JPH11273731A - 非水電解液二次電池 - Google Patents

非水電解液二次電池

Info

Publication number
JPH11273731A
JPH11273731A JP10091003A JP9100398A JPH11273731A JP H11273731 A JPH11273731 A JP H11273731A JP 10091003 A JP10091003 A JP 10091003A JP 9100398 A JP9100398 A JP 9100398A JP H11273731 A JPH11273731 A JP H11273731A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
secondary battery
phosphate
electrolyte secondary
aqueous electrolyte
group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10091003A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Shinoda
直樹 篠田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maxell Holdings Ltd
Original Assignee
Hitachi Maxell Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Maxell Ltd filed Critical Hitachi Maxell Ltd
Priority to JP10091003A priority Critical patent/JPH11273731A/ja
Publication of JPH11273731A publication Critical patent/JPH11273731A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Secondary Cells (AREA)
  • Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
  • Carbon And Carbon Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 負荷特性が良好で、かつ安全性が高い非水電
解液二次電池を提供する。 【解決手段】 正極、負極および非水系の電解液を有す
る非水電解液二次電池において、電解液中に分子内に2
つ以上のリン酸エステル基を有する多量体リン酸エステ
ルを含有させる。上記多量体リン酸エステルとしては、
下記の式(II)で表される構造式を持つものが好まし
い。 【化1】 (式中、nは0以上の整数で、R1 、R2 、R4 、R5
およびR7 は炭素数1〜6の炭化水素基、ハロゲン化さ
れた炭化水素基または芳香族基であり、R3 およびR5
は炭素数3以下の炭化水素基またはハロゲン化された炭
化水素基で、R1〜R7 の有機基の総炭素数は20以下
である)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非水電解液二次電
池に関し、さらに詳しくは、負荷特性が良好で、かつ安
全性が高い非水電解液二次電池に関する。
【0002】
【従来の技術】リチウム二次電池に代表される非水電解
液二次電池は、高容量で、かつ高電圧、高エネルギー密
度であることから、その発展に対して大きな期待が寄せ
られている。
【0003】ところが、このような非水電解液二次電池
は、電解液溶媒として有機溶媒を使用しているため、火
災を引き起こす危険性がある。すなわち、電池が高温に
曝されたとき電池内で電解液中の有機溶媒の蒸気圧が上
昇し、引火点に達した電解液が開裂ベントの作動により
外部に放出された場合、引火源の存在や周囲の温度によ
って引火や発火が発生する。そのため、現在の非水電解
液二次電池では、一般に開裂ベント・保護回路・セパレ
ータのシャットダウン機構などを設けることにより、一
定の安全基準に達するようにしているが、従来の水系電
池に比べると火災などの危険性は高い。
【0004】このような問題を根本から解決する方法と
して、電解液を難燃化することが検討されている。その
中でもリン酸エステルは比較的有望であり、鎖状のリン
酸トリエステルを用いて電解液を難燃化することが提案
されている(特開平7−114940号公報、特開平8
−22839号公報、特開平8−111238号公報、
特開平8−321313号公報など)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電解液
中に鎖状のリン酸トリエステルを添加すると、リン酸ト
リエステルと負極材料との反応によって負荷特性が低下
したり、充分な放電容量が得られなくなるという問題が
あった。
【0006】また、上記のような非水電解液二次電池で
は、正極としてLiCoO2 (コバルト酸リチウム)を
用いているが、LiCoO2 は希少金属であるコバルト
(Co)を原料として製造されるために、今後、資源不
足が深刻になると予想される。また、コバルト自体の価
格も高く、価格変動も大きいために、安価で供給の安定
している正極材料の開発が望まれている。
【0007】そこで、LiCoO2 に代わる正極活物質
として、リチウムイオンをドープ・脱ドープし得るリチ
ウム複合酸化物を用いたリチウムイオン二次電池の研究
が行われ、それらのリチウム含有複合酸化物の中でも構
成元素の価格が安価で、かつ供給が安定しているNi
(ニッケル)、Mn(マンガン)またはTi(チタン)
を構成元素としたLiNiO2 、LiMn2 4 、Li
TiO2 などがLiCoO2 に代わる正極活物質として
注目されている(特開平7−37576号公報、特開平
7−307151号公報、特開平6−231767号公
報、特開平8−31418号公報、特開平6−7682
4号公報、特開平7−73883号公報、特開平7−2
30802号公報、特開平7−245106号公報、特
開平7−122298号公報など)。
【0008】また、LiNiO2 は水に敏感で分解しや
すいという性質を有することから、LiNiO2 のニッ
ケルの一部をコバルトで置換したニッケルコバルト酸リ
チウム(一般式:LiNix Coy 2 )を正極活物質
として用いることも提案されている(特開昭63−29
9056号公報、特開平2−40861号公報、特開平
6−60887号公報、特開平7−130367号公
報)。
【0009】しかしながら、これらのリチウム複合酸化
物は、高容量化が期待できるものの、その反面、熱的に
不安定で、かつ内包し得るエネルギーが大きいことか
ら、これらのリチウム複合酸化物を正極活物質として用
いた場合、従来からの安全装置だけでは充分な安全性を
確保できないという問題があった。
【0010】従って、本発明は、上記のような従来技術
の問題点を解決し、負荷特性が良好で、かつ安全性の高
い非水電解液二次電池を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため鋭意研究を重ねた結果なされたもので、電解
液中に分子内に2つ以上のリン酸エステル基を有する多
量体リン酸エステルを含有させることにより、負荷特性
が良好で、かつ安全性の高い非水電解液二次電池が得ら
れることを見出したものである。そして、上記のような
多量体リン酸エステルを電解液中に含有させることによ
り、正極活物質としてLi、MnまたはTiを含有する
リチウム複合酸化物を用いた非水電解液二次電池におい
ても、それらの正極活物質の有する優れた負荷特性が保
持されるとともに、安全性の高い非水電解液二次電池が
得られる。
【0012】本発明において、上記多量体リン酸エステ
ルにおけるリン酸エステル基とは、下記の式(I)で示
されるものである。
【0013】
【化1】
【0014】また、本発明は、上記多量体リン酸エステ
ル上のアルキル基の一部が、芳香族基、ハロゲン、ハロ
ゲン化された炭化水素基またはオキソ基などの電子吸引
性基の少なくとも1つで置換されていることを好ましい
態様としている。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明で用いる上記分子内に2以
上のリン酸エステル基を有する多量体リン酸エステル
は、従来使用の鎖状リン酸トリエステルとは異なり、難
燃性を維持しつつ、負荷特性を改善することができる。
【0016】すなわち、従来から使用のリン酸トリメチ
ルなどの鎖状リン酸トリエステルは、消火剤として働き
電解液の難燃化を達成することができるものの、負極表
面にリチウムイオンの通過を阻害する被膜を形成して負
極の分極を引き起こすため、負荷特性を低下させるが、
本発明で用いる分子内に2以上のリン酸エステル基を有
する多量体リン酸エステルは、負極表面にリチウムイオ
ンの透過性が高い被膜を形成するので、負極の分極が低
減され、難燃性を維持しつつ、負荷特性を大きく改善す
ることができる。
【0017】本発明において用いる分子内に2以上のリ
ン酸エステル基を有する多量体リン酸エステルは、鎖状
構造、環状構造のいずれも使用できるが、鎖状構造の多
量体リン酸エステルとしては、例えば、下記の式(II)
で表される構造式を持つものが挙げられる。
【0018】
【化2】
【0019】(式中、nは0以上の整数であり、R1
2 、R4 、R6 およびR7 は、炭素数1〜6の炭化水
素基、ハロゲン化された炭化水素基または芳香族基であ
り、これらのR1 、R2 、R4 、R6 およびR7 は同一
でもよく、また異なっていてもよい。R3 およびR
5 は、炭素数3以下の炭化水素基またはハロゲン化され
た炭化水素基であり、これらのR3 とR5 は同一でもよ
く、また異なっていてもよい。R1 〜R7 の有機基の総
炭素数は20以下である)
【0020】上記多量体リン酸エステルを表す一般式
(II)において、nは0以上の整数であるが、このnは
0〜10の整数であることが好ましく、0〜3の整数で
あることがより好ましい。また、R1 〜R7 の有機基の
総炭素数は20以下であるが、このR1 〜R7 の総炭素
数は11以下が好ましく、6以下がより好ましい。
【0021】本発明において、上記一般式(II)で表さ
れる多量体リン酸エステルとしては、n=0である二量
体リン酸エステル(炭素数6以下)が特に難燃作用が優
れているので好ましい。また、R1 、R2 、R4 、R6
およびR7 の炭化水素基としては、例えば、メチル基、
プロピル基、ブチル基、ヘプチル基、ヘキシル基のよう
な直鎖アルキル基のほか、イソプロピル基、イソブチル
基、イソヘプチル基のような分岐アルキル基などであっ
てもよい。また、アルキル基のほか、プロペニル基など
の炭素数1〜6の不飽和のアルケニル基などでもよい。
また、ハロゲン化された炭化水素基としては、前記炭化
水素基が臭素、塩素、フッ素などのハロゲンで置換され
た炭化水素基であることが好ましく、特にフッ化炭素基
〔−(CHF)−基、−(CF2 )−基または−CHF
2 基〕を有するものであることが好ましい。
【0022】また、R3 およびR5 の炭化水素基、ハロ
ゲン化された炭化水素基としては、例えば、炭素数3以
下のアルキレン基、ハロゲン化されたアルキレン基など
が挙げられ、また不飽和の炭化水素基であってもよく、
これらの中でもハロゲン化されたアルキレン基が好まし
く、特にフッ化アルキレン基〔−(CHF)−基または
−(CF2 )−基〕が好ましい。
【0023】また、R1 〜R7 には、さらにエステル基
(−COO−)、ケト基(C=O基)、エーテル基(−
C−O−C−基)などを導入することも可能である。
【0024】上記のような分子内に2つ以上のリン酸エ
ステル基を有する多量体リン酸エステルは、例えば、オ
キシ塩化リンと目的の構造を有する多価アルコールとを
氷冷しながらエステル化させることによって得ることが
できる。必要なら、その後、1価のアルコールでエステ
ル化反応をさせて残りのオキシクロライド基を除去する
こともできる。
【0025】また、本発明において、上記多量体リン酸
エステル上のアルキル基の一部が、芳香族基、ハロゲ
ン、ハロゲン化された炭化水素基またはオキソ基などの
電子吸引性基の少なくとも1つで置換されていることが
好ましいとするのは、そのような電子吸引性基による置
換によって、耐加水分解性が向上し、負極表面によりイ
オン透過性の高い被膜を形成することができるという理
由によるものである。
【0026】本発明において、電解液の調製にあたり、
上記分子内に2つ以上のリン酸エステル基を有する多量
体リン酸エステルを単独で電解液溶媒として用いて電解
液を調製してもよいし、また、上記多量体リン酸エステ
ルを他の溶媒と併用して電解液を調製してもよいが、そ
のように他の溶媒を併用する場合、電解液の難燃性を確
保するためには、リン酸エステル(このリン酸エステル
は多量体、単量体のいずれであってもよい)が全電解液
溶媒中の60体積%以上、特に80体積%以上を占める
ようにするのが好ましく、良好な負荷特性を得るために
は、上記多量体リン酸エステルが全電解液溶媒中の2〜
50体積%、特に5〜20体積%を占めるようにするの
が好ましい。すなわち、上記分子内に2つ以上のリン酸
エステル基を有する多量体リン酸エステルを全電解液溶
媒中の2体積%以上にすることによって、負極表面での
悪質な被膜の生成を抑制し、良好な負荷特性を得ること
ができ、50体積%以下にすることによって、粘度の増
加による負荷特性の低下を抑制することができる。
【0027】本発明においては、電解液の調製にあた
り、上記分子内に2つ以上のリン酸エステル基を有する
多量体リン酸エステルと併用する溶媒として、上記のよ
うに従来使用の鎖状のリン酸エステルも使用することが
でき、その場合、鎖状のリン酸エステルの炭素数は6以
下が好ましく、より好ましくは炭素数3以下である。
【0028】また、本発明において、電解液の調製にあ
たり、鎖状リン酸エステル以外に併用できる有機溶媒と
しては、例えば、1,2−ジメトキシエタン、1,2−
ジエトキシエタン、プロピレンカーボネート、エチレン
カーボネート、γ−ブチロラクトン、テトラヒドロフラ
ン、1,3−ジオキソラン、ジエチレンカーボネート、
ジメチルカーボネート、エチルメチルカーボネートなど
がそれぞれ単独でまたは2種以上用いることができる。
【0029】電解液の電解質としては、例えば、LiC
lO4 、LiPF6 、LiBF4 、LiAsF6 、Li
SbF6 、LiCF3 SO3 、LiC4 9 SO3 、L
iCF3 CO2 、Li2 2 4 (SO3 2 、LiN
(CF3 SO2 2 、LiC(CF3 SO2 3 、Li
n 2n+1SO3 (n≧2)、LiN(RfOSO2
2 〔ここでRfはフルオロアルキル基〕などが単独でま
たは2種以上混合して用いられ、特にLiPF6 やLi
4 9 SO3 などが好ましい。これらの電解質の電解
液中における濃度は、特に限定されるものではないが、
1mol/l以上、特に1.2mol/l以上で、1.
7mol/l以下、特に1.5mol/l以下が好まし
い。
【0030】本発明において、上記電解液の量として
は、多すぎると漏液などの原因になり、少なすぎると正
極や負極などに充分に浸透できず負荷特性が悪くなるお
それがあるため、正極合剤量と負極合剤量の合計に対し
て重量%で10〜40重量%が好ましい。
【0031】本発明において、正極活物質としては、例
えば、LiCoO2 などのリチウムコバルト酸化物、L
iNiO2 などのリチウムニッケル酸化物、LiMn2
4などのリチウムマンガン酸化物、LiTiO2 など
のリチウムチタン酸化物、LiNiO2 のNiの一部を
Coで置換したLi(NiCo)O2 、二酸化マンガ
ン、五酸化バナジウム、クロム酸化物などの金属酸化物
または二硫化チタン、二硫化モリブデンなどの金属硫化
物などが用いられ、それらの中でもLiNiO2、Li
NiO2 、LiMn2 4 などの充電時の開路電圧がL
i基準で4V以上を示すリチウム複合酸化物を正極活物
質として用いる場合は、高エネルギー密度が得られるの
で好ましい。そして、正極活物質として特にLiNiO
2 などの熱的に不安定なリチウムニッケル酸化物やニッ
ケルを含む複合酸化物を用いる場合に本発明を適用する
と、その効果が顕著に発現する。
【0032】正極は、例えば、上記正極活物質に、必要
に応じて、鱗片状黒鉛などの導電助剤やポリフッ化ビニ
リデンなどのバインダを加え、混合して正極合剤を調製
し、それを溶剤で分散させてペーストにし(バインダは
あらかじめ溶剤に溶解させてから正極活物質などと混合
してもよい)、その正極合剤ペーストをアルミニウム箔
などからなる集電体に塗布し、乾燥して、集電体の少な
くとも一方の面に正極合剤層を形成することによって作
製される。ただし、正極の作製方法は、上記例示の方法
に限られることなく、他の方法によってもよい。
【0033】本発明において、負極活物質はリチウムイ
オンをドープ、脱ドープできるものであればよく、その
ような負極活物質としては、例えば、黒鉛、熱分解炭素
類、コークス類、ガラス状炭素類、有機高分子化合物の
焼成体、メソカーボンマイクロビーズ、炭素繊維、活性
炭などの炭素材料などが挙げられる。また、Si、S
n、Inなどのリチウムと可逆的に反応し得る金属もし
くは半金属の合金もしくは酸化物などの化合物も負極活
物質として使用することができ、それらの中には炭素材
料に比べて高容量のものもあり、好適に用いることがで
きる。さらに、例えば、リチウム−アルミニウム、リチ
ウム−鉛、リチウム−インジウム、リチウム−ガリウム
などのリチウム合金、リチウムと合金化が可能な金属な
ども、負極活物質として使用することができる。
【0034】負極活物質として炭素材料を用いる場合、
該炭素材料としては、下記の特性を持つものが好まし
い。すなわち、その(002)面の面間隔(d002 )に
関しては、3.5Å以下が好ましく、より好ましくは
3.45Å以下、さらに好ましくは3.4Å以下であ
る。また、c軸方向の結晶子の大きさ(Lc)に関して
は、30Å以上が好ましく、より好ましくは80Å以
上、さらに好ましくは250Å以上である。そして、平
均粒径は8〜15μmが好ましく、より好ましくは10
〜13μmで、純度は99.9%以上が好ましい。
【0035】負極は、例えば、上記負極活物質に、必要
に応じて、正極の場合と同様の導電助剤やバインダを加
え、混合して負極合剤を調製し、それを溶剤に分散させ
てペーストにし(バインダはあらかじめ溶剤に溶解させ
ておいてから負極活物質などと混合してもよい)、その
負極合剤ペーストを銅箔などからなる集電体に塗布し、
乾燥して、集電体の少なくとも一方の面に負極合剤層を
形成することによって作製される。ただし、負極の作製
方法は上記例示の方法に限られることなく、他の方法に
よってもよい。
【0036】正極や負極の集電体としては、例えば、ア
ルミニウム箔、銅箔、ニッケル箔、ステンレス鋼箔など
の金属箔や、それらの金属を網状にしたものなどが用い
られるが、正極集電体としては特にアルミニウム箔が適
しており、負極集電体としては特に銅箔が適している。
【0037】セパレータとしては、強度が充分でしかも
電解液を多く保持できるものであればよく、そのような
観点から、厚みが10〜50μmで、開孔率が30〜7
0%のポリプロピレン製、ポリエチレン製、またはプロ
ピレンとエチレンとのコポリマー製の微孔性フィルムや
不織布などが好ましい。
【0038】
【実施例】つぎに、実施例を挙げて本発明をより具体的
に説明する。ただし、本発明はそれらの実施例のみに限
定されるものではない。
【0039】実施例1 リン酸トリメチルと下記の式(III)で表される分子内に
2つ以上のリン酸エステル基を有する多量体リン酸エス
テルとエチレンカーボネートとを体積比90:5:5で
混合し、この混合溶媒にLiPF6 を1mol/l溶解
させて電解液を調製した。
【0040】
【化3】
【0041】上記式 (III)で表される多量体リン酸エス
テルは、前記式(II)においてn=0の二量体リン酸エス
テルに該当するもので、オキシ塩化リンとグリコールと
を1:1で混合して氷冷しながら塩化アルミ触媒の存在
下で反応させた後、精製抽出して前駆体である2−オキ
シクロロ−1,3,2−ジオキサフォスフェート−2−
オキシドを得て、それを氷冷しながら塩化アルミ触媒の
存在下で過剰の2,2,2−トリフルオロエタノールと
反応させることによって得られたものである。
【0042】これとは別に、LiNiO2 に導電助剤と
して鱗片状黒鉛を重量比90:6.3の割合で加えて混
合し、この混合物とポリフッ化ビニリデンをN−メチル
ピロリドンに溶解させた溶液とを混合して正極合剤ペー
ストを調製した。バインダとしてのポリフッ化ビニリデ
ンの量は正極活物質のLiNiO2 に対して重量比で9
0:10(つまり、LiNiO2 90重量部に対してポ
リフッ化ビニリデン10重量部の割合)である。
【0043】この正極合剤ペーストを70メッシュの網
を通過させて大きなものを取り除いた後、厚さ20μm
のアルミニウム箔からなる正極集電体の両面に均一に塗
布して乾燥し、その後、ローラプレス機により圧縮成形
した後、切断し、リード体を溶接して、帯状の正極を作
製した。
【0044】つぎに、難黒鉛化性炭素材料(コークス
類)とポリフッ化ビニリデンをN−メチルピロリドンに
溶解させた溶液とを混合して負極合剤ペーストを調製し
た。この場合における負極活物質の難黒鉛化性炭素材料
とバインダのポリフッ化ビニリデンとの割合は重量比で
90:10であった。上記負極合剤ペーストを70メッ
シュの網を通過させて大きなものを取り除いた後、厚さ
10μmの帯状の銅箔からなる負極集電体の両面に均一
に塗布して乾燥し、その後、ローラプレス機により圧縮
成形し、切断した後、リード体を溶接して帯状の負極を
作製した。
【0045】上記帯状正極を厚さ25μmの微孔性ポリ
エチレンフィルムを介して上記帯状負極に重ね合せ、渦
巻状に巻回して渦巻状巻回構造の電極体とした後、外径
18mmの有底円筒状の電池缶内に挿入し、正極および
負極のリード体の溶接を行った。つぎに電解液を電池缶
内に注入し、電解液がセパレータなどに充分に浸透した
後、封口し、予備充電、エイジングを行い、図1に示す
構造の筒形の非水電解液二次電池を作製した。電解液量
は正極合剤量と負極合剤量の合計に対して約30重量%
であった。
【0046】ここで、図1に示す電池について説明する
と、1は上記の正極で、2は負極である。ただし、図1
では、繁雑化を避けるため、正極1や負極2の作製にあ
たって使用した集電体としての金属箔などは図示してい
ない。そして、これらの正極1と負極2はセパレータ3
を介して渦巻状に巻回され、渦巻状巻回構造の電極体と
して上記の電解液4と共に電池缶5内に収容されてい
る。
【0047】電池缶5はステンレス鋼製で、負極端子を
兼ねており、電池缶5の底部には上記渦巻状巻回構造の
電極体の挿入に先立って、ポリプロピレンからなる絶縁
体6が配置されている。封口板7はアルミニウム製で、
円板状をしていて、中央部に薄肉部7aを設け、かつ上
記薄肉部7aの周囲に電池内圧を防爆弁9に作用させる
ための圧力導入口7bとしての孔が設けられている。そ
して、この薄肉部7aの上面に防爆弁9の突出部9aが
溶接され、溶接部分11を構成している。なお、上記の
封口板7に設けた薄肉部7aや防爆弁9の突出部9aな
どは、図面上での理解がしやすいように、切断面のみを
図示しており、切断面後方の輪郭線は図示を省略してい
る。また、封口板7の薄肉部7aと防爆弁9の突出部9
aとの溶接部分11も、図面上での理解が容易なよう
に、実際よりは誇張した状態に図示している。
【0048】端子板8は、圧延鋼製で表面にニッケルメ
ッキが施され、周縁部が鍔状になった帽子状をしてお
り、この端子板8にはガス排出孔8aが設けられてい
る。防爆弁9は、アルミニウム製で、円板状をしてお
り、その中央部には発電要素側(図1では、下側)に先
端部を有する突出部9aが設けられ、かつ薄肉部9bが
設けられ、上記突出部9aの下面が、前記したように、
封口板7の薄肉部7aの上面に溶接され、溶接部分11
を構成している。絶縁パッキング10は、ポリプロピレ
ン製で、環状をしており、封口板7の周縁部の上部に配
置され、その上部に防爆弁9が配置していて、封口板7
と防爆弁9とを絶縁するとともに、両者の間から電解液
が漏れないように両者の間隙を封止している。環状ガス
ケット12はポリプロピレン製で、リード体13はアル
ミニウム製で、前記封口板7と正極1とを接続し、渦巻
状巻回構造の電極体の上部には絶縁体14が配置され、
負極2と電池缶5の底部とはニッケル製のリード体15
で接続されている。
【0049】この電池においては、封口板7の薄肉部7
aと防爆弁9の突出部9aとが溶接部分11で接触し、
防爆弁9の周縁部と端子板8の周縁部とが接触し、正極
1と封口板7とは正極側のリード体13で接続されてい
るので、正極1と端子板8とはリード体13、封口板
7、防爆弁9およびそれらの溶接部分11によって電気
的接続が得られ、電路として正常に機能する。
【0050】そして、電池に異常事態が起こり、電池内
部にガスが発生して電池の内圧が上昇した場合には、そ
の内圧上昇により、防爆弁9の中央部が内圧方向(図1
では、上側の方向)に変形し、それに伴って溶接部分1
1で一体化されている薄肉部7aに剪断力が働いて、該
薄肉部7aが破断するか、または防爆弁9の突出部9a
と封口板7の薄肉部7aとの溶接部分11が剥離し、そ
れによって、正極1と端子板8との電気的接続が消失し
て、電流が遮断されるようになる。その結果、電池反応
が進行しなくなるので、過充電時や短絡時でも、充電電
流や短絡電流による電池の温度上昇や内圧上昇がそれ以
上進行しなくなって、電池の発火や破裂を防止できるよ
うに設計されている。
【0051】実施例2 難黒鉛化炭素材料に代えて、アモルファス状SiOと鱗
片状黒鉛との重量比9:8の混合物を負極活物質として
用いた以外は、実施例1と同様に負極を作製し、該負極
に金属リチウムを対極にして予備ドープを行った後、正
極とセパレータを介して重ね合わせて渦巻状に巻回した
以外は、実施例1と同様に非水電解液二次電池を作製し
た。
【0052】比較例1 電解液溶媒としてリン酸トリメチルとエチレンカーボネ
ートとを体積比95:5で混合したものを用いた以外
は、実施例1と同様に非水電解液二次電池を作製した。
【0053】比較例2 電解液溶媒としてリン酸トリメチルとエチレンカーボネ
ートとを体積比95:5で混合したものを用いた以外
は、実施例2と同様に非水電解液二次電池を作製した。
【0054】比較例3 電解液溶媒としてメチルエチルカーボネートとエチレン
カーボネートとを体積比75:25で混合したものを用
いた以外は、実施例1と同様に非水電解液二次電池を作
製した。
【0055】比較例4 電解液溶媒としてメチルエチルカーボネートとエチレン
カーボネートとを体積比75:25で混合したものを用
いた以外は、実施例2と同様に非水電解液二次電池を作
製した。
【0056】上記実施例および比較例の電池について負
荷特性を調べ、かつ引火性試験および発火性試験を行っ
た。その結果を表1と表2に示す。負荷特性の測定方法
や引火性試験および発火性試験の試験方法は次の通りで
ある。
【0057】〔負荷特性〕実施例1〜2および比較例1
〜2の電池を4.18V、0.1Cの定電流定電圧で電
池電圧が4.18Vになるまで充電した後、各電池を1
Cで2.75Vまで放電したときの容量と0.2Cで
2.75Vまで放電したときの容量を測定し、1Cで放
電したときの容量を0.2Cで放電したときの容量で除
したときの割合〔(1Cでの放電容量/0.2Cでの放
電容量)×100〕を求めた。それを負荷特性として表
1に示す。
【0058】〔引火性試験〕実施例1〜2および比較例
1〜4の電池について、電池が高温に加熱されて、開裂
ベントが作動した状態(すなわち、図1に示す電池にお
いて、電解液中からの溶媒の蒸発などにより、電池内部
にガスが発生し、電池内圧が上昇して、所定の圧力に達
したとき、封口板7に設けた薄肉部7aが、防爆弁9の
内圧方向への変形に伴って生じる剪断力により破壊さ
れ、電池内部のガスが端子板8のガス排出孔8aから電
池外部に排出される状態)になったことを想定し、あら
かじめ薄肉部7aを破壊しておき、その状態で電池を1
00℃まで加熱し、電池のガス排出孔8aに火を近づけ
て、引火するか否かを調べた。その結果を表2に示す。
【0059】〔発火性試験〕実施例1〜2および比較例
1〜4の電池について、釘刺し試験を行い、発火するか
否かを調べた。釘刺し試験では、電池を4.18Vまで
充電した状態にし、45℃の恒温槽中に約4時間放置し
た後、直径3mmのステンレス鋼製の釘を、治具を用い
て電池の直径の1/2の深さまで刺し、各電池5個中で
発火する電池の個数を調べた。その結果を表2に示す。
ただし、表2には試験に供した電池個数を分母に表記
し、発火した電池個数を分子に表記する態様で結果を示
す。
【0060】
【表1】
【0061】
【表2】
【0062】まず、表2に示す安全性に関する試験結果
から先に述べると、実施例1〜2は、引火性試験で引火
せず、また発火性試験においても発火がまったくなく、
分子内に2つ以上のリン酸エステル基を有する多量体リ
ン酸エステルを電解液中に含有させることにより、引
火、発火などに対する安全性が向上した。そして、この
結果から、発火の危険性が高いLiNiO2 を正極活物
質として用いた場合でも、本発明によれば、分子内に2
つ以上のリン酸エステル基を有する多量体リン酸エステ
ルの作用により発火を抑えることができることがわか
る。
【0063】これに対して、リン酸トリメチルを含有さ
せ、分子内に2つ以上のリン酸エステル基を有する多量
体リン酸エステルを含有させていない比較例1〜2で
も、安全性は確保できるが、これらの比較例1〜2と本
発明の実施例1〜2との差は、表1に示す負荷特性の結
果から明らかである。すなわち、負極活物質として同じ
難黒鉛化性炭素材料を用いた実施例1と比較例1を比較
すると、実施例1の方が比較例1より負荷特性が20%
以上も高く、また、同じ負極活物質として同じアモルフ
ァス状SiOと鱗片状黒鉛との混合物を用いた実施例2
と比較例2とを比較すると、実施例2の方が比較例2よ
り負荷特性が20%高かった。これは、本発明で用いる
分子内に2つ以上のリン酸エステル基を有する多量体リ
ン酸エステルでは負極表面にリチウムイオンの透過性の
高い被膜を形成することができるのに対して、リン酸ト
リメチルでは負極表面にリチウムイオンの透過性の悪い
被膜しか形成できなかったことに基づくものと考えられ
る。
【0064】また、分子内に2つ以上のリン酸エステル
基を有する多量体リン酸エステルやリン酸トリメチルな
どをまったく含有させなかった比較例3〜4では、引火
性試験において約40℃で引火が生じ、発火性試験でほ
とんどのものが発火して、安全性に欠けていた。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、負荷
特性が良好で、かつ安全性の高い非水電解液二次電池を
提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る非水電解液二次電池の一例を模式
的に示す断面図である。
【符号の説明】
1 正極 2 負極 3 セパレータ 4 電解液

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正極、負極および非水系の電解液を有す
    る非水電解液二次電池において、電解液中に分子内に2
    つ以上のリン酸エステル基を有する多量体リン酸エステ
    ルを含有することを特徴とする非水電解液二次電池。
  2. 【請求項2】 多量体リン酸エステルが、炭素数6以下
    の二量体リン酸エステルであることを特徴とする請求項
    1記載の非水電解液二次電池。
  3. 【請求項3】 多量体リン酸エステル上のアルキル基
    が、電子吸引性基で置換されていることを特徴とする請
    求項1または2記載の非水電解液二次電池。
  4. 【請求項4】 多量体リン酸エステル上のアルキル基の
    一部が、芳香族基、ハロゲンまたはハロゲン化された炭
    化水素基の少なくとも1つで置換されていることを特徴
    とする請求項1または2記載の非水電解液二次電池。
  5. 【請求項5】 ハロゲン化された炭化水素基が、フッ化
    炭素基であることを特徴とする請求項4記載の非水電解
    液二次電池。
  6. 【請求項6】 正極活物質が、Ni、MnまたはTiの
    少なくとも1つを含有するリチウム複合酸化物であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の非水電解液二次電池。
  7. 【請求項7】 負極活物質が、リチウム合金、リチウム
    と合金化が可能な金属、リチウムと可逆的に反応し得る
    金属もしくは半金属の合金もしくは酸化物などの化合物
    または炭素材料のいずれかであることを特徴とする請求
    項1記載の非水電解液二次電池。
JP10091003A 1998-03-18 1998-03-18 非水電解液二次電池 Withdrawn JPH11273731A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10091003A JPH11273731A (ja) 1998-03-18 1998-03-18 非水電解液二次電池

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10091003A JPH11273731A (ja) 1998-03-18 1998-03-18 非水電解液二次電池

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11273731A true JPH11273731A (ja) 1999-10-08

Family

ID=14014340

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10091003A Withdrawn JPH11273731A (ja) 1998-03-18 1998-03-18 非水電解液二次電池

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11273731A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000188128A (ja) * 1998-12-24 2000-07-04 Mitsubishi Chemicals Corp 非水電解液二次電池
KR100463189B1 (ko) * 2002-07-15 2004-12-23 삼성에스디아이 주식회사 리튬 이차 전지 및 그 제조방법
KR100624470B1 (ko) * 2005-06-14 2006-09-15 삼성에스디아이 주식회사 연료전지용 고분자 전해질막 및 그의 제조방법
WO2014013858A1 (ja) 2012-07-17 2014-01-23 日本電気株式会社 リチウム二次電池
CN112038698A (zh) * 2020-09-15 2020-12-04 厦门首能科技有限公司 一种耐高压锂离子电池及其电解液

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000188128A (ja) * 1998-12-24 2000-07-04 Mitsubishi Chemicals Corp 非水電解液二次電池
KR100463189B1 (ko) * 2002-07-15 2004-12-23 삼성에스디아이 주식회사 리튬 이차 전지 및 그 제조방법
US7678504B2 (en) * 2002-07-15 2010-03-16 Samsung Sdi Co., Ltd. Lithium secondary battery and a method for preparing the same
KR100624470B1 (ko) * 2005-06-14 2006-09-15 삼성에스디아이 주식회사 연료전지용 고분자 전해질막 및 그의 제조방법
WO2014013858A1 (ja) 2012-07-17 2014-01-23 日本電気株式会社 リチウム二次電池
CN104471780A (zh) * 2012-07-17 2015-03-25 日本电气株式会社 锂二次电池
EP2876723A4 (en) * 2012-07-17 2016-03-30 Nec Corp LITHIUM SECONDARY BATTERY
JPWO2014013858A1 (ja) * 2012-07-17 2016-06-30 日本電気株式会社 リチウム二次電池
CN104471780B (zh) * 2012-07-17 2017-05-24 日本电气株式会社 锂二次电池
US9935337B2 (en) 2012-07-17 2018-04-03 Nec Corporation Lithium secondary battery
CN112038698A (zh) * 2020-09-15 2020-12-04 厦门首能科技有限公司 一种耐高压锂离子电池及其电解液
CN112038698B (zh) * 2020-09-15 2021-08-27 厦门首能科技有限公司 一种耐高压锂离子电池及其电解液

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000294281A (ja) 非水電解液二次電池
JP3425493B2 (ja) 非水二次電池およびその製造方法
JP2008300126A (ja) 電池用非水電解液及びそれを備えた非水電解液2次電池
JP6433486B2 (ja) 電解液及び電気化学デバイス
JP3961597B2 (ja) 非水電解液及び非水電解液二次電池
WO2006038614A1 (ja) 非水電解液及びそれを備えた非水電解液電池
JP2011508956A (ja) パウチ型リチウム二次電池
JP2008041296A (ja) 電池用非水電解液及びそれを備えた非水電解液電池
JP2015191738A (ja) 電解液及び電気化学デバイス
JP2008041413A (ja) 電池用非水電解液及びそれを備えた非水電解液電池
JP2010015719A (ja) 電池用非水電解液及びそれを備えた非水電解液二次電池
JP6372128B2 (ja) 電解液及び電気化学デバイス
JP3639376B2 (ja) 有機電解液二次電池
JPWO2016068033A1 (ja) リチウムイオン二次電池
JP4039918B2 (ja) ゲル電解質二次電池及びその製造方法
JP2009164053A (ja) 電池
JPH11273727A (ja) 非水電解液二次電池
JPWO2005104289A1 (ja) 電池用非水電解液及びそれを備えた非水電解液電池
JPH11176478A (ja) 有機電解液二次電池
JP2000348760A (ja) 非水電解液およびそれを用いた二次電池
JP2002093405A (ja) 非水二次電池およびその充電方法
JPH11273731A (ja) 非水電解液二次電池
JP2008052988A (ja) 電池用非水電解液及びそれを備えた非水電解液電池
JP2002216768A (ja) 非水二次電池
JP2000100421A (ja) 非水電解液二次電池

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050607