JPH11271580A - 光ファイバコ−ドリボンケーブル - Google Patents
光ファイバコ−ドリボンケーブルInfo
- Publication number
- JPH11271580A JPH11271580A JP10089486A JP8948698A JPH11271580A JP H11271580 A JPH11271580 A JP H11271580A JP 10089486 A JP10089486 A JP 10089486A JP 8948698 A JP8948698 A JP 8948698A JP H11271580 A JPH11271580 A JP H11271580A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical fiber
- cable
- cord
- ribbon cable
- providing
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 光ファイバの補強に使用しているテンション
メンバ−(抗張力繊維)5の削減を可能にするコ−ド集
合型光ファイバケーブルで、細径化と低コスト化を計る
ことが可能であるばかりでなく、配線性、識別性、端末
加工性の向上をはかった光ファイバコ−ドリボンケーブ
ル1の提供。 【解決手段】 光ファイバ2に被覆層3を設けた光ファ
イバ心線の周りにテンションメンバ−(抗張力繊維)5
を縦添えし、その上に熱可塑性樹脂の内部シ−ス4で被
覆した光ファイバコ−ドを複数本並べ、長さ方向に隣接
する絶縁体を全て又は部分的に融着又は接着してリボン
化した光ファイバコ−ド6を複数本集合し、その上に外
部シ−ス8を施したことを特徴とする光ファイバコ−ド
リボンケーブル1である。
メンバ−(抗張力繊維)5の削減を可能にするコ−ド集
合型光ファイバケーブルで、細径化と低コスト化を計る
ことが可能であるばかりでなく、配線性、識別性、端末
加工性の向上をはかった光ファイバコ−ドリボンケーブ
ル1の提供。 【解決手段】 光ファイバ2に被覆層3を設けた光ファ
イバ心線の周りにテンションメンバ−(抗張力繊維)5
を縦添えし、その上に熱可塑性樹脂の内部シ−ス4で被
覆した光ファイバコ−ドを複数本並べ、長さ方向に隣接
する絶縁体を全て又は部分的に融着又は接着してリボン
化した光ファイバコ−ド6を複数本集合し、その上に外
部シ−ス8を施したことを特徴とする光ファイバコ−ド
リボンケーブル1である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバの補強
に使用しているテンションメンバ−(抗張力繊維)5の
削減を可能にするコ−ド集合型光ファイバケーブルで、
細径化と低コスト化を計ることが可能であるばかりでな
く、配線性、識別性、端末加工性の向上をはかった光フ
ァイバコ−ドリボンケーブル1に関する。
に使用しているテンションメンバ−(抗張力繊維)5の
削減を可能にするコ−ド集合型光ファイバケーブルで、
細径化と低コスト化を計ることが可能であるばかりでな
く、配線性、識別性、端末加工性の向上をはかった光フ
ァイバコ−ドリボンケーブル1に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来の屋内配線系に使
用される光ファイバケ−ブルは、配線架や装置の周辺に
配線される為、図2(イ)、(ロ)に示すように、光フ
ァイバ心線の周りに抗張力繊維を配してその外側にプラ
スチックのシ−スを被覆した光コ−ドを必要本数集合
し、その外側にシ−スを設けたコ−ド集合タイプが多く
使用されている。このコ−ド集合タイプ光ファイバケ−
ブルは、端末処理としてシ−スを取り除きコ−ドをそれ
ぞれ必要な箇所に分岐して配線し、コネクタ付き加工や
融着接続作業がなされる。従来のコ−ド集合タイプ光フ
ァイバケ−ブルは、この様な作業に適するように一本の
コ−ドでも引っ張りに対する強度を持たす為に、抗張力
繊維を相当量入れる必要があり、どうしてもコストアッ
