JPH11273039A - 回転ヘッド装置およびその組立方法 - Google Patents

回転ヘッド装置およびその組立方法

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JPH11273039A
JPH11273039A JP10070249A JP7024998A JPH11273039A JP H11273039 A JPH11273039 A JP H11273039A JP 10070249 A JP10070249 A JP 10070249A JP 7024998 A JP7024998 A JP 7024998A JP H11273039 A JPH11273039 A JP H11273039A
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drum
fixed
brush
rotating
support shaft
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    • G11B15/61Guiding record carrier on drum, e.g. drum containing rotating heads
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    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/52Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with simultaneous movement of head and record carrier, e.g. rotation of head
    • G11B5/53Disposition or mounting of heads on rotating support

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組立時のアースブラシの脱落を防止すること
ができるとと共に、組立後のアースブラシの有無を検出
することができる回転ヘッド装置、およびこの組立方法
を提供する。 【解決手段】 収納部9aに収納したアースブラシ11
の背面側の固定部材9に、アースブラシ11の形状より
小さめの貫通孔9b形成し、この貫通孔9bでアースブ
ラシ11の有無を検出するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気記録再生装置
としてのビデオテープレコーダ等に使用される回転ヘッ
ド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来の回転ヘッド装置の断面
図、図9は従来の回転ヘッド装置の要部拡大断面図であ
る。従来の磁気記録再生装置に使用される回転ヘッド装
置は、図8、図9に示すように、下方に位置する固定ド
ラムKと、この固定ドラムKの上方に対向して配置され
た回転ドラムRと、この回転ドラムRの上方に配置され
たモータMとを有している。前記固定ドラムKは、その
中心孔Kaに円柱状で外部の磁気記録再生装置(図示せ
ず)側にアースされた支持軸31の一端側31aが固定
されている。また、支持軸31を中心として回転可能な
回転ドラムRには、磁気ヘッド32が取り付けられてい
る。
【0003】回転ドラムRの回転中心に取り付けられた
ボールベアリング34は、内輪部34aと、外輪部34
b、及び内輪部34aと外輪部34bとの間に配置され
たボール34cとで構成されている。このような構成を
有する2つのボールベアリング34が、回転ドラムRの
中心孔35の上下に、外輪部34bを圧入して固定され
ている。これら2つのボールベアリング34は、内輪部
34aが支持軸31に圧入されて取り付けられ、ボール
34cを介して外輪部34bと回転ドラムRとが回転す
るようになっている。
【0004】磁気ヘッド32に対して、記録時にはビデ
オ信号を供給すると共に、再生時には再生信号を取り出
す回転トランス36は、固定側トランス36aと回転側
トランス36bとで構成されている。そして、これらの
回転トランス36はボールベアリング34の下部に位置
した状態で固定ドラムKと回転ドラムRとの間に配設さ
れ、固定側トランス36aは固定ドラムKに取り付けら
れ、また、回転側トランス36bは回転ドラムRに取り
付けられ、回転側トランス36bは回転ドラムRと共に
回転するようになっている。
【0005】また、前記モータMは、固定部材37aに
支持されたステータ37と、回転ドラムRに取り付けた
ロータ38とで構成されている。 そして、ステータ3
7は、支持軸31の他端側31bに圧入等で取り付けら
