JPH11270339A - エンジン発電装置 - Google Patents

エンジン発電装置

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JPH11270339A
JPH11270339A JP7523898A JP7523898A JPH11270339A JP H11270339 A JPH11270339 A JP H11270339A JP 7523898 A JP7523898 A JP 7523898A JP 7523898 A JP7523898 A JP 7523898A JP H11270339 A JPH11270339 A JP H11270339A
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JP
Japan
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engine
room
generator
silencer
cooling
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Withdrawn
Application number
JP7523898A
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English (en)
Inventor
Masao Murata
正雄 村田
Kazuyuki Arimoto
和行 有本
Kanae Murakami
叶 村上
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 都市型の防災用としてスリムな冷却と防音に
優れたエンジン発電装置を提供すること。 【解決手段】 屋根6と、制御室17と、発電機室14
と、サイレンサ室16と、蓄電池室15とから構成し、
各室を独立した室とし、発電機室14から外面までは曲
がりくねった長い距離を経てつながるため防音に優れ、
吸気ファン28により一方通行のエンジン冷却風とエン
ジン外面冷却風と燃焼風として効率的な冷却を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防災用としてスリ
ムで冷却性と防音性に優れたエンジン発電装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来のエンジン発電装置は、実開平5−
25964号公報に示すような構成が一般的であった。
以下、その構成について図16を参照しながら説明す
る。
【0003】図に示すように、エンジン81および発電
機82は一体とし、エンジン81の空冷シリンダはエン
ジン吸気室86に設けられたブロワ89により冷却し、
発電機82は冷却ファン88により冷却している。冷却
ファン88の排気はエンジン81の外面を冷却しエンジ
ン室85に放出され、エンジン81を冷却してサイレン
サ室87へ入り、排気口95より外部へ放出される。
【0004】このとき第1の吸気口93より取込んだ発
電機82を冷やす冷却空気が再循環して制御装置83に
いかないようにし、また再循環して発電機82の冷却空
気が暖かくならないようにするため境界板92を設けて
吸気室84とエンジン室85を分離し、さらに必要であ
れば、換気ファン96をエンジン吸気室86の上部に設
けて排気している。
【0005】また燃焼空気は第2吸気口94からエンジ
ン吸気室86に入り、エアークリーナ90に吸入され、
エンジン81内で燃焼した後、排気サイレンサ91に入
り、外部へ放出される。
【0006】エンジン室85の騒音は周囲の吸気室8
4、エンジン吸気室86、サイレンサ室87で遮断さ
れ、かつエンジン室85の空気通路が直接外部へ通じて
いないため、低騒音化するのに適した構造となってい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のエンジ
ン発電装置では、エンジン81の周囲に室を形成するた
めの境界板92を設けてエンジン81自体の爆音の低減
効果はあるが、エンジン81や発電機82や冷却用のブ
ロワ89等が振動し境界板92も振動して騒音源とな
り、吸気口93や排気口95までの距離が使用している
が、両者の空気の流れがぶつかって、冷却効果は低下す
る。
【0008】また冷却性能は冷却空気の温度により決ま
り、エンジン81の冷却には一部発電機82で温められ
た空気を使用しているので効率が悪い。
【0009】また、空冷のエンジン81の場合、エンジ
ンオイルの温度上昇が問題となり易いが、エンジンオイ
ルのあるエンジン81の下部には殆ど冷却空気がいって
いない。
【0010】また、稼動体であるブロワ89や冷却ファ
ン88等の使用数が多く、故障の発生や保守・点検工数
が増加する。
【0011】また、燃料タンクや蓄電池の配置について
は、装置の外部に設けている場合は、床面積が大きくな
る上、防災用として使用するためにはその管理が大変で
ある。
【0012】さらに、吸気口93や排気口95から雨水
が進入しやすい構造なので、屋外で使用できない。
【0013】本発明は、上記の課題を解決するもので、
屋外使用可能な防水構造で、点検の容易化や自動運転を
可能とする等便利な機能を持った、特に都市型の防災用
として設置場所が小さく、スリムで冷却性能に優れた防
音形のエンジン発電装置の提供を目的とするものであ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のエンジン発電機の第1手段は、吸気口と
排気口を断熱して配設した屋根と、燃料タンクと制御装
置を配設し前記屋根の下部前面に配置した制御室と、エ