プとコ−ドの外径が太くなってしまうという欠点があっ
た。又、図2(ロ)に示すように、コ−ドを識別する為
に、一本ずつにコ−ド番号をマ−キングする等の処理を
行っているが、多芯になると一本ずつ番号を確認しなが
ら作業を行う為に、作業に時間が掛かるばかりでなく、
誤配線が生じやすくなってしまうという欠点があった。
更に、図2(イ)に示すように、現在、複数本を一括処
理出来るケ−ブルとしては、光ファイバ素線(2心、4
心、8心、12心、16心)を同様に並べてUV樹脂で
一括接着したテ−プ心線もあるが、端末加工時に一本、
一本コネクタ付け加工をする時に、テ−プ心線を一度一
本ずつにばらしてダム部(多芯−単心変換部)を設け、
その先を単心コ−ドにしてコネクタ付けをする為、この
加工に非常に時間が掛るばかりでなく、分岐長をあまり
長く出来ない等の欠点もあった。
用される光ファイバケ−ブルは、配線架や装置の周辺に
配線される為、図2(イ)、(ロ)に示すように、光フ
ァイバ心線の周りに抗張力繊維を配してその外側にプラ
スチックのシ−スを被覆した光コ−ドを必要本数集合
し、その外側にシ−スを設けたコ−ド集合タイプが多く
使用されている。このコ−ド集合タイプ光ファイバケ−
ブルは、端末処理としてシ−スを取り除きコ−ドをそれ
ぞれ必要な箇所に分岐して配線し、コネクタ付き加工や
融着接続作業がなされる。従来のコ−ド集合タイプ光フ
ァイバケ−ブルは、この様な作業に適するように一本の
コ−ドでも引っ張りに対する強度を持たす為に、抗張力
繊維を相当量入れる必要があり、どうしてもコストアッ
プとコ−ドの外径が太くなってしまうという欠点があっ
た。又、図2(ロ)に示すように、コ−ドを識別する為
に、一本ずつにコ−ド番号をマ−キングする等の処理を
行っているが、多芯になると一本ずつ番号を確認しなが
ら作業を行う為に、作業に時間が掛かるばかりでなく、
誤配線が生じやすくなってしまうという欠点があった。
更に、図2(イ)に示すように、現在、複数本を一括処
理出来るケ−ブルとしては、光ファイバ素線(2心、4
心、8心、12心、16心)を同様に並べてUV樹脂で
一括接着したテ−プ心線もあるが、端末加工時に一本、
一本コネクタ付け加工をする時に、テ−プ心線を一度一
本ずつにばらしてダム部(多芯−単心変換部)を設け、
その先を単心コ−ドにしてコネクタ付けをする為、この
加工に非常に時間が掛るばかりでなく、分岐長をあまり
長く出来ない等の欠点もあった。
【0003】
【発明を解決するための手段】本発明の光ファイバコ−
ドリボンケーブル1は、前述の欠点を解決するもので、
従来のメタルのフラット化技術を光ファイバに応用し、
熱可塑性の絶縁体で被覆したコ−ドを複数本を長さ方向
に全て又は部分的に隣接する絶縁体を融着又は接着して
リボン化した構造を採用する。
ドリボンケーブル1は、前述の欠点を解決するもので、
従来のメタルのフラット化技術を光ファイバに応用し、
熱可塑性の絶縁体で被覆したコ−ドを複数本を長さ方向
に全て又は部分的に隣接する絶縁体を融着又は接着して
リボン化した構造を採用する。
【0004】
【作用】この構造を採用することにより、引っ張りに対
する強度が強くなり、抗張力繊維の一本当たりの必要量
の低減が可能となるので細径化をはかることが出来るば
かりでなく、1本ずつ絶縁体にマ−キングを施す必要が
なくなり、複数本リボン化したコ−ド部分のみに識別マ
−キングを施せばよいので、マ−キング等の処理の負荷
も大きく軽減出来る。又、リボンケ−ブルのスダレ部
(分離部)は1本1本分離しているので、分岐が容易で
あり、フラット部により線番が一目で分かる。従って、
識別性、配線性が良くなり、端末加工性が向上する。
する強度が強くなり、抗張力繊維の一本当たりの必要量
の低減が可能となるので細径化をはかることが出来るば
かりでなく、1本ずつ絶縁体にマ−キングを施す必要が
なくなり、複数本リボン化したコ−ド部分のみに識別マ
−キングを施せばよいので、マ−キング等の処理の負荷
も大きく軽減出来る。又、リボンケ−ブルのスダレ部
