JPH11274861A - 電流電圧変換回路 - Google Patents

電流電圧変換回路

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JPH11274861A
JPH11274861A JP7876898A JP7876898A JPH11274861A JP H11274861 A JPH11274861 A JP H11274861A JP 7876898 A JP7876898 A JP 7876898A JP 7876898 A JP7876898 A JP 7876898A JP H11274861 A JPH11274861 A JP H11274861A
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JP
Japan
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transistor
current
voltage
collector
base
Prior art date
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Application number
JP7876898A
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English (en)
Inventor
Satoshi Sekiguchi
智 関口
Hiroki Seyama
浩樹 瀬山
Hiroshi Kobori
浩 小堀
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 広帯域範囲において、周波数特性の安定した
電流電圧変換回路を提供する。 【解決手段】 ベースが受光素子PDに接続されるトラ
ンジスタ2と、トランジスタ2と差動接続されるトラン
ジスタ3と、トランジスタ2及び3に接続される電流ミ
ラー回路4と、ベースがトランジスタ2のコレクタに、
エミッタがトランジスタ2のベースに接続されたトラン
ジスタ5と、トランジスタ5のコレクタに接続される抵
抗R2とから成り、トランジスタ5のコレクタ電圧を出
力電圧Voutとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、IC化に好適であ
り、受光素子の出力電流を電圧変換する電流電圧変換回
路に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、CDプレーヤーや赤外線通信機
においては、レザー光や赤外線等を受光する受光素子が
備えられている。一般に、受光素子としてフォトダイオ
ードが使用され、受光された光の強度に応じて出力電流
が発生する。この受光素子からは電流モードで出力信号
が発生するが、受光素子の後段の信号処理する回路は電
圧モードで動作する。従って、受光素子と信号処理回路
との間には受光素子の出力電流を電圧変換する電流電圧
変換回路が必要となる。図2はIC化された従来の電流
電圧変換回路を示す。
【0003】図2において、抵抗Rの電圧降下により電
圧Vxが発生し、電圧Vxはトランジスタ2のベースに
印加される。また、トランジスタ2と差動接続されたト
ランジスタ3のベースに基準電圧Vrefが印加され
る。電圧Vxと基準電圧Vrefとの差電圧に応じて、
トランジスタ2及び3からコレクタ電流が発生する。そ
のうちトランジスタ3のコレクタ電流は電流ミラー回路
4で反転され、電流ミラー回路4の出力電流はトランジ
スタ2のコレクタ電流と引き算される。電流ミラー回路
4の出力電流とトランジスタ2のコレクタ電流との差電
流はトランジスタ5で増幅される。増幅より発生するト
ランジスタ5のエミッタ電流は抵抗Rに供給され、抵抗
Rの電圧降下により電圧Vxが設定される。図2の回路
によれば、電圧Vxが基準電圧Vrefに等しく、トラ
ンジスタ2及び3からなる差動増幅器が平衡状態となる
ように抵抗Rに流れる電流が調整される。
【0004】受光素子PDとしてのフォトダイオードは
等価的に電流源1で表され、電流源1と並列に寄生容量
及び配線容量に相当するコンデンサーC1が接続され
る。光の強度に応じて出力電流isが電流源1から出力
される。電流isが抵抗Rに流れ、抵抗Rで電圧変換さ
れる。出力電圧Voutは、前記差動増幅器の平衡電流
を変換した電圧に受光素子PDからの出力電流isを変
換した電圧を重畳した電圧になる。
【0005】次に、図2の動作を伝達式を用いて説明す