ンジンと発電機を一体化して第1の境界板を介して前記
制御室の下部に発電機室と、サイレンサを配設し前記屋
根の下部後面に配設したサイレンサ室とから構成し、前
記屋根と前記制御室と前記発電機室と前記サイレンサ室
とを各々独立させ、吸気ファンにより前記吸気口からダ
クトを介して外気を発電機室に送り、前記外気によって
前記エンジンのエンジンシリンダを冷却するエンジン冷
却風をサイレンサ室から排気口へ排気する第1の排気手
段と、前記外気によって前記エンジンの周辺や前記発電
機を冷却するエンジン外面冷却風を前記サイレンサ室か
ら前記排気口へ排気する第2の排気手段と、前記エンジ
ンシリンダで燃焼した空気を前記サイレンサから前記屋
根を貫通して設けた排気管から排気する第3の排気手段
を設けた構成とする。
【0015】また、第2手段は、吸気口と排気口を断熱
して配設した屋根と、燃料タンクと制御設置を配設し前
記屋根の下部前面に配置した制御室と、エンジンと発電
機を一体化して第1の境界板を介して前記制御室の下部
に配設した発電機室と、サイレンサを配設し前記屋根の
下部後面に配設したサイレンサ室と、第2の境界板を介
してサイレンサ室の下部に配設した蓄電池室から構成
し、前記屋根と前記制御室と前記発電機室と前記サイレ
ンサ室と前記蓄電池を各々独立させ、吸気ファンにより
前記吸気口からダクトを介して外気を発電機室に送り、
前記外気によって前記エンジンのエンジンシリンダを冷
却するエンジン冷却風をサイレンサ室から排気口へ排気
する第1の排気手段と、前記外気によって前記エンジン
の周辺や前記発電機を冷却するエンジン外面冷却風を前
記蓄電池室を経て前記サイレンサ室から前記排気口へ排
気する第4の排気手段と、前記エンジンシリンダで燃焼
した空気を前記サイレンサから前記屋根を貫通して設け
た排気管から排気する第3の排気手段を設けた構成とす
る。
【0016】また、第3手段は、第1手段または第2手
段において、制御装置の一部を扉に設けた構成とする。
【0017】また、第4手段は、第1手段から第3手段
のいずれかにおいて、少なくとも発電機室のエンジンオ
イル点検口側の扉を回転式にした構成とする。
【0018】また、第5手段は、第1手段から第4手段
のいずれかにおいて、サイレンサ室の後面側に設けた後
面扉とは別に前記サイレンサ室の内側に中扉を設けた構
成とする。
【0019】また、第6手段は、第1手段から第5手段
のいずれかにおいて、屋根の吸入口近傍に警報装置を設
けたことを特徴とした構成とする。
【0020】また、第7手段は、第1手段から第6手段
のいずれかにおいて、エンジン外面冷却風のサイレンサ
室への通路をダクトから遠い側のエンジン近傍に設けた
構成とする。
【0021】また、第8手段は、第1手段から第7手段
のいずれかにおいて、サイレンサ室におけるエンジン外
面冷却風はエンジン冷却風を下から吹き上げるようにし
た構成とする。
【0022】また、第9手段は、第1手段から第8手段
のいずれかにおいて、サイレンサ室に送られるエンジン
冷却風の速度より、サイレンサ室に送られるエンジン外
面冷却風の速度を大きくした構成とする。
【0023】また、第10手段は、第1手段から第9手
段のいずれかにおいて、吸気ファンに停止検出手段を設
けた構成とする。
【0024】また、第11手段は、第1手段から第10
手段のいずれかにおいて、排気管の先端を水平より下向
きにした構成とする。
【0025】また、第12手段は、第1手段から第11
手段のいずれかにおいて、屋根は下部の天井と最上部の
天板とを組合せて形成し、前記天井を取り付けた後前記
天板を組み合わせた構成とする。
【0026】また、第13手段は、第1手段から第12
手段のいずれかにおいて、サイレンサ室の周囲に断熱材
を配設した構成とする。
【0027】また、第14手段は、第1手段から第13
手段のいずれかにおいて、制御室と発電機室とサイレン
サ室を箱体に収納し、前記箱体の少なくとも1つの扉は
通気性のある板で固定した防音材兼断熱材を使用した構
成とする。
【0028】また、第15手段は、第2手段において、
制御室と発電機室とサイレンサ室と蓄電池室を箱体に収
納し、前記箱体の少なくとも1つの扉は通気性のある板
で固定した防音材兼断熱材を使用した構成とする。
【0029】また、第16手段は、第1手段から第15
手段のいずれかにおいて、第1の境界板に断熱材を配設
した構成とする。
【0030】また、第17手段は、第1手段から第16
手段のいずれかにおいて、排気管の排気方向を自在にし
た構成とする。
【0031】また、第18手段は、第1手段から第17
手段のいずれかにおいて、電気回路部品の発熱体のうち
少なくとも励磁抵抗を発電機室に配設した構成とする。
【0032】また、第19手段は、第1手段から第18
手段のいずれかにおいて、発電機室のエンジン外面冷却
風が少なくともエンジン部で取付ベースの上を発電機側
からエンジン側に通る構成とした構成とする。
【0033】
【発明の実施の形態】本発明の第1手段のエンジン発電
装置は、発電機室には吸気ファンを介して外気を送り、
かつエンジンシリンダを冷却するエンジン冷却風と、発
電機とエンジンオイル部を含むエンジンの外周部を冷却
するエンジン外面冷却風と、エアークリーナからエンジ
ンで燃焼する燃焼風とに分離しているので、冷却風は一
方向にかつ温度の高い所定の場所しか流れない。
【0034】また、冷却後の温度の異なる前記エンジン
冷却風と前記エンジン外面冷却風は、サイレンサ室に集
められて混合されるので最高温度が抑えられる。
【0035】また、第2手段により、重量物である蓄電
池を下部に配設したので、低い位置でかつ前面から奥側
の使用しにくい場所の有効利用ができるとともに、第2
の境界板により発電機室のエンジンを冷却する通風路を
