JPH11277993A - 熱転写シート - Google Patents

熱転写シート

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JPH11277993A
JPH11277993A JP10100544A JP10054498A JPH11277993A JP H11277993 A JPH11277993 A JP H11277993A JP 10100544 A JP10100544 A JP 10100544A JP 10054498 A JP10054498 A JP 10054498A JP H11277993 A JPH11277993 A JP H11277993A
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JP
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layer
water
thermoplastic resin
resin
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JP10100544A
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Takeshi Kimura
健 紀村
Yoshio Kishimoto
芳男 岸本
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Nichiban Co Ltd
Original Assignee
Nichiban Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印字性、耐洗濯性、柔軟性、風合い等に優
れ、しかも耐水性及び保存安定性に優れた熱転写シート
を提供すること。 【解決手段】 基材シート上に、親水性または水溶性熱
可塑性樹脂を主成分とする樹脂層(B層)を設け、その
上に、非水溶性熱可塑性樹脂を主成分とする樹脂層(A
層)を設けたことを特徴とする熱転写シート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱圧着により、
被転写布にインク画像等を転写可能な熱転写シートに関
し、さらに詳しくは、印字性、耐洗濯性、柔軟性、風合
い等に優れ、しかも耐水性及び保存安定性に優れた熱転
写シートに関する。
【0002】
【従来の技術】熱転写シートは、基材シート上に熱可塑
性樹脂などからなる転写層が設けられた積層構造を有
し、転写層の表面に印字または印刷により画像(図柄、
文様、文字等)を付与した後、布類等の被転写布上に画
像付与面を載せて、基材シート側から加熱圧着すること
により、被転写布上に画像を転写することができる。転
写層の表面に画像を付与するには、一般に、染料や顔料
(以下、染顔料と略記)を含むインクが用いられる。加
熱圧着するには、アイロンやホットプレス等を用いるこ
とができる。転写後、基材シートを剥離すると、被転写
布上に反転画像が形成される。インク画像は、加熱圧着
時に、転写層の熱可塑性樹脂により被転写布上に固着さ
れる。基材シートを剥離した後、染顔料を被転写布に固
着させ、次いで、転写層の熱可塑性樹脂やインクバイン
ダー等を溶解除去することにより、実質的に染顔料のみ
からなる画像を被転写布上に残す方法もある。
【0003】より具体的に、従来、熱転写シートとし
て、例えば、(1)特公昭51−42238号公報に
は、基材シート上に、熱可塑性かつ水溶性もしくはアル
カリ可溶性の繊維素誘導体、あるいは該繊維素誘導体と
熱可塑性かつ水溶性もしくはアルカリ可溶性のビニル重
合体との混合物を主成分とする転写層を設け、その上に
染顔料を含むインクで転写すべき図柄を印刷した転写シ
ートが提案されている。図柄を転写するには、この転写
シートを被転写体に重ね合わせ、加熱圧着して転写層と
共にインク層を被転写体に転写せしめ、そして、基材シ
ートを転写層との界面から剥離除去し、次いで、インク
中の染顔料を固着処理した後、転写層やインクバインダ
ー、未固着の染顔料等を洗浄除去する。これによって、
被転写体上に染顔料のみの図柄が残る。
【0004】また、(2)登録実用新案公報第3001
811号には、基材の片面に親水性の捺染糊を塗布した
布用転写シートが提案されている。親水性の捺染糊とし
て、アクリル樹脂エマルジョンを主成分とする熱可塑性