れた固定部材39と、この固定部材39に取り付けられ
たモータ制御回路基板37cと、このモータ制御回路基
板37cの回路パターン(図示せず)に電気的に導通す
る、コイル37dを設けた磁性金属からなるコア37e
とで構成されている。ここで、モータ制御回路基板37
cは、プリント基板にモータ制御回路が実装されたもの
であり、図示しない磁気記録再生装置本体から供給され
た電源をコイル37dに供給し、回転ドラムRの回転制
御を行うものである。
【0006】前記固定部材39には所定の深さの袋孔3
9aが設けられ、この袋孔39aには、コイルバネ40
と、このコイルバネ40により弾圧されるアースブラシ
41とが収納されている。このアースブラシ41は、ボ
ールベアリング34の外輪部34bに弾接されている。
そして、アースブラシ41はコイルバネ40を介して固
定部材39に接地され、固定部材39は支持軸31にア
ースされ、この支持軸31は磁気記録再生装置(図示せ
ず)側に接地されている。
【0007】また、ロータ38は、底板部38aと筒状
部38bとによってコップ状に形成された取付板38c
と、筒状部38bに接着固定された円筒状の磁石38e
とで構成され、取付板38cの底板部38aが回転ドラ
ムRに取り付けられている。そして、前記コア37eは
円筒状の磁石38e内に配設され、コア37eと磁石3
8eとは全周で同じクリアランスSをもって対峙させて
いる。
【0008】前述したような従来の回転ヘッド装置は、
モータMによって回転ドラムRが回転するようになり、
この回転ドラムRの回転により磁気ヘッド32も回転
し、この磁気ヘッド32に対して、所定の押圧力Pで押
されて接触した状態で磁気テープTが移動して、記録あ
るいは再生を行うようになっている。この際に回転ドラ
ムRと磁気テープTとの摺動等により回転ドラムR側に
静電気が帯電する。この静電気がボールベアリング34
の外輪部34bにも蓄積されるが、外輪部34bと支持
軸31に接している内輪部34aとはボール34cを介
して接してはいるものの、ボール34cには潤滑油が塗
布されているために、電気的導通が妨げられて、外輪部
34bに帯電している静電気を、内輪部34aから支持
軸31に逃がすことが難しかった。そこで、ボールベア
リング34の外輪部34bに、アースブラシ41をコイ
ルバネ40により弾接させて、回転ドラムRに帯電した
静電気を、固定部材37aから、支持軸31に逃がすこ
とができるようになっている。そして、前記支持軸31
は図示しない磁気記録再生装置側に電気的に導通されて
アースされた状態になっている。
【0009】前述のような構成の従来の回転ヘッド装置
の組立は、支持軸31と固定側トランス36aを取り付
けた固定ドラムKを組立治具(図示せず)に載置する。
次に、回転側トランス36bと、ボールベアリング34
を取り付けた回転ドラムRの内輪部34aを支持軸31
に挿入し、固定側トランス36aと回転側トランス36
bとを対向させて取り付ける。次に、袋孔39aにコイ
ルバネ40とアースブラシ41とを収納した固定部材3
9を、支持軸31の他端側31bから挿入し、固定部材
39をボールベアリング34に当接させて、固定部材3
9を支持軸31にネジ止め等で取り付ける。次に、回転
ドラムRにモータMのロータ38を取り付けると共に、
コイル37dを設けたコア37eと電気的に導通させた
モータ制御回路基板37cを固定部材39にネジ止めし
て従来の回転ヘッド装置が組立られている。そして、モ
ータ制御回路基板37cに通電することにより、ロータ
38が回転すると共に、回転ドラムRが回転するように
なっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来の回転ヘッ
ド装置においては、袋孔39aにコイルバネ40とアー
スブラシとを収納した固定部材39を、支持軸31にネ
ジ止め等で取り付けていたので、袋孔39aに収納して
いるアースブラシ41が脱落することがあった。このよ
うなアースブラシ41が袋孔39aから脱落すると、前
述したような回転ドラムRに帯電した静電気を、支持軸
31側に逃がすことができず、磁気テープTに適正な記
録・再生を行うことができなくなる問題があった。本発
明は、前記課題を解決して帯電した静電気を確実にグラ
ンドパターンに逃がすことができる回転ヘッド装置と、
この組立方法を提供することを目的としたものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の第1の解決手段として本発明の回転ヘッド装置は、固
定ドラムと、この固定ドラムに固着された支持軸と、こ
の支持軸に回転可能に軸支され、磁気ヘッドを有する回
転ドラムと、この回転ドラムに対向状態で配設されて前
記支持軸に固着された固定部材と、前記回転ドラムと対
向する側で前記固定部材に取り付けられたアースブラシ
