JPH11273727A - 非水電解液二次電池 - Google Patents

非水電解液二次電池

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JPH11273727A
JPH11273727A JP10091004A JP9100498A JPH11273727A JP H11273727 A JPH11273727 A JP H11273727A JP 10091004 A JP10091004 A JP 10091004A JP 9100498 A JP9100498 A JP 9100498A JP H11273727 A JPH11273727 A JP H11273727A
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JP
Japan
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aqueous electrolyte
secondary battery
electrolyte secondary
hydrocarbon group
phosphate
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JP10091004A
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Naoki Shinoda
直樹 篠田
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Hitachi Maxell Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 負荷特性が良好で、かつ安全性が高い非水電
解液二次電池を提供する。 【解決手段】 正極、負極および非水系の電解液を有す
る非水電解液二次電池において、電解液中に−O−P−
O−を環構成の一部とした環状リン酸エステルと、非環
状リン酸エステルとの少なくとも2つを含有させ、全電
解液溶媒の70体積%以上をリン酸エステルで構成す
る。上記環状リン酸エステルとしては下記の式(I)で
表されるものが好ましい。 【化1】 (式中、R1 は炭素数6以下の炭化水素基で、R2 は炭
素数6以下の炭化水素基またはハロゲン化された炭化水
素基である。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非水電解液二次電
池に関し、さらに詳しくは、負荷特性が良好で、かつ安
全性が高い非水電解液二次電池に関する。
【0002】
【従来の技術】リチウム二次電池に代表される非水電解
液二次電池は、高容量で、かつ高電圧、高エネルギー密
度であることから、その発展に対して大きな期待が寄せ
られている。
【0003】ところが、このような非水電解液二次電池
は、電解液溶媒として有機溶媒を使用しているため、火
災を引き起こす危険性がある。すなわち、電池が高温に
曝されたとき電池内で電解液中の有機溶媒の蒸気圧が上
昇し、引火点に達した電解液が開裂ベントの作動により
外部に放出された場合、引火源の存在や周囲の温度によ
って引火や発火が発生する。そのため、現在の非水電解
液二次電池では、一般に開裂ベント・保護回路・セパレ
ータのシャットダウン機構などを設けることにより、一
定の安全基準に達するようにしているが、従来の水系電
池に比べると火災などの危険性は高い。
【0004】このような問題を根本から解決する方法と
して、電解液を難燃化することが検討されている。その
中でもリン酸エステルは比較的有望であり、鎖状のリン
酸トリエステルを用いて電解液を難燃化することが提案
されている(特開平7−114940号公報、特開平8
−22839号公報、特開平8−111238号公報、
特開平8−321313号公報など)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電解液
中に鎖状のリン酸トリエステルを添加すると、該リン酸
トリエステルの誘導率が低いため、負荷特性が低下した
り、充分な放電容量が得られなくなるという問題があっ
た。
【0006】また、上記のような非水電解液二次電池で
は、正極としてLiCoO2 (コバルト酸リチウム)を
用いているが、LiCoO2 は希少金属であるコバルト
(Co)を原料として製造されるために、今後、資源不
足が深刻になると予想される。また、コバルト自体の価
格も高く、価格変動も大きいために、安価で供給の安定
している正極材料の開発が望まれている。
【0007】そこで、LiCoO2 に代わる正極活物質
として、リチウムイオンをドープ・脱ドープし得るリチ
ウム複合酸化物を用いたリチウムイオン二次電池の研究
が行われ、それらのリチウム含有複合酸化物の中でも構
成元素の価格が安価で、かつ供給が安定しているNi
(ニッケル)、Mn(マンガン)またはTi(チタン)
を構成元素としたLiNiO2 、LiMn2 4 、Li
TiO2 などがLiCoO2 に代わる正極活物質として
