JPH11276827A - 空気調和機のエアーフィルタ装置 - Google Patents

空気調和機のエアーフィルタ装置

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JPH11276827A
JPH11276827A JP10085159A JP8515998A JPH11276827A JP H11276827 A JPH11276827 A JP H11276827A JP 10085159 A JP10085159 A JP 10085159A JP 8515998 A JP8515998 A JP 8515998A JP H11276827 A JPH11276827 A JP H11276827A
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JP
Japan
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air
air conditioner
filter
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air filter
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JP10085159A
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English (en)
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Masanari Nishimoto
雅成 西本
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Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 押し込み動作が簡単で振動音の少ないエアー
フィルタ装置を提供する。 【解決手段】 送風ファン８の駆動に従って部屋内の空
気を前面及び上面から空気調和機本体内に取り入れ、空
気調和機本体内においてフィルタガイド１０に沿って設
けられたエアーフィルタ６で埃、ゴミ等を除去した後熱
交換器７で熱交換し、空気調和機本体の下面に設けた空
気放出口２ｃより部屋内に放出する空気調和機におい
て、フィルタガイド１０又はエアーフィルタ６の何れか
にこれら両者の摩擦を軽減する摩擦防止用突起１２ａを
設け空気調和機のエアーフィルタ装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は空気調和機のエアー
フィルタ装置の改良に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図１０は、従来のエアーフィルタ装置を
備えた空気調和機の側面断面図を示しており、送風ファ
ン８の駆動によって、空気調和機本体内に部屋の空気が
空気調和機本体の前キャビネット２の前面に設けたオー
プングリル３、前キャビネット２の天面４及び空気調和
機本体の後キャビネット１の天面５より空気の流れａ
１、ａ２及びａ３となって流入する。 そして流入した
空気は後キャビネット１内に備えられたエアーフィルタ
６で埃、ゴミを除去されるとともに熱交換器７で冷却又
は加熱され、その後上記送風ファン８を経てドレンパン
９の送風口より部屋に空気の流れａ４として放出され
る。
【０００３】上記エアーフィルタ６は図１１に示す形状
を備えるものであり、埃、ゴミが付着し掃除する場合、
該エアーフィルタ６は上記オープングリル３を開けてエ
アーフィルタ６の下端に設けている係合爪６ａを上記前
キャビネット２の係合穴２ａから引き抜き、後キャビネ
ット１の前面より下方向に引き出される。
【０００４】又、エアーフィルタ６を掃除後、空気調和
機本体に戻すには、上記前キャビネット２の内面に形成
しているフィルタガイド１０の溝部（図示しないがエア
ーフィルタの両端を案内する溝構造となっている）に沿
