JPH11278122A - 自動車のフラット化シート構造 - Google Patents
自動車のフラット化シート構造Info
- Publication number
- JPH11278122A JPH11278122A JP10087699A JP8769998A JPH11278122A JP H11278122 A JPH11278122 A JP H11278122A JP 10087699 A JP10087699 A JP 10087699A JP 8769998 A JP8769998 A JP 8769998A JP H11278122 A JPH11278122 A JP H11278122A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- seat cushion
- seat frame
- flattened
- frame
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- Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)
- Seats For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 シートフレームをフラット化位置まで後退さ
せた際に、シートクッション及びシートバックのロック
状態を自動的に解除させることができる自動車のフラッ
ト化シート構造を提供する。 【解決手段】 シートフレーム７をフラット化位置まで
後退させると、シートクッション５とシートバック６の
各ロック機構Ｒ１、Ｒ２が、固定レール１後端部のガイ
ドプレート９の上に乗り上げて、ロック状態を自動的に
解除させる。従って、操作者としては、シートフレーム
７を後退させた後は、シートクッション５やシートバッ
ク６を前側へ回動させるだけで済み、操作性の面で優れ
ている。
せた際に、シートクッション及びシートバックのロック
状態を自動的に解除させることができる自動車のフラッ
ト化シート構造を提供する。 【解決手段】 シートフレーム７をフラット化位置まで
後退させると、シートクッション５とシートバック６の
各ロック機構Ｒ１、Ｒ２が、固定レール１後端部のガイ
ドプレート９の上に乗り上げて、ロック状態を自動的に
解除させる。従って、操作者としては、シートフレーム
７を後退させた後は、シートクッション５やシートバッ
ク６を前側へ回動させるだけで済み、操作性の面で優れ
ている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車のフラッ
ト化シート構造に関するものである。
ト化シート構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に、自動車のシートには、休憩や安
眠のため、或いは車室内を広く利用するために、シート
クッションとシートバックとを略同一高さで略水平にで
きるフラット構造になっているものがある。
眠のため、或いは車室内を広く利用するために、シート
クッションとシートバックとを略同一高さで略水平にで
きるフラット構造になっているものがある。
【０００３】この種のフラット構造としては、例えば、
実公平７−２７２３９号公報にて知られているように、
シートクッションが前端部支点を中心に前側へ回動して
略水平な反転状態になり、また、シートバックが下端部
支点を中心に前側へ回動して略水平な前倒し状態となる
ことで、シートクッションの裏面と、シートバックの背
面とが、略同一高さのフラット面になるようになってい
る。
実公平７−２７２３９号公報にて知られているように、
シートクッションが前端部支点を中心に前側へ回動して
略水平な反転状態になり、また、シートバックが下端部
支点を中心に前側へ回動して略水平な前倒し状態となる
ことで、シートクッションの裏面と、シートバックの背
面とが、略同一高さのフラット面になるようになってい
る。
【０００４】ところが、このような構造では、シートク
ッションをその前端部支点を中心にして前方へ反転させ
た場合に、シートクッションの前方への突出量が大きく
なり、シートの前方にスペースのない自動車には適用困
難となる。
ッションをその前端部支点を中心にして前方へ反転させ
た場合に、シートクッションの前方への突出量が大きく
なり、シートの前方にスペースのない自動車には適用困
難となる。
【０００５】そこで、フラット化した場合におけるシー
トクッションの前方への突出量を抑えるために、シート
クッション及びシートバックを後方にスライドさせてか
らフラット化させる構造が考えられる。具体的には、シ
ートクッション及びシートバックをシートフレームに支
持し、且つ該シートフレームの前後両端部に車幅方向外
側へ突出するローラを設け、該ローラを車体フロアに固
定した固定レールに対して前後スライド自在に係合させ
