されており、入口側を吸水口22
3、出口側を排水口225で示している。冷却水は、吸
水口223から入り(A)に示した矢印39のように直
列流路に流れ排水口225から出ていく。
【0025】Fブラケット10では水流が折り返せるよ
うに折り返し水路36が形成されている。また、このと
きFブラケット10の内径側にも水路が形成されてお
り、冷却水は、環状の仕切り部38を越えてFブラケッ
トの内径側まで通る構造になっている。
【0026】次に、図3において、エンジン300を含
めた駆動系及び冷却系統の全体構成を示す。車両用交流
発電機100は、固定部110を介してエンジン300
に固定されている。車両用交流発電機100の出力軸に
固定されたプーリ1とエンジン300のクランクプーリ
302がベルト303で接続されている。
【0027】エンジン300の冷却水を冷却するための
ラジエータ210に対して、車両用交流発電機100に
は並列に循環水路が構成されている。すなわち、ラジエ
ータ210に並列に、エンジン300の冷却水循環水路
と車両用交流発電機100の冷却水循環水路とが、それ
ぞれ最適の冷却能力を発揮するように独立して設けられ
ている。この循環水路における水の循環は、エンジン3
00の回転に連動するウォータポンプ220によってな
される。循環水路は、ラジエータ210の出口212側
に接続されたポンプ220と吸水ホース222、ラジエ
ータ210の入口212側に接続された排水ホース22
4を含んでいる。
【0028】図1に戻って、冷却促進部33は回転子1
5の冷却を促進するために設けたもので、固定側は回転
子側に僅かなギャップで接するように構成されている。
固定側に伝えられた熱は新たに設けた、水路に熱伝達さ
れ回転子15を冷却する。冷却水の通る水路には変速機
及び冷却促進部及び固定子巻線25及び固定子コア24
を冷却するための水路30と発電電圧を整流するための
整流素子27を冷却するための水路31とから構成さ
れ、それぞれの水路は直列に接続されると共に、水路3
1が水路30よりも上流側に配置される構成である。
【0029】次に、動作について説明する。まず、エン
ジン300に連結されたプーリ1が回転するとプーリ1
に取り付けられた第1歯車5が回転する。この第1歯車
5に連動して第2歯車が逆方向回転する。第2歯車7は
第2軸6に固定されているために、軸6に取り付けられ
た爪形磁極16が回転し、固定子巻線25に3相の電圧
が発生する。この3相電圧を整流素子ブリッジ27によ
って全波整流することで、直流電圧に変換することが可
能となる。
【0030】このとき、第1歯車5と第2歯車7のギア
比は2.0倍程度となっているため、現行の車両に載せ
変えた場合には今までの2倍の回転数で回転子15が回
転するようになる。このとき、ギアの歯数に関しては、
整数比率とならないようにすることで同じ歯車同士が常
に噛み合わないようにすることが出来、騒音の低減が可
能になる。
【0031】よって、従来と同じプーリ回転数で同じ出
力を出すためには、界磁巻線が発生する磁束を1/2に
することができる。これによって、車両用交流発電機の
小型化が図れるものである。先の説明では、ギアによる
増速について説明したが2軸間の増速手段としてはギア
に限ることなく、ベルト、金属チェーン等で連結しても
同様の効果がある。
【0032】水路30は、固定子コア24の外周に配置
されており、発電時に発生する鉄損や固定子巻線25で
発生する銅損による発熱を抑えるように熱の伝達手段と
して用いている。この水路30は整流素子27の水路3
1と直列に接続されている。回転子15の界磁巻線19
の銅損によって発生する発熱は先に説明した回転子の軸
方向端面に設けた冷却促進部33により熱交換を行い固
定側のFブラケット10を介して水路30に熱が伝わる
構成である。
【0033】回転電機の場合、高速で回転子を回せば出
力向上が実現できることは一般的に知られている。その
ためにはプーリ比を上げることが必要であるが、クラン
クプーリの外径を現在よりも大きくすることはエンジン
ルーム内のレイアウトの関係で難しく、発電機側のプー
リ径を小さくすることもベルトの寿命の点から難しい。
【0034】本発明は、プーリ1の周速は現行のまま
で、発電機本体内部で2軸のギアを用いた増速機構であ
り、次の特徴を有している。
【0035】2軸のメリットは、まず第1に部品点数を
