JP4112761B2 - 車両のフラット化シート構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車両のフラット化シート構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、車両用のシートには、休憩や安眠のため、或いはラゲッジルームを広く利用するために、シートクッションとシートバックとを略同一高さで水平にできるフラット構造が知られている(類似技術として、実公平7−27239号公報参照)。
【0003】
この種のフラット構造は、それぞれ回動して水平な反転状態になるシートクッション及びシートバックを備え、反転時にシートクッションの裏面とシートバックの背面とが略同一高さになる。特に、シートバックの場合は、前後位置を大きく変化させずに、その場で反転させるべく、シートバックの下端に設けたローラをスライドレールに係合させ、シートバックの中間支点をバックリンクによりスライドレール又はその周辺部材に連結している。シートバックの下端のローラはロックプレートに係合され、シートバックの通常使用状態が維持されるようになっている。そして、ロックプレートとの係合を解除して、ローラを後方へスライドさせれば、シートバックが前側へ回動して水平な反転状態が得られるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の技術にあっては、シートバックに設けたローラ、バックリンク、ロックプレートなどの構造を利用して、シートバックをその場で反転させることができるものの、それらの構造は反転のためだけに使用されるものであって、その他の用途に使用することはできない。例えば、このようなフラット化構造のシートバックを後方へ倒してリクライニング状態を得ることはできない。リクライニング状態を得るためには、専用のリクライニング機構を必要とし、シートバックの支持構造が複雑になる。しかも、フラット構造とリクライニング機構の両方に、それぞれ、ロック状態と解除状態を制御する機構が必要となり、構造及び操作が更に複雑になる。
【0005】
この発明は、このような従来の技術に着目してなされたものであり、簡単な構造及び容易な操作性で、リクライニング状態も得ることができる車両のフラット化シート構造を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、それぞれ回動して水平な反転状態になるシートクッション及びシートバックを備え、反転時にシートクッションの裏面とシートバックの背面とが略同一高さになるもので、シートバックの下端に固定されたアームに車幅方向外側へ突出するローラを設け、該ローラをフロアに固定されたスライドレールに対して前後スライド自在に係合させると共に、スライドレール又はその周辺部材にローラと係合するロックプレートを軸支し、且つシートバックのローラよりも上方の中間支点と、スライドレール又はその周辺部材とをバックリンクで連結し、前記ロックプレートを上側へ回転させて、シートバックのローラを後方へスライドさせることにより、シートバックが前側へ回動して水平な反転状態となる車両のフラット化シート構造であって、前記ロックプレートの下縁に、通常使用状態にあるシートバックのローラと係合する第1係合部と、リクライニング状態にあるシートバックのローラと係合する第2係合を設けると共に、軸支点とは異なる位置にピンを設け、前記アームに設けられたローラに、ロックプレートのピンに下側から係合してロックプレートを上側へ持ち上げる方向へ回転自在なカムを取付け、該カムとシートバック上部の解除操作部とを操作力伝達手段を介して連結した。
【0007】
請求項1記載の発明によれば、シートバック上部の解除操作部を操作することにより、カムが回転し、ロックプレートが上側へ持ち上がるため、フラット状態とリクライニング状態の両方が得られるようになる。すなわち、ローラを第2係合部へ係合させれば、リクライニング状態が得られ、ローラをスライドレールの後方へスライドさせればフラット状態が得られる。このように、アームのローラに軸支された1つのカムを操作するだけで、動きが全く異なるフラット状態とリクライニング状態の両方が得られるため、シートの構造が簡単で、操作も容易になる。また、解除操作部がシートバックの上部に設けられているため、シートバックをリクライニングさせる際に、シートバックの上部が手で持たれることになり、シートバックが勢い良く後側に倒れるのを防止することができる。更に、カムの動きがローラを中心とした回転運動であるため、動きが小さく、コンパクトであると共に、周囲の機構との干渉問題を起こしにくい。