の捺染糊が示されている。この転写シートを用いて転写
するには、捺染糊の塗布面に水溶性インクによって図柄
を印刷した後、塗布面を布地に加熱圧着し、次いで、基
材を剥離する。
【0005】さらに、(3)特開平2−305689号
公報、特開平4−187495号公報、特開平5−16
2469号公報等には、基材上に熱可塑性樹脂を主成分
とする転写層を形成した転写シートが提案されている。
これらの転写シートを用いて転写するには、先ず、転写
層表面に溶融型インクリボンを加熱圧着してインク画像
を転写層の表面に反転画像にして溶融転写し、次いで、
形成された画像を布地に転写する。すなわち、転写シー
トの画像形成面と被転写布類とが接するように重ね、基
材シートの上からアイロンやホットプレス等で加熱圧着
して、転写層を被転写布類に転写し、最後に基材シート
のみを剥離する。転写層を形成するベースポリマーとし
ては、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂や低密度ポリエ
チレン等の非水溶性熱可塑性樹脂が用いられている。
【0006】しかしながら、上記(1)の水溶性または
アルカリ可溶性の繊維素誘導体やビニル重合体を転写層
に用いた熱転写シートは、被転写布上に違和感のない図
柄を転写することができるものの、転写後にインクの固
着処理を行う必要があり、また、未固着の染料と転写層
とを溶解除去するため、製造工程の増加と溶解除去した
染顔料の回収が必要である。上記(2)の布用転写シー
トは、親水性の捺染糊からなる転写層の水溶性インク受
理性は良好であるものの、熱転写時に捺染糊が可塑化し
て布地に付着するため、貼付跡が目立って違和感があ
り、しかも耐洗濯性が十分ではない。
【0007】上記(3)の転写シートは、衣類等の被転
写布に画像を転写した場合、被転写布表面に転写層を形
成する熱可塑性樹脂がそのまま残存するため、貼付跡
が目立つ、布地の柔軟性が損なわれ、違和感が生じ
る、乾燥機を用いて乾燥させると、上記熱可塑性樹脂
が脱落して転写部分以外の場所や他の衣類に付着する、
また、この時、画像部分も脱離して、画像濃度が薄く
なる、アイロンをかける場合には、上記熱可塑性樹脂
が溶融してアイロンに付着しないように、剥離紙を挟ん
で行わなければならない等の欠点があった。
【0008】本発明者らは、このような従来技術の問題
点を克服するために、基材シート上に、水溶性熱可塑性
樹脂中に非水溶性熱可塑性樹脂を分散させた樹脂組成物
からなる転写層を設けた熱転写シートに想到し、先に提
案した(特開平9−240197号公報)。この熱転写
シートを用いると、転写層の印字性が良好で、貼付跡が
目立たず、生地の柔軟性を損なうことがなく、堅牢性が
高く耐洗濯性に優れ、かつ、被転写布に直接アイロン掛
けすることも可能である。すなわち、この熱転写シート
を用いて被転写布に画像を転写した後、水洗を行うこと
により、余分な樹脂部分を洗浄除去することができるの
で、貼付跡が目立たず、布地の柔軟性も保持され、風合
いの良好な被転写布が得られる。また、非水溶性熱可塑
性樹脂成分により、インク画像が被転写布に強固に固着
される。ところが、この熱転写シートは、転写層の主成
分が水溶性熱可塑性樹脂であるため、使用前に、その上
に水滴が落ちると、その痕跡が僅かではあるが残り、印
字画像や転写画像に影響を及ぼすという問題があり、高
画質の画像を転写するには、使用前の取り扱いや作業環
境に注意を要する。また、この熱転写シートは、高温高
湿環境下での保存安定性が必ずしも十分ではなく、保存
環境にも注意を要する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、印字
性、耐洗濯性、柔軟性、風合い等に優れ、しかも耐水性
及び保存安定性に優れた熱転写シートを提供することに
ある。本発明者らは、前記従来技術の問題点を克服する
ために鋭意研究した結果、基材シート上に形成される転
写層を2層構成とし、表面層に非水溶性熱可塑性樹脂を
主成分とする樹脂層(A層)を設け、その下層に親水性
または水溶性熱可塑性樹脂を主成分とする樹脂層(B
層)を設けることにより、耐水性及び保存安定性を高め
ることができることを見いだした。
【0010】本発明の熱転写シートは、表面に非水溶性
熱可塑性樹脂を主成分とする樹脂層(A層)を配置して
いるため、水分に対する抵抗性(耐水性)が良好であ
り、転写層上に水滴が落ちても、その痕跡が残ることが
なく、また、高温高湿環境下で保存しても、表面がべた