る。各々のトランジスタのベース電流が微少であるとし
て無視することができるので、抵抗Rに流れる電流はコ
ンデンサーC1に充電された電荷量及び電流源1の電流
isとに等しくなる。これらの電流の関係を式で示す
と、
【0006】
【数1】
【0007】となる。また、電流ミラー回路4を構成す
るトランジスタ4aやトランジスタ2のコレクタとサブ
ストレートとの間に寄生容量C2が発生する。この寄生
容量C2に流れる電流は、トランジスタ2に流れるコレ
クタ電流に等しい。トランジスタ2のエミッタ抵抗及び
コレクタ抵抗re2及びrcとすると、Vx/re及び
Vx/rcはそれぞれトランジスタ2のエミッタ電流及
びコレクタ電流を示す。よって、これらの電流関係は、
【0008】
【数2】
【0009】となる。但し、出力Voutはトランジス
タ5のベース−エミッタ間電圧より十分に高いとして、
ベース−エミッタ間電圧は無視され、トランジスタ5の
ベース電圧を電圧Voutとしている。上記式1及び式
2を次のように展開する。但し、トランジスタのベース
電流は無視されるので、Vx/rc≒0となる。
【0010】
【数3】
【0011】式3及び4から出力電圧Voutについて
展開し、図2の電流電圧変換回路の伝達関数は、jωC
1・R=S1、jωC2・2・re2とすると、
【0012】
【数4】
【0013】となり、出力電圧Voutが抵抗Rにより
電圧変換されることが示されている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】図2の電流電圧変換回
路では、式5から明らかなように伝達関数に寄生容量C
1の項が存在する。この寄生容量は無視できないほど大
きいので、従来の電流電圧変換回路の特性は寄生容量C
1に依存することになり、電流電圧変換回路の周波数特
性は正確に設定されなかった。特に、図2の電流電圧発
生回路には遮断周波数が設定されているが、遮断周波数
も寄生容量C1に依存されるので、寄生容量C1により
所望の遮断周波数を得ることができない。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、受光素子の出
力電流を電圧に変換する電流電圧変換回路であって、ベ
ースが受光素子に接続される第1トランジスタと、該第1
トランジスタと差動接続される第2トランジスタと、前
記第1及び第2トランジスタに接続される能動負荷と、
ベースが前記第1トランジスタのコレクタに、エミッタ
が前記第1トランジスタのベースに接続された第3トラ
ンジスタと、該第3トランジスタに接続される抵抗と、
から成り、前記第3トランジスタのコレクタ電圧を出力
電圧とすることを特徴とする。
【0016】特に、前記能動負荷は、入力側が前記第2
トランジスタのコレクタに、出力側が前記第1トランジ
スタのコレクタに接続される電流ミラー回路から成るこ
とを特徴とする。本発明によれば、電流電圧変換回路の
伝達関数に受光素子に発生する寄生容量の項を存在させ
ないようにすることができ、その結果受光素子に発生す
る寄生容量による影響のない電流電圧発生回路を提供す
ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態を示す
図であり、抵抗R1を電源電圧Vccとトランジスタ5
との間に接続したことを本発明の特徴とする。具体的に
従来例と異なる点は、抵抗Rを取り、図1のように抵抗
R1を接続した点である。図1において、トランジスタ
5のエミッタ電圧Vxはトランジスタ2のベースに印加
される。また、トランジスタ2と差動接続されたトラン
ジスタ3のベースに基準電圧Vrefが印加される。電
圧Vxと基準電圧Vrefとの差電圧に応じて、トラン
ジスタ2及び3からコレクタ電流が発生する。そのうち
トランジスタ3のコレクタ電流は電流ミラー回路4で反
転され、電流ミラー回路4の出力電流はトランジスタ2
のコレクタ電流と引き算される。電流ミラー回路4の出
力電流とトランジスタ2のコレクタ電流との差電流はト
ランジスタ5で増幅される。トランジスタ5に流れるエ
ミッタ電流に応じてトランジスタ5のエミッタ電圧Vx
が変化する。図1の回路によれば、電圧Vxが基準電圧
Vrefに等しく、トランジスタ2及び3からなる差動
増幅器が平衡状態となるようにトランジスタ2に流れる
電流が調整される。
【0018】また、前記差動増幅器の平衡状態時に流れ
るトランジスタ2のコレクタ電流は抵抗R1に供給さ
れ、抵抗R1の電圧降下による電圧が出力端子から発生
する。受光素子PDは図2と同様に等価的に電流源1で
表すことができ、寄生容量と配線容量とが発生し、それ