(分離部)は1本1本分離しているので、分岐が容易で
あり、フラット部により線番が一目で分かる。従って、
識別性、配線性が良くなり、端末加工性が向上する。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の光ファイバコ−ド
リボンケーブル1の実施例を添付図面を参照して詳細に
説明する。図1は、本発明の光ファイバコ−ドリボンケ
ーブル1の断面図と側面図である。 図から明らかなよ
うに、光ファイバ2に被覆層3を設けた光ファイバ心線
の周りにテンションメンバ−(抗張力繊維)5を縦添え
し、その上に熱可塑性樹脂の内部シ−ス4で被覆した光
ファイバコ−ドを複数本並べ、長さ方向に隣接する絶縁
体を全て又は部分的に融着又は接着してリボン化した光
ファイバコ−ド6を複数本集合し、その上に外部シ−ス
8を施した光ファイバコ−ドリボンケーブル1である。
本発明の具体的実施例を挙げると被覆層3としては代表
的なUV樹脂を使用し、内部シ−ス4と外部シ−ス8と
しては、代表的なPVC樹脂を使用した。この場合、ロ
−ル等により、隣接する絶縁体をすべて融着する構造に
しても良いし、ケ−ブルの長さ方向に融着部と分離部の
繰り返しからなるスダレ型構造にしても構わない。スダ
レ型構造のメリットは、分岐の際に絶縁体を剥がす手間
がなくなり、分岐が容易である。又、本発明の光ファイ
バコ−ドリボンケーブル1の信頼性試験を行った結果、
従来のものと何等変わらず良好な結果を示した。
リボンケーブル1の実施例を添付図面を参照して詳細に
説明する。図1は、本発明の光ファイバコ−ドリボンケ
ーブル1の断面図と側面図である。 図から明らかなよ
うに、光ファイバ2に被覆層3を設けた光ファイバ心線
の周りにテンションメンバ−(抗張力繊維)5を縦添え
し、その上に熱可塑性樹脂の内部シ−ス4で被覆した光
ファイバコ−ドを複数本並べ、長さ方向に隣接する絶縁
体を全て又は部分的に融着又は接着してリボン化した光
ファイバコ−ド6を複数本集合し、その上に外部シ−ス
8を施した光ファイバコ−ドリボンケーブル1である。
本発明の具体的実施例を挙げると被覆層3としては代表
的なUV樹脂を使用し、内部シ−ス4と外部シ−ス8と
しては、代表的なPVC樹脂を使用した。この場合、ロ
−ル等により、隣接する絶縁体をすべて融着する構造に
しても良いし、ケ−ブルの長さ方向に融着部と分離部の
繰り返しからなるスダレ型構造にしても構わない。スダ
レ型構造のメリットは、分岐の際に絶縁体を剥がす手間
がなくなり、分岐が容易である。又、本発明の光ファイ
バコ−ドリボンケーブル1の信頼性試験を行った結果、
従来のものと何等変わらず良好な結果を示した。
【0006】本発明の実施例では、被覆層3としては代
表的なUV樹脂を使用し、絶縁体を代表的なPVC樹脂
を例にとり説明してきたがこれ以外でも構わない。又、
本発明の心線識別方法以外に、心線毎に識別し、一目で
線番がわかるようにしても構わない。このように、設計
上本発明の範囲内で各種の変形を含むものであることは
いうまでもない。
表的なUV樹脂を使用し、絶縁体を代表的なPVC樹脂
を例にとり説明してきたがこれ以外でも構わない。又、
本発明の心線識別方法以外に、心線毎に識別し、一目で
線番がわかるようにしても構わない。このように、設計
上本発明の範囲内で各種の変形を含むものであることは
いうまでもない。
【0007】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の光ファイバコ−ドリボンケーブル1によれば、 .光ファイバの補強に使用しているテンションメンバ
−(抗張力繊維)5の削減が可能であり、細径化がはか
れる。 .単心・多心変換が容易に行え、低コスト化をはかる
ことが可能である。 .配線性、識別性、端末加工性の向上をはかることが
可能である。 という優れた効果を奏することが出来るので、その工業
的価値は大なるものがある。
の光ファイバコ−ドリボンケーブル1によれば、 .光ファイバの補強に使用しているテンションメンバ