ついたり膨潤したりすることがない。表面の樹脂層(A
層)は、インク受理性に優れており、被転写布にインク
画像を転写後には、非水溶性熱可塑性樹脂によりインク
画像を被転写布に強固に固着することができる。樹脂層
(B層)は、親水性または水溶性熱可塑性樹脂を主成分
とする樹脂層であるため、転写後に水洗すると、容易に
除去することができる。
【0011】この樹脂層(B層)があることにより、転
写時に加熱圧着すると、画像が付与された樹脂層(A
層)を被転写布の繊維中に十分に押し込んで浸透させる
ことができる。したがって、本発明の熱転写シートで
は、非水溶性熱可塑性樹脂を主成分とする樹脂層(A
層)の厚みを薄くすることが可能であり、それによっ
て、被転写布の柔軟性や通気性の喪失等を抑制すること
ができる。樹脂層(A層)に、少量成分として親水性ま
たは水溶性熱可塑性樹脂を分散させると、水洗によって
B層のみならずA層中の余分な樹脂成分も除去されるの
で、柔軟性や通気性、風合いをさらに向上させることが
できる。本発明は、これらの知見に基づいて完成するに
至ったものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、基材シ
ート上に、親水性または水溶性熱可塑性樹脂を主成分と
する樹脂層(B層)を設け、その上に、非水溶性熱可塑
性樹脂を主成分とする樹脂層(A層)を設けたことを特
徴とする熱転写シートが提供される。樹脂層(B層)
は、主成分の親水性または水溶性熱可塑性樹脂と少量成
分の非水溶性熱可塑性樹脂とを含有する樹脂組成物から
形成することができる。また、樹脂層(A)は、主成分
の非水溶性熱可塑性樹脂と少量成分の水溶性または親水
性樹脂とを含有する樹脂組成物から形成することができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明について、図面を参
照にしながら詳述する。図1に示すように、本発明の熱
転写シート1は、基材シート4上に、親水性または水溶
性熱可塑性樹脂を主成分とする樹脂層(B層)3と、非
水溶性熱可塑性樹脂を主成分とする樹脂層(A層)2と
からなる2層構成の転写層が形成されている。A層は、
樹脂成分として非水溶性熱可塑性樹脂のみを用いて形成
することができるが、少量成分として親水性または水溶
性熱可塑性樹脂を含有させることもできる。この場合、
図2に示すように、主成分の非水溶性熱可塑性樹脂2a
のマトリックス中に、親水性または水溶性熱可塑性樹脂
2bが分散した樹脂組成物層が形成される。B層は、樹
脂成分として親水性または水溶性熱可塑性樹脂のみを用
いて形成することができるが、少量成分として非水溶性
熱可塑性樹脂を含有させることもできる。この場合、図
3に示すように、親水性または水溶性熱可塑性樹脂3a
のマトリックス中に、非水溶性熱可塑性樹脂3bが分散
した樹脂組成物層が形成される。
【0014】本発明の熱転写シートを用いて、布類等の
被転写布に画像を転写させるには、例えば、溶融型熱転
写方式のプリンターを有するワードプロセッサーを用い
て、図4に示すように、熱転写シート1のA層2の表面
に熱転写インクからなる所望の画像5を鏡像パターンに
て形成させ、次に、図5に示すように、熱転写シート1
のA層2の表面と被転写布7とを重ね合わせて、基材シ
ート4の上からアイロン6やホットプレス等の熱源を用
いて加熱圧着し、被転写布7上に転写層とインク画像5
とを接着させる。この際、転写層は、A層とB層の2層
からなるため、画像が形成されているA層は、B層によ
って被転写布7の繊維中に押し込まれて浸透する。
【0015】次いで、図6に示すように、熱転写シート
1の基材シート4を剥離すると、転写画像5と転写層が
被転写布7上に残る。これを水洗すると、転写層のB層
3が除去され、被転写布7上に転写画像5と非水溶性熱
可塑性樹脂が残される。転写画像は、加熱圧着時に溶融
した非水溶性熱可塑性樹脂により、被転写布の繊維に強
固に熱融着される。なお、上記の水洗工程を省略して、
洗濯時に親水性または水溶性熱可塑性樹脂を除去しても
よい。
【0016】本発明の熱転写シートが優れている点は、
第一に、従来の非水溶性熱可塑性樹脂のみからなる転写
層を形成した熱転写シートに比べて、非水溶性熱可塑性
樹脂を主成分とする樹脂層(A層)を非常に薄くするこ
とができる点にある。非水溶性熱可塑性樹脂のみからな
る転写層の欠点は、転写層の厚みを30μm以上にしな
いと、画像を形成した転写層を被転写布に加熱圧着して