少なくすることができること、第2に歯車をはすばにす
ることで、騒音を低減できること、第3には、プーリ軸
に対してベルトの張力が掛かった場合に、軸の軸受けス
パンを短くできることから引っ張り力に対する軸のたわ
みを小さく抑えることができること、第4にプーリ軸を
延長することが等が出来ることで、エンジンに対する取
付自由度が増すこと等がある。
【0036】また、車両用交流発電機100の側面(F
ブラケット10の面)内において第1の軸2の取り付け
位置を自由に選定できるので、エンジンに対する取付自
由度が増す。この点については、後で説明する。
【0037】空冷機の場合に低速時の高出力化を図った
場合には、固定子巻線の冷却不足が考えられる。そのた
めに、出力特性を現行程度に設定し、高速化による出力
向上分は磁気回路の小型化に使うことができる。本発明
の水冷式増速機内臓車両用交流発電機は、低速時に於い
ても冷却性能が優れていることから高出力化を実現する
ことができる。また、体格は現行のままで、固定子巻線
の本数を減らして太線化すれば、出力特性は現行と同じ
で固定子銅損を大幅に低減することが可能になり効率向
上の効果を実現することもできる。
【0038】爪磁極16及びヨーク18は引っ張り強度
の大きい材料を用いて2ピース構造で構成されている。
JISの溶接構造用耐候性熱間圧延鋼材SMA570相
当品を用いた。よって、引っ張り強さは570〜720
N/mmである。
【0039】次に、図4は爪磁極16N、16S間に永
久磁石28を配置した図を示したものである。永久磁石
28の固定は爪磁極16N、16Sの周面側に、半径方
向最外側を残して1mm程度の削り部を設けて、遠心力が
作用したとき永久磁石28がこの部分に係止するように
している。
【0040】さらに、図5を用いて爪磁極間に配置する
補助励磁用の永久磁石28の取付に関して説明する。図
5(A)は、補助励磁用の永久磁石28と永久磁石を包む
ための永久磁石ホルダー29を示している。図中矢印は
永久磁石28を永久磁石ホルダー29に挿入する方向を
示したものである。図5(B)は、N極側の爪磁極16N
の側面に先に述べた、永久磁石ホルダー29を挿入する
ためのスリット40を設けたものを示している。図5
(C)は、爪磁極の磁気的中心の断面図の一部を示したも
のである。爪磁極間には永久磁石28及び永久磁石ホル
ダー29が配置されている。図5(D)は、組立終了時に
回転子の上面から見た図を示したもので、爪磁極間には
上面からは永久磁石ホルダー29の上部が見える。
【0041】次に、図6は、Fブラケット10の外観斜
視図を示す。Fブラケット10には、ギアケース11と
車両用交流発電機固定部110A、110Bが設けられ
ている。第1軸2と第2軸6は歯車収納部120に配置
される第1歯車と第2歯車7とを介して接続され、増速
される。この図に示すように、ギアケース11とFブラ
ケット10を一体的にすることで、強度の向上が可能と
なる。また、ギアケース11の部分を挟んで車両用交流
発電機固定部110A、110Bを設ける、換言する
と、ギアケース11の一部を固定部110Aと反対側に
延長して車両用交流発電機の固定部110Bを設けるこ
とで、堅牢な構造とすることが可能である。なお、第1
歯車と第2歯車とは、1対1のギアによる変速でも可能
である。また騒音低減を可能にできるように、ギアに
は、はすば歯車を用いている。
【0042】先にも述べたように、本実施例において、
車両用交流発電機100は、図7に示すように、側面か
ら見た場合、プーリ1が設けられた第1の軸2が、第2
の軸6と同等の位置あるいはこれよりもクランクプーリ
軸302側に配置されている。すなわち、図7の(B)
のように、第1の軸2の回転中心O2は、第2の軸6の
回転中心O1よもクランクプーリ軸302の回転中心O3
側に位置している。実用上は、第1の軸2の回転中心O
2を、車両用交流発電機100の側面(Fブラケット1
0の面)内でかつクランクプーリ軸302の回転中心O
3から見て、第2の軸6の回転中心O1と同等の位置ある
いはそれよりもクランクプーリ軸とするのが望ましい。
これにより、ベルトの長さを短くすることができ、動力
伝達機構としてのベルトの信頼性を高めることができ
る。
【0043】また、先に述べたように、車両用交流発電
機100の側面(Fブラケット10の面内)で第1の軸
2の取り付け位置を自由に選定できるので、エンジンに