−(抗張力繊維)5の削減が可能であり、細径化がはか
れる。 .単心・多心変換が容易に行え、低コスト化をはかる
ことが可能である。 .配線性、識別性、端末加工性の向上をはかることが
可能である。 という優れた効果を奏することが出来るので、その工業
的価値は大なるものがある。
【図1】本発明の光ファイバコ−ドリボンケーブル1の
断面図と側面図。
断面図と側面図。
【図2】(イ) 従来の4心テ−プコ−ド集合型光ケ−
ブル1′の断面図と側面図。 (ロ) 従来の64心集合型光ケ−ブル1″の断面図。
ブル1′の断面図と側面図。 (ロ) 従来の64心集合型光ケ−ブル1″の断面図。
1 本発明の光ファイバコ−ドリボンケーブル 2 光ファイバ 3 被覆層(UV) 4 内部シ−ス 5 テンションメンバ−(抗張力繊維) 6 リボン化した光ファイバコ−ド 7 介在 8 外部シ−ス 9 テンションメンバ−(中心抗張力体) 1′従来の4心テ−プ集合型光ファイバケーブル 2′光ファイバ 3′被覆層(UV) 4′内部シ−ス 5′テンションメンバ−(抗張力繊維) 8′外部シ−ス 10′ダム部(多心−単心変換部) 1″従来の64心集合型光ファイバケーブル 2″光ファイバ 3″一次被覆層(UV) 3″二次被覆層(UV) 4″内部シ−ス(ナイロン) 5″テンションメンバ−(抗張力繊維) 8″外部シ−ス
Claims (1)
- 【請求項1】 光ファイバ2に被覆層3を設けた光ファ
イバ心線の周りにテンションメンバ−(抗張力繊維)5
を縦添えし、その上に熱可塑性樹脂の内部シ−ス4で被
覆した光ファイバコ−ドを複数本並べ、長さ方向に隣接
する絶縁体を全て又は部分的に融着又は接着してリボン
化した光ファイバコ−ド6を複数本集合し、その上に外
部シ−ス8を施したことを特徴とする光ファイバコ−ド
リボンケーブル1。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10089486A JPH11271580A (ja) | 1998-03-18 | 1998-03-18 | 光ファイバコ−ドリボンケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10089486A JPH11271580A (ja) | 1998-03-18 | 1998-03-18 | 光ファイバコ−ドリボンケーブル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11271580A true JPH11271580A (ja) | 1999-10-08 |
Family
ID=13972082
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10089486A Pending JPH11271580A (ja) | 1998-03-18 | 1998-03-18 | 光ファイバコ−ドリボンケーブル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11271580A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005128270A (ja) * | 2003-10-24 | 2005-05-19 | Nishi Nippon Electric Wire & Cable Co Ltd | 構内用光ファイバケ−ブル |
-
1998
- 1998-03-18 JP JP10089486A patent/JPH11271580A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005128270A (ja) * | 2003-10-24 | 2005-05-19 | Nishi Nippon Electric Wire & Cable Co Ltd | 構内用光ファイバケ−ブル |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |