JPH11278195A - 自動車の側突用エアバッグ装置 - Google Patents

自動車の側突用エアバッグ装置

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JPH11278195A
JPH11278195A JP10084521A JP8452198A JPH11278195A JP H11278195 A JPH11278195 A JP H11278195A JP 10084521 A JP10084521 A JP 10084521A JP 8452198 A JP8452198 A JP 8452198A JP H11278195 A JPH11278195 A JP H11278195A
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bag body
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勉 ▲高▼野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 個々の車体の側面構造物の形状や材質に影響
を受けることのない自動車の側突用エアバッグ装置を提
供する。 【解決手段】 バッグ本体3における隔壁部材6は、上
下に開く略くの字状に形成され、その略中央の一個所6
aが前記バッグ本体3の車外側の面3aに固設され、そ
の上下の端部二個所6b、6cが前記バッグ本体3の車
室内側の面3bに固設されてなること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車の側突用
エアバッグ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車のエアバッグ装置には、車両の側
突時に、乗員の車外側方向に位置する内装材の一部であ
るシートバックの側部からバッグ本体を前方から上方へ
展開させ、該バッグ本体により乗員を保護するようにし
た側突用のエアバッグ装置がある(類似技術として米国
特許第5586782号、特開平9−39710号、同
136600号そして登録実用新案公報第303847
9号など参照)。
【0003】この種のバッグ本体は、概略L形をしてい
て、内部に設けられた隔壁部材により上側の頭部保護部
と下側の胸部保護部とに区画されている。バッグ本体の
入口にはインフレータが設けられていて、該インフレー
タ側面の噴出口から噴出されたガスは、まず胸部保護部
に入って胸部保護部を前方へ展開させつつ充填し、その
後、隔壁部材に設けられた絞り込み手段から頭部保護部
に入って、該頭部保護部を上方へ展開させつつ充填する
ようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の技術
にあっては、展開した時のバッグ本体が、隔壁部材によ
って偏平状となって、前方へ展開し、次に上方に展開す
る時に、自動車の側面構造物、即ち、上方ほど車室内側
へ倒れ込んだサイドウインドパネルや、ルーフサイドト
リムなどに干渉しながら展開する。即ち、側突用のエア
バッグ装置の場合は、配設された位置と車体側壁との間
隔が小さいため、車体の側面構造物の形状や材質により
展開性能が異なるため、個々の車体の側面構造物の形状
や材質により展開性能の確認実験を必要とする。また、
個々の車体の側面構造物の形状や材質をデータにインプ
ットして最適なバッグ本体のあり方をシュミレーション
する必要がある。つまり、その分開発の期間に多くの時
間を必要とし、開発費が嵩むことになり、他の産業上の
発展に寄与する技術の進歩への時間を割かれることとな
り、新たなエアバッグ装置の提案が望まれている。
【0005】この発明は、このような要請に応じてなさ
れたものであり、個々の車体の側面構造物の形状や材質
に影響を受けることのない自動車の側突用エアバッグ装
置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、乗員の車外側方向に位置する内装材の側部から少な
くとも上方へ向けて展開されるバッグ本体を備え、該バ
ッグ本体を、該バッグ本体の内部に設けられてなる隔壁
