JPH09218328A - 分割型光ファイバテープ - Google Patents

分割型光ファイバテープ

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JPH09218328A
JPH09218328A JP9002424A JP242497A JPH09218328A JP H09218328 A JPH09218328 A JP H09218328A JP 9002424 A JP9002424 A JP 9002424A JP 242497 A JP242497 A JP 242497A JP H09218328 A JPH09218328 A JP H09218328A
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JP
Japan
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optical fiber
core
optical fibers
fiber
tape
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Pending
Application number
JP9002424A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Araki
真治 荒木
Kazunaga Kobayashi
和永 小林
Hideo Suzuki
秀雄 鈴木
Yasuyuki Sugawara
康行 菅原
Kenya Fuchigami
建也 渕上
Masaaki Kawase
正明 川瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Fujikura Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Publication of JPH09218328A publication Critical patent/JPH09218328A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 捻回特性、分割性がよく、分割後の取り扱い
も容易な分割型光ファイバテープを得る。 【解決手段】 複数本の光ファイバ素線7、7…を紫外
線硬化型樹脂からなる一括被覆層6で一括被覆した多心
ファイバ心線6、6…を更に複数本並べ、隣接する多心
ファイバ心線6、6…の側部を互いに直接接触させ、こ
れら側部の間に形成された凹部9に一体成形材8を塗着
して、これら多心ファイバ心線6、6…を接着、一体化
する。一体成形材8には、ヤング率が0.5〜60kg
/mm2 で、かつ破断伸びが40〜100%である紫外
線硬化型樹脂を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の多心ファイ
バ心線が一体化され、使用時に必要に応じて多心ファイ
バ心線同士を分割して端末処理や分岐処理などに供する
ことのできる分割型光ファイバテープに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の加入者系テープファイバとして、
図4に示すものがある。このものは、1本の光ファイバ
1からなる光ファイバ心線2が5本並列に配列され、こ
れら心線2…が一括被覆されてなるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】今日加入者系における
双方向伝送方式として送受信を別々の2本のファイバを
用いて行なおうとする考え方が提案されている。ところ
が、上記図4の構造のテープファイバを用いてこの双方
向伝送方式を行なおうとすると、分岐に際して、光ファ
イバ心線2…が1本ずつに分離されてしまい、1対づつ
分岐するということはこの構造のものでは不可能であっ
た。
【0004】さらに、1本の光ファイバ心線2は、その
径が通常0.25mmと極めて細いため、1本づつに分
離されると取り扱い上不都合が生じやすいという問題も
あった。そこで、一括被覆された複数例えば2心のファ
イバ心線を一単位とし、これを複数本並列させて全体を
一括被覆した構造であれば、各単位ごとの分離が容易で
あり、また一単位となる一括被覆された2心のファイバ
心線は、当然に1本の光ファイバ心線より太いので取り
扱い易く都合が良いものとなる。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、本発明では、複数本の光ファイバが紫外線硬化型樹
脂で一括被覆されてなる多心ファイバ心線を更に複数本
並列に並べ、隣接する多心ファイバ心線の側部の一部を
互いに直接接触させ、これら側部の残部の間に形成され
た凹部に一体成形材を塗着し、この一体成形材により隣
接する多心ファイバ心線を接着、一体化し、前記一体成
形材として、0.5〜60kg/mm2のヤング率を有
し、かつ破断伸びが40〜100%である紫外線硬化型
樹脂を用いることを解決手段とした。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳しく説明する。
図1は、本発明の分割型光ファイバテープの一例を示す
ものである。この例の分割型光ファイバテープは、4心
2分割のもので、図中符号5は、2本の光ファイバ素線
7、7を並列して並べ、これを紫外線硬化型樹脂からな
る一括被覆層6で一括被覆してなる多心ファイバ心線で
ある。この多心ファイバ心線5は、さらに2本並列に並
べられ、隣接する多心ファイバ心線5、5の側部の一部
を直接接触させ、これにより隣接する多心ファイバ心線
5、5の間に形成されたV字構状の凹部9に紫外線硬化
型樹脂からなる一体成形材8を塗着し、この一体成形材
8により2本の多心ファイバ心線5、5が接着一体化さ
れて、この例の分割型光ファイバテープとなっている。
【0007】上記一括被覆層6をなす紫外線硬化型樹脂
としては、アクリル・ウレタン系、アクリル・エポキシ
系などが用いられ、硬化後の常温でのヤング率が40〜
60kg/mm2 程度のものが好適に用いられる。ま
た、一体成形材8をなす紫外線硬化型樹脂としては、同
様にアクリル・ウレタン系、アクリル・エポキシ系など
が用いられ、硬化後の常温でのヤング率が0.5〜60
kg/mm2 であり、かつ破断伸びが40〜100%で
あるものが用いられる。
【0008】一体成形材8のヤング率が0.5kg/m
2 未満で、破断伸びが100%を越えると、後述の実