も、転写層が被転写布の繊維中に十分に浸透しないた
め、堅牢性のある転写画像を形成することができない点
にある。一方、非水溶性熱可塑性樹脂からなる転写層の
厚みを大きくすると、転写の際に、転写層を繊維中に浸
透させることができるものの、非水溶性熱可塑性樹脂に
よって、繊維間の編み目が埋められてしまい、通気性を
喪失させることに加えて、繊維の結び目どうしが固定さ
れるため、布地が伸縮性を失い、いわゆるゴワゴワ感が
出てしまい、しかも貼付跡が目立って転写画像の風合い
が悪くなる。
【0017】これに対して、本発明の熱転写シートで
は、親水性または水溶性熱可塑性樹脂を主成分とする樹
脂層(B層)が存在するため、A層の厚みを薄くして
も、画像を形成したA層が、B層によって被転写布の深
いところまで押し込まれて浸透することができる。A層
を薄くすると、通気性や柔軟性、風合いなどが損なわれ
ることがない。また、A層が被転写布中に深く浸透する
ため、堅牢性に優れ、乾燥機で乾燥したり、直接アイロ
ン掛けをしても、樹脂の脱落や付着が抑制される。な
お、B層は、厚く形成しても、水洗により容易に除去す
ることができる。
【0018】第二に、水溶性熱可塑性樹脂のみからなる
転写層を形成した熱転写シートに比べて、本発明の熱転
写シートは、インク画像の固着性に優れ、工程も簡単に
なることである。水溶性熱可塑性樹脂からなる転写層を
使用し、転写後水洗すると、繊維間に入り込んでいた水
溶性熱可塑性樹脂が溶解除去されてしまうため、柔軟性
や通気性、風合いなどは非常に良好であるが、染顔料の
固着ができないため、堅牢性に劣り、耐洗濯性が極めて
悪くなる。染顔料の固着処理を行うと、製造工程が増加
し、しかも未固着の染顔料の回収が必要となる。これに
対して、本発明の熱転写シートでは、非水溶性熱可塑性
樹脂により、インク画像が被転写布の繊維に強固に固着
される。
【0019】第三に、水溶性熱可塑性樹脂中に非水溶性
熱可塑性樹脂を分散させた転写層を形成した熱転写シー
トに比べて、本発明の熱転写シートは、耐水性及び保存
性に優れると共に、諸特性のバランスを取りやすいとい
う利点がある。水溶性熱可塑性樹脂中に非水溶性熱可塑
性樹脂を分散させた転写層を形成した熱転写シートで
は、水溶性熱可塑性樹脂の割合を大きくすると、堅牢性
が低下して耐洗濯性が悪くなり、小さくすると、耐洗濯
性は良好となるが、風合いが悪くなる。したがって、諸
特性のバランスを取る上で、水溶性熱可塑性樹脂と非水
溶性熱可塑性樹脂の割合が重要となるが、その最適比率
の幅が比較的小さい。これに対して、本発明の熱転写シ
ートでは、非水溶性熱可塑性樹脂を主成分とする樹脂層
(A層)の種類や厚みを適宜選択することにより、堅牢
性と風合いとのバランスを簡単に取ることができる。ま
た、表面層が非水溶性熱可塑性樹脂層であるため、熱転
写シート自体の耐水性や保存安定性が良好となる。
【0020】図2に示すように、A層2中に、少量成分
として親水性または水溶性熱可塑性樹脂2bを分散させ
ると、転写後の水洗工程で、A層中の親水性または水溶
性熱可塑性樹脂の少なくとも一部が溶解除去されるた
め、柔軟性や通気性、風合いなどをさらに向上させるこ
とができる。この場合、A層中には、非水溶性熱可塑性
樹脂が主成分として含まれているため、インク画像の固
着や堅牢性には問題を生じない。図3に示すように、B
層3中に非水溶性熱可塑性樹脂3bを分散させると、熱
転写シートの保存安定性をさらに高めることができる。
この場合、B層中には、親水性または水溶性熱可塑性樹
脂が主成分として含まれているため、水洗工程におい
て、B層の溶解除去に問題を生じることはない。
【0021】親水性または水溶性熱可塑性樹脂 本発明において使用する親水性または水溶性熱可塑性樹
脂としては、水に容易に溶解ないしは膨潤し、洗浄除去
できるものであれば特に限定されないが、その具体例と
して、天然高分子としては、プルラン、メチルセルロー
ス、エチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース
等の繊維素誘導体が挙げられ、合成高分子としては、ポ
リアクリル酸ソーダ、ポリアクリルアミド、ポリビニル
アルコール、ポリビニルピロリドン、ポリエチレンオキ
サイド、ポリエステル、ポリジオキソラン等が挙げられ
る。これらの中でも特に好ましいのは、ポリビニルアル
コール、ポリエチレンオキサイド、及びポリエステルで
ある。
【0022】親水性または水溶性熱可塑性樹脂には、溶
融粘度低下剤として、例えば、グリセリン、トリメチロ