対する取付自由度が増す。
【0044】車両用交流発電機をエンジンに固定する場
合、通常の一軸軸による固定方法においては、ベルトの
通り道は、車両用交流発電機の固定部が決まれば、車両
用交流発電機のプーリ軸中心から、クランクプーリ軸に
なる(図11参照)。よってベルトの位置、経路は、車
両用交流発電機の取り付け位置で、ある程度固定され
る。ベルトの位置、経路に、補機類、例えばエアコンの
コンプレッサー、パワーステアリングのポンプなどがあ
る場合、車両用交流発電機の固定位置を変えるか、補機
類の位置を変えなければ成らない。
【0045】これに対して、本発明のように、2軸(第
1軸2と第2軸6)で構成した車両用交流発電機の場合
には、プーリ軸軸の位置を自由に車両用交流発電機の内
で選択できるため、ベルトの位置をずらして配置するこ
とができる。すなわち、図7に示すように、2軸で構成
した車両用交流発電機100の場合には、プーリ軸軸1
の位置を車両用交流発電機100の横断面の範囲内で自
由に選択できるため、ベルトの位置、経路に補機類のよ
うな障害物からベルト303の位置をずらして配置する
ことができる。
【0046】図8、図9は、固定方法の別の実施例を示
したもので、車両用交流発電機の固定位置の自由度を上
げるために、プーリ軸(第1軸2)とロータ軸(第2軸
6)を別にし、なおかつ、プーリ軸(第1軸2)をロン
グ構造としたものである。
【0047】図8は、第2の実施例になる車両用交流発
電機の縦断面構造の説明図である。図1の実施例との相
違点は、第1軸2を長くしたものである。なお、第1軸
2のベアリング3、3,4は図では3ケで支持されてい
るか、中間のベアリング3は省略可能である。冷却促進
部33は回転子15に設けられる円筒型の筒状フィンと
僅かなギャップで面対抗するようなU字型の部材で構成
されている。
【0048】また、図9に示すように、車両用交流発電
機100は側面から見た場合、プーリ1が設けられた第
1の軸2が、第2の軸6と同等あるいはこれよりもクラ
ンクプーリ軸302側に配置されている。これにより、
ベルトの長さを短くすることができ、動力伝達機構とし
てのベルトの信頼性を高めることができる。また、図8
から明らかなようにプーリ軸(第1軸2)302とロー
タ軸(第2軸6)を別にし、なおかつ、プーリ軸(第1
軸2)をロング構造としたために、車両用交流発電機の
固定位置の自由度を上げることができる。
【0049】なお、本発明では2軸構造に於いても平歯
車や、はすば歯車を用いても同様な効果がある。
【0050】次に、図10は、1軸のみで増速できるよ
うに、ロータ軸(第2軸6)に連結された遊星歯車をプ
ーリ内に配置した、本発明の第4の実施例の構造を示し
ている。構成としては一般的なサンギア(55)1ケに
対してその外周部に、3ケのプラネタリギア(54、5
5)を配置し、その3ケのプラネタリギアの外側にプー
リギア53が配置されている。このプーリギア53はプ
ーリ1の内周側に配置されている。またプラネタリギア
の軸(51、52)は、車両用交流発電機100のブラ
ケット10に固定されている。
【0051】この実施例において、たとえば2倍増速す
る場合には、プーリギア53の歯数を59枚とすると、
プラネタリギア(54、55)は17枚、サンギア(5
5)は25枚で構成する。
【0052】図11は、図10の実施例の車両用交流発
電機にエンジンを加えた駆動系の、プーリ、第1の軸
2、第2の軸、及びクランクプーリ軸の位置関係を示す
図である。この実施例では、車両用交流発電機100は
側面から見た場合、プーリ1が設けられた第1の軸2と
第2の軸6とが同じ位置に配置されている。
【0053】次に、本発明の第4の実施例として、図1
を用いて冷却促進部に水路を設けた構造について、図1
2で説明する。図1で説明した構造との違いは、Fブラ
ケット10の水路30及びジャケット34の水路31が
冷却促進部33に延長されていないことにある。他の構
成については変わらないため詳細な説明は省略する。
【0054】以上説明したように、本発明では、回転子
を高速回転させるための変速機を内蔵したことで、高出
力化を可能にしたものである。また、回転子の高速化に
対応するために、使用する材料の引っ張り強さを500
MPa程度のものを用い、冷却方式にファン音を発生し
ない液冷構造を採用したことで、高出力化を実現できる
ものである。また、プーリ軸と回転子軸を2軸構成にす
