JPH11270784A - 制御装置のための支持ア―ム機構 - Google Patents

制御装置のための支持ア―ム機構

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JPH11270784A
JPH11270784A JP11022332A JP2233299A JPH11270784A JP H11270784 A JPH11270784 A JP H11270784A JP 11022332 A JP11022332 A JP 11022332A JP 2233299 A JP2233299 A JP 2233299A JP H11270784 A JPH11270784 A JP H11270784A
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 制御装置１０のための支持アーム機構で
あって、支持アーム機構の自由な端部に回転ヒンジ２０
を用いて制御装置が制限された範囲で回転可能かつロッ
ク可能に取り付けられている形式のものにおいて、支持
アーム機構の取り付けられた壁の振動を簡単な形式で制
御装置に対して遮断するために、回転ヒンジの、制御装
置に向けられた回転ヒンジエレメント２２に、２つのケ
ーシング部分から形成されたケーシングが結合されてお
り、該ケーシング内に結合部分２７を弾性的な減衰エレ
メント３１によって水平方向及び垂直方向で支えた状態
で取り付けてあり、該結合部分が制御装置に結合されて
いる。 【効果】 壁の垂直及び水平の振動が支持アーム機構の
端部で強く減衰されて、制御装置への不都合な影響が避
けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、制御装置のための
支持アーム機構であって、壁面接続部分、水平及び垂直
な支持アーム、アングルエレメント及びヒンジエレメン
トを備えており、支持アーム機構の自由な端部に回転ヒ
ンジを用いて制御装置が制限された範囲で回転可能かつ
ロック可能に取り付けられている形式のものに関する。
【０００２】
【従来の技術】前記形式の支持アーム機構を用いて制御
装置が水平若しくは垂直な壁に取り付けられ、この場
合、使用されるエレメントの組立に応じて、支持アーム
機構の自由な端部に取り付けられた制御装置が回転ヒン
ジを用いて水平若しくは垂直な旋回軸を中心として位置
調節されて、設定された位置でロックされる。支持アー
ム機構のエレメントが互いに機械的に結合され若しくは
連結されているので、壁の振動が制御装置まで伝達され
てしまうことになる。このことは感度の高い構成部材の
内蔵された制御装置にとって不都合であり、それという
のは振動の伝達によって制御装置の機能故障若しくは機
能停止が生じてしまうからである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、冒頭
に述べた形式の支持アーム機構において、制御装置に影
響を及ぼすことのないように、制御装置を壁の振動に対
して減結合することである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明の構成では、回転ヒンジの、制御装置に向けら
れた回転ヒンジエレメントに、２つのケーシング部分か
ら形成されたケーシングが結合されており、該ケーシン
グ内に結合部分を弾性的な減衰エレメントによって水平
方向及び垂直方向で支えた状態で取り付けてあり、該結
合部分が制御装置に結合されている。
【０００５】
【発明の効果】支持アーム機構の本発明に基づく前記構
成によって、制御装置に取り付けられる結合部分が、回
転ヒンジに結合されたケーシングに、減衰エレメントを
介して支えられて連結されており、その結果、垂直及び
水平の振動が支持アーム機構の端部でさらに強く減衰さ
れてしか、制御装置には達しない。
【０００６】ケーシング部分及び結合部分が中央の切欠
きを備えてリング状に形成されている場合には、制御通
路若しくは制御導線が壁から制御装置まで支持アーム機
構内を導かれて保護されている。このことは、壁が制御
すべき機械の構成部分である場合に重要である。
【０００７】ケーシングが簡単な形式で結合部分のため
の受容部を形成するために、本発明の別の構成では、一
方のケーシング部分がコップ状に形成され、かつ他方の
ケーシング部分がプレート状に形成されており、両方の
ケーシング部分がねじを用いて互いに結合されている。
【０００８】さらに本発明の別の構成では、コップ状の
ケーシング部分が結合部分の貫通孔を介して、該ケーシ
ング部分に向けられた回転ヒンジ部分にねじ結合されて
おり、制御装置がプレート状のケーシング部分の中央の
切欠きを介して、組み立てられたケーシング内に取り付
けられた結合部分にねじ結合されている。
【０００９】組み立てられたケーシング内で結合部分を
弾性的に支えるために、本発明の別の構成では、結合部
分が周囲に少なくとも３つのフランジ部分を有してお
り、該フランジ部分にポケット状の減衰エレメントを差
しはめてあり、減衰エレメントがケーシング部分の互い
に向き合わされた内面並びにコップ状のケーシング部分
の内壁面に支えられている。
【００１０】支持アーム機構から制御装置への移行部
は、本発明の別の構成に基づき、結合部分が部分的にプ