とを備え、このアースブラシを前記回転ドラムに弾接す
ると共に、前記アースブラシの背面側の前記固定部材に
前記アースブラシの形状より小さめの貫通孔を形成した
構成とした。
【0012】また、前記課題を解決するための第2の解
決手段として、前記回転ドラムには、この回転ドラムの
一部を構成し前記支持軸を回転可能に軸支する軸受部を
有し、前記固定部材には前記軸受部が対向する位置に所
定深さの収納部を設け、この収納部内に前記アースブラ
シとこのアースブラシを弾性付勢する付勢部材を前記収
納部に収納しえるように前記貫通孔を連設した構成とし
た。
【0013】また、前記課題を解決するための第3の解
決手段として、前記固定部材には、前記支持軸周辺の前
記回転ドラムと対向する側に凸部を形成し、この凸部に
より前記回転ドラムと前記固定部材との間に所定の隙間
を形成した構成とした。
【0014】また、前記課題を解決するための第4の解
決手段として、前記軸受部は前記回転ドラムの一部を構
成する外輪部と前記支持軸に軸止された内輪部とを有す
るボールベアリングから成り、このボールベアリングの
内輪部の側面に前記固定部材の凸部を当接させ、前記ボ
ールベアリングの外輪部に前記アースブラシを弾接し、
前記回転ドラムを回転させて前記外輪部が回転すると、
この外輪部の側面が前記アースブラシに弾接摺動するよ
うにした構成とした。
【0015】また、前記課題を解決するための第5の解
決手段として、磁気ヘッドを有する回転ドラムと、この
回転ドラムに固着されれて回転ドラムの回転と共に回転
可能な支持軸と、この支持軸が回転可能に軸支された固
定ドラムと、この固定ドラムに対向状態で配設されて前
記支持軸に固着された回転可能な回転部材と、前記固定
ドラムと対向する側で前記回転部材に取り付けられたア
ースブラシとを備え、このアースブラシを前記固定ドラ
ムに弾接すると共に、前記アースブラシの背面側の前記
回転部材に前記アースブラシの形状より小さめの貫通孔
を形成した構成とした。
【0016】また、前記課題を解決するための第6の解
決手段として、前記固定ドラムには、この固定ドラムの
一部を構成し前記支持軸を回転可能に軸支する軸受部を
有し、前記回転部材の前記軸受けの側面が対向する位置
に所定深さの収納部を設け、この収納部内に前記アース
ブラシとこのアースブラシを弾性付勢する付勢部材を収
納保持しえるように前記貫通孔を連設した構成とした。
【0017】また、前記課題を解決するための第7の解
決手段として、前記回転部材は前記支持軸周辺の前記固
定ドラムと対向する側に凸部を形成し、この凸部により
前記固定ドラムと前記回転部材との間に所定の隙間を形
成した構成とした。
【0018】また、前記課題を解決するための第8の解
決手段として、前記軸受け部は、前記固定ドラムの一部
を構成する外輪部と回転可能な前記支持軸に軸止された
内輪部とを有するボールベアリングから成り、前記ボー
ルベアリングの内輪部の側面に前記回転部材の凸部を当
接し、前記ボールベアリングの外輪部に前記アースブラ
シを弾接させ、前記回転部材が回転すると前記アースブ
ラシが前記外輪部に弾接摺動するようにした構成とし
た。
【0019】また、前記課題を解決するための第9の解
決手段として本発明の回転ヘッド装置の組立方法は、固
定ドラムと、この固定ドラムに固着された支持軸と、こ
の支持軸に回転可能に軸支され、磁気ヘッドを有する回
転ドラムと、この回転ドラムに対向状態で配設されて前
記支持軸に固着された固定部材と、この固定部材には前
記回転ドラムと対向する側に取り付けられたアースブラ
シと、このアースブラシを収納する収納部を前記固定部
材に形成し、前記収納部に収納した前記アースブラシの
背面側の前記固定部材に、前記アースブラシの形状より
小さめの貫通孔を形成して回転ヘッド装置が構成され、
前記収納部に収納した前記アースブラシを、組立治具で
抜け止めすると共に、検出ピンを前記貫通孔に挿入して
前記アースブラシの有無を検出するようにした構成とし
た。
【0020】また、前記課題を解決するための第10の
解決手段として、前記貫通孔に挿入された前記検出ピン
は、前記収納部内の前記アースブラシの有無によって移
動可能となし、この検出ピンの移動によって、検出部材
を動作させて、前記アースブラシの有無を検出するよう
にしたことを特徴とする請求項9記載の回転ヘッド装置
の組立方法。する押え部材を設けてなる構成とした。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の回転ヘッド装置
の実施の形態について説明する。図1は本発明の回転ヘ
ッド装置の第1の実施の形態の断面図、図2は本発明の
回転ヘッド装置の第1の実施の形態の要部拡大断面図、
図3は本発明の回転ヘッド装置の第1の実施の形態の変
形例を示す断面図、図4は本発明の回転ヘッド装置の第