に相当するコンデンサーC1が電流源1と並列に接続さ
れる。光の強度に応じて出力電流isが電流源1から出
力される。電流isはトランジスタ5を流れ、さらに抵
抗R1に供給される。そして、電流isは抵抗R1で電
圧変換される。出力電圧Voutは、前記差動増幅器の
平衡電流を変換した電圧に受光素子PDからの出力電流
isを変換した電圧を重畳した電圧になる。
【0019】次に、図1の動作を伝達式を用いて説明す
る。各々のトランジスタのベース電流が微少であるとし
て無視することができるので、トランジスタ5のエミッ
タ電流はコンデンサーC1に充電された電荷量及び電流
源1の電流isとに等しくなる。また、トランジスタ5
のエミッタ電流はコレクタ電流に等しく、このコレクタ
電流は抵抗R1に流れる電流とトランジスタ5のコレク
タ−サブストレート間の寄生容量C3に流れる電流との
加算電流に等しくなる。よって、これらの電流の関係を
式で示すと、
【0020】
【数5】
【0021】となる。また、電流ミラー回路4を構成す
るトランジスタ4aやトランジスタ2のコレクタとサブ
ストレートとの間に寄生容量C2が発生する。この寄生
容量C2に流れる電流は、トランジスタ2に流れるコレ
クタ電流に等しい。よって、式2よりトランジスタ2の
電流関係式が得られ、ここでトランジスタのベース電流
は無視されVx/rc≒0となるので、
【0022】
【数6】
【0023】となる。但し、トランジスタ5のエミッタ
電圧Vxはトランジスタ5のベース−エミッタ間電圧よ
り十分に高いとして、ベース−エミッタ間電圧は無視さ
れ、トランジスタ5のベース電圧を電圧Vxとしてい
る。次に、式6及び7から出力電圧Voutについて展
開し、図1の電流電圧変換回路の伝達関数は、jωC3
・R1=S3とすると、
【0024】
【数7】
【0025】となる。式8の伝達関数からも、電流is
が出力電圧Voutが抵抗R1により電圧変換されるこ
とが示されている。ここで、図1の電流電圧変換回路の
伝達関数を見ると、寄生容量C1の項はなく、寄生容量
C3の項が存在する。図1の電流電圧変換回路の周波数
特性は寄生容量C3だけに依存される。一般に、トラン
ジスタ5のコレクタ−サブストレート間の寄生容量C3
は受光素子としてのフォトダイオードの寄生容量C1の
1/2〜1/30程度小さいので、寄生容量C1に影響
を受ける従来例に比べ、図1の回路の周波数特性は正確
に設定することができる。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、受光素子に発生する寄
生容量による影響のない電流電圧発生回路を提供するこ
とができる。特に、IC化した場合には、電流電圧変換
回路の周波数特性が広帯域に安定することを実現するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す回路図である。
【図2】従来例を示す回路図である。
【符号の説明】
1 電流源 4 電流ミラー回路 C1 寄生容量及び配線容量 C2 寄生容量

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受光素子の出力電流を電圧に変換する電
    流電圧変換回路であって、 ベースが受光素子に接続される第1トランジスタと、 該第1トランジスタと差動接続される第2トランジスタ
    と、 前記第1及び第2トランジスタに接続される能動負荷
    と、 ベースが前記第1トランジスタのコレクタに、エミッタ
    が前記第1トランジスタのベースに接続された第3トラ
    ンジスタと、 該第3トランジスタに接続される抵抗とから成り、前記
    第3トランジスタのコレクタ電圧を出力電圧とすること
    を特徴とする電流電圧変換回路。
  2. 【請求項2】 前記能動負荷は、入力側が前記第2トラ
    ンジスタのコレクタに、出力側が前記第1トランジスタ
    のコレクタに接続される電流ミラー回路から成ることを
    特徴とする請求項1記載の電流電圧変換回路。
JP7876898A 1998-03-26 1998-03-26 電流電圧変換回路 Pending JPH11274861A (ja)

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JP7876898A JPH11274861A (ja) 1998-03-26 1998-03-26 電流電圧変換回路

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