ールプロパン、ソルビトール、マンニトール等の多価ア
ルコール類、及びその変性物;エチレングリコール、ポ
リエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロ
ピレングリコール、トリプロピレングリコール等のグリ
コール類、及びその変性物;ソルビタン脂肪酸エステル
等の界面活性剤;マレイン酸、及びその変性物;などを
添加することができる。本発明に用いられる親水性また
は水溶性熱可塑性樹脂としては、上記樹脂に限定される
ものではなく、融点または軟化点が200℃以下、好ま
しくは30〜150℃の親水性または水溶性熱可塑性樹
脂であれば好適に使用することができる。これらの樹脂
は、所望の要求特性に応じて、それぞれ単独で、あるい
は2種以上を組み合わせて使用することができる。
【0023】非水溶性熱可塑性樹脂 本発明において使用する非水溶性熱可塑性樹脂として
は、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン
−酢酸ビニル共重合体等のポリオレフィン、ポリエステ
ル、ポリアミド、ポリウレタン等の熱可塑性樹脂;スチ
レン−ブタジエンブロック共重合体、スチレン−イソプ
レンブロック共重合体、これらの水素添加物などの熱可
塑性エラストマー;等が挙げられる。本発明で使用する
非水溶性熱可塑性樹脂は、上記樹脂に限定されるもので
はなく、融点または軟化点が200℃以下、好ましくは
30〜150℃の非水溶性熱可塑性樹脂であれば好適に
使用することができる。これらの樹脂は、所望の要求特
性に応じて、それぞれ単独で、あるいは2種類以上を組
み合わせて使用することができる。また、非水溶性熱可
塑性樹脂は、ペレット、粉末、溶液、エマルジョン等の
任意の形状の物を使用することができる。
【0024】転写層 本発明では、基材シート上に形成する転写層を前記A層
及びB層の2層により形成する。なお、本発明の目的を
阻害しない範囲内において、付加的な層があってもよ
い。非水溶性熱可塑性樹脂を主成分とする樹脂層(A
層)は、非水溶性熱可塑性樹脂のみから形成されていて
もよく、また、少量成分として他の樹脂を含有していて
もよい。他の樹脂の代表例としては、前述の親水性また
は水溶性熱可塑性樹脂を挙げることができる。このA層
を形成する樹脂成分中の非水溶性熱可塑性樹脂の割合
は、通常50〜100重量%、好ましくは75〜100
重量%、より好ましくは85〜100重量%である。A
層では、非水溶性熱可塑性樹脂を主成分とすることによ
り、非水溶性熱可塑性樹脂のマトリックスを形成し、水
洗工程で、インク画像の固着に必要な非水溶性熱可塑性
樹脂が除去されるのを防ぐことができる。このA層に親
水性または水溶性熱可塑性樹脂を少量成分として分散さ
せると、水洗工程でその少なくとも一部が除去されるの
で、柔軟性や通気性、風合いなどを向上させることがで
きる。
【0025】親水性または水溶性熱可塑性樹脂を主成分
とする樹脂層(B層)は、親水性または水溶性熱可塑性
樹脂のみから形成されてもよく、また、少量成分として
他の樹脂を含有していてもよい。他の樹脂の代表例とし
ては、前述の非水溶性熱可塑性樹脂を挙げることができ
る。このB層を構成する樹脂成分中の親水性または水溶
性熱可塑性樹脂の割合は、通常50〜100重量%、好
ましくは75〜100重量%、より好ましくは85〜1
00重量%である。B層中に非水溶性熱可塑性樹脂を分
散させることにより、高温高湿環境下での保存安定性を
向上させることができる。B層では、親水性または水溶
性熱可塑性樹脂を主成分とすることにより、当該樹脂の
マトリックスを形成し、それによって、水洗工程で非水
溶性熱可塑性樹脂が含まれている場合であっても、B層
を容易に洗浄除去することができる。
【0026】A層またはB層のいずれか一方のみを前述
の樹脂組成物層にしてもよく、あるいはA層及びB層の
両層を共に樹脂組成物層にしてもよい。A層またはB層
において、親水性または水溶性熱可塑性樹脂と非水溶性
熱可塑性樹脂とからなる樹脂組成物層を形成するには、
これら各樹脂成分を、水または有機溶剤に溶解ないし分
散させて混合する方法や、溶融ブレンドする方法などが
ある。水または有機溶剤を用いた場合には、溶液を基材
シート上に塗工した後、乾燥させる。これらの方法によ
り、樹脂組成物層を形成することができる。本発明の熱
転写シートの転写層を形成するA層及びB層には、本発
明の目的を阻害しない範囲で、必要に応じて、各種の改