って押し込まれる。このとき、エアーフィルタ６の枠体
は、フィルタガイド１０のレール部上１１及びレール部
下１２の面を擦りながら下方から上方へ押し込まれ、そ
の上端部が前キャビネット２の上部内面に形成している
押さえ突起１３に当たると進行方向を変えられ水平方向
奥部へと押し込まれる。このようにして押し込みがなさ
れると、エアーフィルタ６の下端は係合爪６ａを前キャ
ビネット２の係合穴２ａに係合されることによりエアー
フィルタ６の取り付けは終了する。その後は、オープン
グリル３を閉める。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の空気調和機
のエアーフィルタ装置では、エアーフィルタ６をフィル
タガイド１０に沿って出し入れするときレール部下１２
との摩擦力により大きな力を必要とし、又上記前キャビ
ネット２の押さえ突起１３でエアーフィルタ６の先端部
分の方向変換をすることから、更に強い力を必要として
いた。
【０００６】又、上記のようにエアーフィルタ６の下端
は係合爪６ａを前キャビネット２の係合穴２ａに係合さ
れているが、ガタツキがあるため振動して騒音が発生す
るとの問題がある。又、エアーフィルタのネットが熱交
換器の上に垂れてエアーフィルタの表面が発露すること
がある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来のエア
フィルター装置の問題点を解決するものであり、請求項
１に記載された発明の空気調和機のエアーフィルタ装置
は、送風ファンの駆動に従って部屋内の空気を前面及び
上面から空気調和機本体内に取り入れ、該空気調和機本
体内においてフィルタガイドに沿って設けられたエアー
フィルタで埃、ゴミ等を除去した後熱交換器で熱交換
し、空気調和機本体の下面に設けた空気放出口より部屋
内に放出する空気調和機において、上記フィルタガイド
又はエアーフィルタの何れかにこれら両者の摩擦を軽減
する摩擦防止用突起を設けたことを特徴とするものであ
る。
【０００８】この構成によれば、エアーフィルタを空気
調和機本体内に押し込む際に、該エアーフィルタ又はフ
ィルタガイドに設けた摩擦防止突起がエアーフィルタの
面をフィルタガイドに直接接触させることがない。その
結果、エアーフィルタをフィルタガイドに沿って空気調
和機本体内に押し込む際、エアーフィルタは摩擦防止突
起の作用によりフィルタガイドとの摩擦を極力防止され
円滑に空気調和機本体内に押し込まれる。
【０００９】又、請求項２に記載の発明の空気調和機の
エアーフィルタ装置は、送風ファンの駆動に従って部屋
内の空気を前面及び上面から空気調和機本体内に取り入
れ、該空気調和機本体内においてフィルタガイドに沿っ
て設けられたエアーフィルタで埃、ゴミ等を除去した後
熱交換器で熱交換し、空気調和機本体の下面に設けた空
気放出口より部屋内に放出する空気調和機において、上
記エアーフィルタの枠体の下端部に係合窪み又は係合突
起を設けるとともに上記空気調和機本体の前キャビネッ
トに上記エアーフィルタの係合窪み又は係合突起に係脱
できる係合突起又は係合窪みを設けたことを特徴とする
ものである。
【００１０】この構成によれば、エアーフィルタが空気
調和機本体内に設定された際、空気調和機本体の前キャ
ビネットの係合突起又は係合窪とエアーフィルタの係合
窪み又は係合突起が係脱可能にできる係合する。その結
果、エアーフィルタが空気調和機本体内に設定された
際、該エアーフィルタは前キャビネットの係合突起又は
係合窪とエアーフィルタの係合窪み又は係合突起の係合
によりガタツクことなく空気調和機本体内に設定され、
従って、空気調和機の送風ファンの駆動等に伴う振動に
より騒音を発すことがない。
【００１１】又、請求項３に記載の発明の空気調和機の
エアーフィルタ装置は、送風ファンの駆動に従って部屋
内の空気を前面及び上面から空気調和機本体内に取り入
れ、該空気調和機本体内においてフィルタガイドに沿っ
て設けられたエアーフィルタで埃、ゴミ等を除去した後
熱交換器で熱交換し、空気調和機本体の下面に設けた空
