JP2001344721A - 回転ヘッドドラム装置 - Google Patents

回転ヘッドドラム装置

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JP2001344721A
JP2001344721A JP2000166423A JP2000166423A JP2001344721A JP 2001344721 A JP2001344721 A JP 2001344721A JP 2000166423 A JP2000166423 A JP 2000166423A JP 2000166423 A JP2000166423 A JP 2000166423A JP 2001344721 A JP2001344721 A JP 2001344721A
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JP
Japan
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shaft
contact
rotary head
head drum
flat plate
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JP2000166423A
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English (en)
Inventor
Seiichiro Nishioka
聖一郎 西岡
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気記録再生装置等に用いる回転ヘッドドラ
ムの圧縮コイルばねで予圧を与える方式のベアリングユ
ニットにおいて、軸とベアリングユニットとを電気的に
導通させること。 【解決手段】予圧を圧縮コイルばねで与える方式のベア
リングユニット内部に、板状のばね材にアースブラシ接
点を有するアースブラシを設け、接点をベアリング軸に
接触させる。これにより、回転ヘッドドラムの軸とベア
リングユニットが電気的に導通する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気記録再生装置の回転
ヘッドドラム装置に関する。
【0002】
【従来の技術】以下に従来の回転ヘッドドラム装置10
0について図4の断面図を用いて説明する。回転ヘッド
ドラム100は固定ドラム102と回転ドラム106を
有する。固定ドラム102は、テープ(図示せず)を案
内するためのドラムである。固定ドラム102の中心部
にはベアリングユニット124が固定され、ベアリング
ユニット124により主軸126が回転可能に支持され
ている。主軸126にはディスク130が取り付けられ
ている。ディスク130に回転ドラム106が取付ら
れ、回転ドラム106には磁気ヘッド104が取り付け
られている。主軸126の下端部にモータ114のロー
タ114aが取り付けられ、主軸126は回転駆動され
る。主軸126の回転により、磁気ヘッド104を有す
る回転ドラム106が回転し、テープ上に電気信号を記
録または再生する。主軸126の外周には上下2ヶ所に
それぞれ溝136a、136bが設けられている。ベア
リングユニット124の2つの外輪140a、140b
の内面には、前記主軸126の溝136a、136bの
それぞれに対向する位置に溝139a、139bを有す
る。外輪140a、140bのそれぞれの溝139a、
139bと主軸126の溝136a、136bとの間に
多数のボール138を配置して主軸126を支持してい
る。外輪140a、140bはハウジング128の中に
挿入されて保持されている。ボール138には回転を滑
らかにするためにグリスを塗布しているので、主軸12
6と外輪140a、140bの間には電気的導通がほと
んどない。回転ドラム106が回転すると、テープと回
転ドラム106との相対運動により回転ドラム106に
静電気が発生するが、この静電気によりテープに記録さ
れる信号にノイズが生じる場合がある。この静電気を主
軸126を経て外輪140a、140bに導き最終的に
シャーシ(図示せず)に放電するために、回転する主軸
126と外輪140a、140b間を電気的に導通する
必要がある。
【0003】主軸126と外輪140a、140bの間
の導通を保つために、特開平5−101481号公報に
示す従来技術では、2つの外輪140aと140bとの
間にアースブラシ134を組み込んでいる。アースブラ
シ134はばね性を有する線材から成り、両端部141
a、141bが互いに離れた位置で外輪140a、14
0bの端面をそれぞれ上下に押すようになされている。
またアースブラシ134はラジアル方向に広がってハウ
ジング128の内周に接するようになされている。アー