ることで、交流発電機の側面内におけるプーリ軸のレイ
アウトの容易性が向上する。また、プーリ軸の延長が可
能になることから、エンジンに対する固定の自由度が増
加する。また、プーリ軸と回転子の回転軸が逆回りする
ことで、振動低減の効果もある。
【0055】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば車両
用交流発電機の騒音低減、効率向上、出力向上の効果が
ある。特に、車両用交流発電機を2軸で構成したことに
より、車両用交流発電機の側面内でプーリ軸軸の位置を
自由に選択できるため、ベルトの位置をずらして配置す
ることができ、車両用交流発電機の固定位置の自由度を
上げることができる利点がある。また、許容される取り
付け位置の中でベルト長さの短い固定位置を設定できる
利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例になる車両用交流発電機
の縦断面図である。
【図2】図1の車両用交流発電機の水路の構造を示した
ものであり、(A)はジャケットの上面図、(B)はF
ブラケットの正面図である。
【図3】図1の実施例の車両用交流発電機にエンジンを
加えた駆動系及び冷却系統の全体構成を示す図である。
【図4】図1の実施例の車両用交流発電機における爪磁
極間に永久磁石を配置した図を示したものである。
【図5】図1の実施例の車両用交流発電機における、爪
磁極間に配置する補助励磁用の永久磁石の取り付けに関
する説明する図である。
【図6】図1の実施例の車両用交流発電機における、F
ブラケットの外観斜視図を示す図である。
【図7】図1の実施例の車両用交流発電機にエンジンを
加えた駆動系の、プーリ、第1の軸2、第2の軸、及び
クランクプーリ軸の位置関係を示す図である。
【図8】本発明の第2の実施例になる車両用交流発電機
の縦断面図である。
【図9】図8の実施例の車両用交流発電機にエンジンを
加えた駆動系の、プーリ、第1の軸2、第2の軸、及び
クランクプーリ軸の位置関係を示す図である。
【図10】本発明の第3の実施例になる車両用交流発電
機の縦断面図である。
【図11】図10の実施例の車両用交流発電機にエンジ
ンを加えた駆動系の、プーリ、第1の軸2、第2の軸、
及びクランクプーリ軸の位置関係を示す図である。
【図12】本発明の第4の実施例になる車両用交流発電
機の縦断面図である。
【符号の説明】
1…プーリ、2…第1軸、3、4…ベアリング、5…第
1歯車、6…第2軸、7…第2歯車、8,9…ベアリン
グ、10…Fブラケット、11…ギアケース、12…オ
ーリング、13…ラビリンス、14…潤滑油、15…回
転子、16…爪磁極、18…ヨーク、19…界磁巻線、
20…ブラシ、21…スリップーリング、22…電圧調
整器、23…固定子、24…固定子コア、25…固定子
巻線、26…Rブラケット、27…整流素子、28…永
久磁石、30…スリット、30、31…水路、33…冷
却促進部、34…ジャケット、35…リアプレート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02K 1/02 H02K 1/02 Z 5H619 1/22 1/22 A 5H622 1/24 1/24 B 1/27 501 1/27 501C 5/04 5/04 5/20 5/20 7/18 7/18 B 9/19 9/19 A Z 19/22 19/22 (72)発明者 本田 義明 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器グループ内 (72)発明者 高野 雅美 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器グループ内 Fターム(参考) 3J049 AA04 CA03 5H002 AA08 AA10 AD02 AE02 5H605 AA01 BB03 BB10 CC02 CC08 DD13 GG21 5H607 AA02 BB02 BB05 BB14 CC01 CC03 CC05 DD01 DD02 DD09 DD16 DD17 EE28 EE31 EE36 FF22 FF24 KK10 5H609 BB05 BB13 PP02 PP05 PP06 PP07 PP08 PP09 QQ04 QQ10 RR36 RR46 RR69 RR70 5H619 AA11 BB02 BB06 PP01 PP02 PP04 PP08 PP10 PP12 PP14 PP19 PP20 PP30 5H622 AA06 CA02 DD02 PP03 PP10