レート状のケーシング部分の中央の切欠きから突出して
おり、ケーシング部分の中央の切欠きの直径が結合部分
の、ケーシングから突出する部分の外径寸法よりも大き
くなっていることによって形成されており、従って、ケ
ーシングと結合部分と制御装置との間の完全な減結合が
達成される。
【００１１】ケーシングと回転ヒンジとの間及び結合部
分と制御装置との間のねじ結合が、コップ状のケーシン
グ部分に孔を備え、かつ回転ヒンジの、コップ状のケー
シング部分に向けられた回転ヒンジ部分に、結合部分の
拡大された貫通孔内を通されるねじのためのねじ受容部
を備え、さらに結合部分にねじのためのねじ受容部を備
えて、該ねじで制御装置と結合部分とを結合することに
よって、所望の減結合を維持した状態で容易に行われ
る。
【００１２】本発明は、既に存在する支持アーム機構に
も用いられ、この場合、構成費用を減少させるために、
制御装置に向けられた回転ヒンジ部分自体がコップ状の
ケーシング部分として形成されていてよい。
【００１３】
【発明の実施の形態】図１に示す支持アーム機構(Traga
rmsystem)は壁面接続部分１２を有しており、壁面接続
部分を用いて水平な支持アーム１３が壁１１に取り付け
られる。ヒンジエレメント１５，１６から成るヒンジ(G
lenk)が支持アーム１３，１７を結合しており、従って
該支持アームは垂直な１つの回転軸を中心として互いに
相対的に旋回させられる。水平な支持アーム１７に、ア
ングルエレメント(Winkelelement)１８を介して垂直な
支持アーム１９が接続されている。支持アーム１９の下
側の端部が、回転ヒンジ部分２１，２２から成る回転ヒ
ンジ(Drehgelenk)２０を保持している。回転ヒンジ２０
が支持機構に装着された制御装置１０の回動を制限され
た範囲で可能にする。ロック装置２３を用いて回転ヒン
ジ２０が固定でき、従って、制御装置１０が設定された
回転位置で保持される。
【００１４】回転ヒンジ２０と制御装置１０との間に付
加的なエレメント２４，２７を配置してあり、該エレメ
ントが制御装置１０と支持アーム機構との減結合(Entko
pplung)に用いられる。
【００１５】図２乃至図４に示してあるように、前記エ
レメントはコップ状及びリング状のケーシング部分２４
及びプレート状及びリング状のケーシング部分３３を有
しており、該ケーシング部分が結合部分(Verbindungste
il)２７のためのケーシングを形成している。これらの
ずべてのエレメントは、図３から明らかなように中央の
切欠き(Ausnehmung)３８，３９，４０を有しており、こ
れによって制御通路(Steuerleitung)が支持アーム機構
内を制御装置１０まで導かれる。制御装置１０が対応す
る導入開口３７を有している。
【００１６】コップ状(topffoermig)のケーシング２４
がねじ２６のための孔２５を有しており、ねじが回転ヒ
ンジ部分２２の対応するねじ受容部(Gewindeaufnahme)
内にねじ込まれる。ねじ２６は結合部分２７の拡大され
た貫通孔(Durchgangsbohrung)２９内を、図５から推測
されるように、貫通孔の壁と接触しないように貫通され
る。
【００１７】結合部分２７のためのケーシングは、プレ
ート状(scheibenfoermig)のケーシング部分３３によっ
て補完される。両方のケーシング部分２４，３３はねじ
３５を用いて互いに結合され、この場合、ケーシング部
分３３が孔３４を有しており、ケーシング部分２４が相
応に分配されたねじ受容部を有している。
【００１８】制御装置１０はねじのための、導入開口３
７の周囲に分配された孔３６を有しており、該ねじが結
合部分２７の貫通するねじ受容部３０（図６）内にねじ
込まれる。結合部分２７は下側で部分的に、組み立てら
れたケーシングから突出しており、この場合、ケーシン
グ部分３３の切欠き３８の直径が結合部分２７の、ケー
シングから突出する部分の外径寸法よりも大きくなって
おり、このことは図４に明確に示してある。これによっ
て、ケーシングを結合部分２７に接触させないように保
証している。
【００１９】結合部分２７は実施例では周囲に突出する
４つのフランジ２８を有しており、該フランジに、弾性
的なポケット状の減衰エレメント(taschenfoermige Dae
mpfungselement)３１が、図３に示してあるように、対
応する受容部(Aufnahme)３２で以て差しはめ可能であ
る。減衰エレメント３１は組み込み位置では垂直方向、
即ち回転ヒンジ２０の旋回軸の方向で、ケーシング部分
２４，３３の互いに向き合った内面に支えられている。
減衰エレメント３１は旋回軸に対して垂直な方向で、図
４に示すようにケーシング部分２４の内壁面に支えられ
ている。これによって、ケーシング及び、該ケーシング
内に取り付けられた結合部分２７を介して両方向で減衰
作用が達成され、その結果、支持フレーム機構からの振
動が強く減衰されてしか、結合部分２７、ひいては該結
合部分に結合された制御装置１０には達しない。
【００２０】回転ヒンジ２０の回転ヒンジ部分２２は、
コップ状のケーシング部分２４の機能をも担うように形
成されていてよい。これによって、制御装置と支持アー