スブラシ134の中央には、主軸126に接するコンタ
クト144を設けている。コンタクト144が主軸12
6の外周に接触することで、ハウジング128と主軸1
26とは電気的に導通する。その結果回転ドラム106
に生じた静電気は主軸126、アースブラシ134及び
ハウジング128を経て固定ドラム102へ流れ、最終
的にシャーシへ放電される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の構成で
は、アースブラシ134は、端部141aが外輪140
aを上方に押し、端部141bが外輪140bを下方に
押して予圧を与えている。この予圧によりボール13
8、主軸126の溝136a、136b、及び外輪14
0a、140bの溝139a、139b間の微小なすき
まによる主軸126の芯振れを防止している。しかし従
来のアースブラシ134の付勢力では十分な予圧を与え
ることができなかった。また、両外輪140a、140
bの全周にわたって均一な予圧を与えるのが困難であっ
た。そこで、両外輪140a、140b間にコイルばね
を入れたベアリングユニットが用いられるようになって
きた。このベアリングユニットでは、上下の外輪140
a、140b間にコイルばねが存在するため、従来の構
造のアースブラシを取り付けることができず、従って静
電気の除去が出来なかった。本発明はコイルばねを用い
るベアリングユニットにおいて、主軸と外輪間の電気的
導通を保つためのアースブラシを有する回転ヘッドドラ
ム装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の回転ヘッドドラ
ム装置は、回転ヘッドドラムの軸を回転可能に支持する
2個のボールベアリングの外輪間に圧縮コイルばねを配
して両外輪に予圧を与える軸支持部において、前記圧縮
コイルばねと外輪との間にはさまれて保持される円弧状
の平板部と、前記平板部の内周面から前記平板部に実質
的垂直な方向に形成された板ばねと、板ばねの先端に設
けられたアースブラシ接点とを有し、前記アースブラシ
接点が前記軸に接するようになされたアースブラシを有
する。板ばねが平板部の内周面に設けられているので、
圧縮コイルばねと外輪間で平板部を保持したとき、板ば
ねは軸と圧縮コイルばねとの間に挿入され、アースブラ
シ接点は軸に接触する。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の好適な実施例を図1から
図3を参照して説明する。 《実施例》図1は、本発明の実施例の回転ヘッドドラム
装置の断面図であり、図2は図1のベアリングユニット
64の近傍の拡大断面図である。図1において、回転ヘ
ッドドラム40は、磁気テープを案内する固定ドラム4
2と、磁気ヘッド44を保持する回転ドラム46とを有
する。回転ヘッドドラム40にはさらに、信号を伝送す
るための固定トランス48と回転トランス50とで構成
されるロータリートランスユニット52、複数のコイル
54を具備したステーターユニット56とマグネット5
8を具備したローターユニット60から成るモーターユ
ニット62が設けられている。回転ドラム46はディス
ク70を介して軸64aに固定され、軸64aはベアリ
ングユニット64により支持されている。ベアリングユ
ニット64は固定ドラム42に固定されている。ディス
ク70の、下端面に回転トランス50が取り付けられて
いる。回転トランス50の端部(図示せず)はヘッドア
ンプ基板68、磁気ヘッド44に接続され、磁気ヘッド
44からの信号を固定トランス48へと伝送する。ベア
リングユニット64内の軸64aには後で詳しく説明す
るアースブラシ74の接点74aが接している。軸64
aの下端にはモータユニット62のステータユニット5
6が固定されている。ステータユニット56は駆動コイ
ル54を有し、マグネット58を具備したロータユニッ
ト60を回転駆動する。これによってロータリユニット
60に固定された軸64aが回転し回転ドラム46も回
転する。
【0007】図2はベアリングユニット64の、アース
ブラシ74が組み込まれた部分の拡大断面図である。図
3の(a)は、アースブラシ74の側面図であり、
(b)は同平面図である。図3の(a)及び(b)にお
いて、アースブラシ74は、円弧状の平板部74b、平
板部74bの円弧状の内周面から平板部74bの面に実
質的に垂直に設けられた板ばね74c及び板ばね74c
の先端に取り付けられたアースブラシ接点74aを有す
る。アースブラシ接点74aは常に軸64aに接してお
り、その材質としては炭素をバインダーで固めたもの等
が用いられる。磁気テープ(図示省略)と回転ドラム4
6との相対運動で発生した静電気は、軸64aからアー
スブラシ74を経てベアリング64の外輪80a及び、
80bを流れ、固定ドラム42を通ってシャーシ(図示
せず)へ放電する。
【0008】ベアリングユニット64の構造を図2と図
3を用いてさらに詳しく説明する。軸64aの外周には
上下2ヶ所に溝76a、76bが設けられており、溝7
6a、76b内に複数のボール78が配置されている。
ボール78は、外輪80a、80bの内周の溝79a、
79bにより保持されている。2つの外輪80aと80
bの間には、上から順にばね座64c、圧縮コイルばね
64b及びばね座64dが設けられている。ばね座64
c、64d間の圧縮コイルばね64bにより外輪80
a、80bはそれぞれ図の上下方向に押されてボール7
8に予圧が与えられる。ボール78には、回転を滑らか
にするためにグリスが塗布してあるので軸64aと外輪
80a、80bとの間には電気的導通はほとんどない。
ベアリングユニット64にばね64bを挿入する際、圧
縮コイルばね64bと、どちらか一方のばね座64c又
は64dとの間に図3に示すアースブラシ74を組み込
む。このときアースブラシ74のアースブラシ接点74
aが軸64aに接するように板ばね74cの形状が決め
られている。これにより軸64aと外輪80a、80b
とが電気的に接続される。 図2に示すように、アース
ブラシ74の平板部74bはばね64bによりばね座6
4cへ押し付けられて保持されている。板ばね74cが
平板部74bの内周面に設けられているので、圧縮コイ
ルばね64bとばね座64cで平板部74bを保持した
とき、板ばね74cは軸64aと圧縮コイルばね64b
との間に挿入される。この状態において、板ばね74c
の先端に設けられたアースブラシ接点74aは、軸64
aの外周面に所定の圧力で接触する。軸64aが回転す
るとアースブラシ接点74aは軸64aの外周面を摺動
し、常に軸64との導通を保つ。これにより回転ドラム
46の静電気はアースブラシ74から固定ドラム42を
経てシャーシに放電される。
【0009】
【発明の効果】以上の実施例で詳細に説明したように本
発明は、外輪80a、80bへの予圧を圧縮コイルばね
で与える方式のベアリングユニットにおいて、アースブ
ラシの円弧状の平板部を圧縮コイルばねとばね座ではさ
み、平板部から軸と圧縮コイルばねの間で実質的に直立
したアースブラシの接点を軸に接触させる。これにより
ベアリングユニット内にアースブラシを組込むことがで
きた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における軸受け装置を有する回
転ヘッドドラムの部分断面図
【図2】本発明の実施例における軸受け装置の拡大断面
【図3】(a)はアースブラシの側面図 (b)はアースブラシの底面図
【図4】従来の軸受け装置を有する回転ヘッドドラムの
部分断面図
【符号の説明】
64 ベアリングユニット 64a 軸 64b 圧縮コイルばね 64c、64d ばね座 74 アースブラシ 76a、76b、79a、79b 溝 78 ボール 80a、80b 外輪

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転ヘッドドラムの軸を回転可能に支持
    する2個のボールベアリングの外輪間に圧縮コイルばね
    を配して両外輪に予圧を与える軸支持部において、 前記圧縮コイルばねと外輪によりはさまれて保持される
    円弧状の平板部と、前記平板部の内周面から前記平板部
    に実質的に垂直な方向に形成された板ばねと、板ばねの
    先端に設けられたアースブラシ接点とを有し、前記アー
    スブラシ接点が前記軸に接するように構成した回転ヘッ
    ドドラム装置。
  2. 【請求項2】 前記平板部と前記外輪との間にばね座を
    設けた請求項1記載の回転ヘッドドラム装置。
JP2000166423A 2000-06-02 2000-06-02 回転ヘッドドラム装置 Pending JP2001344721A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100465165B1 (ko) * 2002-10-07 2005-01-13 삼성전자주식회사 테이프 레코더의 헤드드럼 조립체
US7355820B2 (en) * 2003-11-28 2008-04-08 Samsung Electronics Co., Ltd. Head drum assembly for tape recorder and method of assembling the same

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100465165B1 (ko) * 2002-10-07 2005-01-13 삼성전자주식회사 테이프 레코더의 헤드드럼 조립체
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