部材により、上側の頭部保護部と下側の胸部保護部とに
区画し、インフレータの噴出口から噴出されるガスを、
まず前記胸部保護部内に充填させて後に前記頭部保護部
へ導入するようにしてなる自動車の側突用エアバッグ装
置において、前記隔壁部材は、上下に開く略くの字状に
形成され、その略中央の一個所が前記バッグ本体の車外
側の面に固設され、その上下の端部二個所が前記バッグ
本体の車室内側の面に固設されてなることを特徴とす
る。
【0007】請求項1に記載の発明によれば、隔壁部材
の略中央の一個所が前記バッグ本体の車外側の面に固設
され、その上下の端部二個所が前記バッグ本体の車室内
側の面に固設されてなるため、胸部保護部が膨張展開し
た後に、該隔壁部材に囲まれた空間の室内側のみが球状
に展開し、該球状に展開した隔壁部材に囲まれた空間及
び隔壁部材の略中央の一個所双方を基部にして頭部保護
部が展開するので、該頭部保護部は室内側に傾いて膨張
展開する。従って、車体の側面構造物に干渉しないで、
膨張展開を終了するので、個々の車体の側面構造物の形
状や材質に影響を受けない、少なくとも受け難いことに
なる。また、個々の車体の側面構造物の形状や材質に応
じて、前記隔壁部材のバッグ本体への固設位置を変更す
るだけで、容易に調整できる。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
自動車の側突用エアバッグ装置であって、前記バッグ本
体が膨張した状態での隔壁部材の車外側の一個所が、自
動車のドアウエスト部と略同等の位置に配されてなるこ
とを特徴とする。
【0009】請求項2に記載の発明によれば、サイドウ
インドパネルなど車体の側面構造物の形状が内側に倒れ
こんでくる仕様のものでも、隔壁部材のバッグ本体への
車外側の一個所の固設部位が、ドアウエスト部と略同等
の位置であるため、バッグ本体の展開が、該ドアウエス
ト部を中心に内側に倒れこむことになり、バッグ本体の
膨張時の形状予測が容易且つ確実にできる。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項2記載の
自動車の側突用エアバッグ装置であって、前記隔壁部材
は、前記インフレータの噴出口から噴出されるガスを、
胸部保護部が充填する前に頭部保護部内に流出しないよ
うに絞り込ませてなることを特徴とする。
【0011】請求項3に記載の発明によれば、隔壁部材
は、前記バッグ本体の膨張時の形状を決める要素と、イ
ンフレータからのガスをまず確実に胸部保護部に充填さ
せるように制御する要素とを併せもっていることにな
る。従って、他の要素をバッグ本体内に持ちこまなくて
よい分安価な製造原価を得られる。
【0012】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の自動車の側突用エアバッグ装置であって、前記絞り込
ませる手段は、前記バッグ本体と前記隔壁部材との間隙
により形成されてなることを特徴とする。
【0013】請求項4に記載の発明によれば、バッグ本
体内にあって隔壁部材の施さない間隙でもって、インフ
レータからのガスの流通の絞り込みをしているので、胸
部保護部へのガスの充填が確実になるし、他の部材を用
いている訳ではないので、その分安価な製造原価が得ら
れる。また、製造段階での簡単な加工で良いので、複雑
な構造物をバッグ本体内に持ち込まなくてよいことにな
る。
【0014】請求項5に記載の発明は、請求項3に記載
の自動車の側突用エアバッグ装置であって、前記絞り込
ませる手段は、前記隔壁部材に形成されてなる貫通穴よ
りなることを特徴とする。
【0015】請求項5に記載の発明によれば、バッグ本
体内にあって隔壁部材の貫通穴でもって、インフレータ
からのガスの流通の絞り込みをしているので、胸部保護
部へのガスの充填が確実になるし、頭部保護部へのガス
の流入制御も容易である。また、製造段階での簡単な加
工で良いので、複雑な構造物をバッグ本体内に持ち込ま
なくてよいことになる。
【0016】請求項6に記載の発明は、請求項2〜5の
いずれか1項に記載の自動車の側突用エアバッグ装置で
あって、前記隔壁部材の上部には、該隔壁部材と略同一