質剤や添加剤を配合することができる。これらの配合剤
の具体例としては、例えば、顔料、染料等の着色剤、ロ
ジン系やテルペン系等の粘着付与剤、炭酸カルシウム、
シリカ、タルク等の無機充填剤、有機充填剤、可塑剤、
酸化防止剤、紫外線吸収剤等を挙げることができる。こ
れらの配合剤は、適宜必要量を添加することができる。
【0027】本発明の熱転写シートの転写層を形成する
A層及びB層の厚みは、使用目的に応じて適宜決定する
ことができるが、堅牢性や柔軟性、風合い等のバランス
を考慮すると、非水溶性熱可塑性樹脂を主成分とする樹
脂層(A層)の厚みは、通常5μm以上30μm未満、
好ましくは8〜25μm、より好ましくは10〜20μ
mである。A層の厚みが薄すぎると、画像の固着性が低
下し、堅牢性が損なわれる。A層の厚みが厚すぎると、
ゴワゴワ感が出てしまい、柔軟性、通気性、風合いなど
が低下する。
【0028】親水性または水溶性熱可塑性樹脂層(B
層)の厚みは、通常10〜70μm、好ましくは20〜
60μm、より好ましくは30〜50μmである。B層
の厚みが薄すぎると、A層の厚みにもよるが、加熱圧着
時にA層を被転写布の深くに押し込んで浸透させる効果
が小さくなり、画像の固着性、堅牢性に問題を生じる。
B層の厚みが厚すぎると、加熱圧着時に熱伝導性が悪く
なり、製造方法が限定されたり、製造コストが嵩むとい
う問題が生じる。A層の表面は、熱転写シート間のブロ
ッキングを防止し、画像形成用プリンター内での搬送性
を向上させるため、あるいは、インク受理性を損なわ
ず、かつ、インクリボンの走行性を保持させるため、マ
ット処理等の凹凸処理を施すことができる。
【0029】熱転写シート 本発明で使用する転写層を設けるための基材シートとし
ては、ポリエステル、ポリカーボネート等のプラスチッ
クフィルム、上質紙、アート紙、コート紙、グラシン
紙、模造紙、水溶性紙等のセルロース繊維紙が挙げられ
る。ただし、転写層を保持する機能を有し、かつ、アイ
ロンやホットプレス等による加熱に対して耐熱性のある
シート状のものであれば、上記基材シートに限定されな
い。基材シートには、必要に応じて剥離処理、マット処
理等の表面処理を行ってもよい。基材シートの厚さにつ
いては、特に限定されないが、基材強度やプリンター内
での搬送性の観点から、通常、50〜200μm程度で
ある。
【0030】本発明の熱転写シートを製造するには、各
樹脂成分と所望により各種配合剤とを水または芳香族炭
化水素等の有機溶剤に溶解ないしは分散させて、基材シ
ートの片面に塗工する方法、樹脂成分をTダイからシー
ト状に溶融押出して基材シートの片面に積層する方法、
樹脂フィルムを貼り合わせる方法等が挙げられるが、こ
れらの方法に限定されるものではない。基材シート上
に、B層及びA層を形成するには、各樹脂または樹脂組
成物の性質に応じて、上記の如き方法を順次適用して積
層するか、同時押出により積層すればよい。
【0031】本発明の熱転写シートは、印字性が良好で
あり、一般に使用されている熱転写方式のプリンターを
備えたワードプロセッサー等を用いて、容易にかつ鮮明
に印刷することができる。また、本発明の熱転写シート
は、被転写布へ転写し、基材シートを剥離した後、水洗
すると、B層の親水性または水溶性熱可塑性樹脂成分が
除去されるため、貼付跡が目立たず、生地の柔軟性を損
なわない画像が得られる。A層中に親水性または水溶性
熱可塑性樹脂成分が含まれている場合には、上記水洗工
程で、これらの樹脂の少なくとも一部が除去される。一
方、B層中に非水溶性熱可塑性樹脂が分散している場合
には、水洗工程で、この非水溶性熱可塑性樹脂の殆どが
除去される。水洗後には、被転写布上には実質的に非水
溶性熱可塑性樹脂成分のみが残されるが、この残存する
非水溶性熱可塑性樹脂成分によって画像を形成するイン
クの被転写布への固着性が高められ、堅牢性が高く、耐
洗濯性が良好な画像が得られる。
【0032】本発明で用いる被転写布としては、天然繊
維または合成繊維のシャツ、下着、布地、その所望のも
のを使用することができる。本発明の熱転写シートは、
一般のワードプロセッサーに付属するプリンターにより
文字や絵などの画像を印字することができ、しかも家庭
用アイロン等で簡単に被転写布に転写させることができ
る。転写後は、水洗あるいは洗濯することにより、親水
性または水溶性熱可塑性樹脂が除去される一方、非水溶
性熱可塑性樹脂により印字部分が脱落することなく強固
に固着し、非常に柔軟で、風合いが良好な画像付きの布
