JP3569437B2 - 回転ヘッド装置の組立方法 - Google Patents

回転ヘッド装置の組立方法 Download PDF

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    • G11B5/53Disposition or mounting of heads on rotating support

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、磁気記録再生装置としてのビデオテープレコーダ等に使用される回転ヘッド装置の組立方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図8は、従来の回転ヘッド装置の断面図、図9は従来の回転ヘッド装置の要部拡大断面図である。従来の磁気記録再生装置に使用される回転ヘッド装置は、図8、図9に示すように、下方に位置する固定ドラムKと、この固定ドラムKの上方に対向して配置された回転ドラムRと、この回転ドラムRの上方に配置されたモータMとを有している。前記固定ドラムKは、その中心孔Kaに円柱状で外部の磁気記録再生装置(図示せず)側にアースされた支持軸31の一端側31aが固定されている。
また、支持軸31を中心として回転可能な回転ドラムRには、磁気ヘッド32が取り付けられている。
【0003】
回転ドラムRの回転中心に取り付けられたボールベアリング34は、内輪部34aと、外輪部34b、及び内輪部34aと外輪部34bとの間に配置されたボール34cとで構成されている。このような構成を有する2つのボールベアリング34が、回転ドラムRの中心孔35の上下に、外輪部34bを圧入して固定されている。これら2つのボールベアリング34は、内輪部34aが支持軸31に圧入されて取り付けられ、ボール34cを介して外輪部34bと回転ドラムRとが回転するようになっている。
【0004】
磁気ヘッド32に対して、記録時にはビデオ信号を供給すると共に、再生時には再生信号を取り出す回転トランス36は、固定側トランス36aと回転側トランス36bとで構成されている。そして、これらの回転トランス36はボールベアリング34の下部に位置した状態で固定ドラムKと回転ドラムRとの間に配設され、固定側トランス36aは固定ドラムKに取り付けられ、また、回転側トランス36bは回転ドラムRに取り付けられ、回転側トランス36bは回転ドラムRと共に回転するようになっている。
【0005】
また、前記モータMは、固定部材37aに支持されたステータ37と、回転ドラムRに取り付けたロータ38とで構成されている。 そして、ステータ37は、支持軸31の他端側31bに圧入等で取り付けられた固定部材39と、この固定部材39に取り付けられたモータ制御回路基板37cと、このモータ制御回路基板37cの回路パターン(図示せず)に電気的に導通する、コイル37dを設けた磁性金属からなるコア37eとで構成されている。
ここで、モータ制御回路基板37cは、プリント基板にモータ制御回路が実装されたものであり、図示しない磁気記録再生装置本体から供給された電源をコイル37dに供給し、回転ドラムRの回転制御を行うものである。
【0006】
前記固定部材39には所定の深さの袋孔39aが設けられ、この袋孔39aには、コイルバネ40と、このコイルバネ40により弾圧されるアースブラシ41とが収納されている。このアースブラシ41は、ボールベアリング34の外輪部34bに弾接されている。
そして、アースブラシ41はコイルバネ40を介して固定部材39に接地され、固定部材39は支持軸31にアースされ、この支持軸31は磁気記録再生装置(図示せず)側に接地されている。
【0007】
また、ロータ38は、底板部38aと筒状部38bとによってコップ状に形成された取付板38cと、筒状部38bに接着固定された円筒状の磁石38eとで構成され、取付板38cの底板部38aが回転ドラムRに取り付けられている。そして、前記コア37eは円筒状の磁石38e内に配設され、コア37eと磁石38eとは全周で同じクリアランスSをもって対峙させている。
【0008】
前述したような従来の回転ヘッド装置は、モータMによって回転ドラムRが回転するようになり、この回転ドラムRの回転により磁気ヘッド32も回転し、この磁気ヘッド32に対して、所定の押圧力Pで押されて接触した状態で磁気テープTが移動して、記録あるいは再生を行うようになっている。この際に回転ドラムRと磁気テープTとの摺動等により回転ドラムR側に静電気が帯電する。