の形状の第2の隔壁部材を少なくとも配設してなること
を特徴とする。
【0017】請求項6に記載の発明によれば、バッグ本
体の膨張時に、隔壁部材を中心に頭部保護部が車室内側
へ傾いて曲がるのではなく、更に第2隔壁部材の上で車
室内側へ傾いて曲がるため、バッグ本体の展開時形状制
御をきめ細かく行え、バッグ本体の膨張展開時の室内へ
の倒れこみ量の調整の自由度が大きくなる。
【0018】請求項7に記載の発明は、請求項2〜6の
いずれか1項に記載の自動車の側突用エアバッグ装置で
あって、前記隔壁部材を構成する下部材の長さは、該隔
壁部材を構成する上部材の長さより長く形成されてなる
ことを特徴とする。
【0019】請求項7に記載の発明によれば、バッグ本
体の膨張時に、隔壁部材より上側の頭部保護部の車室内
側への傾きは、より大きくなり、車体の側面構造物に干
渉する可能性はより少なくなるので、個々の車体の側面
構造物の形状や材質に影響を受けないことになる。
【0020】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、隔壁部
材の略中央の一個所が前記バッグ本体の自動車外側の面
に固設され、その上下の端部二個所が前記バッグ本体の
自動車室内側の面に固設されてなるため、胸部保護部が
膨張展開した後に、該隔壁部材に囲まれた空間の室内側
のみが球状に展開し、該球状に展開した隔壁部材に囲ま
れた空間及び隔壁部材の略中央の一個所双方を基部にし
て頭部保護部が展開するので、該頭部保護部は室内側に
傾いて膨張展開する。従って、車体の側面構造物に干渉
しないで、膨張展開を終了するので、個々の車体の側面
構造物の形状や材質に影響を受けない、少なくとも受け
難いことになる。
【0021】請求項2に記載の発明によれば、サイドウ
インドパネルなど車体の側面構造物の形状が内側に倒れ
こんでくる仕様のものでも、隔壁部材のバッグ本体への
自動車外側の一個所の固設部位が、ドアウエスト部と略
同等の位置であるため、バッグ本体の展開が、該ドアウ
エスト部を中心に内側に倒れこむことになり、バッグ本
体の膨張時の形状予測が容易且つ確実にできる。
【0022】請求項3に記載の発明によれば、隔壁部材
は、前記バッグ本体の膨張時の形状を決める要素と、イ
ンフレータからのガスをまず確実に胸部保護部に充填さ
せるように制御する要素とを併せもっていることにな
る。従って、他の要素をバッグ本体内に持ちこまなくて
よい分安価な製造原価を得られる。
【0023】請求項4に記載の発明によれば、バッグ本
体内にあって隔壁部材の施さない間隙でもって、インフ
レータからのガスの流通の絞り込みをしているので、胸
部保護部へのガスの充填が確実になるし、他の部材を用
いている訳ではないので、その分安価な製造原価が得ら
れる。また、製造段階での簡単な加工で良いので、複雑
な構造物をバッグ本体内に持ち込まなくてよいことにな
る。
【0024】請求項5に記載の発明によれば、バッグ本
体内にあって隔壁部材の貫通穴でもって、インフレータ
からのガスの流通の絞り込みをしているので、胸部保護
部へのガスの充填が確実になるし、頭部保護部へのガス
の流入制御も容易である。また、製造段階での簡単な加
工で良いので、複雑な構造物をバッグ本体内に持ち込ま
なくてよいことになる。
【0025】請求項6に記載の発明によれば、バッグ本
体の膨張時に、隔壁部材を中心に頭部保護部が車室内側
へ傾いて曲がるのではなく、更に第2隔壁部材の上で車
室内側へ傾いて曲がるため、バッグ本体の展開時の形状
制御がきめ細かく行え、バッグ本体の膨張展開時の室内
への倒れこみ量の調整の自由度が大きくなる。
【0026】請求項7に記載の発明によれば、バッグ本
体の膨張時に、隔壁部材より上側の頭部保護部の車室内
側への傾きは、より大きくなり、車体の側面構造物に干
渉する可能性はより少なくなるので、個々の車体の側面
構造物の形状や材質に影響を受けないことになる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
を、図面に基づいて説明する。
【0028】図1〜図4は、この発明の第1の実施形態
を示す図である。尚、図2中において、RMが車室内
側、OMが車外側を示している。