【0008】
請求項2記載の発明は、解除操作部がシートバックの上部の背面に設けられている。
【0009】
請求項2記載の発明によれば、解除操作部がシートバックの上部の背面に設けられているため、解除操作部をシートバックの頂部や表面側に設ける場合に比べて、解除操作時において、シートバックの後側への倒れを背面側から確実に支えることができ、シートバックが勢い良く倒れるのを更に十分に防止できる。
【0010】
請求項3記載の発明は、ロックプレートの第1係合部及び第2係合部が、ローラをロックプレートの下縁に沿った状態のまま第2係合部から第1係合部へ移動できるようになっている。
【0011】
請求項3記載の発明によれば、ローラがロックプレートの下縁に沿った状態のまま第2係合部から第1係合部へ移動可能であるため、リクライニング状態のシートバックを起こすだけで、シートバックが自動的に通常使用状態に戻る。
【0012】
請求項4記載の発明は、シートクッションが通常使用状態から前端支点を中心に前側へ回動して水平な反転状態となる。
【0013】
請求項4記載の発明によれば、シートクッションの反転構造として、単純に前端支点を中心に前側へ回動させるようにしたため、構造が簡単で、反転操作も容易である。
【0014】
請求項5記載の発明は、スライドレールに周辺部材としてのブラケットを接続し、該ブラケットにバックリンクの端部を軸支した。
【0015】
請求項5記載の発明によれば、スライドレールに接続したブラケットに、バックリンクの端部を軸支しているため、スライドレールにバックリンクの端部を軸支するための加工を施す必要がなく、スライドレールの製造が容易になると共に、スライドレールの剛性低下を防止することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の好適な一実施形態を図面に基づいて説明する。この実施形態は、ワゴン車における3列目のサードシート1に係るフラット化構造を示すものである。サードシート1は、スライドレール2と、その前方に連続した「周辺部材」としてのブラケット3とより支持されている。このスライドレール2及びブラケット3は、前後の脚部4によりフロア5に固定されている。スライドレール2は、左右に一対備えられており、それぞれが内側面に長手方向に沿う開口を有する断面C形状をしている。スライドレール2の後方には、ラゲッジルームRが形成されている。
【0017】
サードシート1は、シートクッション6及びシートバック7とから形成されている。シートクッション6は、前端部がブラケット3の上部前端に設定された前端支点S1に軸支されている。このシートクッション6の後端部は、図示せぬサポートの上に載せられており、表面を上にした通常使用状態が確実に維持されるようになっている。この通常使用状態は、シートクッション6に設けたフック8をブラケット3のピン9に係合させることにより維持される。
【0018】
そして、フック8を手で持って回転させ、ピン9との係合を解除させた後に、シートクッション6の後端部を持ち上げて、シートクッション6全体を前端支点S1を中心に前側へ回転させれば、裏面を上にした反転状態が得られる。この反転状態も、図示せぬサポートにより支持される。シートクッション6の反転構造として、単純に前端支点S1を中心に前側へ回動させるようにしたため、構造が簡単で、反転操作も容易である。尚、このシートクッション6の反転状態は、図示せぬサポートを調整することにより、裏面を所定角度だけ前下がりにすることができる。これは、図示せぬ前席としてのセカンドシートのシートバックがリクライニング状態になった時に、そのシートバックと干渉しないようにするためである。
【0019】
一方、シートバック7の下端には、アーム10が固定されている。このアーム10の下端には、車幅方向外側へ突出するローラ11が設けられており、該ローラ11がスライドレール2に対して前後スライド自在に係合されている。
【0020】