この静電気がボールベアリング34の外輪部34bにも蓄積されるが、外輪部34bと支持軸31に接している内輪部34aとはボール34cを介して接してはいるものの、ボール34cには潤滑油が塗布されているために、電気的導通が妨げられて、外輪部34bに帯電している静電気を、内輪部34aから支持軸31に逃がすことが難しかった。
そこで、ボールベアリング34の外輪部34bに、アースブラシ41をコイルバネ40により弾接させて、回転ドラムRに帯電した静電気を、固定部材37aから、支持軸31に逃がすことができるようになっている。そして、前記支持軸31は図示しない磁気記録再生装置側に電気的に導通されてアースされた状態になっている。
【0009】
前述のような構成の従来の回転ヘッド装置の組立は、支持軸31と固定側トランス36aを取り付けた固定ドラムKを組立治具(図示せず)に載置する。
次に、回転側トランス36bと、ボールベアリング34を取り付けた回転ドラムRの内輪部34aを支持軸31に挿入し、固定側トランス36aと回転側トランス36bとを対向させて取り付ける。
次に、袋孔39aにコイルバネ40とアースブラシ41とを収納した固定部材39を、支持軸31の他端側31bから挿入し、固定部材39をボールベアリング34に当接させて、固定部材39を支持軸31にネジ止め等で取り付ける。
次に、回転ドラムRにモータMのロータ38を取り付けると共に、コイル37dを設けたコア37eと電気的に導通させたモータ制御回路基板37cを固定部材39にネジ止めして従来の回転ヘッド装置が組立られている。
そして、モータ制御回路基板37cに通電することにより、ロータ38が回転すると共に、回転ドラムRが回転するようになっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかし従来の回転ヘッド装置においては、袋孔39aにコイルバネ40とアースブラシとを収納した固定部材39を、支持軸31にネジ止め等で取り付けていたので、袋孔39aに収納しているアースブラシ41が脱落することがあった。このようなアースブラシ41が袋孔39aから脱落すると、前述したような回転ドラムRに帯電した静電気を、支持軸31側に逃がすことができず、磁気テープTに適正な記録・再生を行うことができなくなる問題があった。本発明は、前記課題を解決して帯電した静電気を確実にグランドパターンに逃がすことができる回転ヘッド装置の組立方法を提供することを目的としたものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の回転ヘッド装置の組立方法は、固定ドラムと、この固定ドラムに固着された支持軸と、この支持軸に回転可能に軸支され、磁気ヘッドを有する回転ドラムと、この回転ドラムに対向状態で配設されて前記支持軸に固着された固定部材と、この固定部材に前記回転ドラムと対向する側から形成された収納部と、この収納部に収納されたアースブラシと、前記固定部材に前記収納部に続けて形成した前記アースブラシの形状より小さめの貫通孔とを備え、前記収納部に収納した前記アースブラシを、組立治具で抜け止めすると共に、検出ピンを前記貫通孔に挿入して前記アースブラシの有無を検出するようにした構成とした。
【0012】
前記貫通孔に挿入された前記検出ピンは、前記収納部内の前記アースブラシの有無によって移動可能となし、この検出ピンの移動によって、検出部材を動作させて、前記アースブラシの有無を検出する構成とした。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の回転ヘッド装置の組立方法の実施の形態について説明する。図1は本発明方法を適用する回転ヘッド装置の第1の実施の形態の断面図、図2は本発明方法を適用する回転ヘッド装置の第1の実施の形態の要部拡大断面図、図3は本発明方法を適用する回転ヘッド装置の第1の実施の形態の変形例を示す断面図、図4は本発明方法を適用する回転ヘッド装置の第2の実施の形態の変形例を示す断面図、図5から図7は本発明の回転ヘッド装置の組立方法を説明する図である。
【0022】
本発明方法を適用する回転ヘッド装置の第1の実施の形態は、図1、図2に示すように、下方に位置する固定ドラムKと、この固定ドラムKの上方に配置された回転ドラムRと、この回転ドラムRの上方に配置されたモータMとから成っている。前記固定ドラムKは、その中心部の軸孔Kaに円柱状で縦長の導電性の材料からなる支持軸1の一端側1aが圧入等で固着されている、そして、支持軸1は図示しない磁気記録再生装置本体に本発明の回転ヘッド装置を取り付けるときに、一端側1a、または他端側1bが磁気記録再生装置側にアースされるようになっている。また、支持軸1を中心として回転可能な回転ドラムRには、磁気ヘッド2がネジ3によって取り付けられている。
【0023】