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プーリを介してエンジンのクランクプーリ
    軸に連結される車両用交流発電機を含む車両用交流発電
    システムにおいて、 前記車両用交流発電機は、磁極と該磁極を磁化させる界
    磁巻線を有する回転子と、前記回転子と所定の間隔を隔
    てて配置され前記磁極の磁化により交流電圧を発生させ
    る固定子巻線とを有する固定子と、前記プーリが設けら
    れたプーリ軸と、前記回転子と一体の第2の軸とを備
    え、 前記プーリが設けられた第1の軸が、前記車両用交流発
    電機の側面内でかつ前記クランクプーリ軸から見て前記
    第2の軸と同等あるいは該第2の軸よりも前記クランク
    プーリ軸側に配置されており、 前記プーリ側を増速する変速機を含む動力伝達機構を介
    して、前記プーリが設けられた第1の軸と前記第2の軸
    とを連結したことを特徴とする車両用交流発電システ
    ム。
  2. 【請求項2】プーリを介してエンジンのクランクプーリ
    軸に連結される車両用交流発電機を含む車両用交流発電
    システムにおいて、 前記車両用交流発電機は、磁極と該磁極を磁化させる界
    磁巻線を有する回転子と、前記回転子と所定の間隔を隔
    てて配置され前記磁極の磁化により交流電圧を発生させ
    る固定子巻線とを有する固定子と、前記回転子と一体の
    軸と、前記動力伝達機構を冷却するための液冷式冷却手
    段とを備え、 前記プーリ側を増速する変速機を含む動力伝達機構を介
    して、前記回転子と一体の軸と前記プーリとを連結した
    ことを特徴とする車両用交流発電システム。
  3. 【請求項3】プーリを介してエンジンのクランクプーリ
    軸に連結される車両用交流発電機を含む車両用交流発電
    システムにおいて、 前記車両用交流発電機は、磁極と該磁極を磁化させる界
    磁巻線を有する回転子と、前記回転子と所定の間隔を隔
    てて配置され前記磁極の磁化により交流電圧を発生させ
    る固定子巻線とを有する固定子と、前記プーリが設けら
    れたプーリ軸と、前記回転子と一体の第2の軸と、前記
    動力伝達機構が設けられたブラケットを有しており、 前記ブラケットには、前記動力伝達機構のギアケース及
    び前記エンジンに対する固定部が設けられており、 前記プーリが設けられた第1の軸が、前記ブラケット内
    でかつ前記クランクプーリ軸から見て前記第2の軸と同
    等あるいは該第2の軸よりも前記エンジン側に配置され
    ており、 前記ブラケットに設けられた前記動力伝達機構は、前記
    プーリが設けられた第1の軸と前記第2の軸とを連結し
    前記プーリ側を増速する変速機を含むことを特徴とする
    車両用交流発電システム。
  4. 【請求項4】請求項1ないし3のいずれかにおいて、前
    記変速機は、前記第2の軸と前記エンジンクランクプー
    リ軸との回転数比が4倍〜6倍の範囲になるように構成
    されていることを特徴とする車両用交流発電システム。
  5. 【請求項5】請求項1ないし3のいずれかにおいて、前
    記エンジンの冷却水循環水路と前記車両用交流発電機の
    冷却水循環水路とが、共通のラジエータに並列に設けら
    れていることを特徴とする車両用交流発電システム。
  6. 【請求項6】請求項1または2において、前記車両用交
    流発電機は、前記動力伝達機構と前記液冷式冷却手段が
    設けられたブラケットを有しており、 前記ブラケットには、前記動力伝達機構のギアケース及
    び前記エンジンへの固定部が設けられていることを特徴
    とする車両用交流発電システム。
  7. 【請求項7】請求項3または6において、前記ブラケッ
    トの前記ギアケースの部分を挟んだ両側の位置に一対の
    車両用交流発電機固定部を設けたことを特徴とする車両
    用交流発電システム。
  8. 【請求項8】プーリを介してエンジンのクランクプーリ