2の実施の形態の変形例を示す断面図、図5から図7は
本発明の回転ヘッド装置の組立方法を説明する図であ
る。
【0022】本発明の回転ヘッド装置の第1の実施の形
態は、図1、図2に示すように、下方に位置する固定ド
ラムKと、この固定ドラムKの上方に配置された回転ド
ラムRと、この回転ドラムRの上方に配置されたモータ
Mとから成っている。前記固定ドラムKは、その中心部
の軸孔Kaに円柱状で縦長の導電性の材料からなる支持
軸1の一端側1aが圧入等で固着されている、そして、
支持軸1は図示しない磁気記録再生装置本体に本発明の
回転ヘッド装置を取り付けるときに、一端側1a、また
は他端側1bが磁気記録再生装置側にアースされるよう
になっている。また、支持軸1を中心として回転可能な
回転ドラムRには、磁気ヘッド2がネジ3によって取り
付けられている。
【0023】前記回転ドラムRには、この回転ドラムR
の一部を構成する導電性の材料からなる外輪部4bと、
支持軸1に軸止された内輪部4aとから成るボールベア
リング4を有し、このボールベアリング4は内輪部4a
と外輪部4bとの間に配置されたボール4cとで構成さ
れている。このような構成の2つのボールベアリング4
が、回転ドラムRの中心孔5の上下に、外輪部4bが圧
入等で固定されている。 これら2つのボールベアリン
グ4は、内輪部4aが支持軸1に挿入されて軸支され、
ボール4cを介して外輪部4bと回転ドラムRとが回転
するようになっている。前記外輪部4bは硬質の鋼材か
ら成り、その側面は鏡面仕上げされている。
【0024】また、磁気ヘッド2に対して、記録時には
ビデオ信号を供給すると共に、再生時には再生信号を取
り出す回転トランス6は、固定側トランス6aと回転側
トランス6bとで構成されている。そして、これらの回
転トランス6はボールベアリング4の下部に位置した状
態で固定ドラムKと回転ドラムRとの間に配設され、固
定側トランス6aは固定ドラムKに取り付けられ、ま
た、回転側トランス6bは回転ドラムRに取り付けら
れ、回転側トランス6bは回転ドラムRと共に回転する
ようになっている。
【0025】また、回転ドラムRの上部に取り付けられ
ている前記モータMは、ステータ7と回転ドラムRに取
り付けたロータ8とで構成されている。前記ステータ7
は、支持軸1に止めネジ9d等で固着された導電性の材
料から成る固定部材9と、この固定部材9の外周部に固
着されたコイル7dを設けた磁性金属からなるコア7e
と、固定部材9にネジ7bによって取り付けられモータ
制御回路基板7cとから構成されている。前記モータ制
御回路基板7cは、プリント基板にモータ制御回路が実
装されたものであり、図示しない記録再生装置本体から
供給された電源をコイル7dに供給し、ロータ8の回転
を制御することで、回転ドラムRの回転制御を行うもの
である。
【0026】また、ロータ8は、底板部8aと筒状部8
bとによってコップ状に形成された取付板8cと、この
底板部8aを回転ドラムRに取り付けるネジ8dと、筒
状部8bに接着固定された円筒状の磁石8eとで構成さ
れている。そして、前記コア7eは円筒状の磁石8e内
に配設され、コア7eと磁石8eとは磁気ギャップを形
成するように対峙させている。また、固定部材9には回
転ドラムRと対向する側から、所定の深さの収納部9a
が形成されている。この収納部9aは、ボールベアリン
グ4の外輪部4bと対向する位置に、例えば袋穴状に設
けられ、この収納部9aには、導電性の良い付勢部材で
あるコイルバネ10と、摺動性のよい黄銅等からなる円
柱状のアースブラシ11とが収納されている。
【0027】このようにして、収納部9aに収納された
アースブラシ11は、その背面を付勢部材であるコイル
バネ10でボールベアリング4の外輪部4b側に押圧さ
れて、アースブラシ11の先端が回転ドラムRの一部で
ある外輪部4bの側面に弾接するようになっている。そ
して、収納部9aに収納されたアースブラシの背面側の
固定部材9には、アースブラシ11の形状より小さめの
貫通穴9bが形成されている。ここで、この貫通穴9b
は少なくとも収納部9aに連通する穴部分の大きさが、
コイルバネ10とアースブラシ11の外形より小さく形
成されており、即ち、収納部9aに収納されている前述
の部材の内部保持を妨げない大きさになっている。 ま
た、図1、2の実施の形態においては、貫通穴9bを収
納部9aの底部の縦方向に設け、支持軸1への固定部材
9の取付方向と一致させているが、アースブラシ11の
側面側に固定部材9の外周側面に通ずるような横方向に
貫通孔(図示せず)を設けてもよい。前記支持軸1に固
着された固定部材9には、支持軸1の周辺の回転ドラム
Rと対向する側に凸部9cが形成され、この凸部9cに
より回転ドラムRの一部であるボールベアリング4の外
輪部4bと固定部材9との間に所定の隙間9eが形成さ
れている。
【0028】前述したような本発明の回転ヘッド装置
は、モータMによって回転ドラムRが回転するようにな
り、この回転ドラムRの回転により磁気ヘッド2も回転
する。この磁気ヘッド2に対して、所定の押圧力Pで押
されて接触した状態で磁気テープTが移動して、記録あ
るいは再生を行うようになっている。この際に回転ドラ
ムRと磁気テープTとの摺動等により回転ドラムR側に
静電気が発生し、その静電気がボールベアリング4の外
輪部4bにも帯電される。この外輪部4bに帯電してい
る静電気を支持軸1に逃がして除電するための、本発明
の回転ヘッド装置のアース経路は、ボールベアリング4
の外輪部4bに弾接したアースブラシ11から、コイル
バネ10を経由して固定部材9に逃し、固定部材9から
支持軸1にアースされて、静電気が除電されるようにな
っている。
【0029】前述のような構成の本発明の回転ヘッド装
置の組立方法を図5〜図7を用いて説明する。まず、図
5に示すように、事前に支持軸1の一端側1aが圧入等
で軸孔Kaに固着され、内面に固定側トランス6aが取
り付けられた固定ドラムKを、組立治具Jの載置台J1
に載置する。次に、回転側トランス6bと、ボールベア
リング4とが取り付けられた回転ドラムRを、固定ドラ
ムKに取り付けられた支持軸1の他端側1bから挿入し
て、回転ドラムRを固定ドラムK上に対向させて載置す
る。
【0030】次に、図6に示すように、収納部9aにコ
イルバネ9bと、次にアースブラシ11を収納し、この
固定部材9を組立治具Jの取付部材J2に挿着し、板バ
ネ等から成る抜け止め部材J3で、前記収納部9aに収
納されているアースブラシ11を抜け止めすると共に、
アースブラシ11の有無によって上下方向に移動可能な
検出ピンJ4を貫通孔9bに挿入する。この検出ピンJ
4は、収納部9a内のアースブラシ11の有無によって
移動可能となし、この検出ピンJ4の移動によって、検
出ピンJ4の上方に取り付けられている押しボタンスイ
ッチ等から成る検出部材Sを動作させて、アースブラシ
11の有無を検出できるようになっている。そして、挿
入部9aに収納されているアースブラシ11を検出部材
Sが検出した状態で、固定部材9を支持軸1の他端側1
bから挿入する。すると、固定部材9の凸部9cがボー
ルベアリング4の内輪部4aの側面に当接し、固定部材
9と外輪部4bとの間にできた隙間9eに抜け止め部材
J3が位置する。
【0031】次に、止めネジ9dで固定部材9を支持軸
1に固着する。この状態から組立治具Jの取付部材J2
を、固定部材9から取り去ると、コイルバネ10に弾圧
されたアースブラシ11が、回転ドラムRの一部である
外輪部4bの側面に弾接する。次に、回転ドラムRにモ
ータMのロータ8をネジ8dで取り付けると共に、図1
に示すコイル7dを設けたコア7eを固定部材9に取り
付ける。そして、固定部材9にモータ制御回路基板7c
をネジ7bで取り付けると共に、コイル7dとモータ制
御回路基板7cの回路パターン(図示せず)とを電気的
に接続して本発明の回転ヘッド装置が組立られている。
そして、モータ制御回路基板7cに通電することによ
り、ロータ8が回転すると共に、回転ドラムRが回転す
るようになっている。
【0032】次に、本発明の回転ヘッド装置の第2の実
施の形態について説明する。図3に示す本発明の第2の
実施の形態の断面図を用いて説明する。まず、上方側に
磁気ヘッド2が取り付けられた回転ドラム51が配設さ
れ、この回転ドラム51の回転と共に回転可能な支持軸
1が回転ドラム51に圧入等で固着されている。前記回
転ドラム51と対向する下方側には、ボールベアリング
4が取り付けられた固定ドラム52が配設されている。
また固定ドラム52の下方に配置されたモータMは、固
定ドラム52に取り付けたステータ57と、回転部材に
支持されたロータ58とで構成されている。
【0033】前記ステータ57は、底板部57aと筒状
部57bとによってコップ状に形成された取付板57c
と、この底板部57aを固定ドラム52に取り付けるネ
ジ57dと、筒状部57bに接着固定された円筒状の磁
石57eと、筒状部57bの下方端部に接着剤(図示せ
ず)等で取り付けられたモータ制御回路基板57fとか
ら構成されている。またロータ58は、固定ドラム52
に対向状態で支持軸1に止めネジ59d等でネジ止めさ
れて固着された導電性の材料から成る固定部材59と、
この固定部材59の外周部に固着されたコイル58dを
設けた磁性金属からなるコア58eとから構成されてい
る。前記コア58eは円筒状の磁石57e内に配設さ
れ、コア58eと磁石57eとは磁気ギャップを形成す
るように対峙させている。
【0034】前記モータ制御回路基板57fは、プリン
ト基板にモータ制御回路が実装されたものであり、図示
しない記録再生装置本体から供給された電源を摺動ブラ