前記回転ドラムRには、この回転ドラムRの一部を構成する導電性の材料からなる外輪部4bと、支持軸1に軸止された内輪部4aとから成るボールベアリング4を有し、このボールベアリング4は内輪部4aと外輪部4bとの間に配置されたボール4cとで構成されている。このような構成の2つのボールベアリング4が、回転ドラムRの中心孔5の上下に、外輪部4bが圧入等で固定されている。 これら2つのボールベアリング4は、内輪部4aが支持軸1に挿入されて軸支され、ボール4cを介して外輪部4bと回転ドラムRとが回転するようになっている。前記外輪部4bは硬質の鋼材から成り、その側面は鏡面仕上げされている。
【0024】
また、磁気ヘッド2に対して、記録時にはビデオ信号を供給すると共に、再生時には再生信号を取り出す回転トランス6は、固定側トランス6aと回転側トランス6bとで構成されている。そして、これらの回転トランス6はボールベアリング4の下部に位置した状態で固定ドラムKと回転ドラムRとの間に配設され、固定側トランス6aは固定ドラムKに取り付けられ、また、回転側トランス6bは回転ドラムRに取り付けられ、回転側トランス6bは回転ドラムRと共に回転するようになっている。
【0025】
また、回転ドラムRの上部に取り付けられている前記モータMは、ステータ7と回転ドラムRに取り付けたロータ8とで構成されている。前記ステータ7は、支持軸1に止めネジ9d等で固着された導電性の材料から成る固定部材9と、この固定部材9の外周部に固着されたコイル7dを設けた磁性金属からなるコア7eと、固定部材9にネジ7bによって取り付けられモータ制御回路基板7cとから構成されている。前記モータ制御回路基板7cは、プリント基板にモータ制御回路が実装されたものであり、図示しない記録再生装置本体から供給された電源をコイル7dに供給し、ロータ8の回転を制御することで、回転ドラムRの回転制御を行うものである。
【0026】
また、ロータ8は、底板部8aと筒状部8bとによってコップ状に形成された取付板8cと、この底板部8aを回転ドラムRに取り付けるネジ8dと、筒状部8bに接着固定された円筒状の磁石8eとで構成されている。そして、前記コア7eは円筒状の磁石8e内に配設され、コア7eと磁石8eとは磁気ギャップを形成するように対峙させている。
また、固定部材9には回転ドラムRと対向する側から、所定の深さの収納部9aが形成されている。この収納部9aは、ボールベアリング4の外輪部4bと対向する位置に、例えば袋穴状に設けられ、この収納部9aには、導電性の良い付勢部材であるコイルバネ10と、摺動性のよい黄銅等からなる円柱状のアースブラシ11とが収納されている。
【0027】
このようにして、収納部9aに収納されたアースブラシ11は、その背面を付勢部材であるコイルバネ10でボールベアリング4の外輪部4b側に押圧されて、アースブラシ11の先端が回転ドラムRの一部である外輪部4bの側面に弾接するようになっている。
そして、収納部9aに収納されたアースブラシの背面側の固定部材9には、アースブラシ11の形状より小さめの貫通穴9bが形成されている。
ここで、この貫通穴9bは少なくとも収納部9aに連通する穴部分の大きさが、コイルバネ10とアースブラシ11の外形より小さく形成されており、即ち、収納部9aに収納されている前述の部材の内部保持を妨げない大きさになっている。 また、図1、2の実施の形態においては、貫通穴9bを収納部9aの底部の縦方向に設け、支持軸1への固定部材9の取付方向と一致させているが、アースブラシ11の側面側に固定部材9の外周側面に通ずるような横方向に貫通孔(図示せず)を設けてもよい。
前記支持軸1に固着された固定部材9には、支持軸1の周辺の回転ドラムRと対向する側に凸部9cが形成され、この凸部9cにより回転ドラムRの一部であるボールベアリング4の外輪部4bと固定部材9との間に所定の隙間9eが形成されている。
【0028】
前述したような本発明の回転ヘッド装置は、モータMによって回転ドラムRが回転するようになり、この回転ドラムRの回転により磁気ヘッド2も回転する。この磁気ヘッド2に対して、所定の押圧力Pで押されて接触した状態で磁気テープTが移動して、記録あるいは再生を行うようになっている。この際に回転ドラムRと磁気テープTとの摺動等により回転ドラムR側に静電気が発生し、その静電気がボールベアリング4の外輪部4bにも帯電される。
この外輪部4bに帯電している静電気を支持軸1に逃がして除電するための、本発明の回転ヘッド装置のアース経路は、ボールベアリング4の外輪部4bに弾接したアースブラシ11から、コイルバネ10を経由して固定部材9に逃し、固定部材9から支持軸1にアースされて、静電気が除電されるようになっている。
【0029】