気放出口より部屋内に放出する空気調和機において、上
記エアーフィルタの枠体の下端部に係合穴を有する係合
爪を設けるとともに上記空気調和機本体の前キャビネッ
トに上記係合穴に係脱自在に係合できる係合穴を設けた
ことを特徴とするものである。
【００１２】この構成によれば、エアーフィルタが空気
調和機本体内に設定された際、該エアーフィルタの係合
爪の係合穴が空気調和機本体の前キャビネットに設けた
係合突起に係脱自在に係合する。その結果、エアーフィ
ルタが空気調和機本体内に設定された際、該エアーフィ
ルタは前キャビネットの係合突起とエアーフィルタの係
合爪の係合穴との係合によりガタツクことなく空気調和
機本体内に設定され、従って、空気調和機の送風ファン
の駆動等に伴う振動により騒音を発すことがない。
【００１３】又、請求項４に記載の発明の空気調和機の
エアーフィルタ装置は、送風ファンの駆動に従って部屋
内の空気を前面及び上面から空気調和機本体内に取り入
れ、該空気調和機本体内においてフィルタガイドに沿っ
て設けられたエアーフィルタで埃、ゴミ等を除去した後
熱交換器で熱交換し、空気調和機本体の下面に設けた空
気放出口より部屋内に放出する空気調和機において、上
記エアーフィルタの枠体の上端部に進行方向に向かって
下り斜面とした三角形の突起を設け、該エアーフィルタ
を上記フィルタガイドに押し込み易くしたことを特徴と
するものである。
【００１４】この構成によれば、エアーフィルタを空気
調和機本体を押し込む際、該エアーフィルタの先端の突
起がフィルタガイドを円滑に進行し、エアーフィルタの
押し込み動作を円滑に実行させる。その結果、エアーフ
ィルタは空気調和機本体内に円滑に押し込むことができ
る。
【００１５】又、請求項５に記載の発明の空気調和機の
エアーフィルタ装置は、送風ファンの駆動に従って部屋
内の空気を前面及び上面から空気調和機本体内に取り入
れ、該空気調和機本体内においてフィルタガイドに沿っ
て設けられてエアーフィルタで埃、ゴミ等を除去した後
熱交換器で熱交換し、空気調和機本体の下面に設けた空
気放出口より部屋内に放出する空気調和機において、上
記エアーフィルタの枠体の上端部にネットの垂れ下がり
を防止する補強リブを設けたことを特徴とするものであ
る。
【００１６】この構成によれば、エアーフィルタを空気
調和機本体内に設定した際、エアーフィルタのネットが
熱交換器に垂れ下がることがない。その結果、エアーフ
ィルタは熱交換器に触れることがないので、エアーフィ
ルタに発露が発生することはない。
【００１７】又、請求項６に記載の発明の空気調和機の
エアーフィルタ装置は、送風ファンの駆動に従って部屋
内の空気を前面及び上面から空気調和機本体内に取り入
れ、該空気調和機本体内においてフィルタガイドに沿っ
て設けられたエアーフィルタで埃、ゴミ等を除去した後
熱交換器で熱交換し、空気調和機本体の下面に設けた空
気放出口より部屋内に放出する空気調和機において、上
記エアーフィルタの枠体の両端部に該エアーフィルタの
押し込み方向に沿って伸びる溝を設けたことを特徴とす
るものである。
【００１８】この構成によれば、エアーフィルタが空気
調和機本体内に押し込まれる際、エアーフィルタはフィ
ルタガイドの形状に沿って、枠体の溝により容易に変形
する。その結果、エアーフィルタはフィルタガイドの形
状に沿って容易に変形することができ、エアーフィルタ
を首尾よく円滑に空気調和機本体内に押し込むことがで
きる。
【００１９】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
従って詳細に説明する。図１は本発明のエアーフィルタ
装置を備えた空気調和機の斜視図、図２は同空気調和機
よりオープングリルを取り外した状態の斜視図、図３は
同空気調和機の側面断面図であり、これらの図において
従来と同一部分には説明の便宜上同一符号を付してい
る。従って、１は空気調和機本体の後キャビネット、２
はこの後キャビネットと共に空気調和機の本体を構成す
る前キャビネットであり、後キャビネット１の前面を覆
っている。
