JP4912258B2 - 回転電機 - Google Patents

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Description

この発明は、車両用交流発電機などの回転電機に関し、特に永久磁石を搭載したランデル型の回転子構造に関するものである。
ランデル型の回転子を用いる車両用交流発電機は、数十年にわたって自動車に使用されてきた。そして、近年の環境問題から車載される電装品の負荷が急増しており、ランデル型の回転子の発電量のより一層の増加が求められている。
この要求に従来の設計範囲で対応しようとすると、発電機が大型化してしまう。発電機の大型化は発電機の重量や配置スペースを増大し、好ましくない。また、発電機の大型化は回転子慣性の増加を招き、エンジンの速度変動と発電機の慣性トルクが相互作用し、ベルトの振動やすべりを招くという新たな課題を発生させることが知られている。
したがって、発電機本体のサイズを現状のままで発電機容量を増大させることが求められている。
従来、このような課題を解決するために、ランデル型の回転子の対向する爪状磁極間に永久磁石を配設する手段がとられていた(例えば、特許文献1,2参照)。
そして、特許文献1に記載の従来技術では、外周面が内側の面よりも若干幅広のL字溝を爪状磁極の周方向両側面に形成し、永久磁石を周方向に相対する爪状磁極のL字溝部分に挿入している。そして、周方向に相対する爪状磁極間に配設された永久磁石は、回転時に作用する遠心力による移動が爪状磁極によって阻止されている。
また、特許文献2に記載の従来技術では、U字状に成形された磁気インサートが、磁極片の二つの連続する磁極指の間を、他の磁極片の磁極指の先端の下を伸びるように配置される。そして、この磁気インサートは、冷却ファンにより軸方向に移動を阻止され、その上の磁極指によって半径方向の移動が阻止されている。
特開2006−74969号公報 特開平8−308190号公報
ベルトおよびプーリを介して伝達されるエンジンの回転力により駆動されるこの種の車両用交流発電機においては、最大、18,000〜20,000rpm近くの高速で回転する。そのため、1極あたり数g程度の小さな磁石を配設しても、数十kgfを超える極めて大きな遠心力が磁石に加わる。また、爪状磁極にも大きな遠心力が加わり、爪先端部が外周側に50〜100μm程度膨らむ。そして、エンジン回転数の増減にともない、爪状磁極は羽ばたくように変位する。
特許文献1,2に記載の従来技術では、永久磁石に作用する遠心力を、変位する爪状磁極そのもので保持しているので、永久磁石が爪状磁極の変位により損傷する等、永久磁石の保持信頼性が低下するという課題があった。
また、特許文献1,2に記載の従来技術では、永久磁石が回転子の表面近傍に配置されているので、永久磁石の主磁束、或いは漏れ磁束は回転子内で閉じることがなく、固定子に直接鎖交する成分を有している。そこで、無負荷無励磁における誘起電圧が発生する。
また、特許文献1に記載の従来技術では、冷却ファンの作用により、フロント側からケース内に吸気された冷却風の一部がポールコアを経由してリヤ側に流れ、或いはリヤ側からケース内に吸気された冷却風の一部がポールコアを経由してフロント側に流れ、冷却風同士が干渉して、大きな干渉音が発生するとともに、冷却風の風量が少なくなり、冷却効果が低下するという問題があった。
一方、特許文献2に記載の従来技術では、磁気インサートが磁極片の二つの連続する磁極指の間を、他の磁極片の磁極指の先端の下を伸びるように配置されているので、フロント側およびリヤ側からケース内に吸気された冷却風のポールコア内への通風路が閉塞される。そこで、フロント側およびリヤ側からケース内に吸気された冷却風同士の干渉は防止できるものの、冷却風のポールコア内への流入が阻止されるので、界磁コイルの温度上昇を抑制することができず、冷却効果が低下するという問題があった。
この発明は、このような課題を解決するためになされたものであって、永久磁石の保持信頼性を高め、無負荷無励磁における誘起電圧の発生を抑え、冷却風同士の干渉音を低減するとともに、冷却効果を高めることができる回転電機を得ることを目的とする。