前述のような構成の本発明の回転ヘッド装置の組立方法を図5〜図7を用いて説明する。まず、図5に示すように、事前に支持軸1の一端側1aが圧入等で軸孔Kaに固着され、内面に固定側トランス6aが取り付けられた固定ドラムKを、組立治具Jの載置台J1に載置する。
次に、回転側トランス6bと、ボールベアリング4とが取り付けられた回転ドラムRを、固定ドラムKに取り付けられた支持軸1の他端側1bから挿入して、回転ドラムRを固定ドラムK上に対向させて載置する。
【0030】
次に、図6に示すように、収納部9aにコイルバネ9bと、次にアースブラシ11を収納し、この固定部材9を組立治具Jの取付部材J2に挿着し、板バネ等から成る抜け止め部材J3で、前記収納部9aに収納されているアースブラシ11を抜け止めすると共に、アースブラシ11の有無によって上下方向に移動可能な検出ピンJ4を貫通孔9bに挿入する。
この検出ピンJ4は、収納部9a内のアースブラシ11の有無によって移動可能となし、この検出ピンJ4の移動によって、検出ピンJ4の上方に取り付けられている押しボタンスイッチ等から成る検出部材Sを動作させて、アースブラシ11の有無を検出できるようになっている。
そして、挿入部9aに収納されているアースブラシ11を検出部材Sが検出した状態で、固定部材9を支持軸1の他端側1bから挿入する。すると、固定部材9の凸部9cがボールベアリング4の内輪部4aの側面に当接し、固定部材9と外輪部4bとの間にできた隙間9eに抜け止め部材J3が位置する。
【0031】
次に、止めネジ9dで固定部材9を支持軸1に固着する。この状態から組立治具Jの取付部材J2を、固定部材9から取り去ると、コイルバネ10に弾圧されたアースブラシ11が、回転ドラムRの一部である外輪部4bの側面に弾接する。
次に、回転ドラムRにモータMのロータ8をネジ8dで取り付けると共に、図1に示すコイル7dを設けたコア7eを固定部材9に取り付ける。そして、固定部材9にモータ制御回路基板7cをネジ7bで取り付けると共に、コイル7dとモータ制御回路基板7cの回路パターン(図示せず)とを電気的に接続して本発明の回転ヘッド装置が組立られている。
そして、モータ制御回路基板7cに通電することにより、ロータ8が回転すると共に、回転ドラムRが回転するようになっている。
【0032】
次に、本発明方法を適用する回転ヘッド装置の第2の実施の形態について説明する。図3に示す本発明の第2の実施の形態の断面図を用いて説明する。まず、上方側に磁気ヘッド2が取り付けられた回転ドラム51が配設され、この回転ドラム51の回転と共に回転可能な支持軸1が回転ドラム51に圧入等で固着されている。前記回転ドラム51と対向する下方側には、ボールベアリング4が取り付けられた固定ドラム52が配設されている。また固定ドラム52の下方に配置されたモータMは、固定ドラム52に取り付けたステータ57と、回転部材に支持されたロータ58とで構成されている。
【0033】
前記ステータ57は、底板部57aと筒状部57bとによってコップ状に形成された取付板57cと、この底板部57aを固定ドラム52に取り付けるネジ57dと、筒状部57bに接着固定された円筒状の磁石57eと、筒状部57bの下方端部に接着剤(図示せず)等で取り付けられたモータ制御回路基板57fとから構成されている。
またロータ58は、固定ドラム52に対向状態で支持軸1に止めネジ59d等でネジ止めされて固着された導電性の材料から成る固定部材59と、この固定部材59の外周部に固着されたコイル58dを設けた磁性金属からなるコア58eとから構成されている。前記コア58eは円筒状の磁石57e内に配設され、コア58eと磁石57eとは磁気ギャップを形成するように対峙させている。
【0034】
前記モータ制御回路基板57fは、プリント基板にモータ制御回路が実装されたものであり、図示しない記録再生装置本体から供給された電源を摺動ブラシ(図示せず)等でコイル58dに供給し、ロータ58の回転を制御することで、支持軸1を回転させて、支持軸1に固着されている回転ドラム51の回転制御を行うものである。
前記回転部材59には、前述した第1の実施の形態の固定部材9の収納部9a、貫通孔9b、凸部9cと同様な、収納部59a、貫通孔59b、凸部59cが形成され、収納部59aには第1の実施の形態で説明したコイルバネ10とアースブラシ11とが収納されて、このアースブラシ11がボールベアリング4の外輪部4bに弾接している。そして、モータMのロータ58の回転に伴って、回転部材59が回転すると、アースブラシ11がボールベアリング4の外輪部4bの側面に弾接摺動するようになっている。
尚、その他の構成は前記第1及び第2の実施の形態と同様の構成としてあり、同一部品には同一番号を付し、ここではその説明を省略する。
【0035】