【0029】図1は、運転席側(右側)のフロントシー
トのシートバック1を右側(車外側)から見た図であ
る。このシートバック1の右端部には、エアバッグモジ
ュール2が内蔵されていて、該エアバッグモジュール2
内には、折りたたまれたバッグ本体3と、該バッグ本体
3を展開させるためのガスGを噴出可能なるインフレー
タ4が収納されている。
【0030】前記インフレータ4は、バッグ本体3の入
口に設けられていて、シートバック1の長手方向に沿っ
た状態で配置されている。そして、このインフレータ4
の側面下端部に形成された噴出口5から、該インフレー
タ4の長手方向に対する直交方向Yへ向けてガスGを噴
出できるようになっている。
【0031】バッグ本体3は、概略L形をしていて、内
部にはバッグ本体3の空間を、下側の胸部保護部8と、
上側の頭部保護部9とに区画する隔壁部材6が設けられ
ている。この隔壁部材6は、バッグ本体3の左右両側の
面3a,3bに対して縫製Hされている。従って、この
隔壁部材6は、バッグ本体3を胸部保護部8と頭部保護
部9に区画する機能だけでなく、展開した際におけるバ
ッグ本体3の左右方向への膨らみを規制して偏平にする
機能も有する。
【0032】この隔壁部材6は、上下に開く略くの字状
に形成され、その略中央の一個所6aが前記バッグ本体
3の車外側の面3aに縫製Hにより固設され、その上下
の端部二個所6b、6cが前記バッグ本体3の車室内側
の面3bに縫製Hにより固設されてなる。
【0033】前記一個所6aは、前記バッグ本体3の前
後幅に相応する幅を有し、前記バッグ本体3が膨張した
状態で、後端6fが乗員Mの肩S付近に位置していると
共にて、自動車のドアDRのドアウエスト部12と略同
等の位置に配されてなる。
【0034】前記上端部6bは、該後端6fからインフ
レータ4の長手方向に対する直交方向Yよりも下向きの
角度θ1 で前方へ延びていて、前記インフレータ4の噴
出口5から噴出されるガスGを、胸部保護部8が充填す
る前に頭部保護部9内に流出しないように、最先端まで
配されることで、頭部保護部9への入り口となる通気穴
7が絞り込ませてなる。つまり、前記絞り込ませる手段
である通気穴7は、インフレータ4から胸部保護部A内
に噴出されたガスGを、頭部保護部Bに導くためのもの
であるが、前記バッグ本体3と前記隔壁部材6との間隙
により形成されてなる。
【0035】前記下端部6cは、前記インフレータ4の
長手方向に対する直交方向Yよりも、更に下向きの角度
θ2 の位置に配されている。この下向きの角度θ2 は、
乗員Mとしてのダミー(ECE Regulation No.95 EUR
OSID−1)の上腕Rに沿った角度となっている。
尚、このダミー(EUROSID−1)の上腕Rの下向
き角度θ2 は、上腕Rの規定角度(上腕Rが肋骨前面に
接する面に対して35〜45°)から求められる。該下
端部6cの前端部には、未縫製部である通気穴7が形成
されてなる。
【0036】前記隔壁部材6を構成する下部材6eの長
さDは、該隔壁部材6を構成する上部材6dの長さdよ
り長く形成されてなる。
【0037】次に、車両の側突時におけるバッグ本体3
の展開状態を説明する。車両が側突を起こすと、インフ
レータ4内部の薬剤が爆発し、発生したガスGが噴出口
5からインフレータ4の直交方向Yへ噴出される。
【0038】噴出されたガスGは、折り畳まれたバッグ
本体3の胸部保護部8内にまず入ることで、該胸部保護
部8の折り畳まれた状態が解除されて急速に展開し、胸
部保護部8が膨張することによって、シートバック1の
表皮カバーを開裂して前方へ展開する。
【0039】この時、通気穴7は、隔壁部材6の後端部
6fにあるので、頭部保護部9は折り畳まれた状態に維
持されて、該頭部保護部9にガスGが流れることはな
い。
【0040】そして、胸部保護部8内にガスGが充填さ
れて、通気穴7が開成されると、ガスGは、頭部保護部
9に流れ込む。しかし、この膨張の過程で、隔壁部材6
の略中央の一個所6aが前記バッグ本体3の車外側の面
3aに固設され、その上下の端部二個所6b、6cが前
記バッグ本体3の車室内側の面3bに固設されてなるた
め、該隔壁部材6に囲まれた空間17の車室内側の面1