類を得ることができる。
【0033】
【実施例】以下、実施例及び比較例を挙げて、本発明に
ついてより具体的に説明する。なお、実施例及び比較例
中の各樹脂成分の数値は、固形分の重量部を表す。特性
の評価方法は、次のとおりである。 (1)印字性 市販のワードプロセッサーにより、インクリボンを使用
し、熱転写シートに印刷し、次の基準で評価した。 ○:文字や画像が100%転写されている、 △:かすれたり、部分的に転写されていないことがあ
る、 ×:濃度が薄かったり、全く転写されていない。 (2)耐洗濯性 印刷した熱転写シートを用いて、家庭用アイロン(温度
約170℃)で、布類に約10〜15秒間押し付けた
後、基材シートを剥がす。家庭用電気洗濯機で洗剤を使
用し洗濯する。この際、比較例1の熱転写シートを使用
して、同様に転写し、同様に洗濯する。脱水してから、
乾燥機にかけて乾燥する。この工程を20回繰り返した
後、比較例1の図柄の残存程度と比較して、次の基準で
評価した。 ○:比較例1と同程度である、 △:比較例1よりやや劣る、 ×:比較例1より明確に劣る。
【0034】(3)違和感(洗濯後) 前記の耐洗濯性試験で得られた1回洗濯した後の布類を
手のひらでつかみ、元の布類の風合いと比較し、次の基
準で評価した。 ○:元の布類と殆ど風合いが変わらない、 △:元の布類よりやや風合いが劣る、 ×:ゴワゴワ感がある。 (4)シートの表面耐水性 熱転写シートの表面(印字面)に水滴を1滴落とし、約
1分間経過後、表面状態を観察し、次の基準で評価し
た。 ○:表面に全く変化がない、 △:水滴の跡形がある、 ×:溶解している。
【0035】[実施例1]表1に示す2種類の水溶性飽
和ポリエステル樹脂の45重量%水溶液を、剥離紙〔本
州製紙(株)社製GWホワイト〕上に乾燥膜厚が30μ
mになるよう塗工し、乾燥した。次に、この乾燥塗膜の
上に、表1に示す厚み10μmのウレタン樹脂フィルム
を90℃の熱ロールを通して貼り合わせて、熱転写シー
トを得た。この熱転写シートに、市販のワードプロセッ
サーで、インクリボンを用いて、文字を鏡像印刷した。
これを、木綿製Tシャツに家庭用アイロンで転写し、剥
離紙を剥離した後、水洗した。結果を表1に示す。
【0036】[実施例2]表1に示すポリエチレンオキ
サイドの45重量%水溶液を、無処理PETフィルム
(東レ社製ポリエチレンテレフタレートフィルム、#7
5、厚み75μm)上に乾燥膜厚が35μmになるよう
に塗工し、乾燥した。次に、この乾燥塗膜の上に、Tダ
イから製膜された厚さ15μmのEVAフィルム(エチ
レン−酢酸ビニル共重合体フィルム)をコーティングし
て、熱転写シートを得た。この熱転写シートを用いて、
実施例1と同様にして転写した。結果を表1に示す。
【0037】[実施例3]表1に示す水溶性飽和ポリエ
ステル樹脂とポリエチレングリコールとの混合物の45
重量%水溶液を、実施例2と同じ無処理PETフィルム
上に、乾燥膜厚が25μmとなるように塗工し、乾燥し
た。次いで、この乾燥塗膜の上に、表1に示す少量のポ
リエチレンオキサイドを含有するEVAエマルジョン
を、乾燥膜厚が15μmになるよう塗工し、乾燥して、
熱転写シートを得た。この熱転写シートを用いて、実施
例1と同様にして転写した。結果を表1に示す。
【0038】[実施例4]表1に示すポリエチレンオキ
サイドとポリエチレングリコールとの混合物の45重量
%水溶液を、実施例2と同じ無処理PETフィルム上
に、乾燥膜厚が40μmとなるように塗工し、乾燥し
た。次いで、この乾燥塗膜の上に、表1に示す少量のポ
リエチレンオキサイドを含有する熱可塑性エラストマー
のエマルジョンを厚み20μmとなるよう塗工し、乾燥
して、熱転写シートを得た。この熱転写シートを用い
て、実施例1と同様にして転写した。結果を表1に示
す。
【0039】[実施例5]表1に示す2種類の水溶性飽
和ポリエステル樹脂と少量の熱可塑性エラストマーを含
有する45重量%水溶液を、実施例2と同じ無処理PE
Tフィルム上に乾燥膜厚が35μmとなるように塗工
し、乾燥した。次いで、この乾燥塗膜上に、表1に示す
飽和ポリエステル微粒子と少量の2種類の水溶性飽和ポ
リエステル樹脂とを含むエマルジョンを厚みが15μm
となるように塗工し、乾燥して、熱転写シートを得た。
この熱転写シートを用いて、実施例1と同様にして転写
した。結果を表1に示す。
【0040】
【表1】
【0041】(脚注) (*1)ウレタン樹脂フィルム:OH80(10μ