ることで、シートクッション及びシートバックを着座位
置から後方のフラット化位置へスライドさせる構造が考
えられる。
トクッションの前方への突出量を抑えるために、シート
クッション及びシートバックを後方にスライドさせてか
らフラット化させる構造が考えられる。具体的には、シ
ートクッション及びシートバックをシートフレームに支
持し、且つ該シートフレームの前後両端部に車幅方向外
側へ突出するローラを設け、該ローラを車体フロアに固
定した固定レールに対して前後スライド自在に係合させ
ることで、シートクッション及びシートバックを着座位
置から後方のフラット化位置へスライドさせる構造が考
えられる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに、シートクッション及びシートバックをシートフレ
ームに支持する構造では、シートクッションを通常使用
状態のまま、いったんフラット化位置まで後退させ、そ
の後に、シートクッションとシートバックのロック機構
をそれぞれ解除してから、それらを前側へ回動させるた
め、操作が大変面倒である。
うに、シートクッション及びシートバックをシートフレ
ームに支持する構造では、シートクッションを通常使用
状態のまま、いったんフラット化位置まで後退させ、そ
の後に、シートクッションとシートバックのロック機構
をそれぞれ解除してから、それらを前側へ回動させるた
め、操作が大変面倒である。
【０００７】この発明は、このような従来の技術に着目
してなされたものであり、シートフレームをフラット化
位置まで後退させた際に、シートクッション及びシート
バックのロック状態を自動的に解除させることができる
自動車のフラット化シート構造を提供するものである。
してなされたものであり、シートフレームをフラット化
位置まで後退させた際に、シートクッション及びシート
バックのロック状態を自動的に解除させることができる
自動車のフラット化シート構造を提供するものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】請求項１記載の発明は、
シートクッションが通常使用状態から前端支点を中心に
前側へ回動して略水平な反転状態となり、シートバック
が通常使用状態から下端部支点を中心に前側へ回動して
略水平な前倒し状態となることで、シートクッションの
裏面と、シートバックの背面とが、略同一高さになる自
動車のフラット化シート構造であって、前記シートクッ
ション及びシートバックをシートフレームに支持し、且
つ該シートフレームの前後両端に車幅方向外側へ突出す
るローラを設け、該ローラを車体フロアに固定した固定
レールに対して前後スライド自在に係合させることで、
シートクッション及びシートバックが着座位置から後方
のフラット化位置へスライド可能とされ、前記シートク
ッション及びシートバックに、それぞれの通常使用状態
をロックするロック機構を設けると共に、各ロック機構
がフラット化位置で固定レール後端部のガイドプレート
に乗り上げてロック状態を解除させるようになってい
る。
シートクッションが通常使用状態から前端支点を中心に
前側へ回動して略水平な反転状態となり、シートバック
が通常使用状態から下端部支点を中心に前側へ回動して
略水平な前倒し状態となることで、シートクッションの
裏面と、シートバックの背面とが、略同一高さになる自
動車のフラット化シート構造であって、前記シートクッ
ション及びシートバックをシートフレームに支持し、且
つ該シートフレームの前後両端に車幅方向外側へ突出す
るローラを設け、該ローラを車体フロアに固定した固定
レールに対して前後スライド自在に係合させることで、
シートクッション及びシートバックが着座位置から後方
のフラット化位置へスライド可能とされ、前記シートク
ッション及びシートバックに、それぞれの通常使用状態
をロックするロック機構を設けると共に、各ロック機構
がフラット化位置で固定レール後端部のガイドプレート
に乗り上げてロック状態を解除させるようになってい
る。
【０００９】請求項１記載の発明によれば、シートフレ
ームをフラット化位置まで後退させると、シートクッシ
ョンとシートバックの各ロック機構が、固定レール後端
部のガイドプレートの上に乗り上げて、ロック状態を自
動的に解除させる。従って、操作者としては、シートフ
レームを後退させた後は、シートクッションやシートバ
ックを前側へ回動させるだけで済み、操作性の面で優れ
ている。
ームをフラット化位置まで後退させると、シートクッシ
ョンとシートバックの各ロック機構が、固定レール後端
部のガイドプレートの上に乗り上げて、ロック状態を自
動的に解除させる。従って、操作者としては、シートフ
レームを後退させた後は、シートクッションやシートバ
ックを前側へ回動させるだけで済み、操作性の面で優れ
ている。
【００１０】請求項２記載の発明は、シートフレーム
に、固定レールの下面に係合してシートフレームの前後
方向での位置を固定するスライドロックと、該スライド