このような第2の実施の形態の回転ヘッド装置の組立は、図4に示す状態の回転ヘッド装置を逆さにして、回転ドラム51を下方側に固定ドラム52を上方側にし、前記第1の実施の形態で説明した組立方法と同じに組み立てる。
但し、前記第1の実施の形態と異なる部分は、モータMのモータ制御回路基板57fの取り付けを、コップ状の筒状部57bに接着剤等で取り付けるようにしたことである。
即ち、本発明の第2の実施の形態は、モータMのステータ57をコップ状の取付板57cで構成し、ロータ58を回転部材59に取り付けたコア58eで構成し、このロータ58を回転させることで、回転部材59が回転して支持軸1が回転すると共に、回転ドラム51が回転するようになっている。
【0036】
前述したような本発明の回転ヘッド装置の第1と第2の実施の形態では、アースブラシ11を円柱状の導電性部材で説明したが、図4に示すようなアースブラシ21を板バネ状の導電性部材で構成したものでもよい。
前記板バネ状のアースブラシ21は、図4に示す固定部材19に形成された浅めの収納部19aに収納されて電気的に接続して取り付けられている。
また、前記収納部19aに取り付けられたアースブラシ21の背面側の固定部材19に、アースブラシ21の形状より小さめの貫通孔19bを形成している。
【0037】
【発明の効果】
本発明の回転ヘッド装置の組立方法は、収納部に収納したアースブラシを、組立治具で抜け止めすると共に、検出ピンを貫通孔に挿入して前記アースブラシの有無を検出するようにしたので、収納部からのアースブラシの脱落を防止することができ、アースブラシが脱落することのない回転ヘッド装置の組立方法を提供することができる。
【0038】
また、貫通孔に挿入された前記検出ピンは、前記収納部内の前記アースブラシの有無によって移動可能となし、この検出ピンの移動によって、検出部材を動作させて、前記アースブラシの有無を検出するようにしたので、前記検出部材を動作させることで、更に確実にアースブラシの脱落を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を適用する回転ヘッド装置の第1の実施の形態の断面図である。
【図2】本発明方法を適用する回転ヘッド装置の第1の実施の形態の要部拡大断面図である。
【図3】本発明方法を適用する回転ヘッド装置の第2の実施の形態の断面図である。
【図4】本発明方法を適用する回転ヘッド装置の第1の実施の形態の変形例を示す断面図である。
【図5】本発明の回転ヘッド装置の組立方法を説明する概略図である。
【図6】本発明の回転ヘッド装置の組立方法を説明する概略図である。
【図7】本発明の回転ヘッド装置の組立方法を説明する概略図である。
【図8】従来の回転ヘッド装置の断面図である。
【図9】従来の回転ヘッド装置の要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 支持軸
2 磁気ヘッド
3 ネジ
4 ボールベアリング
4a 内輪部
4b 外輪部
4c ボール
5 中心孔
6 回転トランス
6a 回転側トランス
6b 固定側トランス
7 ステータ
7b ネジ
7c モータ制御回路基板
7d コイル
7e コア
8 ロータ
8a 底板部
8b 筒状部
8c 取付板
8d ネジ
8e 磁石
9 固定部材
9a 収納部
9b 貫通孔
9c 凸部
9d 止めネジ
9e 隙間
10 コイルバネ
11 アースブラシ
K 固定ドラム
R 回転ドラム
M モータ
P 押圧力
T 磁気テープ
J 組立治具
J1 載置台
J2 取付部材
J3 抜け止め部材
J4 検出ピン
S 検出部材

Claims (2)

  1. 固定ドラムと、この固定ドラムに固着された支持軸と、この支持軸に回転可能に軸支され、磁気ヘッドを有する回転ドラムと、この回転ドラムに対向状態で配設されて前記支持軸に固着された固定部材と、この固定部材に前記回転ドラムと対向する側から形成された収納部と、この収納部に収納されたアースブラシと、前記固定部材に前記収納部に続けて形成した前記アースブラシの形状より小さめの貫通孔とを備え、前記収納部に収納した前記アースブラシを、組立治具で抜け止めすると共に、検出ピンを前記貫通孔に挿入して前記アースブラシの有無を検出するようにしたことを特徴とした回転ヘッド装置の組立方法。
  2. 前記貫通孔に挿入された前記検出ピンは、前記収納部内の前記アースブラシの有無によって移動可能となし、この検出ピンの移動によって、検出部材を動作させて、前記アースブラシの有無を検出するようにしたことを特徴とする請求項1記載の回転ヘッド装置の組立方法。
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