ム機構との、振動に対する減結合のための費用が節減さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図１】制御装置を壁に取り付けるための支持アーム機
構の斜視図
【図２】図１に示す支持アーム機構の、制御装置と回転
ヒンジとの間の減結合を行う部分の断面図
【図３】減結合を行う部分の分解図
【図４】減結合を行う部分の拡大部分断面図
【図５】結合部分の、制御装置に向けられた側の拡大平
面図
【図６】図５のＶＩ−ＶＩ線に沿った部分断面図
【符号の説明】
１０ 制御装置、 １１ 壁、 １２ 壁面接続部
分、 １３ 支持アーム、 １５，１６ ヒンジエ
レメント、 １７ 支持アーム、 １８アングルエ
レメント、 １９ 支持アーム、 ２０ 回転ヒン
ジ、 ２１，２２ 回転ヒンジ部分、 ２４ ケー
シング部分、 ２５ 孔、 ２６ねじ、 ２７
結合部分、 ２９ 貫通孔、 ３０ ねじ受容部、
３１ 減衰エレメント、 ３２ 受容部、 ３３
ケーシング部分、 ３４ 孔、 ３５ ねじ、
３６ 孔、 ３７ 導入開口、 ３８，３９，４０
切欠き

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 制御装置のための支持アーム機構であっ
    て、壁面接続部分、水平及び垂直な支持アーム、アング
    ルエレメント及びヒンジエレメントを備えており、支持
    アーム機構の自由な端部に回転ヒンジを用いて制御装置
    が制限された範囲で回転可能かつロック可能に取り付け
    られている形式のものにおいて、回転ヒンジ（２０）
    の、制御装置（１０）に向けられた回転ヒンジエレメン
    ト（２２）に、２つのケーシング部分（２４，３３）か
    ら形成されたケーシングが結合されており、該ケーシン
    グ内に結合部分（２７）を弾性的な減衰エレメント（３
    １）によって水平方向及び垂直方向で支えた状態で取り
    付けてあり、該結合部分（２７）が制御装置（１０）に
    結合されていることを特徴とする、制御装置のための支
    持アーム機構。
  2. 【請求項２】 ケーシング部分（２４，３３）及び結合
    部分（２７）が中央の切欠き（３８，３９，４０）を備
    えてリング状に形成されている請求項１記載の支持アー
    ム機構。
  3. 【請求項３】 一方のケーシング部分（２４）がコップ
    状に形成され、かつ他方のケーシング部分（３３）がプ
    レート状に形成されており、両方のケーシング部分がね
    じ（３５）を用いて互いに結合されている請求項１又は
    ２記載の支持アーム機構。
  4. 【請求項４】 コップ状のケーシング部分（２４）が結
    合部分（２７）の貫通孔（２９）を介して、該ケーシン
    グ部分に向けられた回転ヒンジ部分（２２）にねじ結合
    されている請求項３記載の支持アーム機構。
  5. 【請求項５】 制御装置（１０）がプレート状のケーシ
    ング部分（３３）の中央の切欠き（３８）を介して、組
    み立てられたケーシング内に取り付けられた結合部分
    （２７）にねじ結合されている請求項１から４のいずれ
    か１項記載の支持アーム機構。
  6. 【請求項６】 結合部分（２７）が周囲に少なくとも３
    つのフランジ部分（２８）を有しており、該フランジ部
    分にポケット状の減衰エレメント（３１）を差しはめて
    あり、減衰エレメント（３１）がケーシング部分（２
    ４，３３）の互いに向き合わされた内面並びにコップ状
    のケーシング部分（２４）の内壁面に支えられている請
    求項１から５のいずれか１項記載の支持アーム機構。
  7. 【請求項７】 結合部分（２７）が部分的にプレート状
    のケーシング部分（３３）の中央の切欠き（３８）から
    突出しており、ケーシング部分（３３）の中央の切欠き
    （３８）の直径が結合部分（２７）の、ケーシングから
    突出する部分の外径寸法よりも大きくなっている請求項
    １から６のいずれか１項記載の支持アーム機構。
  8. 【請求項８】 コップ状のケーシング部分（２４）が孔
    （２５）を備えており、回転ヒンジ（２０）の、該ケー
    シング部分に向けられた回転ヒンジ部分（２２）が、結
    合部分（２７）の拡大された貫通孔（２９）内を通され
    たねじ（２６）のためのねじ受容部を備えている請求項
    １から７のいずれか１項記載の支持アーム機構。
  9. 【請求項９】 結合部分（２７）がねじのためのねじ受
    容部（３０）を備えており、該ねじが制御装置（１０）
    を結合部分（２７）に結合するようになっている請求項
    １から８のいずれか１項記載の支持アーム機構。
  10. 【請求項１０】 制御装置（１０）に向けられた回転ヒ
    ンジ部分（２２）自体がコップ状のケーシング部分（２
    ４）として形成されて用いられている請求項１から９の
    いずれか１項記載の支持アーム機構。
JP11022332A 1998-01-30 1999-01-29 制御装置のための支持アーム機構 Expired - Lifetime JP3088711B2 (ja)

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