【００２０】３は前キャビネット２の前面の空気取入口
２ａに着脱自在に設けられているオープングリル、６は
空気調和機本体内に設けられたフィルタガイド１０の溝
部（図示しないがエアーフィルタの両端を案内する溝構
造となっている）に沿って押し込まれているエアーフィ
ルタであり、図５及び図６には示すように該エアーフィ
ルタ６は合成樹脂材料を格子状に形成した一体成型品か
らなる枠体６１にネット６２を設けることにより形成さ
れている。該ネット６２は枠体６１と同時成型（一体成
型）又は枠体６１に張り合わせることによって設けられ
ている。
【００２１】上記枠体６１は、上記フィルタガイド１０
の形状に沿うように上端部を後方に湾曲させており、そ
して両端の棧部６３には、図９に示すように枠体６１の
変形を容易にするための上下に伸びる溝６ｂを有すると
ともに下端の棧部６４には把手穴６ｃとその両端に位置
する係合窪み（又は突起）６ｄ、６ｄを備え、更にこの
棧部６４の両端には係合穴６ｅを有する係合爪６ａを設
けている。これら係合穴６ｅ及び係合窪み（又は係合突
起）６ｄは図４に示すように前キャビネット２の内部に
形成した係合突起２２及び係合突起（又は係合窪み）２
３に係合するようになっている。
【００２２】又、枠体６１は図８に示すように上端の棧
部６５にはエアーフィルタの進行方向に沿って下り傾斜
となっている三角形の突起６ｆ，・・・を形成し、更に
上記湾曲した上端部のネット部分にはネット６２の弛み
を防止するために水平方向に伸びる上下２本の補強リブ
６２ａを一体形成している。
【００２３】７は熱交換器であり、空気調和機本体内に
おいて、３分割されており、主部７ａとその上下に位置
する付加部７ｂ、７ｃとからなっている。主部７ａは上
記前キャビネット２の前面空気取入口２ａの上半部分と
上面の空気取入口２ｂに対向しており、又付加部７ｂは
後キャビネット１の天面の空気取入口１ａに、付加部７
ｃは上記前キャビネット２の前面空気取入口２ａの下半
部分に夫々対向して設けられている。
【００２４】８は空気調和機本体内の中央に配置されて
いる送風ファン、９は上記前キャビネット２の下面に形
成されている空気放出口２ｃに配置されているドレンパ
ンであり、風向調整板９ａ、９ｂを備えている。１１は
このドレンパン９に対し送風ファン８からの空気流を導
く空気ガイドである。
【００２５】１０は上記フィルタガイドであり、上記空
気調和機本体内において、上記前キャビネット２の下部
から上面、更に後キャビネット１の天面に亙って上下に
伸びており、その両端部には図示しないがエアーフィル
タ６の両端部を受け入れるガイド溝を備え、そして、下
レール部１２の上記前キャビネット２の上面に対向した
部分には上下に複数個の円弧又は波形の摩擦防止突起１
２ａ，・・・を備えており、上記エアーフィルタ６との
摩擦を防止できる構成としている。
【００２６】本実施形態の空気調和機のエアーフィルタ
装置は上述のように構成されるものであり、送風ファン
８が駆動すると、部屋の空気がオープングリル３、前キ
ャビネット２の上面４及び後キャビネット１の天面５よ
りａ１、ａ２及びａ３の空気の流れに従って空気調和機
本体内に流れ込む。該空気調和機本体内に流れ込んだ空
気はエアーフィルタ６で埃やゴミを除去された後、熱交
換器７で熱交換され、空気ガイド１１を経て空気放出口
２ｃより再び部屋に放出される
【００２７】このような使用の結果、エアーフィルタ６
が埃やゴミで汚れ、該エアーフィルタを掃除する必要が
生じた場合は、オープングリル３を前キャビネット２よ
り開放し、エアーフィルタ６の下端の把手穴６ｃを指先
で持ち上げて係合窪み（又は突起）６ｄ、６ｄと係合穴
６ｅの前キャビネット２の内部に形成した係合突起２
２、２３との係合を解除し、エアーフィルタ６をその把
手穴６ｃを持って下方に引き出す。
【００２８】又、エアーフィルタ６の掃除の後、該エア
ーフィルタ６を空気調和機本体内に戻す場合には、エア
ーフィルタ６の上端部の両端をフィルタガイド１０の両
端部のガイド溝には嵌め、上方に押し込む。すると、エ
アーフィルタ６は、この押し込み動作に従ってフィルタ
ガイド１０の下レール部１２に沿って上方に移動する。
【００２９】このとき、下レール部１２の摩擦防止突起
１２ａ，・・・はエアーフィルタ６の上方向けての移動
に際し、エアーフィルタ６と下レール部１２との摩擦を
軽減してエアーフィルタ６の押し込み動作を助け、又前
キャビネット２の上面内面の押さえ突起１３は押し込ま
れてくるエアーフィルタ６の上端部を下方に押さえてエ
アーフィルタ６が後キャビネット１の天面の空気取入口
のある格子枠に当たらないように作用し、更に、エアー
フィルタ６の上端部に設けられている突起６ｆ，・・・
はエアーフィルタ６の上端部が空気調和機本体の最奥部
に押し込まれる際に、円滑に入り込むように作用する。
【００３０】又、このエアーフィルタ６のフィルタガイ
ド１０への押し込みに際し、エアーフィルタ６は、その
両端の棧部６３に設けた溝６ｂにより容易に変形するこ
とができ、下レール部１２の円弧状形状に沿って円滑に
押し込まれることとなる。
【００３１】
【発明の効果】本発明は上述のように構成されるもので
あり、請求項１に記載された発明の空気調和機のエアー
フィルタ装置は、送風ファンの駆動に従って部屋内の空
気を前面及び上面から空気調和機本体内に取り入れ、該
空気調和機本体内においてフィルタガイドに沿って設け
られたエアーフィルタで埃、ゴミ等を除去した後熱交換
器で熱交換し、空気調和機本体の下面に設けた空気放出
口より部屋内に放出する空気調和機において、上記フィ
ルタガイド又はエアーフィルタの何れかにこれら両者の
摩擦を軽減する摩擦防止用突起を設けた構成である。
【００３２】この発明によれば、エアーフィルタを空気
調和機本体内に押し込む際に、該エアーフィルタ又はフ
ィルタガイドに設けた摩擦防止突起がエアーフィルタの
面をフィルタガイドに直接接触させることがないので、
エアーフィルタをフィルタガイドに沿って空気調和機本
体内に押し込む際、摩擦防止突起の作用によりフィルタ
ガイドとの摩擦が極力防止され円滑に空気調和機本体内
に押し込むことができる。
【００３３】又、請求項２に記載の発明の空気調和機の
エアーフィルタ装置は、送風ファンの駆動に従って部屋
内の空気を前面及び上面から空気調和機本体内に取り入
れ、該空気調和機本体内においてフィルタガイドに沿っ
て設けられたエアーフィルタで埃、ゴミ等を除去した後
熱交換器で熱交換し、空気調和機本体の下面に設けた空
気放出口より部屋内に放出する空気調和機において、上
記エアーフィルタの枠体の下端部に係合窪み又は係合突
起を設けるとともに上記空気調和機本体の前キャビネッ
トに上記エアーフィルタの係合窪み又は係合突起に係脱
できる係合突起又は係合窪みを設けた構成である。
【００３４】この発明によれば、エアーフィルタが空気
調和機本体内に設定された際、空気調和機本体の前キャ
ビネットの係合突起又は係合窪とエアーフィルタの係合
窪み又は係合突起が係脱可能にできる係合する。従っ
て、エアーフィルタが空気調和機本体内に設定された
際、該エアーフィルタは前キャビネットの係合突起又は
係合窪とエアーフィルタの係合窪み又は係合突起の係合
によりガタツクことなく空気調和機本体内に設定され、
従って、空気調和機の送風ファンの駆動等に伴う振動に
より騒音を発すことがない。
【００３５】又、請求項３に記載の発明の空気調和機の
エアーフィルタ装置は、送風ファンの駆動に従って部屋
内の空気を前面及び上面から空気調和機本体内に取り入
れ、該空気調和機本体内においてフィルタガイドに沿っ
て設けられたエアーフィルタで埃、ゴミ等を除去した後
熱交換器で熱交換し、空気調和機本体の下面に設けた空
気放出口より部屋内に放出する空気調和機において、上
記エアーフィルタの枠体の下端部に係合穴を有する係合
爪を設けるとともに上記空気調和機本体の前キャビネッ
トに上記係合穴に係脱自在に係合できる係合穴を設けた
構成である。
【００３６】この発明によれば、エアーフィルタが空気
調和機本体内に設定された際、該エアーフィルタの係合
爪の係合穴が空気調和機本体の前キャビネットに設けた