m)、大倉工業(株) (*2)EVA樹脂フィルム:EVA210、三井石油
化学(株) (*3)EVAエマルジョン:スミカフレックス、住友
化学(株) (*4)熱可塑性エラストマー:ケミパールV−20
0、三井石油化学(株) (*5)飽和ポリエステル微粒子:ポリエスターMOP
−835、日本合成(株) (*6)水溶性飽和ポリエステル樹脂:ポリエスターW
R−930、日本合成(株) (*7)水溶性飽和ポリエステル樹脂:ポリエスターW
R−901、日本合成(株) (*8)ポリエチレンオキサイド:PEO−1、住友精
化(株) (*9)ポリエチレングリコール:PEG4000、三
洋化成(株)
【0042】[比較例1]剥離紙〔本州製紙(株)社製
GWホワイト〕上に、Tダイから製膜された厚さ50μ
mのEVA樹脂フィルムをコーティングして、熱転写シ
ートを得た。この熱転写シートを用いて、実施例1と同
様にして転写した。結果を表2に示す。
【0043】[比較例2〜5]無処理PET(東レ社製
ポリエチレンテレフタレートフィルム、#75、厚み7
5μm)に、表2の配合の水溶性樹脂の水溶液、また
は、それと非水溶性樹脂のエマルジョンとの混合液を塗
工し、乾燥して、熱転写シートを得た。これらの熱転写
シートを用いて、実施例1と同様にして転写した。結果
を表2に示す。
【0044】
【表2】
【0045】(脚注) (*1)EVA樹脂フィルム:EVA210、三井石油
化学(株) (*2)EVAエマルジョン:スミカフレックス、住友
化学(株) (*3)熱可塑性エラストマー:ケミパールV−20
0、三井石油化学(株) (*4)水溶性飽和ポリエステル樹脂:ポリエスターW
R−930、日本合成(株) (*5)水溶性飽和ポリエステル樹脂:ポリエスターW
R−901、日本合成(株) (*6)ポリエチレンオキサイド:PEO−1、住友精
化(株) (*7)ポリエチレングリコール:PEG4000、三
洋化成(株)
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、印字性、耐洗濯性、柔
軟性、風合い等に優れ、しかも耐水性及び保存安定性に
優れた熱転写シートが提供される。本発明の熱転写シー
トは、非水溶性熱可塑性樹脂を主成分とする樹脂層(A
層)により、耐水性、保存安定性、印字性(インク受理
性)、堅牢性(耐洗濯性など)を付与し、親水性または
水溶性熱可塑性樹脂を主成分とする樹脂層(B層)によ
り、画像を形成したA層を被転写布に押し込んで浸透さ
せる。A層を薄くすることができ、B層は、水洗によっ
て除去されるため、柔軟性、通気性、風合いなどが良好
となる。転写後の被転写布は、乾燥機で乾燥したり、洗
濯したり、直接アイロン掛けをしたりすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱転写シートの一例の斜視図である。
【図2】本発明の熱転写シートの他の一例の斜視図であ
る。
【図3】本発明の熱転写シートの他の一例の斜視図であ
る。
【図4】本発明の熱転写シートの転写層上に画像を形成
した断面図である。
【図5】本発明の熱転写シートを用いて被転写布上に転
写する方法を示す図である。
【図6】本発明の熱転写シートを用いて転写層を被転写
布上に転写した後の被転写布の状態と、基材シートの剥
離を示す図である。
【符号の説明】
1:熱転写シート 2:非水溶性熱可塑性樹脂を主成分とする樹脂層 3:親水性または水溶性熱可塑性樹脂を主成分とする樹
脂層 4:基材シート 5:インク画像 6:アイロン 7:被転写布

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材シート上に、親水性または水溶性熱
    可塑性樹脂を主成分とする樹脂層(B層)を設け、その
    上に、非水溶性熱可塑性樹脂を主成分とする樹脂層(A
    層)を設けたことを特徴とする熱転写シート。
  2. 【請求項2】 樹脂層(B層)が、主成分の親水性また
    は水溶性熱可塑性樹脂と少量成分の非水溶性熱可塑性樹
    脂とを含有する樹脂組成物から形成された樹脂層である
    請求項1記載の熱転写シート。
  3. 【請求項3】 樹脂層(A)が、主成分の非水溶性熱可
    塑性樹脂と少量成分の水溶性または親水性樹脂とを含有
    する樹脂組成物から形成された樹脂層である請求項1ま
    たは2に記載の熱転写シート。
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