また、このアーム10のローラ11部分には、カム12が同軸で取付けられている。カム12の回転軸となっているローラ11の軸部には、バネ13(図5参照)が設けられ、このバネ13の一端をカム12の一部に形成したピン14に係合させることにより、カム12を時計方向に回転付勢している。そして、アーム10には、ストッパピン15が形成され、そこにカム12のカム面を形成する突出部12aが前記バネ13による付勢力で押付けられた状態となり、カム12が停止した状態となっている。そして、カム12のピン14には、「操作力伝達手段」としてのワイヤ16の下端が連結されている。そして、このワイヤ16を引っ張ると、カム12が反時計方向へ回転する。このように、カム12自体の動きとしては、ローラ11を中心とした回転運動であるため、動きが小さく、コンパクトであると共に、周囲の機構との干渉問題を起こしにくい。
【0021】
ワイヤ16の上端は、シートバック7の上部背面に設けられた解除操作部17に接続されている。解除操作部17は、背面に形成された凹部の内部で上下回動自在に設けられており、図示せぬスプリングにより下方へ付勢されている。従って、この付勢力によりワイヤ16は下側へ押され、カム12はバネ13の付勢力により、ストッパピン15に押付けられた状態が維持される。
【0022】
次に、シートバック7の中間部には、中間支点S2が設定されており、該中間支点S2と前記ブラケット3とが、バックリンク18にて連結されている。バックリンク18の端部を、スライドレール2とは別物のブラケット3に軸支しているため、スライドレール2にそれらを軸支するための加工を施す必要がなく、スライドレール2の製造が容易になると共に、スライドレール2の剛性低下を防止することができる。
【0023】
スライドレール2の前端部には、前端軸19を中心に回動自在なロックプレート20が取付けられている。このロックプレート20は、前端軸19から後側へ延びる部分と、下側へ延びる部分を有する概略L形状をしている。また、このロックプレート20とブラケット3との間には、ロックプレート20を下向きに回動付勢するスプリング21が設けられている。但し、ロックプレート20には、スプリング21で引っ張る側の端部に図示せぬストッパが設けられ、ロックプレート20を水平に保っている。また、ロックプレート20の後方へ延びる部分の下縁には、第1係合部20aと第2係合部20bが各々凹設されている。これら第1係合部20a及び第2係合部20bの内部に、それぞれ前記アーム10に設けられたローラ11を係合させることができる。これらの第1係合部20a及び第2係合部20bは、それぞれ、斜め後方へ向けて凹設されているため、係合したローラ11の前方移動は規制するが、ローラ11の下縁に沿った後方への移動は可能である。更に、ロックプレート20の第1係合部20aと第2係合部20bの間の上部にはピン22が形成され、このピン22が前記カム12のカム面に対応している。
【0024】
そして、ロックプレート20の第1係合部20aに対して、シートバック7のローラ11を係合させた状態では、シートバック7は所定角度で起立した通常使用状態となり、第2係合部20bに係合させた状態では、シートバック7は大きく後方へ傾いたリクライニング状態となる。ロックプレート20において、第1係合部20aを形成することは従来通りであるが、このロックプレート20に、リクライニング状態を得るための第2係合部20bも一緒に形成したことは、従来に例がない。
【0025】
次に、この実施形態に係るサードシート1の各形態を順に説明する。
【0026】
通常使用状態(図1):
シートバック7のローラ11を、ロックプレート20の第1係合部20aに係合させれば(図4参照)、シートバック7は所定角度で起立した通常使用状態となる。また、シートクッション6の表面を上向きにした通常使用状態にして、乗員は通常の姿勢でサードシート1に着座することができる。
【0027】
リクライニング状態(図2):
シートバック7の背面に設けられた解除操作部17でワイヤ16を引いて、カム12を反時計方向に回動させると、ロックプレート20のピン22がカム12のカム面に沿って持ち上げられ、そのため、ロックプレート20全体が前端軸19を中心として上側へ回転して、ローラ11と第1係合部20aとの係合が解除される(図5参照)。従って、ローラ11を今度は、第2係合部20bの方へ係合させることにより(図6参照)、シートバック7を大きく後ろ側へ傾けたリクライニング状態にすることができる。このように、既存のロックプレート20に第2係合部20bを形成することにより、シートバック7のリクライニング状態も得られるため、専用のリクライニング機構が不要となり、シートバック7の支持構造が簡略化できる。
【0028】
また、シートバック7の背面の解除操作部17を操作する際、シートバック7の上部が乗員の手により背面側から支えられるため、シートバック7が自重により勢い良く後ろ側へ倒れることはなく、手で支えながらゆっくりと水平なリクライニング状態にすることができる。
【0029】
尚、ローラ11を第2係合部20bから第1係合部20aへ戻す場合は、第2係合部20bが前側へ向けて斜めに形成されているため、シートバック7を手で引き起こすだけで、ローラ11が第2係合部20bの傾斜した下縁にガイドされて移動し(図7参照)、自動的に第1係合部20a内に係合する。従って、リクライニング状態から通常状態に戻す場合の操作が容易である。更に、第2係合部20bはローラ11よりもサイズが大きく形成されており、ローラ11が第2係合部20b内で後側へ向けて移動できるようになっている。これは、ローラ11を素早く後側へ移動させることにより、カム12の突出部12aをロックプレート20のピン22の下側に十分に位置させ、万一、乗員が解除操作部17を操作して、ワイヤ16を引っ張っても、カム12の突出部22がピン22の上側に行かないようにするためである。カム12とロックプレート20のレイアウト上の設計において、ローラ11が第2係合部20bに係合したそのままの状態で、カム12を回転させても、突出部12aがロックプレート20のピン22よりも上側に行かないようにされている(ピン22の下側に当たるようにされている)が、カム12の変形や、製造誤差の発生を考慮して、前述のように、第2係合部20bに遊びをもたせている。
【0030】
反転状態(図3):
シートバック7の背面に設けられた解除操作部17でワイヤ16を引いて、カム12を回動させて、ロックプレート20を上側へ持ち上げるまでは、リクライニングの場合と同じである。その後に、ローラ11をスライドレール2の後端位置まで後方へ移動させれば、シートバック7が水平な反転状態になる。また、シートクッション6の方は、フック8を手で持って回転させ、フック8とピン9との係合を解除させた後に、シートクッション6の後端部を持ち上げて、シートクッション6全体を前端支点S1を中心に前側へ回転させれば、裏面を上にした反転状態が得られる。このようにすることにより、シートバック7の背面と、シートクッション6の裏面とが略同一高さになり、乗員はリクライニング状態の場合と同様に、サードシート1の上で真っ直ぐに横になったり、或いは、ラゲッジルームRが拡大された状態となるため、より多くの荷物を積むことができる。反転状態から戻す場合、ロックプレート20の先端が斜めになっているため、ローラ11をロックプレート20側へスライドさせるだけで、ローラ11が第1係合部20a内に係合し、元の通常使用状態に戻る。
【0031】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、シートバック上部の解除操作部を操作することにより、カムが回転し、ロックプレートが上側へ持ち上がるため、フラット状態とリクライニング状態の両方が得られるようになる。すなわち、ローラを第2係合部へ係合させれば、リクライニング状態が得られ、ローラをスライドレールの後方へスライドさせればフラット状態が得られる。このように、アームのローラに軸支された1つのカムを操作するだけで、動きが全く異なるフラット状態とリクライニング状態の両方が得られるため、シートの構造が簡単で、操作も容易になる。また、解除操作部がシートバックの上部に設けられているため、シートバックをリクライニングさせる際に、シートバックの上部が手で持たれることになり、シートバックが勢い良く後側に倒れるのを防止することができる。更に、カムの動きがローラを中心とした回転運動であるため、動きが小さく、コンパクトであると共に、周囲の機構との干渉問題を起こしにくい。
【0032】
請求項2記載の発明によれば、解除操作部がシートバックの上部の背面に設けられているため、解除操作部をシートバックの頂部や表面側に設ける場合に比べて、解除操作時において、シートバックの後側への倒れを背面側から確実に支えることができ、シートバックが勢い良く倒れるのを更に十分に防止できる。
【0033】