係合突起に係脱自在に係合することになり、その結果、
エアーフィルタは前キャビネットの係合突起とエアーフ
ィルタの係合爪の係合穴との係合によりガタツクことな
く空気調和機本体内に設定され、従って、空気調和機の
送風ファンの駆動等に伴う振動により騒音を発すことが
ない。
【００３７】又、請求項４に記載の発明の空気調和機の
エアーフィルタ装置は、送風ファンの駆動に従って部屋
内の空気を前面及び上面から空気調和機本体内に取り入
れ、該空気調和機本体内においてフィルタガイドに沿っ
て設けられたエアーフィルタで埃、ゴミ等を除去した後
熱交換器で熱交換し、空気調和機本体の下面に設けた空
気放出口より部屋内に放出する空気調和機において、上
記エアーフィルタの枠体の上端部に進行方向に向かって
下り斜面とした三角形の突起を設け、該エアーフィルタ
を上記フィルタガイドに押し込み易くした構成である。
【００３８】この発明によれば、エアーフィルタを空気
調和機本体を押し込む際、該エアーフィルタの先端の突
起がフィルタガイドに沿って進行し、エアーフィルタの
押し込み動作を円滑に実行させることができる。
【００３９】又、請求項５に記載の発明の空気調和機の
エアーフィルタ装置は、送風ファンの駆動に従って部屋
内の空気を前面及び上面から空気調和機本体内に取り入
れ、該空気調和機本体内においてフィルタガイドに沿っ
て設けられてエアーフィルタで埃、ゴミ等を除去した後
熱交換器で熱交換し、空気調和機本体の下面に設けた空
気放出口より部屋内に放出する空気調和機において、上
記エアーフィルタの枠体の上端部にネットの垂れ下がり
を防止する補強リブを設けた構成である。
【００４０】この発明によれば、エアーフィルタを空気
調和機本体内に設定した際、エアーフィルタのネットが
熱交換器に垂れ下がることがなく、従って、エアーフィ
ルタは熱交換器に触れることがないので、エアーフィル
タに発露を防止することができる。
【００４１】又、請求項６に記載の発明の空気調和機の
エアーフィルタ装置は、送風ファンの駆動に従って部屋
内の空気を前面及び上面から空気調和機本体内に取り入
れ、該空気調和機本体内においてフィルタガイドに沿っ
て設けられたエアーフィルタで埃、ゴミ等を除去した後
熱交換器で熱交換し、空気調和機本体の下面に設けた空
気放出口より部屋内に放出する空気調和機において、上
記エアーフィルタの枠体の両端部に該エアーフィルタの
押し込み方向に沿って伸びる溝を設けた構成である。
【００４２】この発明によれば、エアーフィルタが空気
調和機本体内に押し込まれる際、エアーフィルタはフィ
ルタガイドの形状に沿って、枠体の溝により容易に変形
する。従って、エアーフィルタはフィルタガイドの形状
に沿って容易に変形することができ、エアーフィルタを
首尾よく円滑に空気調和機本体内に押し込むことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施形態のエアーフィルタ装置を備え
た空気調和機の斜視図である。
【図２】同空気調和機の前面よりオープングリルを取り
外した状態を示す斜視図である。
【図３】同空気調和機の側面断面図である。
【図４】同空気調和機のエアーフィルタの下端部と空気
調和機本体の係合関係を拡大して示す図である。
【図５】本発明のエアーフィルタ装置におけるエアーフ
ィルタの斜視図である。
【図６】本発明のエアーフィルタ装置におけるエアーフ
ィルタの他の実施態様を示す斜視図である。
【図７】図５のエアーフィルタをＩ−Ｉ線で切断して見
た要部断面図である。
【図８】図５のエアーフィルタをII−II線で切断して見
た要部断面図である。
【図９】図５のエアーフィルタをIII−III線で切断して
見た要部断面図である。
【図１０】従来の空気調和機の側面断面図である。
【図１１】従来の空気調和機におけるエアーフィルタの
斜視図である。
【符号の説明】
１ 後キャビネット ２ 前キャビネット ３ オープングリル ６ エアーフィルタ ６ａ 係合爪 ６ｂ 溝 ６ｄ 係合突起 ６ｅ 係合穴 ６ｆ 突起 ７ 熱交換器 ８ 送風ファン １０ フィルタガイド １２ 下レール部 １２ａ摩擦防止突起