シ(図示せず)等でコイル58dに供給し、ロータ58
の回転を制御することで、支持軸1を回転させて、支持
軸1に固着されている回転ドラム51の回転制御を行う
ものである。前記回転部材59には、前述した第1の実
施の形態の固定部材9の収納部9a、貫通孔9b、凸部
9cと同様な、収納部59a、貫通孔59b、凸部59
cが形成され、収納部59aには第1の実施の形態で説
明したコイルバネ10とアースブラシ11とが収納され
て、このアースブラシ11がボールベアリング4の外輪
部4bに弾接している。そして、モータMのロータ58
の回転に伴って、回転部材59が回転すると、アースブ
ラシ11がボールベアリング4の外輪部4bの側面に弾
接摺動するようになっている。尚、その他の構成は前記
第1及び第2の実施の形態と同様の構成としてあり、同
一部品には同一番号を付し、ここではその説明を省略す
る。
【0035】このような第2の実施の形態の回転ヘッド
装置の組立は、図4に示す状態の回転ヘッド装置を逆さ
にして、回転ドラム51を下方側に固定ドラム52を上
方側にし、前記第1の実施の形態で説明した組立方法と
同じに組み立てる。但し、前記第1の実施の形態と異な
る部分は、モータMのモータ制御回路基板57fの取り
付けを、コップ状の筒状部57bに接着剤等で取り付け
るようにしたことである。即ち、本発明の第2の実施の
形態は、モータMのステータ57をコップ状の取付板5
7cで構成し、ロータ58を回転部材59に取り付けた
コア58eで構成し、このロータ58を回転させること
で、回転部材59が回転して支持軸1が回転すると共
に、回転ドラム51が回転するようになっている。
【0036】前述したような本発明の回転ヘッド装置の
第1と第2の実施の形態では、アースブラシ11を円柱
状の導電性部材で説明したが、図4に示すようなアース
ブラシ21を板バネ状の導電性部材で構成したものでも
よい。前記板バネ状のアースブラシ21は、図4に示す
固定部材19に形成された浅めの収納部19aに収納さ
れて電気的に接続して取り付けられている。また、前記
収納部19aに取り付けられたアースブラシ21の背面
側の固定部材19に、アースブラシ21の形状より小さ
めの貫通孔19bを形成している。
【0037】
【発明の効果】本発明の回転ヘッド装置は、アースブラ
シを回転ドラムに弾接すると共に、前記アースブラシの
背面側の固定部材に前記アースブラシの形状より小さめ
の貫通孔を形成したにで、この貫通孔に組立治具の検出
ピンを挿入することにより、組立時、または組立後にア
ースブラシの有無を検出することができ、アースブラシ
の脱落不良を防止することができる。
【0038】また、回転ドラムには、この回転ドラムの
一部を構成し前記支持軸を回転可能に軸支する軸受部を
有し、前記固定部材には前記軸受部の側面が対向する位
置に所定深さの収納部を設け、この収納部内に前記アー
スブラシとこのアースブラシを弾性付勢する付勢部材を
前記収納部に収納しえるように前記貫通孔を連設したの
で、前記収納部に付勢部材であるコイルバネとアースブ
ラシを収納するだけで、アースブラシと固定部材との電
気的導通を取ることができ、特別な取付用部材等が必要
なく、少ない部品点数で確実な導通を取ることができ
る。また、前記貫通孔に組立治具の検出ピンを差し込む
ことで、容易にアースブラシの有無を検出することがで
き、アースブラシ脱落不良を皆無にすることができる。
【0039】また、前記固定部材には、前記支持軸周辺
の前記回転ドラムと対向する側に凸部を形成し、この凸
部により前記回転ドラムと前記固定部材との間に所定の
隙間を形成したので、アースブラシを収納した固定部材
に、アースブラシの抜け止め部材を組み付けたままで、
支持軸に取り付けても、前記抜け止め部材が前記隙間に
位置するようになっている。そのために、組立終了まで
抜け止め部材を外さなくてよいので、アースブラシの脱
落を確実に防ぐことができる。
【0040】また、前記軸受部は、前記回転ドラムの一
部を構成する外輪部と前記支持軸に軸止された内輪部と
を有するボールベアリングから成り、このボールベアリ
ングの内輪部の側面に前記固定部材の凸部を当接させ、
前記ボールベアリングの外輪部に前記アースブラシを弾
接し、前記回転ドラムを回転させて前記外輪部が回転す
ると、この外輪部の側面が前記アースブラシに弾接摺動
するようにしたので、前記凸部でボールベアリングに取
り付け他支持軸の軸方向のガタをなくすることができ
る。また、外輪部の側面は平滑な面に仕上げられて、且
つ硬度が高いので、外輪部の側面がアースブラシに弾接
摺動することで、外輪部に帯電している静電気を確実に
支持軸側に逃がすことができる。
【0041】また、回転可能な回転部材に取り付けられ
たアースブラシを固定ドラムに弾接すると共に、前記ア
ースブラシの背面側の前記回転部材に前記アースブラシ