小さくしてエンジン周辺に限定することができると共に
エンジン外面冷却風の風速を大きくできる。
【0036】また、蓄電池室の蓄電池の冷却を行うこと
ができる。また、第3手段により、扉を開閉することな
く発電装置の監視や制御が容易に行え、使い勝手がよ
く、耐騒音性に優れている。また、雨水も内部に入らな
い。
【0037】また、第4手段により、使い勝手が優れる
と共にエンジンの端と扉の間隔を小さくできかつ設置面
積を小さくすることができる。
【0038】また、第5手段により、サイレンサ室の排
出部以外を密閉固定し、さらに扉で後面全体を閉じる2
重構造となり、サイレンサ室の密閉度を高くでき、温度
が低い下部の蓄電池室等に熱い空気が侵入することを確
実に防ぐ。
【0039】また、第6手段により、警報装置を温度に
よる劣化が少なく長寿命にでき、かつ発電配置稼動時の
騒音雰囲気中でも警報を周囲に知らせることができる。
【0040】また、第7手段により、ダクトからの距離
を大きくして冷却部を多くでき、さらに通路の近傍にあ
るエンジン周辺は空気の流れ即ち風が強くなってエンジ
ンを冷却することができる。
【0041】また、第8手段により、サイレンサ室で、
エンジン外面冷却風とそれより温度の高いエンジン冷却
風とをできるだけ素早く混合して排風全体の温度を均一
にして最高温度を下げることができる。
【0042】また、第9手段により、サイレンサ室で高
温のエンジン冷却風が、エンジン外面冷却風の入口から
逆流して温度上昇をさせることが無い。
【0043】また、第10手段により、吸気ファンが停
止すれば発電装置全体の温度上昇が大きくなり、エンジ
ンや発電機や制御装置等の重大故障の原因になるので、
その防止策として有効である。
【0044】また、第11手段により、横なぐりの雨に
対しても排気管の先端からサイレンサ内部に雨水が入り
にくく、かつ水滴やゴミ等が排気管につまりにくい。
【0045】また、第12手段により、屋根の有無に無
関係に警報装置やダクトを天井の上に取付けることがで
きるので、製造を容易にできる。
【0046】また、第13手段により、特に高温になる
サイレンサ室を断熱するができ、他の室の温度上昇を防
げる。
【0047】また、第14手段により、エンジンや発電
機等の発熱体や騒音源がある発電機室内の熱交換を少な
くして温度上昇を低下させるとともに、外部への騒音を
低減できる。
【0048】また、第15手段により、エンジンや発電
機等の発熱体や騒音源がある発電機室内の熱交換を少な
くして温度上昇を低下させるとともに、外部への騒音を
低減できる。
【0049】また、第16手段により、発電機室のエン
ジン上部の対流による制御室の温度上昇を低く抑えるこ
とができる。
【0050】また、第17手段により、発電機の設置面
に無関係に建物の壁等障害物のある方向を避けて、壁等
を汚すことなくまた排気の圧損を少なく効果的な排気が
できる。さらに排気管からの燃焼ガス放出の騒音方向を
制御できる。
【0051】また、第18手段により、励磁抵抗を制御
装置から出して冷却風の流れる発電機室に設けて熱を排
気することで、制御装置や発電装置全体の温度上昇を抑
える。
【0052】また、第19手段により、高温のエンジン
等冷却すべきものの周辺にのみ風がいくことになり冷却
作用を大きくできる。
【0053】以下本発明の実施の形態について、図を参
照しながら説明する。 (実施の形態)図1は本発明のエンジン発電装置の例
で、室の構成図であり、図2は外観を示す図で、(a)
は正面図で、(b)は左側面図で、(c)は後面図であ
り、図3〜図6は内部の部品配置を示す部分断面図で、
図3は正面図の部分断面図で、図4は右側面図の部分断
面図で、図5は左側面図の部分断面図で、図6は平面図
の部分断面図である。なお図面を通して同じ符号のもの
は同じ構成部材を表し、その説明は省略する。全体の構
成を外観と構成室と部品配置の各順に説明する。
【0054】図2において、エンジン発電装置1の外観
は前面扉2と、右側面扉3と、左側面扉4と、後面扉5
と、屋根6と、ベース7とからなり、点検等で使用頻度
の高い前面扉2と左側面扉4は回転扉でキー付取っ手8
により容易に開閉できるようにし、使用頻度の少ない右
側面扉3と後面扉5はネジ9によって開閉する。防水性
や耐水性面からネジはステンレス材や強度のある樹脂材
のものを使用し、プラスチックワッシャを使用するほう
が良い。
【0055】また、前面扉2には発電装置の監視および
制御をできるように制御装置の表示部および操作部の主
要部を扉制御装置のコントロールパネル10として配設
し、前面側を高く傾斜させた屋根6には防水カバー12
を溶接した排気管11と四隅に吊輪13を配設してい
る。この吊り輪13は屋根6の固定も兼ねている。
【0056】内部の室の構成を説明すると、図1におい
て、エンジン発電装置1の内側は屋根6と、発電機室1
4と、蓄電池室15と、サイレンサ室16と、制御室1
7とを所定の空気通路を除いて独立した室としている。
【0057】屋根6の前面側には吸気口18を配設し、
後面側には排気口19を配設し、屋根6で吸気口18と
排気口19は断熱して屋根6を通過する空気の温度を上
昇させないようにしている。なお、このように下向きに
吸気口18と排気口19を設けた構造は雨水の侵入防止
効果が大きく、また吸気口18と排気口19には各々外
部からの障害物の侵入を防ぐために2重の鉄やステンレ
スやアルミニウムやそれらの合金等よりなるラスやエク
スパンドメタルや金網やパンチングメタルやガラリ等の
通過板18a、18b、19a、19bを配設してい
る。
【0058】吸気口18はダクト20を介して第1の境
界板27を通過して発電機室14に通じており、発電機