ロックをロック解除方向へ手動で回転させるための操作
レバーを設けたものである。
に、固定レールの下面に係合してシートフレームの前後
方向での位置を固定するスライドロックと、該スライド
ロックをロック解除方向へ手動で回転させるための操作
レバーを設けたものである。
【００１１】請求項２記載の発明によれば、スライドロ
ックによりシートフレームの前後方向での位置を固定で
き、また操作レバーを回転させることにより、スライド
ロックを解除させて、シートフレームをスライド可能状
態にすることができる。
ックによりシートフレームの前後方向での位置を固定で
き、また操作レバーを回転させることにより、スライド
ロックを解除させて、シートフレームをスライド可能状
態にすることができる。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な一実施形
態を図１〜図５に基づいて説明する。この実施形態は、
ワゴン車の３列目のシート（サードシート）に係るフラ
ット化構造を示すものである。符号１は固定レールで、
前後のブラケット２により車体フロア３に固定されてい
る。この固定レール１は、左右に一対備えられており、
それぞれ内側面に長手方向に沿う開口４を有する断面Ｃ
形状をしている。また、固定レール１の後端部には、固
定レール１の上面部よりも傾斜面を介して更に高くなる
ガイドプレート９が設けられている。
態を図１〜図５に基づいて説明する。この実施形態は、
ワゴン車の３列目のシート（サードシート）に係るフラ
ット化構造を示すものである。符号１は固定レールで、
前後のブラケット２により車体フロア３に固定されてい
る。この固定レール１は、左右に一対備えられており、
それぞれ内側面に長手方向に沿う開口４を有する断面Ｃ
形状をしている。また、固定レール１の後端部には、固
定レール１の上面部よりも傾斜面を介して更に高くなる
ガイドプレート９が設けられている。
【００１３】一方、シートクッション５及びシートバッ
ク６は、シートフレーム７に支持されている。シートフ
レーム７の前後端部には、車幅方向外側へ突出するロー
ラ８が設けられおり、該ローラ８を前記固定レール１に
対して前後スライド自在に係合させている。従って、シ
ートクッション５及びシートバック６は、シートフレー
ム７ごと、着座位置から後方のフラット化位置へスライ
ド可能である。
ク６は、シートフレーム７に支持されている。シートフ
レーム７の前後端部には、車幅方向外側へ突出するロー
ラ８が設けられおり、該ローラ８を前記固定レール１に
対して前後スライド自在に係合させている。従って、シ
ートクッション５及びシートバック６は、シートフレー
ム７ごと、着座位置から後方のフラット化位置へスライ
ド可能である。
【００１４】シートフレーム７の前端には、開口４から
固定レール１内に入り込んで、該固定レール１の下面部
における図示せぬロック孔に係合するスライドロック２
２が設けられている。このスライドロック２２が、固定
レール２２の下面部に係合することにより、シートフレ
ーム７の前後方向での位置がロックされ、また、係合が
解除されると前後へスライド可能となる。図示せぬロッ
ク孔は、着座位置とフラット化位置にそれぞれ設けられ
ており、このスライドロック２２により、シートフレー
ム７を着座位置とフラット化位置にそれぞれ固定できる
ようになっている。スライドロック２２は、その上に設
けられた操作レバー２３を持ち上げることにより回転し
て、固定レール１との係合状態が解除されるようになっ
ている。
固定レール１内に入り込んで、該固定レール１の下面部
における図示せぬロック孔に係合するスライドロック２
２が設けられている。このスライドロック２２が、固定
レール２２の下面部に係合することにより、シートフレ
ーム７の前後方向での位置がロックされ、また、係合が
解除されると前後へスライド可能となる。図示せぬロッ
ク孔は、着座位置とフラット化位置にそれぞれ設けられ
ており、このスライドロック２２により、シートフレー
ム７を着座位置とフラット化位置にそれぞれ固定できる
ようになっている。スライドロック２２は、その上に設
けられた操作レバー２３を持ち上げることにより回転し
て、固定レール１との係合状態が解除されるようになっ
ている。
【００１５】次に、シートクッション５及びシートバッ
ク６のシートフレーム７への支持構造について説明す
る。シートフレーム７の前端部には、前端支点Ｐ１が設
定され、後端部には下端部支点Ｐ２が設定され、前後中
間付近にはＵ形のストライカ１０が固定されている（図
４参照）。
ク６のシートフレーム７への支持構造について説明す
る。シートフレーム７の前端部には、前端支点Ｐ１が設
定され、後端部には下端部支点Ｐ２が設定され、前後中
間付近にはＵ形のストライカ１０が固定されている（図
４参照）。
【００１６】そして、シートフレーム７の前端部支点Ｐ
１に、シートクッション５の前端部が回動自在に支持さ