注目されている(特開平7−37576号公報、特開平
7−307151号公報、特開平6−231767号公
報、特開平8−31418号公報、特開平6−7682
4号公報、特開平7−73883号公報、特開平7−2
30802号公報、特開平7−245106号公報、特
開平7−122298号公報など)。
【0008】また、LiNiO2 は水に敏感で分解しや
すいという性質を有することから、LiNiO2 のニッ
ケルの一部をコバルトで置換したニッケルコバルト酸リ
チウム(一般式:LiNix Coy 2 )を正極活物質
として用いることも提案されている(特開昭63−29
9056号公報、特開平2−40861号公報、特開平
6−60887号公報、特開平7−130367号公
報)。
【0009】しかしながら、これらのリチウム複合酸化
物は、高容量化が期待できるものの、その反面、熱的に
不安定で、かつ内包し得るエネルギーが大きいことか
ら、これらのリチウム複合酸化物を正極活物質として用
いた場合、従来からの安全装置だけでは充分な安全性を
確保できないという問題があった。
【0010】従って、本発明は、上記のような従来技術
の問題点を解決し、負荷特性が良好で、かつ安全性の高
い非水電解液二次電池を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため鋭意研究を重ねた結果なされたもので、電解
液中に−O−P−O−を環構成の一部とした環状リン酸
エステルと、非環状リン酸エステルとの少なくとも2つ
を含有させ、かつ全電解液溶媒の70体積%以上をリン
酸エステルで構成することにより、負荷特性が良好で、
かつ安全性の高い非水電解液二次電池が得られることを
見出したものである。
【0012】また、本発明は上記環状リン酸エステルが
下記の式(I)で表される単環式化合物であることを好
ましい態様としている。
【0013】
【化5】
【0014】(式中、R1 は炭素数6以下の炭化水素基
であり、R2 は炭素数6以下の炭化水素基またはハロゲ
ン化された炭化水素基である。)
【0015】さらに、本発明は、環を構成する炭素の少
なくとも1つに、ハロゲン、フッ化炭素などのハロゲン
化された炭化水素基、オキソ基または芳香族基などの電
子吸引性基の少なくとも1つが結合していることや、環
状構造の一部に不飽和結合を有することを好ましい態様
としている。
【0016】
【発明の実施の形態】前述のように、従来からもリン酸
トリメチルなどの鎖状リン酸エステルを電解液中に含有
させることが提案されているが、鎖状リン酸エステル
は、消化剤として働き電解液の難燃化を達成することが
できるものの、誘導率が低いため、鎖状リン酸エステル
だけで難燃化を達成しようとすると、負荷特性が低下す
るという問題があった。
【0017】そのため、本発明は、電解液中に−O−P
−O−を環構成の一部とした環状リン酸エステルをリン
酸トリメチルなどの非環状リン酸エステルとともに含有
させ、かつ全電解液溶媒の70体積%以上をリン酸エス
テルで構成することにより、負荷特性を改善するととも
に、高容量のNi、Mn、Tiなどを構成元素とするリ
チウム複合酸化物を正極活物質として用いる場合でも、
高い安全性を確保できることを見出したものである。
【0018】本発明において、−O−P−O−を環構成
の一部とした環状リン酸エステルとしては、例えば、下
記の式(I)、式(II)、式(III)で表される単環式化合
物や下記の式(IV)で表される二環式化合物などが好ま
しい。また、三環状の環状リン酸エステルも使用するこ
とができる。
【0019】
【化6】
【0020】
【化7】
【0021】
【化8】
【0022】
【化9】
【0023】(式中、R1 は炭素数6以下の炭化水素基
であり、R2 は炭素数6以下の炭化水素基またはハロゲ
ン化された炭化水素基である。)
【0024】これらの環状リン酸エステルは、優れた難
燃作用を有する上に、従来から使用のリン酸トリメチル
などの非環状リン酸エステルに比べて、誘導率が高いと
いう特徴を有している。
【0025】上記のような環状リン酸エステルは、例え
ば、オキシ塩化リンと目的の構造を有する多価アルコー
ルとを氷冷しながらエステル化させることによって製造
することができる。必要なら、その後、1価アルコール
でエステル化反応させ、残りのオキシクロライド基を除
去することもできる。
【0026】上記環状リン酸エステルにおいて、環を構
成するR1 は炭素数6以下の炭化水素基が好ましいが、
これは、単環式、多環式の環状リン酸エステルのいずれ
も炭素数が多くなりすぎると合成が困難になるためであ
り、炭素数4以下がより好ましい。
【0027】上記環状リン酸エステルには、環の構成に
関与していないリン酸トリエステルに基づく酸素が存在
するが、この酸素は、難燃性を維持するために、R2
示すように炭素数6以下、好ましくは炭素数3以下の炭
化水素基またはハロゲン化された炭化水素基を有するも
のが好ましい。このような炭化水素基は、例えば、メチ
ル基、プロピル基、ブチル基、ヘプチル基、ヘキシル基
のような直鎖アルキル基のほか、イソプロピル基のよう