7aのみが球状に展開し、該隔壁部材6に囲まれた球状
に展開した空間17及び隔壁部材6の略中央の一個所6
a双方を基部にして頭部保護部9が展開するので、該頭
部保護部9は室内RM側に傾いて膨張展開し、この頭部
保護部9により乗員Mの頭部を保護することができる。
つまり、バッグ本体3が球状に展開する特性を利用した
だけで、かかる形状制御を可能にしている。
【0041】従って、車体の側面構造物であるサイドウ
インドパネル15やルーフサイドトリム16に干渉しな
いで、膨張展開を終了するので、個々の車体の側面構造
物のサイドウインドパネル15やルーフサイドトリム1
6などの形状や材質に影響を受けない、少なくとも受け
難いことになる。また、車種毎に異なるサイドウインド
パネル15やルーフサイドトリム16などの形状や材質
に応じて、前記隔壁部材6のバッグ本体3への固設位置
を変更するだけで、容易に調整できる。
【0042】また、サイドウインドパネル15など車体
の側面構造物の形状が内側に倒れこんでくる仕様のもの
でも、隔壁部材6のバッグ本体3への自動車外側の一個
所の固設部位6aが、ドアウエスト部12と略同等の位
置であるため、バッグ本体3の展開が、該ドアウエスト
部12を中心に内側に倒れこむことになり、バッグ本体
3の膨張時の形状予測が容易且つ確実にできる。
【0043】また、隔壁部材6は、前記バッグ本体3の
膨張時の形状を決める要素、つまりバッグ本体3を左右
方向に扁平なるように膨張することで乗員と車体の側面
構造物との間を急速に膨張させる要素と、インフレータ
4からのガスGをまず確実に胸部保護部8に充填させる
ように制御する要素とを併せもっていることになる。従
って、他の要素をバッグ本体3内に持ちこまなくてよい
分、安価な製造原価を得られる。
【0044】また、バッグ本体3内にあって隔壁部材6
の施さない間隙、即ち通気穴7でもって、インフレータ
4からのガスGの流通の絞り込みをしているので、胸部
保護部8へのガスGの充填が確実になるし、他の部材を
用いている訳ではないので、その分、安価な製造原価が
得られる。また、製造段階での簡単な加工で良いので、
複雑な構造物をバッグ本体3内に持ち込まなくてよいこ
とになる。
【0045】更に、バッグ本体3の膨張時に、隔壁部材
6より上側の頭部保護部9の車室内RM側への傾きは、
より大きくなり、車体の側面構造物であるサイドウイン
ドパネル15やルーフサイドトリム16に干渉する可能
性はより少なくなるので、個々の車体の側面構造物であ
るサイドウインドパネル15やルーフサイドトリム16
の形状や材質に影響を受けないことになる。
【0046】前記説明では、前記絞り込ませる手段が、
隔壁部材9の端部に未縫製手段を施すことで、ガスGの
通り抜ける通気穴7を通路状に形成する旨の説明をした
が、それに限らず、前記隔壁部材6そのものに形成され
てなる貫通穴でもよい。
【0047】かかる構成であるから、バッグ本体3内に
あって隔壁部材6の貫通穴でもって、インフレータ4か
らのガスGの流通の絞り込みをしているので、胸部保護
部8へのガスGの充填が確実になるし、頭部保護部9へ
のガスGの流入制御も容易である。また、製造段階での
簡単な加工で良いので、複雑な構造物をバッグ本体3内
に持ち込まなくてよいことになる。
【0048】図5は、この発明の第2の実施形態を示す
図である。図5は、図2相当図である。この第2実施形
態は、前記隔壁部材6の上部に、該隔壁部材6と略同一
の形状の第2の隔壁部材14を配設してなるものであ
る。
【0049】即ち、バッグ本体3の膨張時に、隔壁部材
6の中央部6aに対して車外側の面3aの上方向に離間
した位置に第2の隔壁部材14の中央部14aが配さ
れ、該中央部14aに対して上下端部14b、14cが
上下に離間して前記バッグ本体3の車室側の面3bに固
設されてなるので、前記空間17の上に、隔壁部材6の
上部材6dと第2の隔壁部材14の下部材14eとで第
2空間18が形成され、該第2空間18の上に、隔壁部
材14の上部材14dと下部材14eとで第3空間19
が形成される。つまり、前記空間17、第2空間18、
第3空間19が交互に形成されることにより、バッグ本
体3の展開時形状制御をきめ細かく行え、バッグ本体3