れている。また、シートクッション５の後端部は、ロッ
ク機構Ｒ１により、前記ストライカ１０に係合されてい
る。すなわち、シートクッション５の後端部側面には、
前記ストライカ１０に係合するフック１１が支点１１ａ
を中心に回動自在に設けられている。このフック１１
は、スプリング１２により係合方向へ付勢されおり、反
係合方向へ回動させることにより、ストライカ１０との
係合状態が解除される。このフック１１の下端部には、
前記ガイドプレート９の上に乗り上げ可能なピン１１ｂ
が設けられている。また、シートクッション５の後端部
には、該後端部を覆う略Ｕ形をした大きいレッグ部材１
３が回動自在に設けられている。
１に、シートクッション５の前端部が回動自在に支持さ
れている。また、シートクッション５の後端部は、ロッ
ク機構Ｒ１により、前記ストライカ１０に係合されてい
る。すなわち、シートクッション５の後端部側面には、
前記ストライカ１０に係合するフック１１が支点１１ａ
を中心に回動自在に設けられている。このフック１１
は、スプリング１２により係合方向へ付勢されおり、反
係合方向へ回動させることにより、ストライカ１０との
係合状態が解除される。このフック１１の下端部には、
前記ガイドプレート９の上に乗り上げ可能なピン１１ｂ
が設けられている。また、シートクッション５の後端部
には、該後端部を覆う略Ｕ形をした大きいレッグ部材１
３が回動自在に設けられている。
【００１７】シートフレーム７の下端部支点Ｐ２には、
シートバック６の下端部がロック機構Ｒ２を介して回動
自在に取付けられている。すなわち、シートバック６の
側面に固定されたデバイスアーム１４が回動自在に取付
けられており、シートバック６は該下端部支点Ｐ２を中
心に前後へ回動するようになっている。シートバック６
の上端部側面には、ピン１５が設けられている（図２参
照）。下端部支点Ｐ２の下方には、該デバイスアーム１
４の下端部と係合して回動を阻止するストッパ１６が、
支点１６ａを中心に回動自在に設けられている。このス
トッパ１６は、係合方向へ図示せぬバネにより付勢され
ており、下縁には切欠１７が形成されている。
シートバック６の下端部がロック機構Ｒ２を介して回動
自在に取付けられている。すなわち、シートバック６の
側面に固定されたデバイスアーム１４が回動自在に取付
けられており、シートバック６は該下端部支点Ｐ２を中
心に前後へ回動するようになっている。シートバック６
の上端部側面には、ピン１５が設けられている（図２参
照）。下端部支点Ｐ２の下方には、該デバイスアーム１
４の下端部と係合して回動を阻止するストッパ１６が、
支点１６ａを中心に回動自在に設けられている。このス
トッパ１６は、係合方向へ図示せぬバネにより付勢され
ており、下縁には切欠１７が形成されている。
【００１８】ストッパ１６の下方には、支点１８ａを中
心に回転する回転プレート１８が設けられている。この
回転プレート１８の下端部には、回転プレート１８を反
時計方向へ付勢するスプリング１９が設けられている。
上端部には、前記ストッパ１６の切欠１７に対応するピ
ン２０が形成されている。回転プレート１８の支点１８
ａには、回転プレート１８と一体化された操作レバー２
１が設けられている。この操作レバー２１が、前記ガイ
ドプレート９の上に乗り上げて回転することで、回転プ
レート１８がスプリング１９に抗して時計方向へ回転
し、ピン２０が切欠１７内へ入り込み、ストッパ１６を
押し下げて、デバイスアーム１４との係合が解除される
ようになっている。
心に回転する回転プレート１８が設けられている。この
回転プレート１８の下端部には、回転プレート１８を反
時計方向へ付勢するスプリング１９が設けられている。
上端部には、前記ストッパ１６の切欠１７に対応するピ
ン２０が形成されている。回転プレート１８の支点１８
ａには、回転プレート１８と一体化された操作レバー２
１が設けられている。この操作レバー２１が、前記ガイ
ドプレート９の上に乗り上げて回転することで、回転プ
レート１８がスプリング１９に抗して時計方向へ回転
し、ピン２０が切欠１７内へ入り込み、ストッパ１６を
押し下げて、デバイスアーム１４との係合が解除される
ようになっている。
【００１９】次に、このシートをフラット化させる操作
方法を説明する。まず、シートフレーム７の前端部の操
作レバー２３を持ち上げてスライドロック２２を回転さ
せ、固定レール１との係合状態を解除させる。そして、
シートフレーム７をシートクッション５及びシートバッ
ク６ごと後方へスライドさせる。シートフレーム７がフ
ラット化位置まで後退させられると、スライドロック２
２が再度固定レール１と係合する。
方法を説明する。まず、シートフレーム７の前端部の操
作レバー２３を持ち上げてスライドロック２２を回転さ
せ、固定レール１との係合状態を解除させる。そして、
シートフレーム７をシートクッション５及びシートバッ
ク６ごと後方へスライドさせる。シートフレーム７がフ