な分岐アルキル基であってもよい。また、アルキル基の
ほか、プロペニル基などの炭素数1〜6の不飽和のアル
ケニル基であってもよい。また、ハロゲン化された炭化
水素基としては、例えば、臭素、塩素、フッ素などのハ
ロゲンで置換された炭化水素基が好ましく、特にフッ素
化された炭化水素基が好ましい。
【0028】また、単環式、多環式のいずれの環状リン
酸エステルにおいても、環を構成する炭素の少なくとも
1つに、ハロゲン、炭素数3以下の炭化水素基、ハロゲ
ン化された炭化水素基またはオキソ基などの電子吸引性
基の少なくとも1つが結合していることが好ましい。
【0029】上記ハロゲンとしては、例えば、臭素、塩
素、フッ素などのハロゲンを挙げることができ、これら
の中でもフッ素が好ましい。炭化水素基としては、例え
ば、メチル基、プロピル基、イソプロピル基のようなア
ルキル基のほか、プロペニル基などの炭素数1〜6の不
飽和のアルケニル基などが挙げられ、また、ハロゲン化
された炭化水素基としては、例えば、臭素、塩素、フッ
素などのハロゲンを用いてハロゲン化されたものが好ま
しく、特に−CHF2 基が好ましい。また、ハロゲン化
された炭化水素基は、上前記炭化水素基と同様に、飽和
炭化水素基でも、不飽和炭化水素基のいずれであっても
よい。
【0030】本発明において、環を構成する炭素の少な
くとも1つに、上記のような電子吸引性基が結合してい
ることを好ましいとしているのは、そのような電子吸引
性基の結合により、耐加水分解性をはじめ、環状リン酸
エステルの安定性が向上するからである。
【0031】また、本発明においては、環状構造の一部
に不飽和結合を有するものが好ましい。これは、そのよ
うな不飽和結合が誘電率を高めるためである。また、パ
イ電子による共鳴が可能な構造にすると分子が安定化す
るためさらに好ましい。
【0032】本発明において、環状リン酸エステルと併
用する非環状リン酸エステルとしては、鎖状エステルで
あるリン酸トリメチル、リン酸トリエチル、リン酸トリ
ブチルなどが挙げられ、これらの非環状リン酸エステル
は粘度が低いという特徴を有するが、それらの中でも粘
度が低く安価で難燃効果が高いリン酸トリメチルが特に
好ましく、このリン酸トリメチルは全リン酸エステル中
の10体積%以上が好ましく、20体積%以上にするの
がより好ましく、30体積%以上にするのがさらに好ま
しい。
【0033】本発明においては、電解液中に誘導率の高
い環状リン酸エステルと粘度の低い非環状リン酸エステ
ルとを併用して含有させることにより、これまでのリン
酸トリエステルを主溶媒とする電解液の欠点であった負
荷特性の低さを著しく改善することができる。そして、
高誘導率と低粘度を両立させるためには、全リン酸エス
テル中において環状リン酸エステルが20〜90体積
%、特に30〜60体積%を占めるようにするのが好ま
しい。すなわち、環状リン酸エステルを全リン酸エステ
ル中20体積%以上にすることによって高い誘電率を確
保でき、かつ非環状リン酸エステルを10体積%以上に
することによって、低粘度を確保し、電池特性、特に負
荷特性の低下を抑制し、負荷特性を良好に保ち得る。
【0034】本発明において、電解液の調製にあたり、
上記環状リン酸エステルと非環状リン酸エステルとから
なるリン酸エステルのみを電解液溶媒として用いて電解
液を調製することもできるし、また上記リン酸エステル
を他の有機溶媒と併用して電解液を調製することもでき
る。ただし、後者のように他の有機溶媒と併用して電解
液を調製する場合、電解液の難燃性を確保するために
は、上記環状リン酸エステルと非環状リン酸エステルと
からなるリン酸エステルを全電解液溶媒中の70体積%
以上にすることが必要であり、さらに難燃性を高めるた
めには、上記環状リン酸エステルと非環状リン酸エステ
ルとからなるリン酸エステルを全電解液溶媒中の90体
積%以上にすることが好ましく、100体積%にするこ
とがさらに好ましい。上記のように、電解液の調製にあ
たり、上記環状リン酸エステルと非環状リン酸エステル
を他の有機溶媒と併用する場合、その有機溶媒として
は、例えば、1,2−ジメトキシエタン、1,2−ジエ
トキシエタン、プロピレンカーボネート、エチレンカー
ボネート、γ−ブチロラクトン、テトラヒドロフラン、
1,3−ジオキソラン、ジエチレンカーボネート、ジメ
チルカーボネート、エチルメチルカーボネートなどをそ
れぞれ単独でまたは2種以上用いることができる。
【0035】電解液の電解質としては、例えば、LiC
lO4 、LiPF6 、LiBF4 、LiAsF6 、Li
SbF6 、LiCF3 SO3 、LiC4 9 SO3 、L
iCF3 CO2 、Li2 2 4 (SO3 2 、LiN
(CF3 SO2 2 、LiC(CF3 SO2 3 、Li
n 2n+1SO3 (n≧2)、LiN(RfOSO2
2 〔ここでRfはフルオロアルキル基〕などが単独でま
たは2種以上混合して用いられ、特にLiPF6 やLi
4 9 SO3 などが好ましい。これらの電解質の電解
液中における濃度は、特に限定されるものではないが、
1mol/l以上、特に1.2mol/l以上で、1.
7mol/l以下、特に1.5mol/l以下が好まし
い。
【0036】本発明において、上記電解液の量として
は、多すぎると漏液などの原因になり、少なすぎると正
極や負極などに充分に浸透できず負荷特性が悪くなるお
それがあるため、正極合剤量と負極合剤量の合計に対し
て重量%で10〜40重量%が好ましい。
【0037】本発明において、正極活物質としては、例
えば、LiCoO2 などのリチウムコバルト酸化物、L
iNiO2 などのリチウムニッケル酸化物、LiMn2
4などのリチウムマンガン酸化物、LiTiO2 など
のリチウムチタン酸化物、LiNiO2 のNiの一部を
Coで置換したLi(NiCo)O2 、二酸化マンガ
ン、五酸化バナジウム、クロム酸化物などの金属酸化物
または二硫化チタン、二硫化モリブデンなどの金属硫化
物などが用いられ、それらの中でもLiNiO2、Li
NiO2 、LiMn2 4 などの充電時の開路電圧がL
i基準で4V以上を示すリチウム複合酸化物を正極活物
質として用いる場合は、高エネルギー密度が得られるの
で好ましい。そして、正極活物質として特にLiNiO
2 などの熱的に不安定なリチウムニッケル酸化物やニッ
ケルを含む複合酸化物を用いる場合に本発明を適用する
と、その効果が顕著に発現する。
【0038】正極は、例えば、上記正極活物質に、必要
に応じて、鱗片状黒鉛などの導電助剤やポリフッ化ビニ
リデンなどのバインダを加え、混合して正極合剤を調製
し、それを溶剤で分散させてペーストにし(バインダは
あらかじめ溶剤に溶解させてから正極活物質などと混合
してもよい)、その正極合剤ペーストをアルミニウム箔
などからなる集電体に塗布し、乾燥して、集電体の少な
くとも一方の面に正極合剤層を形成することによって作
製される。ただし、正極の作製方法は、上記例示の方法
に限られることなく、他の方法によってもよい。
【0039】本発明において、負極活物質はリチウムイ
オンをドープ、脱ドープできるものであればよく、その
ような負極活物質としては、例えば、黒鉛、熱分解炭素
類、コークス類、ガラス状炭素類、有機高分子化合物の
焼成体、メソカーボンマイクロビーズ、炭素繊維、活性
炭などの炭素材料などが挙げられる。また、Si、S
n、Inなどのリチウムと可逆的に反応し得る金属もし
くは半金属の合金もしくは酸化物などの化合物も負極活
物質として使用することができ、それらの中には炭素材
料に比べて高容量のものもあり、好適に用いることがで
きる。さらに、例えば、リチウム−アルミニウム、リチ
ウム−鉛、リチウム−インジウム、リチウム−ガリウム
などのリチウム合金、リチウムと合金化が可能な金属な
ども、負極活物質として使用することができる。
【0040】負極活物質として炭素材料を用いる場合、
該炭素材料としては、下記の特性を持つものが好まし
い。すなわち、その(002)面の面間隔(d002 )に
関しては、3.5Å以下が好ましく、より好ましくは
3.45Å以下、さらに好ましくは3.4Å以下であ
る。また、c軸方向の結晶子の大きさ(Lc)に関して
は、30Å以上が好ましく、より好ましくは80Å以
上、さらに好ましくは250Å以上である。そして、平
均粒径は8〜15μmが好ましく、より好ましくは10
〜13μmで、純度は99.9%以上が好ましい。
【0041】負極は、例えば、上記負極活物質に、必要
に応じ、正極の場合と同様の導電助剤やバインダを加
え、混合して負極合剤を調製し、それを溶剤に分散させ
てペーストにし(バインダはあらかじめ溶剤に溶解させ
ておいてから負極活物質などと混合してもよい)、その
負極合剤ペーストを銅箔などからなる集電体に塗布し、
乾燥して、集電体の少なくとも一方の面に負極合剤層を
形成することによって作製される。ただし、負極の作製
方法は上記例示の方法に限られることなく、他の方法に
よってもよい。
【0042】正極や負極の集電体としては、例えば、ア
ルミニウム箔、銅箔、ニッケル箔、ステンレス鋼箔など
の金属箔や、それらの金属を網状にしたものなどが用い
られるが、正極集電体としては特にアルミニウム箔が適
しており、負極集電体としては特に銅箔が適している。
【0043】セパレータとしては、強度が充分でしかも
電解液を多く保持できるものであればよく、そのような
観点から、厚みが10〜50μmで、開孔率が30〜7
0%のポリプロピレン製、ポリエチレン製、またはプロ
ピレンとポチレンとのコポリマー製の微孔性フィルムや
不織布などが好ましい。
【0044】
【実施例】つぎに、実施例を挙げて本発明をより具体的
に説明する。ただし、本発明はそれらの実施例のみに限
定されるものではない。
【0045】実施例1 リン酸トリメチルと下記の式(V)で表される環状リン
酸エステルとエチレンカーボネートとを体積比45:5
0:5で混合し、この混合溶媒にLiPF6 を1mol
/l溶解させて電解液を調製した。
【0046】
【化10】
【0047】上記式(V)で表される環状リン酸エステ
ルは、オキシ塩化リンとグリコールとを1:1で混合し
て氷冷しながら塩化アルミ触媒の存在化で反応させた
後、精液抽出して前駆体であるO=P(OCl)2 −C
2 −CH2 −P(OCl)2=Oを得て、それを氷冷
しながら塩化アルミ触媒の存在下で過剰のメタノールと
反応させることによって得られたものである。
【0048】これとは別に、LiNiO2 に導電助剤と
して鱗片状黒鉛を重量比90:6.3の割合で加えて混
合し、この混合物とポリフッ化ビニリデンをN−メチル
ピロリドンに溶解させた溶液とを混合して正極合剤ペー
ストを調製した。バインダとしてのポリフッ化ビニリデ
ンの量は正極活物質のLiNiO2 に対して重量比で9
0:10(つまり、LiNiO2 90重量部に対してポ
リフッ化ビニリデン10重量部の割合)である。
【0049】この正極合剤ペーストを70メッシュの網
を通過させて大きなものを取り除いた後、厚さ20μm
のアルミニウム箔からなる正極集電体の両面に均一に塗
布して乾燥し、その後、ローラプレス機により圧縮成形
した後、切断し、リード体を溶接して、帯状の正極を作
製した。
【0050】つぎに、難黒鉛化性炭素材料(コークス
類)とポリフッ化ビニリデンをN−メチルピロリドンに
溶解させた溶液とを混合して負極合剤ペーストを調製し
た。この場合における負極活物質の難黒鉛化性炭素材料
とバインダのポリフッ化ビニリデンとの割合は重量比で
90:10であった。上記負極合剤ペーストを70メッ
シュの網を通過させて大きなものを取り除いた後、厚さ
10μmの帯状の銅箔からなる負極集電体の両面に均一
に塗布して乾燥し、その後、ローラプレス機により圧縮
成形し、切断した後、リード体を溶接して帯状の負極を
作製した。
【0051】上記帯状正極を厚さ25μmの微孔性ポリ
エチレンフィルムを介して上記帯状負極に重ね合せ、渦
巻状に巻回して渦巻状巻回構造の電極体とした後、外径
18mmの有底円筒状の電池缶内に挿入し、正極および
負極のリード体の溶接を行った。つぎに電解液を電池缶
内に注入し、電解液がセパレータなどに充分に浸透した
後、封口し、予備充電、エイジングを行い、図1に示す
構造の筒形の非水電解液二次電池を作製した。電解液量
は正極合剤量と負極合剤量の合計に対して約30重量%
であった。
【0052】ここで、図1に示す電池について説明する
と、1は上記の正極で、2は負極である。ただし、図1
では、繁雑化を避けるため、正極1や負極2の作製にあ
たって使用した集電体としての金属箔などは図示してい
ない。そして、これらの正極1と負極2はセパレータ3
を介して渦巻状に巻回され、渦巻状巻回構造の電極体と
して上記の電解液4と共に電池缶5内に収容されてい
る。
【0053】電池缶5はステンレス鋼製で、負極端子を
兼ねており、電池缶5の底部には上記渦巻状巻回構造の
電極体の挿入に先立って、ポリプロピレンからなる絶縁
体6が配置されている。封口板7はアルミニウム製で、
円板状をしていて、中央部に薄肉部7aを設け、かつ上
記薄肉部7aの周囲に電池内圧を防爆弁9に作用させる
ための圧力導入口7bとしての孔が設けられている。そ
して、この薄肉部7aの上面に防爆弁9の突出部9aが
溶接され、溶接部分11を構成している。なお、上記の