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 送風ファンの駆動に従って部屋内の空気
    を前面及び上面から空気調和機本体内に取り入れ、該空
    気調和機本体内においてフィルタガイドに沿って設けら
    れたエアーフィルタで埃、ゴミ等を除去した後熱交換器
    で熱交換し、空気調和機本体の下面に設けた空気放出口
    より部屋内に放出する空気調和機において、上記フィル
    タガイド又はエアーフィルタの何れかにこれら両者の摩
    擦を軽減する摩擦防止用突起を設けたことを特徴とする
    空気調和機のエアーフィルタ装置。
  2. 【請求項２】 送風ファンの駆動に従って部屋内の空気
    を前面及び上面から空気調和機本体内に取り入れ、該空
    気調和機本体内においてフィルタガイドに沿って設けら
    れたエアーフィルタで埃、ゴミ等を除去した後熱交換器
    で熱交換し、空気調和機本体の下面に設けた空気放出口
    より部屋内に放出する空気調和機において、上記エアー
    フィルタの枠体の下端部に係合窪み又は係合突起を設け
    るとともに上記空気調和機本体の前キャビネットに上記
    エアーフィルタの係合窪み又は係合突起に係脱できる係
    合突起又は係合窪みを設けたことを特徴とする空気調和
    機のエアーフィルタ装置。
  3. 【請求項３】 送風ファンの駆動に従って部屋内の空気
    を前面及び上面から空気調和機本体内に取り入れ、該空
    気調和機本体内においてフィルタガイドに沿って設けら
    れたエアーフィルタで埃、ゴミ等を除去した後熱交換器
    で熱交換し、空気調和機本体の下面に設けた空気放出口
    より部屋内に放出する空気調和機において、上記エアー
    フィルタの枠体の下端部に係合穴を有する係合爪を設け
    るとともに上記空気調和機本体の前キャビネットに上記
    係合穴に係脱自在に係合できる係合穴を設けたことを特
    徴とする空気調和機のエアーフィルタ装置。
  4. 【請求項４】 送風ファンの駆動に従って部屋内の空気
    を前面及び上面から空気調和機本体内に取り入れ、該空
    気調和機本体内においてフィルタガイドに沿って設けら
    れたエアーフィルタで埃、ゴミ等を除去した後熱交換器
    で熱交換し、空気調和機本体の下面に設けた空気放出口
    より部屋内に放出する空気調和機において、上記エアー
    フィルタの枠体の上端部に進行方向に向かって下り斜面
    とした三角形の突起を設け、該エアーフィルタを上記フ
    ィルタガイドに押し込み易くしたことを特徴とする空気
    調和機のエアーフィルタ装置。
  5. 【請求項５】 送風ファンの駆動に従って部屋内の空気
    を前面及び上面から空気調和機本体内に取り入れ、該空
    気調和機本体内においてフィルタガイドに沿って設けら
    れたエアーフィルタで埃、ゴミ等を除去した後熱交換器
    で熱交換し、空気調和機本体の下面に設けた空気放出口
    より部屋内に放出する空気調和機において、上記エアー
    フィルタの枠体の上端部にネットの垂れ下がりを防止す
    る補強リブを設けたことを特徴とする空気調和機のエア
    ーフィルタ装置。
  6. 【請求項６】 送風ファンの駆動に従って部屋内の空気
    を前面及び上面から空気調和機本体内に取り入れ、該空
    気調和機本体内においてフィルタガイドに沿って設けら
    れたエアーフィルタで埃、ゴミ等を除去した後熱交換器
    で熱交換し、空気調和機本体の下面に設けた空気放出口
    より部屋内に放出する空気調和機において、上記エアー
    フィルタの枠体の両端部に該エアーフィルタの押し込み
    方向に沿って伸びる溝を設けたことを特徴とする空気調
    和機のエアーフィルタ装置。
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