室14とサイレンサ室16との第4の境界板21にエン
ジンシリンダ33を冷却する空気の通路であるエンジン
冷却風口22を配設し、また発電機室14と蓄電池室1
5との第3の境界板23に第1の通風口24を配設し、
さらに蓄電池室15とサイレンサ室16との第2の境界
板25に第2の通風口26を配設しており、サイレンサ
室16は上部で屋根6の排気口19と通じている。
【0059】第1の境界板27、第2の境界板25、第
3の境界板23、第4の境界板21は、0.6〜3.2
mmの厚さの鉄板が適当であるが、平坦な板でなく波状
の形状等でもしきりになれば使用でき、材質も鉄板でな
くてもアルミニウム等他の金属でもそれらの合金でも紙
やプラスチックでも耐熱性や強度等に問題なければ使用
できる。
【0060】第4の境界板21はサイレンサ室16と制
御室17との境界を形成すると共に屋根6まで伸ばして
おり、コの字の形状としている。屋根6の全体を製作し
た後組付ける製作する方法ではサイレンサ室16の接合
が必要になるが、前記方法は、屋根6の最上部を後で取
付けるだけなので製造が容易である。
【0061】また、扉に接する第1の境界板27の四方
の縁部27aには、ウレタンゴムやアクリルゴムやシリ
コンゴムや紙等よりなる厚さ5〜50mmのパッキン材
料を使用し、前面側上部の制御室17と下部の発電機室
14および後面側上部のサイレンサ室16と蓄電池室1
5の対流を防ぐことにより断熱している。
【0062】さらに部品配置を説明すると、図3〜図6
において、吸気口18の近傍にベルやブザー等の警報装
置49を設けて音の減衰を少なくして外部に知らせるよ
うにし、風量3〜30m3 /分の圧損特性の良い有圧フ
ァンを吸気ファン28としてダクト20に配設し、吸気
口18から外気を取込み発電機室14に送るようにして
いる。
【0063】警報装置49を制御室17等に設けると、
警報音は防音効果があって音の減衰が大きく、外には聞
こえにくい。エンジン発電装置1の室の冷却用につける
ファンは吸気ファンの1ケでよいので、点検が容易でか
つ安価で信頼性が高くなる。また吸気ファン28はダク
ト20の中でも、発電機室14のダクト20の出口に、
設けても性能は低下せず問題ない。
【0064】発電機室14には、発電機29とエンジン
冷却ファン30の付いたエンジン31とを一体化し、か
つバネもしくはスプリングもしくはゴム等樹脂製等の弾
力性のある防振材32を介してベース7の形鋼7aに配
設している。
【0065】エンジン31や発電機29は通常床面から
10cm以上浮かして設置することにより安全を保つと
共に外部から入った線を配線するので、形鋼7aはベー
ス7の上面位置より高い位置に設ける。
【0066】なお、エンジン冷却ファン30に変えて発
電機29に発電機冷却ファンを組込んでも、両方のファ
ンを組込んでエンジン31と発電機29一体化してもよ
い。
【0067】防振材32の弾性率については、振動の大
きなエンジンの起動・停止時に2mm以下の振幅になる
ようなものを選択し、騒音を減少させたり、近接した他
部への振動の影響を小さくする。ベース7の下部には
0.6〜3.2mmの鉄板よりなる底板(図示せず)を
取付け、かつ配線口(図示せず)を設ける。配線口は配
線後に蓋等で密閉し、ネズミやヘビ等の小動物の侵入を
防ぐと共に外部と遮断して防音構造とする。
【0068】エンジン31の下部に設けた遮蔽板7bを
形鋼7aに配設し、エンジンシリンダ33周辺や発電機
29を冷却するエンジン外面冷却風がエンジン31部で
ベース7の上を発電機29側からエンジン31側に通る
構成とし、高温になるエンジン31周辺の風量を多くす
る即ち風速の大きい風を通すことで冷却効率を上げてい
る。なお、遮蔽板7bの代りに形鋼7aの高さを大きく
して遮蔽してもよい。
【0069】さらに、ベース7の上面を鉄板やプラスチ
ックシートや紙等で塞いでベース7内に風がいかないよ
うにすれば冷却効率はさらに上がる。
【0070】図1と図3〜図6において、第3の境界板
23に設ける第1の通風口24は、エンジン外面冷却風
が冷却部を多くしかつエンジン31の周辺をできるだけ
通過するように、エンジン31の近傍でダクト20の冷
却風吹出し口20aとできるだけ遠い位置に設ける。
【0071】さらにエンジン31の上部と第1の境界板
27の距離は小さければ小さい程エンジン31の近傍を
速度の速い風が通るので冷却効果が大きいが、作業性や
風量から2〜15cmが望ましい。
【0072】ダクト20からきた外気などの冷たい空気
は、三つに別れて機能する。一つは、エンジン冷却ファ
ン30により風量の多いエンジン冷却風として冷却フィ
ンを設けたエンジンシリンダ33を冷却し、エンジンダ
クト34を通過し、そのサイレンサ室への入口であるエ
ンジン冷却風口26からサイレンサ室16に入る。
【0073】二つは、エンジン外面冷却風として発電機
29やエンジン周辺のエンジンオイル部35や部品取付
板36に配設された励磁電流調整抵抗やダイオード等の
発熱体(図示せず)を冷却し、第1の通風口24を通過
し、さらに蓄電池室15の第2の通風口26を通過して
サイレンサ室16に入る。エンジン外面冷却風は、サイ
レンサ室16でそれより温度の高いエンジン冷却風を下
部から上方に押し上げるように素早く混合して排風全体
の温度を低下させると共にさらに温度の高いサイレンサ
39や接続管38等の外側を冷却して排気口19から排
気される。
【0074】三つは、エンジン31に配設したエアーク
リーナ37を通り、エンジンシリンダ33で効率よく燃
焼する冷たい空気を供給する燃焼風として、燃焼後はサ
イレンサ39を通過し、屋根6を貫通して設けた排気管
11から外部に排気される。
【0075】第2の通風口26を通る風速は、第2の通
風口26の面積を加減することで、エンジン冷却風口2