封口板7に設けた薄肉部7aや防爆弁9の突出部9aな
どは、図面上での理解がしやすいように、切断面のみを
図示しており、切断面後方の輪郭線は図示を省略してい
る。また、封口板7の薄肉部7aと防爆弁9の突出部9
aとの溶接部分11も、図面上での理解が容易なよう
に、実際よりは誇張した状態に図示している。
【0054】端子板8は、圧延鋼製で表面にニッケルメ
ッキが施され、周縁部が鍔状になった帽子状をしてお
り、この端子板8にはガス排出孔8aが設けられてい
る。防爆弁9は、アルミニウム製で、円板状をしてお
り、その中央部には発電要素側(図1では、下側)に先
端部を有する突出部9aが設けられ、かつ薄肉部9bが
設けられ、上記突出部9aの下面が、前記したように、
封口板7の薄肉部7aの上面に溶接され、溶接部分11
を構成している。絶縁パッキング10は、ポリプロピレ
ン製で、環状をしており、封口板7の周縁部の上部に配
置され、その上部に防爆弁9が配置していて、封口板7
と防爆弁9とを絶縁するとともに、両者の間から電解液
が漏れないように両者の間隙を封止している。環状ガス
ケット12はポリプロピレン製で、リード体13はアル
ミニウム製で、前記封口板7と正極1とを接続し、渦巻
状巻回構造の電極体の上部には絶縁体14が配置され、
負極2と電池缶5の底部とはニッケル製のリード体15
で接続されている。
【0055】この電池においては、封口板7の薄肉部7
aと防爆弁9の突出部9aとが溶接部分11で接触し、
防爆弁9の周縁部と端子板8の周縁部とが接触し、正極
1と封口板7とは正極側のリード体13で接続されてい
るので、正極1と端子板8とはリード体13、封口板
7、防爆弁9およびそれらの溶接部分11によって電気
的接続が得られ、電路として正常に機能する。
【0056】そして、電池に異常事態が起こり、電池内
部にガスが発生して電池の内圧が上昇した場合には、そ
の内圧上昇により、防爆弁9の中央部が内圧方向(図1
では、上側の方向)に変形し、それに伴って溶接部分1
1で一体化されている薄肉部7aに剪断力が働いて、該
薄肉部7aが破断するか、または防爆弁9の突出部9a
と封口板7の薄肉部7aとの溶接部分11が剥離し、そ
れによって、正極1と端子板8との電気的接続が消失し
て、電流が遮断されるようになる。その結果、電池反応
が進行しなくなるので、過充電時や短絡時でも、充電電
流や短絡電流による電池の温度上昇や内圧上昇がそれ以
上進行しなくなって、電池の発火や破裂を防止できるよ
うに設計されている。
【0057】実施例2 難黒鉛化炭素材料に代えて、アモルファス状SiOと鱗
片状黒鉛との重量比9:8の混合物を負極活物質として
用いた以外は、実施例1と同様に負極を作製し、該負極
に金属リチウムを対極にして予備ドープを行った後、正
極とセパレータを介して重ね合わせて渦巻状に巻回した
以外は、実施例1と同様に非水電解液二次電池を作製し
た。
【0058】比較例1 電解液溶媒としてリン酸トリメチルとエチレンカーボネ
ートとを体積比50:50で混合したものを用いた以外
は、実施例1と同様に非水電解液二次電池を作製した。
【0059】比較例2 電解液溶媒としてリン酸トリメチルとエチレンカーボネ
ートとを体積比95:5で混合したものを用いた以外
は、実施例1と同様に非水電解液二次電池を作製した。
【0060】比較例3 電解液溶媒としてリン酸トリメチルとエチレンカーボネ
ートとを体積比95:5で混合したものを用いた以外
は、実施例2と同様に非水電解液二次電池を作製した。
【0061】比較例4 電解液溶媒としてリン酸トリメチルとエチレンカーボネ
ートとを体積比75:25で混合したものを用いた以外
は、実施例1と同様に非水電解液二次電池を作製した。
【0062】比較例5 電解液溶媒としてリン酸トリメチルとエチレンカーボネ
ートとを体積比75:25で混合したものを用いた以外
は、実施例2と同様に非水電解液二次電池を作製した。
【0063】比較例6 電解液溶媒として式(V)で表される環状リン酸エステ
ルとエチレンカーボネートとを体積比95:5で混合し
たものを用いた以外は、実施例1と同様に非水電解液二