施例で明らかなように、捻回特性が低下する。また、ヤ
ング率が60kg/mm2 を越え、破断伸びが40%未
満では、分割性が低下して不都合となる。この捻回特性
とは、分割型光ファイバテープに、使用時などの際に大
きな捻りが加わっても、この外力によって不用意に多心
ファイバ心線5、5にばらばらに分割しないことを言
い、分割性とは、端末処理などの際に個々の多心ファイ
バ心線に分割する際に、一体成形材8が破断して容易に
分割でき、しかも多心ファイバ心線5の一括被覆層7が
破損しないことを言う。
【0009】このような分割型光ファイバテープにあっ
ては、必要に応じて、個々の多心ファイバ心線5、5に
容易に分割でき、この分割によって多心ファイバ心線5
の一括被覆層6が損傷することがない。また、ケーブル
化などの使用時に際しては、分割型光ファイバテープに
大きな捻りなどの外力が作用しても不用意に個々の多心
ファイバ心線5、5に分離してしまうことがなく、取扱
い性がよいものとなる。
【0010】以下、具体例を示す。 (実施例1)図1に示した構造の4心2分割型光ファイ
バテープを、一体成形材8の種類を変えて製造し、その
損失特性を調べた。用いた多心ファイバ心線5、5は、
ヤング率55kg/mm2 の紫外線硬化型樹脂からなる
一括被覆層6(アクリル・ウレタン系)よって2本の光
ファイバ素線7、7が一体化されたものである。また光
ファイバ素線7は、シングルモードの光ファイバ1に紫
外線硬化型樹脂(アクリル・ウレタン系、ヤング率0.
15kg/mm2 )からなる被覆が施されたものであ
る。光ファイバ素線7の外径は0.25mmであり、多
心ファイバ心線5の外形寸法は0.4×0.7mm、光
ファイバテープ全体の外形寸法は0.4×1.4mmで
あった。
【0011】前記多心ファイバ心線5、5をそれぞれ下
記表1に示すヤング率および破断伸びを有する一体成形
材8で接着した。用いた一体成形材8はアクリル・ウレ
タン系の紫外線硬化型樹脂である。
【0012】
【表1】
【0013】作成された各分割型光ファイバテープを、
その取り扱いや集合ケーブル化を考慮して捻回試験に供
した。捻回試験は、長さ1mの光ファイバテープの片端
を万力で固定し、300gの張力を与えた状態でピッチ
30mmの捻回を行い、一体成形材8からなる接着部分
に破損が生じるか否かを観察することによって行なっ
た。試験は各光ファイバテープ毎に20本づつ行なっ
た。結果を表2に示す。
【0014】また、作成した分割型光ファイバテープの
端部で多心ファイバ心線5、5の分割を行い、多心ファ
イバ心線5、5の外形に損傷が生じるか否かを調べた。
この試験は作成された各サンプルごとに100回ずつ行
った。また、分割する長さは端部50mmとした。結果
を表2に記す。
【0015】
【表2】
【0016】表1および表2から、一体成形材8のヤン
グ率が0.5〜60kg/mm2 であり、かつ破断伸び
が40〜100%の範囲では、捻回特性ならび分割性が
同時に良好であることがわかる。
【0017】本発明の分割型光ファイバテープは前記実
施例に限定されるものではない。例えば、上記実施例で
は本発明の分割型光ファイバテープとして4心2分割型
光ファイバテープのみを示したが、本発明の光ファイバ
テープは図2に示す8心4分割型、図3に示す8心2分
割型等の構造のものでもよいことは勿論である。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の分割型光
ファイバテープは、複数の多心ファイバ心線を一体成形
材により一体化したものなので、同一経路で導かれてき
た複数の多心ファイバ心線を分岐して心線ごとに異なる
経路に導くことができる。そして分岐された各心線ある
いはグループごとに光ファイバの一括接続等の端末処理
を行なうことができる。
【0019】また、一体成形材としてヤング率が0.5
〜60kg/mm2 で、かつ破断伸びが40〜100%
の紫外線硬化型樹脂を用いたので、取扱い中に大きな捻
りなどの外力が作用しても多心ファイバ心線にばらばら
に分離することがない。しかも、端末処理などの分割が
必要な際には、一体成形材が破壊して、容易に個々の多
心ファイバ心線に分割でき、多心ファイバ心線の一括被
覆層が破損することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の分割型光ファイバテープの一実施例
を示す断面図である。
【図2】 本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図3】 本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図4】 従来の加入者系テープファイバの例を示す断
面図である。
【符号の説明】 1…光ファイバ、5…多心ファイバ心線、6…一括被覆
層、8…一体成形材、9…凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 秀雄 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉工場内 (72)発明者 菅原 康行 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉工場内 (72)発明者 渕上 建也 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 川瀬 正明 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 並列に配列された複数本の光ファイバが
    紫外線硬化型樹脂で一括被覆されてなる多心ファイバ心
    線を更に複数本並列に並べ、隣接する多心ファイバ心線
    の側部の一部を互いに直接接触させ、これらの側部の残
    部の間に形成された凹部に一体成形材を塗着し、この一
    体成形材により隣接する多心ファイバ心線を接着、一体
    化した分割型光ファイバテープであって、 前記一体成形材が、0.5〜60kg/mm2 のヤング
    率を有し、かつ破断伸びが40〜100%である紫外線
    硬化型樹脂からなることを特徴とする分割型光ファイバ
    テープ。
JP9002424A 1997-01-09 1997-01-09 分割型光ファイバテープ Pending JPH09218328A (ja)

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