JP5219589B2 - 回転電機 - Google Patents

回転電機 Download PDF

Info

Publication number
JP5219589B2
JP5219589B2 JP2008095133A JP2008095133A JP5219589B2 JP 5219589 B2 JP5219589 B2 JP 5219589B2 JP 2008095133 A JP2008095133 A JP 2008095133A JP 2008095133 A JP2008095133 A JP 2008095133A JP 5219589 B2 JP5219589 B2 JP 5219589B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnet
claw
shaped magnetic
magnetic pole
permanent magnet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008095133A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009254018A (ja
Inventor
剛 森
正哉 井上
寛治 新川
正夫 守田
盛幸 枦山
秀哲 有田
裕之 秋田
龍一 下村
慎二 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2008095133A priority Critical patent/JP5219589B2/ja
Priority to PCT/JP2008/061664 priority patent/WO2009072316A1/ja
Publication of JP2009254018A publication Critical patent/JP2009254018A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5219589B2 publication Critical patent/JP5219589B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Motor Or Generator Cooling System (AREA)
  • Synchronous Machinery (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Description

この発明は、車両用交流発電機などの回転電機に関し、特にランデル型の回転子における永久磁石の放熱構造に関するものである。
従来の車両用交流発電機では、永久磁石がストラップによりランデル型回転子の継鉄部に設けられた取り付け表面に保持され、冷却ファンがシャフトのハウジングからの延出端に固着されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−153994号公報
従来の車両用交流発電機では、冷却ファンがシャフトとともに回転して空気流を発生している。しかし、永久磁石は周方向に隣り合う爪状磁極部間に配設されているので、永久磁石で発生した熱は継鉄部に伝達されて継鉄部の表面から空気流に放熱されることになり、永久磁石が効率的に冷却されなかった。
この発明は、このような課題を解決するためになされたものであって、放熱用ブレードを磁石保護カバーから軸方向に延出させ、ポールコアとともに回転する放熱用ブレードから永久磁石で発生した熱を効率的に放熱し、永久磁石の温度上昇を抑制できるとともに、冷却ファンを省略できる回転電機を得ることを目的とする。
この発明による回転電機は、ボス部、該ボス部の軸方向両端縁部から径方向外方に延設された一対の継鉄部、および該一対の継鉄部のそれぞれから交互に軸方向に延設され、噛み合って周方向に配列された複数の爪状磁極部を有し、上記ボス部の軸心位置に挿通された回転軸に固着されたポールコアと、上記ボス部、上記一対の継鉄部、および上記複数の爪状磁極部に囲まれた空間内に収納された界磁コイルと、を有する回転子と、上記回転子の外周を所定のエアギャップを介して囲繞して配設された固定子と、上記複数の爪状磁極部のそれぞれの先端側内周面と相対するように上記継鉄部に保持された永久磁石と、上記永久磁石を覆うように該永久磁石のそれぞれに装着されて、爪状磁極部のそれぞれの先端側内周面と隙間をあけて相対する金属製の磁石保護カバーと、を備え、上記磁石保護カバーの少なくとも1つが、周方向に隣り合う上記爪状磁極部間から軸方向外方に延出する放熱用ブレードを有している。
この発明によれば、永久磁石で発生した熱の一部が継鉄部に伝達されて継鉄部の端面から放熱される。そして、永久磁石で発生した熱の残部が、磁石保護カバーに伝達され、ポールコアとともに回転する放熱用ブレードから放熱される。そこで、永久磁石で発生した熱が効率的に放熱され、永久磁石の温度上昇が抑制され、熱減磁を抑えることができる。また、放熱用ブレードがポールコアとともに回転して空気流を発生するので、冷却ファン等の他の放熱手段が不要となり、部品点数の削減が図られる。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機を模式的に示す断面図、図2はこの発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機に適用される回転子のポールコアを構成するポールコア体を示す斜視図、図3はこの発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機における永久磁石のポールコア体への実装方法を説明する斜視図、図4はこの発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機における永久磁石の磁石保持具への実装方法を説明する工程図である。
図1乃至図4において、車両用交流発電機1は、それぞれ略椀形状のアルミ製のフロントブラケット2とリヤブラケット3とからなるケース4と、回転軸16をケース4に軸受5を介して支持されて、ケース4内に回転自在に配設された回転子13と、ケース4のフロント側に延出する回転軸16の端部に固着されたプーリ6と、回転子13に対して一定のエアギャップ29を有して、回転子13の外周を囲繞してケース4に固定された固定子10と、回転軸16のリヤ側に固定され、回転子13に電流を供給する一対のスリップリング8と、各スリップリング8に摺動するようにケース4内に配設された一対のブラシ9と、を備えている。なお、図示していないが、固定子10で生じた交流を直流に整流する整流器、固定子10で生じた交流電圧の大きさを調整する電圧調整器などがケース4内に配設されている。
固定子10は、円筒状の固定子鉄心11と、固定子鉄心11に巻装され、回転子13の回転に伴い、後述する界磁コイル14からの磁束の変化で交流が生じる固定子コイル12と、を備えている。
回転子13は、励磁電流が流されて磁束を発生する界磁コイル14と、界磁コイル14を覆うように設けられ、その磁束によって磁極が形成されるポールコア15と、ポールコア15の軸心位置に貫装された回転軸16と、を備えている。以降、回転軸16の軸心方向を軸方向とする。
ポールコア15は、それぞれ例えばS10Cなどの低炭素鋼で冷間鍛造製法により作製された第1および第2ポールコア体17,21に分割構成されている。
第1ポールコア体17は、外周面を円筒形状とし、回転軸挿通穴18aが軸心位置を貫通して形成された第1ボス部18と、第1ボス部18の一端縁部から径方向外側に延設された厚肉リング状の第1継鉄部19と、第1継鉄部19の外周部から軸方向他端側に延設された第1爪状磁極部20とを有している。第1爪状磁極部20は、その最外径面形状を略台形形状とし、周方向幅が先端側に向かって徐々に狭くなり、かつ、径方向厚みが先端側に向かって徐々に薄くなる先細り形状に形成され、第1継鉄部19の外周部に周方向に等角ピッチで例えば8つ配列されている。さらに、第1谷部25が第1継鉄部19の各隣り合う第1爪状磁極部20間に位置する部位に、例えば内径側に向かって凸状に湾曲したU字状に凹設されている。
第2ポールコア体21は、外周面を円筒形状とし、回転軸挿通穴22aが軸心位置を貫通して形成された第2ボス部22と、第2ボス部22の他端縁部から径方向外側に延設された厚肉リング状の第2継鉄部23と、第2継鉄部23の外周部から軸方向一端側に延設された第2爪状磁極部24とを有している。第2爪状磁極部24は、その最外径面形状を略台形形状とし、周方向幅が先端側に向かって徐々に狭くなり、かつ、径方向厚みが先端側に向かって徐々に薄くなる先細り形状に形成され、第2継鉄部23の外周部に周方向に等角ピッチで例えば8つ配列されている。さらに、第2谷部26が第2継鉄部23の各隣り合う第1爪状磁極部24間に位置する部位に、例えば内径側に向かって凸状に湾曲したU字状に凹設されている。
このように構成された第1および第2ポールコア体17,21は、第1および第2爪状磁極部20,24を交互に噛み合わせ、かつ、第1ボス部18の他端面を第2ボス部22の一端面に突き合わせ、回転軸挿通穴18a,22aに貫装された回転軸16に固着されている。そして、ボビン(図示せず)に巻装された界磁コイル14が、第1および第2ボス部18,22、第1および第2継鉄部19,23および第1および第2爪状磁極部20,24に囲まれた空間に装着されている。ここで、第1および第2ボス部18,22および第1および第2継鉄部19,23が、それぞれポールコア15のボス部および一対の継鉄部に相当する。また、軸方向において、第1および第2爪状磁極部20,24の先端側がそれぞれ第2および第1継鉄部23,19と重なっている。
第1磁石保持具30は、鉄、鉄系磁性合金などの磁性材を用いて所定厚みを有する断面矩形に作製されている。そして、溝方向を第1磁石保持具30の厚み方向とする第1嵌合溝31が第1磁石保持具30の上面に開口するように凹設されている。ここで、第1磁石保持具30の上下面および第1嵌合溝31の底面が互いに平行な平坦面となっている。そして、第1嵌合溝31は、その溝幅が開口に向かって漸次狭くなる楔状に形成されている。
第1永久磁石35は、第1嵌合溝31の内形形状より僅かに小さい外形形状で、厚み方向と直交する平面における断面が台形で、第1磁石保持具30と同等の厚みに作製され、その下面が厚み方向に平行な平坦面で、上面が下面との間の距離が厚み方向の一側から他側に漸次広くなる傾斜面となっている。
第1磁石保護カバー36は、矩形平板状の基部36aと、基部36aの対向する二辺から延設された翼部36bと、両翼部36bの先端から折り返された折り返し部36cと、一方の翼部36bから延設された放熱用ブレード36dと、から構成されている。基部36aは第1永久磁石35の上面の形状に略一致し、翼部36bは第1永久磁石35の断面台形の傾斜面からなる側面の形状に略一致している。
ここで、第1磁石保護カバー36の第1永久磁石35への装着方法の一例を図4を参照しつつ説明する。
まず、図4の(a)に示されるように、第1永久磁石35の一方の側面を第1磁石保護カバー36の一方の翼部36bに密接させる。そして、図4の(b)に示されるように、基部36aを一方の翼部36bから折り曲げて第1永久磁石35の上面に密接させる。そして、図4の(c)に示されるように、他方の翼部36bを基部36aから折り曲げて第1永久磁石35の他方の側面に密接させる。ついで、図4の(d)に示されるように、折り返し部36cを両翼部36bの先端から折り曲げる。これにより、図4の(e)に示されるように、両折り返し部36cが第1永久磁石35の下面に密接し、第1磁石保護カバー36が第1永久磁石35に装着される。このとき、放熱用ブレード36dは、第1永久磁石35の厚み方向の他側に延出している。
ついで、第1磁石保護カバー36が装着された第1永久磁石35は、図4の(f)に示されるように、厚み方向を第1磁石保持具30の厚み方向に一致させて、第1磁石保持具30の厚み方向外方から下端部側を第1嵌合溝31に嵌着される。これにより、図4の(g)に示されるように、両翼部36bが、それぞれ第1嵌合溝31の側面と第1永久磁石35の側面との間に嵌め込まれ、両折り返し部36cが第1嵌合溝31の底面と第1永久磁石35の下面との間に嵌め込まれ、第1永久磁石35が第1磁石保持具30に嵌着、保持される。そして、第1嵌合溝31の底面と第1永久磁石35の下面とが微小な隙間を持って相対し、第1磁石保持具30と第1永久磁石35とが磁気的に接続されている。また、第1永久磁石35は第1磁石保護カバー36により覆われている。さらに、放熱用ブレード36dが第1磁石保持具30からその厚み方向外方に延出している。なお、必要に応じ、第1磁石保護カバー36と第1永久磁石35との間、および第1磁石保護カバー36と第1嵌合溝31との間に接着剤を塗布してもよい。
第2磁石保持具40は、第1磁石保持具30と同じ材質を用いて同じ形状に作製されている。第2嵌合溝41が第1嵌合溝31と同様に、第2磁石保持具40に形成されている。第2永久磁石45は、第1永久磁石35と同じ材質を用いて同じ形状に作製されている。第2磁石保護カバー46は、第1磁石保護カバー36と同じ材質を用いて同じ形状に作製されている。第2永久磁石45は、図4に示されるように、第2磁石保護カバー36が装着されて、厚み方向を第2磁石保持具40の厚み方向に一致させて、第2磁石保持具40の厚み方向外方から下端部側を第2嵌合溝41に嵌着される。これにより、両翼部46bが、それぞれ第2嵌合溝41の側面と第2永久磁石45の側面との間に嵌め込まれ、両折り返し部46cが第2嵌合溝41の底面と第2永久磁石45の下面との間に嵌め込まれ、第2永久磁石45が第2磁石保持具40に嵌着、保持される。放熱用ブレード46dが第2磁石保持具40の厚み方向外方に延出している。
第1保持溝27が、第1ポールコア体17の各第1爪状磁極部20の根元側で、各第1谷部25の内壁面の上部側の相対する部位のそれぞれに開口し、かつ溝方向を軸方向として第1継鉄部19の一端から他端側に向かって凹設されている。同様に、第2保持溝28が、第2ポールコア体21の各第2爪状磁極部24の根元側で、各第2谷部26の内壁面の上部側の相対する部位のそれぞれに開口し、かつ溝方向を軸方向として第2継鉄部23の他端から一端側に向かって凹設されている。ここで、第1および第2保持溝27,28は、ブローチ加工やエンドミル加工などにより、第1および第2磁石保持具30,40の両側部が嵌着される溝形状に形成されている。
第1磁石保持具30が、第1永久磁石35を上方に向けて、かつ第1永久磁石35の厚み方向の一側を界磁コイル14側に向けて、軸方向外側から相対する第1保持溝27に圧入され、必要に応じて接着剤を塗布されて、各第1谷部25の上に架設された状態で磁気的に接続されて第1ポールコア体17に取り付けられる。このとき、第1磁石保持具30および第1永久磁石35の厚み方向が軸方向に一致している。第1永久磁石35の上面を覆う第1磁石保護カバー36の基部36aが第2爪状磁極部24の先端側内周面と所定の隙間をあけて対向している。放熱用ブレード36dが周方向に隣り合う第1爪状磁極部20の間から軸方向外方に延出している。
第2磁石保持具40が、図3に示されるように、第2永久磁石45を上方に向けて、かつ第2永久磁石45の厚み方向の一側を界磁コイル14側に向けて、軸方向外側から相対する第2保持溝28に圧入され、必要に応じて接着剤を塗布されて、各第2谷部26の上に架設された状態で磁気的に接続されて第2ポールコア体21に取り付けられる。このとき、第2磁石保持具40および第2永久磁石45の厚み方向が軸方向に一致している。第2永久磁石45の上面を覆う第2磁石保護カバー46の基部46aが第1爪状磁極部20の先端側内周面と所定の隙間をあけて対向している。放熱用ブレード46dが周方向に隣り合う第2爪状磁極部24の間から軸方向外方に延出している。
また、第1および第2永久磁石35,45は、図1に示されるように、界磁コイル14に通電されて発生する磁界51の向きと逆向きに着磁配向される。そして、第1および第2永久磁石35,45の着磁方向52の延長線が、対向する第2および第1爪状磁極部24,20の先端側内周面に向かっている。なお、界磁コイル14を流れる界磁電流が作る磁界51の向きが反転した設計の場合には、第1および第2永久磁石35,45も逆向きに着磁配向される。
つぎに、このように構成された車両用交流発電機1の動作について説明する。
まず、電流がバッテリ(図示せず)からブラシ9およびスリップリング8を介して回転子13の界磁コイル14に供給され、磁束が発生される。この磁束により、第1ポールコア体17の第1爪状磁極部20がN極に磁化され、第2ポールコア体21の第2爪状磁極部24がS極に磁化される。
一方、エンジンの回転トルクがベルト(図示せず)およびプーリ6を介して回転軸16に伝達され、回転子13が回転される。そこで、回転磁界が固定子10の固定子コイル12に与えられ、起電力が固定子コイル12に発生する。この交流の起電力が、整流器で直流電流に整流され、バッテリが充電され、或いは電気負荷に供給される。
界磁コイル14に通電されて発生した磁束は、第1爪状磁極部20からエアギャップ29を通って固定子鉄心11のティース部に入る。固定子鉄心11に入った磁束は、固定子鉄心11のティース部からコアバック部を通って周方向に移動し、隣の第2爪状磁極部24に対向するティース部からエアギャップ29を通ってその第2爪状磁極部24に入る。ついで、第2爪状磁極部24に入った磁束は、第2継鉄部23、第2ボス部22、第1ボス部18、第1継鉄部19を通って第1爪状磁極部20に至る。ここで、従来のランデル型回転子では、第1および第2ポールコア体は限界設計されているので、界磁コイルの発生する磁界により磁気飽和し、回転子で発生する磁束が減少してしまう。
本回転子13では、第1および第2永久磁石35,45は、界磁コイル14の発生する磁界51の向きと反対となるように着磁配向されている。そこで、第1永久磁石35から発生する磁束は、第1磁石保持具30に入る。ここで、第1磁石保持具30の下方には、第1谷部25、即ち大きな空間が存在する。そこで、第1磁石保持具30に入った磁束は、第1磁石保持具30内を周方向の両側に流れて第1継鉄部19に入り、第1ボス部18、第2ボス部22、第2継鉄部23および第2爪状磁極部24を通り、空隙を介して第1永久磁石35に戻る。また、第2永久磁石45から発生する磁束は、空隙を介して第1爪状磁極部20に入り、第1継鉄部19、第1ボス部18、第2ボス部22を経て、第2継鉄部23に入る。第2継鉄部23に入った磁束は、第2継鉄部23の第2谷部26の両側を径方向外方に流れ、第2磁石保持具40の両端から第2磁石保持具40に入り、第2永久磁石45に戻る。
第1および第2永久磁石35,45の発生する磁束は、界磁コイル14の発生する磁束と逆向きとなり、第1および第2ポールコア体17,21を構成する磁性体の磁束密度を大幅に低減することができ、磁気飽和を解消することができる。これにより、固定子10に鎖交する磁束が増加し、発電量を増加することができる。
また、第1および第2永久磁石35,45が第2および第1爪状磁極部24,20の先端側内周面に対向するように配設されているので、第1および第2永久磁石35,45の磁気回路が回転子13内部で閉じた磁気回路となる。そこで、第1および第2永久磁石35,45の発生する磁束のなかの固定子鉄心11に鎖交する磁束成分(漏れ磁束)が少なくなる。さらに、着磁方向52の延長線が、対向する第2および第1爪状磁極部24,20の先端側内周面に向かっているので、漏れ磁束が一層低減される。その結果、無負荷無励磁における第1および第2永久磁石35,45の誘起電圧の発生が抑制される。
この実施の形態1によれば、第1および第2磁石保護カバー36,46が第1および第2永久磁石35,45を覆っているので、回転子13の高速回転時に揺動する第1および第2爪状磁極部20,24や飛来する異物が第1および第2永久磁石35,45に直接的に当たることがなく、第1および第2永久磁石35,45の損傷発生が抑制される。又、第1および第2永久磁石35,45が損傷しても、第1および第2永久磁石35,45の破片の飛散が抑制される。
また、第1および第2磁石保護カバー36,46の放熱用ブレード36d、46dが、周方向に隣り合う第1爪状磁極部20の間、および周方向に隣り合う第2爪状磁極部24の間から軸方向外方に延出しているので、放熱用ブレード36d、46dがポールコア15とともに回転し、空気流を発生させる。そこで、ポールコア15の軸方向両端面に溶接などにより固着されていた従来の冷却ファンを省略することができ、部品点数の削減、および溶接工程の省略が図られ、組立工程を簡略化することができる。
また、第1および第2永久磁石35,45で発生した熱が、第1および第2磁石保護カバー36,46に伝達され、第1および第2磁石保持具30,40を介してポールコア15に伝達され、ポールコア15の表面から空気流に放熱されるとともに、放熱用ブレード36d、46dから空気流に放熱される。これにより、第1および第2永久磁石35,45で発生した熱が効率的に放熱され、第1および第2永久磁石35,45の温度上昇が抑制され、第1および第2永久磁石35,45の熱減磁が抑えられる。
なお、第1および第2永久磁石35,45には、磁束密度の高いネオジウム・鉄・ボロン磁石やサマリウムコバルト磁石などの焼結された希土類磁石を用いることが好ましい。
また、第1および第2磁石保護カバー36,46には、磁石の保護およびブレード強度の確保の観点から、例えばステンレスなどの金属材料が用いられるが、第1および第2永久磁石35,45の冷却効率を高める観点から、アルミや銅などの熱伝導性のよい材料を用いることが好ましい。
また、第1および第2永久磁石35,45が所定厚みを有する断面台形に形成されているものとしているが、第1および第2永久磁石35,45は第1および第2磁石保持具30,40に嵌着、保持されていれば、その断面形状については特に限定されるものではない。同様に、第1および第2磁石保持具30,40が所定厚みを有する断面矩形に形成されているものとしているが、第1および第2磁石保持具30,40は第1および第2保持溝27,28に嵌着、保持されていれば、その断面形状については特に限定されるものではない。
実施の形態2.
図5はこの発明の実施の形態2に係る車両用交流発電機における永久磁石の磁石保持具への装着状態を示す斜視図である。
図5において、第1磁石保護カバー36Aは、放熱用ブレード36dが翼部36bから第1永久磁石35の側面に沿って厚み方向に延設され、かつ下面方向に延設されている。
なお、第2磁石保護カバーも、第1磁石保護カバー36Aと同様に構成されているので、ここではその説明を省略する。この実施の形態2は、第1磁石保護カバー36に代えて第1磁石保護カバー36Aを用いている点を除いて、上記実施の形態1と同様に構成されている。
この実施の形態2では、第1磁石保護カバー36Aの放熱用ブレード36dが翼部36bから第1永久磁石35の側面に沿って厚み方向に延設され、かつ下面方向に延設されているので、回転子13がケース4内に組み込まれた状態では、放熱用ブレード36dは周方向に隣り合う第1爪状磁極部20の間から軸方向外方に延出し、第1ポールコア体17の軸方向一端面に沿って径方向内方に延在している。そこで、放熱用ブレード36dとケース4との干渉を回避しつつ、放熱用ブレード36dの放熱面積を効果的に増大することができ、第1永久磁石35の冷却効率を高めることができる。
実施の形態3.
図6はこの発明の実施の形態3に係る車両用交流発電機における永久磁石の磁石保持具への装着方法を説明する工程図である。
この実施の形態3では、第1磁石保護カバー36Bが装着された第1永久磁石35を第1磁石保持具30の第1嵌合溝31に嵌着した後、図6の(a)に示されるように、放熱用ブレード36dを翼部36bから第1磁石保持具30の幅方向外方に90°折り曲げ、ついで、図6の(b)に示されるように、放熱用ブレード36dを90°折り返す。これにより、図6の(c)に示されるように、放熱用ブレード36dは、翼部36bに対して、シフト量dだけ第1磁石保持具30の幅方向外方に移動して第1磁石保持具30の厚み方向外方に延出している。
なお、第2磁石保護カバーも、第1磁石保護カバー36Bと同様に構成されているので、ここではその説明を省略する。この実施の形態3は、第1磁石保護カバー36に代えて第1磁石保護カバー36Bを用いている点を除いて、上記実施の形態1と同様に構成されている。
回転子13がケース4内に組み込まれた状態では、第1磁石保護カバー36Bの放熱用ブレード36dは、翼部36bに対して、シフト量dだけ周方向、即ち回転方向に移動して、周方向に隣り合う第1爪状磁極部20の間から軸方向外方に延出している。そこで、各第1磁石保護カバー36Bの放熱用ブレード36dのシフト量dを変えることにより、放熱用ブレード36dの回転方向の配列ピッチが不等ピッチとなり、回転子13の回転に伴って放熱用ブレード36dで発生する騒音を低減することができる。
なお、上記実施の形態3では、各放熱用ブレード36dの周方向のシフト量dを変えるものとしているが、各放熱用ブレード36dの径方向に対する傾斜角度を変えても、回転子13の回転に伴って放熱用ブレード36dで発生する騒音を低減することができる。
実施の形態4.
図7はこの発明の実施の形態4に係る車両用交流発電機に適用される回転子のポールコアを構成するポールコア体を示す斜視図である。
図7において、第2磁石保護カバー46が装着された5つの第2永久磁石35と第3磁石保護カバー47が装着された3つの第2永久磁石35とが混在して第2ポールコア体21に配設されている。そして、第3磁石保護カバー47は放熱用ブレード36dが省略されている点を除いて第2磁石保護カバー46と同様に構成されている。なお、第1ポールコア体にも、第2ポールコア体21と同様に、第1磁石保護カバーが装着された第1永久磁石と第3保護カバーが装着された第1永久磁石とが混在して配設されているので、ここではその説明を省略する。
この実施の形態4においては、放熱用ブレード46dの数が磁極数と異なっているので、回転子13の回転に伴って放熱用ブレード36dで発生する騒音を低減することができる。さらに、放熱用ブレード46dの回転方向の配列ピッチが不等ピッチとなっているので、回転子13の回転に伴って放熱用ブレード36dで発生する騒音を一層低減することができる。
実施の形態5.
図8はこの発明の実施の形態5に係る車両用交流発電機における永久磁石のポールコア体への実装状態を説明する斜視図である。
図8において、第2ポールコア体21Aは、第2谷部26が省略されており、第2保持溝28Aが、第1爪状磁極部20の先端側内周面と相対するように、かつ第2継鉄部23の外周面に開口するように、溝方向を軸方向にとして第2継鉄部23の他端から一端側に向かって凹設されている。ここで、第2保持溝28Aは、ブローチ加工やエンドミル加工などにより、第2磁石保持具40が嵌着される溝形状に形成されている。第2永久磁石45は第2磁石保護カバー46を装着した状態で第2磁石保持具40に嵌着、保持されている。そして、第2磁石保持具40が第2保持溝28Aに嵌着、保持されている。
なお、第1ポールコア体も、第2ポールコア体21Aと同様に構成されているので、ここではその説明を省略する。
この実施の形態5においても、放熱用ブレード46dが周方向に隣り合う第2爪状磁極部24の間から軸方向外方に延出しているので、上記実施の形態1と同様の効果を奏する。
ここで、上記実施の形態5において、第2継鉄部23の外周面が第1爪状磁極部20から離れている場合には、第2保持溝28Aを省略し、第2磁石保持具40を第2継鉄部23の外周面に接着剤や溶接などにより直接固着するようにしてもよい。
実施の形態6.
図9はこの発明の実施の形態6に係る車両用交流発電機における永久磁石のポールコア体への実装状態を説明する斜視図である。
図9において、第2ポールコア体21Bは、第2谷部26が省略されており、第2保持溝28Bが、第1爪状磁極部20の先端側内周面と相対するように、かつ第2継鉄部23の外周面に開口するように、溝方向を軸方向にとして第2継鉄部23の他端から一端側に向かって凹設されている。ここで、第2保持溝28Bは、ブローチ加工やエンドミル加工などにより、その溝幅が開口に向かって漸次狭くなる楔状に形成されている。第2永久磁石45は、第2磁石保持具に嵌着、保持されることなく、第2磁石保護カバー46を装着した状態で第2保持溝28Bに嵌着、保持されている。つまり、第2磁石保持具は省略されている。
なお、第1ポールコア体も、第2ポールコア体21Bと同様に構成されているので、ここではその説明を省略する。
この実施の形態6においても、放熱用ブレード46dが周方向に隣り合う第2爪状磁極部24の間から軸方向外方に延出しているので、上記実施の形態1と同様の効果を奏する。
ここで、上記実施の形態6において、第2継鉄部23の外周面が第1爪状磁極部20から離れている場合には、第2保持溝28Bを省略し、第2永久磁石45を第2磁石保護カバー46を装着した状態で第2継鉄部23の外周面に接着剤や溶接などにより直接固着するようにしてもよい。
なお、上記各実施の形態では、車両用交流発電機について説明しているが、この発明は、車両用交流発電機に限らず、車両用電動機や車両用発電電動機などの回転電機に適用しても、同様の効果を奏する。
また、上記各実施の形態では、放熱用ブレードが平坦な平板形状に作製されているものとしているが、放熱用ブレードの形状はこれに限定されるものではなく、例えばその外周側が回転方向後方に湾曲する断面円弧形状に形成されてもよい。本磁石保護プレートは金属板を用いているので、放熱用ブレードを所望の形状に簡易に形成することができる。
この発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機を模式的に示す断面図である。 この発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機に適用される回転子のポールコアを構成するポールコア体を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機における永久磁石のポールコア体への実装方法を説明する斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機における永久磁石の磁石保持具への実装方法を説明する工程図である。 この発明の実施の形態2に係る車両用交流発電機における永久磁石の磁石保持具への装着状態を示す斜視図である。 この発明の実施の形態3に係る車両用交流発電機における永久磁石の磁石保持具への装着方法を説明する工程図である。 この発明の実施の形態4に係る車両用交流発電機に適用される回転子のポールコアを構成するポールコア体を示す斜視図である。 この発明の実施の形態5に係る車両用交流発電機における永久磁石のポールコア体への実装状態を説明する斜視図である。 この発明の実施の形態6に係る車両用交流発電機における永久磁石のポールコア体への実装状態を説明する斜視図である。
符号の説明
10 固定子、13 回転子、14 界磁コイル、15 ポールコア、16 回転軸、17 第1ポールコア体、18 第1ボス部、19 第1継鉄部、20 第1爪状磁極部、21 第2ポールコア体、22 第2ボス部、23 第2継鉄部、24 第2爪状磁極部、29 エアギャップ、35 第1永久磁石、36,36A,36B 磁石保護カバー、36d 放熱用ブレード、45 第2永久磁石、46 磁石保護カバー、46d 放熱用ブレード。

Claims (6)

  1. ボス部、該ボス部の軸方向両端縁部から径方向外方に延設された一対の継鉄部、および該一対の継鉄部のそれぞれから交互に軸方向に延設され、噛み合って周方向に配列された複数の爪状磁極部を有し、上記ボス部の軸心位置に挿通された回転軸に固着されたポールコアと、上記ボス部、上記一対の継鉄部、および上記複数の爪状磁極部に囲まれた空間内に収納された界磁コイルと、を有する回転子と、
    上記回転子の外周を所定のエアギャップを介して囲繞して配設された固定子と、
    上記複数の爪状磁極部のそれぞれの先端側内周面と相対するように上記継鉄部に保持された永久磁石と、
    上記永久磁石を覆うように該永久磁石のそれぞれに装着されて、爪状磁極部のそれぞれの先端側内周面と隙間をあけて相対する金属製の磁石保護カバーと、
    を備えた回転電機において、
    上記磁石保護カバーの少なくとも1つが、周方向に隣り合う上記爪状磁極部間から軸方向外方に延出する放熱用ブレードを有することを特徴とする回転電機。
  2. 谷部が上記一対の継鉄部のそれぞれの隣り合う上記爪状磁極部間の部位に凹設され、
    磁性材料からなる磁石保持具が上記谷部の上に架設され、
    上記永久磁石は、上記磁石保護カバーが装着されて、上記磁石保持具に保持されていることを特徴とする請求項1記載の回転電機。
  3. 上記放熱用ブレードを有する上記磁石保護カバーが装着された上記永久磁石と、上記放熱用ブレードを有しない上記磁石保護カバーが装着された上記永久磁石とが混在していることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の回転電機。
  4. 上記放熱用ブレードが、周方向に隣り合う上記爪状磁極部間から軸方向外方に延出し、上記ポールコアの端面に沿って径方向内方に延在していることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の回転電機。
  5. 上記放熱用ブレードを有する上記磁石保護カバーが装着された上記永久磁石を複数有し、複数の上記放熱用ブレードの径方向に対する傾斜角度がそれぞれ異なっていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の回転電機。
  6. 上記放熱用ブレードの周方向の配列ピッチが不等ピッチであることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の回転電機。
JP2008095133A 2007-12-07 2008-04-01 回転電機 Active JP5219589B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008095133A JP5219589B2 (ja) 2008-04-01 2008-04-01 回転電機
PCT/JP2008/061664 WO2009072316A1 (ja) 2007-12-07 2008-06-26 回転電機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008095133A JP5219589B2 (ja) 2008-04-01 2008-04-01 回転電機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009254018A JP2009254018A (ja) 2009-10-29
JP5219589B2 true JP5219589B2 (ja) 2013-06-26

Family

ID=41314163

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008095133A Active JP5219589B2 (ja) 2007-12-07 2008-04-01 回転電機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5219589B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6135770B2 (ja) * 2013-10-02 2017-05-31 富士電機株式会社 永久磁石埋め込み式回転電機およびその製造方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4118471B2 (ja) * 1999-09-07 2008-07-16 三菱電機株式会社 ロータ構造
JP4118548B2 (ja) * 2001-11-06 2008-07-16 株式会社デンソー 車両用交流発電機
US6747384B2 (en) * 2002-01-24 2004-06-08 Visteon Global Technologies, Inc. Alternator hybrid magnet rotor design
JP4698313B2 (ja) * 2005-07-14 2011-06-08 三菱電機株式会社 交流発電機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009254018A (ja) 2009-10-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4755256B2 (ja) 回転電機
JP4477072B2 (ja) 回転電機
JP3917967B2 (ja) 回転電機の回転子
JP4926276B2 (ja) 回転電機
JP2009071924A (ja) 回転電機
JP4588709B2 (ja) 回転電機
JP4788477B2 (ja) 交流発電機
JP2012175773A (ja) 回転電機
JP5197750B2 (ja) 回転電機
JP4974865B2 (ja) 回転電機
JP4650849B2 (ja) 回転電機
JP5219589B2 (ja) 回転電機
JP4975165B2 (ja) 車両用回転電機
JP2007336723A (ja) 回転電機の回転子
JP6305608B1 (ja) 車両用回転電機
JP5242925B2 (ja) 車両用交流発電機
JP6805835B2 (ja) 回転電機
JP4959598B2 (ja) 回転電機
JP4974948B2 (ja) 回転電機
JP2009201215A (ja) 回転電機
WO2009122596A1 (ja) 回転電機
JP5219590B2 (ja) 回転電機
JP5241366B2 (ja) 回転電機
JP5157291B2 (ja) 回転電機
JP2009055738A (ja) 回転電機用回転子の冷却ファンの溶接方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101021

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120522

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120718

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130205

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130305

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160315

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5219589

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250