2を通る風速の1.1〜5倍の風速になるように調整
し、エンジン冷却風口22からの高温の空気の逆流を防
ぐ。
【0076】図10のように、中扉50には、10〜5
0mmの厚さのロックウールもしくはガラスウール等の
防音材兼断熱材51を鉄やステンレスやアルミニウムや
それらの合金等よりなるラスやエクスパンドメタルや金
網やパンチングメタル等通気性のある固定材料51aで
覆うように中に入れて溶接やネジ止め等で固定し、サイ
レンサ室16を構成している。通気性のある固定材料5
1aを使用するのは、防音材兼断熱材51の所まで空気
がこないと防音効果や断熱効果が極めて少ないためであ
る。
【0077】図11に、中扉50の外側に蓄電池室15
まで全体を覆う後面扉5を示す。図12に、中扉50を
取付けた後面から見た構成を示す。蓄電池41は第3の
境界板23に取付けられた蓄電池第1の取付け金具41
aと手前の第2の蓄電池取付け金具41bに挟まれるよ
うにして長ネジ棒41cを用いて固定されている。
【0078】蓄電池15としてMSE蓄電池を使用すれ
ば、寿命が7年であり、電解液等の点検も不必要で後面
扉5の開閉は極めて少なくてすむ。
【0079】サイレンサ室16の後面部は中扉50と後
面扉5との2重構造で断熱を確実に行っている。
【0080】後面扉5に中扉50のような防音材兼断熱
材配設して、中扉50を省略しても同様の効果をもたせ
ることができるが、排風で風速の速いサイレンサ室16
から蓄電池室15へ熱い空気が漏れないようにするため
に気密性を高める必要があり、信頼性の高い耐熱性パッ
キン等の使用が必要である。
【0081】また、サイレンサ室16は130℃以上の
高温になることもあるので、その周囲を形成する他の3
方の第4の境界板に断熱材を配設することにより、他の
室の温度上昇を抑えることができる。
【0082】なお、断熱材として前記ロックウールやガ
ラスウールの他に多孔質の構造材やそれらの組合せ材
を、前記鉄板やステンレスやアルミニウムやそれらの合
金等の固定材と共に使用してもよい。
【0083】図1〜図6、図10〜図12の構成によ
り、外気温に対する温度上昇は全負荷で、発電機室14
は6〜20℃、エンジンオイルは75〜88℃、サイレ
ンサ室16のエンジン冷却風口22は45〜90℃で、
サイレンサ39の外側120〜200℃が実現できる。
特にエンジンオイルが絶対温度で130℃を越えるとエ
ンジンシリンダ33の焼付の可能性が高くなるが、効率
的な冷却によりそれを防止する。
【0084】また、冷たい空気は、エアークリーナ37
からエンジン31内で燃焼した後、冷却フィンを設けた
エンジンシリンダ部33に設けられた排気接続管38か
らネジ式接続エルボ40により方向転換してサイレンサ
39に入り、それと接続された排気管11のネジ46の
ある側を通り、さらに防水カバー12を溶接した排気管
11を経て外部に排気される。前記ネジ46により排気
管11は自在となる。
【0085】なお、サイレンサ室16は屋根の上部より
雨水が入らないように少し排気管部のみ屋根から飛び出
させるか耐熱パッキン等で防水対策する。蓄電池室15
の蓄電池41はエンジン31の起動・停止時や制御装置
42や扉制御装置43等の電源である。
【0086】制御室17には、制御装置42と扉制御装
置43と燃料タンク44等を配設し、この室自体の発熱
は少ないので、またダクト20面での冷却効果があるの
で、この室は断熱して他室との通風口は設けていない。
制御装置42と扉制御装置43は、制御装置42のコネ
クター58より扉制御装置43と発電機室14に設けた
外部との接続端子台47と接続し、相互に信号のやり取
りをして制御している。
【0087】図5の扉制御装置43には、図8に示すよ
うな液晶表示部をもつ図7に示すようなコントローラパ
ネル10とその制御P板を配設し、扉を開けずに扉の外
側からガラスごしにマグネットキーにより、電圧や電流
や周波数等の測定機能や潤滑油油面低下や燃料油面低下
等の故障診断機能や自動保守運転等の操作部と表示部を
制御できるようにしている。表示は見やすい液晶表示と
している。
【0088】また、制御装置42には電気回路部品を内
装し、その前面に図9に示すような制御パネル45を配
設し、積算時間や燃料形等の表示部と緊急停止等の操作
部とブレーカやヒューズ等の安全部品を設けている。外
部との送電中信号や故障一括信号等制御信号と商用電源
や発電機出力電源の電源の結線も発電機室14に設けた
端子台47により行う。
【0089】種々の点検項目の中で、燃料とエンジンオ
イルは消耗品であり、使用に対応して補給する必要があ
る。本実施の形態では、燃料補給は前面扉2を開けて行
い、エンジンオイル点検口48は左奥側にあるので左側
面扉4を開けて行うので、取っ手付の回転式の開閉容易
な扉とする。また左側を回転容易な扉とすることで、従
来の前面で作業する場合の作業スペースが不必要となり
エンジンと扉の間隔を小さくでき、エンジン発電装置1
自体の設置面積を小さくできる。
【0090】吸気ファン28が停止すると、発電装置1
全体の温度上昇が大きくなるが、特にエンジン31が故
障しやすくなるので、エンジン31に直接抵抗測温体や
熱伝対やサーミスタ等の温度センサを設けるか、ファン
停止時に温度変化の大きい発電機室14のS1の位置に
前記のような温度センサを設けるか、吸気ファン28に
エンコーダ等のファンの回転検出センサを設けるか、ダ
クト20下部の位置S2等に風速センサを設けかして、
ファン停止時には異常として動作させないで発電装置を
保護する。
【0091】また、温度センサを使用する場合は、エン
ジンや制御装置等の重要部でかつ最も温度に弱い部の温
度を検出し管理することで、使用限界温度になるまで発