この発明による回転電機は、ボス部、該ボス部の軸方向両端縁部から径方向外方に延設された第1および第2継鉄部、および該第1および第2継鉄部のそれぞれから交互に軸方向に延設され、噛み合って周方向に配列された複数の第1および第2爪状磁極部を有し、上記ボス部の軸心位置に挿通されたシャフトに固着されたポールコアと、上記ボス部、上記第1および第2継鉄部、および上記複数の第1および第2爪状磁極部に囲まれた空間内に収納された界磁コイルと、を有する回転子と、上記ポールコアの軸方向両端のそれぞれに固着された第1および第2冷却ファンと、上記シャフトを軸支して上記回転子を内蔵し、吸気孔が軸方向の両端面に穿設され、かつ排気孔が径方向の側面に穿設されたケースと、円筒状の固定子鉄心、および上記固定子鉄心に巻装された固定子コイルを有し、上記固定子鉄心が上記回転子を所定のエアギャップを介して囲繞するように上記ケースに保持されて配設された固定子と、上記固定子で生じた交流を直流に整流する整流器と、を備えている。そして、磁石台座が、上記第2継鉄部に配設されて周方向に隣り合う上記第2爪状磁極部間のそれぞれのスペース内に延出し、永久磁石が、上記複数の第1爪状磁極部のそれぞれの先端側の内周面に対向して上記磁石台座に保持されて上記第2継鉄部側のみに配設されており、上記永久磁石のそれぞれは、上記界磁コイルの作る磁界の向きと逆向きに着磁配向されている。
この発明によれば、永久磁石が第2継鉄部に配設された磁石台座に保持されている。そこで、遠心力に起因する第1および第2爪状磁極の変位が永久磁石に影響しないので、第1および第2爪状磁極部の変位に起因する永久磁石の割れや欠けの発生が抑制される。また、永久磁石が第1爪状磁極部の内径側に位置しているので、永久磁石の配設に伴う慣性モーメントの増加が小さくなり、永久磁石に作用する遠心力も小さくなる。これらにより、永久磁石の保持信頼性が向上される。
また、永久磁石が第1爪状磁極部の先端側の内周面に対向して配置され、かつ界磁コイルの作る磁界の向きと逆向きに着磁配向されているので、永久磁石による磁界回路が回転子内部で閉じるように形成され、無負荷無励磁の誘起電圧の発生が抑制される。
さらに、磁石台座が、周方向に隣り合う第2爪状磁極部間のそれぞれのスペース内に延出するように第2継鉄部に配設され、永久磁石が、複数の第1爪状磁極部のそれぞれの先端側の内周面に対向して磁石台座に保持されているので、周方向に隣り合う第2爪状磁極部間のそれぞれのスペースが塞がれ、第2冷却ファンにより吸気孔からケース内に吸気された冷却風のポールコア内への流入が少なくなる。そこで、第2冷却ファンにより吸気孔からケース内に吸気された冷却風の大部分が、第2冷却ファンにより遠心方向に曲げられ、固定子コイルの第2冷却ファン側のコイルエンドを冷却した後、排気孔からケース外に排出される。第1冷却ファンにより吸気孔からケース内に吸気された冷却風の一部が、ポールコア内に流入して永久磁石に到達し、その後、第2爪状磁極部の遠心ファン効果により遠心方向に曲げられ、固定子コイルの第2冷却ファン側のコイルエンドを冷却した後、排気孔からケース外に排出される。第1冷却ファンにより吸気孔からケース内に吸気された冷却風の残りが、第1冷却ファンにより遠心方向に曲げられ、固定子コイルの第1冷却ファン側のコイルエンドを冷却した後、排気孔からケース外に排出される。これにより、第1冷却ファンによりケース内に吸気された冷却風の通風路と、第2冷却ファンによりケース内に吸気された冷却風の通風路とが分離され、両冷却風の風量が増加し、冷却効果を高めることができるとともに、干渉音を低減できる。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機を模式的に示す断面図、図2はこの発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機に適用される回転子を示す斜視図、図3はこの発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機における磁束の流れを説明するための模式図である。
図1および図2において、車両用交流発電機1は、それぞれ略椀形状のアルミ製のフロントブラケット2とリヤブラケット3とからなるケース4と、シャフト16をケース4に軸受5を介して支持されて、ケース4内に回転自在に配設された回転子13と、ケース4のフロント側に延出するシャフト16の端部に固着されたプーリ6と、回転子13の軸方向の両端面に固定された第1および第2冷却ファン7a,7b、回転子13に対して一定のエアギャップを有して、回転子13の外周を囲繞してケース4に固定された固定子10と、シャフト16のリヤ側に固定され、回転子13に電流を供給する一対のスリップリング8と、ブラシホルダ9a内に収納されて各スリップリング8に摺動するようにケース4内に配設された一対のブラシ9と、回転子13に相対してリヤブラケット3の内壁面に固着され、固定子10で生じた交流を直流に整流する整流器25と、ブラシホルダ9aに固着されて、固定子10で生じた交流電圧の大きさを調整する電圧調整器26と、を備えている。