請求項3記載の発明によれば、ローラがロックプレートの下縁に沿った状態のまま第2係合部から第1係合部へ移動可能であるため、リクライニング状態のシートバックを起こすだけで、シートバックが自動的に通常使用状態に戻る。
【0034】
請求項4記載の発明によれば、シートクッションの反転構造として、単純に前端支点を中心に前側へ回動させるようにしたため、構造が簡単で、反転操作も容易である。
【0035】
請求項5記載の発明によれば、スライドレールに接続したブラケットに、バックリンクの端部を軸支しているため、スライドレールにバックリンクの端部を軸支するための加工を施す必要がなく、スライドレールの製造が容易になると共に、スライドレールの剛性低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係るサードシートの通常使用状態を示す側面図。
【図2】リクライニング状態を示す側面図。
【図3】反転状態示す側面図。
【図4】通常使用状態のロックプレート周辺を示す側面図。
【図5】ロックプレートを持ち上げた状態を示す側面図。
【図6】ローラを第2係合部へ係合させた状態を示す側面図。
【図7】ローラがロックプレートの下縁に沿って第1係合部側へ移動する状態を示す側面図。
【図8】ロックプレート周辺の構造を示す断面図。
【符号の説明】
1 サードシート
2 スライドレール
3 ブラケット(周辺部材)
6 シートクッション
7 シートバック
10 アーム
11 ローラ
12 カム
16 ワイヤ(操作力伝達手段)
17 解除操作部
18 バックリンク
20 ロックプレート
20a 第1係合部
20b 第2係合部
S1 前端支点
S2 中間支点
R ラゲッジルーム

Claims (5)

  1. それぞれ回動して水平な反転状態になるシートクッション及びシートバックを備え、反転時にシートクッションの裏面とシートバックの背面とが略同一高さになるもので、
    シートバックの下端に固定されたアームに車幅方向外側へ突出するローラを設け、該ローラをフロアに固定されたスライドレールに対して前後スライド自在に係合させると共に、スライドレール又はその周辺部材にローラと係合するロックプレートを軸支し、且つシートバックのローラよりも上方の中間支点と、スライドレール又はその周辺部材とをバックリンクで連結し、前記ロックプレートを上側へ回転させて、シートバックのローラを後方へスライドさせることにより、シートバックが前側へ回動して水平な反転状態となる車両のフラット化シート構造であって、
    前記ロックプレートの下縁に、通常使用状態にあるシートバックのローラと係合する第1係合部と、リクライニング状態にあるシートバックのローラと係合する第2係合を設けると共に、軸支点とは異なる位置にピンを設け、
    前記アームに設けられたローラに、ロックプレートのピンに下側から係合してロックプレートを上側へ持ち上げる方向へ回転自在なカムを取付け、該カムとシートバック上部の解除操作部とを操作力伝達手段を介して連結したことを特徴とする車両のフラット化シート構造。
  2. 請求項1記載の車両のフラット化シート構造であって、
    前記解除操作部が、シートバックの上部の背面に設けられていることを特徴とする車両のフラット化シート構造。
  3. 請求項1又は請求項2記載のフラット化シート構造であって、
    前記ロックプレートの第1係合部及び第2係合部が、ローラをロックプレートの下縁に沿った状態のまま第2係合部から第1係合部へ移動できるようになっていることを特徴とする車両のフラット化シート構造。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両のフラット化シート構造であって、
    前記シートクッションが、通常使用状態から前端支点を中心に前側へ回動して水平な反転状態となることを特徴とする車両のフラット化シート構造。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両のフラット化シート構造であって、
    前記スライドレールに、周辺部材としてのブラケットを接続し、該ブラケットに、バックリンクの端部を軸支したことを特徴とする車両のフラット化シート構造。
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