電装置を使用できるようにすることができる。このこと
は、防災用の非常用発電装置としてできるだけ稼動させ
るということに合致する。
【0092】屋根上の空気中への排気管11の先端を水
平より3〜20°下向きにすることで、横なぐりの雨に
対しても排気管11の先端からサイレンサ39内部に雨
水が入りにくく、かつ水滴やゴミ等が排気管11につま
りにくくしている。下向き角度は、水平部の長さや排気
管11の径によって変わる。下向きすぎると排気ガスが
人のいる位置にかかることになり問題である。なお、先
端の口径部には鳥等が入らないように金属棒を配設して
いる。
【0093】また、屋根6の最上部の板を組合わせて屋
根6を形成することは、屋根6最上部の板のないときに
警報装置49や吸気ファン28やダクト20の天井への
取付を容易に行うことができる。またサイレンサ室16
と屋根6の排気口19との接続構造も特に必要ない。ま
た警報装置49や吸気ファン28の交換が容易に行え
る。
【0094】また、第1の境界板27に前記と断熱材を
同様の構造で使用することにより、発熱体であるエンジ
ン31による制御室17の温度上昇を2〜5℃抑える。
【0095】また、サイレンサ室16のサイレンサ39
と排気管11の接続部のネジ46でも排気方向を変える
ことができる。しかし、このネジ46部で高温の排気ガ
スが漏れるとサイレンサ室15の温度上昇が大きくな
り、また、漏れているのがわかりにくく、さらに、漏れ
を直すのに工数が大きい。その欠点を解決するために、
ネジ46を固く締めて固定し、屋根6上に方向調整用の
ネジ等を設ける。
【0096】具体的に述べると、図13のように、防水
カバー12を溶接した排気管53とその先のネジ部を設
けた排気管52を、雨水がネジ部に入らないように排気
管52のネジ部が外側になるようにし、屋根6の上部で
途中接続し、設置時にネジの回転位置により排気障害を
避けて排気方向を自由に設定できる。
【0097】なお、排気方向を変えるのに、図14のよ
うに、カプラー54を使用し、排気管53とその先の排
気管55を接続し、さらに雨水対策としてシリコン等耐
熱性樹脂57を塗布するかガラステープ等の耐熱テープ
を巻回する等設置現場で対処できるようにしてもよい。
【0098】また、防水カバー12の高さを大きくし
て、ネジ部をその内部に設けてもよい。
【0099】また、図15において、第4の境界板21
に設けたエンジン冷却風口22の下部に、エンジン外面
冷却風を発電機室14から直接サイレンサ室16に送る
エンジン外面冷却口56を、前記の第1の通風口と第2
の通風口に変えて設けることができる。これは大きなエ
ンジンを使用する場合や蓄電池室の高さが小さい場合等
エンジンの冷却風口22の下にスペースがある場合に採
用できる。
【0100】また、第3の境界板23がないかあっても
蓄電池室15が独立した室でない場合は、第2の境界板
25の第2の通風口26を前記エンジン外面冷却口56
として使用してもよい。
【0101】特に記載していないが、鉄板等の重なり部
や突合わせ部には適宜ウレタンゴムやアクリルゴムやシ
リコンゴムや紙等の緩衝材をかませて使用し、振動や隙
間を防ぐ。またシリコンやウレタンやポリプロピレン樹
脂等のコーキング、鉄やアルミニウムやその他の合金等
の板材、ポリプロピレンやポリエステルやテトロン等の
プラスチックシートやテープ、および紙等により隙間を
防いで、所定の通路以外の空気の漏れを防いでいる。
【0102】なお、冷却性能の小さい空冷エンジンの例
で説明したが、水冷エンジンの場合にも適用できること
は言うまでもない。
【0103】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
の請求項1記載の構成によれば、発電機室には吸気ファ
ンを介して外気を送り、かつエンジンシリンダを冷却す
るエンジン冷却風と、発電機とエンジンオイル部を含む
エンジンの外周部を冷却するエンジン外面冷却風と、エ
アークリーナからエンジンで燃焼する燃焼風とに分離し
ているので、冷却風は一方向にかつ温度の高い所定の場
所しか流れず非常に効率的に冷却できる。
【0104】また、冷却後の温度の異なる前記エンジン
冷却風と前記エンジン外面冷却風は、サイレンサ室に集
められて混合されるので最高温度が抑えられる。
【0105】また、請求項2記載の構成によれば、重量
物である蓄電池を下部に配したので、低い位置でかつ前
面から奥側の使用しにくい場所の有効利用ができるとと
もに、第2の境界板により発電機室のエンジンを冷却す
る通風路を小さくしてエンジン周辺に限定することがで
きると共にエンジン外面冷却風の風速を大きくでき、冷
却性に優れている。
【0106】また、蓄電池室の蓄電池の冷却も効率よく
行うことができる。また、請求項3記載の構成によれ
ば、扉を開閉することなく発電装置の監視や制御が容易
に行え、使い勝手がよく、耐騒音性に優れており、雨水
の内部侵入も防ぐことができる。
【0107】また、請求項4記載の構成によれば、使い
勝手が優れると共にエンジンの端と扉の間隔を小さくで
き、かつ設置面積を小さくすることができる。
【0108】また、請求項5記載の構成によれば、サイ
レンサ室の排出部以外を密閉固定し、さらに扉で後面全
体を閉じる2重構造となり、サイレンサ室の密閉度を高
くでき、温度が低い下部の蓄電池室等に熱い空気が侵入
することを防ぐことができる。
【0109】また、請求項6記載の構成によれば、警報
装置は温度による劣化が少なく長寿命になり、かつ発電
装置稼動時の騒音雰囲気中でも警報を周囲に知らせるこ
とができる。
【0110】また、請求項7記載の構成によれば、ダク
トからの距離を大きくして冷却機能を高め、さらに通路
の近傍にあるエンジン周辺は空気の流れは、風が強くな