次電池を作製した。
【0064】上記実施例および比較例の電池について負
荷特性を調べ、かつ引火性試験および発火性試験を行っ
た。その結果を表1と表2に示す。負荷特性の測定方法
や引火性試験および発火性試験の試験方法は次の通りで
ある。
【0065】〔負荷特性〕実施例1〜2の電池、比較例
1〜3の電池および比較例6の電池を4.18V、0.
1Cの定電流定電圧で電池電圧が4.18Vになるまで
充電した後、各電池を1Cで2.75Vまで放電したと
きの容量と0.2Cで2.75Vまで放電したときの容
量を測定し、1Cで放電したときの容量を0.2Cで放
電したときの容量で除したときの割合〔(1Cでの放電
容量/0.2Cでの放電容量)×100〕を求めた。そ
れを負荷特性として表1に示す。
【0066】〔引火性試験〕実施例1〜2および比較例
1〜6の電池について、電池が高温に加熱されて、開裂
ベントが作動した状態(すなわち、図1に示す電池にお
いて、電解液中からの溶媒の蒸発などにより、電池内部
にガスが発生し、電池内圧が上昇して、所定の圧力に達
したとき、封口板7に設けた薄肉部7aが、防爆弁9の
内圧方向への変形に伴って生じる剪断力により破壊さ
れ、電池内部のガスが端子板8のガス排出孔8aから電
池外部に排出される状態)になったことを想定し、あら
かじめ薄肉部7aを破壊しておき、その状態で電池を1
00℃まで加熱し、電池のガス排出孔8aに火を近づけ
て、引火するか否かを調べた。その結果を表2に示す。
【0067】〔発火性試験〕実施例1〜2および比較例
1〜6の電池について、釘刺し試験を行い、発火するか
否かを調べた。釘刺し試験では、電池を4.18Vまで
充電した状態にし、45℃の恒温槽中に約4時間放置し
た後、直径3mmのステンレス鋼製の釘を、治具を用い
て電池の直径の1/2の深さまで刺し、各電池5個中で
発火する電池の個数を調べた。その結果を表2に示す。
ただし、表2には試験に供した電池個数を分母に表記
し、発火した電池個数を分子に表記する態様で結果を示
す。
【0068】
【表1】
【0069】
【表2】
【0070】まず、表2に示す安全性に関する試験結果
から先に述べると、実施例1〜2は、引火性試験で引火
せず、また発火性試験においても発火がまったくなく、
環状リン酸エステルである式(V)で表される環状リン
酸エステルと非環状リン酸エステルであるリン酸トリエ
ステルとを併用して電解液中に含有させることにより、
引火、発火などに対する安全性が著しく向上した。そし
て、この結果から、発火の危険性が高いLiNiO2
正極活物質として用いた場合でも、本発明によれば、環
状リン酸エステルと非環状リン酸エステルとの作用によ
り発火を抑えることができることがわかる。
【0071】これに対して、リン酸トリメチルを含有さ
せ、環状リン酸エステルを含有させていない比較例1〜
3の中では、リン酸トリエステル量の低い比較例1では
引火性試験において約60℃で引火が生じ、また発火性
試験で発火するものがあった。しかし、リン酸トリエス
テル量の高い比較例2〜3では、安全性を確保すること
ができた。ただし、これらの比較例2〜3と本発明の実
施例1〜2との差は、表1に示す負荷特性の結果から明
らかである。すなわち、負極活物質として同じ難黒鉛化
性炭素材料を用いた実施例1と比較例2を比較すると、
実施例1の方が比較例2より負荷特性が20%以上も高
く、また、負極活物質として同じアモルファス状SiO
と鱗片状黒鉛との混合物を用いた実施例2と比較例3と
を比較すると、実施例2の方が比較例3より負荷特性が
20%高かった。これは、本発明で用いる環状リン酸エ
ステルがリン酸トリメチルより誘導率が高く、リチウム
イオンの伝導率が高かったことに基づくものと考えられ
る。
【0072】また、環状リン酸エステルと非環状リン酸
エステルなどのリン酸エステルを全く含有させなかった
比較例4〜5では、引火性試験において約40℃で引火
が生じ、発火性試験でほとんどのものが発火して、安全
性に欠けていた。また、非環状リン酸エステルのリン酸
トリメチルを含有させず、式(V)で表される環状リン