    軸に連結される車両用交流発電機を含む車両用交流発電
    機において、 磁極と該磁極を磁化させる界磁巻線を有する回転子と、
    前記回転子と所定の間隔を隔てて配置され前記磁極の磁
    化により交流電圧を発生させる固定子巻線とを有する固
    定子と、前記プーリが設けられたプーリ軸と、前記回転
    子と一体の第2の軸と、前記動力伝達機構が設けられた
    ブラケットを有しており、 前記ブラケットには、前記動力伝達機構のギアケース及
    び前記エンジンに対する固定部が設けられており、 前記プーリが設けられた第1の軸が、前記ブラケット内
    でかつ前記クランクプーリ軸から見て前記第2の軸と同
    等あるいは該第2の軸よりも前記エンジン側に配置され
    ており、 前記動力伝達機構は、前記ブラケット内に配置され、前
    記プーリが設けられた第1の軸と前記第2の軸とを連結
    し前記プーリ側を増速する変速機を含むことを特徴とす
    る車両用交流発電機。
  9. 【請求項9】請求項8において、前記動力伝達機構を冷
    却するための液冷式冷却手段を備えていることを特徴と
    する車両用交流発電機。
  10. 【請求項10】請求項8において、液冷式冷却手段は、
    前記固定子の外周部には固定子の冷却及び変速機の冷却
    を行う水路を有するジャケットが形成されていることを
    特徴とする車両用交流発電機。
  11. 【請求項11】固定子の発熱を冷却する手段に液冷方式
    を採用し、先端部分に複数個の爪部を形成した1対の対
    向配置された爪形磁極と、前記爪形磁極を磁化させる界
    磁巻線とから構成され回転子軸に固定された回転子と、
    前記回転子の爪磁極間に補助励磁用の永久磁石を配置
    し、前記回転子と所定の間隔を隔てて配置され、前記爪
    形磁極の磁化により交流電圧を発生させる固定子巻線と
    を有する固定子と、ブラケットとを備えた車両用交流発
    電機において、 プーリが設けられたプーリ軸と前記回転子軸とを独立し
    て設け、前記プーリ軸を前記ブラケットよりも軸方向に
    延長して構成したことを特徴とする車両用交流発電機。
  12. 【請求項12】固定子の発熱を冷却する手段に液冷方式
    を採用し、先端部分に複数個の爪部を形成した1対の対
    向配置された爪形磁極と、前記爪形磁極を磁化させる界
    磁巻線とから構成されされ回転子軸に固定された回転子
    と、前記回転子の爪磁極間に補助励磁用の永久磁石を配
    置し、前記回転子と所定の間隔を隔てて配置され、前記
    爪形磁極の磁化により交流電圧を発生させる固定子巻線
    とを有する固定子とを備えた車両用交流発電機におい
    て、 プーリが設けられたプーリ軸と前記回転子軸とを独立し
    て設け、前記プーリ軸と前記回転子軸とを前記ブラケッ
    トに設けられた変速機を介して連結すると共に、前記プ
    ーリ軸を前記ブラケットよりも軸方向に延長して構成し
    たことを特徴とする車両用交流発電機。
  13. 【請求項13】請求項11もしくは12に記載の前記補
    助励磁用永久磁石は、永久磁石ホルダーに内包されてお
    り、前記永久磁石ホルダーは爪磁極の内側に設けたスリ
    ットに沿って挿入されていることを特徴とする車両用交
    流発電機。
  14. 【請求項14】固定子の発熱を冷却する手段に液冷方式
    を採用し、先端部分に複数個の爪部を形成した1対の対
    向配置された爪形磁極と、前記爪形磁極を磁化させる界
    磁巻線とから構成されされ回転子軸に固定された回転子
    と、前記回転子の爪磁極間に補助励磁用の永久磁石を配
    置し、前記回転子と所定の間隔を隔てて配置され、前記
    爪形磁極の磁化により交流電圧を発生させる固定子巻線
    とを有する固定子とを備えた車両用交流発電機におい
    て、 ロータ材料に引っ張り強さが500MPa程度の材質を
    用い、前記爪磁極間にネオジム磁石を配置し、プーリ軸
    と前記回転子軸とを独立して設け、前記回転子軸と前記
    プーリ軸が逆方向に回転するよう構成したことを特徴と
    する車両用交流発電機。
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