ってエンジンをより効率的に冷却することができる。
【0111】また、請求項8記載の構成によれば、サイ
レンサ室で、エンジン外面冷却風とそれより温度の高い
エンジン冷却風とをできるだけ素早く混合して排風全体
の温度を均一にして最高温度を下げることができる。
【0112】また、請求項9記載の構成によれば、サイ
レンサ室で高温のエンジン冷却風が、エンジン外面冷却
風の入口から逆流して温度上昇することを防止できる。
【0113】また、請求項10記載の構成によれば、吸
気ファンが停止し発電装置全体の温度上昇が大きくなる
前に発電装置を停止させることができ、エンジンや発電
機や制御装置等の重大故障を防止することができる。
【0114】また、請求項11記載の構成によれば、横
なぐりの雨に対しても排気管の先端からサイレンサ内部
に雨水が入りにくく、かつ水滴やゴミ等が排気管につま
りにくい効果が得られる。
【0115】また、請求項12記載の構成によれば、屋
根の有無に無関係に警報装置やダクトを天井の上に取付
けることができるので、製造を容易にすることができ
る。
【0116】また、請求項13記載の構成によれば、特
に高温になるサイレンサ室を断熱するができ、他の室の
温度上昇を防ぐことができる。
【0117】また、請求項14記載の構成によれば、エ
ンジンや発電機等の発熱体や騒音源がある発電機室内の
熱交換を少なくして温度上昇を低下させるとともに、外
部への騒音を低減することができる。
【0118】また、請求項15記載の構成によれば、エ
ンジンや発電機等の発熱体や騒音源がある発電機室内の
熱交換を少なくして温度上昇を低下させるとともに、外
部への騒音を低減できる。
【0119】また、請求項16記載の構成によれば、発
電機室のエンジン上部の対流による制御室の温度上昇を
低く抑えることができる。
【0120】また、請求項17記載の構成によれば、発
電機の設置面に無関係に建物の壁等障害物のある方向を
避けて、壁等を汚すことなくまた排気の圧損を少なく効
果的な排気ができ、排気管からの燃焼ガス放出の騒音方
向を制御できる。
【0121】また、請求項18記載の構成によれば、励
磁抵抗を制御装置から出して冷却風の流れる発電機室に
設けて熱を排気することで、制御装置や発電装置全体の
温度上昇を抑える。
【0122】また、請求項19記載の構成によれば、高
温のエンジン等冷却すべきものの周辺にのみ風がいくこ
とになり冷却作用を大きくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるエンジン発電装置
の室の構成図
【図2】(a)同実施の形態におけるエンジン発電装置
の正面の外観図 (b)同実施の形態におけるエンジン発電装置の左側面
の外観図 (c)同実施の形態におけるエンジン発電装置の後面の
外観図
【図3】同実施の形態におけるエンジン発電装置の正面
の部品配置図
【図4】同実施の形態におけるエンジン発電装置の右側
面の部品配置図
【図5】同実施の形態におけるエンジン発電装置の左側
面の部品配置図
【図6】同実施の形態におけるエンジン発電装置の平面
の部品配置図
【図7】同実施の形態におけるエンジン発電装置の扉制
御装置のコントローラパネル図
【図8】同実施の形態におけるコントローラパネル図の
液晶表示部を示す図
【図9】同実施の形態におけるエンジン発電装置の制御
装置の制御パネル図
【図10】同実施の形態におけるエンジン発電装置の中
扉の斜視図
【図11】同実施の形態におけるエンジン発電装置の後
扉の斜視図
【図12】同実施の形態におけるエンジン発電装置の後
面の構成図
【図13】同実施の形態におけるエンジン発電装置の排
気管の別の接続を示す部分図
【図14】同実施の形態におけるエンジン発電装置の排
気管の別の接続を示す部分図
【図15】同実施の形態におけるエンジン発電装置のエ
ンジン冷却風口を示す部分構成図
【図16】従来例におけるエンジン発電装置の縦断面図
【符号の説明】
1 エンジン発電装置 2 前面扉 4 左側面扉 5 後面扉 6 屋根 7 ベース 10 コントロールパネル 11 排気管 14 発電機室 15 蓄電池室 16 サイレンサ室 17 制御室 18 吸気口 19 排気口 20 ダクト 21 第4の境界板 22 エンジン冷却風口 23 第3の境界板 24 第1の通風口 25 第2の境界板 26 第2の通風口 27 第1の境界板 28 吸気ファン 29 発電機 31 エンジン 33 エンジンシリンダ 36 部品取付板 39 サイレンサ 41 蓄電池 42 制御装置 43 扉制御装置 44 燃料タンク 45 制御パネル 46 ネジ 47 端子台 48 エンジンオイル点検口 49 警報装置 50 中扉 51 防音材兼断熱材 51a 通気性のある固定材料 52 ネジ部を設けた排気管 54 カプラー 56 エンジン外面冷却風口

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸気口と排気口を断熱して配設した屋根
    と、燃料タンクと制御装置を配設し前記屋根の下部前面
    に配置した制御室と、エンジンと発電機を一体化して第
    1の境界板を介して前記制御室の下部に配設した発電機
    室と、サイレンサを配設し前記屋根の下部後面に配設し
    たサイレンサ室とから構成し、前記屋根と前記制御室と
    前記発電機室と前記サイレンサ室とを各々独立させ、吸
    気ファンにより前記吸気口からダクトを介して外気を発
    電機室に送り、前記外気によって前記エンジンのエンジ
    ンシリンダを冷却するエンジン冷却風をサイレンサ室か
    ら排気口へ排気する第1の排気手段と、前記外気によっ
    て前記エンジンの周辺や前記発電機を冷却するエンジン