の形状より小さめの貫通孔を形成したので、この貫通孔
に組立治具の検出ピンを挿入することにより、組立時、
または組立後にアースブラシの有無を検出することがで
き、アースブラシの脱落不良を防止することができる。
【0042】また、前記固定ドラムには、この固定ドラ
ムの一部を構成し前記支持軸を回転可能に軸支する軸受
部を有し、前記回転部材の前記軸受けの側面が対向する
位置に所定深さの収納部を設け、この収納部内に前記ア
ースブラシとこのアースブラシを弾性付勢する付勢部材
を収納保持しえるように前記貫通孔を連設したので、前
記収納部にコイルバネとアースブラシを収納するだけ
で、アースブラシと固定部材との電気的導通を取ること
ができ、特別な取付部材等が必要なく、少ない部品点数
で確実な導通が取れる、また、前記貫通孔に組立治具の
検出ピンを差し込むことで、容易にアースブラシの有無
を検出することができ、アースブラシ脱落不良を皆無に
することができる。
【0043】また、前記回転部材は前記支持軸周辺の前
記固定ドラムと対向する側に凸部を形成し、この凸部に
より前記固定ドラムと前記回転部材との間に所定の隙間
を形成したので、アースブラシを収納した固定部材に、
アースブラシの抜け止め部材を組み付けたままで、支持
軸に取り付けても、前記抜け止め部材が前記隙間に位置
するようになっている。そのために、組立終了まで抜け
止め部材を外さなくてよいので、アースブラシの脱落を
確実に防ぐことができる。
【0044】また、前記軸受部は、固定ドラムの一部を
構成する外輪部と回転可能な前記支持軸に軸止された内
輪部とを有するボールベアリングから成り、前記ボール
ベアリングの内輪部の側面に前記回転部材の凸部を当接
し、前記ボールベアリングの外輪部に前記アースブラシ
を弾接させ、前記回転部材が回転すると前記アースブラ
シが前記外輪部に弾接摺動するようにしたので、アース
ブラシが外輪部の側面に弾接摺動することで、確実に外
輪部に帯電している静電気を支持軸側に逃がすことがで
きる。
【0045】また、本発明の回転ヘッド装置の組立方法
は、収納部に収納したアースブラシを、組立治具で抜け
止めすると共に、検出ピンを貫通孔に挿入して前記アー
スブラシの有無を検出するようにしたので、収納部から
のアースブラシの脱落を防止することができ、アースブ
ラシが脱落することのない回転ヘッド装置の組立方法を
提供することができる。
【0046】また、貫通孔に挿入された前記検出ピン
は、前記収納部内の前記アースブラシの有無によって移
動可能となし、この検出ピンの移動によって、検出部材
を動作させて、前記アースブラシの有無を検出するよう
にしたので、前記検出部材を動作させることで、更に確
実にアースブラシの脱落を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転ヘッド装置の第1の実施の形態の
断面図である。
【図2】本発明の回転ヘッド装置の第1の実施の形態の
要部拡大断面図である。
【図3】本発明の回転ヘッド装置の第2の実施の形態の
断面図である。
【図4】本発明の回転ヘッド装置の第1の実施の形態の
変形例を示す断面図である。
【図5】本発明の回転ヘッド装置の組立方法を説明する
概略図である。
【図6】本発明の回転ヘッド装置の組立方法を説明する
概略図である。
【図7】本発明の回転ヘッド装置の組立方法を説明する
概略図である。
【図8】従来の回転ヘッド装置の断面図である。
【図9】従来の回転ヘッド装置の要部拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
1 支持軸 2 磁気ヘッド 3 ネジ 4 ボールベアリング 4a 内輪部 4b 外輪部 4c ボール 5 中心孔 6 回転トランス 6a 回転側トランス 6b 固定側トランス 7 ステータ 7b ネジ 7c モータ制御回路基板 7d コイル 7e コア 8 ロータ 8a 底板部 8b 筒状部 8c 取付板 8d ネジ 8e 磁石 9 固定部材 9a 収納部 9b 貫通孔 9c 凸部 9d 止めネジ 9e 隙間 10 コイルバネ 11 アースブラシ K 固定ドラム R 回転ドラム M モータ P 押圧力 T 磁気テープ J 組立治具 J1 載置台 J2 取付部材 J3 抜け止め部材 J4 検出ピン S 検出部材

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定ドラムと、この固定ドラムに固着さ
    れた支持軸と、この支持軸に回転可能に軸支され、磁気
    ヘッドを有する回転ドラムと、この回転ドラムに対向状
    態で配設されて前記支持軸に固着された固定部材と、前
    記回転ドラムと対向する側で前記固定部材に取り付けら
    れたアースブラシとを備え、このアースブラシを前記回
    転ドラムに弾接すると共に、前記アースブラシの背面側
    の前記固定部材に前記アースブラシの形状より小さめの
    貫通孔を形成したことを特徴とする回転ヘッド装置。
  2. 【請求項2】 前記回転ドラムには、この回転ドラムの
    一部を構成し前記支持軸を回転可能に軸支する軸受部を
    有し、前記固定部材には前記軸受部が対向する位置に所
    定深さの収納部を設け、この収納部内に前記アースブラ
    シとこのアースブラシを弾性付勢する付勢部材を前記収
    納部に収納しえるように前記貫通孔を連設したことを特
    徴とする請求項1記載の回転ヘッド装置。
  3. 【請求項3】 前記固定部材には、前記支持軸周辺の前
    記回転ドラムと対向する側に凸部を形成し、この凸部に
    より前記回転ドラムと前記固定部材との間に所定の隙間
    を形成したことを特徴とする請求項1、または2記載の
    回転ヘッド装置。
  4. 【請求項4】 前記軸受部は前記回転ドラムの一部を構
    成する外輪部と前記支持軸に軸止された内輪部とを有す
    るボールベアリングから成り、このボールベアリングの
    内輪部の側面に前記固定部材の凸部を当接させ、前記ボ
    ールベアリングの外輪部に前記アースブラシを弾接し、
    前記回転ドラムを回転させて前記外輪部が回転すると、
    この外輪部の側面が前記アースブラシに弾接摺動するよ
    うにしたことことを特徴とする請求項3、および4記載
    の回転ヘッド装置。
  5. 【請求項5】 磁気ヘッドを有する回転ドラムと、この
    回転ドラムに固着されれて回転ドラムの回転と共に回転
    可能な支持軸と、この支持軸が回転可能に軸支された固
    定ドラムと、この固定ドラムに対向状態で配設されて前
    記支持軸に固着された回転可能な回転部材と、前記固定
    ドラムと対向する側で前記回転部材に取り付けられたア
    ースブラシとを備え、このアースブラシを前記固定ドラ
    ムに弾接すると共に、前記アースブラシの背面側の前記
    回転部材に前記アースブラシの形状より小さめの貫通孔
    を形成したことを特徴とする回転ヘッド装置。
  6. 【請求項6】 前記固定ドラムには、この固定ドラムの
    一部を構成し前記支持軸を回転可能に軸支する軸受部を
    有し、前記回転部材の前記軸受部が対向する位置に所定
    深さの収納部を設け、この収納部内に前記アースブラシ
    とこのアースブラシを弾性付勢する付勢部材を収納保持
    しえるように前記貫通孔を連設したことを特徴とする請
    求項5記載の回転ヘッド装置。
  7. 【請求項7】 前記回転部材は前記支持軸周辺の前記固
    定ドラムと対向する側に凸部を形成し、この凸部により
    前記固定ドラムと前記回転部材との間に所定の隙間を形
    成したことを特徴とする請求項5、または6記載の回転
    ヘッド装置。
  8. 【請求項8】 前記軸受け部は、前記固定ドラムの一部
    を構成する外輪部と回転可能な前記支持軸に軸止された
    内輪部とを有するボールベアリングから成り、前記ボー
    ルベアリングの内輪部の側面に前記回転部材の凸部を当
    接し、前記ボールベアリングの外輪部に前記アースブラ
    シを弾接させ、前記回転部材が回転すると前記アースブ
    ラシが前記外輪部に弾接摺動するようにしたことを特徴
    とする請求項7記載の回転ヘッド装置。
  9. 【請求項9】 固定ドラムと、この固定ドラムに固着さ
    れた支持軸と、この支持軸に回転可能に軸支され、磁気
    ヘッドを有する回転ドラムと、この回転ドラムに対向状
    態で配設されて前記支持軸に固着された固定部材と、こ
    の固定部材には前記回転ドラムと対向する側に取り付け
    られたアースブラシと、このアースブラシを収納する収
    納部を前記固定部材に形成し、前記収納部に収納した前
    記アースブラシの背面側の前記固定部材に、前記アース
    ブラシの形状より小さめの貫通孔を形成して回転ヘッド
    装置が構成され、前記収納部に収納した前記アースブラ
    シを、組立治具で抜け止めすると共に、検出ピンを前記
    貫通孔に挿入して前記アースブラシの有無を検出するよ
    うにしたことを特徴とした回転ヘッド装置の組立方法。
  10. 【請求項10】 前記貫通孔に挿入された前記検出ピン
    は、前記収納部内の前記アースブラシの有無によって移
    動可能となし、この検出ピンの移動によって、検出部材
    を動作させて、前記アースブラシの有無を検出するよう
    にしたことを特徴とする請求項9記載の回転ヘッド装置
    の組立方法。
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