ラット化位置まで後退させられると、スライドロック２
２が再度固定レール１と係合する。
【００２０】そして、シートフレーム７が後方のフラッ
ト化位置までくると、ロック機構Ｒ１のフック１１のピ
ン１１ｂがガイドプレート９上の乗り上げ、該フック１
１を回転させて、ストライカ１０との係合を解除し、シ
ートクッション５全体を引き起しながら前端支点Ｐ１を
中心に前側へ回動させ、裏面５ａを上にした反転状態に
することができる。この時、レッグ部材１３を回転させ
て立てた状態とし、シートクッション５の略水平状態を
維持する。
ト化位置までくると、ロック機構Ｒ１のフック１１のピ
ン１１ｂがガイドプレート９上の乗り上げ、該フック１
１を回転させて、ストライカ１０との係合を解除し、シ
ートクッション５全体を引き起しながら前端支点Ｐ１を
中心に前側へ回動させ、裏面５ａを上にした反転状態に
することができる。この時、レッグ部材１３を回転させ
て立てた状態とし、シートクッション５の略水平状態を
維持する。
【００２１】次に、ロック機構Ｒ２の操作レバー２１が
ガイドプレート９上の乗り上げ、回転プレート１８を回
転させるため、そのピン２０を切欠１７内へ係入させる
ことにより、ストッパ１６を下げて、デバイスアーム１
４との係合状態を解除する。そして、シートバック６を
下端部支点Ｐ２を中心に前側へ回動させて略水平な前倒
し状態にすることができる。シートバック６の略水平状
態は上端部のピン１５がシートフレーム７の上縁に係合
することにより維持される。略水平状態にされたシート
バック６の背面６ａは、前記シートクッション５の裏面
５ａと同じ高さになり、背面６ａと裏面５ａとでフラッ
トな連続した面が形成される。
ガイドプレート９上の乗り上げ、回転プレート１８を回
転させるため、そのピン２０を切欠１７内へ係入させる
ことにより、ストッパ１６を下げて、デバイスアーム１
４との係合状態を解除する。そして、シートバック６を
下端部支点Ｐ２を中心に前側へ回動させて略水平な前倒
し状態にすることができる。シートバック６の略水平状
態は上端部のピン１５がシートフレーム７の上縁に係合
することにより維持される。略水平状態にされたシート
バック６の背面６ａは、前記シートクッション５の裏面
５ａと同じ高さになり、背面６ａと裏面５ａとでフラッ
トな連続した面が形成される。
【００２２】しかも、この実施形態では、シートクッシ
ョン５及びシートバック６を、いったん着座位置よりも
後方へスライドさせてから、それぞれを前方へ回動させ
るため、シートクッション５の前方への相対的な突出量
が小さくなり、シートの前方にスペースがない自動車に
も適用可能となる。
ョン５及びシートバック６を、いったん着座位置よりも
後方へスライドさせてから、それぞれを前方へ回動させ
るため、シートクッション５の前方への相対的な突出量
が小さくなり、シートの前方にスペースがない自動車に
も適用可能となる。
【００２３】そして、前述のように、シートフレーム７
をフラット化位置まで後退させるだけで、各ロック機構
Ｒ１、Ｒ２が解除されるため、操作者としては、シート
フレーム７を後退させた後は、シートクッション５やシ
ートバック６を前側へ回動させるだけで済み、操作性の
面で優れている。
をフラット化位置まで後退させるだけで、各ロック機構
Ｒ１、Ｒ２が解除されるため、操作者としては、シート
フレーム７を後退させた後は、シートクッション５やシ
ートバック６を前側へ回動させるだけで済み、操作性の
面で優れている。
【００２４】
【発明の効果】請求項１記載の発明によれば、シートフ
レームをフラット化位置まで後退させると、シートクッ
ションとシートバックの各ロック機構が、固定レール後
端部のガイドプレートの上に乗り上げて、ロック状態を
自動的に解除させる。従って、操作者としては、シート
フレームを後退させた後は、シートクッションやシート
バックを前側へ回動させるだけで済み、操作性の面で優
れている。
レームをフラット化位置まで後退させると、シートクッ
ションとシートバックの各ロック機構が、固定レール後
端部のガイドプレートの上に乗り上げて、ロック状態を
自動的に解除させる。従って、操作者としては、シート
フレームを後退させた後は、シートクッションやシート
バックを前側へ回動させるだけで済み、操作性の面で優
れている。
【００２５】請求項２記載の発明によれば、スライドロ
ックによりシートフレームの前後方向での位置を固定で
き、また操作レバーを回転させることにより、スライド
ロックを解除させて、シートフレームをスライド可能状
態にすることができる。
ックによりシートフレームの前後方向での位置を固定で
き、また操作レバーを回転させることにより、スライド
ロックを解除させて、シートフレームをスライド可能状
態にすることができる。
【図１】この発明の一実施形態に係るシートの通常使用
状態を示す側面図。
状態を示す側面図。
【図２】シートのフラット化状態を示す側面図。
【図３】図２中矢示ＳＡ−ＳＡ線に沿う断面図。