    外面冷却風を前記サイレンサ室から前記排気口へ排気す
    る第2の排気手段と、前記エンジンシリンダで燃焼した
    空気を前記サイレンサから前記屋根を貫通して設けた排
    気管から排気する第3の排気手段を設けたことを特徴と
    するエンジン発電装置。
  2. 【請求項2】 吸気口と排気口を断熱して配設した屋根
    と、燃料タンクと制御装置を配設し前記屋根の下部前面
    に配置した制御室と、エンジンと発電機を一体化して第
    1の境界板を介して前記制御室の下部に配設した発電機
    室と、サイレンサを配設し前記屋根の下部後面に配設し
    たサイレンサ室と、第2の境界板を介してサイレンサ室
    の下部に配設した蓄電池室から構成し、前記屋根と前記
    制御室と前記発電機室と前記サイレンサ室と前記蓄電池
    を各々独立させ、吸気ファンにより前記吸気口からダク
    トを介して外気を発電機室に送り、前記外気によって前
    記エンジンのエンジンシリンダを冷却するエンジン冷却
    風をサイレンサ室から排気口へ排気する第1の排気手段
    と、前記外気によって前記エンジンの周辺や前記発電機
    を冷却するエンジン外面冷却風を前記蓄電池室を経て前
    記サイレンサ室から前記排気口へ排気する第4の排気手
    段と、前記エンジンシリンダで燃焼した空気を前記サイ
    レンサから前記屋根を貫通して設けた排気管から排気す
    る第3の排気手段を設けたことを特徴とする発電装置。
  3. 【請求項3】 制御装置の一部を扉に設けたことを特徴
    とする請求項1または2に記載のエンジン発電装置。
  4. 【請求項4】 少なくとも発電機室のエンジンオイル点
    検口側の扉を回転式にしたことを特徴とする請求項1か
    ら3のいずれか1項に記載のエンジン発電装置。
  5. 【請求項5】 サイレンサ室の後面側に設けた後面扉と
    は別に前記サイレンサ室の内側に中扉を設けたことを特
    徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のエンジ
    ン発電装置。
  6. 【請求項6】 屋根の吸入口近傍に警報装置を設けたこ
    とを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の
    エンジン発電装置。
  7. 【請求項7】 エンジン外面冷却風のサイレンサ室への
    通路を、ダクトから遠い側のエンジン近傍に設けたこと
    を特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のエ
    ンジン発電装置。
  8. 【請求項8】 サイレンサ室におけるエンジン外面冷却
    風はエンジン冷却風を下から吹上げるようにした請求項
    1から7のいずれか1項に記載のエンジン発電装置。
  9. 【請求項9】 サイレンサ室に送られるエンジン冷却風
    の速度より、サイレンサ室に送られるエンジン外面冷却
    風の速度を大きくした請求項1から8のいずれか1項に
    記載のエンジン発電装置。
  10. 【請求項10】 吸気ファンに停止検出手段を設けたこ
    とを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の
    エンジン発電装置。
  11. 【請求項11】 排気管の先端を水平より下向きにした
    ことを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記
    載のエンジン発電装置。
  12. 【請求項12】 屋根は下部の天井と最上部の天板とを
    組合せて形成し、前記天井を取り付けた後前記天板を組
    み合わせることを特徴とする請求項1から11のいずれ
    か1項に記載のエンジン発電装置。
  13. 【請求項13】 サイレンサ室の周囲に断熱材を配設し
    たことを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に
    記載のエンジン発電装置。
  14. 【請求項14】 制御室と発電機室とサイレンサ室を箱
    体に収納し、前記箱体の少なくとも1つの扉は通気性の
    ある板で固定した防音材兼断熱材を使用したことを特徴
    とする請求項1から13のいずれか1項に記載のエンジ
    ン発電装置。
  15. 【請求項15】 制御室と発電機室とサイレンサ室と蓄
    電池室を箱体に収納し、前記箱体の少なくとも1つの扉
    は通気性のある板で固定した防音材兼断熱材を使用した
    ことを特徴とする請求項2記載のエンジン発電装置。
  16. 【請求項16】 第1の境界板に断熱材を配設したこと
    を特徴とする請求項1から15のいずれか1項に記載の
    エンジン発電装置。
  17. 【請求項17】 排気管の排気方向を自在にしたことを
    特徴とする請求項1から16のいずれか1項に記載のエ
    ンジン発電装置。
  18. 【請求項18】 電気回路部品の発熱体のうち少なくと
    も励磁抵抗を発電機室に配設したことを特徴とする請求
    項1から17のいずれか1項のエンジン発電装置。
  19. 【請求項19】 発電機室のエンジン外面冷却風が少な
    くともエンジン部で取付ベースの上を発電機側からエン
    ジン側に通る構成としたことを特徴とする請求項1から
    18のいずれか1項に記載のエンジン発電装置。
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