固定子10は、内周側に開口するスロットが周方向に配列された円筒状の固定子鉄心11と、固定子鉄心11に巻装され、回転子13の回転に伴い、後述する界磁コイル14からの磁束の変化で交流が生じる固定子コイル12と、を備えている。
回転子13は、励磁電流が流されて磁束を発生する界磁コイル14と、界磁コイル14を覆うように設けられ、その磁束によって磁極が形成されるポールコア15と、ポールコア15の軸心位置に貫装されたシャフト16と、を備えている。
ポールコア15は、それぞれ例えばS10Cなどの低炭素鋼で冷間鍛造製法により作製された第1および第2ポールコア体17,21に分割構成されている。
第1ポールコア体17は、外周面を円筒形状とし、シャフト挿通穴が軸心位置に穿設された第1ボス部18と、第1ボス部18の一端縁部から径方向外側に延設された厚肉リング状の第1継鉄部19と、第1継鉄部19の外周部から軸方向他端側に延設された第1爪状磁極部20とを有している。第1爪状磁極部20は、その最外径面形状を略台形形状とし、周方向幅が先端側に向かって徐々に狭くなり、かつ、径方向厚みが先端側に向かって徐々に薄くなる先細り形状に形成され、第1継鉄部19の外周部に周方向に等角ピッチで例えば8つ配列されている。
第2ポールコア体21は、外周面を円筒形状とし、シャフト挿通穴が軸心位置に穿設された第2ボス部22と、第2ボス部22の他端縁部から径方向外側に延設された厚肉リング状の第2継鉄部23と、第2継鉄部23の外周部から軸方向一端側に延設された第2爪状磁極部24とを有している。第2爪状磁極部24は、その最外径面形状を略台形形状とし、周方向幅が先端側に向かって徐々に狭くなり、かつ、径方向厚みが先端側に向かって徐々に薄くなる先細り形状に形成され、第2継鉄部23の外周部に周方向に等角ピッチで例えば8つ配列されている。
このように構成された第1および第2ポールコア体17,21は、第1および第2爪状磁極部20,24を交互に噛み合わせ、かつ、第1ボス部18の他端面を第2ボス部22の一端面に突き合わせ、シャフト挿通穴に貫装されたシャフト16に固着されている。そして、ボビン(図示せず)に巻装された界磁コイル14が、第1および第2ボス部18,22、第1および第2継鉄部19,23および第1および第2爪状磁極部20,24に囲まれた空間に装着されている。
磁石台座30は、磁性材、例えばS10Cなどの低炭素鋼で冷間鍛造製法により作製されている。この磁石台座30が、各第1爪状磁極部20の先端側内周面と対向する第2継鉄部23の外周面上に接着剤などにより固着され、磁気的に接続されている。そして、磁石台座30の上面が、第1爪状磁極部20の内周面と略平行に形成されている。さらに、永久磁石31が、断面平行四辺形に成形され、各第1爪状磁極部20の先端側内周面に対向して磁石台座30の上面に接着剤などにより固着され、磁気的に接続されている。このとき、各永久磁石31の上面は、第1爪状磁極部20の内周面と所定の隙間をもって略平行となっている。また、磁石台座30は、周方向に隣り合う第2爪状磁極部24間のそれぞれのスペース内に延出し、当該スペースをほぼ閉塞している。なお、磁石台座30の上面の径方向位置は、当該スペースを閉塞する観点から、第2冷却ファン7bの外径と同等以上であることが望ましい。
また、永久磁石31は、着磁方向32が、界磁コイル14を流れる界磁電流が回転子13の軸心と直交する平面において作る磁界33の向きと反対となるように着磁配向されている。つまり、図1に示されるように、界磁コイル14に通電され、磁界33が矢印方向に発生された場合、永久磁石31は、磁界33と逆向きに着磁配向される。ここでは、永久磁石31の着磁方向32は、径方向に一致しており、その着磁方向32の延長線が対向する第1爪状磁極部20の先端側の内周面に向かっている。なお、界磁コイル14を流れる界磁電流が作る磁界33の向きが反転した設計の場合には、永久磁石31も逆向きに着磁配向される。
吸気孔2aが、フロントブラケット2の軸方向の端面に、軸受5の外周側を周方向に配列されて複数穿設され、排気孔2bが、フロントブラケット2の径方向の側面に、固定子コイル12のフロント側コイルエンド12fの外周側に、かつ周方向に配列して、複数穿設されている。また、吸気孔3aが、リヤブラケット3の軸方向の端面に、軸受5の外周側を周方向に配列されて複数穿設され、排気孔3bが、リヤブラケット3の径方向の側面に、固定子コイル12のリヤ側コイルエンド12rの外周側に、かつ周方向に配列して、複数穿設されている。
つぎに、このように構成された車両用交流発電機1の動作について説明する。
まず、電流がバッテリ(図示せず)からブラシ9およびスリップリング8を介して回転子13の界磁コイル14に供給され、磁束が発生される。この磁束により、第1ポールコア体17の第1爪状磁極部20がN極に着磁され、第2ポールコア体21の第2爪状磁極部24がS極に着磁される。
一方、エンジンの回転トルクがベルト(図示せず)およびプーリ6を介してシャフト16に伝達され、回転子13が回転される。そこで、回転磁界が固定子10の固定子コイル12に与えられ、起電力が固定子コイル12に発生する。この交流の起電力が、整流器25で直流電流に整流され、バッテリが充電され、或いは電気負荷に供給される。
回転子13の回転に連動して第1および第2冷却ファン7a,7bが回転駆動される。そして、フロント側では、第1冷却ファン7aの回転により、冷却風が吸気孔2aからケース4内に吸気される。吸気孔2aからケース4内に吸気された冷却風の一部が、周方向に隣り合う第1爪状磁極部20間の隙間から回転子13内に流入し、界磁コイル14を冷却して永久磁石31に到達する。永久磁石31に到達した冷却風は、磁石台座30および永久磁石31によりリヤ側への流出を阻止され、第2爪状磁極部24の遠心ファン効果により遠心方向に曲げられ、固定子コイル12のリヤ側コイルエンド12rを冷却した後、排気孔3bからケース4外に排出される。吸気孔2aからケース4内に吸気された冷却風の残りが、第1冷却ファン7aにより遠心方向に曲げられ、フロント側コイルエンド12fを冷却した後、排気孔2bからケース4外に排出される。
一方、リヤ側では、第2冷却ファン7bの回転により、冷却風が吸気孔3aからケース4内に吸気される。吸気孔3aからケース4内に吸気された冷却風は、整流器25を冷却した後軸方向に流れ、回転子13に到達する。ここで、周方向に隣り合う第2爪状磁極部24間の隙間が磁石台座30および永久磁石31により閉塞されているので、回転子13に到達した冷却風は、回転子13内への流入を阻止され、第2冷却ファン7bにより遠心方向に曲げられる。遠心方向に曲げられた冷却風は、リヤ側コイルエンド12rを冷却した後、排気孔3bからケース4外に排出される。
これにより、整流器25、固定子コイル12および界磁コイル14などの発熱部品が冷却風により冷却され、過度の温度上昇が阻止される。
つぎに、磁束の動作について図3を参照しつつ説明する。
まず、界磁コイル14に通電されると、磁束34が発生される。この磁束34は、第1爪状磁極部20からエアギャップ40を通って固定子鉄心11のティース部に入る。そして、磁束34は、固定子鉄心11のティース部からコアバック部を通って周方向に移動し、隣の第2爪状磁極部24に対向するティース部からエアギャップ40を通ってその第2爪状磁極部24に入る。ついで、第2爪状磁極部24に入った磁束34は、第2継鉄部23、第2ボス部22、第1ボス部18、第1継鉄部19を通って第1爪状磁極部20に至る。ここで、従来のランデル型回転子では、第1および第2ポールコア体は限界設計されているので、界磁コイルの発生する磁界により磁気飽和し、回転子で発生する磁束が減少してしまう。
この実施の形態1では、永久磁石31は、界磁コイル14の発生する磁界33の向きと反対となるように着磁配向されている。そこで、永久磁石31の発生する磁界の向きは、界磁コイル14の発生する磁界33と逆向きである。この永久磁石31から発生した磁束35が固定子鉄心11に鎖交するには、大きな磁気抵抗をもつエアギャップ40を往復する必要がある。また、永久磁石31は、第1爪状磁極部20の内径側に配設されており、第1爪状磁極部20の内周面側に対して、より短い磁路長で周回するように配設されている。そこで、磁束35の大部分が、固定子鉄心11に迂回することなく、回転子内部で閉じた磁気回路を形成する。
つまり、永久磁石31から発生する磁束35は、空隙を介して第1爪状磁極部20に入り、第1継鉄部19、第1ボス部18、第2ボス部22、第2継鉄部23および磁石台座30を通り、永久磁石31に戻る。
そこで、永久磁石31の発生する磁束35は、界磁コイル14の発生する磁束34と逆向きとなり、第1および第2ポールコア体17,21を構成する磁性体の磁束密度を大幅に低減することができ、磁気飽和を解消することができる。
ついで、このように構成された車両用交流発電機1を用いて、界磁アンペアターン(界磁AT)に対する固定子鎖交磁束量および回転数に対する発電量を測定し、その結果を図4および図5に示す。また、比較のために、永久磁石31を省略した従来装置を作製し、界磁アンペアターン(界磁AT)に対する固定子鎖交磁束量および回転数に対する発電量(直流電流A)を測定し、その結果を図4および図5に示す。なお図4中、実線が本発明品を示し、点線が従来装置を示している。
図4から、界磁ATの小さい領域では、車両用交流発電機1と従来装置との差が小さく、磁気飽和が始まる領域を超えると、車両用交流発電機1と従来装置との差が大きくなることがわかる。すなわち、永久磁石31を配設することが、磁気飽和を解消し、固定子10に鎖交する磁束量を増大させることにつながることがわかる。
同様に、図5から、車両用交流発電機1では、従来装置に対し、特に低速回転域で大きな発電量が得られることが分かる。
つまり、従来装置では、磁気飽和に起因して界磁の起磁力のうち3割以上が回転子の磁気回路で消費され、磁束量の増大が困難となっていた。一方、この実施の形態1では、上述の通り、磁気飽和が解消されるので、固定子10に鎖交する磁束が増加し、発電量が増加したものと推考される。特に、磁気飽和が顕著な低速アイドリング域での発電量を大幅に増大できることが確認された。
また、この実施の形態1では、永久磁石31は、第1爪状磁極部20の内周面に対向するように配設されているので、永久磁石31は、回転子13の外表面に対して径方向内方に位置している。そこで、固定子スロット高調波は第1および第2爪状磁極部20,24の表面部に留まり、永久磁石31を直接誘導加熱するように作用しない。その結果、永久磁石31が加熱されて、熱減磁することが未然に防止される。
また、永久磁石31が、第1爪状磁極部20の内周面に対向するように配設されているので、永久磁石31の磁気回路が回転子内部で閉じた磁気回路となり、固定子10に鎖交する磁束成分がなくなる。そこで、無負荷無励磁における永久磁石31の誘起電圧の発生が抑制される。その結果、永久磁石31の磁石量を増大させることができる。
また、永久磁石31は磁石台座30に取り付けられている。そこで、永久磁石31が第1爪状磁極部20の内径側に位置しているので、永久磁石31にかかる遠心力が小さくなり、永久磁石31の保持構造を簡略化できる。また、永久磁石31は遠心力に対して大きく変位する第1および第2爪状磁極部20,24の影響を受けないので、永久磁石31の保持が容易となる。さらに、温度範囲の広い車載発電機に適用しても、永久磁石31は回転子の熱膨張に起因する爪状磁極部間の軸方向の変位の影響を受けないので、永久磁石31の保持が容易となる。これらのことから、永久磁石31の保持の信頼性が向上される。
また、永久磁石31が第1爪状磁極部20の内径側に位置しているので、永久磁石31を配設することに起因する慣性モーメントの増加を小さくでき、慣性トルクが大きくなることも抑制できる。
また、磁石台座30が、各第1爪状磁極部20の先端側内周面と対向する第2継鉄部23の外周面上に固着され、永久磁石31が、第1爪状磁極部20の先端側内周面に対向して各磁石台座30の上面に固着されているので、周方向に隣り合う第1爪状磁極部20間の隙間が磁石台座30および永久磁石31により閉塞される。そこで、第2冷却ファン7bの回転によりケース4内に吸気された冷却風の回転子13内への流入が減少する。一方、第1冷却ファン7aの回転によりケース4内に吸気され、その後回転子13内に流入した冷却風は、回転子13内からリヤ側に流出することなく、第2爪状磁極部24の遠心ファン効果により径方向外方に流出する。そこで、第1冷却ファン7aによりケース4内に吸気された冷却風の通風路と、第2冷却ファン7bによりケース4内に吸気された冷却風の通風路とが分離される。これにより、両冷却風の風量が増加し、冷却効果が高められるとともに、両冷却風の干渉に起因する騒音が低減される。
従って、発電機本体のサイズを現状のままで発電機容量を増大させた場合には、固定子コイル12、界磁コイル14、整流器25での発熱量が増大し、過度の温度上昇をもたらす。この実施の形態1によれば、上述の通り、冷却効果が高められるので、発電機本体のサイズを現状のままで発電機容量を増大させた場合でも、固定子コイル12、界磁コイル14、整流器25での発熱が効果的に放熱され、過度の温度上昇が抑えられる。
ここで、整流器25が配設されたリヤ側の通風路の通風抵抗は大きくなり、リヤ側の通風路を流れる冷却風の風量が少なくなる。そこで、整流器25が配設されたリヤ側の通風路を流れる冷却風の一部が回転子13内に流入すると、リヤ側コイルエンド12rの冷却に供給される冷却風の風量が一層減少し、冷却効果が低下する。また、回転子13内に流入する冷却風が整流器25により暖められていると、界磁コイル14を効果的に冷却できない。
この実施の形態1では、永久磁石31が、整流器25が配設されている側の継鉄部、即ち第2継鉄部23に配設された磁石台座30に保持されている。そこで、吸気孔3aから吸気された冷却風の全量が、回転子13内に流入することなく、リヤ側コイルエンド12rに供給される。また、吸気孔2aから吸気された冷却風は、整流器25により暖められること無く、温度が低い状態で回転子13内に流入するので、界磁コイル14を効果的に冷却できる。さらに、吸気孔2aから吸気された冷却風は、温度が低いので、流量が回転子13内に流入する分少なくなっても、フロント側コイルエンド12fを効果的に冷却することができる。
実施の形態2.
上記実施の形態1では、永久磁石31の着磁方向32を径方向に一致させるものとしているが、この実施の形態2では、図6に示されるように、永久磁石31の着磁方向32を径方向に対して界磁コイル14側に傾斜させ、第1爪状磁極部20の先端側内周面に向けているものである。
なお、他の構成は上記実施の形態1と同様に構成されている。
図6において、永久磁石31は、断面平行四辺形に成形され、第1爪状磁極部20の先端側内周面に対向して磁石台座30の上面に接着剤などにより固着され、磁気的に接続されている。そして、永久磁石31の上面は、第1爪状磁極部20の内周面と所定の隙間をもって略平行となっている。また、永久磁石31の着磁方向32は回転子13の軸心(シャフト16の軸心)を含む平面において径方向(回転子13の軸心と直交する平面)に対して界磁コイル14側に角度θm傾斜している。
まず、永久磁石31の着磁方向32が回転子13の軸心を含む平面において回転子13の軸心と直交する方向(径方向)に対して界磁コイル14側に角度θmだけ傾斜することによる効果を説明するために、着磁方向32が径方向に一致している場合の問題点について説明する。
界磁コイル14が作る磁束34は、図3に示されるように、第1爪状磁極部20からエアギャップ40を介して固定子鉄心11に入り、再度エアギャップ40を介して第2爪状磁極部24に入る。この時、磁束34は、第1爪状磁極部20の根元部から固定子鉄心11に入りやすく、先端側に行くほど、磁束34の成分は少なくなる。同様に、磁束34は、固定子鉄心11から第2爪状磁極部24の根元部に入りやすく、先端側に行くほど、磁束34の成分は少なくなる。
このような状況下では、着磁方向32が径方向に一致していると、永久磁石31が作る磁束35は永久磁石31から第1爪状磁極部20の先端部に入るようになる。そこで、第1爪状磁極部20の磁路断面積の小さい先端側を流れる磁束35は、界磁コイル14が作る磁束34により相殺されない。その結果、第1爪状磁極部20の先端部の磁路が磁気飽和してしまい、永久磁石31から回転子13に加えられる磁束量が減ってしまう。つまり、永久磁石31の利用率が低下してしまう。
ここで、永久磁石31の着磁方向32を径方向に対して界磁コイル14側に角度θmだけ傾けることにより、永久磁石31による磁束35は、永久磁石31と第1爪状磁極部20との間の領域の界磁コイル14側の空間を通って、第1爪状磁極部20の先端部の根元側から第1爪状磁極部20に入り込むようになる。そこで、第1爪状磁極部20の先端部の磁路が磁気飽和しなくなる。
これにより、磁束35が第1爪状磁極部20の先端部を通過する場合(着磁方向32が径方向に一致している場合)に比べ、第1爪状磁極部20の先端部での磁気飽和が回避されるので、磁石の磁束の利用率を高めることができる。
ここで、磁束の鉄への進入経路、あるいは磁束の鉄からの出射経路は、鉄の表面に対して垂直となっているので、磁石の着磁方向を鉄の表面に対して垂直にすることが望ましい。つまり、永久磁石31の着磁方向32は、対向する第1爪状磁極部20の先端側内周面に直交することが望ましい。
実施の形態3.
上記実施の形態1では、永久磁石31を第2継鉄部23に配設された磁石台座30に保持させるものとしているが、この実施の形態3では、図7に示されるように、永久磁石38を第1継鉄部19に配設された磁石台座37に保持させるものである。
なお、他の構成は上記実施の形態1と同様に構成されている。
図7において、磁石台座37は、磁性材、例えばS10Cなどの低炭素鋼で冷間鍛造製法により作製されている。この磁石台座37が、各第2爪状磁極部24の先端側内周面と対向する第1継鉄部19の外周面上に接着剤などにより固着され、磁気的に接続されている。そして、磁石台座37の上面が、第2爪状磁極部24の内周面と略平行に形成されている。さらに、永久磁石38が、断面平行四辺形に成形され、各第2爪状磁極部24の先端側内周面に対向して磁石台座37の上面に接着剤などにより固着され、磁気的に接続されている。このとき、各永久磁石38の上面は、第2爪状磁極部24の内周面と所定の隙間をもって略平行となっている。また、磁石台座37は、周方向に隣り合う第1爪状磁極部20間のそれぞれのスペース内に延出し、当該スペースをほぼ閉塞している。
また、永久磁石38は、着磁方向32が、界磁コイル14を流れる界磁電流が回転子13の軸心と直交する平面において作る磁界33の向きと反対となるように着磁配向されている。
この実施の形態3では、回転子13の回転に連動して第1および第2冷却ファン7a,7bが回転駆動される。そして、フロント側では、第1冷却ファン7aの回転により、冷却風が吸気孔2aからケース4内に吸気される。ここで、周方向に隣り合う第1爪状磁極部20間の隙間が磁石台座37および永久磁石38により閉塞されているので、吸気孔2aからケース4内に吸気された冷却風は、回転子13内への流入を阻止され、第1冷却ファン7aにより遠心方向に曲げられる。遠心方向に曲げられた冷却風は、フロント側コイルエンド12fを冷却した後、排気孔2bからケース4外に排出される。
一方、リヤ側では、第2冷却ファン7bの回転により、冷却風が吸気孔3aからケース4内に吸気される。吸気孔3aからケース4内に吸気された冷却風は、整流器25を冷却した後軸方向に流れ、回転子13に到達する。回転子13に到達した冷却風の一部が、周方向に隣り合う第2爪状磁極部24間の隙間から回転子13内に流入し、界磁コイル14を冷却して永久磁石38に到達する。永久磁石38に到達した冷却風は、磁石台座37および永久磁石38によりフロント側への流出を阻止され、第1爪状磁極部20の遠心ファン効果により遠心方向に曲げられ、固定子コイル12のフロント側コイルエンド12fを冷却した後、排気孔2bからケース4外に排出される。回転子13に到達した冷却風の残りが、第2冷却ファン7bにより遠心方向に曲げられ、リヤ側コイルエンド12rを冷却した後、排気孔3bからケース4外に排出される。
このように、実施の形態3においても、第1および第2冷却ファン7a,7bによりケース4内に吸気された冷却風の通風路が分離され、両冷却風の風量が増加し、冷却効果が高められるとともに、両冷却風の干渉に起因する騒音が低減される。
また、この実施の形態3においても、界磁コイル14により発生される磁束34は、第1爪状磁極部20からエアギャップ40を通って固定子鉄心11のティース部に入る。そして、磁束34は、固定子鉄心11のティース部からコアバック部を通って周方向に移動し、隣の第2爪状磁極部24に対向するティース部からエアギャップ40を通ってその第2爪状磁極部24に入る。ついで、第2爪状磁極部24に入った磁束34は、第2継鉄部23、第2ボス部22、第1ボス部18、第1継鉄部19を通って第1爪状磁極部20に至る。ここで、従来のランデル型回転子では、第1および第2ポールコア体は限界設計されているので、界磁コイルの発生する磁界により磁気飽和し、回転子で発生する磁束が減少してしまう。
一方、永久磁石38から発生した磁束39が固定子鉄心11に鎖交するには、大きな磁気抵抗をもつエアギャップ40を往復する必要がある。また、永久磁石38は、第2爪状磁極部24の内径側に配設されており、第2爪状磁極部24の内周面側に対してより短い磁路長で周回するように配設されている。そこで、磁束39の大部分が、固定子鉄心11に迂回することなく、回転子内部で閉じた磁気回路を形成する。
つまり、永久磁石38から発生する磁束39は、磁石台座37から第1継鉄部19、第1ボス部18、第2ボス部22、第2継鉄部23および第2爪状磁極部24を通り、永久磁石38に戻る。そこで、永久磁石38の発生する磁束39は、界磁コイル14の発生する磁束34と逆向きとなり、第1および第2ポールコア体17,21を構成する磁性体の磁束密度を大幅に低減することができ、磁気飽和を解消することができる。
なお、上記各実施の形態では、車両用交流発電機について説明しているが、この発明は、車両用交流発電機に限らず、車両用電動機や車両用発電電動機などの回転電機に適用しても、同様の効果を奏する。
また、上記各実施の形態では、永久磁石が断面平行四辺形に形成されているものとしているが、永久磁石の形状はこれに限定されるものではなく、磁石台座とともに適宜設計すればよい。
また、上記各実施の形態では、磁石台座がポールコアと別部材として作製されているものとしているが、磁石台座はポールコアと一体に作製されてもよい。あるいは、磁石台座を複数の部材で構成してもよい。
この発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機を模式的に示す断面図である。 この発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機に適用される回転子を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機における磁束の流れを説明するための模式図である。 この発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機における界磁アンペアターン(界磁AT)と固定子鎖交磁束量との関係を表す図である。 この発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機における回転数に対する発電量を示す図である。 この発明の実施の形態2に係る車両用交流発電機における永久磁石の着磁方向を説明するための模式図である。 この発明の実施の形態3に係る車両用交流発電機における磁束の流れを説明するための模式図である。
符号の説明
2 フロントブラケット、2a 吸気孔、2b 排気孔、3 リヤブラケット、3a 吸気孔、3b 排気孔、4 ケース、10 固定子、11 固定子鉄心、12 固定子コイル、12f フロント側コイルエンド、12r リヤ側コイルエンド、13 回転子、14 界磁コイル、15 ポールコア、16 シャフト、17 第1ポールコア体、18 第1ボス部、19 第1継鉄部、20 第1爪状磁極部、21 第2ポールコア体、22 第2ボス部、23 第2継鉄部、24 第2爪状磁極部、25 整流器、30,37 磁石台座、31,38 永久磁石、32 着磁方向。

Claims (4)

  1. ボス部、該ボス部の軸方向両端縁部から径方向外方に延設された第1および第2継鉄部、および該第1および第2継鉄部のそれぞれから交互に軸方向に延設され、噛み合って周方向に配列された複数の第1および第2爪状磁極部を有し、上記ボス部の軸心位置に挿通されたシャフトに固着されたポールコアと、上記ボス部、上記第1および第2継鉄部、および上記複数の第1および第2爪状磁極部に囲まれた空間内に収納された界磁コイルと、を有する回転子と、
    上記ポールコアの軸方向両端のそれぞれに固着された第1および第2冷却ファンと、
    上記シャフトを軸支して上記回転子を内蔵し、吸気孔が軸方向の両端面に穿設され、かつ排気孔が径方向の側面に穿設されたケースと、
    円筒状の固定子鉄心、および上記固定子鉄心に巻装された固定子コイルを有し、上記固定子鉄心が上記回転子を所定のエアギャップを介して囲繞するように上記ケースに保持されて配設された固定子と、
    上記固定子で生じた交流を直流に整流する整流器と、
    を備えた回転電機において、
    磁石台座が、上記第2継鉄部に配設されて周方向に隣り合う上記第2爪状磁極部間のそれぞれのスペース内に延出し、
    永久磁石が、上記複数の第1爪状磁極部のそれぞれの先端側の内周面に対向して上記磁石台座に保持されて上記第2継鉄部側のみに配設されており、
    上記永久磁石のそれぞれは、上記界磁コイルの作る磁界の向きと逆向きに着磁配向されていることを特徴とする回転電機。
  2. 上記整流器が、上記ケースの上記ポールコアの上記第2継鉄部側に内蔵されていることを特徴とする請求項1記載の回転電機。
  3. 上記永久磁石の着磁方向が、対向する上記第1爪状磁極部の内周面に向いていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の回転電機。
  4. 上記永久磁石の着磁方向が、対向する上記第1爪状磁極部の内周面に直交していることを特徴とする請求項3記載の回転電機。
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