【図４】図１中矢示ＳＢ−ＳＢ線に沿う断面図。
【図５】図２中矢示ＳＣ−ＳＣ線に沿う断面図。
１ 固定レール ３ 車体フロア ５ シートクッション ５ａ 裏面 ６ シートバック ６ａ 背面 ７ シートフレーム ８ ローラ ９ ガイドプレート Ｐ１ 前端支点 Ｐ２ 下端部支点 Ｒ１、Ｒ２ ロック機構
Claims (2)
- 【請求項１】 シートクッションが通常使用状態から前
端部支点を中心に前側へ回動して略水平な反転状態とな
り、シートバックが通常使用状態から下端部支点を中心
に前側へ回動して略水平な前倒し状態となることで、シ
ートクッションの裏面と、シートバックの背面とが、略
同一高さになる自動車のフラット化シート構造であっ
て、 前記シートクッション及びシートバックをシートフレー
ムに支持し、且つ該シートフレームの前後両端部に車幅
方向外側へ突出するローラを設け、該ローラを車体フロ
アに固定した固定レールに対して前後スライド自在に係
合させることで、シートクッション及びシートバックが
着座位置から後方のフラット化位置へスライド可能とさ
れ、 前記シートクッション及びシートバックに、それぞれの
通常使用状態をロックするロック機構を設けると共に、
各ロック機構がフラット化位置で固定レール後端部のガ
イドプレートに乗り上げてロック状態を解除させるよう
になっていることを特徴とする自動車のフラット化シー
ト構造。 - 【請求項２】 請求項１記載の自動車のフラット化シー
ト構造であって、 シートフレームに、固定レールの下面に係合してシート
フレームの前後方向での位置を固定するスライドロック
と、該スライドロックをロック解除方向へ手動で回転さ
せるための操作レバーを設けたことを特徴とする自動車
のフラット化シート構造。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10087699A JPH11278122A (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 自動車のフラット化シート構造 |
| US09/277,376 US6183033B1 (en) | 1998-03-31 | 1999-03-29 | Automobile seat |
| GB9907355A GB2336772B (en) | 1998-03-31 | 1999-03-30 | Automobile seat |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10087699A JPH11278122A (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 自動車のフラット化シート構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11278122A true JPH11278122A (ja) | 1999-10-12 |
Family
ID=13922180
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10087699A Pending JPH11278122A (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 自動車のフラット化シート構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11278122A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101664690B1 (ko) * | 2015-05-20 | 2016-10-11 | 현대자동차주식회사 | 자동차 시트 쿠션 익스텐션장치 |
-
1998
- 1998-03-31 JP JP10087699A patent/JPH11278122A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101664690B1 (ko) * | 2015-05-20 | 2016-10-11 | 현대자동차주식회사 | 자동차 시트 쿠션 익스텐션장치 |
| US9776531B2 (en) | 2015-05-20 | 2017-10-03 | Hyundai Motor Company | Seat cushion extension apparatus for vehicle |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20051213 |
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| RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20060112 |