酸エステルのみを含有させた比較例6でも、安全性を確
保することができたが、負極活物質として同じ難黒鉛化
性炭素材料を用いた実施例1に比べると負荷特性が11
%も低く、負荷特性が充分とは言えなかった。これは、
電解液中に粘度の低いリン酸トリメチルを含有させなか
ったためにリチウムイオンの伝導度が低くなったことに
基づくものと考えられる。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、負荷
特性が良好で、かつ安全性の高い非水電解液二次電池を
提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る非水電解液二次電池の一例を模式
的に示す断面図である。
【符号の説明】
1 正極 2 負極 3 セパレータ 4 電解液

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正極、負極および非水系の電解液を有す
    る非水電解液二次電池において、電解液中に−O−P−
    O−を環構成の一部とした環状リン酸エステルと、非環
    状リン酸エステルとの少なくとも2つを含有し、全電解
    液溶媒中の70体積%以上がリン酸エステルであること
    を特徴とする非水電解液二次電池。
  2. 【請求項2】 電解液中の全リン酸エステル中の30体
    積%以上が、炭素数6以下のリン酸エステルであること
    を特徴とする請求項1記載の非水電解液二次電池。
  3. 【請求項3】 電解液中の全リン酸エステル中の20〜
    90体積%が、環状リン酸エステルであることを特徴と
    する請求項1または2記載の非水電解液二次電池。
  4. 【請求項4】 電解液中の全リン酸エステル中の10体
    積%以上が、リン酸トリメチルであることを特徴とする
    請求項1、2または3記載の非水電解液二次電池。
  5. 【請求項5】 環状リン酸エステルが、下記の式(I)
    で表される単環式化合物であることを特徴とする請求項
    1記載の非水電解液二次電池。 【化1】 (式中、R1 は炭素数6以下の炭化水素基であり、R2
    は炭素数6以下の炭化水素基またはハロゲン化された炭
    化水素基である。)
  6. 【請求項6】 環を構成する炭素の少なくとも1つが、
    ハロゲン、炭素数3以下の炭化水素基、ハロゲン化され
    た炭化水素基またはオキソ基の少なくとも1つと結合し
    ていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載
    の非水電解液二次電池。
  7. 【請求項7】 ハロゲン化された炭化水素基が、フッ化
    炭素であることを特徴とする請求項6記載の非水電解液
    二次電池。
  8. 【請求項8】 環状構造の一部に不飽和結合を有するこ
    とを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の非水電
    解液二次電池。
  9. 【請求項9】 環状リン酸エステルが下記の式(II)、式
    (III)または式(IV)で表される環状リン酸エステルで
    あることを特徴とする請求項1記載の非水電解液二次電
    池。 【化2】 【化3】 【化4】 (式中、R2 は炭素数6以下の炭化水素基またはハロゲ
    ン化された炭化水素基である。)
  10. 【請求項10】 正極活物質が、Ni、MnまたはTi
    の少なくとも1つを含有するリチウム複合酸化物である
    ことを特徴とする請求項1記載の非水電解液二次電池。
  11. 【請求項11】 負極活物質が、リチウム合金、リチウ
    ムと合金化が可能な金属、リチウムと可逆的に反応し得
    る金属または半金属の合金もしくは酸化物などの化合物
    または炭素材料のいずれかであることを特徴とする請求
    項1記載の非水電解液二次電池。
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