の膨張展開時の室内RMへの倒れこみ量の調整の自由度
が前記第1の実施形態に比較して大きくなる。
【0050】尚、上記の実施の形態では、シートバック
に内蔵させたエアバッグを例示したが、これに限らず、
ドアDRの車室内側のドアトリムに内蔵させて上方に展
開し得るエアバッグでも同様の構成とすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態に係る側突用エアバ
ッグ装置を示す側面図である。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】図2の要部詳細図である。
【図4】図1のバッグ本体の分解正面図である。
【図5】この発明の第2の実施形態に係る図2相当断面
図である。
【符号の説明】
1 シートバック 3 バッグ本体 3a 車外側の面 3b 車内側の面 4 インフレータ 5 噴出口 6 隔壁部材 6a 中央部 6b、6c 上下端部 6d 上部材 6e 下部材 6f 後端部 7 通気穴 8 胸部保護部 9 頭部保護部 12 ドアウエスト部 14 第2の隔壁部材 G ガス

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗員の車外側方向に位置する内装材の側
    部から少なくとも上方へ向けて展開されるバッグ本体を
    備え、 該バッグ本体を、該バッグ本体の内部に設けられてなる
    隔壁部材により、上側の頭部保護部と下側の胸部保護部
    とに区画し、 インフレータの噴出口から噴出されるガスを、まず前記
    胸部保護部内に充填させて後に前記頭部保護部へ導入す
    るようにしてなる自動車の側突用エアバッグ装置におい
    て、 前記隔壁部材は、上下に開く略くの字状に形成され、そ
    の略中央の一個所が前記バッグ本体の車外側の面に固設
    され、その上下の端部二個所が前記バッグ本体の車室内
    側の面に固設されてなることを特徴とする自動車の側突
    用エアバッグ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の自動車の側突用エアバ
    ッグ装置であって、 前記バッグ本体が膨張した状態での隔壁部材の車外側の
    一個所が、自動車のドアウエスト部と略同等の位置に配
    されてなることを特徴とする自動車の側突用エアバッグ
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の自動車の側突用エアバ
    ッグ装置であって、 前記隔壁部材は、前記インフレータの噴出口から噴出さ
    れるガスを、胸部保護部が充填する前に頭部保護部内に
    流出しないように絞り込ませてなることを特徴とする自
    動車の側突用エアバッグ装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の自動車の側突用エアバ
    ッグ装置であって、 前記絞り込ませる手段は、前記バッグ本体と前記隔壁部
    材との間隙により形成されてなることを特徴とする自動
    車の側突用エアバッグ装置。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の自動車の側突用エアバ
    ッグ装置であって、 前記絞り込ませる手段は、前記隔壁部材に形成されてな
    る貫通穴よりなることを特徴とする自動車の側突用エア
    バッグ装置。
  6. 【請求項6】 請求項2〜5のいずれか1項に記載の自
    動車の側突用エアバッグ装置であって、 前記隔壁部材の上部には、該隔壁部材と略同一の形状の
    第2の隔壁部材を少なくとも配設してなることを特徴と
    する自動車の側突用エアバッグ装置。
  7. 【請求項7】 請求項2〜6のいずれか1項に記載の自
    動車の側突用エアバッグ装置であって、 前記隔壁部材を構成する下部材の長さは、該隔壁部材を
    構成する上部材の長さより長く形成されてなることを特
    徴とする自動車の側突用エアバッグ装置。
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